JP2002096823A - ヒンジリッド型テーパーカートン - Google Patents
ヒンジリッド型テーパーカートンInfo
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Abstract
分割し、かつ、そのヒンジ部で連結した上部をヒンジリ
ッドの蓋部として下部の本体部に被せることができる形
態のヒンジリッド型テーパーカートンを提供することに
ある。 【解決手段】本発明は、板紙あるいは板紙を中心とする
積層体を用いて形成された上部方向に拡がるテーパー状
の第一側面、前面、第二側面、後面からなる4角柱の胴
部を有するカートンであって、前記胴部の周方向に前記
後面のヒンジ部を除いて帯状の切り取り部が設けられ、
該切り取り部を切り取ることによって、前記胴部が前記
ヒンジ部で連結された上部の蓋部と下部の本体部とに分
割され、前記ヒンジ部を外側に折り曲げて前記蓋部を前
記本体部に被せることができることを特徴とするヒンジ
リッド型テーパーカートンである。また、前記ヒンジ部
に差し込み片を設け、該差し込み片を差し込む差し込み
口を前記後面に設けたことを特徴とする。
Description
を一部を残して胴部を分割し、かつ連結した上部をヒン
ジリッドの蓋として使用できる形態のカートンに関する
ものである。
を取り出すために、ジッパーなどを設けて一部を切り取
り、取り出す形態は、種々の形態のカートンが発明、考
案されている。また、蓋を有するカートンもヒンジリッ
ドカートンの例をはじめとして種々の形態のカートンが
発明、考案されている。また、特開平11−32185
6号公報において、テーパー状のカートンを胴部で分割
し、かつ上部を蓋として使用できる形態の蓋一体型テー
パーカートンが開示されている。
ジッパーなどで切り取るだけのでは、内容物を取り出す
だけで蓋の機能を持っていない。また、蓋の機能を持た
せるためには、カートンの形態が複雑となり、製造コス
トが高くなるという問題がある。また、特開平11−3
21856号公報において開示された蓋一体型テーパー
カートンでは、上部分が蓋の機能を持っているが、上部
分の蓋部が本体部と別となっていることから、使用上リ
クローズの点で不十分である。
もので、内容物を取り出すために、切り取り手段により
切り取り部を設け、その切り取り部を切り取ることによ
って、カートンの胴部をヒンジ部である一部を残して分
割することにより開封ができ、かつ、そのヒンジ部で連
結した上部をヒンジリッドの蓋部として下部の本体部に
被せることができる形態のヒンジリッド型テーパーカー
トンを提供するものである。
になされた本発明は、板紙あるいは板紙を中心とする積
層体を用いて形成された上部方向に拡がるテーパー状の
第一側面、前面、第二側面、後面からなる4角柱の胴部
を有するカートンであって、前記胴部の周方向に前記後
面のヒンジ部を除いて帯状の切り取り部が設けられ、該
切り取り部を切り取ることによって、前記胴部が前記ヒ
ンジ部で連結された上部の蓋部と下部の本体部とに分割
され、前記ヒンジ部を外側に折り曲げて前記蓋部を前記
本体部に被せることができることを特徴とするヒンジリ
ッド型テーパーカートンを要旨とする。そして、前記ヒ
ンジ部に差し込み片を設け、該差し込み片を差し込む差
し込み口を前記後面に設けたことを特徴とする。
に、切り取り手段により切り取り部を設け、その切り取
り部を切り取ることによって、カートンの胴部をヒンジ
部である一部を残して分割することにより開封ができ、
かつ、その分割した上部を蓋として下部に被せることが
できる形態で、簡単な形態であることから、材料コス
ト、製造コストがかからないヒンジリッド型テーパーカ
ートンを得ることが出来る。
ヒンジリッド型テーパーカートンを詳細に説明する。
トンは、天面と底面が糊貼りで形成されるシールエンド
カートン形式でも差し込みベロのあるタックカートン形
式でもよいが、以下シールエンドカートンについて説明
する。
パーカートンの一実施例の斜視図である。図1−aは、
本発明によるヒンジリッド型テーパーカートンAを前方
向から見た斜視図であり、図1−bは、本発明によるヒ
ンジリッド型テーパーカートンAを後方向から見た斜視
図であり、図1−cは、本発明によるヒンジリッド型テ
ーパーカートンAにおいて蓋部Cと本体部Bとに分割し
た状態を示す斜視図であり、図1−dは、本発明による
ヒンジリッド型テーパーカートンAにおいて蓋部Cを本
体部Bに被せた状態を示す斜視図である。
トンAは、開封前の外観では、図1−a、bに示すよう
に、第一側面11、前面12、第二側面13、後面1
4、天面16、底面17からなる上部方向に拡がるテー
パー状の4角柱である。そして、第一側面11、前面1
2、第二側面13、後面14の形状は、上辺が下辺より
長い台形であり、天面16、底面17は正方形あるいは
長方形である。また、第一側面11、前面12、第二側
面13の上辺近傍に、後面14を残して胴部の周方向に
切り取り手段Yによる帯状の切り取り部Xを設けてい
る。
よって、図1−cに示すように、残された後面14のヒ
ンジ部14aで連結した上部の蓋部Cと下部の本体部B
とに分割される。そして、後面14のヒンジ部14aを
外側に折り曲げ、ヒンジ部14aに設けた差し込み片1
4bを後面14の下部分に設けた差し込み口14cに差
し込むことによって、蓋部Cが後面14に固定されるこ
とによって、蓋部Cが本体部Bの上縁に嵌合し、図1−
dに示すように、リクローズ可能な形態となる。
パーカートンAのブランクの展開図である。ブランク1
0は、第一側面11、前面12、第二側面13、後面1
4、糊代片15がこの順に折れ線a、b、c、dを介し
て連接され、第一側面11、前面12、第二側面13、
後面14の上辺にはそれぞれ折れ線e、f、g、hを介
して天折り込み片16a、天フラップ16b、天折り込
み片16c、天下フラップ16dが、下辺にはそれぞれ
折れ線i、j、k、lを介して底折り込み片17a、底
フラップ17b、底折り込み片17c、底下フラップ1
7dが連接されている。そして、第一側面11、前面1
2、第二側面13、後面14のそれぞれの形状は、天折
り込み片16a、天フラップ16b、天折り込み片16
c、天下フラップ16dと隣接する上辺が、各々対応す
る底折り込み片17a、底フラップ17b、底折り込み
片17c、底下フラップ17dと隣接する下辺より長い
台形である。また、天面16を形成する天フラップ16
b、天下フラップ16d、および底面17を形成する底
フラップ17b、底下フラップ17dは、正方形あるい
は長方形に近い形状であり、天面16の大きさが底面1
7の大きさより大きく設定する。
上辺近傍には、各面の上辺に平行に周方向に、テーパー
状の胴部の周方向に後面14のヒンジ部14aを残して
切り取り手段Yによって帯状の切り取り部Xを設けてい
るが、この切り取り部Xの幅xは、3〜20mmの範囲
が好ましい。切り取り部Xの幅xが3mm未満の場合に
は、蓋部Cの開口部の大きさと本体部Bと開口部の大き
さとの差が少なく、蓋部Cを本体部Bに嵌合することが
難しくなる。一方、20mmを超える場合には、開封前
の状態で内容物に対する空間率が高くなると共に、嵌合
が緩くなりすぎる。また、切り取り部Xの幅xは、胴部
における切り取り部Xより上の部分の幅z(つまり、蓋
部Cの深さとなる幅)より小さいことが必要である。逆
に、切り取り部Xの幅xが、切り取り部Xより上の部分
の幅zより大きいと、蓋部Cが本体部Bに被せることが
できなくなる。
すように、左右の先端において後面14のヒンジ部14
aに延長して半円形などの摘み部Xaを設けることが好
ましい。この摘み部Xaを設けることによって、切り取
り部Xを切り取る取っ掛かりとなり、切り取りやすくな
る。
方法があるが、図2のヒンジリッド型テーパーカートン
Aでは、ミシン目による方法を示している。この切り取
り手段Yは特に限定されるものではなく、一般的なL字
形あるいはI字形の切り込みなどでよい。
面との折れ線aおよび前面12と第二側面との折れ線b
の線上部分を凸状にする形状とすることが好ましい。こ
の切り取り部Xを凸状にすることにより、切り取り部X
が切り取られた後、図3に示すように、本体部Bの前面
12の上縁を内側に折り曲げることができ、蓋部Cを容
易に被せることができる。
り込みにより舌状の差し込み片14bを設け、その差し
込み片14bを差し込む差し込み口14cを後面14の
下部分に設けている。
ク10から本発明によるヒンジリッド型テーパーカート
ンAを形成する過程を説明する図である。まず、図4−
aに示すように、ブランク10を折れ線cで第二側面1
4を内側に折り込み、折れ線aで第一側面11を内側に
折り込み、糊代片15と第一側面の裏面とを貼り合わせ
ることによって、図4−bに示すように、フラットな状
態の折り畳まれたカートンが形成され、その状態でユー
ザーへ供給される。ユーザーはこの折り畳まれたフラッ
トなカートンを起こしてテーパーのある筒状として、図
4−cに示すように、天面16あるいは底面17のいず
れか一方を形成してから内容物を充填し、他方を形成す
ればよい。この場合に、天面16は、天折り込み片16
a、16cを折り込み、最後に天下フラップ16d、天
フラップ16bを折り込んで貼り合わせることにより完
成される。
ジリッド型テーパーカートンAの開封および再封につい
て説明する。
うに、帯状の切り取り部Xの一方の先端の摘み部Xaを
摘まみ、第一側面11、前面12、第二側面13に渡っ
て胴部を水平に引き裂き、図5−bに示すように、上部
の蓋部Cと、下部の本体部Bとにヒンジ部14aを残し
て分割することによって、開封が行われる。
示すように、後面14のヒンジ部14aを後方に折り曲
げて、差し込み片14bを差し込み口14cに差し込む
ことにより、蓋部Cが本体部Bに一辺で固定され、ヒン
ジ機能を有した蓋部Cとなり、再封が容易となる。
ーパーカートンAでは、胴部が上部方向に拡がったテー
パー状となっているため、分割した後、上部の蓋部Cの
開口部の大きさが、下部の本体部Bの開口部の大きさよ
り大きくなり、上部の蓋部Cが、容易に、図5−e、f
に示すように、下部の本体部Bに被さり、蓋としての機
能を果たすことができ、再封が可能となる。
に、切り取り手段によりある幅を有する切り取り部を一
部を残して切り取り、カートンを胴部で分割することに
より開封し、かつ、その分割した上部を蓋として下部の
本体部に被せることができる形態で、簡単な形態である
ことから、開封が簡単であり、胴部がテーパー状である
ことから、蓋部の開口部が本体部の開口部より大きくな
り、容易に蓋部を本体部に被せることができる。また、
一面をヒンジ部として残し、ヒンジ部に設けた差し込み
片を後面に差し込むことによって、ヒンジリッド型の蓋
部となり、再封が容易となる。さらに、材料コスト、製
造コストがかからないヒンジリッド型テーパーカートン
を得ることが出来る。
実施例を示す斜視図である。
実施例のブランクの展開図である。
実施例を部分断面図である。
実施例を形成する過程を説明する図である。
実施例の開封および再封を説明する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 板紙あるいは板紙を中心とする積層体を
用いて形成された上部方向に拡がるテーパー状の第一側
面、前面、第二側面、後面からなる4角柱の胴部を有す
るカートンであって、前記胴部の周方向に前記後面のヒ
ンジ部を除いて帯状の切り取り部が設けられ、該切り取
り部を切り取ることによって、前記胴部が前記ヒンジ部
で連結された上部の蓋部と下部の本体部とに分割され、
前記ヒンジ部を外側に折り曲げて前記蓋部を前記本体部
に被せることができることを特徴とするヒンジリッド型
テーパーカートン。 - 【請求項2】 前記ヒンジ部に差し込み片を設け、該差
し込み片を差し込む差し込み口を前記後面に設けたこと
を特徴とする請求項1に記載のヒンジリッド型テーパー
カートン。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000284583A JP4531232B2 (ja) | 2000-09-20 | 2000-09-20 | ヒンジリッド型テーパーカートン |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2000-09-20 JP JP2000284583A patent/JP4531232B2/ja not_active Expired - Fee Related
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