JP2513087Y2 - 開封器 - Google Patents

開封器

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JP2513087Y2
JP2513087Y2 JP1993004936U JP493693U JP2513087Y2 JP 2513087 Y2 JP2513087 Y2 JP 2513087Y2 JP 1993004936 U JP1993004936 U JP 1993004936U JP 493693 U JP493693 U JP 493693U JP 2513087 Y2 JP2513087 Y2 JP 2513087Y2
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JP1993004936U
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宗一郎 高井
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宗一郎 高井
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は,封筒や各種袋物の開
封部分を切断するときに用いる開封器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、封筒を開封する際には、鋏で開封
すべき部分を切断するか、ペーパーナイフを用いて封筒
の隙間部分に差込んで開封するのが一般的である。最近
では封筒専用の開封器や電動式の開封器が市販されるよ
うになり、例えば、実開昭52−124796に示す開
封カッターや実開昭55ー60396のような電動式の
開封機がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の、鋏で封筒を開
封する際には、封筒の端部を数ミリ程度切り取らなけれ
ばならないが、封筒の長さ一杯に内容物が入っている場
合には、内容物の端を切断してしまうことになり不都合
である。また、内容物を切断しないようにして開封する
には封筒一枚毎に慎重にかつ切断箇所に注意する必要が
あり、非常に手数のかかる作業であった。さらに、糊等
で完全に封緘してある封筒をペーパーナイフで開封する
ことは、ペーパーナイフの差込口がないため作業が著し
く困難である。さて、実開昭52−124796に示す
開封カッターでは、封筒の封緘部を切欠溝内に挿入し、
溝内に露出する刃部で切断させるものであるが、封緘部
への最初の切り込みが容易でなく、また真直に切断する
ことが困難である。従って、内容物を傷つけたり、切断
したりする可能性が非常に多い。一方、実開昭55ー6
0396のような電動式の開封機においては、封筒案内
溝に封緘部を差込んで切断をするが、前記の開封カッタ
ーよりは確実に開封できるものの、やはり封緘部を数ミ
リ程度切断しなければならないため、内容物を傷つける
という欠点を絶えず内包していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本考案は、長尺状の案内板の根本部に凹状の刃を
設けた刃物部と、刃物部を把持し、かつ摺動自在に出入
れする収納ケースと、収納ケースに内設して刃物部を保
持する保持部と、刃物部を収納ケースから出入れする操
作部とから構成した。また、長尺状の案内板の根本部に
凹状の刃を設けるとともに、刃物本体部に穴を貫設した
刃物部と、刃物部と収納カバーを連接するピンと、ピン
を支点として刃物部を収納する収納カバーとから構成し
た。
【0005】
【作用】この考案の開封器は、上記のように構成されて
いるので、収納ケースから刃物部を出した状態で、封筒
を片手で持ち、他の手で開封器の収納ケースを持って、
封筒の封緘部に案内板の先端を挿入し、差込みながら押
し進めると、案内板の根本部に設けられた凹状の刃部に
よって容易に開封できる。また、封筒だけでなく日用品
や食品類の包装についても自在に開封することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、この考案をその実施例を示す図に基づ
いて説明する。第1図は本考案の第1実施例の平面図で
あり、第2図は刃物部の平面図、第3図は収納ケースの
平面図、第4図は収納ケースの正面図、第5図は保持部
の拡大斜視図、第6図は第2実施例を示す平面図、第7
図は第3実施例を示す斜視図、第8図は使用状態を示す
概念図である。第2図に示すように刃物部1の材料には
鋼、ステンレス鋼、セラミッックあるいはその他非鉄材
料を用いる。長尺状の案内板6は先端7から根本部8に
向かって勾配またはテーパーをつけて形成し、根本部8
には凹形の刃9を設ける。また、根本部8には穴11を
貫設する。案内板6の反対方向には根本部8から延長し
た尾部12を長方形状に形成し、この尾部12が収納ケ
ース2内で摺動するときのガイドとなる。
【0007】第3図において、収納ケース2はプラスチ
ックで形成するが、金属等で形成してもよい。収納ケー
ス2は第4図に示すように基板13、ガイド板14及び
カバー15から構成される。基板13は、第3図に示す
ように概四辺形状であるが、刃物部1の案内板6が収納
される角部16は案内板6の形状に合わせて突設する。
ガイド板14は基板13と同一形状に形成し、角部16
とは反対側辺に刃物部1の尾部12と摺動するための突
片17を設ける。カバー15は中央部が凸状の円弧で形
成されており、この空間部に刃物部1及び保持部3を内
設する。カバー15の上面には、操作部4が移動するた
めの長穴18を設け、長穴18の一方の長辺部2箇所に
切欠19を設け、操作部4を一時的に係止する。なお、
操作部4はネジを設ける。
【0008】第5図は保持部3の斜視図であり、中央部
20が隆起し両端が低い弓状で弾力性をもたせている。
中央部20にはネジ穴21を貫設し操作部4を螺入す
る。頭部22の下面には突起23を設け、この突起23
を穴11に挿着し刃物部1を保持する。頭部22の側方
には押出片24を設けており、これがスプリングの役目
をして刃物部1の案内板6を常に押し拡げる方向に保持
し、刃物部1と収納ケース2との遊間に生じるガタを解
消している。尾部片25はストッパーの役目をするもの
で、刃物部1を収納ケース2内に収納するときに、尾部
片25の先端が収納ケースの最奥に当設して停止する。
【0009】第6図は第2実施例を示す斜視図である。
長尺状の案内板6は先端7から根本部8に向って勾配ま
たはテーパーをつけて形成し、根本部8には凹形の刃9
を設ける。また、根本部8にはピン穴26を貫設する。
刃物部1と収納カバー10はピン27で連接し、ピン2
7を支点として刃物部1を収納カバー10内に収納する
構造とする。
【0010】第8図は第3実施例を示す斜視図である。
収納ケース2又は収納カバー10の裏面に係止片5を設
けたもので、洋服のポケットやエプロンのポケット等に
簡単に係止できるようにした。
【0011】
【考案の効果】以上のように、本考案においては案内板
の先端で切断すべき箇所に切り込みを入れ、次に案内板
を通じて刃で封筒の切断すべき箇所を切断するため、内
容物を全く傷つけることがなく開封できる。開封器を使
わない時は、刃物部を収納ケース内に収納するので安全
である。また、封筒だけでなく、日用品や食品類の包装
についても先端で切断穴を簡単にあけることができるの
で、非常に便利である。さらに、部分的に切り抜くこと
も簡単にできるので、従来品にはない多用途性がある。
さらに、収納ケースの裏面に係止片を設けたものでは、
洋服のポケットやエプロンのポケット等に簡単に係止で
きるため、主婦などがエプロン等に止めておき、必要に
応じて取外して使えるため、きわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す平面図である。
【図2】この考案の第1実施例の刃物部の平面図であ
る。
【図3】この考案の第1実施例の収納ケースの正面図で
ある。
【図4】この考案の第1実施例の収納ケースの正面図で
ある。
【図5】この考案の第1実施例の保持部の拡大斜視図で
ある。
【図6】この考案の第2実施例を示す平面図である。
【図7】この考案の第3実施例を示す斜視図である。
【図8】この考案の使用状態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 刃物部 2 収納ケース 3 保持部 4 操作部 5 係止片 6 案内板 7 先端 8 根本部 9 刃 10 収納カバー 11 穴 12 尾部 13 基板 14 ガイド板 15 カバー 16 角部 17 突片 18 長穴 19 切欠 20 中央部 21 ネジ穴 22 頭部 23 突起 24 押出片 25 尾部片 26 ピン穴 27 ピン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を突状にした長尺状の案内板の根本
    部に凹状の刃を設けた刃物部と、刃物部を把持し、かつ
    摺動自在に出入れする収納するケースと、収納ケースに
    内設して刃物部を保持する保持部と、刃物部を収納ケー
    スから出入れする操作部とから構成することを特徴とす
    る開封器。
  2. 【請求項2】 先端を突状にした長尺状の案内板の根本
    部に凹状の刃を設けると共に、刃物本体部に穴を貫設し
    た刃物部と、刃物部と収納ケースを連接するピンと、ピ
    ンを支点として刃物部を収納する収納カバーとから構成
    することを特徴とする開封器。
  3. 【請求項3】収納ケースあるいは収納カバーの背面に係
    止片を設けたことを特徴とする、請求項1および請求項
    2記載の開封器。
JP1993004936U 1992-09-17 1993-01-21 開封器 Expired - Lifetime JP2513087Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004936U JP2513087Y2 (ja) 1992-09-17 1993-01-21 開封器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-71530 1992-09-17
JP7153092 1992-09-17
JP1993004936U JP2513087Y2 (ja) 1992-09-17 1993-01-21 開封器

Publications (2)

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JPH0639498U JPH0639498U (ja) 1994-05-27
JP2513087Y2 true JP2513087Y2 (ja) 1996-10-02

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JPS6021300A (ja) * 1983-07-15 1985-02-02 大岩 繁雄 開封具
JPH01145368U (ja) * 1988-03-25 1989-10-05
JPH03188887A (ja) * 1989-09-11 1991-08-16 Shuichi Matsuda ペーパナイフ

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JPH0639498U (ja) 1994-05-27

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