JPS6021300A - 開封具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は封筒を開封するための開封具に関する。

従来、封筒の開封にはペーパーナイフやハサミが使われ
ているが、何れも刃部が露出しており、先端は鋭利であ
るため取扱いに注意を要す。

又、ペーパーナイフでの開封は封筒ののり付は部の隙間
にナイフの先端を差し込んで開かねばならず手間が掛か
る詐りで安く、フラップ全面が完全密封、された封筒の
場合、ペーパーナイフ先端を差し込む余地がな（、ペー
パーナイフの使用は不能である。

ハサミを用いた開封は多量の開封作業には能率が悪く、
又封筒の切取り深さが一定しない。

〔本発明の技術課題〕

本発明の技術課題は封筒のフラップが密着していても、
それとは無関係に封筒の縁に沿って開封具を辷らせるだ
けで一定の切除幅で能率的に開封することである。

〔本発明の構成〕

刃体に被さり、その刃部を覆うホルダーの一側面にホル
ダーの縁部から刃部に達する案内溝孔が開設され、ホル
ダーの他方には封筒の開封切断線の深さに合せる刃体か
ら離れた位置に当り部（４２）が形成されている。

〔本発明の作用〕

ホルダーの案内溝孔に封筒の端を嵌め、開封具を封筒の
被開封縁に押し当てなから該縁に沿って開封具を辷らせ
る。

開封具の刃部が被開封縁に喰い込み、又該縁は案内溝に
嵌まって押えられているため容易に封筒が切り込まれる
。しかも被開封縁は開封具の当りに当って辷るため封筒
から切り離される開封切片の幅は当りと刃部との間の隙
間幅に対応して一定幅であり、封筒は真直に開封される
。

〔本発明の特有の効果〕

ホルダーの案内溝孔に封筒の縁を１茨めて開封具を該縁
に沿って辷らせるだけで開封作業が能率的且つ綺麗に行
なえる。又、刃部はホルダーによってカバーされている
ため安全に開封作業を行なうことが出来る。

以下図面に示す実施例に基づき、本発明を具体的に説明
する。

第１図は鞘状ホルダー（１）に出没可能に刃体（３）を
収容した公知の繰り出しナイフを改良した開封具であっ
て、ナイフとしての機能もその侭具備している。

刃体（３）を係止したクランプ具（２）がホルダー側面
のスライド溝孔（１２１に摺動可能に嵌っており、刃体
（３）がホルダーから突出する長さを決めて刃体をホル
ダーヘクランプ出来る。

スライド溝孔（１渇側の側面にはホルダーの底縁から該
ステイト溝孔（１２）に達し且つホルダー（１）の刃体
収容空間（１４）に達する案内溝孔（４）が開設されて
いる。

案内溝孔（４）は刃の稜線に対し該溝孔１４）の上部が
ホルダー（１）の先端側へ傾く様に傾斜しており、溝孔
（４）の溝幅は封筒の厚さが僅か余裕のある状態に嵌る
程度の幅である。

案内溝孔（４）の深さはホルダーの側面から刃体の刃面
下方を回り込み、他方のホルダー側面近傍までの深さで
あって、溝底（４２）が案内溝孔（４）に嵌められた封
筒（５）に対する当り部（４１）となり、刃と該当り部
（４１）との間の隙間幅が封筒（５）の切除幅となる。

第３図の如くホルダー（１）の他方の面（１５）には前
記案内溝孔（４）との対応位置に排出口（６）が開設さ
れている。

然して第１図の如くホルダー（１）の案内溝孔１４）に
組部（５）の縁を嵌め、開封具を封筒へ押し付けながら
封筒の縁に沿って辷らせると刃部■が封筒に喰い込んで
ホルダー（１）の移動方向に封筒を切り込む。

封筒の縁（５１）はホルダー（１）の当り部（４２を辷
りながら移動するので、封筒から切り離される開封切片
（５２の幅は当り部（４２と刃部（３２１との間の隙間
幅に対応して一定幅であり１、封筒は真直ぐに開封され
る。

開封切片（５のはホルダー（１）の排出口（６）がら排
出されホルダー内で詰まることはない。

刃の切れ味が鈍ると、刃を操り出して切刃と溝との対応
位置をズラせて回復する。

又、第５図に示す様に夫々溝幅の異なる複数の案内溝孔
＋４１　（４ａ’）　’（４，ｂ）を開設すれば、封筒
の厚みに応じて溝孔を選択出来る。

第６図、第７図はやはり公知のスライド式のナイフに本
発明を実施したものであって、溝孔（４）は′ホルダー
（１）の前端（１３）に突き抜けており、刃体（３）を
係止したスライダー（１０）が摺動するガイド溝孔（６
ａ）が排出口（６）を兼用している。

第８図、第９図は上記繰出しナイフの刃体（３）に該ナ
イフのホルダー（１）とは別体の補助ボルダ−（１ａ）
を着脱可能に取付けたものであり、該補助ホルダー（１
ａ）はクランプ用のクランプネジ（１６）及び前記同様
の複数の案内溝孔（４）及び開封切片の排出口（６）を
具えている。補助ホルダー（１ａ）を市販の繰出しナイ
フに取付けて手軽に使用することが出来、補助ホルダー
（１ａ）を外せば、普通の繰出しナイフとして使用出来
る。

第１０図乃至第１２図は市販の紐切り用カッターを改良
して封筒の開封具としたものである。

開封具のホルダー山は、一方の面の段部（１ηに円形の
刃体（３）を嵌めたホルダ一本体（１０ａ・）と、該本
体（１０ａ）にネジ（２１）止めされ該刃体（３）の脱
落を防止する脱落防止板（１０ｂ）とで構成され、ホル
ダ一本体（１０ａ）に案内溝孔（４）が開設されている
。

脱落防止板（１０ｂ）上には先−に案内溝孔（４）の近
傍に延びる当り部（４りを突設したスライド板（４３）
が配備され、該スライド板（４３）に開設された上記開
封具は当り部（４■の外側が脱落防止板（１０ｂ）上に
はスライド板が摺動可能に配備され、該スライド板の一
端には刃体（３）から少し離して案内溝孔（４）の近傍
に”延びる当り部（４渇を突設している。スライド板（
４３１には長孔（４４）が開設され該長孔（４４に前記
ネジ（２１）が嵌まっており、長孔（４４）の範囲内で
スライド可能である。

上記開封具は当り部（４りの外側が開封切片−の排出口
（６）となっており、□前記同様案内溝孔１４）に封筒
の縁を嵌めて押し当て、該縁方向に開封具を辷らせれば
開封が行なわれる。又、封筒の縁は当り部（４２）を辷
りながら移動するため真直に開封出来る。

紐切りとして使用子る際は第１０図に２点鎖線で示す如
くスライド板（４３）をスライドさせて当り部ｆ４ａを
紐切りの邪魔にならぬ位置迄後退させれば可い。

第１３図、第１４図、第１５図は丸型のホルダー（１）
に安全カミソリの刃体（３）を着脱可能に取付けた他の
実施例を示している。

ホルダーは）はホルダ一本体（１０ａ）と該本体に被さ
る蓋（ＩＯＣ）と本体（１０ａ）に回転可能に嵌まった
回転板（ＩＱｄ）とで構成されている。回転板（１０ｄ
）は一端に突設した突子＋１６１をホルダ一本体（１０
ａ）の周壁ｃｒｔａ＞に開設した長孔（旧から外方に臨
出させており、トーションバネ（１９１にて長孔（１８
）の一端側＋ト付勢されている。

回転板（１０ｄ）に突設した突条（２０）に刃体（３）
の溝（３３）を嵌め回転板（１０ｄ）と蓋（ＩＯＣ）と
の間に刃体（３）を挾みネジ＋２１１で本体（１０ａ）
に止める。

本体の段部（２ヤと蓋（ＩＯＣ）との間に封筒の縁が嵌
まる案内溝孔（４）が形成され、溝孔（４）の底部が封
筒の端縁が当る当り部（４２１となっている。

回転体（１０ｄ）の突子（１６）をバネ（１ｇ）に抗し
て引いて回転体（１０ｄ）を少し回転させると、刃体（
３）も−緒に回転し案内溝孔（４）から刃体（３）を逃
がすことが出来、溝孔１４）に封筒の開封切片が詰まっ
ても楽に取除くことが出来る。

尚、本発明は上記実施例に限定されることはなく、特許
請求の範囲に記載の範囲内で種々のものが実施出来るの
は勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は使用状態を示す斜面図、第２図は開封具の正面
図、第３図は同上の背面図、第４図は第２図ＩＶ−ＩＶ
線に沿う断面図、第５図は案内溝孔の他の実施例を示す
要部正面図、第６図は他の開封共の正面図、第７図は同
上の側面図、第８図はホルダーの他の実施例を示す正面
図、第９図は同上のホルダーの斜面図、第１０図は円形
刃体を用い−た開封具の正面図、第１１図は同上の背面
図、第１２図は第１０図ｘ■−ＸＴＩ線に沿う断面図、
第１３図は丸型開封具の正面図、第１４図は同上の蓋を
取った状態の正面図、第１５図は第１３図Ｘ■−Ｘｖ線
に沿う断面図である。 （１）・・・ホルダー　（３）・・・刃　体（３り・・
・・刃　部　（４）・・・案内溝孔（４２１・・・当り
部　（６）・・・排出口出願人　大　岩　繁　雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　刃体に被さり、その刃部を覆うホルダーの一側面に
   ホルダーの縁部から刃部に達する案内溝孔（４）が開設
   され、ホルダーの他方には封筒の開封切断線の深さに合
   せて刃体から離れた位置に当り部（４のが形成されてい
   る開封具。 ■　ホルダーには複数の案内溝孔が開設されている特許
   請求の範囲第１項に記載の開封具。 ■　各案内溝孔＋４１　（４ａ）　（４ｂ）の溝−幅が
   異なっている特許請求の範囲第２項に記載の開封具。 ■　案内溝孔は刃の稜線に対し傾斜している特許請求の
   範囲第１項乃至第３項の何れかに記載の開封具。 ■　ホルダーは鞘状に形成され、刃体（３）は該ホルダ
   ーに出没可能な帯状体に形成されている特許請求の範囲
   第１項乃至第４項の何れかに記載の開封具。 ■　ホルダーは刃体の一部に着脱可能に被さっている特
   許請求の範囲第１項乃至第４項の何れかに記載の開封具
   。 ■　刃体（３）は円形に形成され、ボルダ−（１）は−
   側面に該刃体（３）が嵌まる段部（１′７１を形成した
   ホルダ一本体（１０ａ）と、該ホルダ一本体に着脱可能
   に取付けられ刃体（３）の脱落を防止する脱落防止板（
   １０ｂ）とで構成されている特許請求の範囲第１項乃至
   第３項の何れかに記載の開封具。