JP2016221032A - メンテナンス可能なペーパーカッターおよびそのメンテナンス方法 - Google Patents

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JP2016221032A JP2015111370A JP2015111370A JP2016221032A JP 2016221032 A JP2016221032 A JP 2016221032A JP 2015111370 A JP2015111370 A JP 2015111370A JP 2015111370 A JP2015111370 A JP 2015111370A JP 2016221032 A JP2016221032 A JP 2016221032A
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浩司 増谷
Koji Masutani
浩司 増谷
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Abstract

【課題】刃部を砥ぐことにより何度でもメンテナンス可能なペーパーカッターおよびそのメンテナンス方法を提供する。
【解決手段】ペーパーカッター1は、挿入部、及び、挿入部の上方から挿入部に対して先端を略直角方向に延伸させたガイド突起12を一体成型し、挿入部とガイド突起とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部14を設けた刃物部10と、外面と内面とを有し、内面に凹部構造を形成した、同形の第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rと、第1の把持板および第2の把持板の各々の内面を合わせて、各々の外面側から両把持板を貫通させて固定し、収納ケースを形成する複数のビス100と、を備える。複数のビスによる固定を解除して、刃物部と第1の把持板と第2の把持板とに解体し、刃物部の刃部を研磨してメンテナンス可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、メンテナンス可能なペーパーカッターおよびそのメンテナンス方法に関する。
従来、封筒、封書を開封するために、ナイフや鋏など刃物を利用する他、様々な開封用ペーパーカッターが開発され、市販されている。
一般に刃物の切れ味は半永久的に持続するものではなく、砥ぎのメンテナンスをしてその切れ味を蘇生させる必要がある。しかし、従来の開封用ペーパーカッターは、刃部を砥いでメンテナンスし、半永久的に使用することを想定したものは少なく、安価で使い捨てのものが多い。
例えば、図12(a)、図12(b)のように、小刃201を押し当てながらスライドさせて封筒500を開封する開封用ペーパーカッターが周知である。また、図12(a)の開封用ペーパーカッターは、ガイド突起210を封筒500の開口部の隙間に差し込んで、刃202で開封することもできる。
一方、特許文献1には、刃部材を容易に交換可能な封筒開封具が開示されており、図13に示すように、刃部材203をケース本体内に移動自在に操作できると共に、使用した先端側の刃を折り捨てることにより新しい刃に交換することができる。この封筒開封具は載置型であり、ケース本体の斜側部に設けた溝状ガイドから刃部材203を突出させ、封筒の開口部を当該溝状ガイドに沿ってスライドさせ、刃部材203により開封する。
また、図14(b)のような上記と同様な溝状ガイドを利用した、手動式の開封用カッターが特許文献2に開示されており、図14(a)のように、溝状ガイドで封筒500の開口部を挟んでスライドさせ、溝状ガイド内で突出させた刃202により開封を行う。
しかし、これらの溝状ガイドを利用したタイプの開封用ペーパーカッターを用いて、封筒500の開口部を折目に沿って綺麗に開封させるには経験を必要とし、図12(a)の開封用ペーパーカッターのように、ガイド突起210を封筒500の開口部の隙間に差し込んで開封する方が慣れない者にも使いやすい。すなわち、ガイド突起210を備えるペーパーカッターであれば、初心者であっても、綺麗に折目に沿って封筒500を開封させることが容易である。
このようなガイド突起210を備えた開封用ペーパーカッターは、ガイド突起210の尖った先端が外部に出ていて、幼児や子供には危険な場合もあるが、特許文献3に開示された開封器(図15参照)は、案内板(ガイド突起210)を突設させた刃物部205を収納ケース内に収納し得るようにして、この問題を解決している。しかし、この開封器の刃は、刃物部205に突設させた案内板(ガイド突起210)の根本部に凹状に設けられており、刃を砥いでメンテナンス可能には構成されていない。
特開2007−112110号公報 特開平7−284574号公報 実開平6−39498号公報
そこで本発明は、ガイド突起を備えると共に、刃部を砥ぐことにより何度でもメンテナンス可能な高級感あるペーパーカッターおよびそのメンテナンス方法を提供することを目的とする。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、下端部を有する挿入部、および、該挿入部の上方から該挿入部に対して先端を略直角方向に延伸させたガイド突起を一体成型し、該挿入部と該ガイド突起とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部を設けた刃物部と、外面と内面とを有し、該内面に凹部構造を形成した、同形の第1の把持板および第2の把持板と、前記第1の把持板および前記第2の把持板の各々の前記内面を合わせて、各々の前記外面側から両把持板を貫通させて固定し、収納ケースを形成する複数のビスと、を備え、
前記刃物部の挿入部を、前記第1の把持板および前記第2の把持板の内面に形成した前記凹部構造間に挟持させ、両把持板を前記複数のビスにより固定して、前記収納ケースに該刃物部を収納するペーパーカッターであって、
前記複数のビスによる固定を解除して、前記刃物部と前記第1の把持板と前記第2の把持板とに解体し、該刃物部の刃部を研磨してメンテナンス可能である。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、前記第1の把持板および前記第2の把持板の内面に形成した前記凹部構造が、前記収納ケース内に収納構造を形成し、該収納構造は、
前記ガイド突起を収納するためのガイド突起収納構造と、前記刃部を収納するための刃部収納構造と、前記挿入部を上下に摺動可能に収納するための、下底部を有する挿入部収納構造と、を有し、
前記収納ケース内に形成した前記挿入部収納構造は、前記刃物部の挿入部を摺動自在に出し入れするための開口部を該収納ケースの表面に、挿入通路と前記下底部とを該収納ケースの内部に有し、
前記ガイド突起収納構造及び刃部収納構造は、前記挿入部の下端部を該挿入部収納構造の下底部まで下方に摺動させて収納した収納状態で、それぞれ前記ガイド突起の少なくとも先端及び前記刃部を収納し得る。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、前記刃物部の挿入部は、その下端部からストッパーを該挿入部と直角方向に突設させ、
前記下底部を有する挿入部収納構造は、該挿入部を上下に摺動させる際に、該ストッパーが該下底部から上底部間を摺動可能な、該下底部と該上底部により画される空洞部を有し、
該刃物部を上方に引き出して、該ストッパーを該空洞部の該上底部に係止させることにより、該刃物部を使用状態とし、
該刃物部を下方に摺動させて、該ストッパーを該空洞部の該下底部にまで押し込むことにより、該刃物部を収納状態とすることができる。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、前記刃物部の挿入部は、その下端部からストッパーを該挿入部と直角方向に突設させ、
前記下底部を有する挿入部収納構造は、該挿入部を上下に摺動させる際に、該ストッパーが該下底部から上底部間を摺動可能な、該下底部と該上底部により画される空洞部を有し、
前記空洞部の上底部と前記刃物部のストッパー間で、該刃物部の挿入部にバネを巻付けて該空洞部に該バネを封止し、
該刃物部の下端部から突設させた該ストッパーを、該空洞部の下底部にまで押し込んだ前記収納状態で自然長乃至は自然長より収縮した該バネを、該刃物部を上方に引き出して該バネを収縮させて、該刃物部を使用状態とし得る。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、前記刃物部の挿入部は、前記複数のビスのうちの一のビスを貫通させる中空窓を有し、
該中空窓は、上下に上端部と下端部と、該上端部と該下端部間で、貫通させた該一のビスが移動可能となる移動路と、から構成され、
前記収納ケースは、該一のビスを該中空窓の移動路に貫通させて、前記収納ケースの外部から該一のビスを固定することにより、前記挿入部収納構造内で該挿入部を上下に移動自在に挟持し、
該刃物部を上方に引き出して、該一のビスを該中空窓の該下端部に係止させることにより、該刃物部を使用状態とし、
該刃物部を下方に案内して、該一のビスを該中空窓の該上端部に係止させることにより、該刃物部を収納状態とし得る。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、前記収納ケースを非磁化材料で形成し、前記刃物部を磁化可能な材料として、該収納ケースの前記挿入部収納構造の下方に磁石を埋め込み、前記刃物部を使用状態から自動的に収納状態に復帰させるようにした。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、前記刃物部の挿入部は、前記複数のビスのうちの一のビスを貫通させるビス貫通孔を有し、
該挿入部の下端部は、ビス貫通孔を中心とした半円形状であり、
前記収納ケースは、該一のビスを該ビス貫通孔に貫通させて、前記収納ケースの外部から該一のビスを固定することにより、前記挿入部収納構造内で、該一のビスを中心にして該挿入部を回動自在に挟持し、
前記ガイド突起の先端及び前記刃部を、それぞれ前記ガイド突起収納構造及び前記刃部収納構造に収納した収納状態から、該ガイド突起を上方に引き出すと共に該挿入部を該挿入部収納構造内で回動させることにより、該刃物部を使用状態とし得る。
本発明に係るペーパーカッターのメンテナンス方法は、挿入部、および、該挿入部の上方から該挿入部に対して先端を略直角方向に延伸させたガイド突起を一体成型し、該挿入部と該ガイド突起とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部を設けた刃物部と、
外面と内面とを有し、該内面に凹部構造を形成した、同形の第1の把持板および第2の把持板と、
前記第1の把持板および前記第2の把持板の各々の前記内面を合わせて、各々の前記外面側から両把持板を貫通させて固定し、収納ケースを形成する複数のビスと、
を備え、
前記刃物部の挿入部を、前記第1の把持板および前記第2の把持板の内面に形成した前記凹部構造間に挟持させ、両把持板を前記複数のビスにより固定して、前記収納ケースに該刃物部を収納するペーパーカッターのメンテナンス方法であって、
(S1)前記ペーパーカッターを準備するステップと、
(S2)前記複数のビスによる固定を解除して、前記刃物部を、前記第1の把持板と前記第2の把持板間から取り出すステップと、
(S3)前記取り出した刃物部の、前記挿入部と前記ガイド突起とが交差する位置に設けた前記刃部に、砥石を当ててこれを研磨するステップと、
を含む。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、第1の把持板及び第2の把持板に刃物部を挟持し、把持板の外側からビスを貫通させて固定して形成した収納ケースに、当該刃物部を収納して組み立て可能である。このように組み立てたペーパーカッターは、ビスを外して解体可能であり、刃部を取り出して、これを砥ぐことにより何度でも刃部をメンテナンスすることができる。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、刃物部はガイド突起を備えるので、封書などの開口部にこれを差し込んで、ガイド突起の根元部に設けた刃部に案内し、容易に開封することができる。
開封を行う刃部は、刃物部のガイド突起と収納ケースに収納する挿入部とが交差するガイド突起の根元位置に、指などに触れにくいように形成し、ガイド突起の先端も丸みを設けて安全に配慮している。メンテナンス可能な本発明に係るペーパーカッターは、半永久的に使用できるため、高級なペーパーカッターとして仕上げることができ、机上などに載置して、ガイド突起をポイントとした装飾品として使用することもできる。
しかし、子供などが誤用する恐れがある万一の場合に備えて、本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、ガイド突起の刃先や刃部を、収納ケースに収納し得る形態としてもよい。収納ケース内で刃物部を上下に摺動させたり、回動させたりする構成とすることで、ガイド突起の刃先や刃部を、収納ケースに収納することができる。
さらに、本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、収納ケース内に設けた空洞部にバネを封止して利用したり、磁石を埋め込むことにより、刃部を露出させた使用状態から、自動的にガイド突起の刃先や刃部を収納ケースに収納した収納状態に復帰させることができる。
(a)本発明に係るペーパーカッターの平面図、(b)本発明に係るペーパーカッターの側面図。 (a)本発明に係るペーパーカッターの側面断面図、(b)刃物部の側面図、(c)第1の把持板又は第2の把持板の側面図。 実施例1に係るペーパーカッターの、(a)使用状態における側面断面図、(b)収納状態における側面断面図、(c)第1の把持板又は第2の把持板の側面図。 実施例2に係るペーパーカッターの、(a)使用状態における側面断面図、(b)収納状態における側面断面図、(c)第1の把持板又は第2の把持板の側面図。 実施例3に係るペーパーカッターの(a)刃物部の側面図、(b)第1の把持板又は第2の把持板の側面図。 実施例3に係るペーパーカッターの、(a)収納状態における側面断面図、(b)使用状態における側面断面図。 実施例4に係るペーパーカッターの(a)刃物部の側面図、(b)第1の把持板又は第2の把持板の側面図。 実施例4に係るペーパーカッターの、(a)収納状態における側面断面図、(b)使用状態における側面断面図。 実施例5に係るペーパーカッターの(a)刃物部の側面図、(b)第1の把持板又は第2の把持板の側面図。 実施例5に係るペーパーカッターの、(a)収納状態における側面断面図、(b)使用状態における側面断面図。 磁石を埋め込んだ本発明に係るペーパーカッターの、(a)使用状態における側面断面図、(b)収納状態における側面断面図。 (a)従来のガイド突起付き開封用ペーパーカッターの斜視使用図、(b)従来の開封用ペーパーカッターの斜視使用図。 従来の刃部材を交換可能な封筒開封具の斜視図。 従来の溝状ガイドを利用した開封用カッターの、(a)斜視使用図、(b)溝状ガイドの断面図。 従来の、刃物部を収納ケース内に収納可能な開封器の側面図。
以下、図面を参照しながら本発明に係るペーパーカッターの実施形態について説明する。なお、以下各図面を通して同一の構成要素には同一の符号を使用するものとする。
本発明に係るペーパーカッター1は、図2(a)〜(c)に示すように、
(1)下端部18を有する挿入部16、および、挿入部16の上方から当該挿入部16に対して先端13を略直角方向に延伸させたガイド突起12を一体成型し、挿入部16とガイド突起12とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部14を設けた刃物部10(図2(b)参照)と、
(2)外面と内面とを有し、当該内面に凹部構造60Lおよび60Rを形成した、同形の第1の把持板51Lおよび第2の把持板51R(図2(c)参照)と、
(3)第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの各々の内面を合わせて、各々の外面側から両把持板51L、51Rを貫通させて固定し、収納ケース50を形成する複数のビス100(図2(a)参照)と、
を備える。なお、図2(a)〜(c)を含む図面において、把持板51L、51Rの内面凹部構造などの内部構造は点線で示し、これをリファーする符号は括弧書きとしている。
本発明に係るペーパーカッター1は、図2(a)のように、刃物部10の挿入部16を、第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの内面に形成した上記凹部構造60Lおよび60R間に挟持させ、両把持板51L、51Rを複数のビス100により固定して、収納ケース50に刃物部10を収納する(図2(a)参照)。このようにして完成させたペーパーカッター1の一例の平面図を図1(a)に、側面図を図1(b)に示す。
なお、図2(a)〜(c)に示すペーパーカッター1の実施形態においては、複数のビス100の内、一のビスは、両把持板51L、51Rをの外面に開口したビス孔52から刃物部10の挿入部16に設けたビス貫通孔22を貫通させて両把持板51L、51Rを固定する構成としているが、必ずしも挿入部16に設けたビス貫通孔22を貫通させる必要はなく、ビス孔52の開口位置は適宜設計してよい。
本発明に係るペーパーカッター1は、使い捨ての安価なペーパーカッターや刃を順次折り棄てたり交換可能としたペーパーカッターとは異なり、複数のビス100による固定を解除して、刃物部10と第1の把持板51Lと第2の把持板51Rとに解体し、刃物部10の刃部14を研磨して、繰り返し刃部14のメンテナンスを行うことができる。そのため、刃物部10は高級な包丁やナイフなどと同様な高級素材を用いて、全体を重厚に製造し、装飾品のように用いることもできる(図1参照)。
ガイド突起12と収納ケース50の上辺間は十分に狭く、指が挟まって刃部14に届くことがないように設計するのであれば、図1(b)のように、刃部14を収納ケース50の外部に露出させる構成でもよい。また、ガイド突起12の先端13も丸みを持たせ、図1(b)でいえば収納ケース50の左端から突出させないように設計するので、誤って指を負傷するなどの危険に配慮している。
このような、ガイド突起12と刃部14を、収納ケース50の外部に露出させた構成は、本発明に係るペーパーカッター1をメンテナンス可能な高級刃物として想定すれば、ガイド突起12やその根元部の刃部14などが意匠の特徴点となり、机上や棚などに載置して装飾品としても用いる場合に好適である。しかし、子供などが誤用する恐れがある万一の場合に備えて、ガイド突起12の刃先13や刃部14を、収納ケース50に収納し得る形態について、以下に実施例を用いて説明する。
以下、本発明に係るペーパーカッター1の実施例について説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、他にも様々な実施形態をとることができる。
なお、実施例の説明に当たり、収納ケース50内の収納構造55を定義する。例えば、上記実施形態に係るペーパーカッター1において、第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの内面に形成した上記凹部構造60L、60Rは、収納ケース50内に収納構造55を形成する(図2(a)参照)。すなわち、上記実施形態においては、第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの各々の内面に形成した凹部構造60Lおよび60Rが挿入部16を挟持し、収納ケース50内で挿入部16を収納する収納構造55を形成する。この上記実施形態における収納構造55は、以下の実施例で説明する挿入部収納構造60に相当する。
本実施例1に係るペーパーカッター1において、図3(a)を参照すると、収納構造55は、ガイド突起12を収納するためのガイド突起収納構造80と、刃部14を収納するための刃部収納構造70と、挿入部16を上下に摺動可能に収納するための、下底部64を有する挿入部収納構造60と、を有する。
図3(c)は、第1の把持板51L又は第2の把持板51Rの側面図を表すが、その内面に形成した凹部構造を点線で示し、両把持板51L、51Rの内面を合わせてその凹部構造が形成する収納構造55に対応させて、55L又は55Rの符合を付けている。また、収納ケース50内部の収納構造55を構成する挿入部収納構造60、刃部収納構造70、ガイド突起収納構造80に対応させて、これらを形成する凹部構造を、それぞれ挿入部凹部構造60L(R)、刃部凹部構造70L(R)、ガイド突起凹部構造80L(R)などとして符合を付けている。以下、本明細書及び図面において同様である。
本実施例1に係るペーパーカッター1において、収納ケース50内に形成した挿入部収納構造60は、図3(c)に示すように、刃物部10の挿入部16を摺動自在に出し入れするための開口部62を収納ケース50の表面に、挿入通路63と下底部64とを収納ケース50の内部に有する。そして、刃部収納構造70及びガイド突起収納構造80は、挿入部16の下端部18を挿入部収納構造60の下底部64まで下方に摺動させて収納した収納状態で、それぞれ刃部14及びガイド突起12の少なくとも先端13を収納することができる(図3(b)参照)。
本実施例1に係る刃物部10の挿入部16は、図3(a)、(b)に示すように、その下端部18からストッパー19を当該下端部18と直角方向に突設させている。また、下底部64を有する挿入部収納構造60は、挿入部16を上下に摺動させる際に、ストッパー19が当該下底部64から上底部66間を摺動可能な、下底部64と上底部66により画される空洞部68を有する。
したがって、本実施例1のペーパーカッター1は、摘み部15等を摘まむなどして刃物部10を上方に引き出して、ストッパー19を空洞部68の上底部66に係止させることにより、刃物部10を使用状態とし、ガイド突起12の先端13を封筒などの開封口の折目に差し込んで刃部14により開封させることができる。
開封作業が終了すれば、そのまま放置して装飾品として用いてもよいが、より安全を図るために、刃物部10を下方に摺動させて、ストッパー19を空洞部68の下底部64にまで押し込むことにより、刃物部10を収納状態としてもよい。
なお、本実施例1では、ペーパーカッター1を図3(a)、(b)のような形状としたので、刃物部10を上方に引き出すための摘み部15を設けたが、ペーパーカッター1の各要素(刃物部10、収納ケース50など)の形状によっては摘み部15は特に必要ではなく、収納状態で収納ケース50から露出しているガイド突起12の上部などを摘まんで刃物部10を上方に引き出す構成としてもよい。以下の実施例においても同様である。
本実施例2では、上記実施例1のペーパーカッター1を更に発展させ、使用状態での開封作業が終了すれば、自動的に収納状態に復帰するペーパーカッター1について説明する。
本実施例2に係るペーパーカッター1においても上記実施例1と同様、図4(a)〜(c)のように、刃物部10の挿入部16は、その下端部18からストッパー19を突設させ、下底部64を有する挿入部収納構造60は、挿入部16を上下に摺動させる際に、ストッパー19が下底部64から上底部66間を摺動可能な、当該下底部64と当該上底部66により画される空洞部68を有する。
本実施例2に係るペーパーカッター1においては、図4(a)、(b)のように、空洞部68の上底部66と刃物部10のストッパー19間で、当該刃物部10の挿入部16にバネ40を巻付けて、当該空洞部68に当該バネ40を封止する。すなわち、予めバネ40をストッパー19上方で挿入部16に巻付け、把持板51L、51Rの内面に形成した挿入部凹部構造60L、60R間に挟んで、空洞部68内に、挿入部16に巻付けたバネ40を封止する。
刃物部10の下端部18から突出させたストッパー19を、空洞部68の下底部64にまで押し込んだ収納状態(図4(b)参照)で、バネ40を自然長乃至は自然長より僅かに収縮した状態に設計するのが好適である。収納状態から刃物部10を上方に引き出して当該バネ40を収縮させ、刃部14を収納ケース50の外部に露出させて、刃物部10を使用状態(図4(a)参照)とする。
使用状態において、ガイド突起12と刃部14は収納ケース50の外部に露出し、ガイド突起12と収納ケース50の上辺部間に、封書などの紙を挟んでいる。刃部14が当該挟んだ紙をカットして、ガイド突起12と収納ケース50の上辺部間に何も無くなれば、ガイド突起12を収納ケース50の上辺部から持ち上げる力が消失し、バネ40は自然長に戻ろうとするので、本実施例2に係るペーパーカッター1は自動的に収納状態に復帰する。
本実施例3に係るペーパーカッター1において、刃物部10の挿入部16は、図5(a)のように、上記複数のビス100のうちの一のビス101(図5(a)、(b)参照)を貫通させる中空窓20を有する。中空窓20は、上下に上端部20Uと下端部20Dと、当該上端部20Uと当該下端部20D間で、貫通させた当該一のビスが移動可能となる移動路と、から構成される。
第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの内面に形成した上記凹部構造60Lおよび60Rは、最初の実施形態で用いた図2(c)と同様、図5(b)のように、収納ケース50内で挿入部16を上下に摺動可能に収納するための、開口部62L(R)と下底部64L(R)を有する。本実施例3に係るペーパーカッター1においては、その他、収納ケース50の収納構造55が、刃部収納構造70、ガイド突起収納構造80を有するように、凹部構造55L(R)は、刃部凹部構造70L(R)、ガイド突起凹部構造80L(R)を有する。
また、収納ケース50は、挿入部16を収納した際に中空窓20を一のビス101が貫通する位置に、ビス貫通孔22(図示せず)を設けている。
そして、収納ケース50は、一のビス101を当該中空窓20に貫通させて、収納ケース50の外部から当該一のビス101を固定することにより、挿入部収納構造60内で挿入部16を上下に移動自在に挟持する。
本実施例3に係るペーパーカッター1は、図6(b)のように刃物部10を上方に引き出して、一のビス101を中空窓20の下端部20Dに係止させることにより、刃物部10を使用状態とする。また、図6(a)のように当該刃物部10を下方に案内して、一のビス101を中空窓20の上端部20Uに係止させることにより、刃物部10を収納状態とする。
さらに、本実施例4では、上記実施例3のペーパーカッター1を発展させ、使用状態での開封作業が終了すれば、自動的に収納状態に復帰するペーパーカッター1について説明する。
本実施例4のペーパーカッター1においては、図7(a)のように、刃物部10の挿入部16の下端部からストッパー19’を挿入部16と直角方向に突設させる。下底部64を有する挿入部収納構造60は、図7(b)に示す凹部構造から分かるように、挿入部16を上下に摺動させる際に、ストッパー19’が下底部64から上底部66’間を摺動可能な、当該下底部64と当該上底部66’により画される空洞部68’を有する。すなわち、図7(b)の凹部構造68’L(R)が左右合わさって空洞部68’を構成する。
本実施例4に係るペーパーカッター1においては、図8(a)、(b)のように、空洞部68’の上底部66’と刃物部10のストッパー19’間にバネ40’を挟み込んで、空洞部68’にバネ40’を封止する。
刃物部10の下端部18及びストッパー19’を、挿入部収納構造60及び空洞部68’の下底部64にまで押し込んだ収納状態(図8(a)参照)で、バネ40’を自然長乃至は自然長より僅かに収縮した状態に設計するのが好適である。摘み部15により、収納状態から刃物部10を上方に引き出してバネ40’を収縮させ、刃部14を収納ケース50の外部に露出させて、刃物部10を使用状態(図8(b)参照)とすればよい。使用状態での開封作業が終了すれば、バネ40’は自然長に戻ろうとし、自動的に収納状態(図8(a)参照)に復帰する。
なお、以上の実施例1〜4において、収納ケース50をプラスチックなどの非磁化材料で形成し、刃物部10を磁化可能な材料として、収納ケース50内の挿入部収納構造60の下方に磁石を埋め込めば、刃物部10を使用状態から自動的に収納状態(図8(a)参照)に復帰させることができる。例えば、図11(a)、(b)に示すように、挿入部16の下端部18に磁性体112を取り付け、これと対として引き合うように、収納ケース50の下方に磁石110を埋め込んでもよい。
本実施例5のペーパーカッター1において、刃物部10の挿入部16は、図9(a)に示すように、複数のビスのうちの一のビス102(図10(a)、(b)参照)を貫通させるビス貫通孔22を有し、挿入部16の下端部18Sは、ビス貫通孔22を中心とした半円形状である。
図9(b)に示す把持板51L(R)が構成する収納ケース50は、図10(a)、(b)のように、一のビス102をビス貫通孔22に貫通させて、収納ケース50の外部から当該一のビス102を固定することにより、挿入部収納構造60内で、当該一のビス102(ビス貫通孔22)を中心にして挿入部16を回動自在に挟持する。ガイド突起の先端13及び刃部14を、それぞれ上記ガイド突起収納構造80及び上記刃部収納構造70に収納した収納状態(図10(a)参照)から、ガイド突起12を上方に引き出すと共に挿入部16を一のビス102(ビス貫通孔22)を中心に挿入部収納構造60内で回動させることにより、刃物部10を使用状態(図10(b)参照)とする。
以上に実施例を用いて説明した本発明に係るペーパーカッター1は、上述のように、
(1)下端部18を有する挿入部16、および、挿入部16の上方から当該挿入部16に対して先端13を略直角方向に延伸させたガイド突起12を一体成型し、挿入部16とガイド突起12とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部14を設けた刃物部10(図2(b)参照)と、
(2)外面と内面とを有し、当該内面に凹部構造60Lおよび60Rを形成した、同形の第1の把持板51Lおよび第2の把持板51R(図2(c)参照)と、
(3)第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの各々の内面を合わせて、各々の外面側から両把持板51L、51Rを貫通させて固定し、収納ケース50を形成する複数のビス100(図2(a)参照)と、
を備えるペーパーカッター1であり、図2(a)のように、刃物部10の挿入部16を、第1の把持板51Lおよび第2の把持板51Rの内面に形成した凹部構造60Lおよび60R間に挟持させ、両把持板51L、51Rを複数のビス100により固定して、収納ケース50に刃物部10を収納する(図2(a)参照)。
このような本発明に係るペーパーカッター1のメンテナンス方法は、
(S1)ペーパーカッター1を準備するステップと、
(S2)複数のビス100による固定を解除して、刃物部10を、第1の把持板51Lと第2の把持板51R間から取り出すステップと、
(S3)取り出した刃物部10の、挿入部16とガイド突起12とが交差する位置に設けた刃部14に、砥石などを当てて当該刃部14を研磨するステップと、
を含む。
刃部14の研磨が終了すれば、両把持板51L、51Rや複数のビス100と共に、刃部14を天日干しや清掃などして乾燥させ、あるいは消毒など行い、再度ペーパーカッター1を組み立てればよい。
以上、本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターおよびそのメンテナンス方法について実施形態および実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではない。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本発明に係るメンテナンス可能なペーパーカッターは、封筒・封書等の開封に用いることができ、その他薄手の紙類を切断するのに利用することが出来る。
1:ペーパーカッター
10:刃物部
12:ガイド突起
13:(ガイド突起の)先端
14:刃部
15:摘み部
16:挿入部
18S:(挿入部の半円状)下端部
18:(挿入部の)下端部
19、19’:ストッパー
20:中空窓
20U:(中空窓の)上端部
20D:(中空窓の)下端部
22:ビス貫通孔
40、40’:バネ
50:収納ケース
51L:第1の把持板
51R:第2の把持板
52:ビス孔
55:収納構造
60:挿入部収納構造
60L、60R:凹部構造
62:開口部
63:挿入通路
64:(挿入部収納構造及び空洞部の)下底部
65:(挿入部収納構造の半円状の)下底部
66、66’:(空洞部の)上底部
68、68’:空洞部
70:刃部収納構造
80:ガイド突起収納構造
100:複数のビス
101:(中空窓を貫通する)一のビス
102:(ビス貫通孔を貫通する)一のビス
110:磁石
112:磁性体
201:小刃
202:刃
203:刃部材
205:刃物部
210:ガイド突起
500:封筒

Claims (8)

  1. 下端部を有する挿入部、および、該挿入部の上方から該挿入部に対して先端を略直角方向に延伸させたガイド突起を一体成型し、該挿入部と該ガイド突起とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部を設けた刃物部と、
    外面と内面とを有し、該内面に凹部構造を形成した、同形の第1の把持板および第2の把持板と、
    前記第1の把持板および前記第2の把持板の各々の前記内面を合わせて、各々の前記外面側から両把持板を貫通させて固定し、収納ケースを形成する複数のビスと、
    を備え、
    前記刃物部の挿入部を、前記第1の把持板および前記第2の把持板の内面に形成した前記凹部構造間に挟持させ、両把持板を前記複数のビスにより固定して、前記収納ケースに該刃物部を収納するペーパーカッターであって、
    前記複数のビスによる固定を解除して、前記刃物部と前記第1の把持板と前記第2の把持板とに解体し、該刃物部の刃部を研磨してメンテナンス可能な、ペーパーカッター。
  2. 前記第1の把持板および前記第2の把持板の内面に形成した前記凹部構造が、前記収納ケース内に収納構造を形成し、
    該収納構造は、
    前記ガイド突起を収納するためのガイド突起収納構造と、
    前記刃部を収納するための刃部収納構造と、
    前記挿入部を上下に摺動可能に収納するための、下底部を有する挿入部収納構造と、
    を有し、
    前記収納ケース内に形成した前記挿入部収納構造は、前記刃物部の挿入部を摺動自在に出し入れするための開口部を該収納ケースの表面に、挿入通路と前記下底部とを該収納ケースの内部に有し、
    前記ガイド突起収納構造及び刃部収納構造は、前記挿入部の下端部を該挿入部収納構造の下底部まで下方に摺動させて収納した収納状態で、それぞれ前記ガイド突起の少なくとも先端及び前記刃部を収納し得る、
    請求項1に記載のメンテナンス可能なペーパーカッター。
  3. 前記刃物部の挿入部は、その下端部からストッパーを該挿入部と直角方向に突設させ、
    前記下底部を有する挿入部収納構造は、該挿入部を上下に摺動させる際に、該ストッパーが該下底部から上底部間を摺動可能な、該下底部と該上底部により画される空洞部を有し、
    該刃物部を上方に引き出して、該ストッパーを該空洞部の該上底部に係止させることにより、該刃物部を使用状態とし、
    該刃物部を下方に摺動させて、該ストッパーを該空洞部の該下底部にまで押し込むことにより、該刃物部を収納状態とする、
    請求項2に記載のメンテナンス可能なペーパーカッター。
  4. 前記刃物部の挿入部は、その下端部からストッパーを該挿入部と直角方向に突設させ、
    前記下底部を有する挿入部収納構造は、該挿入部を上下に摺動させる際に、該ストッパーが該下底部から上底部間を摺動可能な、該下底部と該上底部により画される空洞部を有し、
    前記空洞部の上底部と前記刃物部のストッパー間で、該刃物部の挿入部にバネを巻付けて該空洞部に該バネを封止し、
    該刃物部の下端部から突設させた該ストッパーを、該空洞部の下底部にまで押し込んだ前記収納状態で自然長乃至は自然長より収縮した該バネを、
    該刃物部を上方に引き出して該バネを収縮させて、該刃物部を使用状態とする、
    請求項3に記載のメンテナンス可能なペーパーカッター。
  5. 前記刃物部の挿入部は、前記複数のビスのうちの一のビスを貫通させる中空窓を有し、
    該中空窓は、上下に上端部と下端部と、該上端部と該下端部間で、貫通させた該一のビスが移動可能となる移動路と、から構成され、
    前記収納ケースは、該一のビスを該中空窓の移動路に貫通させて、前記収納ケースの外部から該一のビスを固定することにより、前記挿入部収納構造内で該挿入部を上下に移動自在に挟持し、
    該刃物部を上方に引き出して、該一のビスを該中空窓の該下端部に係止させることにより、該刃物部を使用状態とし、
    該刃物部を下方に案内して、該一のビスを該中空窓の該上端部に係止させることにより、該刃物部を収納状態とする、
    請求項2に記載のメンテナンス可能なペーパーカッター。
  6. 前記収納ケースを非磁化材料で形成し、前記刃物部を磁化可能な材料として、該収納ケースの前記挿入部収納構造の下方に磁石を埋め込み、前記刃物部を使用状態から自動的に収納状態に復帰させるようにした、請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載のメンテナンス可能なペーパーカッター。
  7. 前記刃物部の挿入部は、前記複数のビスのうちの一のビスを貫通させるビス貫通孔を有し、
    該挿入部の下端部は、ビス貫通孔を中心とした半円形状であり、
    前記収納ケースは、該一のビスを該ビス貫通孔に貫通させて、前記収納ケースの外部から該一のビスを固定することにより、前記挿入部収納構造内で、該一のビスを中心にして該挿入部を回動自在に挟持し、
    前記ガイド突起の先端及び前記刃部を、それぞれ前記ガイド突起収納構造及び前記刃部収納構造に収納した収納状態から、該ガイド突起を上方に引き出すと共に該挿入部を該挿入部収納構造内で回動させることにより、該刃物部を使用状態とする、
    請求項2に記載のメンテナンス可能なペーパーカッター。
  8. 挿入部、および、該挿入部の上方から該挿入部に対して先端を略直角方向に延伸させたガイド突起を一体成型し、該挿入部と該ガイド突起とが交差する位置に、これら両者に斜め方向を成すように刃部を設けた刃物部と、
    外面と内面とを有し、該内面に凹部構造を形成した、同形の第1の把持板および第2の把持板と、
    前記第1の把持板および前記第2の把持板の各々の前記内面を合わせて、各々の前記外面側から両把持板を貫通させて固定し、収納ケースを形成する複数のビスと、
    を備え、
    前記刃物部の挿入部を、前記第1の把持板および前記第2の把持板の内面に形成した前記凹部構造間に挟持させ、両把持板を前記複数のビスにより固定して、前記収納ケースに該刃物部を収納するペーパーカッターのメンテナンス方法であって、
    (S1)前記ペーパーカッターを準備するステップと、
    (S2)前記複数のビスによる固定を解除して、前記刃物部を、前記第1の把持板と前記第2の把持板間から取り出すステップと、
    (S3)前記取り出した刃物部の、前記挿入部と前記ガイド突起とが交差する位置に設けた前記刃部に、砥石を当てて該刃部を研磨するステップと、
    を含む、ペーパーカッターのメンテナンス方法。

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