JP3084755B2 - 感光体 - Google Patents
感光体Info
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- JP3084755B2 JP3084755B2 JP03001488A JP148891A JP3084755B2 JP 3084755 B2 JP3084755 B2 JP 3084755B2 JP 03001488 A JP03001488 A JP 03001488A JP 148891 A JP148891 A JP 148891A JP 3084755 B2 JP3084755 B2 JP 3084755B2
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Description
脂肪酸エステルを添加剤として含有する感光体に関す
る。
光層表面に帯電、露光を行なって静電潜像を形成し、こ
れを現像剤で現像し、可視化させ、その可視像をそのま
ま直接感光体上に定着させて複写像を得る直接方式、ま
た感光体上の可視像を紙などの転写材上に転写し、その
転写像を定着させて複写像を得る粉像転写方式あるいは
感光体上の静電潜像を転写紙上に転写し、転写紙上の静
電潜像を現像、定着する潜像転写方式等が知られてい
る。
感光層を構成する材料として、従来よりセレン、硫化カ
ドミウム、酸化亜鉛等の無機光導電性材料が知られてい
る。これらの光導電性材料は数多くの利点、例えば暗所
で電荷の散逸が少ないこと、あるいは光照射によって速
やかに電荷を散逸できることなどの利点を持っている反
面、各種の欠点を持っている。例えば、セレン系感光体
では、製造する条件が難しく、製造コストが高く、また
熱や機械的な衝撃に弱いため取り扱いに注意を要する。
硫化カドミウム系感光体や酸化亜鉛感光体では、多湿の
環境下で安定した感度が得られない点や、増感剤として
添加した色素がコロナ帯電による帯電劣化や露光による
光退色を生じるため、長期に渡って安定した特性を与え
ることができないという欠点を有している。
する各種の有機光導電性ポリマーが提案されてきたが、
これらのポリマーは、前述の無機系光導電材料に比べ、
成膜性、軽量性などの点で優れているが、未だ充分な感
度、耐久性および環境変化による安定性の点で無機系光
導電材料に比べ劣っている。また低分子量の有機光導電
性化合物は、併用する結着材の種類、組成比等を選択す
ることにより被膜の物性あるいは電子写真特性を制御す
ることができる点では好ましいものであるが、結着材と
併用されるため、結着材に対する高い相溶性が要求され
る。
導電性化合物を結着材樹脂中に分散させた感光体は、キ
ャリアのトラップが多いため残留電位が大きく、感度が
低い等の欠点を有する。そのため光導電性化合物に電荷
輸送材料を配合して前記欠点を解決することが提案され
ている。
輸送機能とをそれぞれ別個の物質に分担させるようにし
た機能分離型感光体が提案されている。このような機能
分離型感光体において、電荷輸送層に使用される電荷輸
送材料としては多くの有機化合物が挙げられているが実
際には種々の問題点がある。例えば、米国特許3,189,44
7号公報に記載されている2,5−ビス(P−ジエチルア
ミノフェニル)1,3,4−オキサジアゾールは、結着材
に対する相溶性が低く、結晶が析出しやすい。米国特許
第3,820,989号公報に記載されているジアリールアルカ
ン誘導体は結着材に対する相溶性は良好であるが、繰り
返し使用した場合に感度変化が生じる。また特開昭54-5
9143号公報に記載されているヒドラゾン化合物は、残留
電位特性は比較的良好であるが、帯電能、繰り返し特性
が劣るという欠点を有する。
せるためには、感度、帯電能のほかに繰り返し特性、光
疲労特性あるいはそれらの耐久性等に優れる必要があ
る。
用することにより初期表面電位あるいは光減衰特性等が
一定しない、また光疲労が激しいという問題があり、耐
久性に乏しい。
術としては例えば特開昭63-273867号公報、特開昭63-27
3866号公報、特開昭63-273865号公報、特開昭63-271456
号公報、特開昭63-220156号公報、特開昭63-220153号公
報、特開昭63-220121号公報、特開昭60-191264号公報、
あるいは特開昭59-123845号公報が知られている。
リアルキレングリコールエーテルを含有させることを開
示する。特開昭63-273866号公報は電荷輸送層にポリア
ルキレングリコールを含有させることを開示する。特開
昭63-273865号公報は電荷輸送層に脂肪族アルコールを
含有させることを開示する。特開昭63-271456号公報に
は電荷輸送層にポリアルキレングリコールエステルを含
有させることを開示する。特開昭63-220156号公報は電
荷発生層に高級脂肪酸エステルを含有させることを開示
する。特開昭63-220153号公報は電荷発生層にポリプロ
ピレングリコールモノエーテルを含有させることを開示
する。特開昭63-220151号公報は電荷発生層にポリエチ
レングリコールモノエーテルを含有させることを開示す
る。しかし、上記公報に記載の添加物は本願が開示しよ
うとする化合物とその化学構造が異なる。
ドラゾン化合物を含有させることにより、優れた光感度
および初期表面電位の繰り返し特性を達成することので
きる技術を開示する。この技術は、さらに光感度を増感
させるために、アクリジン染料、チアジン染料あるいは
オキサジン染料の添加が有効であることを開示する。し
かし、上記感光体は、繰り返し使用した場合、表面電
位、残留電位等の電子写真特性が安定しないという欠点
がなお存在する。
電荷輸送層とを順次積層してなる電子写真感光体におい
て、電荷発生層に、例えばフェナジン、トリアゾールな
どの電子供与性物質を添加することにより、電荷発生層
で発生したキャリアの電荷輸送層への注入効率を高め、
光感度特性を改良する技術を開示するが、本願が開示し
ようとする感光体の上記繰り返し特性、耐久性等の解決
あるいは向上を目的とするものではない。
中にチオキサントン系化合物を添加することで繰り返し
特性を安定化させることを、特開昭62-262053号公報
は、感光層にチウラムモノスルフィド系化合物を添加す
ることで繰り返し特性を安定化させることを、そして特
開昭62-30256号公報はトリフェニルメタン系色素を添加
することで繰り返し特性を安定化させることを開示す
る。
含有する感光体(特開昭57-122444号公報)、感光層の
最上層に紫外線吸収剤を含有する感光体(特開昭57-132
154号公報)、電荷輸送層にベンゾフェノン系化合物を
含有する感光体(特開昭58-163945号公報)あるいは、
電荷輸送層にシアノビニル系の電子受容性物質を添加し
た感光体(特開昭58-7643号公報)等種々の添加剤を添
加した感光体が開示されている。
特性、耐久性等の感光体特性のなお一層の改良が望まれ
るものであり、また本願が開示しようとする添加剤とそ
の種類が異なる。
な事情に鑑みなされたものであり、繰り返し使用しても
初期特性(感度、表面電位等)を維持でき、劣化が少な
く、安定した複写画像を形成できる感光体を提供するこ
とを目的とする。かかる目的は、感光層を構成する電荷
輸送層に特定の多価アルコールの脂肪酸エステルを添加
することにより達成される。
発生材料を含有する電荷発生層と、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、トリメチレングリコー
ル、モノクロロヒドリン、ブチレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタグリセロール又
はペンタエリスリトールから選択される少なくとも一種
の多価アルコールと脂肪酸とからなる多価アルコールの
脂肪酸エステルおよび電荷輸送材料を含有する電荷輸送
層とを積層してなる感光層を有することを特徴とする感
光体に関する。このように、特定の多価アルコールの脂
肪酸エステルを機能分離型積層感光体の電荷輸送層に添
加することにより、繰り返し使用しても初期特性の変化
の少ない、性能の良い感光体を得ることができる。
ステルは、特定の多価アルコールと脂肪酸とのエステル
を言う。その多価アルコール成分としては、(ジ−,ト
リ−を含む)エチレングリコール、(ジ−,トリ−を含
む)プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
モノクロロヒドリン、ブチレングリコール等の2価アル
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタ
グリセロール等の3価アルコール、ペンタエリスリトー
ルである。脂肪酸成分としては炭素原子数C6〜C30
のカルボン酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリ
ン酸(デカン酸)、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、2−エ
チルヘキサン酸、ヘキシルデカン酸、イソステアリン
酸、マルガリン酸、ヘキサコン酸、トリアコン酸等を挙
げることができる。本発明の多価アルコールの脂肪酸エ
ステルは、上記多価アルコール成分の1つ以上のヒドロ
キシル基が脂肪酸でエステル化されている構造を有して
いればよい。物性的には沸点が180℃以上のものが好ま
しい。沸点が180℃より低いものは、徐々に揮発する可
能性があり、耐久性向上を十分はかることができない。
本発明に使用する多価アルコールの脂肪酸エステルは分
子量的に小さいため、電荷輸送物質に吸着されやすく、
そのことは本発明の効果を達成する一つの要因と考えて
いる。
エステルは、具体的には下記に表示の化合物を例示する
ことができる。なお多価アルコールの脂肪酸エステル
を、本明細書においては「脂肪酸・多価アルコール・エ
ステル」と表すことにする。
ル・エステル [2] トリー2ーエチルヘキサン酸・グリセリン・エ
ステル [3] トリ−2−ヘキシルデカン酸・グリセリン・エ
ステル [4] トリ−2−エチルヘキサン酸・トリメチロール
プロパン・エステル [5] トリイソステアリン酸・トリメチロールプロパ
ン・エステル [6] テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリ
トール・エステル [7] ジステアリン酸・エチレングリコール・エステ
ル [8] ジステアリン酸・トリエチレングリコール・エ
ステル [9] ジステアリン酸・ジエチレングリコール・エス
テル [10] ジパルミチン酸・エチレングリコール・エステ
ル [11] ジパルミチン酸・ジエチレングリコール・エス
テル [12] ジパルミチン酸・トリエチレングリコール・エ
ステル [13] ジカプリル酸・エチレングリコール・エステル [14] ジイソオクタン酸・エチレングリコール・エス
テル [15] ジカプリル酸・プロピレングリコール・エステ
ル [16] ジイソオクタン酸・プロピレングリコール・エ
ステル [17] ジカプリン酸・プロピレングリコール・エステ
ル [18] ヘキサカプリル酸・テトラグリセリン・エステ
ル [19] モノステアリン酸・エチレングリコール・エス
テル [20] モノカプリン酸・プロピレングリコール・エス
テル [21] モノイソオクタン酸・エチレングリコール・エ
ステル [22] モノカプリル酸・プロピレングリコール・エス
テル [23] モノカプリル酸・グリセンリン・エステル [24] ジデカン酸・エチレングリコール・エステル [25] ジ−2−エチルヘキサン酸・プロピレングリコ
ール・エステル [26] ジ−2−エチルヘキサン酸・ジエチレングリコ
ール・エステル [27] ジイソステアリン酸・ジエチレングリコール・
エステル [28] ジ−2−エチルヘキサン酸・トリエチレングリ
コール・エステル [29] 二酢酸・エチレングリコール・エステル [30] ジプロピオン酸・ジプロピレングリコール・エ
ステル [31] 二酪酸・プロピレングリコール・エステル [32] ジラウリン酸・エチレングリコール・エステル [33] ジミリスチン酸・エチレングリコール・エステ
ル [34] ジマーガリン酸・エチレングリコール・エステ
ル [35] ジラウリン酸・トリエチレングリコール・エス
テル [36] ジラウリン酸・プロピレングリコール・エステ
ル [37] ジオレイン酸・エチレングリコール・エステル [38] ジオレイン酸・プロピレングリコール・エステ
ル [39] ジオレイン酸・ジエチレングリコール・エステ
ル [40] ジオレイン酸・トリエチレングリコール・エス
テル
エステルは、通常の方法により合成したものでもよい。
また種々のものが市販品として入手可能である。例え
ば、上記した多価アルコールの脂肪酸エステル[1]〜
[40]を含め、それ以外にも種々のものが市販されてい
る。本発明の感光体は電荷発生層と多価アルコールの脂
肪酸エステルを1種または2種以上含有する電荷輸送層
とからなる感光層を有する。各種の形態の感光体は知ら
れているが、本発明の感光体の構成としては、感光層が
電荷発生層と電荷輸送層とからなるもので、支持体上に
電荷発生材料を主成分とする電荷発生層を設け、その上
に電荷輸送材料を含有する電荷輸送層を設けた所謂積層
型感光体等である。
導電性支持体上に電荷発生材料を真空蒸着するか、ある
いは、アミン等の溶媒に溶解せしめて塗布するか、顔料
を適当な溶剤もしくは必要があればバインダー樹脂を溶
解させた溶液中に分散させて作製した塗布液を塗布乾燥
した後、その上に電荷輸送材料およびバインダーを含む
溶液を塗布乾燥して得られる。本発明の多価アルコール
の脂肪酸エステルは、電荷輸送材料とともに電荷輸送層
に含有させる。
電荷発生材料はバインダー樹脂1重量部に対して、0.1
〜5重量部を使用する。
材料の割合はバインダー樹脂1重量部に対して0.2〜2重
量部、好ましくは、0.3〜1.3重量部であり、多価アルコ
ールの脂肪酸エステルの添加量は、この電荷輸送材料に
対して0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%、より
好ましくは1〜20重量%である。40重量%より多いと、
感度が悪くなり、残留電位が上昇する。0.1重量%より
少ないと本発明の効果を十分に得ることができない。
2μm以下がよく、電荷輸送層の厚みは3〜30μm、好まし
くは5〜20μmがよい。
電気絶縁性のバインダー樹脂としては、電気絶縁性であ
り、それ自体公知の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂
や光硬化性樹脂や光導電性樹脂等を使用できる。適当な
バインダー樹脂の例は、これに限定されるものではない
が、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル
樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、イオン架橋オレフィ
ン共重合体(アイオノマー)、スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体、ポリカーボネート、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体、セルロースエステル、ポリイミド、スチ
ロール樹脂等の熱可塑性樹脂;エポキシ樹脂、ウレタン
樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、熱硬化アクリル樹
脂等の熱硬化性樹脂;光硬化性樹脂;ポリビニルカルバゾ
ール、ポリビニルピレン、ポリビニルアントラセン、ポ
リビニルピロール等の光導電性樹脂である。これらは単
独で、または組合せて使用することもできる。
1×1012Ω・cm以上の体積抵抗を有することが望ましい。
ては、ビスアゾ系顔料、トリアリールメタン系染料、チ
アジン系染料、オキサジン系染料、キサンテン系染料、
シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム系染料、
アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、インジゴ系顔料、ペ
リレン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズイミダゾ
ール系顔料、インダスロン系顔料、スクアリウム塩系顔
料、アズレン系色素、フタロシアニン系顔料等の有機物
質や、セレン、セレン・テルル、セレン・砒素などのセ
レン合金、硫化カドミウム、セレン化カドミウム、酸化
亜鉛、アモルファスシリコン等の無機物質が挙げられ
る。これ以外でも、光を吸収し極めて高い確率で電荷担
体を発生する材料であれば、いずれの材料であっても使
用することができる。
ば無金属フタロシアニン、チタニルフタロシアニン、ア
ルミクロロフタロシアニンなどのフタロシアニン類が挙
げられる。
てはヒドラゾン化合物、ピラゾリン化合物、スチリル化
合物、トリフェニルメタン化合物、オキサゾール、オキ
サジアゾール化合物、カルバゾール化合物、スチルベン
化合物、エナミン化合物、オキサゾール化合物、トリフ
ェニルアミン化合物、テトラフェニルベンジジン化合
物、アジン化合物等色々なものを使用することができる
が、例えばカルバゾール、N−エチルカルバゾール、N
−ビニルカルバゾール、N−フェニルカルバゾール、テ
トラセン、クリセン、ピレン、ペリレン、2−フェニル
ナフタレン、アザピレン、2,3−ベンゾクリセン、3,
4−ベンゾピレン、フルオレン、1,2−ベンゾフルオ
レン、4−(2−フルオレニルアゾ)レゾルシノール、2
−p−アニソールアミノフルオレン、p−ジエチルアミノ
アゾベンゼン、カジオン、N,N−ジメチル−p−フェニ
ルアゾアニリン、p−(ジメチルアミノ)スチルベン、9
−(4−ジエチルアミノスチリル)アントラセン、2,5
−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1,3,5−オキ
サジアゾール、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノ
スチリル)−5−(p−ジエチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1−フェニル−3−フェニル−5−ピラゾロン、2
−(p−ジエチルアミノスチリル)−6−ジエチルアミノ
ベンズオキサゾール、2−(p−ジエチルアミノスチリ
ル)−6−ジエチルアミノベンゾチアゾール、ビス(4−
ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)フェニルメタ
ン、1,1−ビス(4−N,N−ジエチルアミノ−2−エ
チルフェニル)ヘプタン、N,N−ジフェニルヒドラジノ
−3−メチリデン−10−エチルフェノキサジン、N,
N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−10−エ
チルフェノチアジン、1,1,2,2,テトラキス−(4−
N,N−ジエチルアミノ−2−エチルフェニル)エタン、
p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニ
ルヒドラゾン、p−ジフェニルアミノベンズアルデヒド
−N,N−ジフェニルヒドラゾン、N−エチルカルバゾ
ール−N−メチル−N−フェニルヒドラゾン、p−ジエ
チルアミノベンズアルデヒド−N−α−ナフチル−N−
フェニルヒドラゾン、p−ジエチルアミノベンズアルデ
ヒド−3−メチルベンズチアゾリノン−2−ヒドラゾ
ン、2−メチル−4−N,N−ジフェニルアミノ−β−
フェニルスチルベン、α−フェニル−4−N,N−ジフ
ェニルアミノスチルベン、1、1−ビス−(p−ジエチ
ルアミノフェニル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブ
タジエン等が挙げられる。これらの輸送物質は単独また
は2種以上混合して用いられる。
ともに、ハロゲン化パラフィン、ポリ塩化ビフェニル、
ジメチルナフタレン、ジブチルフタレート、O−ターフ
ェニルなどの可塑剤やクロラニル、テトラシアノエチレ
ン、2,4,7−トリニトロフルオレノン、5,6−ジシ
アノベンゾキノン、テトラシアノキノジメタン、テトラ
クロル無水フタル酸、3,5−ジニトロ安息香酸等の電
子吸引性増感剤、メチルバイオレット、ローダミンB、
シアニン染料、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の増
感剤を使用してもよい。また、酸化防止剤や紫外線吸収
剤、分散助剤、沈降防止剤等も適宜使用してもよい。
としては、銅、アルミニウム、銀、鉄、亜鉛、ニッケル
等の金属や合金の箔ないしは板をシート状又はドラム状
にしたものが使用され、あるいはこれらの金属を、プラ
スチックフィルム等に真空蒸着、無電解メッキしたも
の、あるいは導電性ポリマー、酸化インジウム、酸化錫
等の導電性化合物の層を同じく紙あるいはプラスチック
フィルムなどの支持体上に塗布もしくは蒸着によって設
けられたものが用いられる。
はいずれも必要に応じて接着層またはバリア層および表
面保護層を設けることができる。中間層に用いられる材
料としては、ポリイミド、ポリアミド、ニトロセルロー
ス、ポリビニルブチラール、ポリビニルアルコールなど
のポリマーをそのまま、または酸化スズや酸化インジウ
ムなどの低抵抗化合物を分散させたもの、酸化アルミニ
ウム、酸化亜鉛、酸化ケイ素などの蒸着膜等が適当であ
る。また中間層の膜厚は、1μm以下が望ましい。
クリル樹脂、ポリアリール樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ウレタン樹脂などのポリマーをそのまま、または酸
化スズや酸化イジウム等の低抵抗化合物を分散させたも
のが適当である。
有機プラズマ重合膜は、必要に応じて適宜酸素、窒素、
ハロゲン、周期律表の第三属、第5属原子を含んでいて
もよい。また表面保護層の膜厚は、5μm以下が望まし
い。
ル樹脂(V-200:東洋紡績社製)1部をシクロヘキサノン9
0部とともにサンドグライダーにより分散させた。得ら
れたビスアゾ化合物の分散物を、アルミドラム上に、乾
燥膜厚が0.2g/m2となる様に塗布した後乾燥させて、電
荷発生層を形成した。
下記化学式[B]で現されるブタジエン化合物:
帝人化成社製)10部をテトラヒドロフラン80部に溶解
し、多価アルコールの脂肪酸エステルとしてトリイソス
テアリン酸・トリメチロールプロパン・エステル[5]
を0.5部添加した塗布液を、ディッピング法により塗布
し、乾燥して、膜厚が約20μmの電荷輸送層を形成し
た。この様にして、2層からなる感光層を有する電子写
真感光体を得た。
ールプロパン・エステル[5]の添加量を0.25部、0.75
部、1部とする以外は、実施例1と同様に感光体を作製
した。
は実施例1と同様に感光体を作製した。
ジ−ter-ブチル−p−クレゾールを0.5部添加すること以
外は実施例1と同様に感光体を作製した。
リルフェニル−ホスファイトを0.5部添加すること以外
は実施例1と同様に感光体を作製した。
レングリコールを0.5部添加すること以外は実施例1と
同様に感光体を作製した。
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾールを0.5部添加すること以外は実施例1と同様
に感光体を作製した。
クロヘキサノン90部とともにサンドミルにより分散させ
た。得られたビスアゾ化合物の分散液をアルミドラム上
に塗布後の膜厚が0.2g/m2となる様に塗布した後乾燥さ
せた。
下記化学式[D]で表されるジスチリル化合物:
製)10部をテトラヒドロフラン80部に溶解し、多価アル
コールの脂肪酸エステルとしてジステアリン酸・トリエ
チレングリコール・エステル[8]を0.3部添加した塗
布液をディッピング法により塗布して、膜厚約20μmの
電荷輸送層を形成した。以上のようにして2層からなる
感光層を有する感光体を得た。
実施例5と同様にして感光体を作製した。
ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを0.3部添
加すること以外は実施例5と同様にして感光体を作製し
た。
(50Φ):ミノルタカメラ社製)を用い、-6KVでコロナ
帯電で帯電させ、初期表面電位V0(V)、初期電位を1/2に
するために要した露光量E1/2(lux・sec)、1秒間暗中に
放置したときの初期電位の減衰率DDR1(%)を測定した。
結果を表1および表2に示す。
する感光体テスター(図1)に取り付け、電子写真特性
を測定した。すなわち、実施例および比較例で得られた
感光体を感光体ドラム(1)に取り付け、帯電器(2)
で-500Vに帯電後、0.3秒後の感光体の初期表面電位
(V0)、帯電後、ハロゲンランプよりの白色光(3)で
露光した後の表面電位(Vi)および露光後、光イレーサ
ー(5)で除電した後の残留電位(Vr)をプローブ
(4)により、それぞれ測定し、さらに上記工程を1000
0回繰り返した後のV0、ViおよびVrを測定し、繰り返し
特性を調べた。結果を表3に示した。
ールの脂肪酸エステルを添加することにより、繰り返し
使用しても初期特性(感度、表面電位等)を維持でき、
劣化が少なく、安定した複写画像を形成できる感光体を
得ることができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 電荷発生材料を含有する電荷発生層と、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリプロピレングリコール、トリ
メチレングリコール、モノクロロヒドリン、ブチレング
リコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペン
タグリセロール又はペンタエリスリトールから選択され
る少なくとも一種の多価アルコールと脂肪酸とからなる
多価アルコールの脂肪酸エステルおよび電荷輸送材料を
含有する電荷輸送層とを積層してなる感光層を有するこ
とを特徴とする感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03001488A JP3084755B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03001488A JP3084755B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | 感光体 |
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1991
- 1991-01-10 JP JP03001488A patent/JP3084755B2/ja not_active Expired - Lifetime
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