JP3083303B2 - 感熱記録紙 - Google Patents

感熱記録紙

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JP3083303B2
JP3083303B2 JP01316553A JP31655389A JP3083303B2 JP 3083303 B2 JP3083303 B2 JP 3083303B2 JP 01316553 A JP01316553 A JP 01316553A JP 31655389 A JP31655389 A JP 31655389A JP 3083303 B2 JP3083303 B2 JP 3083303B2
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H11/00Pulp or paper, comprising cellulose or lignocellulose fibres of natural origin only
    • D21H11/02Chemical or chemomechanical or chemothermomechanical pulp
    • D21H11/04Kraft or sulfate pulp
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/41Base layers supports or substrates
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は小巻ロールとしたときの巻グセカールが小さ
く、トレー収納性に優れ、かつ、低エネルギーで高濃度
で鮮明な画像を形成することができる感熱記録紙に関す
る。
[従来の技術] 無色もしくは淡色のロイコ染料と顕色剤との間の熱、
圧力等による発色反応を利用した記録材料は種々提案さ
れている。
その一つの感熱記録材料は、現像、定着等の煩雑な処
理を施す必要がなく、比較的簡単な装置で短時間に記録
ができること、騒音の発生が少ないこと、更にコストが
安いなどの利点により、電子計算機、ファクシミリ、券
売機、ラベル、レコーダー等の種々の記録材料として有
用である。
近年、感熱記録方式の需要が増大するにつれて、記録
の高速化に対する要求が高まっている。この為、記録装
置の高速化とともに、これに対応する感熱記録紙の開発
が望まれている。
高速化に対応する大きな要因は熱ヘッドと感熱記録紙
との密着性であり、熱伝導性の効率を高めることであ
る。
このため感熱層の表面平滑性を高める方法が広く研究
されている。
例えば特開昭54−115255号にはベック平滑度200〜100
0秒では5〜6ミリ秒程度の熱パルスにしか対応でき
ず、1mm秒以下の高速記録には感熱発色層の表面をベッ
ク平滑度で1100秒以上に平滑化処理することが必要であ
ると記載されている。ベック平滑度を1100秒以上にする
と、圧力により発色カブリが発生するため、使用する原
紙をあらかじめ、ベック平滑度500秒以上に平滑性を向
上させて、発色カブリを防止している。
しかし、このように原紙にキャレンダー処理をほどこ
し、ベック平滑度を向上させても塗工という水に濡れる
工程を経ると、繊維の膨潤が起こり、キャレンダー処理
による平滑性が低下してしまい、根本的な表面平滑性の
改善にはならない。
又、特公昭52−20142号に記載されているような感熱
層の表面をベック平滑度で200〜1000秒に表面処理する
方法では、キャレンダーによる地肌カブリがおこりやす
い上、かえって坪量ムラや凹凸を強調してしまいヘッド
との密着性が下がり、記録濃度の低下を招く。
特開昭62−25084ではふるい分け試験法(JIS−P−82
07)で、24メッシュ残量を支持体絶乾重量の10重量%以
下、かつ24メッシュと42メッシュ残量の和が支持体絶乾
重量の60重量%以下として繊維長分布を規定することに
より、ヘッドの密着性をあげようとしているが、絶乾重
量の重量比だけでは、パルプ種による繊維長分布の差異
や繊維の長さのばらつきなどをつかむことはできず、こ
れだけでは支持体の表面平滑性、地合の向上は望めな
い。
又、感熱記録紙の高感度化と併せて、小巻ロール品の
印字後のトレー収納性も感熱記録紙の品質としてますま
す重要になってきている。
感熱記録紙は小巻ロールとしてファクシミリなどに装
填され、ロールからくり出された感熱記録紙に感熱記録
後、カッターでシートに切断され、トレーに収納され
る。この小巻ロールは通常30〜40mmφの紙管に50m〜100
mの巻長で巻かれており、保管経時が長い程、巻芯に近
くなるほど巻グセカールがつきやすく、大きくなり、ト
レーでの収納不良やジャミングによる記録部での走行不
良などの不良が発生しやすくなる。
巻グセカールには塗工技術はもちろん支持体の品質も
影響している。このため、特開昭62−23778では天然パ
ルプと合成パルプの混抄で、かつ、縦方向のクラーク剛
度を規定することで、巻グセカールを小さくしようとし
ている。しかし、合成パルプは一般的な木材パルプより
高価であり、コスト的に問題がある上、液の浸透性が天
然パルプと異なり、発色に良い影響をあたえない。又、
クラーク剛度と巻ぐせカールにはっきりした因果関係は
見出せていない。
特開昭60−184875では支持体中にカチオン柔軟剤を含
有させることで巻グセカールを小さくしようとしている
が、本質的な改良には至っていない。
特開昭61−268482ではヤンキドライヤーで抄紙機の乾
燥条件の表裏差が比較的一定となるようにし、感熱液塗
布側へのCD軸カールをつけることにより、小巻ロールに
したときの巻グセカールを小さくしようとしているが、
裏面の表面平滑性が低いため、塗工時の乾燥がコントロ
ールできず、かえって巻グセカールのつきやすい感熱記
録紙となってしまう。
又、特開昭61−14993では繊維の内部結合力、コブ吸
水度を規定するとともにLBKP60重量%以上使用すること
でドット再現性が向上し、高濃度な画像が得られると述
べられているが、このような支持体から得られる感熱記
録紙はLBKPによる短繊維化、平滑性の向上による画像の
高濃度は得られるものの、紙力が弱まり、トレー収納性
には効果的でない。
感熱記録用原紙の一般的なパルプ調製方法として木材
パルプを主体にし、叩解度をフリーネス値(C.S.F.)で
管理したパルプを使うことが行われているが、フリーネ
ス管理だけに頼るのではパルプ樹種によるフィブリル化
の差異や均一に叩解されないことにより存在する未叩解
パルプや繊維フィブリル化の不均一などを検出できず、
原紙品質がバラついたり、地合が悪くなったりと感熱記
録用原紙として好ましくない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は感熱記録紙において小巻ロールにしたときに
経時でも巻グセカールが小さく、記録後のトレー収納性
が良好であると共に高濃度で鮮明な画像の感熱記録紙を
得ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記した課題を解決すべく原料パルプの
種類、繊維長に着目して鋭意検討を行った。
一般にN材の繊維長は2〜7mmであり、5mm以上の長い
繊維があると繊維自体が長くて巾広のため、原紙表面の
凹凸となってしまい、表面平滑性が低下し、ドット再現
性の低下、カレンダーによる地肌汚れ、画像が鮮明でな
くなるなどの感熱記録紙としての品質が低下してしまう
ので、表面平滑性を出すために1〜2mmの短繊維のL材
を利用することが多い。
しかし、L材や微細繊維は、地合、表面平滑性を向上
させる一方で、クラーク剛度等が低い、いわゆる腰の弱
い紙となってしまう。
又、巻グセカール発生のメカニズムはまだよく解明さ
れていないが、本発明者が検討したところ小巻ロールで
長期保管中にパルプセルロースの水素結合の組みかえが
起こり巻グセがついてしまうということがわかってき
た。
この水素結合の面積が多いL材のような短繊維は巻グ
セがつきやすく、とれにくく、巻グセカールに対しマイ
ナスの効果であると考えられる。本発明者らは以上のよ
うなN材、L材の各長所、短所を考慮し、検討を重ねた
結果、NBKPの配合比を10重量%以上50重量%以下とし、
かつそのNBKPの最大繊維長を4mm以下とすることで、発
色画像、巻グセカール両方の問題を解決することを見出
し、本発明に至った。
すなわち、本発明は感熱記録紙の支持体としてN材の
配合比が支持体絶乾重量の10重量%以上50重量%以下
で、かつN材の最大繊維長が4mm以下である原紙を用い
る感熱記録紙である。
本発明においてN材の配合比を10〜50重量%とするの
は、N材を10重量%以上とすることで適度な腰を有し、
又、水素結合点の面積を巻グセカールがつきにくい程度
まで減らすことができるため、巻グセカールの改善に大
変効果があるが、N材が50重量%を越えるとキャレンダ
ーがかかりにくくなり、原紙の表面平滑性がそこなわれ
るからである。
更にN材の繊維長を4mm以下にすることにより、L材
と同等以上の表面平滑性が得られ、この表面平滑性の良
さは感熱層塗布時における繊維の膨潤によっても何ら変
わることなく、感熱記録によりすぐれた画像が得られ
る。
使用するN材は特に20〜40重量%の範囲が、又、繊維
長は2.5mm〜3.6mmとするのが適度な腰の強さと高平滑性
とのバランスがとれていて好ましい。
N材の中でもNBKPが白色度が高いので最も好ましい。
その他の配合パルプとしてはL材、特にLBKPが中心で
あるが、ポリエステル等の合成繊維やワラ・エスパルト
等の植物繊維、ポリオレフィン等の合成パルプを少量加
えることも可能である。
本発明で使用するパルプは叩解の方法を変えることに
より得られる。叩解機としては種々あるが、本発明が検
討を重ねた結果、叩解フリーネス(C.S.F.)値だけで、
繊維長を管理するのは不可能であり、叩解前のパルプの
ストックヤードでの膨潤時間を長く取ること、叩解機の
刃の回転速度を下げることが本発明で使用するパルプを
得るために必要なことがわかった。
特殊な製造機械を用いることなく現在使用している叩
解機の回転特の選択、叩解機のライン設計を組み合わせ
ることにより達成できる。フリーネス(C.S.F.)は400
〜300ccが望ましい。
本発明者が従来の方法でフリーネス(C.S.F.)400〜3
00ccの叩解を行ったところ、4.1mmを越える長繊維が多
数含まれていたが、本発明では十分に膨潤したパルプを
回転速度を小さくした叩解機で叩解することにより、4.
1mmを越える長繊維を含まないパルプを得ることができ
る。
又、パルプ以外の原料として下記の薬品を添加するこ
とが可能である。すなわち、サイズ剤として、ロジン、
パラフィンワックス、高級脂肪酸塩、アルケニルコハク
酸塩、脂肪酸無水物、スチレン無水マレイン酸共重合
物、アルキルケテンダイマー、エポキシ化脂肪酸アミ
ド、柔軟化剤として無水マレイン酸共重合物とポリアル
レンルポリアミンの反応物、高級脂肪酸の4級アンモニ
ウム塩、紙力剤としてポリアクリルアミド、スターチ、
ポリビニルアルコール、メラミンホルムアルデヒド縮合
物、ゼラチン、定着剤として硫酸バンド、ポリアミドポ
リアミンエピクロルヒドリン、その他、顔料、染料、螢
光染料、帯電防止剤等を必要に応じ添加することができ
る。この中で顔料は本発明の効果により強化する為に有
効であり好ましくはパルプに対し10重量%以上含有する
ことが望ましい。
次に本発明に用いる感熱塗液については、従来公知の
ものを使用することができる。
すなわち、熱発色性物質(ロイコ染料)とフェノール
性物質等の顕色剤と結合剤と、必要あれば消泡剤、界面
活性剤、ワックス、粘度、無機顔料等の添加物を加えた
溶液又は分散液を塗布乾燥して感熱発色層を形成すれば
よい。
本発明において用いられるロイコ染料は単独又は2種
以上混合して適用されるが、このようなロイコ染料とし
ては、この種の記録材料に適用されているものが任意に
適用され、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン
系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピン系、
インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が好まし
くは用いられる。このようなロイコ染料の具体例として
は、例えば、以下に示すようなものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリ
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラ
クトン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリ
ド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソブチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソアミルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロルフルオ
ラン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2−{N−(3′−トリフルオルメチルフェニル)ア
ミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−ク
ロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−リクロ
ロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−N−メチル−N−アミルアミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2′,4′−
ジメチルアニリノ)フルオラン、 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベンジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾイルドリノ−
ピリロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾイルドリノ−
ピリロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−4′−ニトロフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−メチルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフェニル)フタリド、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジリノ−7−トリフルオロメチルアニリノ
フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メ
チルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フ
ェニルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニル
フェニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−N−メチルトルイジノ)−7−(p
−n−ブチルアニリノ)フルオラン、 3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,
3′)−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロネ
フルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフル
オラン、 3−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′,5′−ベンゾフルオラン、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}フタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p
−ジメチルアミノフェニル−1−フェニルエチレン−2
−イル)フタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p
−ジメチルアミノフェニル−1−p−クロロフェニルエ
チレン−2−イル}−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(4′−ジメチルアミノ−2′−メトキシ)−3
−(1″−p−ジメチルアミノフェニル−1″−フェニ
ル−1″,3″−ブタジエン−4″−イル)ベンゾフタリ
ド、 3−(4′−ジメチルアミノ−2′−ベンジルオキ
シ)−3−(1″−p−ジメチルアミノフェニル−1″
−p−クロロフェニル−1″,3″−ブタジエン−4″−
イル)ベンゾフタリド、 3−ジメチルアミノ−6−ジメチルアミノ−フルオレ
ン−9−スピロ−3′−(6′−ジメチルアミノ)フタ
リド、 3,3−ビス{2−(p−ジメチルアミノフェニル)−
2−(p−メトキシフェニル)エテニル}−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド、 3−ビス{1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エ
チレン−2−イル}−5,6−ジクロロ−4,7−ジブロモフ
タリド、 ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−ナフタレ
ンスルホニルメタン等。
又本発明においては、顕色剤として電子受容性の種々
の化合物、例えばフェニル性化合物、チオフェノール性
化合物、チオ尿素誘導体、有機酸及びその金属塩等を併
用することができ、その具体例としては以下に示すよう
なものが挙げられる。
4,4′−イソプロピリデンビスフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノー
ル)、 4,4′−センカダリー−ブチリデンビスフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブ
チルフェノール)、 4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノー
ル)、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 4,4′−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−
2−メチルフェノール)、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
ターシャリーブチルフェニル)ブタン、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
シクロヘキシルフェニル)ブタン、 4,4′−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メ
チルフェノール)、 4,4′−ジフェノールスルホン、 4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフェニルス
ルホン、 4−ベンジロキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスル
ホン、 4,4′−ジフェノールスルホキシド、 p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、 p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、 プロトカテキユ酸ベンジル、 没食子酸ステアリル、 没食子酸ラウリル、 没食子酸オクチル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパ
ン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、 N,N′−ジフェニルチオ尿素、 N,N′−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、 サリチルアニリド、 5−クロロ−サリチルアニリド、 ビス−(4−ヒトロキシフェニル)酢酸メチルエステ
ル、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエス
テル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 2,4−ジフェノールスルホン、 2,2−ジアリル−4,4′−ジフェノールスルホン、 3,4−ジヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、 1−アセチルオキシ−2−ナフトエ酸亜鉛、 2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜鉛、 2−アセチルオキシ−3−ナフトエ酸亜鉛、 α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチ
ルトルエン、 チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、 テトラブロモビスフェノールA、 テトラブロモビスフェノールS等。
又、結合剤としては、慣用の種々の結合剤を適宜用い
ることができ、その具体例としては、例えば、以下のも
のが挙げられる。
ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、メトキ
シルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ
ビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エステ
ル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/メ
タクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共
重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重
合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソー
ダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポリ酢
酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、ポ
リメタクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重
合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のエマルジョン
やスチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエ
ン/アクリル系共重合体等のラテックス等。
又、本発明により感熱記録材料を得る場合は、必要に
応じて、熱感度向上剤として種々の熱可融性物質を使用
することができ、その具体例としては次の化合物が挙げ
られる。
ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸
アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛等の脂
肪金属塩類、p−ベンジルビフェニル、ターフェニル、
トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ安息香酸ベン
ジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β−ナフトエ酸
フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フ
ェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチ
ルエステル、ジフェニルカーボネート、テレフタル酸ジ
ベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエステル、1,
4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレ
ン、1,4−ジベンジルオキシナフタレン、1,2−ビス(フ
ェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキ
シ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタ
ン、1,4−ビス(フェノキシ)ブタン、1,4−ビス(フェ
ノキシ)−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフェ
ニルチオ)エタン、ジベンゾイルメタン、1,4−ビス
(フェニルチオ)ブタン、1,4−ビス(フェニルチオ)
−2−ブテン、1,2−ビス(メトキシフェニルチオ)エ
タン、1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼ
ン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフェニル、p
−アリールオキシビフェニル、p−プロパギルオキシビ
フェニル、ジベンゾイルオキシメタン、1,3−ジベンゾ
イルオキシプロパン、ジベンジルジスルフィド、1,1−
ジフェニルエタノール、1,1−ジフェニルプロパノー
ル、p−(ベンジルオキシ)ベンジルアルコール、1,3
−ジフェノキシ−2−プロパノール、N−オクタデシル
カルバモイル−p−メトキシカルボニルベンゼン、N−
オクタデシルカルバモイルベンゼン、修酸ジベンジルエ
ステル、1,5−ビス(p−メトキシフェニルオキシ)−
3−オキサペンタン等。
補助添加成分として、例えば填料、界面活性剤等を併
用することができる。この場合、填料としては、例えば
炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸
化アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、
タルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系
微粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタク
リル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末
を挙げることができる。
次に本発明を実施例により更に詳細に説明する。な
お、以下に示す部及び%は何れも重量基準である。
実施例1 パルプのストックを3時間以上行った後、ダブルディ
スク型リファイナー2台連結で回転速度20m/s以下で、
フリーネス(C.S.F.)350ccに叩解した。パルプの絶乾
パルプ重量に対してロジンサイズ1.0部、硫酸バンド2.0
部、タルク10.0部を内填して、坪量50g/m2、厚み60μの
原紙を長網抄紙機にて抄造した。
実施例2 パルプのストックを3時間以上行った後、ダブルディ
スク型リファイナー1台、ジョルダンタイプのコニカル
リファイナー1台の各回転速度をリファイナー20m/s以
下、コニカルリファイナー25m/sで、フリーネス(C.S.
F.)380ccに叩解したパルプの絶乾パルプ重量に対して
ロジンサイズ1.0部、硫酸バンド2.0部、タルク10.0部を
内填して、坪量50g/m2、厚み60μの原紙を長網抄紙機に
て抄造した。
比較例1 パルプをチェストに移送後、すぐにジョルダンタイプ
のコニカルリファイナー1台にて、回転速度30m/sでフ
リーネス(C.S.F.)350ccに叩解したのち、絶乾パルプ
重量に対して、ロジンサイズ1.0部、硫酸バンド2.0部、
タルク1.0部を内填して、坪量50g/m2、厚み60μの原紙
を長網抄紙機にて抄造した。
その他に一般に市販されている上質紙坪量50g/m2を比
較例とした(比較例2)。
実施例、比較例の各原紙に感熱液を塗布して感熱記録
紙を得た。
以下に感熱液の製造方法、塗工方法について述べる。
(A液) クリスタルバイオレットラクトン 1.5部 ポリビニルアルコール(20%水溶液) 5部 水 43.5部 (B液) ビスフェノールA 6部 ポリビニルアルコール(20%水溶液) 5部 水 39部 のA液、B液を別々のボールミルで24時間粉砕・分散し
たのち、このA液、B液を混合撹拌し、感熱液とした。
この感熱液をワイヤーバー方式で原紙の片面に約3g/m
2(固形分)となるように塗工乾燥し、マシンカレンダ
ー掛けを行い、感熱記録紙を得た。
この感熱記録紙を松下電子部品(株)製の感熱印字装
置にて電圧13.3Vで印字し、マクベス濃度計RD−914にて
濃度測定した。
又、リコーα−20機で送受信を行い、小巻ロールのト
レー収納性をみた。表1中の数字は30枚あたりのカール
による収納不良枚数である。
N:NBKP L:LBKP 表1より本発明実施例が記録濃度巻グセカールとも優
れた特性を持っていることがわかる。
[発明の効果] 本発明により小巻ロールにし、長期保管しても巻グセ
カールがつきにくく、記録後のトレー収納性も良く、し
かも高濃度で鮮明な画像の感熱記録紙が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吾妻 敏明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 木村 重昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 細木 靖之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭56−24191(JP,A) 特開 昭62−218183(JP,A) 特開 昭62−218184(JP,A) 特開 昭62−25084(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱記録紙の支持体としてN材の配合比が
    支持体絶乾重量の10重量%以上50重量%以下で、かつN
    材の最大繊維長が4mm以下である原紙を用いることを特
    徴とする感熱記録紙。
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