JP3083304B2 - 感熱記録紙 - Google Patents
感熱記録紙Info
- Publication number
- JP3083304B2 JP3083304B2 JP01316554A JP31655489A JP3083304B2 JP 3083304 B2 JP3083304 B2 JP 3083304B2 JP 01316554 A JP01316554 A JP 01316554A JP 31655489 A JP31655489 A JP 31655489A JP 3083304 B2 JP3083304 B2 JP 3083304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp
- bis
- weight
- methyl
- recording paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は小巻ロールとしたときの巻グセカールが小さ
く、トレー収納性に優れ、かく、低エネルギーで高濃度
で鮮明な画像を形成することができる感熱記録紙に関す
る。
く、トレー収納性に優れ、かく、低エネルギーで高濃度
で鮮明な画像を形成することができる感熱記録紙に関す
る。
[従来の技術] 無色もしくは淡色のロイコ染料と顕色剤との間の熱、
圧力等による発色反応を利用した記録材料は種々提案さ
れている。
圧力等による発色反応を利用した記録材料は種々提案さ
れている。
その一つの感熱記録材料は、現像、定着等の煩雑な処
理を施す必要がなく、比較的簡単な装置で短時間に記録
ができること、騒音の発生が少ないこと、更にコストが
安いなどの利点により、電子計算機、ファクシミリ、券
売機、ラベル、レコーダー等の種々の記録材料として有
用である。
理を施す必要がなく、比較的簡単な装置で短時間に記録
ができること、騒音の発生が少ないこと、更にコストが
安いなどの利点により、電子計算機、ファクシミリ、券
売機、ラベル、レコーダー等の種々の記録材料として有
用である。
近年、感熱記録方式の需要が増大するにつれて、記録
の高速化に対する要求が高まっている。この為、記録装
置の高速化とともに、これに対応する感熱記録紙の開発
が望まれている。
の高速化に対する要求が高まっている。この為、記録装
置の高速化とともに、これに対応する感熱記録紙の開発
が望まれている。
高速化に対応する大きな要因は熱ヘッドと感熱記録紙
との密着性であり、熱伝導性の効率を高めることであ
る。
との密着性であり、熱伝導性の効率を高めることであ
る。
このため感熱層の表面平滑性を高める方法が広く研究
されている。
されている。
例えば特開昭54−115255号にはベック平滑度200〜100
0秒では5〜6ミリ秒程度の熱パルスにしか対応でき
ず、1mm秒以下の高速記録には感熱発色層の表面をベッ
ク平滑度で1100秒以上に平滑化処理することが必要であ
ると記録されている。ベック平滑度を1100秒以上にする
と、圧力により発色カブリが発生するため、使用する原
紙をあらかじめ、ベック平滑度500秒以上に平滑性を向
上させて、発色カブリを防止している。
0秒では5〜6ミリ秒程度の熱パルスにしか対応でき
ず、1mm秒以下の高速記録には感熱発色層の表面をベッ
ク平滑度で1100秒以上に平滑化処理することが必要であ
ると記録されている。ベック平滑度を1100秒以上にする
と、圧力により発色カブリが発生するため、使用する原
紙をあらかじめ、ベック平滑度500秒以上に平滑性を向
上させて、発色カブリを防止している。
しかし、このように原紙にキャレンダー処理をほどこ
し、ベック平滑度を向上させても塗工という水に濡れる
工程を経ると、繊維の膨潤が起こり、キャレンダー処理
による平滑性が低下してしまい、根本的な表面平滑性の
改善にはならない。
し、ベック平滑度を向上させても塗工という水に濡れる
工程を経ると、繊維の膨潤が起こり、キャレンダー処理
による平滑性が低下してしまい、根本的な表面平滑性の
改善にはならない。
又、特公昭52−20142号に記載されているような感熱
層の表面をベック平滑度で200〜1000秒に表面処理する
方法では、キャレンダーによる地肌カブリがおこりやす
い上、かえって坪量ムラや凹凸を強調してしまいヘッド
との密着性が下がり、記録濃度の低下を招く。
層の表面をベック平滑度で200〜1000秒に表面処理する
方法では、キャレンダーによる地肌カブリがおこりやす
い上、かえって坪量ムラや凹凸を強調してしまいヘッド
との密着性が下がり、記録濃度の低下を招く。
特開昭62−25084ではふるい分け試験法(JIS−P−82
07)で、24メッシュ残量を支持体絶乾重量の10重量%以
下、かつ24メッシュと42メッシュ残量の和が支持体絶乾
重量の60重量%以下として繊維長分布を規定することに
より、ヘッドの密着性をあげようとしているが、絶乾重
量の重量比だけでは、パルプ種による繊維長分布の差異
や繊維の長さのばらつきなどをつかむことはできず、こ
れだけでは支持体の表面平滑性、地合の向上は望めな
い。
07)で、24メッシュ残量を支持体絶乾重量の10重量%以
下、かつ24メッシュと42メッシュ残量の和が支持体絶乾
重量の60重量%以下として繊維長分布を規定することに
より、ヘッドの密着性をあげようとしているが、絶乾重
量の重量比だけでは、パルプ種による繊維長分布の差異
や繊維の長さのばらつきなどをつかむことはできず、こ
れだけでは支持体の表面平滑性、地合の向上は望めな
い。
又、感熱記録紙の高感度化と併せて、小巻ロール品の
印字後のトレー収納性も感熱記録紙の品質としてますま
す重要になってきている。
印字後のトレー収納性も感熱記録紙の品質としてますま
す重要になってきている。
感熱記録紙は小巻ロールとしてファクシミリなどに装
填され、ロールからくり出された感熱記録紙に感熱記録
後、カッターでシートに切断され、トレーに収納され
る。この小巻ロールは通常30〜40mmφの紙管に50m〜100
mの巻長で巻かれており、保管経時が長い程、巻芯に近
くなるほど巻グセカールがつきやすく、大きくなり、ト
レーでの収納不良やジャミングによる記録部での走行不
良などの不良が発生しやすくなる。
填され、ロールからくり出された感熱記録紙に感熱記録
後、カッターでシートに切断され、トレーに収納され
る。この小巻ロールは通常30〜40mmφの紙管に50m〜100
mの巻長で巻かれており、保管経時が長い程、巻芯に近
くなるほど巻グセカールがつきやすく、大きくなり、ト
レーでの収納不良やジャミングによる記録部での走行不
良などの不良が発生しやすくなる。
巻グセカールには塗工技術はもちろん支持体の品質も
影響している。このため、特開昭62−23778では天然パ
ルプの合成パルプの混抄で、かつ縦方向のクラーク剛度
を規定することで、巻グセカールを小さくしようとして
いる。しかし、合成パルプは一般的な木材パルプより高
価であり、コスト的に問題がある上、液の浸透性が天然
パルプと異なり、発色に良い影響をあたえない。又、ク
ラーク剛度と巻グセカールにはっきりした因果関係は見
出せていない。
影響している。このため、特開昭62−23778では天然パ
ルプの合成パルプの混抄で、かつ縦方向のクラーク剛度
を規定することで、巻グセカールを小さくしようとして
いる。しかし、合成パルプは一般的な木材パルプより高
価であり、コスト的に問題がある上、液の浸透性が天然
パルプと異なり、発色に良い影響をあたえない。又、ク
ラーク剛度と巻グセカールにはっきりした因果関係は見
出せていない。
特開昭60−184875では支持体中にカチオン柔軟剤を含
有させることで巻グセカールを小さくしようとしている
が、本質的な改良には至っていない。
有させることで巻グセカールを小さくしようとしている
が、本質的な改良には至っていない。
特開昭61−268482ではヤンキドライヤーで抄紙機の乾
燥条件の表裏差が比較的一定となるようにし、感熱液塗
布側へのCD軸カールをつけることにより、小巻ロールに
したときの巻グセカールを小さくしようとしているが、
裏面の表面平滑性が低いため、塗工時の乾燥がコントロ
ールできず、かえって巻グセカールのつきやすい感熱記
録紙となってしまう。
燥条件の表裏差が比較的一定となるようにし、感熱液塗
布側へのCD軸カールをつけることにより、小巻ロールに
したときの巻グセカールを小さくしようとしているが、
裏面の表面平滑性が低いため、塗工時の乾燥がコントロ
ールできず、かえって巻グセカールのつきやすい感熱記
録紙となってしまう。
又、特開昭61−14993では繊維の内部結合力、コブ吸
水度を規定するとともにLBKP 60重量%以上使用するこ
とでドット再現性が向上し、高濃度な画像が得られると
述べられているが、このような支持体から得られる感熱
記録紙はLBKPによる短繊維化、平滑性の向上による画像
の高濃度は得られるものの、紙力が弱まり、トレー収納
性には効果的でない。
水度を規定するとともにLBKP 60重量%以上使用するこ
とでドット再現性が向上し、高濃度な画像が得られると
述べられているが、このような支持体から得られる感熱
記録紙はLBKPによる短繊維化、平滑性の向上による画像
の高濃度は得られるものの、紙力が弱まり、トレー収納
性には効果的でない。
感熱記録用原紙の一般的なパルプ調整方法として木材
パルプを主体にし、叩解度をフリーネス値(C.S.F.)で
管理したパルプを使うことが行われているが、フリーネ
ス管理だけに頼るのではパルプ樹種によるフィブリル化
の差異や均一に叩解されないことにより存在する未叩解
パルプや繊維フィブリル化の不均一などを検出できず、
原紙品質がバラついたり、地合が悪くなったりと感熱記
録用原紙として好ましくない。
パルプを主体にし、叩解度をフリーネス値(C.S.F.)で
管理したパルプを使うことが行われているが、フリーネ
ス管理だけに頼るのではパルプ樹種によるフィブリル化
の差異や均一に叩解されないことにより存在する未叩解
パルプや繊維フィブリル化の不均一などを検出できず、
原紙品質がバラついたり、地合が悪くなったりと感熱記
録用原紙として好ましくない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は感熱記録紙において小巻ロールにしたときに
経時でも巻グセカールが小さく、記録後のトレー収納性
が良好であると共に高濃度で鮮明な画像の感熱記録紙を
得ることにある。
経時でも巻グセカールが小さく、記録後のトレー収納性
が良好であると共に高濃度で鮮明な画像の感熱記録紙を
得ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記した課題を解決すべく鋭意検討を行
った結果、特定サイズのパルプ含有量をある水準以下と
した原料パルプを使用することが有効であることを知見
し、本発明に至った。
った結果、特定サイズのパルプ含有量をある水準以下と
した原料パルプを使用することが有効であることを知見
し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、感熱記録紙の支持体としてふる
い分け試験(JIS−P−8201)の150メッシュ流出パルプ
がパルプ絶乾重量の20重量%以下の原紙を用いる感熱記
録紙である。
い分け試験(JIS−P−8201)の150メッシュ流出パルプ
がパルプ絶乾重量の20重量%以下の原紙を用いる感熱記
録紙である。
本発明はこれらの欠点を改良し、小巻ロールの巻グセ
カールが小さく、記録後のトレー収納性に優れ、高濃度
で鮮明な画像の感熱記録紙に関する。すなわち、ふるい
分け試験法(JIS−P−8201)によるふるい分け結果
で、150メッシュ流出分の重量%がパルプ絶乾重量の20
重量%以下であることによる。
カールが小さく、記録後のトレー収納性に優れ、高濃度
で鮮明な画像の感熱記録紙に関する。すなわち、ふるい
分け試験法(JIS−P−8201)によるふるい分け結果
で、150メッシュ流出分の重量%がパルプ絶乾重量の20
重量%以下であることによる。
ふるい分け試験とは具体的には絶乾重量として10gの
試料を離解機で充分離解したのち、パルプふるい分け試
験機で15分間ふるい分けを行い、24メッシュ(呼び寸法
710μ)、42メッシュ(同350μ)、80メッシュ(同177
μ)、150メッシュ(同105μ)の4槽における各残分を
それぞれ元の試料重量の百分率(重量%)として求めら
れたものである。そして本発明で規定する150メッシュ
流出パルプ重量とは元の試料から上記4槽の残分を差引
いたものでありさらに填料などのパルプ以外の添加物の
絶乾重量も指し引いたものであり、この重量と元の試料
との百分率(重量%)を本発明では規定している。
試料を離解機で充分離解したのち、パルプふるい分け試
験機で15分間ふるい分けを行い、24メッシュ(呼び寸法
710μ)、42メッシュ(同350μ)、80メッシュ(同177
μ)、150メッシュ(同105μ)の4槽における各残分を
それぞれ元の試料重量の百分率(重量%)として求めら
れたものである。そして本発明で規定する150メッシュ
流出パルプ重量とは元の試料から上記4槽の残分を差引
いたものでありさらに填料などのパルプ以外の添加物の
絶乾重量も指し引いたものであり、この重量と元の試料
との百分率(重量%)を本発明では規定している。
150メッシュ流出パルプは一般に微細繊維と呼ばれ、
繊維は短くなるにつれ、繊維同士の水素結合点の面積が
増える。
繊維は短くなるにつれ、繊維同士の水素結合点の面積が
増える。
巻グセカール発生のメカニズムは本発明者が検討した
ところ、小巻ロールで長期保管中に繊維の水素結合の組
みかえが起こり、巻ぐせがついてしまうということがわ
かってきた。従って水素結合点の面積が大きい微細繊維
は巻グセカールにマイナスの効果がある。又、繊維自身
のもつ復元力(まっすぐに伸びようとする力)は長繊維
と短繊維では短繊維の方が弱く、紙を巻いた場合の復元
力も短繊維が多いほど弱く、巻グセカールにマイナスの
効果となる。
ところ、小巻ロールで長期保管中に繊維の水素結合の組
みかえが起こり、巻ぐせがついてしまうということがわ
かってきた。従って水素結合点の面積が大きい微細繊維
は巻グセカールにマイナスの効果がある。又、繊維自身
のもつ復元力(まっすぐに伸びようとする力)は長繊維
と短繊維では短繊維の方が弱く、紙を巻いた場合の復元
力も短繊維が多いほど弱く、巻グセカールにマイナスの
効果となる。
150メッシュ流出パルプが20重量%以上となった場合
は、この2つの作用の為に、くせづきがよく、巻グセカ
ールが大きくなるため、トレー収納性は非常に悪くな
る。
は、この2つの作用の為に、くせづきがよく、巻グセカ
ールが大きくなるため、トレー収納性は非常に悪くな
る。
逆に10重量%未満となった場合は表面平滑性が低く、
塗工液の浸透性が悪くなる為、ドット再現性の悪い感熱
記録紙となってしまうので10〜20重量%の範囲が最も好
ましい。
塗工液の浸透性が悪くなる為、ドット再現性の悪い感熱
記録紙となってしまうので10〜20重量%の範囲が最も好
ましい。
本発明で使用するパルプは叩解の方法を変えることに
より得られる。
より得られる。
叩解機としては種々あるが、本発明者が検討を重ねた
結果、叩解フリーネス(C.S.F.)値だけで繊維長を管理
するのは不可能であり、叩解前のパルプのストックヤー
ドでの膨潤時間を長く取ること、叩解機の刃の回転速度
を下げることが本発明で使用するパルプを得るために必
要なことがわかった。フリーネス(C.S.F.)は400〜300
mlが望ましい。
結果、叩解フリーネス(C.S.F.)値だけで繊維長を管理
するのは不可能であり、叩解前のパルプのストックヤー
ドでの膨潤時間を長く取ること、叩解機の刃の回転速度
を下げることが本発明で使用するパルプを得るために必
要なことがわかった。フリーネス(C.S.F.)は400〜300
mlが望ましい。
従来の方法で本発明者がフリーネス(C.S.F.)400〜3
00mlの叩解を行ったところ、微細繊維を25%も含み、し
かも未叩解のパルプも見受けられた。
00mlの叩解を行ったところ、微細繊維を25%も含み、し
かも未叩解のパルプも見受けられた。
しかし、本発明では十分に膨潤したパルプを回転数を
小さく設定した叩解機で叩解することにより、必要最低
限のフィブリル化で微細繊維は少なくなる。
小さく設定した叩解機で叩解することにより、必要最低
限のフィブリル化で微細繊維は少なくなる。
又、表面平滑性を低下させるような長繊維も少なく、
感熱記録紙として巻グセカール、記録濃度とも十分な品
質が得られた。
感熱記録紙として巻グセカール、記録濃度とも十分な品
質が得られた。
本発明で使用するパルプとしては木材パルプが好まし
いが、本発明による叩解方法では樹種の違いに関係な
く、どれも同等の品質が得られる。
いが、本発明による叩解方法では樹種の違いに関係な
く、どれも同等の品質が得られる。
又、パルプ以外の原料として下記の薬品を添加するこ
とが可能である。すなわち、サイズ剤として、ロジン、
パラフィンワックス、高級脂肪酸塩、アルケニルコハク
酸塩、脂肪酸無水物、スチレン、無水マレイン酸共重合
物、アルキルケテンダイマー、エポキシ化脂肪酸アミ
ド、柔軟化剤として無水マレイン酸共重合物とポリアル
キレンポリアミンの反応物、高級脂肪酸の4級アンモニ
ウム塩、紙力剤としてポリアクリルアミド、スターチ、
ポリビニルアルコール、メラミンホルムアルデヒド縮合
物、ゼラチン、定着剤として硫酸バンド、ポリアミドポ
リアミンエピクロルヒドリン、その他、顔料、染料、螢
光染料、帯電防止剤等を必要に応じ添加することができ
る。この中で顔料は本発明の効果をより強化する為に有
効であり好ましくはパルプに対し10重量%以上含有する
ことが望ましい。
とが可能である。すなわち、サイズ剤として、ロジン、
パラフィンワックス、高級脂肪酸塩、アルケニルコハク
酸塩、脂肪酸無水物、スチレン、無水マレイン酸共重合
物、アルキルケテンダイマー、エポキシ化脂肪酸アミ
ド、柔軟化剤として無水マレイン酸共重合物とポリアル
キレンポリアミンの反応物、高級脂肪酸の4級アンモニ
ウム塩、紙力剤としてポリアクリルアミド、スターチ、
ポリビニルアルコール、メラミンホルムアルデヒド縮合
物、ゼラチン、定着剤として硫酸バンド、ポリアミドポ
リアミンエピクロルヒドリン、その他、顔料、染料、螢
光染料、帯電防止剤等を必要に応じ添加することができ
る。この中で顔料は本発明の効果をより強化する為に有
効であり好ましくはパルプに対し10重量%以上含有する
ことが望ましい。
次に本発明に用いる感熱塗液については、従来公知の
ものを使用することができる。
ものを使用することができる。
すなわち、熱発色性物質(ロイコ染料)とフェノール
性物質等の顕色剤と結合剤と必要あれば消泡剤、界面活
性剤ワックス、粘度、無機顔料等の添加物を加えた溶液
又は分散液を塗布乾燥して感熱発色層を形成すればよ
い。
性物質等の顕色剤と結合剤と必要あれば消泡剤、界面活
性剤ワックス、粘度、無機顔料等の添加物を加えた溶液
又は分散液を塗布乾燥して感熱発色層を形成すればよ
い。
本発明において用いられるロイコ染料は単独又は2種
以上混合して適用されるが、このようなロイコ染料とし
ては、この値の記録材料に適用されているものが任意に
適用され、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン
系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン
系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が好
ましく用いられる。このようなロイコ染料の具体例とし
ては、例えば、以下に示すようなものが挙げられる。
以上混合して適用されるが、このようなロイコ染料とし
ては、この値の記録材料に適用されているものが任意に
適用され、例えば、トリフェニルメタン系、フルオラン
系、フェノチアジン系、オーラミン系、スピロピラン
系、インドリノフタリド系等の染料のロイコ化合物が好
ましく用いられる。このようなロイコ染料の具体例とし
ては、例えば、以下に示すようなものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタリ
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラ
クトン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリ
ド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソブチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソブチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メメチチル−7−クロフル
オラン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2−{N−(3′−トリフルオルメチルフェニル)ア
ミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−ク
ロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリク
ロロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−メチル−N−アミノアミル−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2′,4′−
ジメチルアニリノ)フルオラン、 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾイルドリノ−
ピリロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−ニトロフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−メチルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフェニル)フタリド、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフ
ルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メ
チルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フ
ェニルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニル
フェニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−(N−メトキシトルイジノ)−7−
(p−n−ブチルアニリノ) フルオラン、 3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,
3′)−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロモ
フルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフル
オラン、 3−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′,5′−ベンゾフルオラン、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}フタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p
−ジメチルアミノフェニル−1−フェニルエチレン−2
−イル)フタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p
−ジメチルアミノフェニル−1−p−クロロフェニルエ
チレン−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(4′−ジメチルアミノ−2′−メトキシ)−3
−(1″−p−ジメチルアミノフェニル−1″−p−ク
ロロフェニル−1″,3″−ブタジエン−4″−イル)ベ
ンゾフタリド、 3−(4′−ジメチルアミノ−2′−ベンジルオキ
シ)−3−(1″−p−ジメチルアミノフェニル−1″
−フェニル−1″,3″−ブタジエン−4″−イル)ベン
ゾフタリド、 3−ジメチルアミノ−6−ジメチルアミノ−フルオレ
ン−9−スピロ−3′−(6′−ジメチルアミノ)フタ
リド、 3,3−ビス{2−(p−ジメチルアミノフェニル)−
2−(p−メトキシフェニル)エテニル}−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド、 3−ビス{1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エ
チレン−2−イル}−5,6−ジクロロ−4,7−ジブロモフ
タリド、 ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−ナフタレ
ンスルホニルメタン等。
ド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(別名クリスタルバイオレットラ
クトン)、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
エチルアミノフタリド、 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ク
ロルフタリド、 3,3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)フタリ
ド、 3−シクロヘキシルアミノ−6−クロルフルオラン、 3−ジメチルアミノ−5,7−ジメチルフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソブチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−(N−メチル−N−イソブチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、 3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メメチチル−7−クロフル
オラン、 3−(N−p−トリル−N−エチルアミノ)−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、 2−{N−(3′−トリフルオルメチルフェニル)ア
ミノ}−6−ジエチルアミノフルオラン、 2−{3,6−ビス(ジエチルアミノ)−9−(o−ク
ロルアニリノ)キサンチル安息香酸ラクタム}、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリク
ロロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−ジブチルアミノ−7−(o−クロルアニリノ)フ
ルオラン、 3−メチル−N−アミノアミル−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、 3−N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(2′,4′−
ジメチルアニリノ)フルオラン、 3−(N,N−ジエチルアミノ)−5−メチル−7−
(N,N−ジベジルアミノ)フルオラン、 ベンゾイルロイコメチレンブルー、 6′−クロロ−8′−メトキシ−ベンゾイルドリノ−
ピリロスピラン、 6′−ブロモ−3′−メトキシ−ベンゾインドリノ−
ピリロスピラン、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−クロルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−ニトロフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−ヒドロキシ−4′−ジメチルアミノフェ
ニル)−3−(2′−メトキシ−5′−メチルフェニ
ル)フタリド、 3−(2′−メトキシ−4′−ジメチルアミノフェニ
ル)−3−(2′−ヒドロキシ−4′−クロル−5′−
メチルフェニル)フタリド、 3−モルホリノ−7−(N−プロピル−トリフルオロ
メチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−トリフルオロメチルアニリノフ
ルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロロ−7−(N−ベンジ
ル−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、 3−ピロリジノ−7−(ジ−p−クロルフェニル)メ
チルアミノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−クロル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−(N−エチル−p−トルイジノ)−7−(α−フ
ェニルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−(o−メトキシカルボニル
フェニルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−(α−フェニ
ルエチルアミノ)フルオラン、 3−ジエチルアミノ−7−ピペリジノフルオラン、 2−クロロ−3−(N−メトキシトルイジノ)−7−
(p−n−ブチルアニリノ) フルオラン、 3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、 3,6−ビス(ジメチルアミノ)フルオレンスピロ(9,
3′)−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(N−ベンジル−N−シクロヘキシルアミノ)−
5,6−ベンゾ−7−α−ナフチルアミノ−4′−ブロモ
フルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−クロル−7−アニリノフル
オラン、 3−N−エチル−N−(2−エトキシプロピル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−N−エチル−N−テトラヒドロフルフリルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−メシチジノ−
4′,5′−ベンゾフルオラン、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}フタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−{1,1−
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル}−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p
−ジメチルアミノフェニル−1−フェニルエチレン−2
−イル)フタリド、 3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1−p
−ジメチルアミノフェニル−1−p−クロロフェニルエ
チレン−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、 3−(4′−ジメチルアミノ−2′−メトキシ)−3
−(1″−p−ジメチルアミノフェニル−1″−p−ク
ロロフェニル−1″,3″−ブタジエン−4″−イル)ベ
ンゾフタリド、 3−(4′−ジメチルアミノ−2′−ベンジルオキ
シ)−3−(1″−p−ジメチルアミノフェニル−1″
−フェニル−1″,3″−ブタジエン−4″−イル)ベン
ゾフタリド、 3−ジメチルアミノ−6−ジメチルアミノ−フルオレ
ン−9−スピロ−3′−(6′−ジメチルアミノ)フタ
リド、 3,3−ビス{2−(p−ジメチルアミノフェニル)−
2−(p−メトキシフェニル)エテニル}−4,5,6,7−
テトラクロロフタリド、 3−ビス{1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エ
チレン−2−イル}−5,6−ジクロロ−4,7−ジブロモフ
タリド、 ビス(p−ジメチルアミノスチリル)−1−ナフタレ
ンスルホニルメタン等。
又本発明においては、顕色剤として電子受容性の種々
の化合物、例えばフェノール性化合物、チオフェノール
性化合物、チオ尿素誘導体、有機酸及びその金属塩等を
併用することができ、その具体例としては以下に示すよ
うなものが挙げられる。
の化合物、例えばフェノール性化合物、チオフェノール
性化合物、チオ尿素誘導体、有機酸及びその金属塩等を
併用することができ、その具体例としては以下に示すよ
うなものが挙げられる。
4,4′−イソプロピリデンビスフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノー
ル)、 4,4′−セカンダリーブチリデンビスフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリ−ブ
チルフェノール)、 4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノー
ル)、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 4,4′−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−
2−メチルフェノール)、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
ターシャリーブチルフェニル)ブタン、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
シクロヘキシルフェニル)ブタン、 4,4′−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メ
チルフェノール)、 4,4′−ジフェノールスルホン、 4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフェニルス
ルホン、 4−ベンジロキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスル
ホン、 4,4′−ジフェノールスルホキシド、 p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、 p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、 プロトカテキユ酸ベンジル、 没食子酸ステアリル、 没食子酸ラウリル、 没食子酸オクチル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパ
ン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、 N,N′−ジフェニルチオ尿素、 N,N−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、 サリチルアニリド、 5−クロロ−サリチルアニリド、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステ
ル、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエス
テル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 2,4′−ジフェノールスルホン、 2,2′−ジアリル−4,4′−ジフェノールスルホン、 3,4−ジヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、 1−アセチルオキシ−2−ナフトエ酸亜鉛、 2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜鉛、 2−アセチルオキシ−3−ナフトエ酸亜鉛、 α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチ
ルトルエン、 チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、 テトラブロモビスフェノールA、 テトラブロモビスフェノールS等。
ル)、 4,4′−セカンダリーブチリデンビスフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリ−ブ
チルフェノール)、 4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、 4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノー
ル)、 2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリ
ーブチルフェノール)、 4,4′−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−
2−メチルフェノール)、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
ターシャリーブチルフェニル)ブタン、 1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−
シクロヘキシルフェニル)ブタン、 4,4′−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メ
チルフェノール)、 4,4′−ジフェノールスルホン、 4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフェニルス
ルホン、 4−ベンジロキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスル
ホン、 4,4′−ジフェノールスルホキシド、 p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、 p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、 プロトカテキユ酸ベンジル、 没食子酸ステアリル、 没食子酸ラウリル、 没食子酸オクチル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパ
ン、 1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−2−ヒ
ドロキシプロパン、 N,N′−ジフェニルチオ尿素、 N,N−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、 サリチルアニリド、 5−クロロ−サリチルアニリド、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステ
ル、 ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエス
テル、 1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、 2,4′−ジフェノールスルホン、 2,2′−ジアリル−4,4′−ジフェノールスルホン、 3,4−ジヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホ
ン、 1−アセチルオキシ−2−ナフトエ酸亜鉛、 2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜鉛、 2−アセチルオキシ−3−ナフトエ酸亜鉛、 α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチ
ルトルエン、 チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、 テトラブロモビスフェノールA、 テトラブロモビスフェノールS等。
又結合剤としては、慣用の種々の結合剤を適宜用いる
ことができ、その具体例としては、例えば、以下のもの
が挙げられる。
ことができ、その具体例としては、例えば、以下のもの
が挙げられる。
ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、メトキ
シセルロース、ヒトロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポ
リビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エス
テル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/
メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸
共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレンイン酸
共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸
ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポ
リ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のエマル
ジョンやスチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブ
タジエン/アクリル系共重合体等のラテックス等。
シセルロース、ヒトロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポ
リビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エス
テル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/
メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸
共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレンイン酸
共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸
ソーダ、ゼラチン、カゼイン等の水溶性高分子の他、ポ
リ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステ
ル、ポリメタクリル酸エステル、塩化ビニル/酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体等のエマル
ジョンやスチレン/ブタジエン共重合体、スチレン/ブ
タジエン/アクリル系共重合体等のラテックス等。
又、本発明により感熱記録材料を得る場合は、必要に
応じて、熱感度向上剤として種々の熱可融性物質を使用
することができ、その具体例としては次の化合物が挙げ
られる。
応じて、熱感度向上剤として種々の熱可融性物質を使用
することができ、その具体例としては次の化合物が挙げ
られる。
ステアリン酸、ベヘン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸
アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛等の脂
肪酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、ターフェニ
ル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ安息香酸
ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β−ナフト
エ酸フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
メチルエステル、ジフェニルカーボネート、テレフタル
酸ジベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフ
タレン、1,4−ジベンジルオキシナフタレン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノ
キシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エ
タン、1,4−ビス(フェノキシ)ブタン、1,4−ビス(フ
ェノキシ)−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフ
ェニルチオ)エタン、ジベンゾイルメタン、1,4−ビス
(フェニルチオ)ブタン、1,4−ビス(フェニルチオ)
−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフェニルチ
オ)エタン、1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)
ベンゼン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベ
ンゼン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフェニ
ル、p−アリールオキシビフェニル、p−プロパギルオ
キシビフェニル、ジベンゾイルオキシメタン、1,3−ジ
ベンゾイルオキシプロパン、ジベンジルジスルフィド、
1,1−ジフェニルエタノール、1,1−ジフェニルプロパノ
ール、p−(ベンジルオキシ)ベンジルアルコール、1,
3−ジフェノキシ−2−プロパノール、N−オクタデシ
ルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベンゼン、N
−オクタデシルカルバモイルベンゼン、修酸ジベンジル
エステル、1,5−ビス(p−メトキシフェニルオキシ)
−3−オキサペンタン等。
アミド、パルミチン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛等の脂
肪酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、ターフェニ
ル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ安息香酸
ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β−ナフト
エ酸フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸フェニルエステル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
メチルエステル、ジフェニルカーボネート、テレフタル
酸ジベンジルエステル、テレフタル酸ジメチルエステ
ル、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフ
タレン、1,4−ジベンジルオキシナフタレン、1,2−ビス
(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノ
キシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エ
タン、1,4−ビス(フェノキシ)ブタン、1,4−ビス(フ
ェノキシ)−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフ
ェニルチオ)エタン、ジベンゾイルメタン、1,4−ビス
(フェニルチオ)ブタン、1,4−ビス(フェニルチオ)
−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフェニルチ
オ)エタン、1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)
ベンゼン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベ
ンゼン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフェニ
ル、p−アリールオキシビフェニル、p−プロパギルオ
キシビフェニル、ジベンゾイルオキシメタン、1,3−ジ
ベンゾイルオキシプロパン、ジベンジルジスルフィド、
1,1−ジフェニルエタノール、1,1−ジフェニルプロパノ
ール、p−(ベンジルオキシ)ベンジルアルコール、1,
3−ジフェノキシ−2−プロパノール、N−オクタデシ
ルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベンゼン、N
−オクタデシルカルバモイルベンゼン、修酸ジベンジル
エステル、1,5−ビス(p−メトキシフェニルオキシ)
−3−オキサペンタン等。
補助添加成分として例えば填料、界面活性剤等を併用
することができる。この場合、填料としては、例えば炭
酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化
アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タ
ルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微
粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリ
ル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を
挙げることができる。
することができる。この場合、填料としては、例えば炭
酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化
アルミニウム、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タ
ルク、表面処理されたカルシウムやシリカ等の無機系微
粉末の他、尿素−ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリ
ル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系の微粉末を
挙げることができる。
[実施例] 次に本発明を実施例により更に詳細に説明する。な
お、以下に示す部及び%は何れも重量基準である。
お、以下に示す部及び%は何れも重量基準である。
実施例1 パルプのストックを3時間以上行った後ダブルディス
クリファイナーで回転速度20m/s以下で、C.S.F.350mlに
叩解したパルプの絶乾パルプ重量に対してロジンサイズ
1.0部、硫酸バンド2.0部、タルク10.0部を内填して坪量
50g/m2、厚み60μの原紙を長網抄紙機にて抄造した。
クリファイナーで回転速度20m/s以下で、C.S.F.350mlに
叩解したパルプの絶乾パルプ重量に対してロジンサイズ
1.0部、硫酸バンド2.0部、タルク10.0部を内填して坪量
50g/m2、厚み60μの原紙を長網抄紙機にて抄造した。
実施例2 パルプのストックを3時間以上行った後、ジョルダン
タイプのコニカルリファイナーで回転20m/s以下で350ml
に叩解したパルプの絶乾パルプ重量に対してロジンサイ
ズ1.0部、硫酸バンド2.0部、タルク11.0部を内填して坪
量50g/m2、厚み60μの原紙を長網抄紙機にて抄造した。
タイプのコニカルリファイナーで回転20m/s以下で350ml
に叩解したパルプの絶乾パルプ重量に対してロジンサイ
ズ1.0部、硫酸バンド2.0部、タルク11.0部を内填して坪
量50g/m2、厚み60μの原紙を長網抄紙機にて抄造した。
比較例1 パルプをチェストに移送後、ドラム型リファイナーで
回転速度40m/sでC.S.F.350mlに叩解したパルプの絶乾パ
ルプ重量に対して、ロジンサイズ1.0部、硫酸バンド2.0
部、タルク11.0部を内填して、坪量50g/m2、厚み60μm
の原紙を長網抄紙機にて抄造した。
回転速度40m/sでC.S.F.350mlに叩解したパルプの絶乾パ
ルプ重量に対して、ロジンサイズ1.0部、硫酸バンド2.0
部、タルク11.0部を内填して、坪量50g/m2、厚み60μm
の原紙を長網抄紙機にて抄造した。
その他に一般に市販されている上質紙坪量50gを比較
例とした(比較例2) 実施例、比較例の各原紙に感熱液を塗布して感熱記録
紙を得た。
例とした(比較例2) 実施例、比較例の各原紙に感熱液を塗布して感熱記録
紙を得た。
以下に感熱液の製造方法、塗工方法についてのべる。
(A液) クリスタルバイオレットラクトン 1.5部 ポリビニルアルコール(20%水溶液) 5部 水 43.5部 (B液) ビスフェノールA 6部 ポリビニルアルコール(20%水溶液) 5部 水 39部 のA液、B液を別々のボールミルで24時間粉砕、分散し
たのち、このA液、B液を混合撹拌し感熱液とした。
たのち、このA液、B液を混合撹拌し感熱液とした。
この感熱液をワイヤーバー方式で原紙の片面に約3g/m
2(固形分)となるように、塗工乾燥し、マシンカレン
ダー掛けを行い、感熱記録紙を得た。
2(固形分)となるように、塗工乾燥し、マシンカレン
ダー掛けを行い、感熱記録紙を得た。
この感熱記録紙を松下電子部品(株)製の感熱印字装
置にて電圧13.3Vで印字し、マクベス濃度計RD−914にて
濃度測定した。
置にて電圧13.3Vで印字し、マクベス濃度計RD−914にて
濃度測定した。
又、リコーα−20機で送受信を行い、小巻ロールのト
レー収納性をみた、表1中の数字は30枚あたりの収納不
良枚数である。
レー収納性をみた、表1中の数字は30枚あたりの収納不
良枚数である。
N :NBKP L :LBKP 微細繊維:150メッシュ流出パルプ 表1より本発明実施例が記録濃度、巻グセカールとも
優れた特性を持っていることがわかる。
優れた特性を持っていることがわかる。
[発明の効果] 本発明により小巻ロールにし、長期保管しても巻グセ
カールがつきにくく、記録後のトレー収納性もよく、し
かも高濃度で鮮明な画像の感熱記録紙が得られる。
カールがつきにくく、記録後のトレー収納性もよく、し
かも高濃度で鮮明な画像の感熱記録紙が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吾妻 敏明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 木村 重昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 細木 靖之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭56−24191(JP,A) 特開 昭62−218183(JP,A) 特開 昭62−218184(JP,A) 特開 昭62−25084(JP,A) 特開 昭62−121087(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】感熱記録紙の支持体としてふるい分け試験
(JIS−P−8201)の150メッシュ流出パルプがパルプ絶
乾重量の20重量%以下の原紙を用いることを特徴とする
感熱記録紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01316554A JP3083304B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 感熱記録紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01316554A JP3083304B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 感熱記録紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03180595A JPH03180595A (ja) | 1991-08-06 |
JP3083304B2 true JP3083304B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=18078393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01316554A Expired - Lifetime JP3083304B2 (ja) | 1989-12-07 | 1989-12-07 | 感熱記録紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083304B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-07 JP JP01316554A patent/JP3083304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03180595A (ja) | 1991-08-06 |
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