JP3082542B2 - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JP3082542B2 JP05274459A JP27445993A JP3082542B2 JP 3082542 B2 JP3082542 B2 JP 3082542B2 JP 05274459 A JP05274459 A JP 05274459A JP 27445993 A JP27445993 A JP 27445993A JP 3082542 B2 JP3082542 B2 JP 3082542B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体構造、とり
わけ、サイドシルの後端部とリヤホイールハウスとの連
接部分の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、側面衝突対策として例
えば図6〜7に示すようにサイドシル1の後端部とリヤ
ホイールハウス4との連接部分に形成される内側コーナ
ー部Cに、その上方にせり出す側面三角形状の補強部6
を形成し、車両の側面衝突時にこの補強部6でドア7の
後部下端のコーナー部を受け止めて車室内への進入を阻
止するようにしたものが知られている。
【0003】これは、具体的にはサイドシル1のシルア
ウタ2およびリヤホイールハウス4のホイールハウスア
ウタ5の前記内側コーナー部Cに相当する部位に略三角
形状のコーナープレート8,9を一体に延設し、これら
コーナープレート8,9で閉断面の補強部6を形成した
ものである。
【0004】このホイールハウスアウタ5のコーナープ
レート9は、シルアウタ2,シルインナ3の上縁フラン
ジ2a ,3a および下縁フランジ2b ,3b 同志を突き
合わせてスポット溶接により接合して形成した閉断面の
サイドシル1の補強用エクステンション部として形成さ
れ、シルアウタ2の上縁フランジ2a と連続して形成し
た該シルアウタ2側のコーナープレート8の傾斜縁のフ
ランジ8a を、ホイールハウスアウタ5側のコーナープ
レート9の傾斜縁の側面にスポット溶接により接合して
前述のように、内側コーナー部Cに上方へせり出す側面
三角形状の閉断面の補強部6を形成している。
【0005】この類似構造は、例えば実開昭60−16
682号公報、実開昭61−24277号公報に示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】補強部6は閉断面に形
成され、コーナープレート8と9との間隔が広くサイド
シル1後端部の剛性は高いものの、このコーナープレー
ト8,9と側面方向で重なり合うドア7の対応部位はイ
ンナパネル7a ,アウタパネル7b との間隔が狭く、ま
たドア7角部は自由状態であるため、このドアの対応部
位はインナパネル7a の稜線7c でドアの内側への倒れ
荷重を支える状態となり、支持剛性が十分であるとは言
い難たい。又、ドアのアウタパネル7b は車体外表面を
形成する部材であるため、補強が難しい。
【0007】そこで、本発明は従来のドア構造に変更を
加えることなく、また特に専用の補強部材を用いること
なく、簡単な構造によりシル後端コーナー部分での補強
部の支持剛性を高めることができて、安全性を一段と向
上することができる自動車の車体構造を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】サイドシルの後端部とリ
ヤホイールハウスとの連接部分に形成される内側コーナ
ー部に、シルアウタおよびホイールハウスアウタのそれ
ぞれに一体に延設された略三角形状のコーナープレート
で該内側コーナー部の上方にせり出す閉断面の補強部を
形成すると共に、シルインナの上縁フランジをホイール
ハウスアウタのコーナープレート側面に接合した構造に
おいて、前記ホイールハウスアウタのコーナープレート
に車外側に膨出する縦長のビード部をシルアウタのコー
ナープレート側面に接合して、前記シルインナの上縁フ
ランジとの接合部分に前後方向に隣接する複数個の閉断
面部を形成してある。
【0009】
【作用】ホイールハウスアウタのコーナープレートは複
数条のビード部により面剛性が高められ、しかも、サイ
ドシル上縁のシル後端コーナー部分では、このホイール
ハウスアウタのコーナープレートの一側面にシルインナ
の上縁フランジが接合され、かつ、他側面ではビード部
にシルアウタ側のコーナープレートが接合されていて、
該シル後端コーナー部分では補強部の閉断面が複数のリ
ブで隔成された状態で前後方向に隣接する複数個の閉断
面部が形成されるから、側面衝突時の補強部の倒れ荷重
をサイドシル全体で分散負担して、該倒れ荷重に十分に
対向することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に詳述す
る。
【0011】図1〜4において、サイドシル1の後端部
とリヤホイールハウス4との連接部分に形成される内側
コーナー部Cに、その上方にせり出す側面三角形状の補
強部6を形成してある。
【0012】補強部6はシルアウタ2およびホイールハ
ウスアウタ5の前記内側コーナー部Cに相当する部位に
略三角形状のコーナープレート8,9を一体に延設し
て、これらコーナープレート8,9で閉断面に形成して
ある。
【0013】コーナープレート9はシルアウタ2、シル
インナ3の上縁フランジ2a 、3aおよび下縁フランジ
2b 、3b 同志をスポット溶接により接合して形成した
閉断面のサイドシル1内に縦方向に介在する補強用エク
ステンション部として形成されていて、コーナープレー
ト8の傾斜縁のフランジ8a をコーナープレート9の傾
斜縁の側面にスポット溶接により接合してある。
【0014】ここで、前記ホイールハウスアウタ5のコ
ーナープレート9には、車外側に膨出する縦長のビード
部11を前後方向に複数条形成してあり、該プレート9
の車室側の側面にはシルインナ3の上縁フランジ3a の
上縁をアーク溶接により接合し、該コーナープレート9
の他側面側では、前記ビード部11をコーナープレート
8の前記上縁フランジ2a の後方延長上と、上側部適宜
の位置でスポット溶接により接合して、シルインナ3の
上縁フランジ3a との接合部分、即ち、サイドシル1の
上縁のシル後端コーナー部分に、前後方向に隣接する複
数個の閉断面部12を形成してある。
【0015】図中10はリヤシートを示し、前記補強部
6は乗員が着座した時のシートクッション10a の沈み
込み位置(図2の鎖線位置)よりも地上高を低くして、
乗降に支障のないようにしてある。
【0016】以上の実施例構造によれば、ホイールハウ
スアウタ5のコーナープレート9は、それ自体が縦長の
複数条のビード部11の形成により面剛性が著しく高め
られていることと、シル後端コーナー部分では該コーナ
ープレート9の一側面にシルインナ3の上縁フランジ3
a がアーク溶接され、他側面にはビード部11にコーナ
ープレート8がスポット溶接されていて、該シル後端コ
ーナー部分では補強部6の閉断面が丁度複数個のリブで
隔成された状態で前後方向に隣接する複数個の閉断面部
12が形成されているから、剛性が著しく高められ車両
の側面衝突時に補強部6にドア7が干渉して、シル後端
コーナー部分の補強部6の付け根部分に倒れ荷重が作用
しても、これをサイドシル1全体で分散負担させて倒れ
荷重に十分に対抗することができる。尚、ドア7はイン
ナパネル7a とアウタパネル7bとの間隔が従来通り十
分広いためコーナー部Cに対応する部位が容易に変形し
ないのは言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、縦長の複
数条のビード部の形成によりホイールハウスアウタ側の
コーナープレート自体の面剛性が高められ、しかも、シ
ル後端コーナー部分の補強部の付け根部分では複数個の
リブで隔成された状態で前後方向に隣接する複数個の閉
断面部が形成されているので、剛性が著しく高められ側
面衝突時における該補強部の倒れ荷重に十分に対抗して
ドアを確実に受け止め、ドアの車室内への進入を阻止し
て安全性を一段と高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す略示的斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】同実施例のホイールハウスアウタの斜視図。
【図5】サイドシルとリヤホイールハウスとの連接部分
を示す略示的側面図。
【図6】従来の構造の要部を示す略示的斜視図。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 サイドシル 2 シルアウタ 3 シルインナ 3a シルインナの上縁フランジ 4 リヤホイールハウス 5 ホイールハウスアウタ 6 補強部 8,9 コーナープレート 11 ビード部 12 閉断面部 C 内側コーナー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−73368(JP,A) 特開 平5−139340(JP,A) 実開 昭63−123374(JP,U) 実開 昭61−204874(JP,U) 実開 平2−18778(JP,U) 実開 昭60−16682(JP,U) 実開 昭61−24277(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B62D 25/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドシルの後端部とリヤホイールハウ
    スとの連接部分に形成される内側コーナー部に、シルア
    ウタおよびホイールハウスアウタのそれぞれに一体に延
    設された略三角形状のコーナープレートで該内側コーナ
    ー部の上方にせり出す閉断面の補強部を形成すると共
    に、シルインナの上縁フランジをホイールハウスアウタ
    のコーナープレート側面に接合した構造において、前記
    ホイールハウスアウタのコーナープレートに車外側に膨
    出する縦長のビード部を前後方向に複数条形成して、該
    ビード部をシルアウタのコーナープレート側面に接合し
    て、前記シルインナの上縁フランジとの接合部分に前後
    方向に隣接する複数個の閉断面部を形成したことを特徴
    とする自動車の車体構造。
JP05274459A 1993-11-02 1993-11-02 自動車の車体構造 Expired - Fee Related JP3082542B2 (ja)

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JP2009029323A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Nissan Motor Co Ltd 車体の後方下部構造
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