JP3081529B2 - 固形化粧料 - Google Patents

固形化粧料

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JP3081529B2
JP3081529B2 JP08083718A JP8371896A JP3081529B2 JP 3081529 B2 JP3081529 B2 JP 3081529B2 JP 08083718 A JP08083718 A JP 08083718A JP 8371896 A JP8371896 A JP 8371896A JP 3081529 B2 JP3081529 B2 JP 3081529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌のかさつきやべ
たつきがなく、しっとり感に優れ、かつ肌上でののびが
良く、また毛穴や小じわ等を目立たなくすることがで
き、しかも持続性に優れた固形化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、固形化粧料は、粉体及び油分を
主成分として構成されるものであり、ファンデーショ
ン、アイシャドー、ほほ紅等の多くのメイクアップ化粧
料などとして適用されている。このような従来の固形状
のメイクアップ化粧料の場合、粉体が皮脂を吸収するこ
とにより、肌がかさついてしまうという問題があった。
【0003】一方、肌にしっとり感を与え、なめらかな
使用感を得るため油分の配合量を増やした場合には、べ
たつきが生じてしまう。このため、油分の配合量は制限
されてしまい、同様に保湿剤等の配合量も制限され、し
っとりとした感触の固形化粧料を得るのは困難であっ
た。
【0004】また、固形化粧料は、肌上でののびや付着
性が良好であることが要求され、更に、シミ・ソバカ
ス、しわ、毛穴等の肌の欠点をカバーし、肌の色を整
え、乾燥等から肌を保護するなどの機能も要求される。
このため、従来より粉体化粧料に各種球状粉体を配合す
ることにより、すべりの良さやのびの軽さといった良好
な感触を付与することが行われている。しかしながら、
ここで用いられている球状粉体は、感触面では良好であ
るものの、隠蔽力に劣り、毛穴や小じわ等を目立たなく
することはできない。
【0005】そのため、肌の欠点を隠す目的で、酸化チ
タン等の屈折率の高い白色顔料を多量に配合した化粧料
も知られているが、これらの化粧料は、隠蔽力に優れ、
シミ・ソバカス等はカバーできるものの、肌上でののび
が重く、また仕上がりが厚ぼったくなり、毛穴や小じわ
等の凹凸がかえって目立ち、自然な仕上がりを得ること
ができないという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、肌のかさつきやべたつきがなく、しっとりとした感
触を持ち、かつ肌上でののび等の感触が良好で、隠蔽力
に優れ、しかも毛穴や小じわ等の肌の凹凸を自然にカバ
ーし、更にこのような優れた仕上がりが長時間持続する
固形化粧料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、多孔質粉体を含む特
定の粉体を油分を特定の配合量で含有し、加熱しても流
動性を帯びない固形化粧料が、肌上でののびが良好で、
しかも毛穴や小じわ等を目立たなくすることができ、更
に化粧持ちにも優れることを見出し、本発明を完成し
た。
【0008】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)多孔質粉体を含む粉体であって、当該粉体中に (a)体積平均粒径が0.1μmを超え2μm以下であり、かつ屈折率が2以 下である微粉末を全組成中に5〜20重量%、 (b)体積平均粒径が3〜50μmの球状粉体を全組成中に5〜30重量%、 及び (c)体積平均粒径が20〜50μmの板状粉体を全組成中に3〜20重量% を含有し、(a)、(b)及び(c)の合計で全組成中に20重量%以上含有 する粉体 30〜60重量%、 (B)油分 40〜70重量% を含有し、100℃で5分間加熱しても流動性を帯びな
いことを特徴とする固形化粧料を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる成分(A)の
粉体は、(a)体積平均粒径が0.1μm を超え2μm
以下であり、かつ屈折率が2以下である微粉末、(b)
体積平均粒径が3〜50μm の球状粉体、及び(c)体
積平均粒径が20〜50μm の板状粉体を含有するもの
である。なお、本発明において、体積平均粒径とは、測
定粒子の体積相当球の径の平均値を示すものであり、具
体的には、粒径1μm 以上の粉体についてはレーザー回
折法、1μm 以下の粉体についてはレーザー散乱法によ
り、エタノールを分散媒として粒度分布を求め、平均粒
径を体積累積分布平均として求めたものである。
【0010】成分(A)のうち、(a)の微粉末は、体
積平均粒径が0.1μm を超え2μm 以下であることが
必要であり、好ましくは0.15〜1.5μm 、特に好
ましくは0.3〜1.2μm である。0.1μm 以下で
は使用感が悪く、また毛穴や小じわ等の凹凸を目立たな
くさせる効果が低減し、2μm を超えると、やはり毛穴
や小じわの凹凸を目立たなくさせる効果が低減するので
好ましくない。また、微粉末(a)は屈折率2以下であ
ることも必要であり、好ましくは1.4〜1.8であ
る。屈折率が2を超えるものでは、肌に塗布したときに
ぼかし効果が得られず、毛穴や小じわの凹凸を目立たな
くする効果が得られない。
【0011】微粉末(a)としては、このような体積平
均粒径及び屈折率を有するものであれば特に制限され
ず、無機微粉末、有機微粉末のいずれでも良く、またそ
の形状も球状、平板状、粒状、針状、棒状、無定形等の
いずれでも良い。具体的には、例えばシリカ、アルミ
ナ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウム等の無機微粉末;ポリアミド樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメタクリル酸メチル
樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン
とアクリル酸の共重合体、シリコーン樹脂等の有機微粉
末などが挙げられる。これらのうち、無機微粉末として
は、アルミナ、シリカ、硫酸バリウム;有機微粉末とし
ては、ポリメタクリル酸メチル樹脂、シリコーン樹脂等
の低屈折率のものが、より自然な仕上がりが得られるの
で好ましい。また、これらの微粉末に、通常の方法によ
り着色顔料、色素、染料、金属イオン等を被覆、内包処
理し、着色したものを使用することもできる。
【0012】微粉末(a)としては、特に体積平均粒径
が0.11〜2μm であり、粒径0.05μm 以下の粒
子及び5μm を超える粒子がそれぞれ10体積%以下の
粒度分布であることが好ましい。
【0013】成分(A)のうち、(b)の球状粉体は、
体積平均粒径が3〜50μm であることが必要であり、
好ましくは5〜20μm 、特に好ましくは5〜10μm
である。3μm 未満では化粧料の肌上でののびが悪くな
り、50μm を超えると肌への付着性が悪くなるので好
ましくない。
【0014】球状粉体(b)としては、体積平均粒径が
3〜50μm のものであれば特に制限されず、無機微粉
末、有機微粉末のいずれでも良く、またこれらの球状粉
体に、通常の方法により着色顔料、色素、染料、金属イ
オン等を被覆、内包処理し、着色したものであっても良
い。具体的には、例えば球状シリカ、球状アルミナ、球
状チアニア等の無機球状粉体;球状ポリアミド樹脂、球
状ポリメタクリル酸メチル樹脂、球状シリコーン樹脂、
球状ポリエチレン樹脂、球状セルロース系樹脂、球状ナ
イロン等の有機球状粉体;更に酸化チタン、黄酸化鉄、
ベンガラ、黒酸化鉄等の体質顔料や着色顔料等を通常の
方法により球状に造粒したものなどが挙げられる。これ
らのうち、特に球状シリカ、球状アルミナ、球状ナイロ
ン、球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチル
樹脂、球状シリコーン樹脂が使用感等の点から好まし
い。
【0015】また、球状粉体(b)の一部は、球状酸化
亜鉛又は微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状粉体で
あるのが好ましい。これらのうち、球状酸化亜鉛を付着
させた球状粉体としては、酸化亜鉛スラリーを噴霧乾燥
する等の通常の方法によって球状に造粒したもの(特開
昭61−17413号公報記載の方法等);メカノケミ
カル法、湿式被覆法等の通常のコーティング操作によっ
て、例えば球状ナイロンのような球状粉体の表面に酸化
亜鉛を付着させたもの等を用いることができる。
【0016】また、微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた
球状粉体は、市販の微粒子酸化亜鉛、特開平1−175
921号公報又は特開平1−230431号公報記載の
微粒子酸化亜鉛等を、メカノケミカル法によって体積平
均粒径が3〜50μm の球状粉体表面に付着させたもの
が挙げられる。ここで用いられる微粒子酸化亜鉛として
は、平均粒径が0.01〜0.04μm 、比表面積が1
5〜100m2/gのものが好ましい。この範囲の比表
面積のものは、酸化亜鉛の皮脂吸収が十分で化粧くずれ
が生じ難いとともに、粉っぽくならず使用感も良好であ
り好ましい。また、これらの微粒子酸化亜鉛は、シリコ
ーン、金属石鹸等の処理剤で表面処理したものを用いる
こともできる。更に、市販の微粒子酸化亜鉛としては、
例えばFINEX25,FINEX50,FINEX7
5(堺化学社製)等が挙げられる。
【0017】これらの球状酸化亜鉛又は微粒子酸化亜鉛
を表面に付着させた球状粉体は、全組成中に2重量%配
合させるのが、化粧持ちの効果が十分に得られ好まし
い。
【0018】成分(A)のうち、(c)の板状粉体は、
体積平均粒径が20〜50μm であることが必要であ
り、好ましくは25〜40μm 、特に好ましくは30〜
40μm である。20μm 未満では化粧料の肌上への密
着感が感じられず、50μm を超えると肌への付着性が
劣る上にざらつきが感じられるので好ましくない。
【0019】板状粉体(c)としては、体積平均粒径が
20〜50μm のものであれば特に制限されず、無機微
粉末、有機微粉末のいずれでも良く、またこれらの板状
粉体に、通常の方法により着色顔料、色素、染料、金属
イオン等を被覆、内包処理し、着色したものであっても
良い。具体的には、例えばタルク、マイカ、セリサイト
等の体質顔料;窒化ホウ素等の無機粉体;板状ポリアミ
ド樹脂等の有機粉体が挙げられる。これらのうち、特に
が好ましい。
【0020】これらの微粉末(a)、球状粉体(b)及
び板状粉体(c)は、それぞれ1種又は2種以上を組合
わせて用いることができる。微粉体(a)、球状粉体
(b)及び板状粉体(c)は合計で全組成中に20重量
%(以下、単に%で示す)以上配合され、好ましくは3
0〜60%、特に好ましくは40〜60%である。20
%未満では、べたつき感がある上に肌上でののび及び毛
穴や小じわ等の凹凸を目立たなくする効果が十分に得ら
れない。
【0021】また、微粉末(a)は全組成中に5〜20
%、特に10〜15%配合するのが好ましく、球状粉体
(b)は全組成中に5〜30%、特に10〜15%配合
するのが好ましく、板状粉体(c)は全組成中に3〜2
0%、特に5〜15%配合するのが好ましい。更に、微
粉体(a)と球状粉体(b)の配合重量比は、9.5:
0.5〜0.5:9.5、特に8:2〜2:8であるの
が、使用感及び毛穴や小じわ等の凹凸を目立たなくする
効果の点から好ましい。
【0022】本発明の成分(A)は多孔質粉体を含む粉
体であり、当該粉体中に前記粉体(a)、(b)及び
(c)を含有するものである。これら粉体(a)、
(b)及び(c)は体積平均粒径及び外観により分類さ
れるものであり、これらの一部又は全部が多孔質粉体で
あってもよい。粉体(a)、(b)及び(c)以外に用
いられる多孔質粉体としては、例えばケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、メタケイ酸アルミン
酸マグネシウム等のケイ酸金属塩;炭酸カルシウム、炭
酸コバルト等の炭酸金属塩;タングステン酸カルシウム
等のタングステン酸金属塩;酸化コバルト、α−酸化鉄
等の金属酸化物;水和酸化鉄等の金属水酸化物;ナイロ
ンパウダー、セルロースパウダー、コーンスターチ、ポ
リスチレンビーズ等の有機粉体;その他シリカ、シリカ
ゲル、ハイドロキシアパタイトなどが挙げられる。
【0023】粉体(a)、(b)及び(c)以外の多孔
質粉体は、比表面積が、300m2/g以上であるのが
好ましく、特に300〜1000m2/g、更に700
〜800m2/gであると、油のべたつきが感じられな
くなるので好ましい。なお、本発明において比表面積
は、BET法により測定して求めた値である。また、多
孔質粉体の平均粒径は3〜30μm であるのが好まし
く、特に5〜20μm 、更に10〜20μm であると、
使用感にも優れるので好ましい。多孔質粉体としては、
肌へのなめらかさ、密着性に優れることから、球状多孔
質粉体が好ましく、特にシリカが好ましい。
【0024】多孔質粉体は粉体(a)、(b)及び
(c)の多孔質粉体も含め、全組成中に5〜50%、特
に10〜30%、更に15〜25%配合するのが好まし
い。この範囲内であると、べたつきがないとともに、粉
っぽくならず仕上がりが良好で、密着感にも優れ好まし
い。
【0025】また、成分(A)におけるその他の粉体と
しては、通常の化粧料に用いられる粉体、例えばケイ
酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサ
イト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレーベントナイ
ト、チタン被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコ
ニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群
青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカーボン
ブラック及びこれらの複合体の無機粉体;ポリアミド、
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウ
レタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ
素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン
・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロースこれ
らの複合体等の有機粉体;更にこれらを界面活性剤、シ
リコーン、金属石鹸、レシチン、アミノ酸、コラーゲ
ン、ケラチン、ポリマー、フッ素化合物等で表面処理し
たものや、着色顔料、色素、染料、金属イオン等で被
覆、内包処理したもの;有機タール系色素、レーキ等の
有機着色料が挙げられる。これらの粉体は、1種又は2
種以上を組合わせて用いることができる。
【0026】なお、本発明においては、成分(A)の粉
体はいずれも、通常の方法により、シリコーン処理、フ
ッ素化合物処理、レシチン処理、アミノ酸処理、ポリエ
チレン処理、金属石けん処理等の疎水化処理又は撥水・
撥油処理したものを用いることができる。
【0027】ここで、シリコーン処理とは、シリコーン
油により母粉体の表面を処理することをいい、用いられ
るシリコーン油としては、通常の化粧料等に用いられる
ものであれば特に制限されず、例えばメチルハイドロジ
ェンポリシロキサン等のSi−H基を含むシリコーンオ
イル、Si−OH基を含むシリコーンオイル、環状ジメ
チルポリシロキサン、ジメチルシリコーン等が挙げられ
る。具体的には、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メ
チルハイドロジェンポリシロキサン、環状メチルハイド
ロジェンポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサ
ン共重合体、ミリスチルシリコーン、ジメチルシロキサ
ン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、ジメチル
シロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、
メチルポリシロキサンエマルジョン、シリコーン樹脂、
シリコーングリース、ポリエーテル変性シリコーン、メ
チルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコー
ン、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキ
シ変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、高級脂
肪酸変性シリコーン等が挙げられる。
【0028】母粉体をこれらのシリコーン油で処理する
方法としては、例えば前記シリコーン油の1種又は2種
以上を適量のヘキサン等の溶媒に溶解したものに母粉体
を分散させ、溶剤留去後、100〜200℃で2〜10
時間処理し、その後乾燥する方法が挙げられる。
【0029】また、フッ素化合物処理とは、パーフルオ
ロアルキル基を有するフッ素化合物で母粉体の表面を処
理することをいい、用いられるフッ素化合物としては、
例えば次の一般式(1)
【0030】
【化1】
【0031】(式中、xは4〜14の整数、yは1〜1
2の整数、zは1〜3の整数を示す。)で表わされるポ
リフルオロアルキルリン酸(米国特許第3632744
号参照)、フルオロアルキルジ(オキシエチル)アミン
リン酸エステル(特開昭55−167209号公報参
照)、四フッ化エチレン樹脂、パーフルオロアルコー
ル、パーフルオロエポキシ化合物、スルホアミド型フル
オロリン酸、パーフルオロアルキル硫酸塩、パーフルオ
ロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルシラン
(特開平2−218603号公報参照)、パーフルオロ
アルキルエチルリン酸等が挙げられる。
【0032】母粉体をこれらのフッ素化合物で処理する
方法としては、例えば前記フッ素化合物の1種又は2種
以上をイソプロピルエーテル等の溶媒に溶解し、加熱し
たものに母粉体を分散させ、60℃で4時間混合した
後、溶媒を減圧留去し乾燥する方法が挙げられる。この
場合、処理を加熱下で行っても良く、また、酸、アルカ
リ、触媒等の反応助剤を必要に応じて加えることもでき
る。また、フッ素化合物を揮発性の溶剤に溶解又は分散
させ、フローコーター等を用いて微粉末に噴霧し、コー
ティングすることもでき、フロンのような揮発性のフッ
素化合物の場合は、フッ素化合物の蒸気を微粉末に直接
接触させてコーティングすることもできる。また、フッ
素化合物と処理される微粉末をボールミル等で混合し、
乾式で処理することもできる。
【0033】また、処理効果を高めるため、このような
処理を行った後、本発明の効果を損なわない範囲で、焼
き付け処理、加熱処理、熟成処理等の後処理を行っても
良い。また、前処理として微粉末に、焼成処理、加熱処
理、水熱処理、減圧処理、プラズマ処理等を必要に応じ
て行ってもよい。
【0034】成分(A)の粉体は、全組成中に30〜6
0%配合され、好ましくは40〜60%、特に好ましく
は45〜55%配合される。30%未満ではべたつき感
があり、60%を超えると粉っぽさが感じられる。
【0035】本発明で用いる成分(B)の油分として
は、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限さ
れず、例えば流動パラフィン、スクワラン、ヒマシ油、
オリーブ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミンク
油、タートル油、アーモンド油、サフラワー油、アボガ
ド油、ステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、グリセリルジイソステアレート、グリセリルト
リイソステアレート、トリメチロールプロパン−2−エ
チルイソステアレート、グリセリル−トリ−2−エチル
ヘキサノエート、イソプロピルミリステート、セチル−
2−エチルヘキサノエート、2−ヘプチルウンデシルパ
ルミテート、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、ポリブテン、ジイソステアリルマレー
ト、ラノリン、セタノール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール、ラウリルアルコール、固形パラフィ
ンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリン
ワックス、モクロウ、ミツロウ、キャンデリラワック
ス、カルナウバワックス、ポリエチレンワックス、アル
キル変性シリコーンワックス、揮発性鎖状シリコーン
油、揮発性環状シリコーン油、揮発性炭化水素油、パー
フルオロポリエーテル、フッ素変性シリコーン等のフッ
素系油剤等が挙げられ、更にはグリセリン、プロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ソルビトール、1,3−ブチレングリコール
等の多価アルコール、油溶性植物抽出物、卵黄レシチ
ン、大豆レシチン等のリン脂質、スフィンゴ脂質、セラ
ミド、セラミド類似構造物質(特開昭62−22804
8号公報等)、コレステロール、コレステリルエステ
ル、コレステリルイソステアレート等の細胞間脂質の他
合成高分子、醗酵代謝物、生体抽出物、ステロイド化合
物、蛋白質、コラーゲン、キチンなどの保湿剤が挙げら
れる。
【0036】これらの油分のうち、フッ素系油剤である
パーフルオロポリエーテルとしては、例えばフォンブリ
ンHC−04、フォンブリンHC−25、フォンブリン
HC−R(以上、モンテフロス社製)、デムナムS−2
0、デムナムS−65、デムナムS−200(以上、ダ
イキン工業社製)等の市販品を使用することができる。
また、フッ素変性シリコーンとしては、例えば特開平5
−247214号公報、特開平6−184312号公
報、特開平6−234858号公報に記載のフッ素変性
シリコーン誘導体、下記一般式(2)及び(3)
【0037】
【化2】
【0038】(式中、R1 、R2 及びR3 は同一でも異
なっていてもよく、炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐
鎖の脂肪族炭化水素基又は炭素数5〜10の脂環式若し
くは芳香族炭化水素基を示し、mは0〜10の整数を、
pは1〜200の整数を、qは0〜200の整数を示
す)で表わされる2個のポリシロキサン単位を有するフ
ッ素変性シリコーン誘導体等が挙げられる。
【0039】これらの油分は、1種又は2種以上を組合
わせて用いることができ、全組成中に40〜70%、好
ましくは40〜60%、特に好ましくは45〜55%配
合される。40%未満では粉っぽく肌への密着感に劣
り、70%を超えるとべたつき感が感じられる。
【0040】なお、油分として細胞間脂質を用いる場合
には、油分中に0.1〜90%、特に0.5〜50%の
範囲で配合するのが好ましい。
【0041】また、本発明の固形化粧料には、更に紫外
線吸収剤を配合することができる。かかる紫外線吸収剤
としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメ
チルアミノ安息香酸オクチル(例えばエスカロール50
7(バンディック社製))、シノキサート、パラメトキ
シ桂皮酸オクチル(例えばエスカロール557(バンデ
ィック社製)、パーソールMCX(ジボタン・ルール社
製))、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、オキシベンゾン(例えばエスカロ
ール567(バンディック社製)、スペクトラソルブU
V9(アメリカン・シアナミド社製))、ウロカニン
酸、ウロカニン酸エチル、ベンゾフェノン、テトラヒド
ロキシベンゾフェノン(例えばユビナールD50(BA
SF社製))、4−t−ブチル−4′−メトキシベンゾ
イルメタン(パーソール1789(ジボタン・ルール社
製))、特開平2−212579号公報、特開平3−1
88041号公報に記載の一般式(4)
【0042】
【化3】
【0043】(式中、Rはヒドロキシル基、炭素数1〜
8のアルコキシル基若しくはアルケニルオキシ基、又は
(ポリオキシアルキレン)オキシ基を示し、また2個の
Rがα−メチレンジオキシ基を形成してもよい。aは1
〜3の整数を示す)で表わされるベンゾイルピナコロン
誘導体などが挙げられる。
【0044】これらの紫外線吸収剤を配合する場合に
は、全組成中に0.01〜20%、特に0.1〜10%
配合するのが好ましい。
【0045】本発明の固形化粧料には、前記成分のほ
か、通常の化粧料に用いられる成分、例えば尿素、メチ
ルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチ
ルパラベン、安息香酸ナトリウム等の防腐剤;アルブチ
ン、コウジ酸、アスコルビン酸及びその誘導体等の美白
剤;その他血行促進剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等
の薬効成分、香料などを、本発明の効果を損なわない範
囲で適宜配合することができる。
【0046】本発明の固形化粧料は、例えば回転軸に複
数枚の羽根を取り付けたヘンシェルミキサーや中心軸に
掻き取り羽根を取り付けていると共にサイドにディスパ
ーを取り付けたレトロミキサー、中心軸が回転しながら
惑星運動するホバートミキサー、プラネタリーミキサ
ー、波形状の2軸が回転するニーダー等により製造さ
れ、プレス成型して各種固形化粧料とすることができ
る。
【0047】そして、得られた本発明の固形化粧料は1
00℃で5分間加熱しても流動性を帯びないものであ
る。ここで、流動性を帯びないとは、厚さ0.7mm、深
さ5mm、直径5.3mmの金属製中皿、あるいは厚さ1m
m、深さ8mm、縦×横が5.3mm×4.5mmの船底のプ
ラスティック製中皿にプレス成型した固形化粧料を10
0℃で5分間加熱した後、60°の角度で1分間傾けて
も化粧料が流れ落ちず、プレス成型状態をくずさないこ
とをいう。
【0048】
【発明の効果】本発明の固形化粧料は、肌のかさつきや
べたつきがなく、肌上でののびが良く、しっとりとした
感触が得られ、肌の乾燥を防ぐ効果に優れ、肌のみずみ
ずしさを持続させることができ、毛穴や小じわ等の凹凸
を自然な仕上がりで目立たなくすることができ、特にフ
ァンデーション、アイシャドー、アイライナー、ほほ紅
等のメイクアップ化粧料などとして好適である。
【0049】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例に示した体積平均粒径は、すべてエタノー
ルを分散媒とし、セイシン企業製のSKレーザーミクロ
ンサイザーを用い、粒径が1μm 以上の粉体については
レーザー回折法、1μm 以下の粉体についてはレーザー
散乱法により求めた粒度分布から求めた。
【0050】製造例1 比表面積25m2/gの微粒子酸化亜鉛(FINEX2
5,堺化学社製)98gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901,信越化学社製)2gをボールミルで混合した。
次に、送風乾燥機を用い、70℃で2時間加熱処理し、
シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を得た。更に球状ナイロ
ンパウダー(SP500,東レ社製;平均粒径5μm )
60gと蒸気シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛40gをハ
イブリダイゼーションシステム(奈良機械社製)を用い
て複合化し、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を被覆した
球状ナイロン(体積平均粒径;5μm )90gを得た。
【0051】製造例2 比表面積50m2/gの微粒子酸化亜鉛(FINEX5
0,堺化学社製)96gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901,信越化学社製)4g及びジクロロメタン200
gをボールミルで混合した。次に、この混合物を50℃
で3時間加熱還流したのち、100℃で2時間加熱攪拌
してジクロロメタンを留去し、シリコーン被覆微粒子酸
化亜鉛を得た。更に球状ナイロンパウダー(SP50
0,東レ社製;平均粒径5μm )60gと上記シリコー
ン被覆微粒子酸化亜鉛40gをハイブリダイゼーション
システム(奈良機械社製)を用いて複合化し、シリコー
ン被覆微粒子酸化亜鉛を被覆した球状ナイロン(体積平
均粒径;5μm )90gを得た。
【0052】製造例3 比表面積75m2/gの微粒子酸化亜鉛(FINEX7
5,堺化学社製)94gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901,信越化学社製)6gをエアーブレンダー(エア
ー温度50℃)を用いて混合した。次に、この混合物を
80℃で1時間一次加熱処理をし、引き続き105℃に
昇温した後、更に1時間加熱処理をして、シリコーン被
覆微粒子酸化亜鉛を得た。更に球状ナイロンパウダー
(SP500,東レ社製;平均粒径5μm )60gと上
記シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛40gをハイブリダイ
ゼーションシステム(奈良機械社製)を用いて複合化
し、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を被覆した球状ナイ
ロン(体積平均粒径;5μm )90gを得た。
【0053】製造例4 球状ナイロンパウダー(SP500,東レ社製;平均粒
径5μm )60gと比表面積50m2/g微粒子酸化亜
鉛(FINEX50,堺化学社製)40gをハイブリダ
イゼーションシステム(奈良機械社製)を用いて複合化
し、微粒子酸化亜鉛を被覆した球状ナイロン(体積平均
粒径;5μm )90gを得た。
【0054】製造例5 球状ナイロンパウダー(SP500,東レ社製;平均粒
径5μm )60gと酸化チタン(0.5μm )40gを
ハイブリダイゼーションシステム(奈良機械社製)を用
いて複合化し、酸化チタン被覆球状ナイロン(体積平均
粒径;5.3μm )90gを得た。また、同様にして、
酸化チタンに代えて黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄を用
い、それぞれ黄酸化鉄被覆球状ナイロン、ベンガラ被覆
球状ナイロン、黒酸化鉄被覆球状ナイロンを得た。
【0055】実施例1〜6、比較例1〜3 表1〜表3に示す組成の固形ファンデーションを製造
し、流動性、使用感、仕上がり及び化粧持ちを評価し
た。結果を表4及び表5に示す。
【0056】(製法)成分(1)〜(23)をヘンシェ
ルミキサーで混合した。これに成分(24)〜(28)
を加熱溶解混合したものを加え、混合した後粉砕し、こ
れを金属製中皿(厚さ0.7mm、深さ5mm、直径5.3
mm)に成型して固形ファンデーションを得た。なお、成
型方法は表4及び表5に示したとおりである。
【0057】(評価方法) (1)保型性(流動性):固形ファンデーションを10
0℃で5分間加熱した後、60°の角度で1分間傾け
た。このとき、ファンデーションのプレス成型状態がく
ずれないものを「○」、くずれたものを「×」とした。
【0058】(2)仕上がり;ファンデーションを顔に
塗布したときの仕上がりを専門パネラー10名による目
視評価により、以下の基準で評価した。 ◎:毛穴、小じわ等の凹凸がほとんど目立たない。 ○:毛穴、小じわ等の凹凸がやや目立つ。 △:毛穴、小じわ等の凹凸が目立つ。 ×:毛穴、小じわ等の凹凸が非常に目立つ。
【0059】(3)化粧持ち パネラーの顔に、スポンジを用いてファンデーションを
塗布し、4時間後における化粧くずれについて、専門パ
ネラー10名が、以下の基準で評価した。 ◎:ほとんど化粧くずれしていない。 ○:わずかに化粧くずれしている。 △:化粧くずれしている。 ×:化粧くずれが激しい。
【0060】(4)使用感:専門パネラー10名によ
り、各固形ファンデーションを使用したときののび、つ
き、べたつき、しっとり感及び総合について、1〜5点
の5段階の官能評価を行い、その平均点を求め、以下の
基準で評価した。 ◎:平均点が4.5〜5.0。 ○:平均点が3.5〜4.4。 △:平均点が2.5〜3.4。 ×:平均点が1.5〜2.4。 ××:平均点が1.0〜1.4。
【0061】
【表1】
【0062】*1:メチルハイドロジェンポリシロキサン
(KF-99)信越化学工業社製にて、5%被覆したもの。 *2:ヘプタデカフルオロデシルリン酸(C6F13CH2O)PO(O
H)2にて、3%被覆したもの。
【0063】
【表2】
【0064】*1:メチルハイドロジェンポリシロキサン
(KF-99)信越化学工業社製にて、5%被覆したもの。 *2:ヘプタデカフルオロデシルリン酸(C6F13CH2O)PO(O
H)2にて、3%被覆したもの。
【0065】
【表3】
【0066】*1:メチルハイドロジェンポリシロキサン
(KF-99)信越化学工業社製にて、5%被覆したもの。 *2:ヘプタデカフルオロデシルリン酸(C6F13CH2O)PO(O
H)2にて、3%被覆したもの。
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−194331(JP,A) 特開 平6−279235(JP,A) 特開 平9−157133(JP,A) 特開 平9−100213(JP,A) 特開 平7−187952(JP,A) 特開 平8−217637(JP,A) 特開 平7−277925(JP,A) 特開 平9−263517(JP,A) 特開 平2−172902(JP,A) 特開 昭61−257909(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 A61K 7/02 A61K 7/48

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)多孔質粉体を含む粉体であって、当該粉体中に (a)体積平均粒径が0.1μmを超え2μm以下であり、かつ屈折率が2以 下である微粉末を全組成中に5〜20重量%、 (b)体積平均粒径が3〜50μmの球状粉体を全組成中に5〜30重量%、 及び (c)体積平均粒径が20〜50μmの板状粉体を全組成中に3〜20重量% を含有し、(a)、(b)及び(c)の合計で全組成中に20重量%以上含有 する粉体 30〜60重量%、 (B)油分 40〜70重量% を含有し、100℃で5分間加熱しても流動性を帯びな
    いことを特徴とする固形化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(A)のうち、(a)及び(b)の
    配合重量比が9.5:0.5〜0.5:9.5である請
    求項1記載の固形化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)のうち、(b)の球状粉体の
    一部が多孔質粉体である請求項1又は2記載の固形化粧
    料。
  4. 【請求項4】 成分(A)のうち、(b)の球状粉体の
    一部が球状酸化亜鉛又は比表面積が15〜100m2
    gの微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状粉体である
    請求項1〜3のいずれか1項記載の固形化粧料。
  5. 【請求項5】 成分(A)のうち、(b)の球状粉体の
    一部が着色球状粉体である請求項1〜4のいずれか1項
    記載の固形化粧料。
  6. 【請求項6】 成分(A)の粉体が疎水化処理又は撥水
    ・撥油処理されたものである請求項1〜5のいずれか1
    項記載の固形化粧料。
  7. 【請求項7】 油分中にフッ素系油剤を含有する請求項
    1〜6のいずれか1項記載の固形化粧料。
  8. 【請求項8】 油分中に細胞間脂質を0.1〜90重量
    %含有する請求項1〜7のいずれか1項記載の固形化粧
    料。
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