JP2780153B2 - 粉体化粧料 - Google Patents

粉体化粧料

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JP2780153B2
JP2780153B2 JP7030690A JP3069095A JP2780153B2 JP 2780153 B2 JP2780153 B2 JP 2780153B2 JP 7030690 A JP7030690 A JP 7030690A JP 3069095 A JP3069095 A JP 3069095A JP 2780153 B2 JP2780153 B2 JP 2780153B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肌上でののびが良く、
毛穴や小じわ等を目立たなくすることができ、しかも化
粧持ちを向上させることができる粉体化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】メイク
アップ化粧料等の粉体化粧料は、通常、化粧料用粉体と
油性基剤、その他成分を配合することにより製造されて
いる。これらの化粧料は、肌上でののびや付着性が良好
であることが要求され、更にシミ・ソバカス、シワ、毛
穴等の肌の欠点をカバーし、肌の色を整え、乾燥等から
肌を保護するなどの機能が要求される。このため、従
来、粉体化粧料に各種球状粉体を配合することにより、
すべりの良さやのびの軽さといった良好な感触を付与す
ることが行われている。
【0003】しかしながら、ここで用いられる球状粉体
は、感触の面では良好であるものの、隠蔽力に劣り、毛
穴や小じわ等を目立たなくすることはできず、特にベー
スメイクアップ化粧料に求められる要求を満足するもの
ではなかった。
【0004】一方、肌の欠点を隠す目的で、酸化チタン
等の屈折率の高い白色顔料を多量に配合した化粧料も知
られているが、これらの化粧料は、隠蔽力に優れ、シミ
・ソバカス等はカバーできるものの、肌上でののびが重
く、また仕上がりが厚ぼったくなり、毛穴や小ジワ等の
凹凸がかえって目立ち、自然な仕上がりを得ることがで
きないという欠点があった。
【0005】従って、肌上でののび等の感触が良好で、
隠蔽力に優れ、しかも毛穴や小ジワ等の肌の凹凸を自然
にカバーし、更にそのような優れた仕上がりが長時間持
続する粉体化粧料が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行なった結果、特定の粒径及び屈
折率の微粉末と球状粉体を組合わせて用いることによ
り、肌上でののびが良好で、しかも毛穴や小ジワ等を目
立たなくすることができ更に、化粧もちにも優れた粉体
化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)及び
(B): (A)体積累積平均粒径が0.1μmを超え2μm以下
であり、かつ屈折率が1.4〜1.8である微粉末、 (B)体積累積平均粒径が3〜50μmの球状粉体 を含有し、成分(A)及び(B)の配合量の合計が、全
組成中に30重量%以上であり、かつ、成分(B)の一
部又は全部が微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状粉
体である粉体化粧料を提供するものである。
【0008】本発明で用いられる成分(A)の微粉末と
しては、体積累積平均粒径が0.1μmを超え2μm以
下のものであれば特に制限されず、無機微粉末、有機微
粉末のいずれでもよく、またその形状も球状、平板状、
粒状、針状、棒状、無定形等のいずれでもよい。これら
のうち、特に球状、粒状のものが、使用感等の点から好
ましい。かかる微粉末としては、例えばシリカ、アルミ
ナ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸ア
ルミニウム等の無機微粉末;ポリアミド樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメタクリル酸メチ
ル樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレ
ンとアクリル酸の共重合体、シリコーン樹脂等の有機微
粉末などが挙げられる。これらのうち、無機微粉末とし
ては、アルミナ、シリカ、硫酸バリウム;有機微粉末と
しては、ポリメタクリル酸メチル樹脂、シリコーン樹脂
等の低屈折のものが、より自然な仕上がりが得られるの
で好ましい。また、これらの微粉末に、通常の方法によ
り着色顔料、色素、染料、金属イオン等を被覆、内包処
理し、着色したものを使用することもできる。
【0009】これらの微粉末は、体積累積平均粒径が
0.1μmを超え2μm以下、好ましくは0.15〜
1.5μm、特に好ましくは0.3〜1.2μmである
ことが必要である。0.1μm以下では使用感が悪く、
また毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果が低減
し、2μmを超えると、やはり毛穴や小ジワ等の凹凸を
目立たなくする効果が低減するので好ましくない。ま
た、特に体積累積平均粒径が0.11〜2μmであり、
粒径0.05μm以下の粒子及び5μmを超える粒子が
それぞれ10体積%以下であるのが好ましい。
【0010】なお、本発明において、体積累積平均粒径
は、測定粒子の体積相当球の径の平均値を示し、1μm
以上の粉体についてはレーザー回折法、1μm以下の粉
体についてはレーザー散乱法により、エタノールを分散
媒として使用して求めたものである。
【0011】また、成分(A)は、肌に塗布したときに
特にぼかし効果が得られ、これにより、毛穴や小じわ等
の凹凸を目立たなくする効果が優れたものとなることか
ら、屈折率が1.4〜1.8であることが必要である。
【0012】成分(B)の球状粉体としては、体積累積
平均粒径が3〜50μmのものであれば特に制限され
ず、無機球状粉体、有機球状粉体のいずれでもよく、ま
たこれらの球状粉体に、通常の方法により着色顔料、色
素、染料、金属イオン等を被覆、内包処理し、着色した
ものであってもよい。かかる球状粉体としては、例えば
球状シリカ、球状アルミナ、球状チタニア等の無機球状
粉体;球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチ
ル樹脂、球状シリコーン樹脂、球状ポリエチレン樹脂、
球状ポリスチレン樹脂、球状セルロース系樹脂、球状ナ
イロン等の有機球状粉体;更に、酸化チタン、黄酸化
鉄、ベンガラ、黒酸化鉄等の体質顔料や着色顔料等を通
常の方法により球状に造粒したものなどが挙げられる。
これらの球状粉体のうち、特に球状シリカ、球状アルミ
ナ、球状ナイロン、球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタ
クリル酸メチル樹脂、球状シリコーン樹脂が、使用感等
の点から好ましい。
【0013】これらの球状粉体は、体積累積平均粒径が
3〜50μm、好ましくは5〜20μm、特に好ましく
は5〜10μmであることが必要である。3μm未満で
は化粧料の肌上でののびが悪くなり、50μmを超える
と肌への付着性が悪くなるので好ましくない。
【0014】
【0015】
【0016】成分(B)の一部又は全部は、微粒子酸化
亜鉛を付着させた球状粉体であることが必要である。微
粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状粉体は、市販の微
粒子酸化亜鉛、特開平1−175921号又は特開平1
−230431号記載の微粒子酸化亜鉛等をメカノケミ
カル法、湿式被覆法等の通常のコーティング操作によっ
て体積累積平均粒径3〜50μmの球状粉体表面に付着
させたもの等が挙げられ、市販の微粒子酸化亜鉛として
は、例えはFINEX25、FINEX50、FINE
X75(堺化学社製)が挙げられる。
【0017】ここで用いる微粒子酸化亜鉛としては平均
粒径が0.005〜0.1μm、比表面積が15〜10
0m2 /gのものが好ましい。比表面積が15m2 /g
未満では酸化亜鉛の皮脂吸収が充分でなく、化粧くずれ
を生じやすくなり、100m 2 /gを超えると粉っぽく
なり、使用感が悪化しやすくなる。また、これらの微粒
子酸化亜鉛は、シリコーン、金属石鹸等の処理剤で表面
処理したものを用いることもできる。
【0018】微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状粉
体の体積累積平均粒径も3〜50μm、好ましくは5〜
20μm、特に好ましくは5〜10μmであることが必
要である。
【0019】本発明の粉体化粧料においては、成分
(A)及び成分(B)はそれぞれ1種又は2種以上を組
合わせて用いることができ、成分(A)及び(B)の配
合量の合計は、全組成中に30重量%(以下、単に%で
示す)以上、好ましくは50〜99%、特に好ましくは
50〜85%である。30%未満では、肌上でののび及
び毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果が充分に
得られないので好ましくない。
【0020】また、微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた
球状粉体は、全組成中に5重量%以上配合させるのが化
粧持ちの効果が充分に得られ、好ましい。
【0021】成分(A)と微粒子酸化亜鉛を表面に付着
させた球状粉体を含めた成分(B)との配合比は、9.
5:0.5〜0.5:9.5、特に8:2〜2:8であ
るのが、使用感及び毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなく
する効果の点から好ましい。また、成分(A)の微粉末
及び成分(B)の球状粉体は、本発明の効果を損わない
範囲で、通常の化粧料用顔料に用いられる処理剤、例え
ばシリコーン、金属石鹸、レシチン、アミノ酸、コラー
ゲン、フッ素化合物等で表面処理したものを用いること
もできる。
【0022】本発明の粉体化粧料においては、成分
(A)としてアルミナ、シリカ、硫酸バリウム、ポリア
ミド樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂又はシリコーン
樹脂を用い、成分(B)として、球状シリカ、球状アル
ミナ、球状ポリアミド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチ
ル樹脂、球状ナイロン若しくは球状シリコーン樹脂又は
それらを更に酸化チタン、黄酸化鉄、ベンガラ若しくは
黒酸化鉄等の顔料で被覆した球状粉体を用い、微粒子酸
化亜鉛を表面に付着させた球状粉体として球状ポリアミ
ド樹脂、球状ポリメタクリル酸メチル、球状ナイロン又
は球状シリコーン樹脂微粒子に酸化亜鉛粉末をコーティ
ングさせたものを用いるのが自然な仕上がり、良好な感
触を得る上で特に好ましい。
【0023】本発明の粉体化粧料には、前記粉体のほ
か、通常の化粧料に用いられる粉体、例えばケイ酸、無
水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、
マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、
チタン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウ
ム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ア
ルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグ
ネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化
鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカ
ーボンブラック及びこれらの複合体等の無機粉体;ポリ
アミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール
樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミ
ン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニ
ルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セル
ロースこれらの複合体等の有機粉体;更にこれらを、界
面活性剤、シリコーン、金属石鹸、レシチン、アミノ
酸、コラーゲン、ポリマー、フッ素化合物等で表面処理
したものや、着色顔料、色素、染料、金属イオン等で被
覆、内包処理したもの;有機タール系色素、レーキ等の
有機着色料が挙げられる。これらの粉体を配合する場合
には、全組成中に0.1〜70%であるのが好ましい。
また、これらの中でも、化粧料がメイクアップ化粧品、
ボディ化粧品等である場合には、タルク、セリサイト、
カオリン、酸化チタン等の無機粉体が好ましい。
【0024】また、本発明の粉体化粧料には、前記成分
のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えばワセリ
ン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワック
ス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高
級アルコール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動
パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセ
ライド、シリコーン油等の流動油分;パーフルオロポリ
エーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタ
ン等のフッ素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面
活性剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘
剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促
進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を、本発
明の効果を損わない範囲で適宜配合することができる。
【0025】本発明の粉体化粧料は、通常の方法に従っ
て製造することができ、例えば、ファンデーション、ほ
ほ紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧品;ボディー
パウダー、ベビーパウダー等のボディー化粧品などの剤
型とすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の粉体化粧料は、特定の体積累積
平均粒径の微粉末と球状粉体を組合わせて用いることに
より、微粉末が光拡散成分として働き、また球状粉体が
微粉末を均一に肌に付着させることから、肌上でのすべ
り等の感触が良好で、しかも毛穴や小じわ等の凹凸を目
立たなくする効果に優れ、自然な仕上がりを得ることが
できる。更に、皮脂抑制効果が非常に優れており、瞬時
に皮脂と反応して固化させ、皮脂の広がりを抑えること
ができるため、化粧もちが良く、凹凸を目立たなくする
効果及び自然な仕上がりを持続できる。
【0027】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において示した体積累積平均粒径は、すべ
て、エタノールを分散媒とし、セイシン企業製のSKレ
ーザーミクロンサイザーを用い、1μm以上の粉体につ
いてはレーザー回折法、1μm以下の粉体についてはレ
ーザー散乱法により求めた粒度分布から求めた。
【0028】参考例1 比表面積25m2 /gの微粒子酸化亜鉛(FINEX2
5,堺化学社製)98gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901,信越化学社製)2gをポールミルで混合した。
次に、送風乾燥機を用い、70℃で2時間加熱処理し、
シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を得た。更に球状ナイロ
ンパウダー(SP500,東レ社製;平均粒径5μm)
60gと上記シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛40gをハ
イブリダイゼーションシステム(奈良機械)を用いて複
合化し、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を被覆した球状
ナイロン90g(体積累積平均粒径5.2μm)を得
た。
【0029】参考例2 比表面積50m2 /gの微粒子酸化亜鉛(FINEX5
0,堺化学社製)96gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901)4g及びジクロロメタン200gをポールミル
で混合した。次に、この混合物を50℃で3時間加熱還
流したのち、100℃で2時間加熱攪拌してジクロロメ
タンを留去し、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を得た。
更に球状ナイロンパウダー(SP500,東レ社製;平
均粒径5μm)60gと上記シリコーン被覆微粒子酸化
亜鉛40gをハイブイダイゼーションシステム(奈良機
械)を用いて複合化し、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛
を被覆した球状ナイロン90g(体積累積平均粒径5.
2μm)を得た。
【0030】参考例3 比表面積75m2 /gの微粒子酸化亜鉛(FINEX7
5,堺化学社製)94gに対して、メチルハイドロジェ
ンシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(KF−9
901)6gをエアーブレンダー(エアー温度50℃)
を用いて混合した。次に、80℃で1時間一次加熱処理
をし、引き続き105℃に昇温したのち、更に1時間加
熱処理をして、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛を得た。
更に球状ナイロンパウダー(SP500,東レ社製;平
均粒径5μm)60gと上記シリコーン被覆微粒子酸化
亜鉛40gをハイブイダイゼーションシステム(奈良機
械)を用いて複合化し、シリコーン被覆微粒子酸化亜鉛
を被覆した球状ナイロン90g(体積累積平均粒径5.
2μm)を得た。
【0031】参考例4 球状ナイロンパウダー(SP500,東レ社製;平均粒
径5μm)60gと比表面積50m2 /gの微粒子酸化
亜鉛(FINEX50,堺化学社製)40gをハイブリ
ダイゼーションシステム(奈良機械)を用いて複合化
し、微粒子酸化亜鉛を被覆した球状ナイロン90g(体
積累積平均粒径5.2μm)を得た。
【0032】参考例5 球状ナイロンパウダー(SP500,東レ社製;平均粒
径5μm)60gと酸化チタン(0.5μm)40gを
ハイブリダイゼーションシステム(奈良機械)を用いて
複合化し、酸化チタン被覆球状ナイロン(体積累積平均
粒径5.2μm)90gを得た。また、同様にして、酸
化チタンに代えて黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄を用
い、それぞれ黄酸化鉄被覆球状ナイロン、ベンガラ被覆
球状ナイロン、黒酸化鉄被覆球状ナイロンを得た。
【0033】参考例6 マイカ(6μm)50gと酸化チタン(0.5μm)5
0gを水500gに分散し、特開昭60−184571
号の方法に準じてレシチン処理を施し、酸化チタン被覆
マイカ(体積累積平均粒径6.1μm)100gを得
た。また、同様にして、酸化チタンに代えて黄酸化鉄、
ベンガラ、黒酸化鉄を用い、それぞれ、体積累積平均粒
径6.1μmの黄酸化鉄被覆マイカ、ベンガラ被覆マイ
カ、黒酸化鉄被覆マイカを得た。
【0034】実施例1〜11,比較例1〜4 表1〜表3に示す組成のパウダーファンデーションを製
造し、これを使用したときの使用感及び仕上がりについ
て評価した。結果を表1〜表3に示す。
【0035】(製法)粉体成分を、ヘンシェルミキサー
を用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した。こ
れを中皿に充填し、固形ファンデーションを得た。
【0036】(評価方法) 仕上がり:ファンデーションを顔に塗布したときの仕上
りを、専門パネラーが目視により、以下の基準で評価し
た。 ◎;毛穴、小ジワ等の凹凸がほとんど目立たない。 ○;毛穴、小ジワ等の凹凸がやや目立つ。 △;毛穴、小ジワ等の凹凸が目立つ。 ×;毛穴、小ジワ等の凹凸が非常に目立つ。
【0037】使用感:専門パネラーがファンデーション
をスポンジで顔面に塗布し、そのときの使用感を、以下
の基準で評価した。 ◎;ファンデーションののびが非常に良い。 ○;ファンデーションののびが良い。 △;ファンデーションののびがやや悪い。 ×;ファンデーションののびが悪い。
【0038】化粧持ち:パネラーの顔面に、スポンジを
用いてファンデーションを塗布し、4時間後における化
粧くずれについて、専門パネラーが、以下の基準で評価
した。 ◎;ほとんど化粧くずれしていない。 ○;わずかに化粧くずれしている。 △;化粧くずれしている。 ×;化粧くずれが激しい。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】実施例12〜14 表4に示す組成のパウダーファンデーションを実施例1
と同様にして製造し、これを使用したときの使用感及び
仕上がりについて、実施例1と同様に評価した。結果を
表4に示す。
【0043】
【表4】
【0044】実施例15〜19 表5に示す組成のパウダーファンデーションを実施例1
と同様にして製造し、これを使用したときの使用感及び
仕上がりについて、実施例1と同様に評価した。結果を
表5に示す。
【0045】
【表5】
【0046】実施例20 以下に示す組成のパウダーファンデーションを実施例1
と同様にして製造した。
【0047】
【表6】
【0048】得られたファンデーションは、肌上でのす
べりが良好で、毛穴や小ジワ等を目立たなくする効果に
優れ、更に化粧もちにも優れていた。
【0049】実施例21〜27,比較例5〜8 表7及び表8に示す組成のルースタイプフェイスパウダ
ーを製造し、これを使用したときの使用感及び仕上がり
について、実施例1と同様に評価した。結果を表7及び
表8に示す。
【0050】(製法)粉体成分をヘンシェルミキサーを
用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した後、ふ
るいを通してルースタイプフェイスパウダーを得た。
【0051】
【表7】
【0052】
【表8】
【0053】実施例28(パウダーファンデーション) 実施例1〜11の成分(10)〜(15)の微粉末に代
え、それぞれを米国特許明細書第3632744号記載
の方法に準じ、パーフルオロアルキルリン酸エステルジ
オキシエチルアミン塩 [(CnF2n+1C2H4O)yP(=O)(ONH2(CH
2CH2OH)2)3-y] (n=6〜18,nの平均=9,2>y
>1)の水溶液に微粉末を分散し、室温で攪拌した後、
濾過、乾燥することにより得られた処理粉体を用い、更
に成分(16)のメチルポリシロキサンに代えてパーフ
ルオロアルキルエーテル(FOMBLIN HC/0
4;アウシモント社製)を用いて、それぞれを実施例1
〜11と同量ずつ添加し、同様にしてパウダーファンデ
ーションを得た。得られたパウダーファンデーション
は、いずれも肌上でのすべりが良好で、毛穴や小ジワ等
の凹凸を目立たなくする効果に優れ、更に化粧もちにも
優れていた。
【0054】実施例29(パウダーファンデーション) 実施例12〜14の成分(9)の微粉末に代えて、これ
を米国特許明細書第3632744号記載の方法に準
じ、ジヘプタデカフルオロデジルリン酸(C8F17C2H4O)2P
(=O)(OH)とヘブタデカフルオロデシルリン酸〔(C8F17C2
H4O)P(=O)(OH)2〕のほぼ1:1の混合物のイソプロパノ
ール溶液に微粉末を分散し、減圧して溶媒を除去するこ
とによって得られた粉体を用い、更に成分(10)のメ
チルポリシロキサンに代えてパーフルオロアルキルエー
テル(FOMBLIN HC/04;アウシモント社
製)を用いて、それぞれを実施例12〜14と同量ずつ
添加し、同様にしてパウダーファンデーションを得た。
得られたパウダーファンデーションは肌上でのすべりが
良好で、毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に
優れ更に化粧もちにも優れていた。
【0055】実施例30(パウダーファンデーション) 実施例15〜19の成分(4)〜(8)の球状粉体に代
え、それぞれ米国特許明細書第3632744号記載の
方法に準じ、ジヘプタデカフルオロデジルリン酸 [(C8F
17C2H4O)2P(=O)(OH)] を用いて実施例29と同様に処理
した球状粉体を用い、更に成分(14)のメチルポリシ
ロキサンに代えてパーフルオロアルキルエーテル(FO
MBLIN HC/04;アウシモント社製)を用い
て、それぞれ実施例15〜19と同量ずつ添加し、同様
にしてパウダーファンデーションを得た。得られたパウ
ダーファンデーションは肌上でのすべりが良好で、毛穴
や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に優れ更に化粧
もちにも優れていた。
【0056】実施例31(パウダーファンデーション) 実施例20の成分(10)の球状粉体に代え、これを米
国特許明細書第3632744号記載の方法に準じ、ジ
ヘプタデカフルオロデジルリン酸(C8F17C2H4O) 2P(=O)(O
H)とヘブタデカフルオロデシルリン酸 [(C8F17C2H4O)P
(=O)(OH)2] を用いて実施例29と同様に処理した球状
粉体を用い、更に成分(11)のメチルポリシロキサン
に代えてパーフルオロアルキルエーテル(FOMBLI
N HC/04;アウシモント社製)を用いて、それぞ
れ実施例20と同量ずつ添加し、同様にしてパウダーフ
ァンデーションを得た。得られたパウダーファンデーシ
ョンは肌上でのすべりが良好で、毛穴や小ジワ等の凹凸
を目立たなくする効果に優れ更に化粧もちにも優れてい
た。
【0057】実施例32(ルースタイプフェイスパウダ
ー) 実施例21〜27の成分(6)〜(10)の微粉末に代
え、それぞれを米国特許明細書第3632744号記載
の方法に準じ、パーフルオロアルキルリン酸エステルジ
オキシエチルアミン塩 [(CnF2n+1C2H4O)yP(=O)(ONH2(CH
2CH2OH)2)3- y] (n=6〜18,nの平均=9,2>y
>1)を用いて実施例6と同様に処理した粉体を用い、
更に成分(11)のメチルポリシロキサンに代えてパー
フルオロアルキルエーテル(FOMBLIN HC/0
4;アウシモント社製)を用いて、それぞれを実施例2
0と同量ずつ添加し、同様にしてフェイスパウダーを得
た。得られたフェイスパウダーは肌上でのすべりが良好
で、毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に優
れ、更に化粧もちにも優れていた。
【0058】実施例33 以下に示す組成のほほ紅を製造した。
【0059】(製法)粉体成分をヘンシェルミキサーを
用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した。これ
を中皿に充填し、ほほ紅を得た。
【0060】
【表9】 (成分) (%) マイカ 12.94 タルク 20.0 球状ナイロン(体積累積平均粒径5μm) 15.0 微粒子酸化亜鉛被覆球状ナイロン (参考例1:体積累積平均粒径5.2μm) 15.0 ベンガラ 0.14 黄酸化鉄 0.11 黒酸化鉄 0.01 赤色226号 0.40 球状ポリメタクリル酸メチル樹脂 (体積累積平均粒径0.4μm 屈折率1.49) 30.0 油分(メチルポリシロキサン) 6.4
【0061】得られたほほ紅は肌上でのすべりが良好
で、毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に優れ
更に化粧もちにも優れていた。
【0062】実施例34 以下に示す組成のパウダーアイシャドウを製造した。
【0063】(製法)粉体成分をヘンシェルミキサーを
用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した。これ
を中皿に充填し、パウダーアイシャドウを得た。
【0064】
【表10】 (成分) (%) マイカ 13.8 セリサイト 15.0 球状ポリメタクリル酸メチル樹脂 (体積累積平均粒径5μm) 15.0 微粒子酸化亜鉛被覆球状ナイロン (参考例2:体積累積平均粒径5.2μm) 15.0 ベンガラ 1.7 黄酸化鉄 0.3 黒酸化鉄 1.2 群青 2.0 球状ポリメタクリル酸メチル樹脂 (体積累積平均粒径0.4μm 屈折率1.49) 30.0 油分(スクワラン) 6.0
【0065】得られたパウダーアイシャドウは肌上での
すべりが良好で、小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果
に優れ更に化粧もちにも優れていた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/02 A61K 7/00 A61K 7/035 A61K 7/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) : (A)体積累積平均粒径が0.1μmを超え2μm以下
    であり、かつ屈折率が1.4〜1.8である微粉末、 (B)体積累積平均粒径が3〜50μmの球状粉体 を含有し、成分(A)及び(B)の配合量の合計が、全
    組成中に30重量%以上であり、かつ成分(B)の一部
    又は全部が、微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状粉
    体であることを特徴とする粉体化粧料。
  2. 【請求項2】 微粒子酸化亜鉛を表面に付着させた球状
    粉体が、全組成中に5重量%以上配合されたものである
    請求項1記載の粉体化粧料。
  3. 【請求項3】 成分(A)と成分(B)の配合比が、
    9.5:0.5〜0.5:9.5(重量比)である請求
    項1又は2記載の粉体化粧料。
  4. 【請求項4】 成分(B)の一部又は全部が、比表面積
    が15〜100m/gの微粒子酸化亜鉛を表面に付着
    した球状粉体である請求項1〜3のいずれか1項記載の
    粉体化粧料。
  5. 【請求項5】 成分(B)の球状粉体の一部が、着色球
    状粉体である請求項1〜4のいずれか1項記載の粉体化
    粧料。
  6. 【請求項6】 更に、着色板状粉体を含有する請求項1
    〜5のいずれか1項記載の粉体化粧料。
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