JP2668515B2 - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JP2668515B2 JP2668515B2 JP2501895A JP2501895A JP2668515B2 JP 2668515 B2 JP2668515 B2 JP 2668515B2 JP 2501895 A JP2501895 A JP 2501895A JP 2501895 A JP2501895 A JP 2501895A JP 2668515 B2 JP2668515 B2 JP 2668515B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- fine
- fluorine
- makeup
- examples
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
しっとり感があり、毛穴や小じわ等を目立たなくするこ
とができ、しかも化粧持ちを向上させることができる粉
体化粧料に関する。
アップ化粧料等の粉体化粧料は、通常、化粧料用粉体と
油性基剤、その他成分を配合することにより製造されて
いる。これらの化粧料は、肌上でののびや付着性が良好
であることが要求され、更にシミ・ソバカス、シワ、毛
穴等の肌の欠点をカバーし、肌の色を整え、乾燥等から
肌を保護するなどの機能が要求される。このため、従
来、粉体化粧料に各種球状粉体を配合することにより、
すべりの良さやのびの軽さといった良好な感触を付与す
ることが行われている。
は、感触の面では良好であるものの、隠蔽力に劣り、毛
穴や小じわ等を目立たなくすることはできず、特にベー
スメイクアップ化粧料に求められる要求を満足するもの
ではなかった。
等の屈折率の高い白色顔料を多量に配合した化粧料も知
られているが、これらの化粧料は、隠蔽力に優れ、シミ
・ソバカス等はカバーできるものの、肌上でののびが重
く、また仕上がりが厚ぼったくなり、毛穴や小ジワ等の
凹凸がかえって目立ち、自然な仕上がりを得ることがで
きないという欠点があった。また、微粒子を配合した化
粧料では、微粒子特有のかさつきがあり、しっとりとし
た使用感が得られないという欠点があった。
触が良好で、隠蔽力に優れ、しかも毛穴や小ジワ等の肌
の凹凸を自然にカバーし、更にそのような優れた仕上り
が持続する粉体化粧料が望まれていた。
発明者らは鋭意研究を行なった結果、特定の粒径及び屈
折率の微粉末とフッ素変性シリコーンを組合わせて用い
ることにより、しっとり感があり、しかも毛穴や小じわ
等を目立たなくすることができ、更に化粧持ちにも優れ
た化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。
(B): (A)体積累積平均粒径が0.1μmを超え2μm以下
であり、かつ屈折率が2以下である微粉末、(B)フッ
素変性シリコーンを含有する化粧料を提供するものであ
る。
しては、体積累積平均粒径が0.1μmを超え2μm以
下のものであれば特に制限されず、無機微粉末、有機微
粉末のいずれでもよく、またその形状も球状、平板状、
粒状、針状、棒状、無定形等のいずれでもよい。これら
のうち、特に球状、粒状のものが、使用感等の点から好
ましい。かかる微粉末としては、例えばシリカ、アルミ
ナ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、ケイ酸ア
ルミニウム等の無機微粉末;ポリアミド樹脂、ポリエチ
レン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメタクリル酸メチ
ル樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレ
ンとアクリル酸の共重合体、シリコーン樹脂等の有機微
粉末などが挙げられる。これらのうち、無機微粉末とし
ては、シリカ、硫酸バリウム等の低屈折率のものが、よ
り自然な仕上がりが得られるので好ましい。また、これ
らの微粉末に、通常の方法により着色顔料、色素、染
料、金属イオン等を被覆、内包処理し、着色したものを
使用することもできる。
0.1μmを超え2μm以下、好ましくは0.15〜
1.5μm、特に好ましくは0.3〜1.2μmである
ことが必要である。0.1μm以下ではのび等の使用感
が悪く、また毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効
果が低減し、2μmを超えると、やはり毛穴や小ジワ等
の凹凸を目立たなくする効果が低減するので好ましくな
い。
は、測定粒子の体積相当球の径の平均値を示し、1μm
以上の粉体についてはレーザー回折法、1μm以下の粉
体についてはレーザー散乱法により、エタノールを分散
媒として使用して求めたものである。
特にぼかし効果が得られ、これにより、毛穴や小じわ等
の凹凸を目立たなくする効果が優れたものとなることか
ら、屈折率が2.0以下、好ましくは1.3〜2.0、
特に好ましくは1.4〜1.8であることが必要であ
る。2.0を超えるとこれらの効果が得られない。ま
た、成分(A)の微粉末は、本発明の効果を損わない範
囲で、通常の化粧料用顔料に用いられる処理剤、例えば
シリコーン、金属石鹸、レシチン、アミノ酸、コラーゲ
ン、フッ素化合物等で表面処理したものを用いることも
できる。
1種又は2種以上を組合わせて用いることができ、全組
成中に0.01〜99重量%(以下、単に%で示す)、
特に1〜50%、更に5〜50%で配合するのが好まし
い。
性シリコーンとしては、例えば下記一般式(1)〜
(4)
(5)で表わされる構造単位とを有するものなどが挙げ
られる。
って、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖のパーフルオロ
アルキル基又は式H(CF2)t−(tは1〜20の整数
を示す)で表わされるω−H−パーフルオロアルキル基
を示し、R1、R4及びR5は、同一又は異なって、炭素
数1〜20の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基又は炭
素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水素基を示
し、R2は水素原子、炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖
の脂肪族炭化水素基、炭素数5〜10の脂環式若しくは
芳香族の炭化水素基、炭素数1〜20のパーフルオロア
ルキル基又は式H(CF2)t−(tは1〜20の整数を
示す)で表わされるω−H−パーフルオロアルキル基を
示し、R3は炭素数2〜6の2価の炭化水素基を示し、
X及びYは単結合、−CO−又は炭素数1〜6の2価の
炭化水素基を示し、lは2〜16の数を、m及びnはそ
れぞれ1〜16の数を、pは1〜200の数を、rは0
〜50の数を、sは0〜200の数を示す〕
Rf′で示されるパーフルオロアルキル基は、直鎖でも
分岐鎖のものでも用いることができ、例えばCF3−、
C2F5−、C4F9−、C6F13−、C8F17−、C10F21
−、H(CF2)2−、H(CF2)4−、H(CF2)
6−、H(CF2)8−、(C3F7)C(CF3)−等が挙
げられる。また、式H(CF2)t−において、tは1〜
20の整数を示すが、6〜20が好ましい。
素基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル等の直鎖アルキル基;イソプロピル、sec
−ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、1−エチ
ルプロピル、2−エチルヘキシル等の分岐鎖アルキル
基;シクロペンチル、シクロヘキシル等の環状アルキル
基;フェニルナフチル等の芳香族炭化水素基などが挙げ
られる。また、R3で示される2価の炭化水素基として
は、炭素数2〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基
が好ましく、特にエチレン基、プロピレン基等が好まし
い。
コーンとしては、例えば、下記一般式(6)
般式(1)、(2)、(3)及び(4)から選ばれる構
造単位を示し、残余は単結合を示し、s、R4及びR5は
前記と同じものを示す〕又は、下記一般式(7)
(3)及び(4)から選ばれる構造単位を示し、R6は
炭素数1〜20の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化水素基又
は炭素数5〜10の脂環式若しくは芳香族の炭化水素基
を示し、uは0〜200の数を、s、R4及びR5は前記
と同じものを示す〕で表わされるものが挙げられる。
粧くずれ防止効果及び使用性を考慮すると、これら式中
の基は次のものが好ましい。Rf及びRf′としては、
それぞれ炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖のパーフルオ
ロアルキル基又は式H(CF 2)tで表わされるω−H−
パーフルオロアルキル基のtが6〜20の整数であるも
のが好ましい。R1、R4及びR5は同一でも異なってい
てもよく、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖の脂肪族炭化
水素基が好ましい。R2としては、水素原子、炭素数6
〜20のパーフルオロアルキル基又は式H(CF2)t−
で表わされるω−H−パーフルオロアルキル基のtが6
〜20の整数であるものが好ましい。R 3としては炭素
数2〜4の2価の炭化水素基が好ましく、X及びYは単
結合、−CO−又は炭素数1〜4の2価の炭化水素基が
好ましく、lは2〜10、特に2〜5の数が好ましく、
m及びnは、それぞれ2〜10、特に1〜6の数が好ま
しく、pは1〜100、特に1〜10の数が好ましく、
rは0〜20、特に0〜5の数が好ましく、sは0〜1
00、特に0〜10の数のものが好ましい。なお、一般
式(7)の化合物の構造単位の配列は交互ブロックであ
ってもランダムであってもよい。
は、一般式(2)及び一般式(5)で表わされる構造単
位を有する特開平5−247214号に記載されたフッ
素変性シリコーン誘導体、並びに市販品として旭硝子
(株)製のFSL−300、信越化学工業(株)製のX
−22−819、X−22−820、X−22−82
1、X−22−822及びFL−100、東レダウコー
ニングシリコーン(株)製のFS1265等が挙げられ
る。
又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成
物中0.01〜99%配合するのが好ましく、特に0.
01〜80%、更に0.1〜70%配合すると、化粧持
ちにより優れ、使用感も良好で好ましい。
常の化粧料に用いられる粉体、例えばケイ酸、無水ケイ
酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、マイ
カ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、チタ
ン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、
酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化鉄、群
青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン及びカーボン
ブラック及びこれらの複合体等の無機粉体;ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、
フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹
脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベ
ンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロー
スこれらの複合体等の有機粉体;更にこれらを、界面活
性剤、シリコーン、金属石鹸、レシチン、アミノ酸、コ
ラーゲン、ポリマー、フッ素化合物等で表面処理したも
のや、着色顔料、色素、染料、金属イオン等で被覆、内
包処理したもの;有機タール系色素、レーキ等の有機着
色料が挙げられる。また、これらの中でも、化粧料がメ
イクアップ化粧品、ボディ化粧品等である場合には、タ
ルク、セリサイト、カオリン、酸化チタン等の無機粉体
が好ましい。
か、通常の化粧料に用いられる成分、例えばワセリン、
ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、
カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級ア
ルコール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動パラ
フィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライ
ド、シリコン油等の流動油分;パーフルオロポリエーテ
ル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等の
フッ素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性
剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、
pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、
冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を、本発明の効
果を損わない範囲で適宜配合することができる。
造することができ、例えば、ファンデーション、ほほ
紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧品;ボディーパ
ウダー、ベビーパウダー等のボディー化粧品などの剤型
とすることができる。
粒径及び屈折率の微粉末とフッ素変性シリコーンを組合
わせて用いることにより、微粉末特有のかさつきのな
い、しっとりした使用感が得られ、微粉末が光拡散成分
として働くため、毛穴や小じわ等の凹凸を目立たなくす
る効果に優れ、更にその効果を持続することができる。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例において示した体積累積平均粒径は、すべ
て、エタノールを分散媒とし、セイシン企業製のSKレ
ーザーミクロンサイザーを用い、1μm以上の粉体につ
いてはレーザー回折法、1μm以下の粉体についてはレ
ーザー散乱法により求めた粒度分布から求めた。また、
以下の実施例においては、化学式の一部を下記のように
略記する。
シリコーン(A−1)〜(A−6)を合成した。
ツ口フラスコに、窒素雰囲気下、メチル水素ポリシロキ
サン(HMD4MH)11.0g(25.5mmol)、C8F
17−CH2CH2−O−CH2CH(OH)CH2−O−C
H2CH=CH2(以下、化合物(1a)とする)35.
4g(61.3mmol)、塩化白金酸の2%イソプロピル
アルコール溶液40μl(1.2×10-3mmol)を加
え、60℃で6時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷
却し、未反応の化合物(1b)を減圧留去し目的のフッ
素変性シリコーン(A−1)38.0gを無色透明の油
状物として得た(収率94%)。
わされるメチル水素ポリシロキサン(MD2D2 HM)
〔東芝シリコーン(株)製〕を6.0g(14.0mmo
l)、
H−O−CH2CH=CH2(以下、化合物(2a)とす
る)27.6g(33.5mmol)、塩化白金酸の2%イ
ソプロピルアルコール溶液110.5μl(4.0×1
0-3mmol)を加え、製造例1と同様の方法により目的の
フッ素変性シリコーン(A−2)23.2gを無色透明
の油状物として得た(収率80%)。
キシレン12ml、メチル水素ポリシロキサン(HMD4M
H)12.0g(27.8mmol)、C10F21−CH2CH
2−O−CH2CH=CH2(以下、化合物(3c)とす
る)40.4g(66.8mmol)、塩化白金酸の2%イ
ソプロピルアルコール溶液101μl(3.1×10 -3
mmol)を加え、製造例3と同様な方法により目的のフッ
素変性シリコーン(A−3)41.0gを無色透明のワ
ックス状物として得た(収率90%)。このものの融点
は37.0℃であった。
シロキサン(MD2DH 2M)〔東芝シリコーン(株)
製〕を19.0g(44.1mmol)、(C8F17−CH2
CH2−O−CH2CH=CH2(以下、化合物(4a)
とする)53.3g(105.8mmol)を仕込んだ。次
いでフラスコ内の温度を80℃に昇温した後、塩化白金
酸2%イソプロピルアルコール溶液174.5μlを加
え、5時間攪拌した。反応混合物を室温まで冷却し、ヘ
キサン50ml及び活性炭2.2gを加え、室温で1時間
攪拌下後、活性炭を濾別し溶媒を留去した。未反応の化
合物(4a)を減圧留去し、目的のフッ素変性シリコー
ン(A−4)49.4gを無色透明の油状物として得た
(収率78%)。
シロキサン(MD2DH 2M)〔東芝シリコーン(株)
製〕25.0g(58.0mmol)、(CH2=CH−C
H2−O−CH2CH2−C(CF3)2(C3F7)(以
下、化合物(5a)とする)50.1g(139.2mm
ol)を仕込んだ。次いでフラスコ内の温度を80℃に昇
温した後、塩化白金酸の2%イソプロピルアルコール溶
液230.0μl(7.0×10-3mmol)を加え、5時
間攪拌した。以下、製造例4と同様の方法により目的の
フッ素変性シリコーン(A−5)58.3gを無色透明
の油状物として得た(収率87%)。
l、メチル水素ポリシロキサン(MD 2DH 2M)〔東芝シ
リコーン(株)製〕を6.4g(14.9mmol)、(C
6F13−CH2CH2−O−CH2CH(OCOC7F15)
−CH2−O−CH2CH=CH 2(以下、化合物(6
a)とする)31.2g(35.6mmol)、塩化白金酸
の2%イソプロピルアルコール溶液58.9μl(0.
89×10-3mmol)を加え、製造例1と同様の方法によ
り目的のフッ素変性シリコーン(A−6)25.2gを
無色透明の油状物として得た(収率78%)。
ョンを製造し、これを使用したときのしっとり感、仕上
がり及び化粧持ちについて評価した。結果を表1、表2
及び表3に示す。
を用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した。こ
れを中皿に充填し、固形ファンデーションを得た。
りを、専門パネラーが目視により、以下の基準で評価し
た。 ◎;毛穴、小ジワ等の凹凸がほとんど目立たない。 ○;毛穴、小ジワ等の凹凸がやや目立つ。 △;毛穴、小ジワ等の凹凸が目立つ。 ×;毛穴、小ジワ等の凹凸が非常に目立つ。
ョンをスポンジで顔面に塗布し、そのときのしっとり感
を、以下の基準で評価した。 ◎;かさつきがなく、しっとり感がある。 ○;かさつきがなく、ややしっとり感がある。 △;ややかさつく。 ×;非常にかさつく。
いてファンデーションを塗布し、4時間後における化粧
くずれについて、専門パネラーが以下の基準で評価し
た。 ◎;ほとんど化粧くずれしていない。 ○;わずかに化粧くずれしている。 △;化粧くずれしている。 ×;化粧くずれが激しい。
し、これを使用したときのしっとり感、仕上がり及び化
粧くずれについて、実施例1と同様に評価した。結果を
表4に示す。
用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した後、ふ
るいを通してルースタイプフェイスパウダーを得た。
〜20の成分(7)の微粉末に代え、それぞれを米国特
許明細書第3632744記載の方法に準じ、パーフル
オロアルキルリン酸エステルジオキシエチルアミン塩
〔(CnF2n+1C2H4O) yP(=O)(ONH2(CH2CH2OH)2)3-y〕(n=
6〜18,nの平均=9、2>y>1)の水溶液に微粉
末を分散し、室温で攪拌した後、濾過、乾燥することに
より得られた処理粉体を用いて、それぞれを実施例1〜
20と同量ずつ添加し、同様にしてパウダーファンデー
ションを得た。得られたパウダーファンデーションは、
いずれもしっとり感があり、毛穴や小ジワ等の凹凸を目
立たなくする効果に優れ、更に化粧持ちも優れていた。
〜20の成分(7)の微粉末に代えて、これを米国特許
明細書第3632744記載の方法に準じ、ジヘプタデ
カフルオロデシルリン酸(C8F17C2H4O)2P(=O)(OH)とヘプ
タデカフルオロデシルリン酸〔(C8F17C2H4O)P(=O)(O
H)2〕のほぼ1:1の混合物のイソプロパノール溶液に
微粉末を分散し、減圧して溶媒を除去することによって
得られた粉体を用いて、それぞれを実施例1〜20と同
量ずつ添加し、同様にしてパウダーファンデーションを
得た。得られたパウダーファンデーションはしっとり感
があり、毛穴や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に
優れ、更に化粧持ちも優れていた。
ー) 実施例21〜27の成分(5)〜(9)の微粉末に代
え、それぞれを米国特許明細書第3632744記載の
方法に準じ、パーフルオロアルキルリン酸エステルジオ
キシエチルアミン塩〔(CnF2n+1C2H4O)yP(=O)(ONH2(CH2C
H2OH)2)3-y〕(n=6〜18,nの平均=9、2>y>
1)を用いて実施例28と同様に処理した粉体を用い
て、それぞれを実施例21〜27と同量ずつ添加し、同
様にしてフェイスパウダーを得た。得られたフェイスパ
ウダーはしっとり感があり、毛穴や小ジワ等の凹凸を目
立たなくする効果に優れ、更に化粧持ちも優れていた。
用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した。これ
を中皿に充填し、ほほ紅を得た。
や小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に優れ、更に化
粧持ちも優れていた。
用いて混合し、これに油分を加えて更に混合した。これ
を中皿に充填し、パウダーアイシャドウを得た。
感があり、小ジワ等の凹凸を目立たなくする効果に優
れ、更に化粧持ちも優れていた。
ション) 実施例35〜36(クリーム状ファンデーション) 表7に示す組成の液状ファンデーション及びクリーム状
ファンデーションを製造した。
物処理は、それぞれを米国特許明細書第3632744
号記載の方法に準じ、パーフルオロアルキルリン酸エス
テルジオキシエチルアミン塩〔(CnF2n+1C2H4O)yP(=O)(O
NH2(CH2CH2OH)2)3-y〕(n=6〜18、nの平均=9、
2>y>1)を用いて、実施例28と同様に処理した。
油相を室温で溶解後、顔料を添加しディスパーで分散さ
せる。水相を攪拌しながら添加して乳化し、目的の液状
ファンデーションを得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)体積累積平均粒径が0.1μmを超え2μm以下
であり、かつ屈折率が2以下である微粉末、(B)フッ
素変性シリコーンを含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 成分(A)の微粉末がフッ素化合物で表
面処理されたものである請求項1記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2501895A JP2668515B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2501895A JP2668515B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08217636A JPH08217636A (ja) | 1996-08-27 |
JP2668515B2 true JP2668515B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=12154178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2501895A Expired - Fee Related JP2668515B2 (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668515B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3496133B2 (ja) * | 1997-05-09 | 2004-02-09 | 株式会社コーセー | 改質粉体及びそれを含有する化粧料 |
JP3689588B2 (ja) * | 1998-04-30 | 2005-08-31 | 株式会社資生堂 | 外用組成物 |
JP2002370932A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-24 | Kao Corp | 固形粉末化粧料 |
JP2003095870A (ja) * | 2001-09-27 | 2003-04-03 | Kose Corp | 水中油型凹凸補正化粧料 |
US20110243874A1 (en) | 2010-04-01 | 2011-10-06 | Rajan Keshav Panandiker | Care polymers |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP2501895A patent/JP2668515B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08217636A (ja) | 1996-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5118496A (en) | Coated cosmetic materials and method of coating cosmetic materials | |
JP4950033B2 (ja) | 表面被覆粉体及びそれを含有する化粧料 | |
JP2754108B2 (ja) | 油性固形化粧料 | |
JP2780153B2 (ja) | 粉体化粧料 | |
JP3073877B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3040702B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2668515B2 (ja) | 化粧料 | |
JP3040661B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2841272B2 (ja) | 粉体化粧料 | |
JP2672908B2 (ja) | 粉体化粧料 | |
JP2672913B2 (ja) | 化粧料 | |
JP4072211B2 (ja) | 立体感付与粉体化粧料 | |
JP3081502B2 (ja) | 化粧料 | |
JP4142812B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2624915B2 (ja) | 複合化粧用粉体及び該粉体を含有する化粧料 | |
JPH05285370A (ja) | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 | |
JPH0489422A (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP3481639B2 (ja) | 撥水撥油性複合粉体及びこれを含有する化粧料 | |
JP3308177B2 (ja) | 粉体化粧料 | |
JPH05285373A (ja) | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 | |
JP4282147B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH11180827A (ja) | 化粧料 | |
JP3040706B2 (ja) | 液状化粧料 | |
JP3115682B2 (ja) | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 | |
JP2939345B2 (ja) | メーキャップ化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704 Year of fee payment: 15 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704 Year of fee payment: 16 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |