JP2004315378A - 皮膚親和性及び吸油性の撥水・耐油性粉体及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

皮膚親和性及び吸油性の撥水・耐油性粉体及びこれを含有する化粧料 Download PDF

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高広 鈴木
Tomohito Ishikawa
智仁 石川
Mitsuhiko Mizumoto
光彦 水本
Toru Inokubo
徹 井ノ久保
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Abstract

【課題】肌への付着性やしっとり感に優れ、しかも化粧崩れしにくく、また粉体としての使用性も良好な化粧料用粉体を提供する。
【解決手段】原粉体を(a)剤:アミノ基を有するシラン化合物、チタン化合物、又はポリシロキサン化合物剤、及び(b)剤:フルオロアルキル基を有する化合物で表面処理し、水の接触角が90°〜130°、ひまし油の接触角が35°〜80°、メタノール中における粉体の表面電位が+0.1mV〜+50mVの範囲とする。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撥水・耐油性粉体及びこれを含有する化粧料に関し、特に肌への付着性、使用感、化粧持ちの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
粉体を含有する化粧料としては、ファンデーション、白粉、ほほ紅、アイシャドー、アイブロー等のメイクアップ化粧品、ボディーパウダー、ベビーパウダー等のボディー化粧品や、乳液、クリーム等の基礎化粧料などが市販され、特にメイクアップ化粧料を中心として、表面改質により撥水性を付与した粉体が用いられている。
このような撥水性粉体としては、例えば、化粧料粉体に金属セッケンやシリコン化合物を表面処理したものが用いられている。
【0003】
しかしながら、金属セッケンで表面処理された化粧料顔料を化粧料に配合した場合には、撥水性は向上するが感触が重くなってしまうという問題点がある。また、シリコン化合物で表面処理された化粧料顔料を化粧料に配合した場合には、撥水性が飛躍的に向上するが感触がサラッとしすぎており、しっとり感に乏しく、肌への付着性も良くないという問題点がある。
【0004】
一方、皮脂等による化粧崩れを防止する目的で撥水性と撥油性を同時に付与した化粧料粉体として、フッ素化合物で粉体を処理することが提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
さらに、フッ素処理粉体の問題点である肌面の感触、特に平滑感を改善するために、アシル化アミノ酸多価金属塩やアミドスルホン酸多価金属塩をフッ素化合物と併用することなどが提案されている(例えば、特許文献5参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭55−167209号公報
【特許文献2】
特開昭62−250074号公報
【特許文献3】
特開平1−180811号公報
【特許文献4】
米国特許第3632744号明細書
【特許文献5】
特開平5−285373号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらのフッ素化合物を被覆した粉体は、撥水性が強くなると同時に撥油性が非常に強くなるため、肌への親和性が低く、肌面におけるしっとり感に欠け、粉っぽさを感じる場合がある。また、長時間使用した場合などには肌から分泌された皮脂成分が肌と粉の接触界面に留まりやすいため、粉が肌面から浮き上がり、経時で化粧塗膜自体が浮き上がるように化粧崩れする場合があった。
また、撥水・撥油性の強い粉体を化粧料に配合する場合、他の原料成分として配合される油脂成分や脂溶性成分との親和力も低いため、これらの脂溶性成分と粉体を均一に混合することが困難となったり、あるいは、容器内に充填した場合に割れや分散性の低下を生じやすくなるなど、化粧料における粉体の使用性が悪いという問題があった。
【0007】
本発明は上記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、使用感触、特に肌への付着性やしっとり感に優れ、しかも化粧崩れしにくく、また粉体としての使用性も良好な化粧料用粉体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本発明者らが鋭意検討を行った結果、粉体表面を特定の処理剤によって処理し、粉体の表面電位や、水・油に対する接触角を特定範囲に調節することにより、上記課題が解決可能であることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の撥水・耐油性粉体は、粉体を下記(a)剤及び(b)剤で表面処理して得られ、水の接触角が90°〜130°、ひまし油の接触角が35°〜80°、メタノール中における粉体の表面電位が+0.1mV〜+50mVの範囲であることを特徴とする。
(a)剤:アミノ基を有するシラン化合物、チタン化合物、又はポリシロキサン化合物。
(b)剤:CnF2n+1−又はCnF2nH−(nは4〜21の数)で示されるフルオロアルキル基を有する化合物。
【0009】
なお、本発明において粉体の表面電位は、メタノール中で測定した時のゼータ電位で示した値である。
本発明において、(a)剤と(b)剤の処理量の割合が、(b)/(a)=0.01〜0.6の質量比であることが好適である。
また、(a)剤がR(R)N−R−基(R、Rは、それぞれ水素原子、あるいは炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、あるいは炭素数6〜20のアリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基である。Rは2価の炭化水素基であり、炭素数1〜10のアルキレン基、アルケニレン基又はヒドロキシアルキレン基、あるいは炭素数6〜20のアリール基、アリールアルキレン基又はアルキルアリール基である。)を有するシラン化合物、チタン化合物、もしくはポリシロキサン化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることが好適である。
【0010】
また、(b)剤が前記フルオロアルキル基を有するリン酸エステル、エポキシ化合物、シラン化合物、チタン化合物又はポリシロキサン化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることが好適である。
また、本発明において、表面処理される原粉体が雲母もしくは金属酸化物を皮膜した雲母であることが好適である。
また、本発明にかかる化粧料は、前記何れかに記載の撥水・耐油性粉体を含有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の撥水・耐油性粉体は、「原粉体」((a)剤及び(b)剤による表面処理の行われていないもの)を、(a)剤と(b)剤とで表面処理して得ることができ、水に対する接触角が90°〜130°、ひまし油に対する接触角が35°〜80°、且つ該粉体の表面電位が+0.1mV〜+50mVの範囲のものである。
【0012】
本発明で提供される粉体は、(a)剤によりその表面に適度な正電荷が付与されているため、皮膚に対する親和性が高く、肌への付着性が良好で、しっとりとした感触を有する。また、(b)剤を(a)剤と併用して表面処理することにより、撥水性と適度な耐油性を有し、しかも原粉体とほぼ同等の吸油力を保持している。このため、化粧料に配合した場合には、使用感が良好で、肌への密着性に優れ、長時間の使用によっても化粧料の流れ落ちや、粉浮き・化粧浮き等の化粧崩れのない化粧料を得ることができる。また、製剤化における分散性、混合性の点でも使用性が良好で、製品安定性も改善できるという優れた特性を有する。
【0013】
本発明において、原粉体に対する(a)剤の処理量は、好ましくは0.5〜15質量%、より好ましくは1〜10質量%である。(a)剤の処理量が少なすぎるとその表面処理効果が充分発揮されず、また(a)剤が過剰な場合にはかえって使用感等の低下を招くことがある。
また、原粉体に対する(b)剤の処理量は、使用する(a)剤量によっても異なるが、通常0.1〜5質量%、好ましくは0.3〜1質量%である。(b)剤の処理量が少なすぎると充分な撥水性、耐油性が得られず、また(b)剤が過剰な場合には使用感等が低下し、好ましくない。
【0014】
本発明において、(a)剤と(b)剤の処理量の割合は特に重要であり、(b)/(a)の質量比が0.01〜0.6、さらには0.1〜0.3であることが好ましい。(b)/(a)が小さすぎても大きすぎても表面電位や撥水性、耐油性が適正な範囲となることが困難となり、使用感や、化粧持ち、粉体としての使用性等が劣ることがある。
【0015】
本発明で処理される原粉体としては、特に限定されるものではなく、天然の粉体および合成の粉体のいずれでも良い。例えば、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セリサイト、雲母(マイカ)、カオリン、モンモリロナイト、クレー、ベントナイト、金属酸化物を皮膜した雲母(例:酸化チタン皮膜雲母(雲母チタン)、酸化鉄皮膜雲母(雲母鉄))、オキシ塩化ビスマス、窒化ホウ素、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、低次酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ベンガラ、黒酸化鉄、黄酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、カラミン、カーボンブラック、これらの複合体等の無機粉体;ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、シルクパウダー、セルロース、金属石ケン、タール色素及びこれらのレーキ顔料、天然色素等の有機粉体;これらの無機粉体・有機粉体の複合体等が挙げられる。これらの粉体は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いられる。原粉体の形状は特に限定されず、平板状、塊状、鱗片状、球状等の粉体を細孔の有無に関係なく使用できるが、体質顔料を用いる場合は、平板状又は球状が特に好ましい。原粉体の一次粒子径も粉体としての外形を留める限り特に制限されないが、使用感の点より0.01〜80μm、特に0.1〜20μmが好ましい。好ましい原粉体としては、合成又は天然の雲母(マイカ)もしくは金属酸化物を皮膜した雲母(マイカ)が挙げられる。
【0016】
本発明で使用する(a)剤としては、アミノ基を有するシラン化合物、チタン化合物またはポリシロキサン化合物であれば特に制限されないが、R(R)N−R−基を有するものが好適に使用できる。
、Rは、それぞれ水素原子、あるいは炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、あるいは炭素数6〜20のアリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基から選ばれる基である。好ましくは、R、Rの少なくとも一つは水素原子である。
は2価の炭化水素基であり、炭素数1〜10のアルキレン基、アルケニレン基又はヒドロキシアルキレン基、あるいは炭素数6〜20のアリール基、アリールアルキレン基又はアルキルアリール基から選ばれる基である。
なお、該アミノ基は、必要に応じて、酸付加塩の形であってもよい。
【0017】
このようなシラン化合物としては、上記アミノ基を有するシランカップリング剤、例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γーアミノプロピルトリエトキシシラン、β−アミノエチルトリメトキシシラン、(N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ビニルベンジル−N’−(3−(トリメトキシシリル)プロピル)エチレンジアミンモノヒドロクロライド等が挙げられる。また、チタン化合物としては、上記アミノ基を有するチタネートカップリング剤、例えば、イソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネート等が挙げられる。ポリシロキサン化合物としては、上記アミノ基を有するアミノ変性シリコーンオイルが挙げられる。
【0018】
本発明においては、(a)剤としてこれらアミノ基含有化合物を単独で用いても、2種以上を組み合せて用いてもよい。
本発明で用いる(b)剤は、分子内にCnF2n+1−あるいはCnF2nH−(nは4〜21の数)で示される、直鎖もしくは分岐鎖のフルオロアルキル基を有する化合物であれば特に制限されないが、リン酸エステル、エポキシ化合物、シラン化合物、チタン化合物又はポリシロキサン化合物が好適に使用できる。このような化合物として、次のようなものが例示される。
【0019】
(b1)リン酸エステル:
[Rf(CHO(AO)PO(OM)3−Zで示されるリン酸エステル。
(Rf:CnF2n+1−あるいはCnF2nH−(nは4〜21の数)。
A:同一又は異なって炭素数2〜3のアルキレン基を示す。
M:水素原子、アルカリ金属、アンモニウム基又は置換アンモニウム基を示す。
t:0〜12の数を示す。
r:0〜10の数を示す。
z:1〜3の数を示す。)
具体例としては、
ジヘプタデカフルオロデシルリン酸〔(C17O)PO(OH)〕、
ヘプタデカフルオロデシルリン酸〔C17OPO(OH)〕、
ジヘプタデカフルオロデシルリン酸とヘプタデカフルオロデシルリン酸のセスキ体〔(C17O)1.5PO(OH)1.5〕等が挙げられる。
【0020】
(b2)エポキシ化合物:
【化1】
Figure 2004315378
【0021】
(b3)シラン化合物:
【化2】
Figure 2004315378
【0022】
(b4)チタン化合物:
【化3】
Figure 2004315378
【0023】
(b5)ポリシロキサン化合物:
【化4】
Figure 2004315378
【0024】
(a)剤、(b)剤による表面処理の順序としては、(a)剤及び(b)剤を同時に処理する方法、(a)剤で原粉体を表面処理した後、次いで(b)剤で表面処理する方法、またその逆の順序で表面処理する方法など、何れでも行うことができる。このうち、(a)剤で表面処理後(b)剤で表面処理することにより得られる内層が(a)剤、外層が(b)剤である粉体が、使用感触の点で特に好ましい。
【0025】
(a)剤による表面処理方法は、特に制限されず、公知の直接処理による乾式法及び適当な溶剤を用いる湿式法のいずれも用いることができる。
また、(b)剤による表面処理する方法も特に限定されず、乾式法及び湿式法のいずれも用いることができる。乾式法による場合は、例えば、原粉体又は(a)剤で表面処理した粉体と(b)剤とを混合攪拌装置内で混合することにより行う。湿式法による場合には、例えば、原粉体又は(a)剤で表面処理した粉体を混合攪拌装置内に入れ、一方(b)剤を適当な溶剤(例えば、水、エタノール、イソプロピルアルコール、クロロホルム、フロンR113及びそれらの混合溶媒等)に溶解させて噴霧あるいは滴下により添加し、混合攪拌により均一分散させた後、室温で又は加熱後乾燥を行う。
【0026】
このような(a)剤及び(b)剤による表面処理を行うにあたり、例えば、ヘンシェルミキサー、振動式ボールミル、回転式ボールミル、スーパーミキサー等の混合攪拌装置を使用することができる。
本発明の撥水・耐油性粉体の化粧料中への配合量は特に限定されないが、通常0.1〜99質量%が好ましい。
【0027】
また、本発明の化粧料中には、本発明の撥水・耐油性粉体以外に、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合し得る。例えば、ワセリン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級アルコール等の固形・半固形油分;スクワラン、流動パラフィン、エステル油、ジグリセライド、トリグリセライド、シリコン油等の流動油分;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤;水溶性及び油溶性ポリマー、界面活性剤、無機及び有機顔料、シリコーン、金属石ケン、レシチン、アミノ酸、コラーゲン、ポリマー、フッ素化合物等で表面処理された無機及び有機顔料、タール色素、天然色素等の色剤、エタノール、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、水等を本発明の効果を損なわない質的、量的範囲内で配合可能である。
【0028】
本発明の化粧料は、通常の方法で製造することができ、パウダーファンデーション、クリーム状ファンデーション、油性ファンデーション、両用ファンデーション、おしろい、アイシャドー、ほほ紅等のメイクアップ化粧料や乳液、クリーム等の基礎化粧料、ボディパウダー、ベビーパウダー等のボディ化粧料などに適用することができる。
【0029】
【実施例】
以下、具体例を挙げて本発明を詳細に説明するが、これらに限定されるものではない。
まず最初に、本発明で用いた試験方法について説明する。
(撥水性)
台紙に両面テープを貼り付け、これに各粉体を塗布し、塗布面上の水滴の接触角を測定し評価した。
(耐油性)
台紙に両面テープを貼り付け、これに各粉体を塗布し、塗布面上のひまし油滴の接触角を測定し評価した。
【0030】
(吸油量)
ガラス板の上に粉体3.0gをのせ、ビュレットで流動パラフィンを試料上に滴下して金属へらで練り合わせ、混合物がパテ状ペーストになったときの滴下油量をもって吸油量とした。
(表面電位)
各粉体をメタノール中に希釈してゼータ電位を測定し、表面電位とした。なお、未処理の粉体については、水で希釈しゼータ電位を測定した。
【0031】
(粉体の付着性、しっとり感)
各粉体をパネルの肌へ塗布し、肌への付着性、しっとり感の良さを官能検査により判定した。それぞれの評価は、処理前の原粉体(合成マイカ、セリサイト、又はタルク)を比較対照として、以下の基準により行った。
+2=非常に良い、+1=良い、0=同等、−1=悪い、−2=非常に悪い
【0032】
(化粧持ち)
下記組成でプレス状フェイスパウダーを製造し、肌へ塗布して汗及び皮脂に対する流れ落ち、粉浮きについて評価した。製法は、粉体成分を混合して、これをヘンシェルミキサーに移し、油剤と香料とを加えて均一になる様に混合した。これを金皿にプレス成型して製品を得た。
この製品をパネルの肌に塗布し、流れ落ち、粉浮きを官能検査によって評価した。
<組成>
処理粉体 40.0 質量%
合成マイカ(PDM−1000) 25.7
セリサイト 30.0
ベンガラ 0.1
流動パラフィン 4.0
防腐剤 0.1
香料 0.1
【0033】
<流れ落ち評価基準>
◎:流れ落ちがない
○:流れ落ちがほとんどない
△:流れ落ちが認められる
×:流れ落ちが著しい
<粉浮き評価基準>
経時での粉浮きの有無を肉眼で評価した。
【0034】
試験例1 表面電位及び接触角
(a)剤としてγ−アミノプロピルトリエトキシシランを、(b)剤としてヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン〔(C17)Si(OC〕をそれぞれ用い、使用量を変えて試料粉体1〜8を調製した。
具体的には、合成マイカ(PDM−5L、トピー工業社製)100gを水400gに希釈し、これにメタノール20gで希釈したγ−アミノプロピルトリエトキシシランとヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシランとを添加し、1時間、室温で攪拌した。その後、ろ過により粉体を回収し、120℃で12時間乾燥して撥水・耐油性粉体約105gを得た。
各粉体の試験結果を表1に示す。
【0035】
【表1】
Figure 2004315378
【0036】
表1からわかるように、原粉体(合成マイカ)を(a)剤及び(b)剤で表面処理することにより、肌への付着性やしっとり感等の使用感を改善し、また、化粧料に配合した場合の化粧崩れ(化粧の流れ落ちや粉浮き等)のない粉体とすることができる。そして、このような効果が十分に発揮されるためには、粉体の表面電位を+0.1〜+50mV、且つ水の接触角、油の接触角をそれぞれ90〜130°、35〜80°の範囲とすることが好適であることが示唆された。
【0037】
試験例2 処理剤
そこで次に、(a)剤又は(b)剤の種類を変えた他は試験例1と実質的に同一条件で処理して粉体を調製し、試験を行った。用いた処理剤は表2の通りである。なお、試料12については、下記の製造方法により調製した。
【0038】
【表2】
Figure 2004315378
【0039】
(試料12)
合成マイカ100gと、イソプロパノール10gで希釈したγ−アミノプロピルトリメトキシシラン5.0gと、パーフルオロアルキル基を有するポリシロキサン化合物(下記化5)1.0gとをヘンシェルミキサーに入れて、30分間混合して上記合成マイカの表面処理を行い、目的の撥水・耐油性粉体106gを得た。
【化5】
Figure 2004315378
【0040】
試験結果を表3に示す。
【表3】
Figure 2004315378
【0041】
表3から解るように、処理剤の種類を変えても表1と同様の傾向が認められた。従って、原粉体の肌への付着性やしっとり感等の使用感を改善し、化粧料における化粧崩れ(化粧の流れ落ちや粉浮き等)のない粉体とするためには、粉体の表面電位を+0.1〜+50mV、且つ水に対する接触角、油に対する接触角がそれぞれ90〜130°、35〜80°の範囲とすることが好適であることが理解される。
【0042】
試験例3 原粉体
試験例1で、原粉体の合成マイカをセリサイトあるいはタルクに変えて同様に粉体を調製した。試験結果を表4に示す。
【0043】
【表4】
Figure 2004315378
【0044】
表4から、(a)剤及び(b)剤を用いて表面処理し、原粉体の表面電位、接触角を上記範囲とすることで、種々原粉体の肌への付着性やしっとり感等の使用感を改善し、化粧料における流れ落ちや粉浮き等の化粧崩れを抑制できることが理解される。なお、原粉体として合成マイカを用いた場合は、セリサイトやタルク等の粉体に比べて良好な結果が得られる傾向が認められた。
【0045】
試験例4 製法
(a)剤、(b)剤による表面処理順序を変えた他は、試験例1と実質的に同一条件で処理して試料17〜18を調製した。処理順序は、それぞれ、
試料3 :(a)剤(b)剤同時処理、
試料17:(a)剤処理→(b)剤処理、
試料18:(b)剤処理→(a)剤処理
である。結果を表5に示す。
【0046】
【表5】
Figure 2004315378
【0047】
表5から、表面処理順序に関わらず粉体の使用感や化粧崩れを改善することができることが理解される。また、(a)剤・(b)剤同時処理、あるいは(a)剤処理後に(b)剤処理を行った方が良好な結果が得られる傾向があった。
なお、試料17及び試料18の試料粉体の調製方法は、以下の通りである。
【0048】
(試料17)
水400gに希釈した合成マイカ100gに、メタノール20gで希釈したγ−アミノプロピルトリエトキシシラン5.0gを添加し、1時間、室温で攪拌した。その後、これにメタノール20gで希釈したヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン0.8gを添加し、さらに1時間、室温で攪拌した。その後、ろ過により粉体を回収し、120℃で12時間乾燥して撥水・耐油性粉体105gを得た。
【0049】
(試料18)
水400gに希釈した合成マイカ100gに、メタノール20gで希釈したヘプタデカフルオロデシルトリエトキシシラン0.8gを添加し、1時間、室温で攪拌した。その後、これにメタノール20gで希釈したγ−アミノプロピルトリエトキシシラン5.0gを添加し、さらに1時間、室温で攪拌した。その後、ろ過により粉体を回収し、120℃で12時間乾燥して撥水・耐油性粉体105gを得た。
【0050】
試験例5
合成マイカ100gを水400gに希釈し、これにメタノール20gで希釈したγ−アミノプロピルトリエトキシシラン5.0gを添加し、1時間室温で攪拌した。その後、ろ過により粉体を回収し、120℃で12時間乾燥して、アミノ基処理合成マイカ105gを得た。
次に、得られたアミノ基処理合成マイカ105gを丸底フラスコに入れ、これにヘプタデカフルオロデシルリン酸とジヘプタデカフルオロデシルリン酸の混合物であるセスキヘプタデカフルオロデシルリン酸〔(C17O)P(=O)(OH)3−r,2>r>1〕1.0gをイソプロピルアルコール500gに加熱溶解した液を加え、60℃で4時間混合した。その後、イソプロピルアルコールを減圧留去し、乾燥して目的の撥水・耐油性粉体106g(試料19)を得た。
【0051】
また、(b)剤のセスキヘプタデカフルオロデシルリン酸をヘプタデカフルオロウンデセンオキシド(下記化6)、又はジヘプタデカフルオロデシルリン酸のトリイソプロポキシチタン塩〔[(C17O)P(=O)−O−]Ti[(OCH(CH)]〕に代えて同様に処理し、試料20又は試料21の粉体を得た。
【化6】
Figure 2004315378
試料19〜21の試験結果は表6の通りであった。
【0052】
【表6】
Figure 2004315378
【0053】
以下、本発明にかかる化粧料を例示する。
配合例1 パウダーファンデーション
下記組成のパウダーファンデーションを常法により製造した。
(組成)
(1)撥水・耐油性化粧用粉体(試料3と同様に処理した各粉体を混合)
・セリサイト 25.0
・合成マイカ(PDM−10L) 43.0
・カオリン 5.0
・酸化チタン 10.0
・ベンガラ 2.0
・黄酸化鉄 2.5
・黒酸化鉄 0.1
(2)パーフルオロポリエーテル 10.0
(3)ジメチルポリシロキサン 2.0
(4)防腐剤 0.2
(5)香料 0.2
【0054】
配合例2 パウダーアイシャドー
下記組成のパウダーアイシャドーを常法により製造した。
(組成)
(1)撥水・耐油性顔料(試料9と同様に処理した各粉体を混合)
・合成雲母チタン 5.0
・セリサイト 30.0
・合成マイカ 35.0
・合成マイカ鉄 2.0
・群青 8.0
・紺青 12.0
(2)ジメチルポリシロキサン 2.0
(3)スクワラン 2.0
(4)ワセリン 1.9
(5)ソルビタントリオレエート 1.0
(6)防腐剤 1.0
(7)香料 0.1
【0055】
配合例3 両用パウダーファンデーション
下記組成の両用パウダーファンデーションを製造した。
(組成)
(1)撥水・耐油性顔料(試料10と同様に処理した各粉体を混合)
・合成マイカ(PDM−9WA) 20.0
・合成マイカ(PDM−5L) 15.0
・合成マイカ(PDM−1000) 5.0
・酸化チタン 12.0
・合成雲母チタン 4.0
・酸化鉄(赤、黄、黒) 4.0
・酸化亜鉛 4.5
・酸化アルミニウム 10.0
・硫酸バリウム 5.0
・ポリエチレン粉体 1.0
(2)ジメチルポリシロキサン 4.0
(3)ラノリン 6.0
(4)ワセリン 1.0
(5)流動パラフィン 1.0
(6)イソプロピルミリステート 1.0
(7)防腐剤 1.4
(8)香料 0.1
【0056】
配合例4 ルースタイプフェイスパウダー
粉体成分を混合して、これをヘンシェルミキサーに移し、油剤と香料を加えて均一になる様に混合した後、ふるいを通し、下記組成のルースタイプフェイスパウダーを製造した。
(組成)
(1)試料11の処理粉体 50.0
(2)合成マイカ(PDM−1000) 48.8
(3)ベンガラ 0.1
(4)流動パラフィン 1.0
(5)香料 0.1
【0057】
配合例5 二層分離型サンスクリーン乳液
油相を室温にて溶解した後、顔料を添加しディスパーで分散させた。水相を攪拌しながら添加して乳化し、下記組成のサンスクリーン乳液を製造した。
(組成)
(1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 25.0
(2)パーフルオロポリエーテル 10.0
(3)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 1.0
(4)グリセリン 2.0
(5)エタノール 12.0
(6)精製水 残 量
(7)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0
(8)酸化亜鉛(試料3と同様にして処理したもの) 7.5
(9)タルク(試料16と同様にして処理したもの) 7.0
(10)香料 微 量
【0058】
配合例6 サンスクリーンクリーム
成分10と12を成分9にディスパーにて分散させたものと成分6〜8の均一混合溶液を攪拌下、成分1〜5の水性成分に添加して乳化し、下記組成のサンスクリーンクリームを製造した。
(組成)
(1)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5
(2)ポリオキシエチレン(20)ソルビタンパルミテート 1.0
(3)グリセリン 6.0
(4)1,3−ブチレングリコール 6.0
(5)精製水 15.5
(6)スクワラン 5.0
(7)ホホバ油 5.0
(8)オクタメチルシクロテトラシロキサン 18.0
(9)パーフルオロポリエーテル 35.0
(10)酸化チタン(試料3と同様にして処理したもの) 1.0
(11)タルク(試料16と同様にして処理したもの) 5.0
(12)メトキシ桂皮酸オクチル 2.0
【0059】
配合例7 二層分離型液状ファンデーション
油相を室温にて溶解した後、顔料を添加しディスパーで分散させた。水相を攪拌しながら添加して乳化し、下記組成の液状ファンデーションを製造した。
(組成)
(1)顔料(試料3と同様に処理した粉体を混合)
・酸化チタン 6.0
・合成マイカ(PDM−5L) 9.0
・酸化鉄(赤、黄、黒) 1.2
(2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0
(3)ジメチルポリシロキサン(6cs) 2.0
(4)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体 1.0
(5)パーフルオロポリエーテル 10.0
(6)グリセリン 2.0
(7)エタノール 15.0
(8)精製水 残 量
(9)香料 適 量
【0060】
配合例1〜7で得られた本発明の化粧料は、何れも使用感触に優れ、化粧持ちが極めて良好であり、しっとり感の得られるものであった。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、(a)剤と(b)剤とで表面処理して、特定の範囲の表面電位、接触角とすることにより、皮膚親和性が高く、しかも撥水・耐油性に優れ、且つ吸油力を保持した粉体を得ることができる。この粉体は、使用感触、特に肌への付着性、しっとり感に優れ、化粧料に配合した場合には、撥水性、耐皮脂性及び耐油性が良好で、皮脂等による化粧崩れの防止効果(化粧持ち)に優れ、且つ肌上での伸びが良く、使用感触、特にしっとりとした感触に優れたものである。

Claims (6)

  1. 粉体を下記(a)剤及び(b)剤で表面処理して得られ、水の接触角が90°〜130°、ひまし油の接触角が35°〜80°、メタノール中における粉体の表面電位が+0.1mV〜+50mVの範囲であることを特徴とする撥水・耐油性粉体。
    (a)剤:アミノ基を有するシラン化合物、チタン化合物、又はポリシロキサン化合物。
    (b)剤:CnF2n+1−又はCnF2nH−(nは4〜21の数)で示されるフルオロアルキル基を有する化合物。
  2. 請求項1記載の粉体において、(a)剤と(b)剤の処理量の割合が、(b)/(a)=0.01〜0.6の質量比であることを特徴とする撥水・耐油性粉体。
  3. 請求項1〜2の何れかに記載の粉体において、(a)剤がR(R)N−R−基(R、Rは、それぞれ水素原子、あるいは炭素数1〜10のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基、あるいは炭素数6〜20のアリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基である。Rは2価の炭化水素基であり、炭素数1〜10のアルキレン基、アルケニレン基又はヒドロキシアルキレン基、あるいは炭素数6〜20のアリール基、アリールアルキレン基又はアルキルアリール基である。)を有するシラン化合物、チタン化合物、もしくはポリシロキサン化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする撥水・耐油性粉体。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の粉体において、(b)剤が前記フルオロアルキル基を有するリン酸エステル、エポキシ化合物、シラン化合物、チタン化合物又はポリシロキサン化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物であることを特徴とする撥水・耐油性粉体。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の粉体において、表面処理される原粉体が雲母もしくは金属酸化物を皮膜した雲母であることを特徴とする撥水・耐油性粉体。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の撥水・耐油性粉体を含有することを特徴とする化粧料。
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