JP2000264813A - 粉末化粧料 - Google Patents
粉末化粧料Info
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Abstract
塗擦すると液化してリキッド様の特性が生じ、粉っぽさ
の無さやエモリエント感等の良好な使用感及び仕上り感
を有し、且つ使用時のきしみ感が無い優れた粉末化粧料
を提供する。 【解決手段】表面積80m2/g以上の疎水化無水ケイ
酸0.1〜7重量%、パーフルオロポリエーテルアルキ
ルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキ
ル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルアルキル
カルボン酸及びその塩から選択される、分子量が300
以上であるパーフルオロポリエーテル基を有する化合物
で処理した粉体1〜50重量%、水性成分30〜90重
量%を含有し、塗擦により液化することを特徴とする粉
末化粧料。
Description
ながら、使用時これを塗擦すると液化してリキッド様の
特性が生じ、粉っぽさの無さやエモリエント感等の良好
な使用感及び仕上り感を有し、且つ使用時のきしみ感が
無い粉末化粧料に関するものである。
粉末形態の化粧料として、白粉、美白パウダー等が知ら
れているが、使用中に粉が飛散する、仕上りが粉っぽ
い、肌が乾燥する等の問題があった。また、薬剤の肌へ
の浸透促進、水分、油分、保湿性、エモリエント性の付
与等を目的として、使用時に粉末化粧料を水、油、液状
化粧料等と混合して使用する方法も行われているが、使
用性などの点で問題があった。
開平5−65212号公報、特開平6−166611号
公報、特開平6−211620号公報に開示されるが如
く、特定の表面積を有する疎水化無水ケイ酸とパーフル
オロアルキルリン酸エステル等の特定のフツ素化合物で
被覆処理した化粧料用粉体、油性成分及び水を特定量組
み合わせて、塗擦により液化する粉末化粧料が開発され
ている。しかしながら、これら粉末化粧料は、上記問題
点を解決するものであったが、粉っぽさの無さとエモリ
エント感及び使用時のきしみ感において、必ずしも満足
できる水準では無かった。
優れ、リキッド様の特性と粉っぽさの無さやエモリエン
ト感等の良好な使用感及び仕上り感を有し、且つ使用時
のきしみ感が無い粉末化粧料が望まれていた。
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の疎水化無水ケ
イ酸及び特定のパーフルオロポリエーテル基を有する化
合物で処理した粉体及び水性成分とを粉末化して用いれ
ば、粉末形態の化粧料でありながら、使用中に清涼感与
え、肌への親和性が高く、肌へ水分を付与できる等のリ
キッド様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエント
感等の使用感及び仕上がり感に優れ、しかも使用時のき
しみ感が無い粉末化粧料が得られることを見出し本発明
を完成した。更には、上記成分に加えて油性成分を配合
すれば、エモリエント感やきしみ感の無さ等の使用感が
より向上することを見出した。
(c): (a)表面積80m2/g以上の疎水化無水ケイ酸
0.1〜7重量%(以下、単に「%」と略す) (b)パーフルオロポリエーテルジアルキルリン酸及び
その塩、パーフルオロポリエーテルジアルキル硫酸及び
その塩、パーフルオロポリエーテルジアルキルカルボン
酸及びその塩から選択される、分子量が300以上であ
るパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で処理し
た粉体 1〜50% (c)水性成分 30〜90%を含有し、更には、上記
成分(a)〜(c)に加えて、成分(d)として油性成
分を0.5〜40%含有する、塗擦により液化すること
を特徴とする粉末化粧料を提供するものである。
疎水化無水ケイ酸は、微粒子無水ケイ酸の表面がオルガ
ノシラン系化合物、シリコーン化合物、フッ素化合物等
で覆われているものであり、例えばトリメチルシロキシ
ル化無水ケイ酸(キャボット社製、キャボジルTS−5
30、表面積325m2/g)、ジメチルシロキシル化無
水ケイ酸(日本アエロジル社製、アエロジルR−97
2、表面積110±20m2/g)、オクチルシロキシル
化無水ケイ酸(日本アエロジル社製、アエロジルR−8
05、表面積150±25m2/g)、シリコーンオイル
処理無水ケイ酸(日本アエロジル社製、アエロジルR−
202、表面積100±20m2/g)等が挙げられ、こ
れらを一種又は二種以上用いることができる。これら疎
水化無水ケイ酸はBET法による表面積が80m2/g以
上であることが必要であり、表面積がこれより少ない
と、水性成分の表面に多量に配向することができず、水
性成分を安定に粉末化することができなくなる。
パーフルオロポリエーテル基を有する化合物で粉体を処
理したものであり、この特定のパーフルオロポリエーテ
ル基を有する化合物とは、パーフルオロポリエーテルジ
アルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテル
ジアルキル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテル
ジアルキルカルボン酸及びその塩から選択されるもので
ある。これらの化合物はパーフルオロポリエーテル基を
含有し、かつ粉体表面と親和性を持つためのリン酸基及
び硫酸基及びカルボキシル基から選択される極性基を二
個有するものである。極性基が、一個のものより、二個
のものの方が、肌との親和性が良好であるため、粉っぽ
さがより低減される。また、パーフルオロポリエーテル
基とは、パーフルオロアルキレン又はパーフルオロアル
キルと結合しているエーテル酸素が少なくとも2以上有
する基をいうこととする。従って、本発明に係るパーフ
ルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩には、特
開平5−39209号公報及び特開平5−58841号
公報に記載のようなエーテル酸素を一つしか持たないパ
ーフルオロオキシアルキル基を含有する化合物は含まれ
ない。パーフルオロポリエーテル基の分子量は300以
上であり、好ましくは500以上であり、好ましい上限
は概ね7000程度である。300未満では、撥水・撥
油性の付与を十分に行うことができない。
好ましいパーフルオロオキシアルキレン基には、例えば
パーフルオロオキシメチレン基、パーフルオロオキシエ
チレン基、パーフルオロオキシイソプロピレン基、パー
フルオロオキシn−プロピレン基等が挙げられる。これ
らから少なくとも一種以上が選択され、且つ重合してパ
ーフルオロポリエーテル基を構成する。この中で、特に
好ましいパーフルオロポリエーテル基は下記一般式
(1)、(2)で表わされる基である。
00以上であり、l、mは0以上の整数を示し、nは1
以上の整数を示し、l=m≠0であり、l/n=1〜1
00であり、より好ましくは20〜40であり、m/n
=0.1〜50であり、より好ましくは0.2〜20で
あり、Xは同一又は異なっても良く、F又はCF3であ
る。)
上のパーフルオロオキシアルキレン基を含有する場合に
おいて、それぞれ同種のものが連続重合している場合に
限られず、ランダム重合或いはブロック重合でも構わな
い。
フルオロポリエーテル基を有する化合物は、粉体との固
着力の観点から、前記化合物から粉体との親和性を有す
る極性基が容易に離脱しないことが必要であり、そのた
めに前記化合物には、少なくとも1以上のオキシアルキ
レン基を含むことが好ましい。より好ましくは、1〜2
である。3以上のオキシアルキレン基が存在すると前記
化合物の撥水・撥油性が劣ったものとなるからである。
同様に固着力の点で、オキシアルキレン基に加え更に、
アルキレン基を含ませてもよい。アルキレン基の好まし
い炭素数は2以下である。
を有する化合物は、パーフルオロポリエーテルジアルキ
ルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルジアル
キル硫酸及びその塩、パーフルオロポリエーテルジアル
キルカルボン酸及びその塩が挙げられ、これらを一種又
は二種以上用いることができる。この中でも好ましく
は、パーフルオロポリエーテルジアルキルリン酸又はそ
の塩である。より好ましくは下記一般式(3)、(4)
で表わされる化合物である。
子量は300以上であり、より好ましくは500以上で
あり、m/n=0.1〜50であり、より好ましくは
0.2〜20であり、rは1〜2であり、qは1又は2
である。)
ロポリエーテル基を有する化合物で処理される粉体とし
ては、化粧品一般に使用される粉体として用いられてい
る粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、
微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構
造、等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体
類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類、等が挙げら
れる。具体的には、酸化チタン、コンジョウ、群青、ベ
ンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニ
ウム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、
水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイ
ト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベン
トナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オ
キシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄コーティング雲
母、酸化鉄雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アル
ミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダ
ー、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−メ
タクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタク
リル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリ
スチレンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマ
ーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、
ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダ
ー、シルクパウダー、カルバミン酸エチルパウダー、結
晶セルロース、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン
酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機粉体類、有機タール
系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子
酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チ
タン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二
酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が
挙げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用い
ることができる。
を有する化合物で処理する方法は、特に制限されず、通
常の粉体処理方法を適用することができる。例えば、パ
ーフルオロポリエーテル基を有する化合物を溶剤(有機
媒体あるいは極性溶媒)に溶解または分散し、粉体と混
合し、その後溶剤を除去、乾燥することによって容易に
処理粉体を得ることができる。尚、上記処理後、粉体に
パーフルオロポリエーテル基を有する化合物をより強く
吸着させるために、高温で焼き付けても良い。また、処
理にあっては粉体を同時に二種以上混合して処理するこ
ともできる。
その他のフッ素系化合物、シリコーン、レシチン、水素
添加レシチン、コラーゲン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、エステル、ワックスなどの公知のコーティング剤で
同時に又は重ねて処理してもよい。
ポリエーテル基を有する化合物による処理量は、その種
類によって異なるが、粉体の0.1〜50%、特に1〜
20%が好ましい。少なすぎると十分な効果が得られ
ず、多すぎると粉体本来の特性が失われてしまう恐れが
あるからである。
は、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の
他に、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリ
ン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、
ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等
の植物抽出液、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリ
ウム、ヒアルロン酸、アラビアガム、アルギン酸ナトリ
ウム、カラギーナン、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポ
リマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子等が挙
げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いる
ことができる。
は、化粧品一般に使用される動物油、植物油、合成油等
の起源及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の
性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油
類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリ
コーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲ
ル化剤類、親油性界面活性剤類、油溶性紫外線吸収剤類
等が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、スクワ
ラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラ
フィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、モクロウ、モンタンワックス、フィッシ
ュトロプスワックス等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマ
シ油、ホホバ油、ミンク油マカデミアンナッツ油等の油
脂類、ミツロウ、ラノリン、カルナウバワックス、キャ
ンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオ
クタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸
イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオ
クタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリ
ル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸
グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジ
オクタン酸ネオペンチルグリコール、コレスレテロール
脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ
(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエ
ステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、ロジン
酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステ
アリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコ
ール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合
度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシ
クロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、架橋型オル
ガノポリシロキサン、フッ素変性シリコーン等のシリコ
ーン類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカ
ン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、ラノリ
ン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノ
リンアルコール等のラノリン誘導体、セスキオレイン酸
ソルビタン等の親油性界面活性剤類、デキストリン脂肪
酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エ
ステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニウム、
ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類、グリセリ
ンモノステアレート、ソルビタントリステアレート等の
親油性界面活性剤類、パラアミノ安息香酸エチル、p−
メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−tert
−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシ
ベンゾン等の油溶性紫外線吸収剤類、等が挙げら、これ
らを一種又は二種以上用いることができる。
成に対する配合割合は次のとおりである。成分(a)の
配合量は0.1〜7%、好ましくは2〜4%であり、
0.1%未満では充分に水性成分を粉末化できず、意図
する粉末形態を得ることができなくなる。また、7%を
超えると多量の成分(c)を粉末化することができるよ
うにはなるが、使用時塗擦しても液化せずリキッド的な
感触を有さない。成分(b)の配合量は1〜50%であ
り、50%を超えると使用時にリキッド様の特性が得ら
れなくなる。成分(c)の水性成分の配合量は、成分
(a)及び(b)の組成比及び配合量によって異なる
が、30〜90%であり、30%より少ないと塗擦した
時に液化せず、また90%を超えると粉末化できなくな
り、官能上好ましくない。各成分が上記の範囲である
と、塗擦すると液化してリキッド様の特性が生じ、粉っ
ぽさの無さやエモリエント感等の良好な使用感及び仕上
り感を有し、且つ使用時のきしみ感が無い等の本発明の
効果を有する粉末化粧料が実現できる。更には、上記成
分(a)〜(c)に加えて、成分(d)を0.5〜40
%配合すると、エモリエント感がより向上し、また使用
時のきしみ感がより無くなるため好ましい。
外に、通常の化粧料に用いられる成分、例えば、界面活
性剤、水溶性紫外線吸収剤、被膜形成剤、リパーゼやプ
ロテアーゼ等の酵素類、水溶性アスコルビン酸誘導体、
レゾルシンやイオウ等の薬剤、保湿剤、酸化防止剤、美
容成分、防腐剤、香料、等を本発明の効果を妨げない範
囲で配合することもできる。
(c)が吸着した状態で存在するものであり、塗擦によ
り力を加えると、この吸着状態が破壊され、粉末化され
ていた成分(c)がにじみ出して液化するものである。
(a)と成分(b)を混合して、これに成分(c)を混
合する方法や、成分(b)と成分(d)を混合して粉末
化し、これに成分(a)を混合した後、成分(c)を混
合して粉末化する方法等により製造される。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
式(5)に示すパーフルオロポリエーテルジアルキルリ
ン酸5gを加え、攪拌しながらマイカ95gを添加す
る。室温で十分攪拌した後、80℃にて1時間混合後、
減圧乾燥し、パーフルオロポリエーテル化合物処理マイ
カを得た。
リエーテルアルキルリン酸の平均分子量は1050であ
り、パーフルオロポリエーテル基の平均分子量は606
である。)
ク、酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄、雲母チタン、オ
ルガノポリシロキサンエラストマーパウダー(トレフィ
ルE506、東レ・ダウ・コーニングシリコーン社
製)、セリサイトに各々代えて、同様の方法で処理し
て、パーフルオロポリエーテル化合物処理タルク(製造
例2:処理タルク)、パーフルオロポリエーテル化合物
処理酸化チタン(製造例3:処理酸化チタン)、パーフ
ルオロポリエーテル化合物処理ベンガラ(製造例4:処
理ベンガラ)、パーフルオロポリエーテル化合物処理黄
酸化鉄(製造例5:処理黄酸化鉄)、パーフルオロポリ
エーテル化合物処理雲母チタン(製造例6:処理雲母チ
タン)、パーフルオロポリエーテル化合物処理オルガノ
ポリシロキサンエラストマーパウダー(製造例7:処理
オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー)、パー
フルオロポリエーテル化合物処理セリサイト(製造例
8:処理セリサイト)を得た。
5gを加え、室温で十分攪拌した。このマイカ分散液
に、攪拌しながら下記一般式(6)に示すパーフルオロ
アルキルリン酸ジエタノールアミン塩の20%水溶液2
5gを徐々に添加し、添加後1時間半攪拌を行った。酸
で中和した後、吸引瀘過を行い、乾燥してパーフルオロ
アルキル化合物5%処理マイカを得た。(CmF2m+1CH
2CH2O)nP(=O)[ONH2(CH2CH2OH)2]3-n
…(6)(式中、m、nはそれぞれm=6〜18、2≧
n≧1であり、平均分子量は954であり、パーフルオ
ロアルキル基の平均分子量は619である。)
をタルク、酸化チタン、ベンガラ、黄酸化鉄、に各々代
える以外は同様の方法で処理して、パーフルオロアルキ
ル化合物処理タルク(製造比較例2:処理タルク)、パ
ーフルオロアルキル化合物処理酸化チタン(製造比較例
3:処理酸化チタン)、パーフルオロアルキル化合物処
理ベンガラ(製造比較例4:処理ベンガラ)、パーフル
オロアルキル化合物処理黄酸化鉄(製造比較例5:処理
黄酸化鉄)を得た。
g〔キャボット社製〕 注2:アエロジルR−972、比表面積110m2/g
〔日本アエロジル社製〕 注3:アエロジル300、比表面積300m2/g〔日
本アエロジル社製〕 注4:融点120℃のフィッシュトプシュワックスの微
粉末〔平均粒径3μ〕 注5:ポリトラップQ5−6603(アクリレートコポ
リマー:ジメチルポリシロキサン=1:3)〔ダウ・コ
ーニング社製〕 注6:マツモトマイクロスフェア〔松本油脂製薬社製〕
加えて混合攪拌する。 C:Bと1〜3を混合攪拌する。 D:Cに26〜27を混合し、容器に充填して粉白粉と
する。
7の粉白粉を試料とし、化粧歴10年以上の女性40人
をパネルに用いて、粉末化状態及び使用時の液化状態、
清涼感、粉っぽさのなさ、エモリエント感、きしみ感の
無さ、化粧持続性の各項目について、良いと感じた人数
により、以下の基準に従って評価し、結果を表1に併せ
て示した。
発明品の実施例1〜7の粉白粉は、比較例1〜7の粉白
粉と比較して、全ての項目で優れたものであった。尚、
比較例3〜4は、粉末化できなかったため、使用時評価
はできなかった。
がら塗擦によってスムーズに液化し、使用中に清涼感を
与え、肌への親和性、水分等を付与できる等のリキッド
様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエント感等の
使用感及び仕上がり感が良好で、しかも使用時のきしみ
感が無く、また、リン酸L−アスコルビルマグネシウム
の経時安定性も良好であった。
末でありながら塗擦によってスムーズに液化し、使用中
に清涼感を与え、肌への親和性、水分等を付与できる等
のリキッド様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエ
ント感等の使用感及び仕上がり感が良好で、しかも使用
時のきしみ感が無い、優れたものであった。
でありながら使用時塗擦によって液化し、使用中に清涼
感を与え、肌への親和性、水分等を付与できる等のリキ
ッド様の特性を有し、粉っぽさの無さやエモリエント感
等の使用感及び仕上がり感が良好で、しかも使用時のき
しみ感が無い優れたものである。
14)
酸化鉄、雲母チタン、オルガノポリシロキサンエラスト
マーパウダー(トレフィルE506、東レ・ダウ・コー
ニングシリコーン社製)、セリサイトに各々代えて、同
様の方法で処理して、パーフルオロポリエーテル化合物
処理タルク(製造例2:処理タルク)、パーフルオロポ
リエーテル化合物処理酸化チタン(製造例3:処理酸化
チタン)、パーフルオロポリエーテル化合物処理ベンガ
ラ(製造例4:処理ベンガラ)、パーフルオロポリエー
テル化合物処理黄酸化鉄(製造例5:処理黄酸化鉄)、
パーフルオロポリエーテル化合物処理雲母チタン(製造
例6:処理雲母チタン)、パーフルオロポリエーテル化
合物処理オルガノポリシロキサンエラストマーパウダー
(製造例7:処理オルガノポリシロキサンエラストマー
パウダー)、パーフルオロポリエーテル化合物処理セリ
サイト(製造例8:処理セリサイト)を得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(a)〜(c): (a)表面積80m2/g以上の疎水化無水ケイ酸
0.1〜7重量% (b)パーフルオロポリエーテルジアルキルリン酸及び
その塩、パーフルオロポリエーテルジアルキル硫酸及び
その塩、パーフルオロポリエーテルジアルキルカルボン
酸及びその塩から選択される、分子量が300以上であ
るパーフルオロポリエーテル基を有する化合物で処理し
た粉体 1〜50重量% (c)水性成分 30〜90重量%を含有し、塗擦によ
り液化することを特徴とする粉末化粧料。 - 【請求項2】 更に成分(d)として油性成分を0.5
〜40重量%含有することを特徴とする請求項1記載の
粉末化粧料。
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---|---|---|---|
JP07264999A JP4063439B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 粉末化粧料 |
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JP07264999A JP4063439B2 (ja) | 1999-03-17 | 1999-03-17 | 粉末化粧料 |
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