JP3077661B2 - オーバーサンプリング型クロックリカバリ回路 - Google Patents

オーバーサンプリング型クロックリカバリ回路

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JP3077661B2 JP6173798A JP6173798A JP3077661B2 JP 3077661 B2 JP3077661 B2 JP 3077661B2 JP 6173798 A JP6173798 A JP 6173798A JP 6173798 A JP6173798 A JP 6173798A JP 3077661 B2 JP3077661 B2 JP 3077661B2
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Signal Processing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力されるデータか
らクロックの抽出を行うクロックリカバリ回路に関し、
特に位相の異なる複数のクロックでサンプリングを行う
オーバーサンプリング型のクロックリカバリ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、データ伝送はGbit Ethernet ,Fi
ber Channel 等に代表されるように高速なプロトコルが
提案されており、そのために高速な伝送において送られ
てきたデータからクロックの抽出を行うクロックリカバ
リ回路、または送られたクロックに対して回路内部で使
用されるクロックの周波数同期をとるPLL回路におい
ても高速化が必要とされている。このような要請に応え
るために、例えばIEEE JOURNAL OF SOLID STATE CIRCUI
T DEC 1996に開示されているように、伝送されたデータ
を回路内部で生成した位相の異なる複数のクロックでサ
ンプリングするオーバーサンプリング型クロックリカバ
リ回路が提案されている。
【0003】この先行技術文献に開示されたクロックリ
カバリ回路のブロック回路図を図6に示す。入力された
データは8個の位相比較器TIPD(TIPD0〜7)
に入力される。各位相比較器TIPDには、固定遅延回
路FDから出力される固定の遅延をもつ24本のクロッ
クが3本ずつ入力され、ここで入力されたデータと3本
のクロックとの位相状態を検出する。図2は前記入力デ
ータと24本のクロックの位相を示す図である。そし
て、データがクロックに対し遅れている場合、TIPD
はクロックの進みを検出し、回路の出力であるup信号
をイネーブル、dn信号をディセーブルにする。同様に
クロックの遅れを検出した場合は、up信号をディセー
ブル、dn信号をイネーブルにする。図3はその検出状
態を示しており、図3(a)はロック状態を検出した状
態で、up信号とdn信号がいずれもディセーブル、図
3(b)はクロックの遅れ状態でup信号がイネーブ
ル、図3(c)はクロックの進み状態でdn信号がイネ
ーブルをそれぞれ出力している。そして、チャージポン
プCPは、up信号がイネーブルの場合にその出力電圧
を上昇させ、dn信号がイネーブルの場合にその出力電
圧を下降させる。ローパスフィルタLPFは、前記チャ
ージポンプCPの出力電圧を入力としこの電圧の変化を
積分する。可変遅延回路VDは前記ローパスフィルタL
PFの出力電圧と電圧制御発振器VCOの出力であるク
ロックを入力とし、前記ローパスフィルタLPFの出力
電圧に応じて入力されるクロックを遅延させて出力す
る。そして、前記固定遅延回路FDは可変遅延回路VD
の出力を入力とし、入力された1本のクロックから固定
の遅延を持つ前記した24本のクロックを生成する。
【0004】このクロックリカバリ回路によれば、8個
の各位相比較器TIPDにおいてクロックの遅れ状態ま
たはクロックの進み状態が検出されると、up信号また
はdn信号がイネーブルとなり、それぞれ対応するチャ
ージポンプCPからの出力電圧が上昇または下降する。
このため、ローパスフィルタLPF及び可変遅延回路V
Dからの出力されるクロックが進みまたは遅れ、このク
ロックに基づいて固定遅延回路FDで生成される24本
のクロックの遅延が制御され、前記各位相比較器TIP
Dにおけるクロックの遅れ状態または進み状態を適正化
し、適切なデータのサンプリングを実現可能とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
クロックリカバリ回路では、伝送されて入力されるデー
タは、伝送される方式により連続する同じ値であるデー
タの数が規定されているため、ロック状態においては、
サンプリングするクロックの数を減らしても位相差の検
出を正確に行うことができる。しかしながら、前記した
クロックリカバリ回路では、ロック状態であるか否かに
かかわらず、8個の位相比較器は常時動作状態にあるた
め、結果としてロック状態のときには位相差の検出に必
要な数の位相比較器を除く他の位相比較器は無用な動作
を行っていることになる。このため、比較的に消費電力
の大きな位相比較器がしかも8個も同時に連続して動作
されることによるクロックリカバリ回路全体としての消
費電力が無視できないものとなる。また、各位相比較器
からの位相差情報により、後段の各チャージポンプCP
も動作されることになり、さらに各チャージポンプCP
の出力を処理するローパスフィルタLPF以降の各回路
での消費電力も無視できないものとなる。
【0006】本発明の目的は、ロック状態における各部
の無用な動作を停止させ、消費電力の低減を図ったオー
バーサンプリング型クロックリカバリ回路を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力されるデ
ータを位相の異なる複数のクロックでサンプリングして
位相比較を行なう複数の位相比較器を備え、前記位相比
較器から出力される位相差情報に基づいて前記クロック
の進み、遅れを制御するオーバーサンプリング型クロッ
クリカバリ回路において、前記複数の位相比較器から出
力される各位相差情報を入力とし、当該位相差情報から
前記位相比較器が全てロック状態であることを検出する
ロック状態検出回路と、前記ロック状態検出回路が全て
ロック状態であることを検出したときに前記複数のクロ
ックの一部のクロックを選択的にハイレベルまたはロー
レベルに固定するスイッチ回路とを備える。ここで、前
記スイッチ回路は、前記複数のクロックを生成する固定
遅延回路と、前記各位相比較器との間に介装され、前記
ロック状態検出回路からの出力に基づいて前記位相比較
器のうち選択された位相比較器に供給するクロックをハ
イレベルまたはローレベルに固定する構成とする。
【0008】本発明によれば、複数の位相比較器でのロ
ック状態をロック状態検出回路で検出し、非ロック状態
では全てのクロックを各位相比較器に供給し、ロック状
態では選択されたクロックをハイレベルまたはローレベ
ルに固定し、実質的に選択された位相比較器に対しての
みクロックを供給することで、ロック状態においては、
選択された位相比較器の動作が停止された状態となり、
またこれに接続される回路要素も動作が停止される状態
とされるため、ロック状態におけるクロックリカバリ回
路全体の消費電力を低下させることができ、非ロック状
態を含めたトータルの面からみても回路全体の消費電力
を低減することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のオーバーサンプリン
グ型クロックリカバリ回路の一実施形態のブロック回路
図である。なお、従来のクロックリカバリ回路と等価な
部分には同一符号を付してある。この実施形態では8ビ
ットのデータをそれぞれ3本のクロックでサンプリング
するため、8個の位相比較器TIPD(TIPD0〜
7)が設けられる。すなわち、前記各位相比較器TIP
Dは同じ固定の遅延を持つ3本のクロックと、伝送され
てきたデータを入力とし、この入力されたデータとクロ
ックの位相状態を検出する。データがクロックに対し遅
れている場合、位相比較器TIPDはクロックの進みを
検出し、回路の出力であるup信号up0〜7をイネー
ブル、dn信号dn0〜7をディセーブルにする。同様
に、クロックの遅れを検出した場合は、up信号をディ
セーブル、dn信号をイネーブルにする。
【0010】前記各位相比較器TIPDのup信号及び
dn信号の出力端にはそれぞれ個別のチャージポンプC
Pと1つのロック状態検出回路LDECが並列に接続さ
れている。前記ロック状態検出回路LDECは、前記各
位相比較器TIPDのup信号、dn信号の状態から各
位相比較器TIPDのロック状態を認識し、全ての位相
比較器、すなわち回路全体がロック状態となっているか
否かを検出する。そして、このロック状態の検出結果に
基づいてイネーブルまたはディセーブルと状態が変化さ
れるロック状態検出信号をスイッチ回路SWに出力す
る。
【0011】また、前記チャージポンプCPは前記多数
決回路DECからのup信号とdn信号を入力とし、各
入力信号に応じて出力の電圧を変化させ、ローパスフィ
ルタLPFに出力する。前記ローパスフィルタLPFは
前記チャージポンプCPから出力される電圧の変化を積
分し、可変遅延回路VDに出力する。可変遅延回路VD
は電圧制御発振器VCOより入力される一定の周波数を
もつクロックと、前記ローパスフィルタLPFの出力を
入力とし、ローパスフィルタLPF出力電圧に応じて入
力されるクロックを遅延させる。さらに、固定遅延回路
FDは前記可変遅延回路VDの出力を入力とし、入力さ
れた1本のクロックから固定の遅延を持つ24本のクロ
ックclk00〜23を生成し、これらのクロックを前
記各位相比較器TIPDに供給する。
【0012】さらに、前記固定遅延回路FDで生成され
た前記24本のクロックの出力側には、各クロックのレ
ベルを選択的にハイレベルまたはローレベルのいずれ
か、ここではハイレベルに固定可能なスイッチ回路SW
が接続される。このスイッチ回路SWは、前記ロック状
態検出回路LDECからのロック状態検出信号がイネー
ブルの状態のときに、前記24本のクロックclk00
〜23のうち、予め設定されているクロックをハイレベ
ルに固定する機能を有している。この場合、ハイレベル
に固定するクロックは、前記位相比較器TIPDにそれ
ぞれ供給する3本のクロック単位で選択する。したがっ
て、選択された位相比較器TIPDに対するクロックの
みがハイレベルに固定されることになる。
【0013】以上の構成のクロックリカバリ回路の動作
を説明する。8個の位相比較器TIPDに入力される入
力データと、この入力データをサンプルするために使用
される24本のクロックは図2に示すタイミングチャー
トである。また、図3は各位相比較器TIPDにおける
動作のタイミングチャートである。従来技術においても
説明したように、前記位相比較器TIPDにおいて入力
されたデータと3本のクロック間の位相状態を検出す
る。図3(a)はデータとクロックの位相があっている
ロック状態、図3(b)はデータがクロックより進んで
いる状態、図3(c)はデータがクロックよりも遅れて
いる状態である。ロック状態ではクロックの位相を変化
させる必要がないため、up信号、dn信号はともにデ
ィセーブル状態となる。クロックがデータよりも遅れて
いる場合、クロックの位相をより進めるためup信号を
イネーブル、dn信号をディセーブルとする。逆に、ク
ロックがデータよりも進んでいる場合、クロックの位相
をより遅らせるためup信号をディセーブル、dn信号
をイネーブルとする。
【0014】そして、各位相比較器TIPDのup信号
とdn信号はそれぞれ個々のチャージポンプCPと1つ
のロック状態検出回路LDECに入力される。各up信
号、dn信号が入力される各チャージポンプCPでは、
これらup信号、dn信号から得られる位相差情報を電
圧値に変換する。すなわち、up信号がイネーブルの場
合出力電圧を上昇させ、dn信号がイネーブルの場合出
力電圧を下降させる。そして、ローパスフィルタLPF
では、前記チャージポンプCPの出力電圧を入力としこ
の電圧の変化を積分する。可変遅延回路VDはローパス
フィルタLPFの出力電圧と電圧制御発振器VCOの出
力であるクロックを入力とし、ローパスフィルタLPF
の出力電圧に応じて入力されるクロックを遅延させて出
力する。図4に可変遅延回路VDの入力電圧に対する遅
延量の関係を示す。可変遅延回路VDで遅延されたクロ
ックは固定遅延回路FDに入力され、固定遅延回路FD
は入力された1本のクロックから、クロック間に同じ位
相差を持つ24本のクロックclk00〜23を生成
し、前記各位相比較器TIPDに出力する。
【0015】一方、前記ロック状態検出回路LDECで
は、位相比較器TIPDからのup信号、dn信号を入
力とし、入力されたup信号、dn信号に基づいて各位
相比較器TIPDの検出結果、すなわち位相差情報から
それぞれのロック状態を認識する。そして、全てのup
信号、dn信号がディセーブル、つまりロック状態とな
った時にロック状態検出回路からイネーブル信号が出力
され、スイッチ回路SWに入力される。なお、前記各位
相比較器TIPDから出力されるup信号、dn信号が
一つでもイネーブルつまり非ロック状態であればロック
状態検出回路LDECの出力はディセーブルとなる。
【0016】図5は、前記ロック状態検出回路LDEC
からのイネーブル、ディセーブルに基づくスイッチ回路
SWの動作を表すタイミングチャートである。ロック状
態検出回路LDECにより非ロック状態が検出された時
は、そのディセーブル出力によりスイッチ回路SWは固
定遅延回路FDから入力される24本の全てのクロック
を各位相比較器TIPDに供給する。一方、ロック状態
検出回路LDECが回路のロック状態を検出すると、そ
のイネーブル出力によりスイッチ回路SWは前記24本
のクロックの内、選択されたクロックのみをそのまま位
相比較器TIPDへ送り、他のクロックをハイ状態に固
定する。この場合においては、ロック状態のときには、
スイッチ回路SWは9本のクロックclk00〜08を
位相比較器TIPD0〜2に供給するが、他の15本の
クロックclk09〜23はハイレベルに固定し、それ
ぞれ位相比較器TIPD3〜7に供給している。すなわ
ち、これらの位相比較器TIPD3〜7には、クロック
が供給されないと等価な状態となる。
【0017】一般に伝送されるデータは伝送される方式
により連続する同じ値であるデータの数が規定されてい
るため、ロック状態においてサンプルするクロックの数
を減らしても位相差の検出は正常に行われる。ロック状
態においてクロックが供給される位相比較器TIPDで
は非ロック状態と同じように位相検出動作を行い、クロ
ックが供給されない位相比較器TIPDでは位相検出を
行わずその位相比較器TIPDは入力データとクロック
の位相差に関わらずロック状態を保持する。図3に示し
たように、位相比較器TIPDではデータのサンプリン
グに入力されるクロックの変化点( エッジ) が必要とな
るため、位相比較器TIPDに供給するクロックをハイ
またはローに固定してクロックを入力しないのと等価な
状態におくことにより、位相比較器TIPDの位相検出
動作を抑制できる。したがって、これら位相比較器TI
PDは位相検出動作が停止された状態となり、その分消
費電力が削減できる。なお、その後、クロックの供給さ
れている位相比較器TIPDでの動作により非ロック状
態が検出された場合には、ロック状態検出回路LDEC
からの出力はディセーブルとなるため、スイッチ回路S
Wはロック状態でハイに固定されていたすべてのクロッ
クを再び各位相比較器TIPDに供給する。これは、再
び全ての位相比較器TIPDがロック状態になるまで行
われる。
【0018】このように、位相比較器TIPDでのロッ
ク状態をロック状態検出回路LDECで検出し、非ロッ
ク状態では固定遅延回路FDで生成されるすべてのクロ
ックを位相比較器TIPDに供給し、ロック状態では選
択されたクロックのみ位相比較器TIPDに供給するこ
とで、ロック状態においては、選択された位相比較器T
IPDの動作が停止された状態となり、またこれに接続
されるチャージポンプCPも動作が停止される状態とさ
れるため、ロック状態におけるクロックリカバリ回路全
体の消費電力を低下させることができ、非ロック状態を
含めたトータルの面からみても回路全体の消費電力を低
減することが可能となる。
【0019】なお、前記実施形態は本発明の一例を示し
たものであり、ロック状態のときにハイレベルに固定す
るクロックの数及び位相比較器の数は適宜に設定するこ
とが可能である。また、ロック状態のときには選択され
たクロックをローレベルに固定してもよい。さらに、デ
ータのビット数、及びこれに伴う位相比較器の数、なら
びに位相比較を行う固定位相のクロック数等は要求され
る高速化に応じて適宜に設定できることは言うまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の位
相比較器のそれぞれから出力されるデータとクロックと
の位相差情報に基づいて各位相比較器でのロック状態を
ロック状態検出回路で検出し、非ロック状態では全ての
クロックを各位相比較器に供給し、ロック状態では選択
されたクロックをハイレベルまたはローレベルに固定
し、実質的に選択された位相比較器に対してのみクロッ
クを供給することで、ロック状態においては、選択され
た位相比較器の動作が停止された状態となり、またこれ
に接続される回路要素も動作が停止される状態とされる
ため、ロック状態におけるクロックリカバリ回路全体の
消費電力を低下させることができ、非ロック状態を含め
たトータルの面からみても回路全体の消費電力を低減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロックリカバリ回路の一実施形態の
ブロック回路図である。
【図2】入力データとクロックのタイミングを示す図で
ある。
【図3】位相比較器における動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【図4】可変遅延回路の入出力特性を示す図である。
【図5】ロック状態検出回路の出力に対応するスイッチ
回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【図6】従来のクロックリカバリ回路の一例のブロック
回路図である。
【符号の説明】
TIPD 位相比較器 LDEC ロック状態検出回路 SW スイッチ回路 CP チャージポンプ LPF ローパスフィルタ VCO 電圧制御発振器 VD 可変遅延回路 FD 固定遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−38432(JP,A) 特開 平5−308283(JP,A) 特開 平6−61993(JP,A) 特開 平1−133420(JP,A) 特開 平11−261547(JP,A) 特開 平11−261548(JP,A) 特開 平10−308656(JP,A) Dao−Long Chen,”A Power and Area Eff icient CMOS Clock /Data Recovery Cir cuit for High−Spee d Serial Interface s”,IEEE Journal of Solid−State Circu its,Vol.31,No.8,AUG UST 1996 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/199 H04L 7/033

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるデータを位相の異なる複数の
    クロックでサンプリングして位相比較を行なう複数の位
    相比較器を備え、前記位相比較器から出力される位相差
    情報に基づいて前記クロックの進み、遅れを制御するオ
    ーバーサンプリング型クロックリカバリ回路において、
    前記複数の位相比較器から出力される各位相差情報を入
    力とし、当該位相差情報から前記位相比較器が全てロッ
    ク状態であることを検出するロック状態検出回路と、前
    記ロック状態検出回路が全てロック状態であることを検
    出したときに前記複数のクロックの一部のクロックを選
    択的にハイレベルまたはローレベルに固定するスイッチ
    回路とを備えることを特徴とするオーバーサンプリング
    型クロックリカバリ回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ回路は、前記複数のクロッ
    クを生成する固定遅延回路と、前記各位相比較器との間
    に介装され、前記ロック状態検出回路からの出力に基づ
    いて前記位相比較器のうち選択された位相比較器に供給
    するクロックをハイレベルまたはローレベルに固定する
    請求項1に記載のオーバーサンプリング型クロックリカ
    バリ回路。
  3. 【請求項3】 前記位相比較器から出力される位相差情
    報はクロックの進み、遅れに対応してイネーブルまたは
    ディセーブルに状態が変化されるUP信号とDN信号で
    あり、前記ロック状態検出回路は前記UP信号とDN信
    号の状態から前記各位相比較器でのロック状態を検出す
    る請求項1または2に記載のオーバーサンプリング型ク
    ロックリカバリ回路。
  4. 【請求項4】 前記位相比較器からの各位相差情報に基
    づいて電圧を出力する複数のチャージポンプと、基準と
    なるクロックを発生する電圧制御発振器と、前記チャー
    ジポンプから出力される電圧に基づいて前記電圧制御発
    振器からの基準となるクロックの位相を制御する可変遅
    延回路とを備え、前記可変遅延回路で位相制御された前
    記クロックにより前記固定遅延回路で生成する複数のク
    ロックの位相を制御する請求項2または3に記載のオー
    バーサンプリング型クロックリカバリ回路。
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