JP3077624B2 - ホットローラの温度制御装置 - Google Patents

ホットローラの温度制御装置

Info

Publication number
JP3077624B2
JP3077624B2 JP09096291A JP9629197A JP3077624B2 JP 3077624 B2 JP3077624 B2 JP 3077624B2 JP 09096291 A JP09096291 A JP 09096291A JP 9629197 A JP9629197 A JP 9629197A JP 3077624 B2 JP3077624 B2 JP 3077624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
roller
abnormality
output
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP09096291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10292239A (ja
Inventor
幸一郎 鴛海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP09096291A priority Critical patent/JP3077624B2/ja
Priority to TW87101923A priority patent/TW393528B/zh
Priority to CN 98101020 priority patent/CN1196408A/zh
Priority to EP98106756A priority patent/EP0872584A1/en
Priority to KR1019980013304A priority patent/KR19980081397A/ko
Publication of JPH10292239A publication Critical patent/JPH10292239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3077624B2 publication Critical patent/JP3077624B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K13/00Thermometers specially adapted for specific purposes
    • G01K13/04Thermometers specially adapted for specific purposes for measuring temperature of moving solid bodies
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/22Stretching or tensioning, shrinking or relaxing, e.g. by use of overfeed and underfeed apparatus, or preventing stretch
    • D02J1/224Selection or control of the temperature during stretching
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J13/00Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass
    • D02J13/005Heating or cooling the yarn, thread, cord, rope, or the like, not specific to any one of the processes provided for in this subclass by contact with at least one rotating roll

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、外周に糸を巻き付
けて案内し、糸に熱を与えるホットローラの温度制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】紡糸巻取機では、高温のローラからなる
ホットローラを使用し紡出糸を延伸させて巻き取ること
が行われる。複数のローラに紡出糸が掛け渡され、それ
ぞれのローラを回転させることによって紡出糸が送りだ
される。同時に紡出糸がローラの外周に巻き付けられる
ことによって加熱される。複数のローラの周速が異なる
と、紡出糸に張力が加わるために加熱された紡出糸が複
数のローラ間で延伸され、複数のローラの周速比が延伸
比となる。
【0003】このようなローラとして、内部に加熱手段
が内蔵され、ローラの外周が一定の温度になるように制
御可能なものが使用される。例えば加熱手段は、ローラ
の回転筒に接近して配設された固定筒の外周に巻かれた
ヒータであり、このヒータの回りを回転する回転筒を加
熱するものがある。このように加熱されたローラの温度
を測定するための温度検出素子がローラに取り付けら
れ、この温度検出素子の出力に応じて前記加熱手段の加
熱の程度を制御する。
【0004】温度検出素子は、ローラ外周の回転部に埋
設又はローラ外周の回転部に近接して設けられるため、
機械的損傷等による異常発生がありうる。温度検出素子
に異常が発生すると、ローラの温度が所定値から外れ、
所定品質の延伸糸が得られなくなる。そのため、ホット
ローラの回転を止めて点検することになるが、加熱ロー
ラであるため、停止後の冷却、点検、加熱後の運転再開
までに相当の時間が必要になる。また上流側の紡出機か
らの糸の押し出しを止めずに、下流側だけを止めて点検
するため、大量の樹脂が無駄に押し出されることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、一つの温度検
出素子に異常が発生しても、直ちに止めることなく運転
を継続することができるように、ローラ外周の回転軸基
準の対称位置の2か所に温度検出素子を配置し、2か所
の温度検出素子の出力を平均化して制御に使用すること
が行われる。この場合、一つの温度検出素子の異常で出
力がゼロになることはないが、出力レベルが低下するな
どして、温度制御が正確に行われなくなるという問題点
があった。また、2か所の温度検出素子のうち、一つを
温度制御用に使用し、他の一つを異常検知用に使用する
ことも行われるが、二つの温度検出素子が別の制御装置
に接続されていたため、制御用の温度検出素子が故障し
た場合、ローラを停止して点検することには変わりなか
った。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、制御用の温度検出素子の異常を検出すると、他
の正常な温度検出素子で温度制御を継続し、機械の全体
停止時等に点検を可能にするホットローラの温度制御装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本発
明のうち請求項1にかかる発明は、加熱手段が内蔵され
たローラの外周に糸を巻き付けて案内し、糸に熱を与え
るホットローラの温度制御装置であって、前記ローラの
温度を検出する複数の温度検出素子と、前記温度検出素
子からの出力により前記加熱手段の温度を制御する制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記温度検出素子の異
常を検知する異常検知手段と、前記異常検知手段が特定
温度検出素子の異常を検知すると、他の温度検出素子の
出力を用いて前記加熱手段の温度制御を継続させる切換
手段とを備える。
【0008】請求項2にかかる発明は、請求項1におい
て、前記異常検知手段及び前記切換手段は、複数の前記
温度検出素子に対して共通に設けられている。
【0009】請求項3にかかる発明は、請求項1におい
て、前記異常検知手段は、複数の温度検出素子の出力を
比較することにより前記特定温度検出素子の異常を検知
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ホットローラの温度制御装置の詳細を
説明するまえに、ホットローラが組み込まれたホットロ
ーラシステム及びホットローラの構造を図6及び図7に
より説明する。
【0011】図7(a)はシステムの正面図、同(b)
はシステムの側面図である。図において、ホットローラ
システムは、第1加熱ローラGR1と第1セパレータロ
ーラSR1の1組と、第2加熱ローラGR2と第2セパ
レータローラSR2の1組とを有してなるものである。
図示されない紡糸機から数本(例えば8本)の紡出糸が
紡出され、幅Wの横一列の一群YG1となって第1加熱
ローラGR1に入る。そして、第1加熱ローラGR1と
第1セパレートローラSR1との間で数回巻回される。
このとき、一群の紡出糸YG1が第1加熱ローラGR1
に対してスムーズに横移動できるように、第1セパレー
トローラSR1が斜めに配置されている。また、第1加
熱ローラGR1を出た一群の紡出糸YG2は第2加熱ロ
ーラGR2に入る。そして、第2加熱ローラGR2と斜
め配置の第2セパレートローラSR2との間で数回巻回
される。そして、第2加熱ローラGR2を出た一群の紡
出糸YG3はローラ軸方向に展開され、紡糸巻取機TK
で個々のパッケージに巻き取られる。この加熱ローラG
R1,GR2間の紡出糸YG2が延伸される。加熱ロー
ラGR1,GR2の周速比が例えばGR2/GR1=
1.5であると、加熱ローラGR1,GR2間で1.5
倍延伸される。すなわち、延伸比=GR2の周速/GR
1の周速である。ナイロンフィラメントやポリエステル
フィラメントの紡出糸は周速の異なる加熱ローラGR
1,GR2を有するゴデットローラを経ることによって
延伸されFDY(Full Draw Yarn)とな
る。
【0012】図7(b)に示されるように、一群の紡出
糸YG1は第1加熱ローラGR1と第1セパレータSR
1との間で数回巻回され、つぎに第2加熱ローラGR2
と第2セパレータSR2との間で数回巻回されて駆動力
が伝達されると共に加熱され、所定の延伸比を維持しな
がら図示されない紡糸巻取機に至る。この数回巻回され
た一群の紡出糸と隣の紡出糸との干渉を避けるために、
第1加熱ローラGR1上の一群の紡出糸YG1間に一定
の距離L1を必要とする。同様に、第2加熱ローラGR
2上の一群の紡出糸YG2間にも一定の距離L2を必要
とする。この距離L1,L2と巻回数により、第1加熱
ローラGR1,第2加熱ローラGR2は一定の長さM
1,M2となっている。
【0013】前述した加熱ローラGR1、GR2の構造
を図6により説明する。加熱ローラGR1,GR2を構
成するホットローラ1は回転されるローラ側と固定され
てる側とからなる。固定されている側には、図面左方向
の先端が開放され反対方向の基端がモータ部2に固定さ
れた中空円筒上のコア3が設けられている。コア3は、
非磁性体からなる中空円筒の外周に周方向に所定間隔で
複数のフェライト板11を取り付けたものであり、基端
から先端まで所定の長さを有し、その間、コア3の外周
に固定コイル4が所定のピッチで巻き付けられている。
モータ部2には図示されないモータ回転子を備えた回転
軸5が設けられている。
【0014】コア3の内側には、コア中空部内に挿通さ
れたローラ軸部6がモータ部2の回転軸5に連結されて
設けられている。コア3の外側には、固定コイル4を覆
う円筒状のローラ外筒部7が設けられいる。ローラ軸部
6の先端とローラ外筒部7の先端とは円盤状のローラ先
端部8を介してつながっている。ローラ外筒部7の内
側、即ちコイル4に対向する部分には鉄等の誘導加熱体
17が設けられ、その他のローラ軸部6、ローラ外筒部
7、及びローラ先端部8は軽量化のためアルミ等により
一体的に形成されている。この一体的なローラ9の外周
に紡出糸が巻き回される。このローラ9を回転駆動する
手段は、モータ部2及び図示されない回転数制御回路か
らなる。
【0015】ローラ外筒部7にはローラ9の温度を検出
する第1温度検出素子としての第1温度センサ21と第
2温度検出素子としての第2温度センサ22とが回転軸
に対して対称な位置に埋め込まれている。この実施形態
では第1、第2温度センサ21、22は、ローラ外筒部
7の長さ方向ほぼ中央に180°隔てて設けられいる。
2個の温度センサ21、22のうち一個は温度制御用に
他の一個は異常検知用に用いられる。また回転軸6とモ
ータ部2との間に設けられている軸受10に対する第3
温度検出素子としての第3温度センサ23が回転軸6に
埋設されている。この第3温度センサ23は軸受10の
温度監視用である。
【0016】ローラ先端部8には、回路モジュール12
が取り付けられている。第1、第2、第3温度センサ2
1、22、23の図示されないリード線は回路モジュー
ル12に接続されている。ローラ軸部6内にも回路モジ
ュールからのリード線13が引き出されており、このリ
ード線13はモータ部2の回転軸5内を通ってローラ9
と反対側の回転軸端部5aに達している。この回転軸端
部5aには光によりデータ通信を行うローラ側光送受信
器14が取り付けられている。ローラ側光送受信器14
の光軸は回転軸5の中心に一致している。ローラ側光送
受信器14の光軸に合わせて固定光送受信器15が設け
られている。固定光送受信器15の出力は、温度調整モ
ジュール16に接続されている。
【0017】つぎに、図1乃至図5により、本発明の温
度制御装置の本体を説明する。図1は、本発明のホット
ローラの温度制御装置の機器ブロック図である。
【0018】図1において、4は固定コイル、9はロー
ラ、12は回路モジュール、16は温度調整モジュール
である。ローラ9の前述したような回転部分の適所には
第1、第2、第3温度センサ21、22、23が埋設さ
れ、それらのリード線が回路モジュール12の切換スイ
ッチ25に接続される。
【0019】回転側の回路モジュール12は、切換スイ
ッチ25、増幅器26、波形整形器27、発光ダイオー
ド14、電源回路28とを備えてなる。切換スイッチ2
5は、第1、第2、第3温度センサ21、22、23の
出力の接続を等間隔のタイミングで切り換える機能を有
している。また増幅器25は基準となる電圧値(オフセ
ット値)を第1、第2、第3温度センサ21、22、2
3毎に変更する抵抗切換部26aを有しており、この抵
抗切換部26aは前記切換スイッチ25と連動して作動
する。各温度センサ21、22、23毎にオフセット値
を異ならせ、時分割で出力されるアナログ出力は波形整
形器27によって所定の周波数帯域のデジタル信号に変
換する。波形整形器27からのパルス信号は光送受信器
14である発光ダイオード14から固定光送受信器15
に向かって発信される。
【0020】回転側の回路モジュール12からの出力例
が図2に示される。第1温度センサ21であるナンバー
1Ptの出力は大きめの周波数帯域であり、波形の間隔
で出力の大小が判別できる。第2温度センサ22である
ナンバー2Ptの出力は中くらいの周波数帯域であり、
波形の間隔で出力の大小が判別できる。第3温度センサ
23であるナンバー3Ptの出力は小さめの周波数帯域
であり、波形の間隔で出力の大小が判別できる。このよ
うに各温度センサ毎に周波数帯域を変えると、時分割に
よる連続した信号であっても、各温度センサの出力を区
別することができる。
【0021】回路モジュール12は回転側であるため、
電源回路28は電磁誘導コイル28aを介して固定側か
ら電力の供給を受け、前述した各回路を作動させる。た
だし、各温度センサ21、22、23からの出力を時分
割して所定の周波数帯域で出力する構成であるため、回
路モジュール12側にはCPUの如き演算機能を有する
必要がなく、複数の温度センサの出力を簡単に処理する
ことが可能になる。
【0022】固定側の温度調整モジュール16は、固定
光送受信器であるフォトトランジスタ15と、中央演算
器(CPU)32、ゲート回路33、サイリスタ(SC
R)34とを備えてなる。フォトトランジスタ15から
の出力はCPU32に入力され、CPU32はホストコ
ンピュータとの間のシリアル通信で統括される。このC
PU32には所定のプログラムが組み込まれており、各
温度センサ21、22、23からの出力を区分して判断
し、所定の温度設定値と比較しつつ必要な演算処理を施
す。またCPU32は、前記演算処理の結果に基づい
て、ゲート回路33を介してサイリスタ34を駆動し、
ヒータである固定コイル4に供給する電力の位相制御を
行うと同時に、必要なアラーム出力や表示を行う。
【0023】図3及び図4はCPU32に内蔵されたプ
ログラムによる演算処理フローを示す。図3において、
第1温度センサ21であるナンバー1Ptの出力を抜き
出して正常かどうか判断する(ステップ♯1)。異常で
あると判断すると(ステップ♯1、NO)、異常検知用
の第2温度センサ22であるナンバー2Ptを温度制御
用に切り換えると同時に(ステップ♯2)、アラーム・
表示などを行って切り換えたことをオペレータに知らせ
る(ステップ♯3)。第2温度センサ22であるナンバ
ー2Ptを温度制御用に切り換えた後も、この第2温度
センサ22の出力を使ってローラの温度制御がそのまま
実行される(ステップ♯4)。切換後、第2温度センサ
22は、温度制御用と異常検知用とを兼ねることにな
る。そして、定期点検等のように機械全部停止のタイミ
ングに元々の温度制御用の第1温度センサ21を点検す
る。このように、温度制御用の第1温度センサ21に異
常が発生しても、直ちにホットローラを停止することな
く、運転を継続できる。
【0024】図4は第1温度センサ21に異常を検出す
るためのサブルーチンを示す。第1温度センサ21が断
線等のように完全に壊れると、抵抗が無限大になって出
力がゼロとなるため、簡単に異常が検出できる。ただ
し、断線に至らないまでも異常値を出力する場合の検出
方法を以下に説明する。異常検知用の第2温度センサ2
2は第1温度センサ21と同条件の場所に設置されてい
るため、同じ出力になるはずであるので、第1温度セン
サ21の出力t1 と第2温度センサ22の出力t 2 との
差であるΔtを演算する(ステップ♯11)。Δtが所
定の範囲αを越えるかどうか判断し(ステップ♯1
2)、Δtがα以内であると(ステップ♯13、N
O)、第1温度センサ21は正常であると判断する。Δ
tがαを越えると(ステップ♯13、YES)、軸受温
度検出用の第3温度センサ23と異常検知用の第2温度
センサ22との出力の相関を検出し(ステップ♯1
4)、異常検知用の第2温度センサ22そのものが異常
でないかどうか判断する(ステップ♯15)。第2温度
センサ22が異常でないと(ステップ♯15、YE
S)、第1温度センサ21が異常であると判断し(ステ
ップ♯16)、第2温度センサ22が異常であると(ス
テップ♯15、NO)、第2温度センサ22が異常であ
ることを表示する(ステップ♯17)。
【0025】図5は他のホットローラの温度制御装置の
ブロック図である。図1と異なる点は、第1、第2、第
3温度センサ21、22、23が回転側のロータ6では
なく、固定側に設けられている点である。図6のローラ
外周部17の端の円周スリット17a内に温度センサの
検出端を差し込むことにより、温度制御用と異常検知用
の第1、第2温度センサ21、22を固定側に設け、軸
受10の外輪側に軸受温度監視用の第3温度センサ23
を設けることにより、各温度センサ21、22、23を
固定側に設けることができる。
【0026】この場合、温度制御装置としては、図1の
固定側温度調整モジュールに相当する温度調整モジュー
ル41があるだけである。この温度調整モジュール41
は、A/D変換器42、CPU43、ゲート回路44、
サイリスタ45を備えてなっている。第1、第2、第3
温度センサ21、22、23からの出力は、A/D変換
器42を経て直接CPU43に取り込まれる。そして、
図3及び図4で説明したのと同様の処理をCPU43が
行って、ゲート回路33を介してサイリスタ34を駆動
し、ヒータである固定コイル4に供給する電力の位相制
御を行うと同時に、必要なアラーム出力や表示を行う。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によると、制御用の特定温度検出素子に異常が発生し
ても、他の温度検出素子に切り換えるので、継続した運
転が可能になる。したがって、温度検出素子の点検のた
めにホットローラを一時的に停止させ、上流側からの紡
糸を吸い取って、点検後に前記紡糸をホットローラから
更に下流の紡糸巻取機に糸通しするという面倒な作業を
省く事が可能になる。故障した温度検出素子の点検は機
械の全停止時のようなメンテナンス時に行えばよい。
【0028】請求項2の発明によると、異常検知手段及
び切換手段が中央演算装置のプログラムとして組み込ま
れ、複数の温度検出素子に共通のものになっているの
で、中央演算装置のプログラム次第で、複数の温度検出
素子からの信号を自在に組み合わせて、温度検出素子の
異常検知や、温度検出素子の他への切換を任意に行うこ
とができる。
【0029】請求項3の発明によると、複数の温度検出
素子の出力を比較することにより特定温度検出素子の異
常を検知するので、簡単な方法で確実な異常検知を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットローラの温度制御装置の機器ブ
ロック図である。
【図2】ローラの回転部における複数温度センサからの
出力波形図である。
【図3】温度制御のフローチャート図である。
【図4】温度制御のサブルーチンを示すフローチャート
図である。
【図5】本発明のホットローラの他の温度制御装置の機
器ブロック図である。
【図6】ホットローラの断面図である。
【図7】ホットローラシステムの機器配置図である。
【符号の説明】
1 ホットローラ 4 固定コイル(加熱手段) 9 ローラ 16 温度調節モジュール(制御手段) 21 第1温度センサ(温度検出素子) 22 第2温度センサ(温度検出素子) 23 第3温度センサ(温度検出素子) 31 CPU(異常検知手段、切換手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段が内蔵されたローラの外周に糸
    を巻き付けて案内し、糸に熱を与えるホットローラの温
    度制御装置であって、前記ローラの温度を検出する複数
    の温度検出素子と、前記温度検出素子からの出力により
    前記加熱手段の温度を制御する制御手段とを備え、前記
    制御手段は、前記温度検出素子の異常を検知する異常検
    知手段と、前記異常検知手段が特定温度検出素子の異常
    を検知すると、他の温度検出素子の出力を用いて前記加
    熱手段の温度制御を継続させる切換手段とを備えるホッ
    トローラの温度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検知手段及び前記切換手段は、
    複数の前記温度検出素子に対して共通に設けられている
    請求項1記載のホットローラの温度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検知手段は、複数の温度検出素
    子の出力を比較することにより前記特定温度検出素子の
    異常を検知する請求項1記載のホットローラの温度制御
    装置。
JP09096291A 1997-04-15 1997-04-15 ホットローラの温度制御装置 Expired - Lifetime JP3077624B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09096291A JP3077624B2 (ja) 1997-04-15 1997-04-15 ホットローラの温度制御装置
TW87101923A TW393528B (en) 1997-04-15 1998-02-12 Temperature control apparatus for a heating roller
CN 98101020 CN1196408A (zh) 1997-04-15 1998-03-16 热辊温度控制装置
EP98106756A EP0872584A1 (en) 1997-04-15 1998-04-14 Temperature control apparatus for a heating roller
KR1019980013304A KR19980081397A (ko) 1997-04-15 1998-04-14 고온롤러의 온도제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09096291A JP3077624B2 (ja) 1997-04-15 1997-04-15 ホットローラの温度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10292239A JPH10292239A (ja) 1998-11-04
JP3077624B2 true JP3077624B2 (ja) 2000-08-14

Family

ID=14160977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09096291A Expired - Lifetime JP3077624B2 (ja) 1997-04-15 1997-04-15 ホットローラの温度制御装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0872584A1 (ja)
JP (1) JP3077624B2 (ja)
KR (1) KR19980081397A (ja)
CN (1) CN1196408A (ja)
TW (1) TW393528B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102619432B1 (ko) * 2020-09-23 2023-12-29 (주)한국반생 반생로프 및 그 제조방법

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100859417B1 (ko) * 2007-06-05 2008-09-22 경북대학교 산학협력단 가열 실린더 롤러의 표면 온도 제어 시스템 및 그 방법
DE102010046898A1 (de) * 2010-09-29 2012-03-29 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Galette
CN103935826B (zh) * 2014-04-21 2016-06-08 浙江万事发纺织机械有限公司 一种全自动缝纫线精密拉伸定型络筒机及其使用方法
DE102015011941A1 (de) 2015-09-11 2017-03-16 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Galette zum Führen und Fördern eines Fadens
JP2020187685A (ja) * 2019-05-17 2020-11-19 アズビル株式会社 温度調節計および異常判断方法
DE102020101374B4 (de) * 2020-01-21 2021-12-02 Hanza Gmbh Verfahren zur Bestimmung der Temperatur eines Galettenmantels einer Galette einer Textilmaschine
DE102020007761A1 (de) 2020-12-18 2022-06-23 Oerlikon Textile Gmbh & Co. Kg Galette

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1816936B2 (de) * 1968-12-24 1972-12-21 Barmag Barmer Maschinenfabrik Ag, 5600 Wuppertal Vorrichtung zur gleichzeitigen uebertragung mehrerer signale von einem zeitweilig umlaufenden maschinenteil auf ein feststehendes teil
US3715923A (en) * 1970-07-23 1973-02-13 D Rall Temperature measuring method and apparatus
JPS5482425A (en) * 1977-12-09 1979-06-30 Teijin Ltd Device for heat treatment of yarn
JPH09158031A (ja) * 1995-11-29 1997-06-17 Nippon Ester Co Ltd 加熱ローラ装置の温度制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102619432B1 (ko) * 2020-09-23 2023-12-29 (주)한국반생 반생로프 및 그 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP0872584A1 (en) 1998-10-21
CN1196408A (zh) 1998-10-21
JPH10292239A (ja) 1998-11-04
TW393528B (en) 2000-06-11
KR19980081397A (ko) 1998-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3077624B2 (ja) ホットローラの温度制御装置
JP3147024B2 (ja) 仮撚り装置
JP7216091B2 (ja) 巻取り装置を監視するための方法、および巻取り装置
KR20160127678A (ko) 섬유 기계의 작업 스테이션에서 움직이는 실에 의해 형성된 실 발루운의 직경을 결정하는 장치 및 방법
US4200212A (en) Process and apparatus for conveying individual strands into a composite strand under controlled speeds and tensions
EP2966020B1 (en) Yarn accumulating device, yarn winding unit, and yarn winding machine
JP3341674B2 (ja) 糸条加熱用ヒータの制御装置
JPH07150437A (ja) ホットローラ
US3950930A (en) False twisting device
US6990795B2 (en) Yarn false twist texturing machine
JPH10318952A (ja) 糸条の熱収縮測定装置
JP7390207B2 (ja) 繊維機械及び糸張力把握方法
TWI252879B (en) Apparatus for spinning and winding at least one synthetic yarn
WO2020059911A1 (ko) 섬유사의 권취 제어장치
JPH07157938A (ja) ホットローラ
KR102096894B1 (ko) 섬유사 권취롤러의 화재감시장치
JP2578425Y2 (ja) 光ファイバユニット落とし込み装置
SU825736A1 (ru) Способ раскручивания жгута текстильного полотна
JP2001151417A (ja) 給糸切替検知装置
JP2001123352A (ja) ホットローラの温度制御装置
JPH11100735A (ja) 延伸仮撚機
JP2001356055A (ja) 非接触式温度測定装置及びその温度測定方法
JPH07133534A (ja) 合繊糸生産ラインの保全管理システム
JPH061534A (ja) 糸切れ検出装置及び糸切れ検出方法
JP2000336531A (ja) 単錘駆動型多重撚糸機