JP3341674B2 - 糸条加熱用ヒータの制御装置 - Google Patents

糸条加熱用ヒータの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、糸条加熱用ヒータ
の制御装置に関し、特に瞬停復帰後にヒータの温度を迅
速に目標温度まで立ち上げることができるものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】繊維機械には、必要に応じて糸条加熱用
のヒータが設置されている。この糸条加熱用ヒータは、
通常PID制御が可能な温度調節器をヒータの電源装置
に接続することによって制御されている。繊維機械で
は、通常同じ品質の糸条が連続的な走行状態におかれて
加工される。
【0003】そのため、急激な温度変化が生じることは
なく、所定の目標温度に正確に維持するPID制御が行
われる。すなわち、目標温度との偏差に対する比例的な
出力量となるP動作と、目標温度との偏差が残った場
合、時間とともに偏差量を積算し、その量を修正しよう
とするI動作の両方で制御され、瞬間的な変化に対して
修正しようとするD動作は殆ど使用されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】P動作とI動作を主体
とするPID制御による温度調節を行っている状態で、
1秒以上の停電であって回路内にチャージされている電
力が消費され制御不能になり、その後直ぐに復帰するよ
うな1〜数十秒の短時間の停電(いわゆる瞬停)が発生
すると、繊維機械は惰性で運転を続けており、糸条が切
れることがなく、復電時に再び通常の運転に復帰でき
る。
【0005】温度調節器は、前記瞬停の間に加熱体が冷
えることによる温度センサの出力低下に対応して通常の
PID制御で目標温度に復帰させようとする。しかしな
がら、前述したように、繊維機械のPID制御は、P動
作とI動作が主体であるため、ヒータに対する出力量を
復電時から徐々に増加させる制御を行う。そのため、瞬
停後の復電から目標温度に戻る迄の時間が掛かり過ぎる
という問題点があった。
【0006】安定した電力事情の地域では、このような
瞬停があまり生じないため、前述した瞬停復帰時の目標
温度までの時間差が問題になることがない。しかし、電
力事情の悪い地域では、しばしば瞬停が生じるため、ヒ
ータの温度を速やかに目標温度に戻さないと、品質が所
定範囲外となった糸条が量産されることになる。
【0007】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、電源の短時間の停電である瞬停が発生し、その
間のヒータの温度低下を瞬停復帰後に速やかに回復する
ことができる糸条加熱用ヒータの制御装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1記載の発明は、糸条加熱用のヒータに対する出力量
を制御する制御部を備える糸条加熱用ヒータの制御装置
であって、前記制御部は、温度センサの出力と目標温度
との偏差に基づいて前記出力量を制御する制御手段と、
停電及び復電を検出する電源監視器とを備え、前記制御
手段は、前記電源監視器による停電及び復電検出に基づ
いて復電時における前記出力量の制御を行うことを特徴
とする糸条加熱用ヒータの制御装置である。
【0009】請求項2記載の発明は、前記制御手段が、
温度センサの出力と目標温度との偏差に基づいて前記出
力量の制御を行う第1制御モードと、復電時に、前記偏
差に基づく第1制御モードでの前記出力量より高い出力
量を指令する第2制御モードとを備えた請求項1記載の
糸条加熱用ヒータの制御装置である。
【0010】電源に異常がないかぎり、PID制御等に
よる普通の第1制御モードにより、目標温度との偏差に
基づいて出力量を制御する。例えば1秒以上の停電であ
って回路内にチャージされている電力が消費され制御不
能になり、その後直ぐに復帰するような短時間の停電
(いわゆる瞬停)が発生すると、停電の間にヒータの温
度が低下する。電源が復帰して復電すると、普通のPI
D制御等より高い出力量を指令する第2制御モードによ
り、ヒータの温度を目標温度に向かって早く上げる。
【0011】請求項3記載の発明は、前記第2制御モー
ドにおける前記出力量は、前記第1制御モードにおける
停電発生前の出力量に基づいて算出される請求項2記載
の糸条加熱用ヒータの制御装置である。
【0012】第1制御モードにより、目標温度に向けて
ヒータに対する出力量は変動している。そのため、停電
発生時の出力量を基準にして、第2制御モードの高い出
力量を決めると、適正な出力量が決められる。基準の仕
方については、停電発生前の出力量+αで決める方法が
ある。
【0013】請求項4記載の発明は、前記制御手段が、
前記温度センサからの出力に基づいて前記第2制御モー
ドから前記第1制御モードに切り換える切換手段を備え
た請求項2又は3記載の糸条加熱用ヒータの制御装置で
ある。
【0014】温度センサにより目標温度との偏差が算出
され、目標温度に近づいたタイミングで通常の第1モー
ドに復帰させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、糸条加熱用ヒータの制御装置
の機器ブロック図であり、図2は、制御の手順を示すフ
ローチャート図であり、図3は、制御の状態を示す作動
図である。
【0016】図1において、制御装置1は、制御部2
と、制御部2に接続された電源装置(パワーモジュー
ル)3と、を備えてなる。制御部2には、設定手段4と
温度センサ5が接続される。電源装置3には、ヒータ6
と電源7が接続される。
【0017】制御部2は、制御手段であるCPU21、
電源が落ちても記録が消えない記憶手段であるEEPR
OM22、電源監視器23、位相制御出力部24等のハ
ード機器を有している。
【0018】CPU(制御手段)21には、ソフトウェ
アとして、通常の温度制御に関する第1制御モード25
と、瞬停復帰後の過渡的な温度制御に関する第2制御モ
ード26と、第2制御モード26から第1制御モード2
5に切り換える切換手段27と、を有している。
【0019】EEPROM22は、停電が発生し、回路
内にチャージされている電力が消費されて制御不能にな
るまでに、第1制御モード25において求めた最新の出
力量を記憶する。復電すると、記憶された出力量が読み
込まれ、第2制御モード26における出力量算出の基礎
とされる。
【0020】電源監視器23は、交流電源7からの交流
電圧信号のゼロクロスを監視して停電及び復電を検出す
るものである。ゼロクロス信号を所定時間(例えば5パ
ルス分)検出しないことで停電を検出し、再び所定のゼ
ロクロス信号を受けることで復電を検出する。
【0021】位相制御出力部24は、サイリスタにより
構成される電源装置3に対する位相制御を行うものであ
り、第1制御モード25又は第2制御モード26の制御
による出力量をデューティ比に調整するものである。こ
の位相制御出力部24からのデューティ比が異なる出力
量により、電源装置3は交流電源7をオンオフさせるタ
イミングを変え、ヒータ6に所定の電力を供給する。
【0022】温度センサ5は、ヒータ6で加熱された所
定部位の温度を検出し、制御部2のCPU21に出力す
る。CPU21は、温度センサ5からの出力に基づき、
第1制御モード25又は第2制御モード26により、目
標温度での糸条加熱ができるように位相制御出力部24
に所定の出力量を送出する。そのため、CPU21は、
温度センサ5の出力と目標温度との偏差に基づいて出力
量を算出する。
【0023】設定手段4は、通常のPID制御による温
度調整である第1制御モード25で必要な定数、過渡的
な温度制御である第2制御モード26で必要な定数、切
換手段24のタイミングを設定するための定数を、機器
の特定に応じて最適に設定するためのものである。
【0024】通常の機器構成では、温度センサ5に基づ
いてPID制御等でヒータ6の電源装置3を制御する第
1制御モード25は温度調節器に内蔵される。しかし、
前述した構成のように、第1制御モード25と第2制御
モード26とを含む温度調整機能をソフトウェア処理が
可能なCPUを有する制御手段21に一体に設けると、
一つの機器内での通信によって通常の温度制御と停電時
の過渡的制御とが容易に切り換えられる。
【0025】つぎに、図1の機器ブロックと対比させつ
つ、図2のフローチャートにより、制御のフローを説明
する。第1制御モード25による通常のPID制御によ
りフローがスタートする(S1)。
【0026】電源監視器23により、瞬停が発生したか
どうか判断する(S2)。瞬停が発生するまでは、通常
のPID制御を続ける(S2、No)。瞬停の発生を検
知すると(S2、Yes)、制御電源が落ちるまでに、
第1制御モード25による最新の出力量を、EEPRO
M22に出力して記憶する(S3)。このEEPROM
22は、電源が完全に落ちた状態でも、最新出力量の記
憶を保持する。
【0027】電源監視器23により、瞬停が回復し復電
したかどうか判断する(S4)。復電しない限り、復電
を待つ状態が続く(S4、No)。復電を検出すると
(S4、Yes)、瞬停復帰用制御になり、温度センサ
5の出力と目標温度との偏差に基づく第1制御モード2
5での出力量より高い出力量を指令する第2制御モード
26による制御を行う(S5)。
【0028】この第2制御モード26の出力量は、ステ
ップS3で記憶した最新出力量をEEPROM22から
読み出し、この最新出力量に+αすることで決められ
る。+αとしては、例えば温度センサ5の出力と目標温
度との偏差に比例したP動作のみから求められた出力量
が当てられる。
【0029】この第2制御モード26による制御で回復
していく温度を温度センサ5で監視し、この温度を所定
温度tと比較する(S6)。この所定温度tは、例えば
目標温度の−5%に設定される。所定温度tに至るま
で、第2制御モード26による制御を行い(S6、N
o)、所定温度tに至ると(S6、Yes)、通常の第
1制御モード26に復帰する(S7)。ここで、ステッ
プ6が、第2制御モード26から第1制御モード25へ
の切換手段27を構成する。また、ステップ4の復電検
知が、第1制御モード25から第2制御モード26への
切換手段27を構成する。
【0030】なお、ステップ6からステップ5に至るル
ープは所定時間間隔で行われるが、一回目のループで
は、上述したようにP動作のみからなる+αを求め、二
回目以降のループでは、PID制御により+αを求める
ことができる。また、第2制御モード26においては、
全てのループについてP動作のみから+αを求めること
もできる。
【0031】つぎに、図3により、前述した制御による
作動状態を説明する。図3(a)は電源状態を示し、図
3(b)は温度状態を示し、図3(c)は出力量の状態
を示す。
【0032】区間A1の終わりに、瞬停が発生したとす
る。図3(a)の如く、電源は直ぐにダウンしてオフに
なり、図3(b)の如く、温度センサ5からの出力は徐
々に低下する。
【0033】瞬停が区間Bの間だけ続いて、区間Bの終
わりに復電したとする。図3(a)の如く、電源は直ぐ
にアップしてオンになる。図3(c)の如く、復電時の
第2制御モードでの出力量は、瞬停が発生するまでの最
新の出力量h+αの高出力である。そのため、図3
(b)の如く、温度センサ5からの出力は急回復する。
区間Cの終わりに、温度センサ5からの出力が目標温度
から所定温度低い温度β(例えば、目標温度の−5%)
に至ると、切換手段27により、第2制御モード26か
ら通常のPID制御による第1制御モード25に切り換
える。すると、区間A2のように、少ないハンチングで
目標温度に落ちつく。
【0034】第1制御モード25によるPID制御だけ
であると、図3(c)の二点鎖線のように、出力量が徐
々に増えるため、図3(b)の二点鎖線のように、目標
温度に至る迄の時間が長くかかる。本発明によると、瞬
停回復後の短時間の間に目標温度に復帰する。
【0035】つぎに、前述した制御装置が適用される糸
条加熱ヒータが組み込まれた加熱ローラを用いる繊維機
械として、紡糸機と紡糸巻取機との間に設置され、糸条
に延伸処理を施すゴデットローラを含む紡糸システムに
ついて説明する。図4(a)は紡糸システムの正面図、
同(b)は紡糸システムの側面図である。
【0036】ゴデットローラは、第1加熱ローラGR1
と第1セパレートローラSR1の1組と、第2加熱ロー
ラGR2と第2セパレートローラSR2の1組とを有し
てなるものである。図示されない紡糸機から数本(例え
ば8本)の紡出糸が紡出され、幅Wの横一列の一群YG
1となって第1加熱ローラGR1に入る。そして、第1
加熱ローラGR1と第1セパレートローラSR1との間
で数回巻回される。このとき、一群の紡出糸YG1が第
1加熱ローラGR1に対してスムーズに横移動できるよ
うに、第1セパレートローラSR1が斜めに配置されて
いる。
【0037】また、第1加熱ローラGR1を出た一群の
紡出糸YG2は第2加熱ローラGR2に入る。そして、
第2加熱ローラGR2と斜め配置の第2セパレートロー
ラSR2との間で数回巻回される。そして、第2加熱ロ
ーラGR2を出た一群の紡出糸YG3はローラ軸方向に
展開され、紡糸巻取機TKで個々のパッケージに巻き取
られる。
【0038】この加熱ローラGR1,GR2間の紡出糸
YG2が延伸される。加熱ローラGR1,GR2の周速
比が例えばGR2/GR1=1.5であると、加熱ロー
ラGR1,GR2間で1.5倍延伸される。すなわち、
延伸比=GR2の周速/GR1の周速である。ナイロン
フィラメントやポリエステルフィラメントの紡出糸は周
速の異なる加熱ローラGR1,GR2を有するゴデット
ローラを経ることによって延伸されFDY(Full
Draw Yarn)となる。
【0039】図4(b)に示されるように、一群の紡出
糸YG1は第1加熱ローラGR1と第1セパレートロー
ラSR1との間で数回巻回され、つぎに第2加熱ローラ
GR2と第2セパレートローラSR2との間で数回巻回
されて駆動力が伝達されると共に加熱され、所定の延伸
比を維持しながら図示されない紡糸巻取機に至る。この
数回巻回された一群の紡出糸と隣の紡出糸との干渉を避
けるために、第1加熱ローラGR1上の一群の紡出糸Y
G1間に一定の距離L1を必要とする。同様に、第2加
熱ローラGR2上の一群の紡出糸YG2間にも一定の距
離L2を必要とする。この距離L1,L2と巻回数によ
り、第1加熱ローラGR1,第2加熱ローラGR2は一
定の長さM1,M2となっている。
【0040】また、加熱ローラGR1,GR2にはヒー
タ6が内蔵されており、ローラ外周部の適所に対して接
触又は非接触の温度計が設けられている。そして、前記
制御装置1によるフィードバック制御により、ローラ表
面が所定の設定温度になるように制御されている。
【0041】図5に示されるように、加熱ローラGR
は、回転軸11にローラ本体12を嵌入固定し、ハウジ
ング13にヒータ6を固定した構造となっている。ロー
ラ本体12の外周にはローラの軸方向に延びるヒートパ
イプ15が円周方向に等ピッチで複数本埋設され、ヒー
タ6からの熱をローラ周囲に配分するようになってい
る。また、ヒートパイプ15より内側のローラ本体12
にはリング状空間16が形成され、ヒータ6の発熱部が
この空間16に挿入されてヒートパイプ15に熱量を供
給する。また、ローラ本体12のフランジ部12aにリ
ング状スリット12bが形成され、温度センサ5が挿入
されている。なお、このように固定式の温度センサ5を
用いる溝検出方式に代えて、ローラ本体12のヒートパ
イプ15近傍に、ローラ本体12とともに回転する温度
センサを埋め込んだ回転トランス検出方式を用いてもよ
い。
【0042】ヒータ6は、図1の電源装置3に接続され
る。温度センサ5は、図1の制御部2に接続される。こ
のようなコデットローラにあっては、瞬停が発生して
も、慣性で糸条を送り、ローラ本体12の熱容量が大き
いため、徐々に温度低下していく。そのため、本発明の
制御装置を適用すると、瞬停復帰時に、ローラ本体12
の温度が目標温度に短時間に復帰するため、加熱不足に
よる不良糸条の量を最小限にすることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1又は2記載の発明によると、瞬
停復帰時に短時間にヒータの温度を目標温度に上げるこ
とができる。そのため、加熱不足による不良糸条の発生
を最小限度にすることができる。
【0044】請求項3の発明によると、停電発生時の出
力量を基準にして、高い出力量を決めるため、目標温度
の高低にかかわらず、短時間に目標温度に近づけること
ができる。
【0045】請求項4の発明によると、温度センサから
の出力に基づいてPID制御等の第1制御モードに切り
換えるので、第2制御モードの高い出力量による目標温
度付近のハンチングを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸条加熱用ヒータの制御装置の機器ブロック図
である。
【図2】制御の手順を示すフローチャート図である。
【図3】制御の状態を示す作動図である。
【図4】加熱ローラを含む紡糸システムの機器配置図で
ある。
【図5】糸条加熱ヒータを有する加熱ローラの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 制御装置 2 制御部 3 電源装置 4 設定手段 5 温度センサ 6 ヒータ 7 電源 21 CPU(制御手段) 22 EEPROM 23 電源監視器 24 位相制御出力部 25 第1制御モード 26 第2制御モード 27 切換手段 GR1 第1加熱ローラ GR2 第2加熱ローラ YG1〜3 紡出糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02J 1/00 - 13/00 D01D 10/02 EUROPAT(QUESTEL)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸条加熱用のヒータに対する出力量を制
    御する制御部を備える糸条加熱用ヒータの制御装置であ
    って、 前記制御部は、温度センサの出力と目標温度との偏差に
    基づいて前記出力量を制御する制御手段と、停電及び復
    電を検出する電源監視器とを備え、前記制御手段は、前
    記電源監視器による停電及び復電検出に基づいて復電時
    における前記出力量の制御を行うことを特徴とする糸条
    加熱用ヒータの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、温度センサの出力と目
    標温度との偏差に基づいて前記出力量の制御を行う第1
    制御モードと、復電時に、前記偏差に基づく第1制御モ
    ードでの前記出力量より高い出力量を指令する第2制御
    モードとを備えた請求項1記載の糸条加熱用ヒータの制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2制御モードにおける前記出力量
    は、前記第1制御モードにおける停電発生前の出力量に
    基づいて算出される請求項2記載の糸条加熱用ヒータの
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記温度センサからの
    出力に基づいて前記第2制御モードから前記第1制御モ
    ードに切り換える切換手段を備えた請求項2又は3記載
    の糸条加熱用ヒータの制御装置。
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