JP3077188U - 電気ヒータ - Google Patents

電気ヒータ

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JP3077188U
JP3077188U JP2000007601U JP2000007601U JP3077188U JP 3077188 U JP3077188 U JP 3077188U JP 2000007601 U JP2000007601 U JP 2000007601U JP 2000007601 U JP2000007601 U JP 2000007601U JP 3077188 U JP3077188 U JP 3077188U
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JP
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insulating
heater element
heater
housing
plate
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JP2000007601U
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Inventor
亮 加山
繁一 斎藤
彰生 大塚
Original Assignee
ミクロン電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の信頼性が高く、製造に手間が掛からな
い電気ヒータを提供する。 【解決手段】 ヒータエレメント4が絶縁ボビン3に配
設され、ヒータエレメント4の端末4a及び4bが絶縁
ボビン3に離隔,保持された2つの板状リード2にそれ
ぞれ電気的,機械的に接続され、絶縁ボビン3の外面に
盛り上げて塗布,硬化させた複数条の絶縁ボンド5によ
り、絶縁ギャップがハウジング1の内面とヒータエレメ
ント4との間に形成されるヒータ13を、ハウジング1
の中に挿入した上、このハウジング1の中に絶縁物質7
を充填する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、液体等の加熱装置や、保温装置に使用する電気ヒータに関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気ヒータには、有底筒状の金属製のハウジングの中に、ヒー タエレメントの端末を2つの棒状のリードにそれぞれ圧接,固着したヒータを挿 入した上、絶縁物質を充填したものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成された従来の電気ヒータにおいて、ヒータエレメントの端末は 30mm程度の長寸圧接により2つのリードにそれぞれ固着,支持されているだけ なので、ヒータエレメントの端末とリードとの長寸圧接作業と、ヒータコンプリ ート組付作業とに依存するしかなかった。
【0004】 このため、ヒータエレメントの端末のリードへの圧接の信頼性や、ハウジング に絶縁物質を充填したときに、リード同士や、ヒータエレメントとハウジングと が接触して、絶縁不良を発生する等の組付けの信頼性に問題があって、製造品質 が低い上、製造に手間が掛かるという課題があった。
【0005】 本考案は、このような課題を解決するために、ヒータエレメントの端末とリー ドとの接続における電気的,機械的な信頼性及び強度、即ち設計品質の向上と、 組付時の組付性及び確実性とにより、製造品質を改善すると共に、製造に手間が 掛からない電気ヒータを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、有底筒状のハウジングと、ヒータエレメントが絶縁ボビンに配設さ れ、ヒータエレメントの端末が絶縁ボビンに離隔,保持された2つの板状リード にそれぞれ電気的,機械的に接続され、絶縁ボビンの外面に盛り上げて塗布,硬 化させた複数条の絶縁ボンドにより、絶縁ギャップがハウジングの内面とヒータ エレメントとの間に形成されるヒータと、このヒータが挿入されたハウジングの 中に充填される絶縁物質とからなるものである。
【0007】 又、本考案は、2つの板状リードが、絶縁ボビンに形設したガイド孔に嵌挿, 保持されるようにしたものである。
【0008】 更に、本考案は、ヒータエレメントの端末と2つの板状リードとが、電気スポ ット溶接法によって接続されるものである。
【0009】 更に、本考案は、電気スポット溶接法が、ラミネート特殊構造のラミネート・ スポット溶接法である。
【0010】 本考案によれば、2つの板状リード及びヒータエレメントが絶縁ボビンによっ て確実に離隔,保持される上、絶縁ボビンの外面に盛り上げて塗付,硬化させた 絶縁ボンドにより、ハウジングとヒータエレメントとの間の絶縁ギャップが確保 できるので、絶縁不良も発生しなくなって、製品の信頼性が向上し、且つ、製造 に手間が掛からなくなる。
【0011】 又、本考案によれば、ヒータエレメントの端末が、電気スポット溶接法、特に ラミネート特殊構造のラミネート・スポット溶接法によって、溶断することなく 、板状リードに確実に溶接されて、断線し難くなる。
【0012】
【考案の実施の形態】
図1(a)は本考案の電気ヒータの中央断面図、図1(b)は図1(a)のA−A線 端面図、図2は本考案の電気ヒータにおける板状リードの平面図、図3(a)は本 考案の電気ヒータにおける絶縁ボビンの中央断面図、図3(b)は絶縁ボビンの側 面図、図4は本考案の電気ヒータにおけるヒータエレメントの平面図である。
【0013】 以下、本考案の電気ヒータについて、図面を参照しながら説明する。なお、図 中、同一符号は同一部分を示す。
【0014】 図1は本考案の電気ヒータの構成を示すもので、1は有底円筒状の金属製のハ ウジング、2は板状リード(図2参照)、3は断面がHの字状のガイド孔3aを 中心線に沿って形設した2つの円柱状の絶縁ボビン〔図3(a)及び(b)参照〕、 4は、互いに逆方向に巻回した2つのコイルの間に形設した渡り線を共通の端末 4aとし、2つのコイルの他端に端末4bをそれぞれ形設した捩りばね状のヒー タエレメント(図4参照)である。
【0015】 5は絶縁ボビン3の外面に盛り上げて塗布した上、硬化させて形設した耐熱性 の絶縁ボンド、6は2つの板状リード2の先端部に取り付けたスペーサ、7はハ ウジング1の中に充填する酸化マグネシウム(MgO)等の絶縁物質、8はハウ ジング1の開口部外周に固着した取付ネジで、この取付ネジ8によって本考案の 電気ヒータを加熱装置或いは保温装置の缶体(図示しない)に取り付ける。
【0016】 9は2つの板状リード2を貫通させた状態でハウジング1の開口部を塞ぐシリ コンゴム等の絶縁キャップ、10は絶縁キャップ9をハウジング1の開口部に固 着する耐熱性の絶縁ボンド、11は2つの板状リード2と電源(図示しない)に 接続された電線12とを接続する端子板である。
【0017】 このように構成された本実施の形態において、先ず、ヒータエレメント4を2 つの絶縁ボビン3の外面に捩りばね状に巻回,配設し、この2つの絶縁ボビン3 のHの字状のガイド孔3aの並行する溝に2つの板状リード2を順次嵌挿して、 ヒータエレメント4のコイルを配設した2つの絶縁ボビン3を2つの板状リード 2に間隔を空けて縦列に取り付け、一方の板状リード2にヒータエレメント4の 共通の端末4aを、他方の板状リード2にヒータエレメント4の2つの端末4b をそれぞれ接続した上、絶縁ボビン3の外面に、所定の厚み及び幅で、その中心 線に沿って複数条盛り上げて塗付した絶縁ボンド5を硬化させることにより、ヒ ータ13を形成する。
【0018】 このようにして形成されたヒータ13をハウジング1に挿入すると、ヒータ1 3の絶縁ボンド5がハウジング1の内面に当接して、ハウジング1とヒータエレ メント4との間に絶縁ギャップを形成するため、ヒータエレメント4はハウジン グ1の内面に接触することなくハウジング1の中に保持される。
【0019】 そこで、ヒータ13を挿入したハウジング1の中に絶縁物質7を充填して、ハ ウジング1の中にヒータ13を埋設した上、絶縁キャップ9を絶縁ボンド10で ハウジング1の開口部に固着することにより、本発明の電気ヒータの組み立てが 完了する。
【0020】 なお、2つの板状リード2は絶縁ボビン3に予め並行に埋設されているもので もよい。
【0021】 又、ヒータエレメント4の形状はコイル状のものに限定されるものではない。
【0022】 更に、板状リード2,絶縁ボビン3及びヒータエレメント4のコイルの数と配 線方法とは、電気ヒータの発熱量を調節する段数に応じて決めればよい。
【0023】 更に、絶縁ボンド5は、絶縁ボビン3の外面に、複数条、その中心線に沿って 連続して或いは断続的に塗布するか、螺旋状に連続して或いは断続的に塗付して もよい。なお、絶縁ボビン3に絶縁ボンド5を、複数条、中心線に沿って連続し て或いは断続的に塗布するときには、絶縁ボビン3の外径及びこの絶縁ボビン3 に塗付された絶縁ボンド5の厚み或いは幅にもよるが、一般的には6条以上が適 当である。
【0024】 更に、複数の板状リード2にヒータエレメント4の端末を電気スポット溶接法 、特にラミネート特殊構造のラミネート・スポット溶接法によって接続すれば、 溶接時に端末4a及び4bが溶断されることなく確実に接続されて、製品の信頼 性が向上する。
【0025】 更に、スペーサ6は必要に応じて複数の板状リード2の先端に取り付ければよ い。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、2つの板状リード及びヒータエレメン トが絶縁ボビンによって確実に離隔,保持される上、絶縁ボビンの外面に盛り上 げて塗付,硬化させた絶縁ボンドにより、ハウジングとヒータエレメントとの間 の絶縁ギャップが確保されるので、絶縁不良も発生しなくなって、製品の信頼性 が向上し、且つ、製造に手間が掛からなくなるという効果が得られる。
【0027】 又、本考案によれば、ヒータエレメントの端末が、電気スポット溶接法、特に ラミネート特殊構造のラミネート・スポット溶接法によって、溶断することなく 、板状リードに確実に接続されて、断線し難くなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の電気ヒータの中央断面図、(b)
は(a)のA-A線端面図
【図2】本考案の電気ヒータにおける板状リードの平面
【図3】(a)は本考案の電気ヒータにおける絶縁ボビン
の中央断面図、(b)は絶縁ボビンの側面図
【図4】本考案の電気ヒータにおけるヒータエレメント
の平面図
【符号の説明】
1 ハウジング 2 板状リード 3 絶縁ボビン 4 ヒータエレメント 4a,4b 端末 5 絶縁ボンド 7 絶縁物質

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状のハウジングと、ヒータエレメ
    ントが絶縁ボビンに配設され、前記ヒータエレメントの
    端末が前記絶縁ボビンに離隔,保持された2つの板状リ
    ードにそれぞれ電気的,機械的に接続され、前記絶縁ボ
    ビンの外面に盛り上げて塗布,硬化させた複数条の絶縁
    ボンドにより、絶縁ギャップが前記ハウジングの内面と
    前記ヒータエレメントとの間に形成されるヒータと、 該ヒータが挿入された前記ハウジングの中に充填される
    絶縁物質とが具備されていることを特徴とする電気ヒー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記2つの板状リードは、前記絶縁ボビ
    ンに形設したガイド孔に嵌挿,保持されることを特徴と
    する請求項1記載の電気ヒータ。
  3. 【請求項3】 前記ヒータエレメントの端末と前記2つ
    の板状リードとは、電気スポット溶接法によって接続さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電気ヒータ。
  4. 【請求項4】 前記電気スポット溶接法は、ラミネート
    特殊構造のラミネート・スポット溶接法であることを特
    徴とする請求項3記載の電気ヒータ。
JP2000007601U 2000-10-24 2000-10-24 電気ヒータ Expired - Lifetime JP3077188U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108156679A (zh) * 2018-01-18 2018-06-12 无锡恒业电热电器有限公司 一种组合式土壤环境修复电加热器
CN108156679B (zh) * 2018-01-18 2024-06-04 无锡恒业电热电器有限公司 一种组合式土壤环境修复电加热器

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CN108156679A (zh) * 2018-01-18 2018-06-12 无锡恒业电热电器有限公司 一种组合式土壤环境修复电加热器
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