JP3076179B2 - ダイシング装置 - Google Patents
ダイシング装置Info
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- JP3076179B2 JP3076179B2 JP05202518A JP20251893A JP3076179B2 JP 3076179 B2 JP3076179 B2 JP 3076179B2 JP 05202518 A JP05202518 A JP 05202518A JP 20251893 A JP20251893 A JP 20251893A JP 3076179 B2 JP3076179 B2 JP 3076179B2
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Description
み込んだダイシング装置に関する。
保持されたウェーハをダイシングした後に、そのウェー
ハを貼着しているテープにUV(紫外線)を照射して粘
性を低下させ、ダイシング後のチップのピックアップを
容易にし作業性を高めるようにしている。
射のためにはダイシング工程の後にダイシング装置とは
別個に設けたUV照射手段による独立したUV照射工程
が必要になり、生産性の向上を図る上で問題がある。
又、UV照射工程を円滑に遂行するには、短時間(10
秒位)でUV照射が完了する高性能のUV照射手段を必
要とするが、高価であるため設備費が高騰する問題もあ
る。本発明は、このような従来の問題点を解決するため
になされ、ダイシング装置にUV照射ユニットを組み込
み、ウェーハをダイシングしている間の待ち時間を利用
して、既にダイシングが終了したウェーハのUV照射を
行えるようにした、ダイシング装置を提供することを課
題としたものである。
するための手段として、本発明は、テープによってフレ
ームと一体になったウェーハを収容するカセットが載置
されるカセット領域と、該カセット領域の後方に位置し
前記カセットからのウェーハを搬出入する搬出入領域
と、該搬出入領域の後方に位置しUVを照射するUV照
射ユニットとが配設されたダイシング装置であって、該
ダイシング装置には、前記搬出入領域に位置付けられた
ダイシング済みのウェーハのフレーム部を吸引保持する
吸着部と、該吸着部を上下動する上下動部と、前記ダイ
シング済みのウェーハを前記UV照射ユニットまで搬送
すると共に、該UV照射ユニットのUV照射によって前
記テープの粘性が低下した後にダイシング済みのウェー
ハを前記搬出入領域まで戻す搬送部と、から構成される
UV照射用搬送手段が配設されており、該UV照射用搬
送手段は、後続のウェーハがダイシングされている2〜
3分間の待ち時間の間に、前記搬出入領域に位置付けら
れたダイシング済みのウェーハを前記UV照射ユニット
まで搬送し、UV照射によりダンシング済みのウェーハ
に貼着したテープの粘性が低下した後に、該ダイシング
済みのウェーハを前記搬出入領域まで戻すことを特徴と
するダイシング装置。
程が可能となり、生産性の向上を図ることが出来る。
又、UV照射工程は次のウェーハのダイシングが終了す
るまでに行えば良く、その待ち時間は比較的長いので従
来のように急いでUV照射を完了する必要がなく、2〜
3分掛けてUV照射を完了する安価なUV照射ユニット
を採用することが出来、これにより設備費を節減出来
る。
詳説する。図1において、1はUV照射ユニット付きの
ダイシング装置であり、カセット2を載置するカセット
載置領域3が設けられ、ウェーハ搬出入手段4によりカ
セット2に対してウェーハを搬出入出来るようにしてあ
る。
ら搬出入領域5に引き出されたウェーハを吸着してチャ
ック領域7のチャックテーブル8に搬送する。チャック
テーブル8はウェーハを保持すると共に、チャック領域
7とウェーハ切削領域9との間を往復動可能に形成さ
れ、途中のアライメント領域10でウェーハをアライメ
ントするようになっている。
転ブレード11によってダイシングされたウェーハは、
チャックテーブル8によりチャック領域7に戻され、前
後方向に移動する搬送手段12により吸着されてスピン
ナー洗浄領域13に搬送される。
ーハは、前記旋回アーム6により吸着されて搬出入領域
5に戻されるが、その途中に設けられたUV照射領域の
UV照射ユニット14によりUV照射工程を受ける。
2〜3分で終了する比較的安価なUV照射手段から構成
されており、これは後続のウェーハがダイシングされて
いる間にUV照射工程が済めば良く、そのダイシング中
の待ち時間は比較的長いので従来のように急いで(10
秒位)UV照射を完了しなくても済むからである。
処に配設するかは任意であるが、例えば前記UV照射領
域(A領域)又は前記ウェーハ搬出入手段4の後方領域
(B領域)の何れかに配設するのが好ましいが、これら
に限定されるものではない。
ピンナー洗浄を完了したダイシング済みのウェーハを旋
回アーム6で搬出入領域5まで搬送する際、UV照射ユ
ニット14の上部にウェーハを位置付けてUV照射を行
えば、他のウェーハのダイシング中にUV照射を完了
し、その後搬出入領域5に搬送されウェーハ搬出入手段
4によりカセット2内に搬入することが出来る。
設した場合は、旋回アーム6で保持したウェーハをUV
照射ユニット14′の上部に位置付けることは出来ない
ので、図2に示すようにダイシング済みのウェーハ15
をUV照射ユニット14′の上部まで搬送し位置付ける
UV照射用搬送手段16が必要になる。
15のフレーム17を吸引保持する吸着部16aと、こ
の吸着部を上下動する上下動部16bと、ウェーハ15
を搬出入領域5からUV照射ユニット14′まで搬送す
る搬送部16cとから構成されている。
て説明すると、旋回アーム6によってスピンナー洗浄さ
れたダイシング済みのウェーハ15が搬出入領域5まで
搬送されそこに位置付けされると、先ず吸着部16aが
下降しフレーム17を吸着保持する。
を保持した吸着部16aは上昇し、ウェーハ15をUV
照射ユニット14′の上部まで搬送して停止する。吸着
部16aに保持されたウェーハ15はこの状態でUV照
射ユニット14′からUV照射を受ける。
したウェーハ15は、搬出入領域5まで戻され、前記ウ
ェーハ搬出入手段4によりカセット2内の所要位置に戻
される。
イシング済みのウェーハにUV照射工程を施すことによ
り、ウェーハ15を貼着しているテープ18の粘性を低
下させ、その後行われるチップの分離工程においてチッ
プがテープ18から剥がれ易くなり、作業能率を著しく
向上させることが出来る。尚、図1において6aは旋回
アーム6の上部に設けられた透明の保護カバーであり、
12aは搬送手段12の吸着部の上部に設けられた透明
の保護カバーであり、19はモニターである。
イシング装置にUV照射ユニットを組み込んでUV照射
領域を設け、ウェーハをダイシングしている間の待時間
を利用して、既にダイシングが終了したウェーハのUV
照射を行えるようにしたので、ダイシング装置とは別個
に設けたUV照射手段による独立したUV照射工程が不
要となり、生産性の向上を図ることが出来る。又、次の
ウェーハのダイシングが終了するまでの待ち時間が比較
的長く、急いでUV照射を完了する必要がないため、2
〜3分掛けてUV照射を完了する安価なUV照射ユニッ
トを採用することが出来、これにより設備費を節減する
ことが出来る効果を奏する。
視図である。
UV照射用搬送手段を示す斜視図である。
載置領域 4…ウェーハ搬出入手段 5…搬出入領
域 6…旋回アーム 6a…保護カバー 7…チャック領域 8…チャックテーブル 9…ウ
ェーハ切削領域 10…アライメント領域 11…
回転ブレード 12…搬送装置 12a…保護カバ
ー 13…スピンナー洗浄領域 14…UV照射ユ
ニット 15…ウェーハ 16…UV照射用搬送手
段 16a…吸着部 16b…上下動部 16c
…搬送部 17…フレーム 18…テープ 19
…モニター
Claims (1)
- 【請求項1】テープによってフレームと一体になったウ
ェーハを収容するカセットが載置されるカセット領域
と、該カセット領域の後方に位置し前記カセットからの
ウェーハを搬出入する搬出入領域と、該搬出入領域の後
方に位置しUVを照射するUV照射ユニットとが配設さ
れたダイシング装置であって、 該ダイシング装置には、前記搬出入領域に位置付けられ
たダイシング済みのウェーハのフレーム部を吸引保持す
る吸着部と、該吸着部を上下動する上下動部と、前記ダ
イシング済みのウェーハを前記UV照射ユニットまで搬
送すると共に、該UV照射ユニットのUV照射によって
前記テープの粘性が低下した後にダイシング済みのウェ
ーハを前記搬出入領域まで戻す搬送部と、から構成され
るUV照射用搬送手段が配設されており、 該UV照射用搬送手段は、後続のウェーハがダイシング
されている2〜3分間の待ち時間の間に、前記搬出入領
域に位置付けられたダイシング済みのウェーハを前記U
V照射ユニットまで搬送し、UV照射によりダンシング
済みのウェーハに貼着したテープの粘性が低下した後
に、該ダイシング済みのウェーハを前記搬出入領域まで
戻すことを特徴とするダイシング装置。
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