JP4564695B2 - ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法 - Google Patents

ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4564695B2
JP4564695B2 JP2001301070A JP2001301070A JP4564695B2 JP 4564695 B2 JP4564695 B2 JP 4564695B2 JP 2001301070 A JP2001301070 A JP 2001301070A JP 2001301070 A JP2001301070 A JP 2001301070A JP 4564695 B2 JP4564695 B2 JP 4564695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor wafer
wafer
holding portion
holding
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001301070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003110014A (ja
Inventor
雅俊 南條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2001301070A priority Critical patent/JP4564695B2/ja
Priority to TW091134837A priority patent/TWI282138B/zh
Publication of JP2003110014A publication Critical patent/JP2003110014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4564695B2 publication Critical patent/JP4564695B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウェーハを収容するウェーハカセット及びそのウェーハカセットとの間で半導体ウェーハの搬出入を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウェーハを加工する加工装置においては、通常は図12に示すようにウェーハカセット70に複数の半導体ウェーハW1、W2、・・・・・、Wnが収容されており、搬出入装置30によって1枚ずつ搬出されてから加工が施される。そして、加工後の半導体ウェーハは、搬出入装置30によってカセット70に収容され、次の工程に搬送される。
【0003】
カセット70の2つの側板72、73の内側には支持溝71が形成されており、対向する一組の支持溝によって1つのスロットが構成され、各スロットに半導体ウェーハがそれぞれ収容される。
【0004】
一方、搬出入装置30には上下動及び進退可能な保持部32を備えており、保持部32の上面には半導体ウェーハを吸着する吸着部31が形成されている。そして、吸着部31において半導体ウェーハを吸着した状態で保持部32が移動することにより半導体ウェーハを搬送することができる。
【0005】
カセット70から半導体ウェーハWを搬出する際は、搬出しようとする半導体ウェーハの下側に保持部32を進入させ、保持部32を若干上昇させて吸着部31において半導体ウェーハWを吸着する。そして、保持部32を手前に引き出すことにより、吸着部31において保持した半導体ウェーハWをカセット70の外部に搬出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体ウェーハの厚さが研削により100μm以下、50μm以下と薄くなると、結晶方位及び研削歪みの影響を受けて湾曲することがある。そして、図13に示すように、湾曲した半導体ウェーハWnがウェーハカセット70に収容されていると、上下方向に隣り合う半導体ウェーハ間に保持部32が進入するためのスペースが狭くなるため、保持部32を進入させようとすると保持部32が半導体ウェーハに接触して損傷させることがある。また、湾曲の度合いによっては、上下方向に隣り合う半導体ウェーハ同士が接触して破損するおそれもある。
【0007】
特開2000−91400号公報に開示されたウェーハカセットのように、対向する2つの支持溝の間に支持板を架設させることにより半導体ウェーハの中央部も支持して上下方向に隣り合う半導体ウェーハ同士の接触を回避する手法も提案されているが、この場合も保持部32が半導体ウェーハに接触して損傷させるのを回避できない。
【0008】
また、保持部32を半導体ウェーハに接触させることなく進入させることができたとしても、半導体ウェーハが湾曲していることに起因して保持部32に形成された吸着部31においてエアーが漏れるために半導体ウェーハを完全に吸引保持することができず、カセット70から半導体ウェーハを搬出することができないという問題もある。
【0009】
一方、半導体ウェーハをカセット70に搬入する場合は、湾曲した半導体ウェーハであっても吸着部31において吸引されているときはその吸引力によって一時的に平面状となるが、カセット70に搬入した後は、吸引を解除して保持部62を退避させる必要があるため、吸引を解除した時点で半導体ウェーハが湾曲状態に戻ってしまい、退避しようとする保持部32と接触するおそれがある。
【0010】
このように、ウェーハカセットとの間で半導体ウェーハの搬出入を行う場合においては、半導体ウェーハに湾曲がある場合でも損傷させることなく確実に搬出入を行うことに課題を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための具体的手段として本発明は、半導体ウェーハを複数収容するウェーハカセットであって、半導体ウェーハの搬出入の際に該半導体ウェーハを保持する保持部が上昇または下降する際に保持部を進入させて通過させるための切り欠き部が形成され、収容された半導体ウェーハを支持する複数の支持プレートと、各支持プレートの上方と下方に隣接して配設され、上方の支持プレート及び下方の支持プレートとの間にそれぞれ半導体ウェーハが収容される第一のスロットと半導体ウェーハを吸引保持していない状態の該保持部の出入口となる第二のスロットとを形成する隔壁プレートとを少なくとも備えたウェーハカセットを提供する。
【0012】
このように構成されるウェーハカセットにおいては、隣接する半導体ウェーハ同士が隔壁プレートによって完全に隔離されているため、湾曲した半導体ウェーハであっても互いに接触することがない。
【0013】
また本発明は、上記のウェーハカセットに半導体ウェーハを搬入する方法であって、半導体ウェーハを吸引保持した保持部を第一のスロットに進入させ、その後吸引を解除して保持部を第二のスロットに下降させることによりその半導体ウェーハを保持部から離脱させて支持プレートに支持させ、保持部を後退させてその半導体ウェーハをウェーハカセットに搬入する半導体ウェーハの搬入方法を提供する。
【0014】
このように構成される半導体ウェーハの搬入方法によれば、支持プレートと上部隔壁プレートまたは上板との間に形成される空間に保持部を進入させることができるため、すでに湾曲している半導体ウェーハが収容されている場合であっても、その湾曲した半導体ウェーハに接触することなく新たに半導体ウェーハを搬入することができ、また、半導体ウェーハを支持プレートに載置した後にその半導体ウェーハに接触させることなく保持部を退避させることができる。
【0015】
更に本発明は、上記のウェーハカセットに収容された半導体ウェーハを搬出する方法であって、保持部を第二のスロットに進入させ、その後保持部を上昇させて支持プレートに支持され第一のスロットに収容された半導体ウェーハを上部の隔壁プレートに押し当てて保持部においてその半導体ウェーハを吸引保持し、保持部を後退させてその半導体ウェーハをウェーハカセットから搬出する半導体ウェーハの搬出方法。
【0016】
このように構成される半導体ウェーハの搬出方法によれば、半導体ウェーハを隔壁プレートまたは上板に押し当ててから保持部において保持することができるため、湾曲した半導体ウェーハであってもエアーの漏れがない状態でしっかりと吸着して搬出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例として、図1に示すウェーハカセット10について説明する。なお、従来例と同様に構成される部位については同一の符号を付して説明する。
【0018】
図1のウェーハカセット10は、第一の側板11及び第二の側板12と、第一の側板11及び第二の側板12を上下両端において連結する上板13及び下板14と、後部側において半導体ウェーハを支持するストッパ部材15と、半導体ウェーハの搬出入口となる開口部16と、内部に挿入される板状部材である支持プレート17及び隔壁プレート18とから概ね構成される。
【0019】
図2に示すように、第一の側板11及び第二の側板12の内側の面には支持溝19が複数形成されており、向かい合う支持溝19が支持プレート17a、17b、・・・・・と隔壁プレート18a、18b、・・・・・とを交互に支持している。
【0020】
ここで、ある支持プレートの上方に隣接して配設される隔壁プレートを上部隔壁プレートといい、支持プレートの下方に隣接して配設される隔壁プレートを下部隔壁プレートという。例えば、隔壁プレート18aは、支持プレート17aからみると下部隔壁プレートであり、支持プレート17bからみると上部隔壁プレートである。また、上板13及び下板14も隔壁プレートに含まれる。
【0021】
そして、隔壁プレート18a(18b、18c、18d)と支持プレート17b(17c、17d、17e)との間に形成される空間、及び、上板13と支持プレート17aとの間に形成される空間が、半導体ウェーハが収容される第一スロット20となる。
【0022】
一方、支持プレート17a(17b、17c、17d)と隔壁プレート18a(18b、18c、18d)との間に形成される空間、及び、支持プレート17eと下板14との間に形成される空間が第二スロット21となる。
【0023】
図3に示すように、支持プレート17には、後述する図5に示す搬出入装置30の保持部32の形状に対応してこれを進入させるために形成された切り欠き部22と、左右2つの支持溝19によって支持される外周支持部23と、2つの切り欠き部22の間から手前側に突出して半導体ウェーハの中心部を支持する中央支持部24とが形成されており、 第一の側板11及び第二の側板12に形成された対向する支持部19に外周支持部23の端部が支持されると共に、後部側がストッパ部材15によって支持されている。
【0024】
図4に示すように、隔壁プレート18は、直線状に形成され、両端が第一の側板11及び第二の側板12の対向する支持部19によって支持されると共に、後部側がストッパ部材15によって支持されている。
【0025】
このように構成されるウェーハカセット10に対する半導体ウェーハの搬出入には、例えば図5に示す搬出入装置30を用いる。この搬出入装置30は、フォーク状に形成され吸着部31を備えた保持部32と、保持部32を進退方向を回転軸として回転させる回転駆動部33と、旋回動により保持部32を所望の位置に位置付ける第一アーム34及び第二アーム35と、第一アーム35を旋回駆動する第一アーム駆動部36と、第二アーム35を旋回駆動する第二アーム駆動部37と、これらを上下方向に駆動する上下駆動部38とから構成され、保持部32は、第一アーム34及び第二アーム35の旋回動及び上下動によって所望の位置に位置付けることができる。
【0026】
次に、図6に示すように、ウェーハカセット10に収容された複数の半導体ウェーハW1、W2、・・・・がそれぞれ湾曲している場合において、図5に示した搬出入装置30を用いて例えば半導体ウェーハW1をウェーハカセット10の外に搬出する場合の動作について説明する。
【0027】
まず、図7(A)に示すように、吸着部31を上に向けた状態で保持部32を第二スロット21に進入させ、半導体ウェーハWの直下に位置付ける。そして、図7(B)に示すように、保持部32を切り欠き部22を通過させて上昇させていくと、保持部32は、切り欠き部22を通過して第一スロット20に進入していく。
【0028】
第一スロット20に進入した保持部32が、半導体ウェーハWを上方に押し上げながら更に上昇すると、図7(C)に示すように半導体ウェーハWは上板13に押しつけられるため、上板13と保持部32とによって強制的に平面状となる。そしてその状態で吸着部31において半導体ウェーハWの下面を吸着すると、湾曲した半導体ウェーハW1であっても、湾曲していない半導体ウェーハと同様にエアーの漏れがない状態でしっかりと吸着することができる。
【0029】
こうして半導体ウェーハWを吸着した後、保持部32がウェーハカセット10の外部に後退することにより、湾曲した半導体ウェーハW1を破損させることなく搬出することができる。
【0030】
同様に、半導体ウェーハW2については、隔壁プレート18aに押し当てて平面状としてから搬出することができる。その他の半導体ウェーハW3、W4、・・・・・についても同様である。
【0031】
このように、カセット10においては、隔壁プレート18a(18b、18c、18d)によって半導体ウェーハが収容される第一スロット20と保持部23の出入口となる第二スロット21とを完全に隔離して形成したため、半導体ウェーハ同士が接触して破損することがない。
【0032】
また、半導体ウェーハの搬出時は、保持部23を最初に半導体ウェーハが存在しない第二スロット21に進入させてから上昇させて第一スロット20に進入させることができるため、保持部23の進入スペースが十分に確保され、保持部23が進入の過程で半導体ウェーハに衝突することがない。
【0033】
更に、保持部23の上昇により半導体ウェーハを隔壁プレート18a(18b、18c、18d)または上板13に押しつけて平面状にした状態で吸着することができるため、エアーの漏れがない状態でしっかりと吸着することができる。
従って、安定的に半導体ウェーハを保持することができ、搬送の過程で離脱することがない。
【0034】
一方、例えば最も上の段の第一スロット20に半導体ウェーハW1を搬入する際は、図8(A)に示すように、吸着部31において半導体ウェーハW1を保持した状態で保持部32を第一スロット20に進入させる。このとき、半導体ウェーハW1が湾曲している場合であっても、吸着部31による吸引力によって平面状となっているため、上板13や支持プレート17や隔壁プレート18に衝突しない。
【0035】
次に、図8(B)に示すように、吸着部31における吸引を解除して保持部32を下降させていくと、半導体ウェーハW1は支持プレート17aに載置される。半導体ウェーハW1が湾曲している場合には、支持プレート17aに載置されて吸引が解除されると、図8(C)のように湾曲状態に戻る。
【0036】
一方、保持部32は、切り欠き部22を通過して第二スロット21に進入していく。そして、保持部32第二スロット21に進入した後、手前に引き出すことによってウェーハカセット10の外部に退避させることができる。
【0037】
他の第一スロット20に半導体ウェーハを搬入する場合も同様であり、上記のようにして次々と第一スロット20に半導体ウェーハが収容されると、上下に隣接する第一スロット20同士は第二スロット21及び隔壁プレート18によって隔離されているため、それぞれの半導体ウェーハが湾曲している場合でも互いに接触して破損するようなことがない。
【0038】
上記説明したウェーハカセット10は、例えば図9に示す研削装置40のカセット載置領域10a、10bに載置される。この研削装置40を用いて板状物、例えば半導体ウェーハの裏面を研削する場合は、複数の半導体ウェーハがウェーハカセット10に収容される。
【0039】
そして、搬出入装置30によって搬出されて中心合わせテーブル41に載置され、ここで一定の位置に位置合わせされた後、第一の搬送手段42によってチャックテーブル43に搬送され、裏面を上にして保持される。
【0040】
チャックテーブル43、44、45、46は、ターンテーブル47によって回転可能に支持されており、半導体ウェーハWを保持したチャックテーブル43は、ターンテーブル47が左回りに所定角度(図示の例では90度)回転することにより、粗研削手段50の直下に位置付けられる。
【0041】
粗研削手段50は、立設された壁部51に垂直方向に配設された一対のガイドレール52にガイドされて駆動源53の駆動により上下動する支持部54に支持され、支持部54の上下動に伴って上下動する構成となっている。この粗研削手段50においては、回転可能に支持されたスピンドル55の先端にマウンタ56を介して研削ホイール57が装着されており、研削ホイール57の下部には粗研削用の研削砥石が円環状に固着されている。
【0042】
粗研削手段50の直下に位置付けられた半導体ウェーハWの裏面は、粗研削手段50がスピンドル55の回転を伴って下方に研削送りされ、回転する研削砥石が裏面に接触することにより粗研削される。
【0043】
次に、ターンテーブル47が左回りに同じだけ回転することにより、粗研削された半導体ウェーハWが仕上げ研削手段60の直下に位置付けられる。
【0044】
仕上げ研削手段60は、壁部51に垂直方向に配設された一対のガイドレール61にガイドされて駆動源62の駆動により上下動する支持部63に支持され、支持部63の上下動に伴って上下動する構成となっている。この仕上げ研削手段60においては、回転可能に支持されたスピンドル64の先端にマウンタ65を介して研削ホイール66が装着されており、研削ホイール66の下部には仕上げ研削用の研削砥石が円環状に固着されており、粗研削手段50とは、研削砥石の種類のみが異なる構成となっている。
【0045】
仕上げ研削手段60の直下に位置付けられた半導体ウェーハWの裏面は、仕上げ研削手段60がスピンドル64の回転を伴って下方に研削送りされ、回転する研削砥石が裏面に接触することにより仕上げ研削される。
【0046】
このようにして裏面が仕上げ研削された半導体ウェーハWは、第二の搬送手段67によって洗浄手段68に搬送され、ここで洗浄により研削屑が除去された後に、搬出入装置30によってウェーハカセット10に収容される。
【0047】
このように構成される研削装置40において、カセット載置領域10aに載置されたウェーハカセット10から研削前の半導体ウェーハを搬出する際は、上述のように半導体ウェーハを破損させることがなく、研削後の半導体ウェーハをカセット載置領域10bに載置したカセット10に搬入する際も、半導体ウェーハを破損させることがない。
【0048】
なお、ウェーハカセットは、図10に示すウェーハカセット10aのように構成されていてもよい。このウェーハカセット10aは、支持プレート17aの形状が図1に示したウェーハカセット10とは異なっている。この支持プレート17aも、切り欠き部22aと外周支持部23aと中央支持部24aとから構成されている。
【0049】
また、図10の支持プレート17aを用いる場合は、図11に示す搬出入装置30aを用いる。この搬出入装置30aを構成する保持部32aは、切り欠き部22aの形状に対応して形成されており、半導体ウェーハの搬出入時は、切り欠き部22aを介して保持部32aが上下動する。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るウェーハカセットにおいては、隣接する半導体ウェーハ同士が隔壁プレートによって完全に隔離されており、湾曲した半導体ウェーハであっても互いに接触することがないため、破損することがない。
【0051】
また、本発明に係る半導体ウェーハの搬入方法によれば、支持プレートと上部隔壁プレートまたは上板との間に形成される空間に保持部を進入させることができ、すでに湾曲している半導体ウェーハが収容されている場合であっても、その湾曲した半導体ウェーハに接触することなく新たに半導体ウェーハを搬入することができ、また、半導体ウェーハを支持プレートに載置した後にその半導体ウェーハに接触させることなく保持部を退避させることができるため、搬入時において半導体ウェーハが破損するのを防止することができる。
【0052】
更に、本発明に係る半導体ウェーハの搬出方法によれば、半導体ウェーハを隔壁プレートまたは上板に押し当ててから保持部において保持することができるため、湾曲した半導体ウェーハであってもエアーの漏れがない状態でしっかりと吸着して搬出することができる。従って、途中で離脱させることなく確実に搬出することができ、衝突による破損も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウェーハカセットの実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】同ウェーハカセットを示す正面図である。
【図3】同ウェーハカセットを構成する支持プレートを示す平面図である。
【図4】同ウェーハカセットを示す隔壁プレートを示す平面図である。
【図5】同ウェーハカセットに対する半導体ウェーハの搬出入を行う搬出入装置の一例を示す斜視図である。
【図6】同ウェーハカセットに半導体ウェーハが収容されている状態を示す正面図である。
【図7】本発明に係る半導体ウェーハの搬出方法の手順を示す断面図である。
【図8】本発明に係る半導体ウェーハの搬入方法の手順を示す断面図である。
【図9】本発明が適用される装置の一例である研削装置を示す斜視図である。
【図10】本発明に係るウェーハカセットの実施の形態の第二の例を示す斜視図である。
【図11】同第二の例のウェーハカセットに対応した搬出入装置を示す斜視図である。
【図12】従来のウェーハカセットを示す及び搬出入装置を示す斜視図である。
【図13】同ウェーハカセットに湾曲した半導体ウェーハが収容されている状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10…ウェーハカセット 11…第一の側板
12…第二の側板 13…上板 14…下板
15…ストッパ部材 16…開口部
17…支持プレート 18…隔壁プレート
19…支持溝 20…第一スロット
21…第二スロット 22…切り欠き部
23…外周支持部 24…中央支持部
30…搬出入装置 31…吸着部 32…保持部
33…回転駆動部 34…第一アーム
35…第二アーム 36…第一アーム駆動部
37…第二アーム駆動部 38…上下駆動部
40…研削装置 41…中心合わせテーブル
42…第一の搬送手段
43、44、45、46…チャックテーブル
47…ターンテーブル 50…粗研削手段
51…壁部 52…ガイドレール 53…駆動源
54…支持部 55…スピンドル 56…マウンタ
57…研削ホイール 60…仕上げ研削手段
61…ガイドレール 62…駆動源 63…支持部
64…スピンドル 65…マウンタ
66…研削ホイール 67…第二の搬送手段
68…洗浄装置
70…ウェーハカセット 71…支持溝
72、73…側板

Claims (3)

  1. 半導体ウェーハを複数収容するウェーハカセットであって、
    半導体ウェーハの搬出入の際に該半導体ウェーハを保持する保持部が上昇または下降する際に該保持部を進入させて通過させるための切り欠き部が形成され、収容された半導体ウェーハを支持する複数の支持プレートと、
    各支持プレートの上方と下方に隣接して配設され、上方の支持プレート及び下方の支持プレートとの間にそれぞれ半導体ウェーハが収容される第一のスロットと半導体ウェーハを吸引保持していない状態の該保持部の出入口となる第二のスロットとを形成する隔壁プレートとを少なくとも備えたウェーハカセット。
  2. 請求項1に記載のウェーハカセットに半導体ウェーハを搬入する方法であって、
    半導体ウェーハを吸引保持した保持部を第一のスロットに進入させ、その後吸引を解除して該保持部を第二のスロットに下降させることにより該半導体ウェーハを該保持部から離脱させて支持プレートに支持させ、該保持部を後退させて該半導体ウェーハをウェーハカセットに搬入する半導体ウェーハの搬入方法。
  3. 請求項1に記載のウェーハカセットに収容された半導体ウェーハを搬出する方法であって、
    保持部を第二のスロットに進入させ、その後該保持部を上昇させて支持プレートに支持され第一のスロットに収容された半導体ウェーハを上部の隔壁プレートに押し当てて該保持部において該半導体ウェーハを吸引保持し、該保持部を後退させて該半導体ウェーハをウェーハカセットから搬出する半導体ウェーハの搬出方法。
JP2001301070A 2001-09-28 2001-09-28 ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法 Expired - Lifetime JP4564695B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301070A JP4564695B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法
TW091134837A TWI282138B (en) 2001-09-28 2002-11-29 Cassette for storing a plurality of semiconductor wafers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301070A JP4564695B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003110014A JP2003110014A (ja) 2003-04-11
JP4564695B2 true JP4564695B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=19121541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001301070A Expired - Lifetime JP4564695B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4564695B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4621988B2 (ja) * 2006-02-17 2011-02-02 サンケン電気株式会社 半導体ウェハ用カセット
JP2013187493A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Disco Abrasive Syst Ltd ウエーハの搬出方法
TWI586597B (zh) * 2016-02-23 2017-06-11 中勤實業股份有限公司 用於收納基板的容器
TWI735115B (zh) * 2019-12-24 2021-08-01 力成科技股份有限公司 晶圓儲存裝置及晶圓承載盤

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054484U (ja) * 1991-06-28 1993-01-22 住友電気工業株式会社 ウエーハカセツト
JP2000091400A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハ収容カセット
JP2000260859A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Nikon Corp 基板収納装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH054484U (ja) * 1991-06-28 1993-01-22 住友電気工業株式会社 ウエーハカセツト
JP2000091400A (ja) * 1998-09-08 2000-03-31 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハ収容カセット
JP2000260859A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Nikon Corp 基板収納装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003110014A (ja) 2003-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6755603B2 (en) Apparatus for and method of transporting substrates to be processed
JP3027882B2 (ja) ウエーハ面取部研磨装置
JP2000232080A (ja) 被加工物の分割システム及びペレットの移し替え装置
JPH11288988A (ja) アライメント高速処理機構
JP4564695B2 (ja) ウェーハカセット並びに半導体ウェーハの搬入方法及び搬出方法
KR100633848B1 (ko) 기판 반입출 장치 및 기판 반입출 방법, 기판 반송장치 및기판 반송방법
JP2002270674A (ja) 搬出装置
KR101768519B1 (ko) 기판 처리 설비
JP4705765B2 (ja) 円板ワークのローダハンド
JP4526316B2 (ja) 被加工物搬送装置
KR100583942B1 (ko) 양면 가공용 웨이퍼의 고정 장치
JP4522622B2 (ja) 板状物搬出入装置並びに板状物の搬出方法及び搬入方法
JP4488581B2 (ja) 研削装置
JP2725496B2 (ja) 移替装置
JP2003133390A (ja) ウエーハ搬送装置
JP3205525B2 (ja) 基板の取出装置,搬入装置及び取出搬入装置
JP3248654B2 (ja) 洗浄装置
KR20060109183A (ko) 웨이퍼 정렬 장치를 갖는 카세트 이송 컨베이어
KR100904888B1 (ko) 여러 장의 반도체 웨이퍼를 수용하기 위한 카셋트
JP3313975B2 (ja) 基板の検査装置と検査方法及び基板の処理装置
JP2006054386A (ja) 中心位置合わせ装置および中心位置合わせ方法
JP3205537B2 (ja) 基板の検知装置
JP2003303874A (ja) 半導体ウエーハの搬送装置
JP3628864B2 (ja) 基板処理装置
JPH0643026Y2 (ja) 薄板状被処理物の搬送治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100802

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4564695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250