JP3205537B2 - 基板の検知装置 - Google Patents

基板の検知装置

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JP3205537B2
JP3205537B2 JP28480798A JP28480798A JP3205537B2 JP 3205537 B2 JP3205537 B2 JP 3205537B2 JP 28480798 A JP28480798 A JP 28480798A JP 28480798 A JP28480798 A JP 28480798A JP 3205537 B2 JP3205537 B2 JP 3205537B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板を検出し,例
えばその枚数などを検知する検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばLSI等の半導体デバイスの製造
工程における洗浄処理を例にとって説明すると,従来か
ら半導体ウエハ(以下,「ウエハ」という)表面のパー
ティクル,有機汚染物,金属不純物等のコンタミネーシ
ョンを除去するために洗浄装置が使用されており,その
中でもとりわけ,ウェット型の洗浄装置は,パーティク
ルを効果的に除去できしかもバッチ処理が可能なため,
広く普及している。
【0003】かかる洗浄装置においては,所定枚数例え
ば25枚のウエハを収納したキャリア単位で納入するロ
ード機構と,このロード機構によってロードされたキャ
リア2個分のウエハ,例えば50枚ずつ搬送する搬送装
置と,この搬送装置によって搬送されたウエハを一括し
て洗浄するように配列された複数の処理槽と,各処理槽
によって洗浄されたウエハをアンロードするアンロード
機構とを備えて構成されている。
【0004】そして装置内に搬入されたキャリアは,適
宜の移動装置によって搬入位置から第1の所定位置に移
動させられ,この第1の所定位置から他の第2の所定位
置,例えば前記のロード機構のある位置へと移送装置に
よって移送され,その後例えば突き上げ装置によって,
ウエハのみが取り出され,これを前記搬送装置における
ウエハチャックなどの保持装置によって保持されて処理
槽へと搬送されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで,かかる洗浄
装置にあっては,前記のロード機構によってキャリアか
ら取り出されたウエハを検出すると共に,その枚数を検
知する検知装置が必要である。そのような検知装置を備
えることにより,洗浄の対象となるウエハの存在を確認
することができ,所定の枚数のウエハに対して洗浄を行
うことが可能となる。
【0006】従って本発明の目的は,基板の存在を検出
し,例えばその枚数などを検知することができる検知装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め,本発明によれば,複数枚の基板を整列させて垂直に
保持可能な保持部材と,この保持部材によって保持され
た複数枚の基板の整列方向に沿って移動するセンサ部材
と,このセンサ部材に設けられ,基板の周縁部を挟んで
対向配置された発光部及び受光部とを備え,更に,前記
保持部材に保持された基板の周縁部上方近傍に光軸が位
置し,基板の整列方向沿って光軸が配置された発光部及
び受光部を備えた,基板の検知装置が提供される。
【0008】本発明の検知装置にあっては,保持部材に
よって垂直に保持された複数枚の基板の整列方向に沿っ
てセンサ部材を移動させる。この移動の際,センサ部材
に設けられた発光部と受光部の間を基板の周縁部が通過
すると,発光部から発せられた光が基板の周縁部で遮ら
れて受光部に受光されなくなり,基板の存在が検出され
る。そして,光が遮られた回数によって,基板の枚数を
検知することができる。また,例えば基板の周縁部が保
持溝に受容されずに上方に飛び出したいわゆるジャンプ
スロットなども検知できるようになる。
【0009】本発明の検知装置において,前記保持部材
は,基板を収納する収納容器と相対的に移動可能であ
り,収納容器から基板を突き上げて支持するように構成
されていても良い。また,前記保持部材によって収納容
器から基板を突き上げる際に収納容器を固定する固定機
構を備えていても良い。このような固定機構によって収
納容器を固定しておけば,収納容器から基板を突き上げ
る際に収納容器が一緒に持ち上がってしまうことがな
い。また,前記保持部材の上面に,基板の周縁部を受容
するための保持溝が複数形成されていても良い。また,
前記保持部材を基板の整列方向に一対備え,一方の保持
部材と他方の保持部材が相対的に近づく方向に移動自在
に構成されていても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明すると,本実施の形態は半導体ウエ
ハ(以下,「ウエハ」という)の洗浄装置に対して適用
された例であって,まずその洗浄装置全体について説明
すると,この洗浄装置1は,図1に示したように,洗浄
処理前のウエハをキャリア単位で投入するための搬入部
2と,ウエハの洗浄処理が行われる洗浄処理部3と,洗
浄処理後のウエハをキャリア単位で取り出すための搬出
部4の,計3つのゾーンによって構成されている。
【0011】前記搬入部2には,未洗浄処理のウエハが
所定枚数,例えば25枚収納されたキャリアCを搬入,
載置させる載置部5と,載置されたキャリアCを整列部
6へ移送するための移送装置7が設けられている。また
前記洗浄処理部3には,その前面側(図1における手前
側)に3つの搬送装置11,12,13が配列されてお
り,これら各搬送装置11,12,13には夫々対応す
るウエハチャック14,15,16が設けられている。
そして前記搬送装置11のウエハチャック14は,整列
部6からキャリア2つ分のウエハ(例えば50枚)を保
持し,その後これらウエハを後述の洗浄処理槽へ搬送し
ていくように構成されている。
【0012】さらに前記搬出部4においても,前記載置
部5とほぼ同様な構成を有す載置部8,前記整列部6と
同一構成の整列部(図示せず),前記移送装置7と同一
構成の移送装置(図示せず)が夫々設けられている。
【0013】前記洗浄処理部3には,載置部5側から順
に,前記搬送装置11のウエハチャック14を洗浄,乾
燥するチャック洗浄・乾燥処理槽21,ウエハ表面の有
機汚染物,金属不純物,パーティクル等の不純物質を薬
液によって洗浄処理する薬液洗浄処理槽22,前記薬液
洗浄処理槽22で洗浄されたウエハを例えば純水によっ
て洗浄する2つの水洗洗浄処理槽23,24,前記薬液
洗浄処理槽22における薬液とは異なった薬液で洗浄処
理する薬液洗浄処理槽25,前記薬液洗浄処理槽25で
洗浄されたウエハを例えば純水によって洗浄する2つの
水洗洗浄処理槽26,27,前記搬送装置13のウエハ
チャック16を洗浄,乾燥するチャック洗浄・乾燥処理
槽28,及び前記不純物質が除去されたウエハを,例え
ばIPA(イソプロピルアルコール)等で蒸気乾燥させ
るための乾燥処理槽29が,夫々配設されている。
【0014】次に各ゾーンの詳細について説明すると,
まず載置部5は,図2,図3に示したように,その上面
にキャリアCが直接載置されるステージ31を有してい
る。そしてこのステージ31には,開口によって形成さ
れるステーション32,33,34,35が手前方向か
ら順にY方向に沿って設定されている。またこれら各ス
テーション32,33,34,35は後述の移動部材の
支柱が通過自在な幅を有する細幅の開口によって形成さ
れた通過部36,37,38によって連通している。そ
してキャリアCは,各ステーション32,33,34,
35における開口周縁部に,その下面周縁を載置するよ
うにして,各ステーション32,33,34,35の所
定の位置に載置自在である。
【0015】載置部5の内部には,載置されたキャリア
Cを移動するための移動部材41が設けられている。こ
の移動部材41は,図2,図3,図4に示したように,
その上部にキャリアCを直接支持する移動テーブル42
と,この移動テーブル42を水平方向に180゜回転自
在とするための回転機構43と,さらに移動テーブル4
2を回転機構43ごと上下動作せるための昇降機構44
を備えており,さらにこの移動部材41全体も,適宜の
駆動機構(図示せず)によって,載置部5内をY方向,
即ちステーション32,33,34,35の配列方向に
沿って移動自在に構成されている。
【0016】前記移動テーブル42は例えば平面略H形
状をなし,その各突出角部には,前記キャリアCの下面
周縁を受容する溝45が,計4カ所に形成されている。
従って,この移動部材41が,前記昇降機構44によっ
てキャリアCを上下動させたり,前記回転機構43によ
って180゜回転させたり,あるいは移動部材41ごと
他のステーションへと移動させる場合には,キャリアC
の下面周縁を移動テーブル42の前記溝45で受容した
状態で移動させるようになっている。また前記ステージ
31には,光学系のウエハセンサ(図示せず)が設けら
れており,移動テーブル42上に載置されたキャリアC
内のウエハWの有無を検出できるように構成されてい
る。
【0017】前記ステーション34,35の開口周縁部
には,図5に示したようなキャリア固定装置51,51
が設けられている。このキャリア固定装置51は,ステ
ージ31上に固定されたガイド部材52と,このガイド
部材52へと押圧自在な押圧機構53とによって構成さ
れている。
【0018】前記ガイド部材52は,キャリアCの下部
の一側両端部(角部)を受容するガイドコーナ54,5
5を有しており,またこれら各ガイドコーナ54,55
は,その平面形態が,前記押圧機構53側に向けてテー
パ状に開口した形態を有している。従って,キャリアC
か多少位置ズレして載置された場合,そのまま押圧機構
53によってキャリアCを押圧しても,ガイドコーナ5
4,55によって所定位置まで案内することが可能であ
る。
【0019】前記押圧機構53は,押圧部56とこの押
圧部56を水平方向に回動自在に支持する支持部57と
によって構成されている。そして押圧部56の前面(ガ
イド部材52側)には,キャリアCの下部をガイド部材
52へと押圧する際に,直接キャリアと接触する接触部
材58が2カ所に固着されている。この接触部材58の
材質には,摩擦係数が大きく,かつパーティクル発生の
少ない材質,例えばシリコンが適している。かかる材質
を採用することによって,位置ズレのない確実な押圧を
実現することができるものである。
【0020】また前記押圧機構53における押圧部56
と支持部57との間の空隙には,適宜の弾性部材,例え
ばコイルスプリング59が介在しており,その回動支持
と相俟って,キャリアCの下部を前記接触部材58によ
って均等に押圧する構成となっている。そして前記支持
部57は,載置部5内に設置されているリンク機構60
を介してアクチュエータ61の駆動により,図4,図5
における往復矢印Aに示した通り,前記ガイド部材52
への押圧が自在となっている。
【0021】また前記ステーション34,35の下部に
は,前記キャリア固定装置51によって固定されたキャ
リアC内のウエハWのオリフラを揃えるための,オリフ
ラ合わせ装置71,71が夫々設置されている。このオ
リフラ合わせ装置71は,図4における往復矢印Bに示
されたように上下動自在に構成された回転駆動ローラ7
2を有しており,前記キャリアCの下面に形成されてい
る開口内に向けてこの回転駆動ローラ72が上昇してウ
エハWの下面と接触した後,この回転駆動ローラ72を
回転させることにより,キャリアC内のウエハWのオリ
フラが一方向に揃えられるようになっている。
【0022】次に整列部6の詳細について図6,図7に
基づいて説明すると,この整列部6の上面には,整列部
6本体の上面に対して下降自在(図7における破線矢
印)な可動ステージ81が備えられている。またこの可
動ステージ81には,さらにウエハ保持装置82,83
が通過自在な開口84,85が形成されており,これら
各開口84,85の周縁部には,前出キャリア固定装置
51とは多少構成が異なったキャリア固定装置が夫々設
置されており,各開口84,85を挟んで,ガイド部材
52と押圧機構53が対向している。従って,前出移送
装置7によって移送された2つのキャリアは,このキャ
リア固定装置51によって,可動ステージ81上の所定
の位置,即ちこれら各キャリアの各下面開口部と,前記
各開口84,85とが対応する位置で固定されるように
なっている。
【0023】前記ウエハ保持装置82は,その上面にウ
エハWの下端周縁部を受容して保持する保持溝86が,
所定数例えば25本,所定間隔の下で形成されており,
可動支持柱87によって支持されている。またこの可動
支持柱87は,ウエハ保持装置83側へと移動自在であ
る。前記ウエハ保持装置83もその上面に保持溝88
が,所定数例えば25本所定間隔の下で形成され,ウエ
ハ保持装置83自体は固定型の支持柱(図示せず)によ
って支持されている。
【0024】整列部6本体の上面には,ウエハカウンタ
91が設置されている。このウエハカウンタ91は,Y
方向に沿って設定されたガイド材92と,このガイド材
92に沿って移動自在なセンサ部材93とによって構成
され,さらにこのセンサ部材93には,対向して配置さ
れた発光部94と受光部95が設けられている。そして
発光部94から発光される光,例えばレーザ光を受光部
95で受光するように構成され,受光の有無によってカ
ウントするようになっている。
【0025】そして通常は,端の位置に待避しており,
前記ウエハ保持装置82,83によってウエハWがキャ
リアCから相対的に突き上げられ,かつ可動支持柱87
が移動し,いわゆる片寄せが完了してウエハWが整列し
た状態になったときに,センサ部材93は,ガイド材9
2に沿って移動する。かかる移動の際には,図7に示し
たように,各ウエハWの周縁部を挟んで発光部94と受
光部95とが対向し,各ウエハWの周縁部通過の際には
発光部94の光が当該ウエハWの周縁部によって遮断さ
れるので,受光部95は受光できず,そのことによって
ウエハWの存在を検知して,ウエハWの枚数をカウント
する構成である。
【0026】また前記整列部6本体の上面には,前記可
動ステージ81を挟んで,Y方向に発光センサ97,受
光センサ98とが対向配置されている。発光センサ97
からの光,例えばレーザ光を受光センサ98で受光する
構成となっている。そしてその時の光軸は,図7中のP
で示す位置に設定されている。従って,ウエハ保持装置
82,83によってキャリアCから相対的に突き上げら
れたウエハWが,整列状態にはなく,例えばある1枚の
ウエハが,ウエハ保持装置82,83各保持溝86,8
8に受容されず飛び出している場合(いわゆるジャンプ
スロット状態)は,前記発光センサ97からの光が,当
該飛び出しているウエハによって遮断されて,受光セン
サ98で受光できないので,そのことによりウエハの整
列状態の適否が検出できるようになっていると共に,オ
リフラの角度のズレも検出できるようになっている。
【0027】さらに前記洗浄装置1においては,図3に
示したように,整列部6とチャック洗浄・乾燥処理槽2
1との間に,上昇してこれら整列部6とチャック洗浄・
乾燥処理槽21の各上部空間の雰囲気を遮断自在なシャ
ッタ101が設置され,また整列部6と,前出搬送装置
11が移動するエリアとの間の雰囲気を,上下動して遮
断自在なシャッタ102も設置されている。さらに本実
施の形態では,前出各処理槽相互間,例えばチャック洗
浄・乾燥処理槽21と薬液洗浄処理槽22との間におい
ても,前記シャッタ101と同様,上昇して,各上部空
間の雰囲気を遮断自在なシャッタ103が夫々設けられ
ている。
【0028】本実施の形態にかかる洗浄装置1の主要部
は以上のように構成されており,次にこの洗浄装置1を
使用したウエハの洗浄処理について説明すると,まず図
8(a)に示したように,搬送ロボット(図示せず)に
よって,キャリアC1が載置部5のステーション32に
載置されると,移動部材41の移動テーブル42が上昇
し,このキャリアC1は移動部材41によってそのまま
の状態,即ち把手Zが手前方向を向いたまま,いちばん
奥のステーション35へと移動し,そこで移動テーブル
42が下降し,このキャリアC1は,ステーション35
のキャリア固定装置51の所定位置にセットされる。そ
してそのようにセットされた後,移動部材41は再びス
テーション32へと戻る。なお既述の如く,ステージ3
1には,キャリアC内のウエハWの有無を検出するウエ
ハセンサが設けられているので,載置された時点でウエ
ハWが存在しないと確認されれば,この時点で,適宜の
警告等が出される。
【0029】次いで2番目のキャリアC2が,図8
(b)に示したように,ステーション32に載置される
と,今度は移動途中で,図8(c)に示したように,移
動装置41の回転機構43によって,180゜移動テー
ブル42が回転し,搬入時の状態とは180゜回転させ
た状態,即ち,キャリアC2の把手Zが奥の方向,つま
りステーション35の方向へと向けた状態でステーショ
ン34へと移動し,このステーション34のキャリア固
定装置51の所定位置にセットされる(図8(e))。
【0030】その後各ステーション34,35の各キャ
リア固定装置51,51で各キャリアC1,C2が固定さ
れた後,オリフラ合わせ装置71の回転駆動ローラ72
が上昇して回転し,各キャリアC1,C2内の各ウエハW
のオリフラが一旦下に揃えられた後,さらに回転駆動ロ
ーラ72が上昇して略180゜回転し,各ウエハWのオ
リフラは全て上側に揃えられる。そのようにしてオリフ
ラ合わせが終了した後,各キャリア固定装置51,51
の固定が解除される。
【0031】次いで前出移送装置7によって各キャリア
1,C2が,整列部6へと移送され,可動ステージ81
の所定位置に載置される。その後各開口84,85周縁
の各キャリア固定装置51,51によって各キャリアC
1,C2が固定された後,可動ステージ81が下降し,ウ
エハ保持装置82,83によって各キャリアC1,C2
のウエハWが,各キャリアC1,C2から突き出されてそ
のまま各保持溝86,88で保持される。このようにキ
ャリア固定装置51,51によって各キャリアC1,C2
は,可動ステージ81の所定位置でロックされているの
で,前記突き出しによるウエハの取り出しは安全,かつ
確実になされるものである。この時発光センサ97と受
光センサ98とによって,ウエハWのジャンプスロット
及びオリフラの位置ズレも検出される。
【0032】次いで今度はウエハカウンタ91のセンサ
部93が各ウエハWの周縁部をスキャンしていき,その
枚数を計測する。また発光センサ97と受光センサ98
とによって,各ウエハWが全て整列状態で保持されてい
るかの確認もなされる。その後ウエハ保持装置82がウ
エハ保持装置83側へと移動し,ウエハWの間隔が全て
同一の所定間隔に揃えられる。
【0033】そしてかかるプロセスが終了すると,今度
は搬送装置11のウエハチャック14によって整列状態
にある50枚のウエハWが各処理槽へと搬送され,そこ
で浸漬されて順次所定の洗浄処理がなされていくのであ
るが,通常ウエハWはその処理面(一般的に鏡面となっ
ている)を把手Z側に向けてキャリアC内に収納されて
いる。従って,図3,図8(e)に示したように,各キ
ャリアC1,C2の各把手Zが対向している状態では,キ
ャリアC1内のウエハ群W1と,キャリアC2内のウエハ
群W2とは,処理面同士を向け合って対向している状態
となっている。
【0034】それゆえ,ウエハチャック14によって搬
送されるウエハWも,端から25枚目と26枚目との間
を境にして,各ウエハ群W1とウエハW群2はその処理面
を対向させている。従って図9に示したように,当然の
ことながら処理槽例えば薬液洗浄処理槽25内に浸漬さ
れて,洗浄処理に付される場合もそのようにして,各ウ
エハWは中央で二分されて,当該中央を境にしてウエハ
群W1のウエハWと,ウエハW群2とは,処理面を対向さ
せた状態で洗浄に付されている。
【0035】通常この種の洗浄は,図9に示したよう
に,処理槽内底部に設けた薬液等の供給口111,11
2から供給される薬液流が,拡散板113の流通孔11
4を通過して,ウエハ間を流れることによって行われ
る。ところが,端に位置するウエハWについては,処理
槽内壁と対向している関係上,当該処理槽内壁に向けた
面にパーティクルが付着して汚染するおそれがあった。
【0036】しかしながら,本実施の形態においては,
前記したように,処理槽内のウエハWは,その中央で二
分されて,当該中央を境にしたウエハ群W1のウエハW
と,ウエハW群2とは,処理面を対向させており,端に
位置するウエハWは,いずれも非処理面を処理槽内壁に
向けている。したがって,そのように処理槽内壁に向け
た面にパーティクル等が付着しても,処理面ではないの
で,歩留まりの低下をもたらさず,また従来のように端
の1枚にダミーウエハを用いる必要もない。それゆえ従
来よりも効率よく洗浄を実施できる。
【0037】なお各処理槽での洗浄が終了した後,ウエ
ハWをキャリアC内に収納して,洗浄装置1から搬出す
る場合には,前記載置部5と同様,移動させるキャリア
Cを180゜回転させる機構を有する載置部8が,搬出
部4に設置されているので,搬出されるキャリアCは,
すべてその把手Zが手前方向に向けられており,当然の
ことながら,キャリアC内に収納されているウエハWも
すべてその処理面を同方向に向けているから,以後の搬
送,処理に支障をきたすことはない。
【0038】また前記した洗浄装置1においては,載置
部5におけるウエハセンサ46によるキャリアC内のウ
エハWの有無の確認,発光センサ97,受光センサ98
によるジャンプスロットの検出によって,事故や不測の
事態等を未然に防止することができる。さらにウエハカ
ウンタ91によって,処理に付される直前のウエハWの
枚数が確認できるので,搬出部4においても同様なウエ
ハカウンタを設置し,洗浄後のウエハWの枚数を検出し
て,両者を照合することにより,処理中のウエハWの脱
落も検出することができる。従って,極めて安全な洗浄
処理を実施することが可能である。
【0039】さらに前記洗浄装置1においては,処理槽
相互間はもちろんのこと整列部6と処理槽との間,整列
部6と搬送装置11の搬送エリアとの間にも夫々シャッ
タが設置されているので,これら各場所の上部空間の雰
囲気は遮断され,薬液ミスとや,搬送中に生じたパーテ
ィクルなどが装置内に拡散して,装置内雰囲気を相互に
汚染したり,ウエハW自体を汚染したり,薬液ミストに
よって整列部6に存在する各種機器を汚染することを極
力防止することが可能である。
【0040】以上で本発明の実施の形態に関する説明が
終わるが,本発明の趣旨に鑑みれば,一側面に処理面,
他側面に非処理面を有する複数の被処理体を,整列状態
にして処理槽内で洗浄する洗浄方法において,前記複数
の被処理体を中央で二分し,当該中央を境にして一側に
位置する被処理体の処理面と,他側に位置する被処理体
の処理面とを対向させた状態で洗浄することを特徴とす
る洗浄方法や,あるいは,一側面に処理面,他側面に非
処理面を有する複数の被処理体を,整列状態にして処理
槽内で洗浄する洗浄方法において,前記複数の被処理体
を中央で二分し,当該中央を境にして一側に位置する被
処理体の非処理面と,他側に位置する被処理体の非処理
面とを対向させた状態で洗浄することを特徴とする洗浄
方法も提案できる。
【0041】前者の洗浄方法の場合,複数の被処理体を
整列状態にして処理槽内で洗浄するにあたり,これら複
数の被処理体を中央で2つのグループに分け,処理面同
士を対向させた状態で洗浄するので,両端外方に例えば
パーティクルの発生領域などの汚染要素が存在していて
も,処理面はその影響を直接受けない。また後者の洗浄
方法の場合,その逆に非処理面同士を対向させて洗浄を
実施するので,汚染要素が中央に存在している場合に,
各被処理体の処理面が直接影響を受けない。
【0042】さらに例えば以上のような洗浄処理に限ら
ず,他の処理に関しても,本発明を適用することができ
る。即ち,本発明の趣旨に鑑みると,表面に処理面を裏
面に非処理面を有する複数の被処理基板を整列状態で搭
載した搭載治具を,処理容器内に納入し,前記搭載治具
に搭載された被処理基板に対して所定の処理を行うにあ
たり,前記複数の被処理基板を中央で二分し,当該中央
を境にして一側に位置する被処理基板の処理面と,他側
に位置する被処理基板の処理面とを,対向させた状態で
前記搭載治具に搭載して処理したり,あるいは逆に,前
記複数の被処理基板を中央で二分し,当該中央を境にし
て一側に位置する被処理基板の非処理面と,他側に位置
する被処理基板の非処理面とを対向させた状態で前記搭
載治具に搭載して処理する処理方法も提案できる。
【0043】前者の処理方法によれば,整列状態で処理
される複数の被処理基板において,その両端外方に被処
理基板の処理面を汚染させる汚染要素が存在していて
も,各被処理基板の処理面はその影響を直接受けないの
で,歩留まりの低下を防止することが可能である。また
後者の処理方法によれば,整列状態にある複数の被処理
基板の中央に汚染要素が存在している場合に,各被処理
基板の処理面が直接その影響を受けずに処理を実施する
ことができ,歩留まりの低下を防止することが可能であ
る。
【0044】本発明の検知装置によれば,光の遮断によ
って基板の存在を確実に検出でき,光が遮られた回数に
よって基板の枚数を検知することができる。また,基板
のジャンプスロットやオリフラの角度ずれなども検知で
きるようになる。また,固定機構を備えれば,保持部材
によって収納容器から基板を突き上げる際に収納容器が
一緒に持ち上がってしまうことがない。また,一対の保
持部材同士を相対的に近づく方向に移動させれば,複数
枚の基板を所定の間隔で並列に整列させて保持できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる洗浄装置の概観を
示す斜視図である。
【図2】図1の洗浄装置における載置部の斜視図であ
る。
【図3】図1の洗浄装置における搬入部の平面説明図で
ある。
【図4】図2の載置部の断面説明図である。
【図5】図2の載置部に設置されたキャリア固定装置の
平面説明図である。
【図6】図1の洗浄装置における整列部の斜視図であ
る。
【図7】図6の整列部の断面説明図である。
【図8】図2の載置部におけるキャリアの流れを示す説
明図である。
【図9】図1の洗浄装置における薬液洗浄処理槽におけ
るウエハの洗浄の様子を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 搬入部 5 載置部 6 整列部 11,12,13 搬送装置 14,15,16 ウエハチャック 25 薬液洗浄処理槽 31 ステージ 41 移動部材 42 移動テーブル 43 回転機構 51 キャリア固定装置 52 ガイド部材 53 押圧機構 82,83 保持装置 91 ウエハカウンタ 92 ガイド材 93 センサ部材 94 発光部 95 受光部 97 発光センサ 98 受光センサ 101,102,103 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 648 H01L 21/68

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を整列させて垂直に保持可
    能な保持部材と,この保持部材によって保持された複数
    枚の基板の整列方向に沿って移動するセンサ部材と,こ
    のセンサ部材に設けられ,基板の周縁部を挟んで対向配
    置された発光部及び受光部とを備え, 更に,前記保持部材に保持された基板の周縁部上方近傍
    に光軸が位置し,基板の整列方向沿って光軸が配置され
    た発光部及び受光部を備えた, 基板の検知装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は,基板を収納する収納容
    器と相対的に移動可能であり,収納容器から基板を突き
    上げて支持するように構成されている,請求項1に記載
    の基板の検知装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材によって収納容器から基板
    を突き上げる際に収納容器を固定する固定機構を備えて
    いる,請求項2に記載の基板の検知装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材の上面に,基板の周縁部を
    受容するための保持溝が複数形成されている,請求項
    1,2又は3のいずれかに記載の基板の検知装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部材を基板の整列方向に一対備
    え,一方の保持部材と他方の保持部材が相対的に近づく
    方向に移動自在に構成されている,請求項1,2,3又
    は4のいずれかに記載の基板の検知装置。
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