JP3076011B2 - エマルション型感圧接着剤組成物 - Google Patents

エマルション型感圧接着剤組成物

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JP3076011B2
JP3076011B2 JP10088109A JP8810998A JP3076011B2 JP 3076011 B2 JP3076011 B2 JP 3076011B2 JP 10088109 A JP10088109 A JP 10088109A JP 8810998 A JP8810998 A JP 8810998A JP 3076011 B2 JP3076011 B2 JP 3076011B2
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和之 平井
博史 長谷川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エマルション型感
圧接着剤組成物に関する。さらに詳しくは、耐水性を必
要とするマーキングテープ、輸送時の鋼板用マスキング
テープ、軽包装用の粘着ラベル、ステッカー、粘着テー
プ、電気機器内の配線固定用テープ、塗料塗装時のマス
キングテープなどに好適な、耐水性が良好で、被着体表
面を汚染することのない、高濃度で低粘度のエマルショ
ン型感圧接着剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高濃度で低粘度のエマルション型
感圧接着剤組成物としては、凝集剤の存在下、反応性
乳化剤を用いて乳化重合をしたもの(例えば、特開平5
−255411号公報など)特定量のアニオン系界面
活性剤とノニオン系界面活性剤を併用して乳化重合を行
ったもの(例えば、特開昭59−152971号公報な
ど)などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のものは、感圧接着剤層の耐水性が著しく低く水分で白
化する問題があり、のものは、感圧接着剤層の耐水性
が著しく低いため水分で白化したり、乳化剤が経日でし
み出して被着体表面を汚染するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するべく鋭意検討した結果、特定のポリオキシ
エチレン鎖含有化合物を乳化重合用乳化剤として用いる
ことにより、耐水性が良好で、被着体表面を汚染するこ
とのない、高濃度かつ低粘度のエマルション型感圧接着
剤組成物が得られることを見いだし、本発明に到達し
た。
【0005】すなわち本発明は、エチレン性不飽和単量
体(a)の乳化重合物からなる感圧接着剤であって、該
乳化重合物は該(a)を下記乳化重合用乳化剤(B)の
存在下で乳化重合させてなる共重合体(A)と該(B)
と水性媒体からなり、該(A)のガラス転移温度(T
g)が20℃以下であることを特徴とするエマルション
型感圧接着剤組成物;乳化重合用乳化剤(B):下記の
要件(1)〜(4)を具備し下記一般式(1)で示され
る水溶性ポリウレタン化合物(1)5,000〜50
0,000の重量平均分子量を有する。(2)共重合体
(A)のSP値との差が2以下のSP値を有する。
(3)ポリオキシエチレン鎖を有し、ポリオキシエチレ
ン単位の含有量が20重量%以上である。(4)共重合
体(A)のSP値との差が2以下のSP値を有する疎水
基を分子中に少なくとも2個有し、該疎水基は、炭素数
3〜100の炭化水素基及びアルキレン基の炭素数が3
以上のポリオキシアルキレン基からなる群より選ばれる
少なくとも1種類であり、かつ該疎水基とポリオキシエ
チレン鎖とがウレタン基及びウレア基から選ばれる基を
介して結合している。
【化2】 [式中、R1は1〜6個のヒドロキシル基を有するアル
コールまたはフェノール化合物(D1)の残基、Xは有
機ポリイソシアネート化合物(E)の残基、R2は2個
のヒドロキシル基を有するアルコールまたはフェノール
化合物(D2)の残基、k個のZの少なくとも1個は−
O−(AO)r−Qで、残りは−N(R32および/ま
たは−NH−R3{ここで、Qは炭素数1〜100のモ
ノヒドロキシ化合物(F)の残基または水素原子、R3
は同一または異なる炭素数1〜100の炭化水素基また
はヒドロキシル基含有炭化水素基である。}、Aはアル
キレン基(ただし、m個、n個、p個またはr個のオキ
シアルキレン基AOが2種以上のオキシアルキレン基で
構成される場合の結合様式は、ブロックまたはランダム
のいずれでもよい。)を表し、m、n、pおよびrはそ
れぞれ独立に0または1〜500の整数(ただし、mと
q個のnとq個のpとすべてのrの合計は少なくとも1
0の整数である。)、qは0または1〜500の整数、
kは1〜6の整数である。]並びに、該感圧接着剤組成
物を用いてなる粘着テープおよび粘着シートである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明におけるエチレン性不飽和
単量体(a)は、通常、アルキル基の炭素数が2〜14
のアルキル(メタ)アクリレートおよび/またはアルコ
キシ基の炭素数が1〜6のアルコキシエチル(メタ)ア
クリレート(a1)およびその他の重合性単量体(a
2)からなる。
【0007】上記アルキル基の炭素数が2〜14のアル
キル(メタ)アクリレートとしては、たとえばエチル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、オ
クチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ミリスチル(メタ)アクリレートおよびこれらの2
種以上の混合物が挙げられる。上記アルコキシ基の炭素
数が1〜6のアルコキシエチル(メタ)アクリレートと
しては、たとえばメトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエ
チル(メタ)アクリレートおよびこれらの2種以上の混
合物が挙げられる。これらのうち特に好ましいものは、
エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、n−ブチルメタクリレー
ト、エトキシエチルアクリレート、エトキシエチルメタ
クリレートおよびこれらの2種以上の混合物である。
【0008】その他の重合性単量体(a2)としては、
カルボン酸基含有重合性単量体[たとえば(メタ)アク
リル酸、クロトン酸などの不飽和モノカルボン酸、マレ
イン酸、イタコン酸、フマル酸などの不飽和ジカルボン
酸、これらの不飽和ジカルボン酸のモノアルキル(炭素
数1〜8)エステル;3−(メタ)アクリロイルプロピ
オン酸;2−ヒドロキシアルキル(炭素数2〜3)(メ
タ)アクリレートへの無水コハク酸開環付加体、ポリオ
キシアルキレン(炭素数2〜4)グリコールモノ(メ
タ)アクリレートへの無水コハク酸開環付加体、2−ヒ
ドロキシアルキル(炭素数2〜3)(メタ)アクリレー
トのカプロラクトン重付加(1〜5モル)体への無水コ
ハク酸開環付加体など]:前記(a1)以外のアルキル
(メタ)アクリレート[メチルメタクリレート、アルキ
ル基の炭素数が17〜24のアルキル(メタ)アクリレ
ート、たとえばセチル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレートなど]:脂環式アルコールの
(メタ)アクリル酸エステル[たとえばシクロヘキシル
(メタ)アクリレートなど]:芳香族アルコールの(メ
タ)アクリル酸エステル[たとえばベンジル(メタ)ア
クリレートなど]:芳香族系単量体[たとえばスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベ
ンゼンなど]:アリル化合物[たとえば酢酸アリルな
ど]:ニトリル基を有する単量体[たとえば(メタ)ア
クリロニトリル、α−クロロ(メタ)アクリロニトリル
など]:ハロゲン含有単量体[たとえば塩化ビニル、塩
化ビニリデンなど]:ビニルエステル系単量体[たとえ
ば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、バー
サテイク酸ビニルなど]:ビニルエーテル系単量体[た
とえばビニルエチルエーテル、ビニルプロピルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテルなど]:ヒドロキシル基
を有する単量体[たとえば2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、ポリアルキレン(炭素数2〜4)グリコールのモノ
(メタ)アクリレートなど]:α,β−不飽和カルボン
酸(置換)アミド類[たとえば(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ブチ
ル(メタ)アクリルアミドなど]:アミノ基を有する単
量体[たとえばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレートなど]:加水分解性シリル基を有する重合
性単量体[たとえばトリメトキシシリルプロピルメタク
リレートなど]:(亜)リン酸エステル基を有する重合
性単量体[たとえば(メタ)アクリロイルオキシエチル
アシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシプ
ロピルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオ
キシ−2−ヒドロキシプロピルアシッドホスフェート、
(メタ)アクリロイルオキシ−3−ヒドロキシプロピル
アシッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシ−
3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルアシッドホスフェ
ート、アリルアルコールアシッドホスフェート、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルアシッドホスファイトな
ど]:スルホン酸基を有する重合性単量体[たとえば、
ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸、イセチアン酸
(メタ)アクリレートなど]:スルファミン酸基を有す
る重合性単量体[たとえばN−ヒドロキシエチル−N−
〔2−(メタ)アクリロイルオキシエチル〕スルファミ
ン酸、N,N−ビス〔2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチル〕スルファミン酸、(メタ)アクリロイルイソシ
アネートとN,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)スルフ
ァミン酸の付加体など];およびこれらの2種以上の混
合物があげられる。
【0009】これらのうち好ましいものは、カルボン酸
基含有重合性単量体、メチルメタクリレート、アルキル
基の炭素数が17〜24のアルキル(メタ)アクリレー
ト、芳香族系単量体、ニトリル基を有する単量体、ビニ
ルエステル系単量体、ヒドロキシル基を有する単量体、
α,β−不飽和カルボン酸(置換)アミド類、(亜)リ
ン酸エステル基を有する重合性単量体、スルホン酸基を
有する重合性単量体であり、特に好ましいものは、(メ
タ)アクリル酸(塩)、マレイン酸(塩)、イタコン酸
(塩)、メチルメタクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、酢
酸ビニル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、トリメトキシプロピルメタクリ
レート、(メタ)アクリロイルオキシエチルアシッドホ
スフェート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸である。
【0010】単量体(a)を構成する(a1)と(a
2)の重量比(a1):(a2)は、通常(30〜9
9.99):(0.01〜70)、好ましくは(40〜
99.9):(0.1〜60)、特に好ましくは(50
〜99):(1〜50)である。この範囲内とすること
でタック、粘着力および凝集力のバランスの良好な共重
合体(A)が得られる。
【0011】本発明における共重合体(A)のガラス転
移温度(Tg)は、通常20℃以下、好ましくは10℃
以下、特に好ましくは0℃以下である。Tgが20℃を
越えると粘着特性が著しく低くなり、感圧接着剤として
機能しなくなる。該ガラス転移温度(Tg)は、J.Bran
drup and E.H.immergut、Polymer Handbook Third Editi
on、jhon Wiley & Sons(1989)などに記載されているエチ
レン性不飽和単量体の単独重合体のガラス転移温度(T
g)から、次式で算出されるものである。 1/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+・・+Wn1/T
gn 但し、Tg :(共)重合体のガラス転移温度
(絶対温度) W1〜Wn :エチレン性不飽和単量体1〜n種の重量
分率 Tg1〜Tgn:エチレン性不飽和単量体の単独重合体の
ガラス転移温度(絶対温度)
【0012】また、該共重合体(A)のSP値は通常
8.5〜11、好ましくは9〜10.5である。該SP
値は、たとえば[日本化学会編(化学便覧応用編)改訂
3版764頁(丸善、1980年)]に記載の方法によ
り求めることができる。
【0013】本発明における乳化重合用乳化剤(B)の
重量平均分子量は通常5,000〜500,000、好
ましくは10,000〜400,000、さらに好まし
くは15,000〜200,000である。重量平均分
子量が5,000未満では得られたエマルションからの
皮膜の耐水性を向上させることができず、500,00
0を越えると得られるエマルションが高粘度となり、高
濃度かつ低粘度のエマルションを得るという本発明の目
的に合致しないものとなる。
【0014】該(B)のSP値は、エチレン性不飽和単
量体(a)から得られる共重合体(A)のSP値との差
が通常2以下、好ましくは1以下であることが必要であ
る。該SP値の差が2を越えると、得られるエマルショ
ンからの皮膜中の樹脂と乳化剤の相溶性が悪いために分
離する傾向となり、該皮膜の耐水性が不十分となる。
(B)のSP値と共重合体(A)のSP値との差の調整
は、該(B)中の疎水基の種類とその含有量の調整、お
よび親水基の種類と含有量の調整により行うことができ
る。
【0015】本発明における乳化重合用乳化剤(B)
は、ポリオキシエチレン単位を通常20重量%以上、好
ましくは30重量%以上、さらに好ましくは50重量%
以上含有することが必要である。オキシエチレン単位の
含有量が20重量%未満では、乳化力が弱く安定なエマ
ルションが得られない。
【0016】さらに、乳化重合用乳化剤(B)は、共重
合体(A)のSP値との差が通常2以下、好ましくは1
以下のSP値を有する疎水基を、分子内に少なくとも2
個、好ましくは3個以上有することが望ましい。該SP
値の差が2を越えると、得られるエマルションからの皮
膜の耐水性を向上させる効果が不十分となる。該疎水基
としては、例えば炭素数3〜100またはそれ以上の炭
化水素基[ブチル基、ブチレン基、ヘキシル基、ヘキシ
レン基、ドデシル基、セチル基、オレイル基、アルキル
フェニル基、スチレン化フェニル基、ビスフェノール類
(ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスフェノー
ルFなど)の水酸基を除いた残基など]およびアルキレ
ン基の炭素数3〜10またはそれ以上の(ポリ)オキシ
アルキレン基(ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブ
チレン基、ポリスチレンオキシド基など)が挙げられ
る。また、該疎水基と(B)中に必須に含有するポリオ
キシエチレン鎖との結合様式としては、例えばウレタン
基およびウレア基から選ばれる基を介した結合が挙げら
れる。これらのうち好ましいのはウレタン基を介した結
合である。
【0017】
【0018】
【0019】[式中、R1は1〜6個のヒドロキシル基
を有するアルコールまたはフェノール化合物(D1)の
残基、Xは有機ポリイソシアネート化合物(E)の残
基、R2は2個のヒドロキシル基を有するアルコールま
たはフェノール化合物(D2)の残基、k個のZの少な
くとも1個は−O−(AO)r−Qで、残りは−N
(R32および/または−NH−R3{ここで、Qは炭
素数1〜100のモノヒドロキシ化合物(F)の残基ま
たは水素原子、R3は同一または異なる炭素数1〜10
0の炭化水素基および/またはヒドロキシル基含有炭化
水素基である。}、Aはアルキレン基(但し、m個、n
個、p個またはr個のオキシアルキレン基AOが2種以
上のオキシアルキレン基で構成される場合の結合様式
は、ブロックまたはランダムのいずれでもよい。)を表
し、m、n、pおよびrはそれぞれ独立に0または1〜
500の整数(ただし、mとq個のnとq個のpとすべ
てのrの合計は少なくとも10の整数である。)、qは
0または1〜500の整数、kは1〜6の整数であ
る。]で示される水溶性ポリウレタン化合物(B1)が
例示できる。
【0020】上記一般式(1)中のR1は1〜6個のヒ
ドロキシル基を有するアルコールまたはフェノール化合
物(D1)の残基である。該(D1)の具体例として
は、例えば1個のヒドロキシル基を有する化合物[メタ
ノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペン
タノール、ヘキサノール、ヘプタノール、ラウリルアル
コール、セチルアルコール、オレイルアルコール等の炭
素数1〜20の脂肪族アルコール、ポリジメチルシロキ
サンモノカルビノール(分子量300〜1,000)、
ポリジエチルシロキサンモノカルビノール(分子量30
0〜1,000)などの1価アルコール類;ノニルフェ
ノール、ドデシルフェノール、オクチルフェノール、ク
ミルフェノール、スチレン化(通常1〜10モル付加、
好ましくは2〜5モル付加)フェノール、スチレン化
(通常1〜10モル付加、好ましくは2〜5モル付加)
クミルフェノール、ビスフェノールAのモノメチルエー
テル、ビスフェノールSのモノブチルエーテルなどの炭
素数7〜90の1価フェノール類など];2個のヒドロ
キシル基を有する化合物[エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリ
コール、ポリブタジエングリコール(分子量300〜
1,000)、ポリカプロラクトンジオール(分子量3
00〜1,000)、ジメチロールプロピオン酸
(塩)、ポリジメチルシロキサンジカルビノール(分子
量300〜1,000)、ポリジエチルシロキサンジカ
ルビノール(分子量300〜1,000)などの2価ア
ルコール類;ヒドロキノン、カテコール、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールS、2,2−ビス(3,5−ジメ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンなど
の2価フェノール類など];3〜6個のヒドロキシル基
を有する化合物(グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、ソ
ルビトールなどの多価アルコール類;トリス−4−ヒド
ロキシフェニルメタンなどの多価フェノール類など);
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。これら
のうち好ましいものは1個または2個のヒドロキシル基
を有する化合物である。
【0021】一般式(1)において、Xは有機ポリイソ
シアネート化合物(E)の残基である。該(E)として
は、例えば、炭素数(NCO基中の炭素を除く)6〜2
0の芳香族ジイソシアネート[4,4’−もしくは2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
2,4−もしくは2,6−トリレンジイソシアネート
(TDI)、4,4’−ジベンジルジイソシアネート、
1,3−もしくは1,4−フェニレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネートなど];炭素数(NCO基中の炭素を
除く)8〜15の芳香脂肪族ジソシアネート[キシリレ
ンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチ
ルキシリレンジイソシアネートなど];炭素数(NCO
基中の炭素を除く)2〜18の脂肪族ジイソシアネート
[エチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HDI)、リジンジイソシアネートなど];
炭素数(NCO基中の炭素を除く)4〜15の脂環式ジ
イソシアネート[イソフォロンジイソシアネート(IP
DI)、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジソシアネ
ートなど];およびこれらの2種以上の混合物を挙げる
ことができる。これらのうち好ましいものはMDI、T
DI、HDIおよびIPDIである。
【0022】一般式(1)において、オキシアルキレン
基(AO)は、エチレンオキサイド(以下、EOと略
記)、プロピレンオキサイド(以下、POと略記)、
1,2−、1,3−もしくは2,3−ブチレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン、α−オレフィン(炭素数4〜
30)オキサイド、エピクロロヒドリン、スチレンオキ
サイドなどのアルキレンオキサイドのヒドロキシル基含
有化合物(D1)への開環(共)付加により形成される
基である。これらのうち好ましいものは、EO単独およ
びEOとPOの共付加で形成される(ポリ)オキシアル
キレン基である。
【0023】(ポリ)オキシアルキレン基の形成には通
常EO単独またはEOとEO以外のアルキレンオキサイ
ドとが併用して用いられるが、EOとEO以外のアルキ
レンオキサイドとが併用して用いられる場合の該(ポ
リ)オキシアルキレン基中のオキシエチレン単位の含有
量は、通常60重量%以上、好ましくは80重量%以上
である。オキシエチレン単位の含有量が60重量%未満
では、得られるポリウレタン化合物(B1)の乳化性が
不足するため乳化重合が困難となる。また、2種以上の
アルキレンオキサイドを用いる場合の結合様式はブロッ
クまたはランダムのいずれでもよいが、(ポリ)オキシ
アルキレン鎖の末端部分は有機ポリイソシアネートとの
反応性の点からヒドロキシエチル基となっているものが
好ましい。
【0024】一般式(1)中のR2は2個のヒドロキシ
ル基を有するアルコールまたはフェノール化合物(D
2)の残基である。該(D2)の具体例としては、例え
ば前記(D1)として例示したもののうちの2個のヒド
ロキシル基を有する化合物が挙げられる。
【0025】一般式(1)におけるm、n、pおよびr
は、(ポリ)オキシアルキレン基を形成するアルキレン
オキサイドの付加モル数であり、m、n、pおよびrは
それぞれ独立に0または1〜500の整数である。m、
n、pまたはrが500を超えると、得られるポリウレ
タン化合物(B1)の水溶液の粘度が高くなり乳化重合
が困難となる。また、mとq個のnとq個のpとすべて
のrの合計は、通常少なくとも10、好ましくは30〜
1000またはそれ以上である。mとq個のnとq個の
pとすべてのrの合計が10未満では、ポリウレタン化
合物(B1)の親水基部分が少ないため乳化性が不足
し、乳化重合が困難となる。
【0026】一般式(1)におけるZは、k個のZの少
なくとも1個は−O−(AO)r−Qであり、残りは−
N(R32および/または−NH−R3(ただし、R3
同一または異なる炭素数1〜100の炭化水素基または
ヒドロキシル基含有炭化水素基である。)であり、Qは
炭素数1〜100、好ましくは10〜100のモノヒド
ロキシ化合物(F)の残基または水素原子である。Zお
よびR2がすべて水素原子または炭素数10未満の炭化
水素基もしくはヒドロキシル基含有炭化水素基である場
合は、得られるポリウレタン化合物(B1)の乳化力を
良好とし安定性のよいエマルションを得るためには、
(B1)中の(ポリ)オキシアルキレン基は炭素数3以
上の疎水性のオキシアルキレン基とオキシエチレン基と
から構成されていることが好ましい。
【0027】上記(F)を構成する炭素数1〜100の
炭化水素基は、直鎖状、分岐状または環状のいずれでも
よく、また、脂肪族または芳香族のいずれでもよい。該
(D)の具体例としては、例えば、前記(D1)として
例示したもののうちの1個のヒドロキシ基を有する化合
物が挙げられる。これらのうち好ましいものは置換フェ
ノール類であり、特に好ましいものはスチレン化(2〜
5モル付加)フェノールである。
【0028】一般式(1)におけるqは、通常0または
1〜500、好ましくは1〜50の整数である。qが5
00を超えると得られるポリウレタン化合物(B1)の
水溶液の粘度が高くなり乳化重合が困難となる。
【0029】一般式(1)におけるkは通常1〜6の整
数、好ましくは1または2であり、(D1)中のヒドロ
キシル基の数を表す。
【0030】また、ウレア基またはアミド基を介して結
合した化合物としては、一般式(1)においてウレタン
基がこれらの基に置き換わった構造の化合物[ただし式
中、Xは相当する2価の有機基(炭化水素基)であ
る。]が例示できる。
【0031】本発明において、乳化重合用乳化剤(B)
の重量は、エチレン性不飽和単量体(a)の重量に対し
て通常0.1〜50重量%、好ましくは、0.5〜30
重量%、さらに好ましくは1〜10重量%である。0.
1重量%未満では乳化安定性の良好なエマルションを得
ることができず、50重量%を越えると得られたエマル
ションの粘度が高くなり、該エマルションから得られる
感圧接着剤組成物の耐水性も低下する。
【0032】本発明において、耐水性を低下させること
なく、より少ない乳化剤量で、低粘度かつ高濃度のエマ
ルションを得る目的で、乳化重合用乳化剤(B)ととも
に、必要により分子内に1個以上のスルホン酸(塩)基
とエチレン性不飽和基を有する反応性乳化剤(C)を重
合時に併用してもよい。該(C)の具体例としては、下
記一般式(2)〜(5)で示されるものが挙げられる。
【0033】
【化3】
【0034】[式中、R1は炭化水素基(置換基を有し
ていてもよい)、R2は水素またはメチル基、Mはアル
カリ金属またはNH4を表す。]
【0035】
【化4】
【0036】[式中、R1は炭化水素基(置換基を有し
ていてもよい)、R2は水素またはメチル基、Mはアル
カリ金属またはNH4を示す。]
【0037】
【化5】
【0038】[式中、R1は炭素数4〜18のアルキ
ル、アラルキルもしくはアルケニル基、R2は炭素数2
〜4のアルキレン基または置換アルキレン基を表し、n
は0〜200の整数であり、Mはアルカリ金属、NH4
またはアルカノールアミンの残基を表す。]
【0039】
【化6】
【0040】[式中、R1は炭素数2〜4のアルキレン
基または置換アルキレン基、nは0〜100の整数であ
り、Mはアルカリ金属、NH4またはアルカノールアミ
ンの残基を表す。]
【0041】反応性乳化剤(C)を併用する場合の
(C)の重量は、(共)重合体(A)の重量に基づい
て、通常20重量%以下、好ましくは0.05〜15重
量%、より好ましくは0.1〜10重量%である。該
(C)の重量が、0.01重量%未満では、実質的に
(C)を併用する効果がなく、20重量%を越えると得
られる共重合体(A)の耐水性が低下する。
【0042】また、本発明の効果を阻害しない範囲にお
いて、(B)とともに必要により公知の乳化重合用乳化
剤(ノニオン性乳化剤、アニオン性乳化剤、カチオン性
乳化剤など)などを併用することができる。併用する場
合の該乳化剤の使用量は、乳化剤全量に対して通常30
重量%以下、好ましくは10重量%以下である。
【0043】本発明のエマルション型感圧接着剤組成物
を得る方法としては、通常の乳化重合方法を用いること
ができる。単量体の添加方法としては、たとえば、下記
〜の方法が例示できるが、これらに限定されない。 一括仕込み法[乳化重合用乳化剤(B)、水性媒体
(水、または、メタノール、イソプロパノールなどのア
ルコールおよび/またはアセトンなどのケトン溶剤の水
混和性溶媒と水との混合溶媒)、重合開始剤、エチレン
性不飽和単量体(a)などを一括して反応容器に仕込み
重合を行う方法] 単量体添加法[(B)を含む水性媒体中に、重合開始
剤の一部もしくは全部および必要に応じて(a)の一部
を反応容器に仕込み、(a)(必要により残りの重合開
始剤と共に)を重合の進行とともに逐次添加して重合を
行う方法] 単量体分散液添加法[(B)の一部、水性媒体、重合
開始剤の一部もしくは全部および必要に応じて(a)の
一部を反応容器に仕込み、残りの(B)で(a)を水中
に分散させ、重合の進行とともにこの分散液(必要によ
り残りの重合開始剤と共に)を重合の進行とともに逐次
添加して重合を行う方法] 上記乳化重合における単量体濃度は通常20〜75重量
%、好ましくは40〜75重量%である また、乳化重合反応における系内温度は通常−5〜10
0℃、好ましくは30〜80℃、反応時間は通常0.1
〜50時間、好ましくは2〜10時間であり、未反応単
量体の量が使用した単量体全量の通常5重量%以下、好
ましくは1重量%以下となるまで重合する。また、必要
により系内に残留する未反応の単量体や併用した有機溶
剤を、たとえば減圧蒸留などの方法で除去してもよい。
【0044】上記重合開始剤としては、有機系重合開始
剤[パーオキシド類(クメンハイドロパーオキシド、t
−ブチルハイドロパーオキシド、t−アミルハイドロパ
ーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチル
パーオキシアセテートなど)、アゾ化合物類〔2,2’
−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩酸塩、2,2’
−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロ
パン]塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル
−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]塩酸塩、
4,4’−アゾビス(4−シアノバレリックアシッ
ド)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミ
ド)など];無機系重合開始剤[過硫酸塩(過硫酸ナト
リウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなど)、
過炭酸塩(過炭酸ナトリウムなど)、過酸化水素など]
などが挙げられる。これらは1種または2種以上を組み
合わせて用いられる。重合開始剤の使用量は、エチレン
性不飽和単量体(a)に対して通常0.01〜5重量%
である。
【0045】乳化重合に際しては必要により公知の添加
剤を用いてもよい。該添加剤としては、還元剤[ピロ重
亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、硫酸水素ナトリ
ウム、硫酸第一鉄、グルコース、ホルムアルデヒドナト
リウムスルホキシレート、L−アスコルビン酸
(塩)]、キレート剤(グリシン、アラニン、エチレン
ジアミン四酢酸ナトリウムなど)、pH緩衝剤(トリポ
リリン酸ナトリウム、テトラポリリン酸カリウムなど)
などが挙げられる。
【0046】また、乳化重合に際しては(共)重合体の
分子量などを調整する目的で必要により公知の連鎖移動
剤を用いることもできる。該連鎖移動剤としては、α−
メチルスチレンダイマー(2,4−ジフェニル−4−メ
チル−1−ペンテンなど)、ターピノーレン、テルピネ
ン、ジペンテン、炭素数8〜18のアルキルメルカプタ
ン、炭素数8〜18のアルキレンジチオール、チオグリ
コール酸アルキル、ジアルキルキサントゲンジスルフィ
ド、テトラアルキルチウラムジスルフィド、四塩化炭素
などが挙げられる。これらは単独あるいは2種以上を組
み合わせて使用できる。連鎖移動剤の使用量は、エチレ
ン性不飽和単量体(a)に対して通常10重量%以下、
好ましくは5重量%以下である。
【0047】上記方法により得られるエマルション中の
共重合体(A)の濃度は、通常20〜75重量%、好ま
しくは40〜75重量%である。また、該エマルション
の25℃における粘度は通常10〜100,000mP
a・s、好ましくは50〜20,000mPa・sであ
り、該エマルションの平均粒子径は、通常10〜10,
000nm、好ましくは100〜5,000nmであ
る。
【0048】本発明の感圧接着剤組成物は、本発明の目
的を損なわない範囲で、公知の各種添加剤を配合して使
用することができる。該添加剤としては、架橋剤(水溶
性ポリエポキシ化合物、水溶性ポリイソシアネート化合
物、水溶性メチロール化メラミン樹脂もしくはそのメチ
ルエーテル化物など)、粘着性付与樹脂(ロジン、ロジ
ン誘導体もしくはその水添化体、テルペン樹脂、テルペ
ンフェノール樹脂、キシレン樹脂、スチレン系樹脂、ク
マロン・インデン樹脂、C5系石油樹脂、C9系石油樹
脂、脂環族系水添石油樹脂など)、可塑剤(フタル酸系
エステルに代表されるカルボン酸エステル、塩化パラフ
ィンなど)、着色剤(酸化チタン、炭酸カルシウムな
ど)、紫外線防止剤(ベンゾフェノン系紫外線防止剤な
ど)、防カビ剤(亜酸化銅、フェノール系化合物な
ど)、消泡剤(アルコール、シリコーン化合物など)な
どが挙げられる。
【0049】本発明の感圧接着剤組成物は、通常の塗工
装置を用いて基材に直接または転写法で塗布することが
できる。また、感圧接着剤組成物のみをシート状にして
使用することもできる。基材に塗工して用いる場合の塗
布量は用途によって異なるが、通常1〜500g/m2
である。使用しうる基材としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、軟質ポリ塩
化ビニルなどの各種プラスチックのフィルム、樹脂板ま
たはフォーム、紙、金属板または箔、木材などを挙げる
ことができる。これらのうち熱的に敏感なプラスチック
フィルムなどを基材に用いる場合には、転写方式による
塗工が好ましい。
【0050】塗工された塗工物は、熱風または(近)赤
外線、高周波などのエネルギーで乾燥させることで、ま
た、必要に応じて乾燥後に40〜60℃で2〜3日間養
生することで十分な粘着特性を発揮する粘着加工品とな
る。本発明の感圧接着剤組成物を用いた粘着加工品は、
耐水性に優れているので、マーキングテープ、輸送時の
鋼板用マスキングテープ、軽包装用の粘着ラベル、ステ
ッカー、粘着テープ、電気機器内の配線固定用テープ、
塗料塗装時のマスキングテープなどに好適に使用するこ
とができる。
【0051】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以
下において「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0052】製造例1 [重合用乳化剤(B−1)の合成]ポリオキシエチレン
グリコール(数平均分子量20,000)90部、ポリ
オキシエチレンオキシプロピレングリコール[ポリプロ
ピレングリコール(数平均分子量3,500)にEOを
付加したもの;数平均分子量15,000]10部、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量
1,000)3部およびTDI1.4部を160℃で5
時間反応させ、乳化重合用乳化剤(B−1)を得た。該
(B−1)のSP値は9.8、疎水基(ポリオキシプロ
ピレン基)のSP値は8.7、GPC法による重量平均
分子量(ポリオキシエチレングリコール換算)は89,
000であった。
【0053】製造例2 [重合用乳化剤(B−2)の合成]ポリオキシアルキレ
ンモノオール[ノニルフェノールにEOを付加したも
の;数平均分子量2,000]50部、ポリオキシエチ
レングリコール(数平均分子量8,000)100部お
よびHDI6.6部を100℃で6時間反応させ、乳化
重合用乳化剤(B−2)を得た。該(B−2)のSP値
は9.5、疎水基(ノニルフェニル基)のSP値は8.
5、GPC法による重量平均分子量(ポリオキシエチレ
ングリコール換算)は15,000であった。
【0054】製造例3 [重合用乳化剤(B−3)の合成]ポリオキシアルキレ
ンモノオール[スチレン(2モル)化フェノールにEO
を付加したもの;数平均分子量1,500]15部、ポ
リオキシエチレングリコール(数平均分子量20,00
0)100部およびTDI2.6部を100℃で3時間
反応させ、乳化重合用乳化剤(B−3)を得た。該(B
−3)のSP値は9.5、疎水基(スチレン化フェニル
基)のSP値は10.3、GPC法による重量平均分子
量(ポリオキシエチレングリコール換算)は25,00
0であった。
【0055】実施例1 攪拌機、滴下ロート、窒素ガス導入管、温度計および還
流冷却器を備えた反応容器にイオン交換水40部、重炭
酸ナトリウム0.1部、ドデシルメルカプタン0.1部
および乳化重合用乳化剤(B−1)3部を仕込み、攪拌
下系内を窒素ガスで置換し70℃に昇温した。同温度に
て、過硫酸アンモニウム0.2部を加えると共に、n−
ブチルアクリレート36部、2−エチルヘキシルアクリ
レート12部、アクリル酸2.4部および酢酸ビニル
9.6部の混合液を4時間かけて滴下し、さらに同温度
で2時間反応させて重合を完結して、本発明のエマルシ
ョン型感圧接着剤組成物(X−1)を得た。該(X−
1)中の共重合体(A−1)のガラス転移温度(Tg)
は−39℃、SP値は9.8であり、固形分濃度は6
1.8%であった。
【0056】実施例2 実施例1と同様の反応容器にイオン交換水20部、重炭
酸ナトリウム0.1部、ドデシルメルカプタン0.1部
および乳化重合用乳化剤(B−1)1.2部を仕込み、
攪拌下系内を窒素ガスで置換し70℃に昇温した。同温
度にて、過硫酸アンモニウム0.2部を加えると共に、
n−ブチルアクリレート28.8部、2−エチルヘキシ
ルアクリレート28.8部、アクリル酸1.8部、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート0.6部、アルキルア
リルスルホコハク酸ナトリウム40%水溶液[商品名:
エレミノールJS−2、三洋化成工業(株)製]1.5
部およびイオン交換水20部からなる乳化液を4時間か
けて滴下し、さらに同温度で2時間反応させて重合を完
結して、本発明のエマルション型感圧接着剤組成物(X
−2)を得た。該(X−2)中の共重合体(A−2)の
Tgは−48℃、SP値は9.5であり、固形分濃度は
60.5%であった。
【0057】実施例3 下記の重合用乳化剤および単量体混合物を用いた以外は
実施例1と同様の操作を行い、本発明のエマルション型
感圧接着剤組成物(X−3)を得た。 乳化重合用乳化剤(B−2) 3.0部 n−ブチルアクリレート 30.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 20.4部 アクリル酸 1.8部 n−ブチルメタクリレート 7.2部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 0.6部 該(X−3)中の共重合体(A−3)のTgは−42
℃、SP値は9.6であり、固形分濃度は60.7%で
あった。
【0058】実施例4 下記の重合用乳化剤および単量体混合物を用いた以外は
実施例2と同様の操作を行い、本発明のエマルション型
感圧接着剤組成物(X−4)を得た。 乳化重合用乳化剤(B−2) 3.0部 アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム40%水溶液 1.5部 [商品名:エレミノールJS−2、三洋化成工業(株)製] n−ブチルアクリレート 30.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 20.4部 アクリル酸 1.8部 n−ブチルメタクリレート 7.2部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 0.6部 該(X−4)中の共重合体(A−4)のTgは−40
℃、SP値は9.4であり、固形分濃度は61.4%で
あった。
【0059】実施例5 下記の重合用乳化剤および単量体混合物を用いた以外は
実施例1と同様の操作を行い、本発明のエマルション型
感圧接着剤組成物(X−5)を得た。 乳化重合用乳化剤(B−3) 3.5部 n−ブチルアクリレート 30.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 16.2部 アクリル酸 1.8部 スチレン 3.0部 メチルメタクリレート 9.0部 該(X−5)中の共重合体(A−5)のTgは−29
℃、SP値は9.7であり、固形分濃度は60.7%で
あった。
【0060】実施例6 下記の重合用乳化剤および単量体混合物を用いた以外は
実施例2と同様の操作を行い、本発明のエマルション型
感圧接着剤組成物(X−6)を得た。 乳化重合用乳化剤(B−3) 1.2部 アルキルアリルスルホコハク酸ナトリウム40%水溶液 1.3部 [商品名:エレミノールJS−2、三洋化成工業(株)製] エチルアクリレート 30.0部 n−ブチルアクリレート 9.0部 2−エチルヘキシルアクリレート 9.0部 n−ブチルメタクリレート 9.0部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 3.0部 該(X−6)中の共重合体(A−6)のTgは−14
℃、SP値は9.9であり、固形分濃度は61.2%で
あった。
【0061】比較例1 実施例1と同様の反応容器にイオン交換水15部を仕込
み、これにn−ブチルアクリレート32部、2−エチル
ヘキシルアクリレート25部、メタクリルアミド0.6
部、メタクリル酸3部、ポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル[数平均分子量1,100、SP値9.
3、商品名:ノニポール200、三洋化成工業(株)
製]4部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
9部[分子量349、SP値10.0]およびイオン交
換水25部を混合した乳化液の15%を仕込み、攪拌下
系内を窒素ガスで置換し70℃に昇温した。同温度に
て、上記乳化液の残りの85%と10%過硫酸カリウム
水溶液3部とを5時間かけて滴下し、さらに同温度で2
時間反応させて重合を完結して、比較のためのエマルシ
ョン型感圧接着剤組成物(Y−1)を得た。該(Y−
1)の固形分は61.5%であった。
【0062】比較例2 攪拌機、滴下ロート、窒素ガス導入管、温度計、還流冷
却器を備えた反応容器にイオン交換水20部、炭酸ナト
リウム0.5部を仕込み、攪拌下系内を窒素ガスで置換
し80℃に昇温した。同温にてn−ブチルアクリレート
10部、2−エチルヘキシルアクリレート45部、メチ
ルメタクリレート3部、アクリル酸1部、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート1部、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエーテル[数平均分子量1,100、SP値
9.3、商品名:ノニポール200、三洋化成工業
(株)製]1部、アルキルアリルスルホコハク酸ナトリ
ウム40%水溶液[平均分子量442、SP値10.
0、商品名:エレミノールJS−2、三洋化成工業
(株)製]1.5部、ドデシルメルカプタン0.1部お
よびイオン交換水20部を混合した乳化液を4.5時間
かけて滴下した。乳化液の滴下開始時に、20%過硫酸
アンモニウム水溶液0.2部と20%酸性亜硫酸ナトリ
ウム水溶液0.35部を別々に添加し、さらに20%過
硫酸アンモニウム水溶液0.2部を乳化液の滴下と同時
に4.5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で
1.5時間反応させて重合を完結して、比較のためのエ
マルション型感圧接着剤組成物(Y−2)を得た。該
(Y−2)の固形分は60.1%であった。
【0063】性能試験例 実施例1〜6で得た本発明の感圧接着剤組成物(X−
1)〜(X−6)および比較例1〜2で得た比較の感圧
接着剤組成物(Y−1)〜(Y−2)各々を、ポリエチ
レンテレフタレートフィルムに乾燥膜厚が25μmにな
るように塗工して100℃×2分の条件で乾燥し、さら
に23℃で24時間保管して塗工フィルムを作成した。
この塗工フィルムを所定の幅に裁断して試験片とし、こ
れを用いて下記の性能試験方法で、耐水性、被着体表面
への汚染性、および接着力と保持力を評価した。これら
の結果を表1に示す。同時に、該(X−1)〜(X−
6)および(Y−1)〜(Y−2)について、下記の性
能試験方法で粘度と機械安定性を測定した。これらの評
価結果を表2に示す。
【0064】[性能試験方法] 耐水性:40mm×40mmの試験片をガラス板に貼り
付け、2kgローラーで一往復圧着し、23℃×65%
RHの雰囲気下で30分放置した後、25℃の水に72
時間浸漬し、白化の度合いを測定した。全光線透過率
(%)とヘイズ(%)で表示した。全光線透過率が小さ
く、ヘイズが大きいほど白化が進み、耐水性が悪いこと
を示す。 被着体表面への汚染性:ステンレス板(SUS304B
A)に50×100mmの面積の試験片を貼り付け、2
3℃×65%RHの条件で1週間放置した後、試験片を
剥がしステンレス板の表面の曇り、糊残り等の汚染の有
無を肉眼で下記の基準で判定した。 ◎;ステンレス板表面に曇りまたは糊残り無し。 ×;ステンレス板表面に曇りまたは糊残りが認められ
る。 接着力:ステンレス板(SUS304BA)に張り付け
面積が25mm×50mmとなるように試験片を貼り付
け、5kgローラーにて1往復圧着し、23℃×65%
RHの条件で30分保管した後、23℃の雰囲気でJI
S Z2307に記載の180゜剥離試験を行い、接着
力を測定した。 保持力(凝集力):ステンレス板(SUS304BA)
に張り付け面積が25mm×25mmとなるように試験
片を貼り付け、5kgローラーにて1往復圧着し、23
℃×65%RHの雰囲気下で30分保管した後、23℃
の雰囲気で1kgの静加重をかけ、24時間後のずれ距
離(単位:mm)を測定した。ずれ距離の値が小さいほ
ど、凝集力が高いことを示す。 粘度:各エマルションを25℃に温度調製し、BL型粘
度計を用いて測定した。 機械安定性:各エマルションを用いて、JIS K63
92(マロン式)に準じて行った。発生した凝集物の重
量と試験に用いたエマルションの重量から、下記式で凝
固率を算出した。 凝固率(%)=凝集物重量(g)×100/エマルショ
ンの重量(g)
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明のエマルション型感圧接着剤組成
物は、下記の効果を有する。 (1)従来の乳化剤(ノニオン系低分子型界面活性剤、
アニオン系低分子型界面活性剤、ポリビニルアルコール
など)を用いたものに比べ、耐水性に優れており、水に
浸漬した場合でも感圧接着剤層の白化が生じない。 (2)従来の乳化剤(ノニオン系低分子型界面活性剤、
アニオン系低分子型界面活性剤、ポリビニルアルコール
など)を用いたものに比べ、被着体表面を汚染すること
がなく、剥がした後の曇り、糊残り等がない。 上記効果を奏することから本発明のエマルション型感圧
接着剤組成物を用いた粘着加工品は、マーキングテー
プ、粘着ラベル、塗装マスキングテープ、表面保護用粘
着シート、一般文具用粘着テープ、ダイシングテープ、
キャリアテープ、電気絶縁テープ、梱包用粘着テープ、
偏光フィルムに粘着加工を施したシート、ブラウン管、
自動車の窓等のガラス、プラスチックの表面保護用フィ
ルムに粘着加工を施したシート、防塵用粘着マット、医
療用サージカルテープ、救急用絆創膏などの各種用途に
好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 133/14 C09J 133/14 175/04 175/04 (56)参考文献 特開 平9−194812(JP,A) 特開 昭52−151326(JP,A) 特開 昭57−31972(JP,A) 特開 平5−51570(JP,A) 特開 昭54−18845(JP,A) 特開 昭60−4576(JP,A) 特開 昭63−243117(JP,A) 特開 平8−269113(JP,A) 特開 昭54−61284(JP,A) 特開 昭53−79985(JP,A) 特開 平3−252409(JP,A) 特開 平3−207753(JP,A) 特開 平4−76014(JP,A) 特開 昭58−67710(JP,A) 特開 昭58−67711(JP,A) 特開 昭59−4615(JP,A) 特開 平1−108208(JP,A) 特開 平3−59080(JP,A) 特開 昭61−261309(JP,A) 特開 昭62−241965(JP,A) 特開 平1−168756(JP,A) 特開 平6−56943(JP,A) 特開 平5−32739(JP,A) 特開 平5−59134(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 1/00 - 201/10 C08F 2/00 - 2/60 C08F 283/00 - 283/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン性不飽和単量体(a)の乳化重
    合物からなる感圧接着剤であって、該乳化重合物は該
    (a)を下記乳化重合用乳化剤(B)の存在下で乳化重
    合させてなる共重合体(A)と該(B)と水性媒体から
    なり、該(A)のガラス転移温度(Tg)が20℃以下
    であることを特徴とするエマルション型感圧接着剤組成
    物。乳化重合用乳化剤(B):下記の要件(1)〜
    (4)を具備し下記一般式(1)で示される水溶性ポリ
    ウレタン化合物(1)5,000〜500,000の重
    量平均分子量を有する。(2)共重合体(A)のSP値
    との差が2以下のSP値を有する。(3)ポリオキシエ
    チレン鎖を有し、ポリオキシエチレン単位の含有量が2
    0重量%以上である。(4)共重合体(A)のSP値と
    の差が2以下のSP値を有する疎水基を分子中に少なく
    とも2個有し、該疎水基は、炭素数3〜100の炭化水
    素基及びアルキレン基の炭素数が3以上のポリオキシア
    ルキレン基からなる群より選ばれる少なくとも1種類で
    あり、かつ該疎水基とポリオキシエチレン鎖とがウレタ
    ン基及びウレア基から選ばれる基を介して結合してい
    る。 【化1】 [式中、R1は1〜6個のヒドロキシル基を有するアル
    コールまたはフェノール化合物(D1)の残基、Xは有
    機ポリイソシアネート化合物(E)の残基、R2は2個
    のヒドロキシル基を有するアルコールまたはフェノール
    化合物(D2)の残基、k個のZの少なくとも1個は−
    O−(AO)r−Qで、残りは−N(R32および/ま
    たは−NH−R3{ここで、Qは炭素数1〜100のモ
    ノヒドロキシ化合物(F)の残基または水素原子、R3
    は同一または異なる炭素数1〜100の炭化水素基また
    はヒドロキシル基含有炭化水素基である。}、Aはアル
    キレン基(ただし、m個、n個、p個またはr個のオキ
    シアルキレン基AOが2種以上のオキシアルキレン基で
    構成される場合の結合様式は、ブロックまたはランダム
    のいずれでもよい。)を表し、m、n、pおよびrはそ
    れぞれ独立に0または1〜500の整数(ただし、mと
    q個のnとq個のpとすべてのrの合計は少なくとも1
    0の整数である。)、qは0または1〜500の整数、
    kは1〜6の整数である。]
  2. 【請求項2】 一般式(1)における(ポリ)オキシア
    ルキレン基が、オキシエチレン基単独、またはオキシエ
    チレン基とオキシプロピレン基とからなり、オキシエチ
    レン単位の含有量が少なくとも60重量%のポリオキシ
    アルキレン基である請求項1記載の感圧接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 該(a)が、アルキル基の炭素数が2〜
    14のアクリル(メタ)アクリレートおよび/またはア
    ルコキシ基の炭素数が1〜6のアルコキシエチル(メ
    タ)アクリレート(a1)および、下記のその他の重合
    性単量体(a2)からなり、(a1)と(a2)の重量
    比が(30〜99.99):(0.01〜70)である
    請求項1または2記載の感圧接着剤組成物。その他の重
    合性単量体(a2):カルボン酸基含有重合性単量体、
    前記(a1)以外のアルキル(メタ)アクリレート、脂
    環式アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、芳香族
    アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、芳香族系単
    量体、アリル化合物、ニトリル基を有する単量体、ハロ
    ゲン含有単量体、ビニルエステル系単量体、ビニルエー
    テル系単量体、ヒドロキシル基を有する単量体、α,β
    −不飽和カルボン酸(置換)アミド類、アミノ基を有す
    る単量体、加水分解シリル基を有する重合性単量体、
    (亜)リン酸エステルを有する重合性単量体、スルホン
    酸基を有する重合性単量体、スルファミン酸基を有する
    重合性単量体、及びこれらの2種以上の混合体から選ば
    れるものである。
  4. 【請求項4】 (B)の量が、(A)の重量に基づいて
    0.1〜50重量%である請求項1〜3いずれか記載の
    感圧接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 該乳化重合物が、(A)の重量に基づい
    て20重量%を越えない量の分子内にスルホン酸(塩)
    基とエチレン性不飽和基を有する反応性乳化剤(C)を
    (B)と併用して該(a)を乳化重合してなる乳化重合
    物である請求項1〜4いずれか記載の感圧接着剤組成
    物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5いずれか記載の感圧接着剤
    組成物を用いてなる粘着テープ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5いずれか記載の感圧接着剤
    組成物を用いてなる粘着シート。
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