JP3075356B1 - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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JP3075356B1
JP3075356B1 JP11086035A JP8603599A JP3075356B1 JP 3075356 B1 JP3075356 B1 JP 3075356B1 JP 11086035 A JP11086035 A JP 11086035A JP 8603599 A JP8603599 A JP 8603599A JP 3075356 B1 JP3075356 B1 JP 3075356B1
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 被洗浄物の表面と側面とを同時に洗浄して被
洗浄物の清浄度を高めることができるとともに、装置の
複雑化、大型化回避し、かつ、洗浄液の少液化を達成す
ることができる超音波励振装置及び超音波洗浄装置を提
供すること。 【解決手段】 導波体5の発振面5cに一対の突出部5
dを設ける。前記突出部5dは、超音波振動の進行方向
における断面形状が、直角二等辺三角形であり、外壁面
5fが前記発振面5c及び内壁面5eに対して45度の
角度になっていることから、前記超音波振動は、前記外
壁面5fによって反射されて、基板6の側面6b方向に
偏向する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体ウ
ェハやガラス基板等の洗浄に用いる超音波洗浄装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波洗浄装置として、例えば、
特開平6−461号公報に記載のものがある。以下、図
7及び図8を参照して、従来の超音波洗浄装置について
説明する。
【0003】図7は、従来の超音波洗浄装置を正面から
みた断面図、図8は、図7に示す従来の超音波洗浄装置
の底面図である。
【0004】図7に示すように、従来の超音波洗浄装置
130は、断面略凹状で長手方向に箱状に形成されたケ
ース111と、前記ケース111の凹部内に配置された
超音波振動子115と、前記超音波振動子115を例え
ば950kHzの超音波信号で駆動する超音波発振器1
16とを有する。前記ケース111は、例えば、ステン
レス等から形成されている。
【0005】前記ケース111は、前記凹部内に配設し
た前記超音波振動子115の振動板111aを含む上側
ケースと、前記振動板111aに対向して設けられて、
前記超音波振動子115の面に対して角度θ(0<θ<
10°)傾斜して設けられた反射板111bを含む下側
ケースとからなっている。
【0006】前記上側ケース及び前記下側ケースは、ボ
ルト121とナット122によりパッキン119を介し
て締結固定されている。そして、図8にも示すように、
前記下側ケースの側面には、3箇所の洗浄液供給口11
2と、前記洗浄液供給口112の反対側側面に設けられ
た2箇所のオーバーフロー排出口114と、前記反射板
111bの中央に長手状に形成された洗浄液導出部12
6と、前記洗浄液導出部126の中央に形成されたスリ
ット125とを有している。
【0007】また、前記パッキン119の一方には、断
面略L字状の整流板118が取り付けられている。前記
整流板118の下部には、複数のスリット120が形成
されており、整流を行う部材として作用する。
【0008】次に、前記構成を備えた前記超音波洗浄装
置130の動作について説明する。
【0009】図7に示すように、洗浄液124が前記洗
浄液供給口112から矢印X方向より前記ケース111
内に供給されると、前記洗浄液124は前記整流板11
8の前記スリット120によって整流され、前記ケース
111内を層流となって流れて洗浄液噴出口113に沿
って均一な形状となって前記洗浄液噴出口113から被
洗浄物117上に噴出される。このとき、前記超音波振
動子115は、所定周波数の電圧により駆動され、前記
振動板111aを介して超音波を前記ケース111の底
面である前記反射板111bに向けて放射する。前記反
射板111bは、所定角度θだけ傾斜しているため、前
記反射板111bにより反射した超音波123a及び超
音波123bは反射を繰り返しつつ最終的に前記洗浄液
噴出口113に集束するとともに、前記超音波導出部1
26に導かれて前記スリット125から前記被洗浄物1
17上に強力な超音波洗浄液を照射する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図7に示すように、従
来の前記超音波洗浄装置130は、例えば、半導体ウェ
ハやガラス基板等の前記被洗浄物117をローラー等の
搬送手段(図示せず)により、例えば、矢印Y方向に一
定速度で前記洗浄液噴出口113の下方を通過させて洗
浄する構成になっている。
【0011】すなわち、従来の前記超音波洗浄装置13
0は、前記被洗浄物117を一枚ずつ洗浄する、いわゆ
る、枚葉式の洗浄装置であり、前記洗浄液導出部126
の前記スリット125から照射される超音波は集束され
て強力なものになっている。
【0012】しかしながら、従来の前記超音波洗浄装置
130は、前記スリット125から前記洗浄液124を
噴出する構成であるため、超音波により励振された前記
洗浄液124の前記被洗浄物117に対する照射面積が
非常に狭いものになっている。このため、十分な洗浄効
果を得るためには、前記超音波洗浄装置130を複数台
併設して使用する必要があり、高コストになる傾向があ
るとともに、前記洗浄液124の使用量が比較的大きい
ものになっている。
【0013】また、前記超音波洗浄装置130は、前記
被洗浄物117の前記洗浄液124が直接照射される表
面117aの洗浄は可能であるが、前記被洗浄物117
の厚み方向、すなわち、前記搬送方向(矢印Y方向)に
平行な方向における側面117bの洗浄効果が十分に得
られないことがある。前記側面117bに対して、別途
の超音波洗浄装置を設けて処理すれば、前記側面部11
7bの洗浄は可能であるが、装置全体が複雑化、大型化
するとともに、高コスト化の要因となる。
【0014】一方、近年の半導体の高集積化にともな
い、半導体ウェハ等の洗浄は、より高い清浄度が求めら
れており、他工程への汚染防止の点からも被洗浄物の側
面に対する洗浄を行って、高清浄度を維持することが求
められている。
【0015】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あって、被洗浄物の表面と側面とを同時に洗浄して被洗
浄物の清浄度を高めることができるとともに、装置の複
雑化、大型化回避し、かつ、洗浄液の少液化を達成す
ることができる超音波洗浄装置を提供することを目的と
する
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波洗浄装置
は、超音波振動を発生する振動子と前記振動子と結合し
て前記超音波振動を洗浄用流体に導く導波体とを有する
超音波励振装置と、被洗浄物を前記導波体の前記振動子
を有する面と対向する発振面に沿って搬送する搬送手段
と、前記発振面と前記被洗浄物との間に前記洗浄用流体
を供給する給液手段とを有する超音波洗浄装置であっ
て、前記導波体は前記発振面に一体で形成された突出部
を備え、前記突出部は、前記発振面側に臨んで設けられ
て前記発振面に対して垂直、かつ前記被洗浄物の搬送方
向に沿って延設された内壁面と、前記超音波振動を前記
内壁面側に向けて偏向する外壁面とを有し、前記被洗浄
物を前記搬送手段により前記内壁面に沿って搬送して前
記被洗浄物の側面を洗浄するものである。
【0017】また、前記突出部は、前記超音波振動の進
行方向における断面形状が直角二等辺三角形であって、
前記外壁面は、前記発振面及び前記内壁面に対する角度
がそれぞれ45度の面を有するものである。
【0018】また、前記超音波振動は、前記外壁面によ
って反射されて前記被洗浄物の搬送方向に垂直な方向に
偏向するものである。
【0019】また、本発明の超音波洗浄装置は、超音波
振動を発生する振動子と前記振動子と結合して前記超音
波振動を洗浄用流体に導く導波体とを有する超音波励振
装置と、円盤状の被洗浄物を前記導波体の前記振動子を
有する面と対向する発振面に対して垂直な方向に搬送可
能な搬送手段と、前記発振面と前記被洗浄物との間に前
記洗浄用流体を供給する給液手段とを有する超音波洗浄
装置であって、前記導波体は前記発振面に一体で形成さ
れた突出部を備え、前記突出部は、前記発振面側に臨ん
で設けられて前記発振面に対して垂直、かつ前記被洗浄
物の円周方向に沿って円弧状の内壁面と、前記超音波振
動を前記内壁面側に向けて偏向する外壁面とを有し、前
記被洗浄物を前記搬送手段により前記内壁面に沿って回
転して前記被洗浄物の側面を洗浄するものである。
【0020】また、前記外壁面は、前記発振面及び前記
内壁面に対する角度がそれぞれ45度の面を有するもの
である。
【0021】また、前記超音波振動は、前記外壁面によ
って反射されて前記被洗浄物の中心方向に偏向するもの
である。
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を添付図面
を参照して説明する。
【0025】まず、本発明の第1実施例としての超音波
洗浄装置(超音波励振装置を含む)について、図1乃至
図4を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の第1実施例としての超音
波洗浄装置を示す斜視図である。また、図2は、図1に
示す超音波洗浄装置の一部断面を含む正面図であり、図
3は、図1に示す超音波洗浄装置の一部を拡大した正面
図である。また、図4は、図1乃至図3に示す超音波洗
浄装置の側面図である。
【0027】図1に示すように、超音波洗浄装置20a
は、超音波励振装置1と、例えば、半導体ウェハやガラ
ス基板等の被洗浄物としての基板6を搬送する搬送手段
としての搬送装置2と、純水等の洗浄用流体15を供給
する給液手段としての給液装置3とを備えている。
【0028】まず、前記超音波洗浄装置20aが備える
前記超音波励振装置1について説明する。
【0029】図2及び図4にも示すように、前記超音波
励振装置1は、略直方体状の導波体5と、矩形板状に形
成され、片面側で前記導波体5に対して接着剤等により
結合された振動子4と、前記振動子4に所定の駆動周波
数の電圧を印可する発振器(図示せず)とを有してお
り、前記導波体5の上面である前記振動子4を有する面
と対向する面、すなわち、超音波を発振する発振面5c
を下側にして使用する構成になっている。
【0030】前記振動子4は、PZT(piezoel
ectric:圧電)素子の両面に電極板4a及び電極
板4bを粘着した構成になっており、下面側の前記電極
板4bの一部が前記電極板4aと非接触の状態に上面側
に折り返されて電極部4cになっている。また、前記振
動子4の長さ及び幅は、前記導波体5の長さL及び幅W
(図2及び図4参照)とほぼ等しく設定されており、前
記電極部4c及び前記電極板4aの所定位置には、発振
器(図示せず)からの所定駆動周波数の電圧を印可する
一対の送電ワイヤ8がそれぞれ、接続されている。
【0031】そして、前記振動子4は、発振器(図示せ
ず)によって所定の駆動周波数の電圧が印加されると、
この周波数の超音波振動を発生する。前記駆動周波数
は、約200kHz以上の極めて高い値に設定されてお
り、本実施例では、1MHzになっている。
【0032】前記導波体5は、前記振動子4が発生する
超音波振動に共振するとともに、前記超音波振動を前記
給液装置3が供給する純水等の洗浄用流体15に伝達す
る部材として作用する。なお、本実施例では、前記導波
体5は、前記超音波振動を前記洗浄用流体15に伝達す
るのみであり、機械的に増幅する作用は有していない
が、形状等を適宜変更して増幅機能をもたせてもよい。
【0033】また、前記導波体5は、ジュラルミンやス
テンレス鋼(SUS)を素材として形成されており、厚
さ方向、すなわち、前記振動子4から発生する超音波振
動の進行方向における略中央部には、全周にわたって突
出する状態に形成されたフランジ部5aを有している。
なお、本実施例における前記導波体5は、より好ましい
例としてジュラルミンを使用している。また、図2及び
図4に示すように、前記導波体5は、上面である前記振
動子4を有する面から、前記発振面5cまでの厚さH、
すなわち、前記振動子4から発生する超音波振動の進行
方向における前記上面から前記発振面5cまでの寸法
が、前記導波体5の素材、この場合、ジュラルミンの音
速度に基づいて計算される超音波振動の半波長(λ/
2)の略整数倍、理想的にはちょうど整数倍に設定さ
れ、共振長になっている。
【0034】ここで、前記半波長(λ/2)は次のよう
に算出される。 λ/2=C/2f ただし、 λ:1波長 C:ジュラルミンの音速度=5.15×105cm f:周波数=106Hz したがって、λ/2=2.6mmである。
【0035】前記導波体5は、前記厚さHが53mmに
設定されている。つまり、半波長λ/2(約2.6m
m)の約20倍になっており、厚さHの値が大きく設定
されている。したがって、前記導波体5が比較的大きい
音響インピーダンスを有しており、前記導波体5の下方
に外部負荷として供給される純水等の前記洗浄用流体1
5が何らかの原因によって不足して、前記発振面5cの
下方に前記洗浄用流体1が存在しない場合でも、空焚き
状態、すなわち、装置全体としての音響インピーダンス
が低下して前記振動子4の振動が大きくなるとともに、
実効出力が増大して発熱することを抑制可能なものにな
っている。前記導波体5の音響インピーダンスは、具体
的には次式 Rma1<Rma2<Rma3 ・・・(1) ただし、 Rma1:振動子4の音響インピーダンス Rma2:導波体5の音響インピーダンス Rma3:洗浄用流体15の音響インピーダンス を満たす状態に設定されている。
【0036】前記実効出力の増大を抑制する作用は、次
の式から明らかである。 Pa=Va2/Rma ・・・(2) Rma=Rma1+Rma2+Rma3 ・・・(3) ただし、 Pa:実効出力 Va:印加電圧(一定) Rma:洗浄装置全体(洗浄用流体15を含む)として
の音響インピーダンス
【0037】すなわち、前記洗浄用流体15が減少し
て、音響インピーダンスRma3の値がほぼゼロになっ
ても、前記導波体5が所要の大きさの音響インピーダン
スRma2を有することから、実効出力Paが大きく増
大することがない構成になっている。
【0038】前記厚さHの値は、前記導波体5の下方に
存在する外部負荷としての前記洗浄用流体15が有する
音響インピーダンスとの関係や、伝達する超音波エネル
ギーの大きさ等に応じて任意に変更可能である。ちなみ
に、従来、本実施例のような高い周波数帯域では超音波
エネルギーの浪費、つまり発熱量が大きく、例えば、半
波長の2〜3倍の厚さにすることが限度であると常識的
に認識されていた。
【0039】本実施例では、前記導波体5をジュラルミ
ンを素材として形成しているが、ジュラルミンは、密度
(ρ)が約2.8g/cm3 であり、鉄やステンレス鋼
と比較して約1/3になっている。すなわち、高い周波
数の超音波振動に対して大変ロスの少ない材質であり、
前記厚さHを大きく設定した前記導波体5の素材として
好適である。ただし、導波体として適用可能であり、ジ
ュラルミンと同等、または、それ以下の密度を有する材
質であれば使用可能であることはもちろんであり、例え
ば、石英、アルミニウム、アルミニウム合金等を使用し
てもよい。また、使用する洗浄用流体に対応して、導波
体の材質の耐食性を大きくしたい場合には、例えば、タ
ンタル、チタン等が使用可能である。
【0040】また、図2及び図4に示すように、前記導
波体5の前記振動子4から発生する超音波振動の進行方
向(前記厚さHの方向)に対して直角な方向における寸
法、すなわち、長さL及び幅Wは、本実施例では、それ
ぞれ、136mm、40mmに設定されており、半波長
λ/2(約2.6mm)のそれぞれ、約52倍、約15
倍になっているが、前記長さL及び前記幅Wは、被洗浄
物の大きさ等に応じて可変である。
【0041】すなわち、前記長さL及び前記幅Wは、例
えば、前記振動子4の駆動周波数に約20kHzのよう
に比較的低い周波数帯を使用するものと仮定すると、前
記導波体5がポアソン(poisson)比の影響によ
って横振動することを抑制するために、λ/3以下の大
きさに設定する必要がある。また、前記長さL及び前記
幅Wを大きく設定したい場合には、λ/3以下のピッチ
でスリットを形成し、あたかもλ/3以下の寸法の小さ
な導波体が互いに振動の影響を及ぼし合わない状態で結
合したような形態をとる必要がある。これは、横振動の
発生によって導波体自体で振動エネルギーが消費される
ことを防ぐとともに、横振動が伴わないきれいな縦振動
を前記純水1に付与するためである。
【0042】一方、200kHz以上の極めて高い周波
数、例えば、本実施例で設定している1MHzの駆動周
波数では、前記ポアソン比の悪影響、すなわち、横振動
の発生がないことが本願出願人による実験から確かめら
れており、前記導波体5の前記長さL及び前記幅Wは、
理論的には、無制限に大きくすることができる。したが
って、前記導波体5は、スリットを形成する必要がな
く、前記長さL及び前記幅Wを任意に設定してλ/3以
上の大きさにすることができるものになっている。
【0043】また、前記導波体5は、前記発振面5cの
両側部に一対の突出部5dを備えている。前記突出部5
dは、前記振動子4から発生する超音波振動の進行方向
における断面形状が、直角二等辺三角形になっており、
前記導波体5と一体で形成されている。前記突出部5d
は、前記発振面5c側に臨む内壁面5eが前記発振面5
cに対して垂直になっており、かつ、後述する搬送装置
2による被洗浄物の搬送方向に沿って延設されている。
【0044】すなわち、前記突出部5dの超音波振動の
進行方向における断面形状が、直角二等辺三角形である
ことから、前記突出部5dの外壁面5fは、前記発振面
5c及び前記内壁面5eに対する角度α(図3参照)
が、それぞれ、45度のテーパ面になっている。
【0045】前記突出部5dの前記振動子4から発生す
る超音波振動の進行方向における高さH1は、例えば、
13mmに設定されている。すなわち、前記半波長λ/
2(約2.6mm)の約5倍になっており、共振長にな
っている。前記高さH1は、前記導波体5の素材の音速
度に基づいて計算される超音波振動の半波長(λ/2)
の整数倍、すなわち、共振長であれば、被洗浄物として
の前記基板6の厚さに合わせて、適宜設定することがで
きる。
【0046】また、図1、図2及び図4に示すように、
前記導波体5の前記フランジ部5aには、前記導波体5
を冷却する手段として、前記導波体5の長手方向に沿っ
て一対の貫通孔5bが形成されている。前記貫通孔5b
の一端には、それぞれ、ニップル7aが螺合しており、
他端側には、それぞれ、ニップル7bが螺合している。
【0047】そして、前記ニップル7aには、供給側の
ホース9aから分岐した2本のチューブ10aがそれぞ
れ、接続されており、前記ホース9a及び前記チューブ
10aを通じて前記貫通孔5b内に冷却用流体として、
例えば、純水が供給される。一方、前記ニップル7bに
は、排出側のホース9bから分岐した2本のチューブ1
0bがそれぞれ、接続されており、前記チューブ10b
及び前記ホース9bを通じて、冷却用流体としての前記
純水が排出される構成になっている。
【0048】前記貫通孔5b等からなる冷却手段は、前
記導波体5が自己共振することによって、高熱とはなら
ないながらもある程度は熱を帯びることに対して設けら
れたものであり、前記振動子4に悪影響を与える熱を高
効率で除去することができるものになっている。
【0049】次に、本発明の超音波洗浄装置20aが備
える前記搬送装置2について説明する。
【0050】被洗浄物の搬送手段としての前記搬送装置
2は、等間隔で配設された複数のローラ2aと、前記ロ
ーラ2aを駆動する駆動手段(図示せず)とを有してい
る。そして、複数の前記ローラ2a上に、例えば、被洗
浄物としての前記基板6が載置され、前記基板6を矢印
X方向に所定速度で搬送する構成になっている。
【0051】次に、本発明の超音波洗浄装置20aが備
える前記給液装置3について説明する。
【0052】図1及び図4に示すように、前記洗浄用流
体15の給液手段としての給液装置3は、被洗浄物とし
ての前記基板6の進行方向側から純水等の前記洗浄用流
体15を供給する給液部材3aと、前記洗浄用流体15
をポンプ(図示せず)の作用により吸引する吸込部材3
b等を有している。
【0053】そして、本実施例では、前記吸込部材3b
により吸引された前記洗浄用流体15をフィルタ(図示
せず)により清浄化して前記給液部材3aに還流する構
成になっている。すなわち、前記洗浄用流体15の使用
量を大幅に抑えることが可能になっている。なお、前記
洗浄用流体15の使用量の抑制効果は低下するが、前記
吸込部材3bにより吸引した前記洗浄用流体15をその
まま廃棄する構成にしてもよく、また、前記給液部材3
aに加えて、前記吸込部材3b側からも給液する構成に
してもよい。
【0054】次に、本発明の第1実施例としての前記超
音波洗浄装置20aの動作について説明する。
【0055】図1乃至図4に示すように、まず、前記発
振器(図示せず)から所定駆動周波数の電圧が前記振動
子4に印加されると、前記振動子4は励振されて、この
周波数の超音波振動を発生する。そして、発生した超音
波振動は、前記導波体5を介して、前記導波体5の下方
に外部負荷として供給される前記洗浄用流体15に伝達
される構成になっている。
【0056】本発明の前記超音波洗浄装置20aは、前
記発振面5cの下部に外部負荷として、例えば、純水等
の前記洗浄用流体15が供給されなければ、ガラス基板
等の被洗浄物としての前記基板6に対して超音波振動も
伝達されない。
【0057】そこで、特に図3に示すように、前記基板
6の表面6aと前記発振面5cとの隙間d及び前記基板
6の搬送方向における側面6bと前記突出部5dの前記
内壁面5eとの隙間e、すなわち、離間距離を約3〜5
mm程度に設定し、前記基板6を搬送手段としての前記
搬送装置2の前記ローラ2aにより前記内壁面5eに沿
って、矢印X(図1及び図4に図示)で示す搬送方向に
通過させるとともに、前記隙間d及び前記隙間e内に前
記給液部材3aから純水等の前記洗浄用流体15を矢印
Xa方向に供給する。このとき、前記基板6の前記表面
6aと前記発振面5cとの間(隙間d)及び前記基板6
の前記側面6bと前記突出部5dの前記内壁面5eとの
間(隙間e)に表面張力の作用により前記洗浄用流体1
5の液膜が形成され、この液膜を介して前記振動子4か
らの超音波振動が前記基板6に伝達される。したがっ
て、前記超音波洗浄装置20aは、前記洗浄用流体15
の液膜の作用により前記基板6の洗浄を行うことができ
るものになっている。
【0058】このとき、前記振動子4から発生する超音
波振動は、前記発振面5cに対して垂直方向に伝達さ
れ、前記振動子4と等幅である前記発振面5cが全面に
わたって均等に振動するとともに、被洗浄物としての前
記基板6に対して均一に照射されることから、前記基板
6の前記表面6a対する洗浄効果が高いものになってい
る。
【0059】また、図3に二点鎖線の矢印で示すよう
に、前記振動子4から発生する超音波振動は、前記発振
面5cの両側部において、前記突出部5dの前記外壁面
5fによって前記内壁面5e側に向けて反射されて、前
記基板6の搬送方向(矢印X方向)に垂直な方向、すな
わち、前記基板6の前記側面6b方向に向かう。
【0060】すなわち、前記突出部5dの超音波振動の
進行方向における断面形状が、直角二等辺三角形であ
り、前記外壁面5fが前記発振面5c及び前記内壁面5
eに対して45度の角度を有する面になっていることか
ら、前記発振面5cに対して垂直方向に伝達される前記
振動子4からの超音波振動は、前記外壁面5fによって
反射されて、前記基板6の搬送方向(矢印X方向)にお
ける前記側面6b方向に偏向する。そして、前記内壁面
5eから伝達される超音波振動によって前記隙間eに形
成される液膜状の前記洗浄用流体15が励振され、前記
基板6の前記側面6bを洗浄することができるものにな
っている。
【0061】前記超音波洗浄装置20aは、例えば、以
下のような効果を奏する。
【0062】すなわち、 前記振動子4と等しい幅を有する前記発振面5cが全
面にわたって均等に振動するとともに、前記振動子4か
らの超音波振動を被洗浄物としての前記基板6に対して
均一に照射することから、前記基板6の前記表面6a対
する洗浄効果が高い。
【0063】前記導波体5に、超音波振動の進行方向
における断面形状が、直角二等辺三角形状の前記突出部
5dを有し、前記突出部5dの前記外壁面5fが前記発
振面5c及び前記内壁面5eに対して45度の角度を有
る面になっていることから、前記振動子4からの超音
波振動を前記外壁面5fにより前記基板6の前記側面6
b方向に偏向することができ、前記基板6の表面6aと
前記側面6bとを同時に洗浄して被洗浄物としての前記
基板6の清浄度を高めることができる。また、前記突出
部5dは、前記導波体5と一体で形成した簡単な構成で
あることから、形成が容易であり、低コストで高い洗浄
効果を得ることができる。
【0064】前記発振面5c及び前記突出部5dの前
記内壁面5eと被洗浄物としての前記基板6との間には
表面張力を形成するだけの液量の前記洗浄用流体15が
存在すればよいことから、前記洗浄用流体15の使用量
を大幅に低減することができる。
【0065】前記導波体5の厚さHが大きく設定され
ており、前記導波体5が比較的大きい音響インピーダン
スを有している。したがって、前記導波体5の下方に外
部負荷として存在する前記洗浄用流体15の液量が不足
しても、空焚き状態、すなわち、装置全体としての音響
インピーダンスが低下して前記振動子4の振動が大きく
なるとともに、実効出力が増大して発熱することを抑制
可能なものになっている。すなわち、前記振動子4を前
記導波体5に固着している接着剤が劣化して剥離するこ
とや、前記振動子4自体が熱によって割れを生じること
を防止することができるものになっている。
【0066】空焚き防止のためにセンサー等からなる
インターロック設備を設ける必要がないことから、保守
が極めて容易なものになっている。等である。
【0067】次に、本発明の第2実施例としての超音波
洗浄装置(超音波励振装置を含む)について、図5及び
図6を参照して説明する。ただし、第1実施例と同一の
構造及び機能を有する部分は説明が重複するために省略
し、異なる点のみの説明とする。また、図5及び図6に
おいて、図1乃至図4に示す第1実施例としての超音波
洗浄装置と同一の構造及び機能を有する部分には、同一
の符号を付している。
【0068】図5は、本発明の第2実施例としての超音
波洗浄装置を示す一部拡大図を含む斜視図である。ま
た、図6は、図5に示す超音波洗浄装置が被洗浄物を洗
浄する状態を示す底面図である。
【0069】図5及び図6に示すように、本発明の第2
実施例としての超音波洗浄装置20bは、円盤状の被洗
浄物、例えば、半導体ウェハ等の基板6に対応するもの
である。
【0070】前記超音波洗浄装置20bが備える超音波
励振装置1は、導波体5の発振面5cの両側部に形成さ
れた突出部5dの前記振動子4から発生する超音波振動
の進行方向における断面形状が、台形形状になってお
り、内壁面5eが前記基板6の円周方向に沿って円弧状
になっている。
【0071】一方、前述の第1実施例と同様に、前記突
出部5dは、前記発振面5c側に臨む内壁面5eが前記
発振面5cに対して垂直になっており、かつ、外壁面5
fは、前記発振面5c及び前記内壁面5eに対する角度
α(図5参照)が45度のテーパ面になっている。
【0072】また、前記超音波洗浄装置20bが備える
被洗浄物の搬送手段としての搬送装置2は、等間隔で配
設された複数のローラ2aと、前記ローラ2aを駆動す
る駆動手段(図示せず)と、前記基板6を載置するテー
ブル2bと、前記テーブル2bを前記発振面5cに対し
て垂直な方向(矢印Y方向)に可動するとともに、前記
テーブル2bを前記基板6の円周方向(矢印Z方向)に
自在に回転する軸2cとを有している。
【0073】次に、本発明の第2実施例としての前記超
音波洗浄装置20bの動作について説明する。
【0074】まず、複数の前記ローラ2a上に、被洗浄
物としての前記基板6が載置されると、前記ローラ2a
が駆動手段(図示せず)によって駆動され、前記基板6
を例えば、矢印X方向に所定速度で搬送する。そして、
前記基板6が押圧手段(図示せず)によって前記テーブ
ル2b上に押し出されて載置される。
【0075】前記基板6を載置した前記テーブル2b
は、前記軸2cによって前記発振面5cに対して垂直な
方向(矢印Y方向)に上昇するとともに、前記基板6の
表面6aと前記発振面5c及び前記基板6の側面6bと
前記内壁面5eとの間隔、すなわち、離間距離が約3〜
5mm程度になる位置で停止する。
【0076】この状態で、前記基板6と前記発振面5c
及び前記内壁面5eとの間に前記給液部材3aから純水
等の前記洗浄用流体15を矢印Xa方向に供給すると、
前記基板6の表面6aと前記発振面5c及び前記基板6
の側面6bと前記突出部6dの前記内壁面6eとの間に
表面張力の作用により前記洗浄用流体15の液膜が形成
される。そして、前記テーブル2bを前記軸2cによ
り、例えば、一方向に回転し、前記振動子4に前記発振
器(図示せず)から所定駆動周波数の電圧を印可する
と、前記洗浄用流体15の液膜を介して前記振動子4か
らの超音波振動が前記基板6に伝達される。
【0077】前記振動子4から発振する超音波振動は、
前記発振面5cに対して垂直方向に伝達され、前記振動
子4と等幅である前記発振面5cが全面にわたって均等
に振動するとともに、被洗浄物としての前記基板6に対
して均一に照射されて前記基板6の前記表面6a対する
洗浄が行われる。
【0078】また、前記振動子4から発生する超音波振
動は、前記発振面5cの両側部において、前記発振面5
c及び前記内壁面5eに対して45度の角度を有するテ
ーパ面になっている前記外壁面5fによって前記内壁面
5e側に向けて反射される。そして、前記反射された超
音波振動は、前記基板6の略中心方向方向、すなわち、
前記基板6の前記側面6b方向に偏向する構成になって
いる。
【0079】したがって、前記基板6の前記表面6aと
同時に、前記側面6bの洗浄を行うことができる。この
とき、半導体ウエハ等に位置合わせ用の目印として形成
されている凹部6cも合わせて洗浄することが可能であ
り、被洗浄物としての基板6に対する洗浄効果が高いも
のになっている。
【0080】洗浄が完了すると、前記テーブル2bが下
降し、前記押圧手段(図示せず)によって、被洗浄物と
しての前記基板6が下流側の前記ローラー2a上に押し
出され、次工程に向けて搬送される。
【0081】なお、前記テーブル2bの回転方向は適宜
設定可能であり、回転方向を順次変化させる構成にして
もよい。また、前記テーブル2bの回転動作は、連続回
転の他、例えば、前記凹部6cに対応して、所定角度だ
け回転させて停止する動作を繰り返す構成にしてもよ
く、回転角度及び回転速度等については適宜設定可能で
ある。また、第2実施例において、前記突出部5dを一
対で形成しているが、いずれか一方のみを形成した構成
にしてもよい。
【0082】また、前記突出部5dの形状は超音波振動
の一部の進行方向を偏向し、かつ、前記内壁面5eから
効率よく伝達する形状であればよく、前記外壁面5fの
形状や前記発振面5c及び前記内壁面5eに対する角度
については、適宜変更することができる。
【0083】また、各実施例においては、洗浄用流体と
して、純水を用いているが、洗浄の目的や被洗浄物の素
材等に応じて、種々の洗浄用流体を使用することができ
る。
【0084】また、各実施例においては、前記導波体5
が略直方体状に形成されているが、例えば、円盤状な
ど、設置するスペースの形状に応じて種々の形状を採用
することができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波洗
浄装置によれば、被洗浄物の表面と側面とを同時に洗浄
して被洗浄物の清浄度を高めることができるとともに、
装置の複雑化、大型化回避し、かつ、洗浄液の少液化
を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての超音波洗浄装置を
示す斜視図である。
【図2】図1に示す超音波洗浄装置の一部断面を含む正
面図である。
【図3】図1に示す超音波洗浄装置の一部を拡大した正
面図である。
【図4】図1に示す超音波洗浄装置の側面図である。
【図5】本発明の第2実施例としての超音波洗浄装置を
示す一部拡大図を含む斜視図である。
【図6】図5に示す超音波洗浄装置が被洗浄物を洗浄す
る状態を示す底面図である。
【図7】従来の超音波洗浄装置を正面からみた断面図で
ある。
【図8】図7に示す従来の超音波洗浄装置の底面図であ
る。
【符号の説明】
1 超音波励振装置 2 搬送装置(搬送手段) 2a ローラ 2b テーブル 2c 軸 3 給液装置(給液手段) 3a 給液部材 3b 吸込部材 4 振動子 4a,4b 電極板 5 導波体 5a フランジ部 5b 貫通孔 5c 発振面 5d 突出部 5e 内壁面 5f 外壁面 5g 超音波伝播面 6 基板(被洗浄物) 6a 表面 6b 側面 6c 凹部 15 洗浄用流体 20a 超音波洗浄装置(第1実施例) 20b 超音波洗浄装置(第2実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B06B 1/06 B06B 3/04 B06B 3/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動を発生する振動子と前記振動
    子と結合して前記超音波振動を洗浄用流体に導く導波体
    とを有する超音波励振装置と、被洗浄物を前記導波体の
    前記振動子を有する面と対向する発振面に沿って搬送す
    る搬送手段と、前記発振面と前記被洗浄物との間に前記
    洗浄用流体を供給する給液手段とを有する超音波洗浄装
    置であって、 前記導波体は前記発振面に一体で形成された突出部を備
    え、 前記突出部は、前記発振面側に臨んで設けられて前記発
    振面に対して垂直、かつ前記被洗浄物の搬送方向に沿っ
    て延設された内壁面と、前記超音波振動を前記内壁面側
    に向けて偏向する外壁面とを有し、 前記被洗浄物を前記搬送手段により前記内壁面に沿って
    搬送して前記被洗浄物の側面を洗浄すること を特徴とす
    る超音波洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記突出部は、前記超音波振動の進行方
    向における断面形状が直角二等辺三角形であって、前記
    外壁面は、前記発振面及び前記内壁面に対する角度がそ
    れぞれ45度の面を有することを特徴とする請求項1記
    載の超音波洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記外壁面は、前記超音波振動を前記被
    洗浄物の搬送方向に垂直な方向に偏向すること を特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の超音波洗浄装置。
  4. 【請求項4】 超音波振動を発生する振動子と前記振動
    子と結合して前記超音波振動を洗浄用流体に導く導波体
    とを有する超音波励振装置と、円盤状の被洗浄物を前記
    導波体の前記振動子を有する面と対向する発振面に対し
    て垂直な方向に搬送可能な搬送手段と、前記発振面と前
    記被洗浄物との間に前記洗浄用流体を供給する給液手段
    とを有する超音波洗浄装置であって、 前記導波体は前記発振面に一体で形成された突出部を備
    え、 前記突出部は、前記発振面側に臨んで設けられて前記発
    振面に対して垂直、かつ前記被洗浄物の円周方向に沿っ
    て円弧状の内壁面と、前記超音波振動を前記内壁面側に
    向けて偏向する外壁面とを有し、 前記被洗浄物を前記搬送手段により前記内壁面に沿って
    回転して前記被洗浄物の側面を洗浄すること を特徴とす
    る超音波洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記外壁面は、前記発振面及び前記内壁
    面に対する角度がそれぞれ45度の面を有すること を特
    徴とする請求項4記載の超音波洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記外壁面は、前記超音波振動を前記被
    洗浄物の中心方向に偏向すること を特徴とする請求項4
    又は請求項5記載の超音波洗浄装置。
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