JP2772167B2 - 超音波洗浄用ノズル装置 - Google Patents

超音波洗浄用ノズル装置

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JP2772167B2
JP2772167B2 JP3188814A JP18881491A JP2772167B2 JP 2772167 B2 JP2772167 B2 JP 2772167B2 JP 3188814 A JP3188814 A JP 3188814A JP 18881491 A JP18881491 A JP 18881491A JP 2772167 B2 JP2772167 B2 JP 2772167B2
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直明 桜井
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers

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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高い清浄度が要求され
る被洗浄物を洗浄するための超音波洗浄用ノズル装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置の製造工程におい
ては、被洗浄物としての半導体ウエハを高い清浄度で洗
浄することが要求される工程がある。半導体ウエハを洗
浄する方式には、複数枚を洗浄液中に一度に浸漬して洗
浄するディップ方式やノズルから洗浄液を噴出させて1
枚づつ洗浄する枚葉方式があり、最近では高い清浄度が
得られるとともに、コスト的に有利な枚葉方式が採用さ
れることが多くなってきている。
【0003】枚葉方式の従来技術としては、特開昭63
−305517号公報に示されるものがある。この従来
技術は、細長状のノズル口を有するノズル本体に、上記
ノズル口と対向して振動子を設けるとともに、上記ノズ
ル本体の側壁の上記ノズル口と振動子との間に洗浄液導
入管を接続して構成されている。そして、洗浄液に上記
振動子によって振動を付与し、上記ノズル口から帯状に
流出させ、このノズル口の長手方向に対して直交する方
向に上記半導体ウエハを相対的に移動させることで、こ
の半導体ウエハを洗浄するようになっている。
【0004】しかしながら、このような従来の構成によ
ると、ノズル口が細長状であるのに対して洗浄液導入管
がパイプ状である。そのため、ノズル口から流出する洗
浄液の流速は、このノズル口の長手方向において、上記
洗浄液導入管と対応する部分が最も速く、洗浄液導入管
から離れるにしたがい次第に遅くなる速度分布を示す。
つまり、ノズル口から流出する洗浄液の速度は均一とな
らない。また、流量が不均一となり、干渉で液流が乱れ
るということもある。そのため、半導体ウエハに対する
洗浄効果も洗浄液の流速に影響を受けるから、均一に洗
浄できないということがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は細
長状のノズル口の長手方向において洗浄液の流出速度を
均一にできなかったので、被洗浄物に対する洗浄効果も
不均一になるということがあった。
【0006】この発明は、細長いスリット状のノズル口
の長手方向全長からほぼ均一な速度で洗浄液を流出させ
ることができるようにした超音波洗浄用ノズル装置を提
供することを主要な目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明の第1の手段は、ノズル口がスリット状に形
成されたノズル本体と、このノズル本体に上記ノズル口
と対向して設けられた超音波振動する振動体と、この振
動体を超音波振動させる発振器と、上記ノズル口に洗浄
液を供給されるスリット状の洗浄液流通部とを具備した
ことを特徴とする。この発明の第2の手段は、上記洗浄
液流通部の一端部は上記振動体に向かって傾斜している
ことを特徴とする。
【0008】この発明の第3の手段は、上記ノズル口と
上記洗浄液流通部の一端との間には第1の貯液部が形成
され、上記ノズル口の長さ寸法は上記第1の貯液部の長
さ寸法よりもわずかに短く形成されていることを特徴と
する。この発明の第4の手段は、上記ノズル口は、断面
形状がほぼ指数関数ホ−ンとなるよう2段のテ−パ部か
ら形成されていることを特徴とする。この発明の第5の
手段は、上記振動体の幅寸法は、上記スリット口の幅寸
法とほぼ同じあるいはそれよりも小さく設定されている
ことを特徴とする。
【0009】この発明の第6の手段は、上記洗浄液流通
部の他端には第2の貯液部が接続され、この第2の貯液
部には少なくとも1つの供給部から洗浄液が供給される
ことを特徴とする。
【0010】この発明の第7の手段は、上記発振器から
出力される上記振動体の駆動信号は、変調手段によって
上記振動体の共振周波数を基準にして所定幅で変調され
ることを特徴とする。この発明の第8の手段は、上記振
動体側には、上記発振器とのインピ−ダンスのマッチン
グをとる電気部品が取付けられていることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】上記第1の手段によれば、洗浄液をノズル口の
ほぼ全長から均一な速度で流出させることができる。上
記第2の手段によれば、振動体に洗浄液が接触していな
い状態で上記振動体が駆動されるのが防止される。上記
第3の手段によれば、ノズル口の両端部で洗浄液の流速
が低下するのを防止できる。上記第4の手段によれば、
振動する洗浄液を効率よく反射させてノズル口から流出
させることができる。上記第5の手段によれば、振動体
の振動をほとんど減衰させることなくノズル口から洗浄
液とともに外部へ伝達することができる。上記第6の手
段によれば、スリット状の洗浄液流通部へほぼ均一な流
速で洗浄液を流すことができる。上記第7の手段によれ
ば、振動体から発生する振動の強さをその振動体の面内
において平均化することができる。上記第8の手段によ
れば、振動体を発振器によって効率よく確実に振動させ
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。
【0013】図1はノズル装置の断面図であり、同図中
1はポリプロピレン、フッ素樹脂あるいはアルミナなど
の材料によって形成されたノズル本体である。このノズ
ル本体1は上部材1aと、この上部材1aの下面に接合
された下部材1bとによってほぼ直方体状をなしてい
る。
【0014】上記上部材1aの幅方向中央部分には、そ
の上面側に開放した矩形断面の凹部2が形成されてい
る。この凹部2によって上記上部材1aの幅方向の中央
部分には薄肉部3が形成されている。この薄肉部3には
第1の貯液部4が薄肉部3の厚さ方向に貫通し、かつ上
部材1aの長手方向ぼぼ全長にわたって形成されてい
る。この第1の貯液部4の下半分の断面形状は、下端に
ゆくにしたがって次第に狭幅となる錐状部4aに形成さ
れている。
【0015】上記第1の貯液部4の上端開口は振動体5
によって閉塞されている。この振動体5は、第1の貯液
部4の幅寸法に比べて十分に広幅な金属製の振動板6
と、この振動板6の上面に接合固定された圧電素子から
なる振動子7とから形成されている。
【0016】上記下部材1bの上記第1の貯液部4と対
応する部位には、ノズル口8が下部材1bの長手方向に
沿って形成されている。図2に示すようにノズル口8の
長さ寸法をLとすると、その長さ寸法Lは上記第1の貯
液部4の長さ寸法L1 よりも短く設定されている。それ
によって、ノズル口8の長手方向両端は、第1の貯液部
4の両端よりも所定寸法である(L1 −L)/2だけ内
方に位置している。
【0017】ノズル口8の長さ寸法が第1の貯液部4よ
りも短ければ、後述するごとく噴出した洗浄液が先端に
ゆくほどその幅狭となることにより、ノズル口8の両端
から流出する洗浄液の流速を、他の部分から流出する洗
浄液の流速とほぼ同じにすることができる(図7参
照)。つまり、上記ノズル口8の長さ方向全長にわたっ
て同じ流速で洗浄液を流出させることができる。
【0018】上記振動体5で発生する超音波振動は上記
ノズル口8の内面で反射しながらその先端開口から外部
へ放出される。したがって、上記ノズル口8の断面形状
は振動体5の振動に対する反射効率が高いことが要求さ
れる。そのような断面形状としては指数関数ホ−ン形状
が知られている。しかしながら、ノズル口8を指数関数
ホ−ン形状に加工することは、ノズル口8が小さいこと
や下部材1bが樹脂で形成されているなどのことによ
り、非常に困難である。
【0019】そこで、上記ノズル口8は、図3に示すよ
うに下部材1bの上面に一端を開放させた第1のテ−パ
部8aと、一端を第1のテ−パ部8aに接続し他端を下
部材1bの下面に開放させた上記第1のテ−パ部8aに
比べて傾斜角度が大きい第2のテ−パ部8bとによって
断面形状がほぼ指数関数ホ−ン形状に近似するよう設定
されている。したがって、上記振動体5で発生する超音
波振動は、ノズル口8の第1、第2のテ−パ部8a、8
bで効率よく反射して外部に放出されることになる。
【0020】なお、振動子7から発生する超音波振動は
直進性が高い。そのため、振動体5の振動子7の幅寸法
を上記ノズル口8の幅寸法とほぼ同じあるいはそれ以下
に設定すれば、振動子7で発生する超音波振動をノズル
口8の内面でほとんど反射吸収させることなく効率よく
外部に放出させることができる。この場合、ノズル口8
の断面形状は指数関数ホ−ンに近似させなくともよい。
【0021】上記ノズル本体1の上部材1aには、その
長手方向に沿って長いスリット状の洗浄液流通部11が
上記第1の貯液部4と同じ長さ寸法で形成されている。
この洗浄液流通部11の一端部は上部材1aの下面側か
ら上面側に向かって傾斜した傾斜部11aに形成され、
この傾斜部11aの先端は上記第1の貯液部4の一側に
連通している。したがって、上記洗浄液流通部11に後
述するごとく供給された洗浄液は傾斜部11aから振動
体5に向かって流出するようになっている。
【0022】上記洗浄液流通部11の他端側はクランク
状に曲成され、その末端は円筒あるいは楕円筒状の空間
からなる第2の貯液部12に連通している。この第2の
貯液部12は洗浄液流通部11と同様、上部材1aの長
手方向ほぼ全長にわたって形成されている。
【0023】上記第2の貯液部12には、図2に示すよ
うに長手方向に沿って所定間隔で形成された複数の供給
口13の一端が連通している。これら供給口13の他端
には、図示しない洗浄液の供給源に連通した供給管14
がそれぞれ接続されている。
【0024】上記各供給管14から供給口13を介して
第2の貯液部12に供給された洗浄液は、この第2の貯
液部12で滞留してスリット状の洗浄液流通部11へ流
れる。それによって、上記洗浄液流通部11へ流入する
洗浄液は、この流通部11の長手方向における流速があ
る程度、均一化される。
【0025】洗浄液がスリット状の洗浄液流通部11を
流れ、しかもこの流通部11がクランク状に屈曲してい
ることで、その長手方向における流速はさらに均一化さ
れて第1の貯液部4に流入し、この第1の貯液部4に連
通したノズル口8から流出する。それによって、ノズル
口8からは、その長手方向全長から洗浄液をほぼ均一な
速度で、かつ洗浄液の幅が進行方向前部側で拡大せず、
むしろ縮小するように流出させることができる。その結
果、洗浄液が衝突する半導体ウエハ31上における洗浄
効果は,どの部位においても均一となり、より効率的な
洗浄が可能となる。
【0026】上記振動体5の振動子7は図5に示すよう
に発振器15に同軸ケ−ブル16およびマッチング回路
17を介して接続されている。マッチング回路17は発
振器15とのインピ−ダンスの整合をとるためのもので
あって、発振器15から送り出された電流を効率よく振
動体5で共振させるためには不可欠である。
【0027】マッチング回路17を形成する電気部品
は、上記振動体5の振動板6を上記上部材1aに取付け
固定する矩形枠状のフランジ金具18に設けられてい
る。つまり、このフランジ金具18の両側上面には、図
1と図4に示すように複数のコンデンサ19の一方の電
極19aが固着されている。各コンデンサ19の他方の
電極19bには導電板21が接続されている。この導電
板21と振動子7との間にはコイルばね兼用の電気部品
としてのコイル22が設けられ、これら振動子7、コン
デンサ19およびコイル22に上記同軸ケ−ブル16が
接続されている。
【0028】振動子7と発信器15とのインピ−ダンス
のマッチングは、通常、これらを接続する同軸ケ−ブ
16の長さを調整し、その長さに見合った電気部品を発
信器15に組み込むことで行われる。その場合、インピ
−ダンスの設定後に、同軸ケ−ブル15と振動子7との
間でインピ−ダンスに種々のロスが生じることが避けら
れないので、最適のマッチングがとれなくなるというこ
とがある。
【0029】しかしながら、振動子7側に電気部品を設
けてマッチングを取るようにすれば、設定後に、振動子
7側のインピ−ダンスが変動するということがほとんど
ないから、発信器15からの出力のロスを少なくするこ
とができる。
【0030】上記振動子7は共振周波数が600KHz
以上であって、発信器15には図5に示すように振動子
7の共振周波数fを基準にして、周波数が±αで変調す
るFM波(変調波)を与える変調器23が設けられてい
る。この変調器23によって、振動体5で発生する振動
の強さを平均化することができる。
【0031】つまり、振動体5の振動が600KHz以
上の高周波であると、振動子7や振動板6の面内におけ
るわずかな寸法誤差や局部的な接合状態の違いにより、
振動体5を単一の周波数で振動させても、部分的に振動
の強さに違いが生じることが避けられない。つまり、共
振周波数に差異がある。
【0032】そこで、振動子7にその共振周波数を基準
にして周波数が±αで変調するFM波を与えれば、振動
体5の面内において局部的に共振周波数に差異があって
も、全体を平均的に共振させることができる。つまり、
振動の強さを平均化することができる。
【0033】実験によれば、振動子7の共振周波数が1
400KHzである場合、FM波を与えないと、振動子
7に加わる電圧の変動は5〜10Vであった。これに対
して、振動子7に1300〜1400KHzのFM波を
与えたところ、振動子7に加わる電圧の変動は7〜8V
であった。つまり、振動子7にFM波を与えることによ
って振動子7に加わる電圧(振動の強さ)が平均化され
ることが確認できた。
【0034】このように、振動の強さが平均化されれ
ば、ノズル口8の長さ方向において洗浄液に付与される
振動の強さも平均化されるから、ノズル口8の長さ方向
における洗浄効果も均一化されることになる。
【0035】このような構成によれば、ノズル装置を図
6に示すように被洗浄物である半導体ウエハ31の上方
に配置し、ノズル本体1に接続された供給管14に洗浄
液を供給するとともに、発振器15から振動体5の振動
子7に、この振動子7の共振周波数である、たとえば1
400KHzの高周波信号を変調器23で所定幅で変調
して与え、振動子7を振動板6とともに振動させる。
【0036】上記供給管14から供給された洗浄液は第
2の貯液部12に流入し、この第2の貯液部12の長手
方向において流速が平均化されてから、洗浄液流通部1
1へ流れる。洗浄液流通部11はスリット状であり、し
かもクランク状に屈曲しているから、洗浄液はこの流通
部11でさらに長手方向に沿う流速が平均化されて第1
の貯液部4へ流入する。
【0037】上記洗浄液流通部11の第1の貯液部4に
連通する一端部は振動体5に向かって高く傾斜してい
る。そのため、洗浄液は振動体5の振動板6に接触し、
振動板5の表面の気泡を確実に除去できるばかりか、第
1の貯液部4に気泡が残留するのも防止できるから、気
泡による振動の減衰が避けられるとともに、振動体5が
空発振して損傷するのを防ぐこともできる。
【0038】このようにして流速が均一化され、しかも
振動体5から振動が付与された洗浄液はスリット状のノ
ズル口8から帯状かつ先端にいくほど狭幅となるように
流出する。したがって、上記半導体ウエハ31を図6に
矢印で示すノズル口8の長手方向に対して直交する方向
へ相対的に移動させれば、この半導体ウエハ31の表面
から微細なダストを効率よく、しかも長手方向全長にわ
たって均一に除去することができる。
【0039】なお、上記一実施例ではノズル口と洗浄液
流通部との間に第1の貯液部を形成したが、この第1の
貯液部はなくてもよい。その場合、上記洗浄液流通部の
一端部の長さ寸法に対してノズル口の長さ寸法を短くす
ることで、このノズル口の両端からの洗浄液の流出速度
を、他の部分とほぼ同じにすることができる。つまり、
第1の貯液部は洗浄液流通部の一部と見なすことができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、ノ
ズル本体に形成されたスリット状のノズル口に連通す
る、同じくスリット状の洗浄液流通部を形成し、この洗
浄液流通部を経て上記ノズル口へ洗浄液を供給するよう
にした。
【0041】そのため、上記洗浄液流通部により、ノズ
ル口の長手方向全長にわたって流速を均一化して洗浄液
を供給することができるから、上記ノズル口から流出す
る洗浄液によって被洗浄物の洗浄を均一かつ能率よく行
える。
【0042】また、洗浄液流通部の一端部を振動体に向
かって傾斜させたから、この振動体の表面の気泡を確実
に除去し、気泡による振動の減衰や空発振を防止するこ
とができる。
【0043】また、ノズル口の長さ寸法を、洗浄液流通
部の長さ寸法よりもわずかに短くしたので、上記ノズル
口の両端からの洗浄液の流出速度を他の部分と同じにす
ることができる。つまり、洗浄液をノズル口のほぼ全長
から均一な速度で流出させることができる。
【0044】また、ノズル口の断面形状がほぼ指数関数
ホ−ンとなるよう、2段のテ−パ部によって形成したか
ら、このノズル口による振動の反射が効率よく行われる
ばかりか、ノズル口の加工も容易となる。
【0045】また、振動体の幅寸法をスリット口の幅寸
法とほぼ同じあるいはそれよりも小さくすれば、振動体
からの振動をスリット口の内部で反射吸収させずに直接
放出させることができるから、その振動の減衰を小さく
できる。
【0046】また、少なくとも1つの供給部から供給さ
れる洗浄液を、洗浄液流通部の他端に接続された第2の
貯液部を介して上記洗浄液供給部へ供給するようにし
た。そのため、洗浄液の上記洗浄液供給部の長さ方向に
沿う流速は、上記第2の貯液部によっても均一化され
る。また、振動体の振動を、その共振周波数を中心にし
て所定幅で変調したから、振動体の面内における振動の
強さを平均化することができる。
【0047】また、発振器と振動体とのインピ−ダンス
のマッチングをとる電気部品を、上記振動体側に取付け
るようにしたから、これらのマッチングを確実に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すノズル本体の拡大断
面図。
【図2】同じく下面側から見た平面図。
【図3】同じくノズル口の部分の拡大断面図。
【図4】同じく振動体の上面側の一部分の平面図。
【図5】同じく電気回路図。
【図6】同じくノズル装置の使用状態の斜視図。
【図7】同じくスリットからの洗浄液の流出状態を示す
正面図。
【符号の説明】
1…ノズル本体、4…第1の貯液部、5…振動体、6…
振動板、7…振動子、8…ノズル口、8a…第1のテ−
パ部、8b…第2のテ−パ部、11…洗浄液流通部、1
1a…傾斜部、12…第2の貯液部、14…供給管、1
5…発振器、17…マッチング回路、19…コンデン
サ、22…コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−12202(JP,A) 特開 昭63−305517(JP,A) 特開 平3−93230(JP,A) 特開 平3−224670(JP,A) 特開 平3−47578(JP,A) 特開 平2−280876(JP,A) 特開 昭61−101283(JP,A) 特開 昭63−236498(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 3/02 - 3/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル口がスリット状に形成されたノズ
    ル本体と、このノズル本体に上記ノズル口と対向して設
    けられた超音波振動する振動体と、この振動体を超音波
    振動させる発振器と、上記ノズル口に洗浄液を供給する
    スリット状の洗浄液流通部とを具備したことを特徴とす
    る超音波洗浄用ノズル装置。
  2. 【請求項2】 上記洗浄液流通部の一端部は上記振動体
    に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1に記
    載の超音波洗浄用ノズル装置。
  3. 【請求項3】 上記ノズル口と上記洗浄液流通部の一端
    との間には第1の貯液部が形成され、上記ノズル口の長
    さ寸法は上記第1の貯液部の長さ寸法よりもわずかに短
    く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の超
    音波洗浄用ノズル装置。
  4. 【請求項4】 上記ノズル口は、断面形状が指数関数ホ
    −ンとなるよう2段のテ−パ部から形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の超音波洗浄用ノズル装
    置。
  5. 【請求項5】 上記振動体の幅寸法は、上記スリット口
    の幅寸法と同じあるいはそれよりも小さく設定されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の超音波洗浄用ノズ
    ル装置。
  6. 【請求項6】 上記洗浄液流通部の他端には第2の貯液
    部が接続され、この第2の貯液部には少なくとも1つの
    供給部から洗浄液が供給されることを特徴とする請求項
    1に記載の超音波洗浄用ノズル装置。
  7. 【請求項7】 上記発振器から出力される上記振動体の
    駆動信号は、変調手段によって上記振動体の共振周波数
    を基準にして所定幅で変調されることを特徴とする請求
    項1に記載の超音波振動用ノズル装置。
  8. 【請求項8】 上記振動体側には、上記発振器とのイン
    ピ−ダンスのマッチングをとる電気部品が取付けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の超音波洗浄用ノ
    ズル装置。
JP3188814A 1991-07-29 1991-07-29 超音波洗浄用ノズル装置 Expired - Lifetime JP2772167B2 (ja)

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