JP4519541B2 - 超音波洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波を利用して半導体基板やガラス基板等の被洗浄物を洗浄する超音波洗浄装置に関する。
半導体基板やガラス基板等の基板製造工程には、基板の表面に付着したパーティクルなどを洗浄除去する洗浄プロセスがある。この洗浄プロセスでは、洗浄液に超音波を付与することで、被洗浄物の表面に付着したパーティクルを剥離除去する、いわゆる超音波洗浄装置が用いられる。
この超音波洗浄装置にはノズルタイプとスリットタイプがある。
ノズルタイプの超音波洗浄装置は、回転テーブル等で被洗浄物を回転させながら、その被洗浄面を洗浄するものであって、被洗浄物の上面側には円筒状の洗浄ヘッドがほぼ垂直に設けられている。
一方、スリットタイプの超音波洗浄装置は、ローラ等の搬送装置で被洗浄物を搬送しながら、その被洗浄面を洗浄するものであって、被洗浄物の上面側には棒状の洗浄ヘッドが水平、かつ被処理物の搬送方向と交差するように設けられている。
これらの洗浄ヘッドは、いずれも内部に洗浄液を貯えるための液室、下面に液室内の洗浄液を吐出させるためのノズルやスリット、さらに上面外側に液室内の洗浄液に超音波を付与するための超音波振動子を備えている。
ところで、上記構成の超音波洗浄装置では、洗浄ヘッドの上面に超音波振動子を設けているため、超音波振動子で発振された超音波を洗浄液に付与するためには、液室内を常に洗浄液で充満させておく必要がある。また、超音波振動子が加熱により劣化するのを防ぐためにも、液室内を常に洗浄液で充満させておく必要がある。
しかしながら、液室内を洗浄液で充満させると、必要以上の量の洗浄液がノズルやスリットから吐出してしまい、大量の洗浄液が無駄となっていた。
そこで近年、この問題を解決した超音波洗浄装置として、被処理物の上面に洗浄液を供給し、この洗浄液に対して被洗浄物上で超音波を付与する超音波洗浄装置が開示された(例えば、特許文献1参照。)。
この超音波洗浄装置は円筒状の超音波付与ヘッドを有している。この超音波付与ヘッドは、被洗浄物の上面に対して略垂直に配置さられており、下端部に拡散付与手段としての超音波レンズ、内部に超音波を発振する超音波振動子、さらに外側部に被洗浄物の上面に洗浄液を供給するノズルを備えている。
超音波レンズは、超音波振動子で発振された超音波を被洗浄物上の洗浄液に伝達させるものであって、内部には超音波振動子を冷却するための冷却液を流す流路が設けられている。また、超音波レンズの下面は、被洗浄物側に向かって膨らむような曲面状に形成されており、超音波振動子で発振した超音波を洗浄液の広い領域に拡散付与できるようになっている。
上記構成の超音波洗浄装置によれば、被洗浄物上に供給された洗浄液に対して超音波レンズから直接超音波を付与している。そのため、必要最小限の洗浄液で被洗浄物の洗浄を行うことができるから、洗浄液の量を削減することができる。しかも、超音波レンズに設けられた流路に冷却液を流すことで、超音波振動子の冷却を行うこともできる。
また、これと似たタイプの超音波洗浄装置として、円筒状の超音波レンズを水平、すなわち被処理物に対してほぼ平行に配置した超音波洗浄装置も知られている。
この超音波レンズは一端部が拡径しており、その拡径端面には銅などの熱伝導性の高い材料からなるブロックが設けられている。ブロックの内部には冷却液を流すための流路が設けられ、さらにブロックの外側面には超音波振動子が設けられている。
この超音波洗浄装置において、超音波振動子で発振された超音波は、ブロックを介して超音波レンズに伝達され、超音波レンズを横方向、すなわち軸心線と交差する方向に振動させる。この横方向振動は超音波レンズと被洗浄物の間の洗浄液に伝達され、被洗浄液の上面を洗浄処理する。
特開2003−31540号公報
しかしながら、上述のように、超音波レンズを用いて洗浄液に超音波を付与する場合、超音波振動子で発振した超音波が被洗浄物の上面で反射し、その一部が超音波レンズを通って超音波振動子に入射することがある。
超音波振動子に超音波が入射すると、超音波振動子が冷却液による冷却作用では追いつかないほど加熱し、超音波振動子の分極が劣化してしまうことがある。こうなると、超音波振動子が一定強度で超音波を発振することができなくなり、洗浄効率の低下を引き起こす。
一方、棒型の超音波レンズを被洗浄物に対して平行に配置し、その一端部に超音波振動子を設けた超音波洗浄装置では、超音波の伝播経路が直線ではないため、被洗浄物の上面で反射した超音波が超音波振動子に到達し難くなる。
しかしながら、この超音波洗浄装置では、超音波振動子で発振した超音波を超音波レンズの横方向に対する振動に変換してから洗浄液に付与するため、洗浄液に付与される超音波の強度が低減してしまう。また、超音波レンズの横方向に対する振動は、超音波レンズの軸心線を中心として放射状に、すなわち超音波レンズの径方向の全ての方向に向かうため、洗浄液が存在しない上側へ向かう超音波振動が被洗浄物の洗浄に対して有効に利用されない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、超音波振動子の加熱劣化を抑制できる、高い洗浄効率を備えた超音波洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決し目的を達成するために本発明の超音波洗浄装置は次のように構成されている。
(1) 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、上記超音波付与ヘッドは、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その径方向中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、上記超音波伝達手段の径方向中心部には、切欠き部が形成されていて、かつ上記切欠き部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドがが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
(2) 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、上記超音波付与ヘッドは、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その径方向中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、上記超音波伝達手段の内部には、上記第1の面の径方向中心部を通る軸心線上の位置に空間部が形成されていて、かつ上記空間部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする。
(3) 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、上記超音波付与ヘッドは、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その径方向中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、上記超音波伝達手段には、上記第1の面の径方向中心部を通る軸心線上に超音波を吸収する材料が埋め込まれていて、かつ上記材料は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする。
(4) 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、上記超音波付与ヘッドは、一定の長さを有する直線状に構成され、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その一幅方向の中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、上記超音波伝達手段の幅方向の中心部に沿って、線状の切欠き部が形成されていて、かつ上記切欠き部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする。
(5) 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して、上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、上記超音波付与ヘッドは、一定の長さを有する直線状に構成され、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その一幅方向の中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、上記超音波伝達手段の内部には、その幅方向の中心部に沿って、長穴状の空間部が形成されていて、かつ上記空間部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする。
(6) 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して、上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、上記超音波付与ヘッドは、一定の長さを有する直線状に構成され、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その一幅方向の中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、上記超音波伝達手段には、その幅方向の中心部に沿って、超音波を吸収する材料が埋め込まれていて、かつ上記材料は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする。
(5)(1)または(2)に記載された超音波洗浄装置であって、上記超音波伝達手段は、上記被洗浄面に対して略垂直に配置された円柱型の部材からなることを特徴とする。
(6)(1)または(2)に記載された超音波洗浄装置であって、上記超音波伝達手段は、上記被洗浄面に対して略平行に配置された棒型の部材からなることを特徴とする。
(7)(1)または(2)に記載された超音波洗浄装置であって、上記防止手段は、上記超音波伝達手段の第1の面に形成された切欠き部であり、この切欠き部は上記被洗浄面に対して傾斜した傾斜面で構成されていることを特徴とする。
(8)(1)または(2)に記載された超音波洗浄装置であって、上記防止手段は、上記超音波伝達手段の内部に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、超音波振動子の加熱劣化を抑制できるとともに、高い洗浄効率を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、図1〜図8を用いて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る超音波洗浄装置の構成図である。
図1に示すように、この超音波洗浄装置は、半導体基板やガラス基板等の被洗浄物Sを保持して回転させるスピン処理ユニット10と、被洗浄物Sに対して洗浄液Lを供給するとともに、この洗浄液Lに超音波を付与して被洗浄物Sの被洗浄面を洗浄する超音波洗浄ユニット20とから構成される。
スピン処理ユニット10は有底筒状のカップ体11を有している。このカップ体11は開口部11aが上方に向くように配置されており、底部11bには洗浄処理後の洗浄液Lを排出する複数の排出口12が設けられている。
カップ体11の下方にはモータ13が配置されている。モータ13の駆動軸13aは、カップ体11の底壁を貫通しており、その中途部は軸受14により回転可能に支持されている。
駆動軸13aの上端には回転テーブル15が略水平に設けられている。回転テーブル15の上面外周部には複数の支持ピン16が等間隔で配設されており、これら支持ピン16と被洗浄物Sの周縁部とを係合させることで、被洗浄物Sをほぼ水平に保持できるようになっている。
一方、超音波洗浄ユニット20は超音波付与ヘッド21を有している。この超音波付与ヘッド21は被洗浄物Sの被洗浄面に対向配置されており、揺動アーム22を駆動することで、被洗浄面上を往復移動できるようになっている。
図2は同実施の形態に係る超音波付与ヘッド21の構成図である。
図2に示すように、この超音波付与ヘッド21はヘッド本体21aを有している。このヘッド本体21aは扁平な皿状に形成されており、その開口部21bは被洗浄面側に向けられている。
ヘッド本体21aの内部には円筒型の超音波レンズ23(超音波伝達手段)が略垂直に設けられている。超音波レンズ23の材料としては、SiO2などが用いられる。超音波レンズ23の下端部はヘッド本体21aの開口部21bから被洗浄面側に突出しており、被洗浄面と対向する下端面23a(第1の面)は径方向中心部に行くにつれて被洗浄面側に突出するような曲面(曲面部)に形成されている。
また、超音波レンズ23の上下方向の厚さは、超音波振動子25(後述する)で発振された超音波の強度を超音波レンズ23の下側で測定したときに、超音波レンズ23の軸心線lを中心とするリング状の領域で強度が最も強くなるように設定されている。
超音波レンズ23の下端面23aの径方向中心部には切欠き部24が形成されている。この切欠き部24は、超音波レンズ23の軸心線lに対して傾斜する傾斜面24bにより形成されており、本実施の形態では上方に行くにつれて縮径するような円錐形状をなしている。
このように超音波レンズ23に切欠き部24を形成したことにより、超音波レンズ23の下端面23aのうち、超音波レンズ23の軸心線lを中心とする環状の領域が最も被洗浄物Sに接近することになる。
また、超音波レンズ23の上端面23c(第2の面)には超音波振動子25が接着剤により固定されている。この超音波振動子25はチタン酸鉛などにより形成されており、電源装置27から電力を供給することで、超音波を発振するようになっている。なお、超音波振動子25の材料としては、圧電素子やピエゾ素子を用いてもよい。
電源装置27と超音波振動子25の間にはマッチング回路28が設けられている。このマッチング回路28は、電源装置27と超音波振動子25の間のインピーダンスをマッチングさせるものであり、電源装置27から供給される電力が超音波振動子25で最も効率よく超音波に変換されるよう予め調整されている。
ヘッド本体21aの外周部にはノズル体26が設けられている。ノズル体26の先端部は超音波レンズ23の下端面23aと被洗浄物Sの被洗浄面との間に向けられており、被洗浄物Sの被洗浄面上にフッ酸などの洗浄液Lを供給できるようになっている。
また、超音波レンズ23の周囲には冷却管(図示しない)が配設されている。この冷却管には冷却液を供給する供給源(図示しない)が接続されており、この供給源から冷却管に冷却液を流すことにより、超音波を発振することで加熱した超音波振動子25を冷却できるようになっている。
次に、上記構成の超音波洗浄装置を使用する際の作用について説明する。
回転テーブル15上の支持ピン16で被洗浄物Sを支持したら、被洗浄物Sを周方向に回転させるとともに、ノズル体26から被洗浄物Sの被洗浄面に洗浄液Lを供給する。超音波レンズ23と被洗浄物Sの被洗浄面との間が洗浄液Lで満たされたら、超音波振動子25を駆動して超音波レンズ23から被洗浄面上の洗浄液Lに超音波を付与する。
洗浄液Lに付与される超音波のうち、超音波レンズ23の径方向中心部を通って洗浄液Lに入射する超音波は、超音波レンズ23の下端面23aに形成された切欠き部24で屈折してしまう。
そのため、超音波レンズ23の径方向中心部付近の洗浄液Lには、超音波が伝わり難くなり、その結果、超音波レンズ23の径方向中心部付近では、その周囲に比べて洗浄液Lに付与される超音波の強度が低下する。
一方、洗浄液Lに付与される超音波のうち、超音波レンズ23の径方向中心部以外から洗浄液Lに入射する超音波は、超音波レンズ23の下端面23aに形成された曲面により、超音波レンズ23の軸心線を中心として放射状に屈折され、洗浄液Lの広い範囲に付与される。
図3は同実施の形態に係る超音波レンズ23の下側で測定した超音波の強度分布を示すグラフ図であって、(a)は超音波レンズ23に切欠き部24を設けた場合を示し、(b)は超音波レンズ23に切欠き部24を設けなかった場合を示している。なお、図3において、実線は実効値を示し、一点鎖線はピーク値を示し、また点線は超音波レンズ23の径方向中心部を示している。
測定条件は以下の通りである。
超音波の発振周波数:1685[kHz]、
洗浄液:脱気水、
超音波振動子25に供給する電力:15[W]、
超音波の出力波形:連続波。
図3(a)と(b)を見ると、超音波レンズ23の下端面23aの径方向中心部に切欠き部24を設けることにより、超音波レンズ23の径方向中心部付近で超音波の強度が低下することが確認できる。
図4は同実施の形態に係る超音波レンズ23の下側で測定した超音波の強度分布を色の濃淡で示す分布図であって、(a)は超音波レンズ23に切欠き部24を設けた場合を示し、(b)は超音波レンズ23に切欠き部24を設けなかった場合を示している。
測定条件は次の通りである。
超音波の発振周波数:1685[kHz]、
洗浄液:脱気水、
超音波振動子25に供給する電力15[W]、
測定範囲:50[mm]×50[mm]の正方形内。
図4(a)と(b)からも、超音波レンズ23の下端面23aの径方向中心部に切欠き部24を設けることにより、超音波レンズ23の径方向中心部付近で超音波の強度が低下することが確認できる。また、超音波レンズ23の上下方向の厚さを調整することにより、超音波レンズ23の径方向中心部を囲う環状の領域で超音波の強度が高くなっていることも確認できる。
洗浄液Lに付与された超音波は被洗浄物Sの被洗浄面で反射して超音波レンズ23側に伝播する(以下、この超音波を「反射波」と称する。)。
被洗浄面で反射した超音波のうち、超音波レンズ23の径方向中心部から外れた位置を伝播する超音波は、超音波レンズ23の下端面23aに形成された曲面で超音波レンズ23の径方向外側に反射され、その殆どが超音波レンズ23に入射しない。
一方、被洗浄面で反射した超音波のうち、超音波レンズ23の径方向中心部を伝播する超音波は、超音波レンズ23の下端面23aに形成された切欠き部24で反射されて殆ど超音波振動子25まで到達しない。たとえ反射波の一部が超音波レンズ23に入射したとしても、切欠き部24を通過するときに屈折するため、超音波レンズ23上の超音波振動子25には超音波が入射し難い。
そのため、超音波振動子25は反射波を吸収して過剰に加熱することがなく、分極の劣化が抑制されるから、長期間に亘って安定した洗浄効果を得ることができる。
図5は同実施の形態に係る超音波振動子25に電力を連続的に供給して測定した超音波振動子25の温度を示すグラフ図である。なお、図5において、実線は超音波レンズ23に切欠き部24を設けた場合を示し、一点鎖線は切欠き部24を設けなかった場合を示している。また、図5において、Aは超音波振動子25に10[W]の電力を供給した場合を示し、Bは超音波振動子25に20[W]の電力を供給した場合を示し、Cは超音波振動子25に30[W]の電力を供給した場合を示している。
測定条件は以下の通りである。
超音波の発振周波数:1685[kHz]、
洗浄液:脱気水、
測定位置:超音波振動子の中心部、
サンプリング:1[sec]。
図5中の実線と一点鎖線を比較すると、A〜Cの何れの場合においても、超音波レンズ23に切欠き部24を設けたとき方が、切欠き部24を設けなかったときよりも、超音波振動子25の温度が上昇していないことが確認できる。
また、図6は同実施の形態に係る超音波振動子25に電力を断続的に供給して測定した超音波振動子25の温度を示すグラフ図である。なお、図6において、実線は超音波レンズ23に切欠き部24を設けた場合を示し、一点鎖線は切欠き部24を設けなかった場合を示している。
測定条件は以下の通りである。
超音波の発振周波数:1685[kHz]、
洗浄液:脱気水、
超音波振動子25に供給する電力:20[W]、
測定位置:超音波振動子25の中心部、
サンプリング:1[sec]。
図6中の実線と一点鎖線を比較すると、超音波レンズ23の下端面23aに切欠き部24を設けた場合、切欠き部24を設けなかった場合よりも、超音波振動子25の温度が約20%低下していることが確認できる。
すなわち、この実験により、超音波洗浄装置を用いて実際に被洗浄物Sを洗浄するときのように超音波振動子25を断続的に駆動する場合でも、超音波レンズ23の下端面23aに切欠き部24を設けたときの方が、切欠き部24を設けなかったときよりも、超音波振動子25の温度が上昇し難くなることがわかった。
また、本実施の形態のように、被洗浄面で反射した超音波が超音波振動子25に入射し難いと、超音波振動子25と電源装置27との間のインピーダンスマッチングが反射波により乱されないから、マッチング回路28が初期設定による最適なマッチング状態のまま超音波振動子25を駆動することができるので、所望の洗浄効果を維持することができる。
図7は同実施の形態に係る超音波振動子25に電力を継続的に供給したときの電圧定在波比VSWRを示すグラフ図である。なお、図7において、実線は超音波レンズ23に切欠き部24を設けた場合を示し、一点鎖線は切欠き部24を設けなかった場合を示している。
図7中の実線と一点鎖線を比較すると、超音波レンズ23の下端面23aに切欠き部24を設けたときの方が、切欠き部24を設けなかったときよりも、電圧定在波比VSWRが低下していることが確認できる。これは電源装置27から供給された電力が超音波振動子25で効率的に超音波に変換されていることを示している。
図8は同実施の形態の変形例に係る超音波付与ヘッド21Aの構成図である。
図8に示すように、この変形例では、超音波レンズ23の下端面23aに切欠き部24を設ける代わりに、超音波レンズ23の軸心線l上に空間部24Aを設けている。このような構成にしても、超音波振動子25で発振された超音波が超音波レンズ23の径方向中心部を通って洗浄液Lに付与されるのを防止でき、また被洗浄面で反射した超音波が超音波振動子25に入射するのを抑制することができる。
なお、空間部24Aの代わりに超音波レンズ23の軸心線l上にゴムなどの物質を埋め込んでもよい。なお、この物質としては、超音波を吸収しても溶融しないような材料を用いる必要がある。
次に、図9と図10を用いて本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、ここでは第1の実施の形態と同様の構成、作用についてはその説明を省略する。
図9は本発明の第2の実施の形態に係る超音波洗浄装置の斜視図である。
図9に示すように、本実施の形態に係る超音波洗浄装置は、半導体基板やガラス基板等の被洗浄物Sを搬送する搬送装置31と、搬送装置31により搬送される被洗浄物Sに対して洗浄液Lを供給するとともに、この洗浄液Lに超音波を付与して被洗浄物Sの被洗浄面を洗浄する超音波付与ヘッド32とから構成される。
この超音波付与ヘッド32はヘッド本体32aを有している。このヘッド本体32aは長尺な皿状に形成されており、その開口部32bは被洗浄面側に向けられている。
ヘッド本体32aの内部には棒型の超音波レンズ33が水平に設けられている。超音波レンズ33の材料としては、SiO2などが用いられる。超音波レンズ33の下端部はヘッド本体32aの開口部32bから被洗浄面側に突出しており、被洗浄面と対向する下端面33aはその幅方向(矢印で示す)の中心部に行くにつれて被洗浄面側に突出するような曲面(曲面部)に形成されている。
また、超音波レンズ33の上下方向の厚さは、超音波振動子35(後述する)で発振された超音波の強度を超音波レンズ33の下側で測定したときに、超音波レンズ33の幅方向中心部を挟む2つの帯状領域で強度が最も強くなるように設定されている。
超音波レンズ33の下端面33aの径方向中心部には切欠き部34が超音波レンズ33の軸心線mに沿って形成されている。この切欠き部34は、被洗浄面に対して傾斜する2つの傾斜面34aから構成されており、本実施の形態では上方に行くにつれて狭まるような楔型をなしている。
このように超音波レンズ33に切欠き部34を形成したことにより、超音波レンズ33の下端面33aのうち、超音波レンズ33の幅方向中心部を挟む2本の直線状の領域が最も被洗浄物Sに接近することになる。
また、超音波レンズ33の上端面33bには超音波振動子35が接着剤により固定されている。この超音波振動子35はチタン酸鉛などにより形成されており、電源装置37から電力を供給することで、超音波を発振するようになっている。なお、超音波振動子35の材料としては、圧電素子やピエゾ素子を用いてもよい。
電源装置37と超音波振動子35の間にはマッチング回路38が設けられている。このマッチング回路38は、電源装置37と超音波振動子35の間のインピーダンスをマッチングさせるものであり、電源装置37から供給される電力が最も効率よく超音波に変換されるよう予め調整されている。
また、超音波レンズ33の周囲には冷却管(図示しない)が配設されている。この冷却管には冷却液を供給する供給源(図示しない)が接続されており、この供給源から冷却管に冷却液を流すことにより、超音波を発振することで加熱した超音波振動子35を冷却できるようになっている。
本実施の形態のように、棒型の超音波レンズ33を用い、その下端面33aに切欠き部34を形成しても、上記第1の実施の形態と略同じ効果を得ることができる。
図10は同実施の形態の変形例に係る超音波レンズの斜視図である。
図10に示すように、この変形例では、超音波レンズ33の下端面33aに切欠き部34を設ける代わりに、超音波レンズ33の内部に幅方向中心部を通る長穴状の空間部34Aを設けている。このような構成にしても、超音波振動子35で発振された超音波が超音波レンズ33の幅方向中心部を通って洗浄液Lに付与されるのを防止でき、また被洗浄面で反射した超音波が超音波振動子35に入射するのを防止することができる。
なお、空間部52Aの代わりにゴム等の物質を埋め込んでもよい。ただし、この物質としては、超音波を吸収して溶融しないような材料を用いる必要がある。
本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
一例をあげると、超音波レンズ23の上端面33b以外の位置に超音波振動子25を設け、この超音波振動子25から発振される超音波を超音波レンズ23に設けられた反射面で反射させて被洗浄面上の洗浄液Lに付与するような構成にしてもよい。このような構成にしても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る超音波洗浄装置の構成図。 同実施の形態に係る超音波付与ヘッドの構成図。 同実施の形態に係る超音波レンズの下側で測定した超音波の強度分布を示すグラフ図。 同実施の形態に係る超音波レンズの下側で測定した超音波の強度分布を色の濃淡で示す分布図。 同実施の形態に係る超音波振動子に電力を連続的に供給して測定した超音波振動子25の温度を示すグラフ図。 同実施の形態に係る超音波振動子に電力を断続的に供給して測定した超音波振動子の温度を示すグラフ図。 同実施の形態に係る超音波振動子に電力を継続的に供給したときの電圧定在波比VSWRを示すグラフ図。 同実施の形態の変形例に係る超音波付与ヘッドの構成図。 本発明の第2の実施の形態に係る超音波洗浄装置の斜視図。 同実施の形態の変形例に係る超音波レンズの斜視図。
符号の説明
21…超音波付与ヘッド、21A…超音波付与ヘッド、23…超音波レンズ(超音波伝達手段)、23a…下端面(第1の面)、23b…傾斜面、23c…上端面(第2の面)、24…切欠き部(防止手段)、25…超音波振動子、33a…下端面(第1の面)、33b…上端面(第2の面)、L…洗浄液、S…被洗浄物。

Claims (6)

  1. 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、
    上記超音波付与ヘッドは、
    一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その径方向中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、
    上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、
    上記超音波伝達手段の径方向中心部には、切欠き部が形成されていて、かつ上記切欠き部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
  2. 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、
    上記超音波付与ヘッドは、
    一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その径方向中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、
    上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、
    上記超音波伝達手段の内部には、上記第1の面の径方向中心部を通る軸心線上の位置に空間部が形成されていて、かつ上記空間部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
  3. 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、
    上記超音波付与ヘッドは、
    一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その径方向中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、
    上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、
    上記超音波伝達手段には、上記第1の面の径方向中心部を通る軸心線上に超音波を吸収する材料が埋め込まれていて、かつ上記材料は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
  4. 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、
    上記超音波付与ヘッドは、
    一定の長さを有する直線状に構成され、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その一幅方向の中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、
    上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、
    上記超音波伝達手段の幅方向の中心部に沿って、線状の切欠き部が形成されていて、かつ上記切欠き部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
  5. 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して、上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、
    上記超音波付与ヘッドは、
    一定の長さを有する直線状に構成され、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その一幅方向の中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、
    上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、
    上記超音波伝達手段の内部には、その幅方向の中心部に沿って、長穴状の空間部が形成されていて、かつ上記空間部は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
  6. 超音波付与ヘッドにより被洗浄物の被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与して、上記被洗浄面を超音波洗浄する超音波洗浄装置において、
    上記超音波付与ヘッドは、
    一定の長さを有する直線状に構成され、一端である第1の面と、上記第1の面と反対側の他端に位置する第2の面とを有し、上記第1の面に、その一幅方向の中心部に行くにつれて突出するように設けられた曲面を備える超音波伝達手段と、
    上記超音波伝達手段の第2の面に設けられ、上記超音波伝達手段を介して上記被洗浄面上の洗浄液に超音波を付与する超音波振動子と、を具備し、
    上記超音波伝達手段には、その幅方向の中心部に沿って、超音波を吸収する材料が埋め込まれていて、かつ上記材料は、上記第1の面の曲面の径方向中心部が、上記被洗浄物の被洗浄面に対向するようにして、上記超音波付与ヘッドが上記被洗浄物の上方に配置されたときに、上記超音波伝達手段の上方に位置する上記超音波振動子と、上記被洗浄物の被洗浄面との間に位置することを特徴とする超音波洗浄装置。
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