JP2001053047A - 半導体基板の洗浄装置及びその洗浄方法 - Google Patents

半導体基板の洗浄装置及びその洗浄方法

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JP2001053047A JP11229356A JP22935699A JP2001053047A JP 2001053047 A JP2001053047 A JP 2001053047A JP 11229356 A JP11229356 A JP 11229356A JP 22935699 A JP22935699 A JP 22935699A JP 2001053047 A JP2001053047 A JP 2001053047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体基板表裏面に付着した汚れを効率よく除
去する。 【解決手段】洗浄対象となるSiウェハ1の外周端部近
傍にSiウェハ1と離間して配置されてなり、Siウェ
ハ1の表裏両面に洗浄液5を供給する単一の超音波発振
ノズルと、Siウェハ1の表裏両面に超音波を印加する
超音波発振器6と、Siウェハ1の外周端部に接して4
個配置され、Siウェハ1の外周端部に押しつけられて
回転することによりSiウェハ1を保持しかつ回転させ
る駆動ローラ2から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェット処理を用
いた半導体基板の洗浄装置及びその洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置のさらなる微細化の進む現在
では、寸法微細化の要求とは別に、デバイスの高信頼性
化の要求が高まってきている。特に、基板表面の清浄化
への要求はますます厳しいものになっており、半導体製
造プロセスの様々な工程で半導体基板の洗浄が行われて
いる。
【0003】ここで、現在CMPに用いられている洗浄
技術を例にとって説明する。
【0004】CMPでは、スラリーとして用いられるA
23,SiO2,CeOx等が研磨後のウェハ表面に付
着する。付着するパーティクルの数は、200mm径の
Siウェハの場合、0.2μm径のパーティクルが4〜
4×104個程度である。このウェハ表面に対して以下
に示す第1次及び第2次の洗浄を施す。
【0005】まず第1次の洗浄工程は、まず、Siウェ
ハの周縁部の複数点をスピンベースと呼ばれる回転体で
保持するとともに、スピンベースを回転させる。このス
ピンベースの回転により回転するウェハにロールスポン
ジを当て、スキャンさせてロールスポンジ棒で挟むよう
にパーティクルや金属不純物等の汚れを除去する。この
方法では、Siウェハ上に吸着している汚れを物理的な
接触式の洗浄により除去するタイプであり、スポンジを
パーティクル等に接触させることができる場合には除去
効果が高く、特に、例えばベアSiウェハ等に対して高
い洗浄能力を持つ。しかし、表裏面に凹部が形成されて
いる場合、凹部にまでスポンジを接触させることができ
ないため、洗浄効果がほとんどない。
【0006】第2の洗浄工程を図21を用いて説明す
る。図21はスキャン方式の枚葉型洗浄装置の概念図で
ある。Siウェハ1はその外周端面でスピンベースに設
けられた図示しないスピンチャックにより保持されてお
り、このスピンベースが回転することによりSiウェハ
1は矢印の方向に回転する。また、このSiウェハ1表
面上に所定の距離をおいてメガソニックノズル31が設
けられている。このメガソニックノズル31はペン状の
ノズル先端部を有し、このノズル31がSiウェハ1の
直径方向にスキャンされる。このノズル31の先端部か
ら洗浄液33をウェハ1に照射し、ウェハ1表面に残存
するパーティクルや金属不純物等の汚れを除去する。な
お、この第2次の洗浄工程における洗浄液33照射の際
には、洗浄液33をノズル内蔵のメガソニック振動子に
より超音波振動を付与し、振動が洗浄液33を介してウ
ェハ1表面に伝播するようにする。このように、超音波
振動をウェハ1に与えることにより、振動の加速度によ
って酸やアルカリ等による化学洗浄との相乗効果で洗浄
効果を著しく高めることができる。
【0007】しかしながら、この図21に示す枚葉型洗
浄装置では、洗浄時間がスキャン時間を含めて長時間に
及ぶことが問題となる。そこで、この洗浄時間を短縮す
るために考案された棒状タイプの発振器を有する洗浄装
置の概念図を図22に示す。図22に示すように、図2
1と同じくSiウェハ1はその外周端面でスピンベース
に設けられた図示しないスピンチャックにより保持され
ており、このスピンチャックが回転することによりSi
ウェハ1は矢印の方向に回転する。そして、このSiウ
ェハ1の表面から所定の距離をおいて棒状発振器41が
ウェハ直径位置に配置される。この棒状発振器41の一
端から他端まで、同時に洗浄液33がSiウェハ1に向
けて照射される。これにより、スキャン方式の洗浄装置
に比較して洗浄時間を短縮することができる。
【0008】しかしながら、図21及び図22に示した
枚葉型洗浄装置では、超音波発振器に対向する面しか高
い洗浄効果が得られず、裏面側の洗浄効果が表側に比較
して劣る問題がある。そこで、ウェハを反転させて再度
裏面側を洗浄する方法も考えられるが、洗浄時間が倍必
要となり、スループットが悪くなる問題がある。
【0009】また、枚葉型で洗浄液中にウェハを全部浸
し、洗浄液中で超音波を印加する方法も提案されている
が、これは薬液使用量が増す問題と洗浄液を浸すチャン
バ(カップ)自身に逆付着し、繰り返し洗浄の際のパー
ティクルや金属不純物等の汚れの除去効果がばらつく原
因となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
枚葉型半導体基板の洗浄装置では、超音波発振器に対向
するウェハ面しか高い洗浄効果が得られず、裏面側の洗
浄効果が表側に比較して劣る問題がある。
【0011】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、半導体基板表裏面
に付着した汚れを効率よく除去できる半導体基板の洗浄
装置及びその洗浄方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体基板
の洗浄装置は、洗浄対象となる半導体基板の表裏両面に
洗浄液を供給する洗浄液供給ノズルと、前記半導体基板
の表裏両面に超音波を印加する超音波振動子とを具備し
てなることを特徴とする。
【0013】望ましくは、超音波振動子は、前記半導体
基板に接触配置され、該半導体基板に直接振動を付与す
るものであるか、あるいは半導体基板に離間して配置さ
れ、該半導体基板に前記洗浄液又は前記超音波振動子と
該半導体基板の間に配置された保護部材を介して振動を
付与するものである。
【0014】また、望ましくはこの洗浄装置には、半導
体基板の外周端部に接して複数個配置され、該半導体基
板の外周端部に押しつけられて回転することにより該半
導体基板を保持しかつ回転させる保持治具が設けられて
なり、さらに望ましくは、この保持治具は超音波振動子
を内蔵する。
【0015】また、望ましくはこの洗浄装置には、半導
体基板の表裏両面に設けられ、該半導体基板に接触して
回転することにより該半導体基板の表裏両面の汚れを除
去するロールスポンジが設けられてなり、望ましくは、
超音波振動子の振動周波数は200〜700kHzであ
る。さらに最適な超音波の振動周波数は、400〜50
0kHzである。
【0016】なお、超音波振動子及び洗浄液供給ノズル
は単一でも複数でもよいが、単一の振動子及びノズルを
用い、両者が一体的に形成されているのが好ましい。こ
の場合、ノズル先端部からの洗浄液及び超音波振動の照
射角度は、半導体基板表面に対して±10〜20°であ
るのが好ましい。超音波振動子を複数設けた場合は、半
導体基板の表面に対して対称に配置され、半導体基板に
対して同じ特性を有する超音波振動を同じ角度で表裏対
称に付与する。
【0017】また、洗浄液としてはpHが7以上である
のが望ましい。
【0018】また、本発明に係る半導体基板の洗浄方法
は、洗浄対象となる半導体基板の表裏両面に同時に洗浄
液を供給するとともに、該半導体基板の表裏両面に超音
波を印加して洗浄を行うことを特徴とする。
【0019】(作用)本発明では、洗浄液供給ノズルか
ら超音波振動を有する洗浄液が半導体基板の表面及び裏
面の両面に供給されるため、半導体基板の表裏面を同時
に洗浄できるため、洗浄時間を短縮することができる。
また、ノズルから洗浄液を供給するため、半導体基板を
洗浄液中に全部浸す浸漬式に比較しても薬液使用量が少
なくてすむ。
【0020】また、洗浄液に超音波振動を付与する超音
波振動子を保持治具に設けることにより、超音波振動を
半導体基板の表裏面に同時に付与することができる。
【0021】また、保持治具に設けた超音波振動子を半
導体基板に直接接する構造とすることにより、洗浄液を
振動媒体とせずに超音波振動を直接半導体基板に付与す
ることができる。これにより、半導体基板中を通過する
衝撃波により、半導体基板の直径方向に連続的に超音波
振動を付与することができる。
【0022】また、超音波振動子及び洗浄液供給ノズル
が単一であり両者が一体的に形成されている場合には、
ノズル先端部から半導体基板側部に向けて超音波振動を
付与することができるため、表裏両面同時に洗浄可能と
なり、かつ装置コストを抑えることができる。
【0023】また、上記洗浄装置にロールスポンジを設
けて洗浄を行うことにより、従来必要とされていた2段
階の洗浄が1度の洗浄で可能となり、洗浄時間を短縮す
ることができるとともに、洗浄効果が飛躍的に向上す
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0025】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る半導体基板の洗浄装置の全体構成を示す図で
あり、(a)は側面図、(b)は上面図である。本実施
形態は、超音波等の物理的な振動エネルギーをウェハの
両面に与え、パーティクル等の汚れをウェハ上から効果
的に排出させることができる装置を提案するものであ
る。
【0026】図1(a)に示すように、洗浄対象である
円板状のSiウェハ1の外周端面には、駆動ローラ2が
当接配置されている。同図では単一の駆動ローラ2のみ
図示するが、図1(b)の上面図に示すように、駆動ロ
ーラ2はSiウェハ1を保持するため、Siウェハ1の
外周に沿って所定の位置に4個設けられている。これら
駆動ローラ2によりSiウェハ1の水平方向の位置が規
定される。
【0027】また、これら駆動ローラ2はSiウェハ1
表面の法線方向に軸方向が規定された回転軸を有し、こ
の回転軸を中心に回転可能である。複数の駆動ローラ2
がそれぞれ同じ回転数で回転することにより、Siウェ
ハ1の中心を回転中心に一致させて回転させることがで
きる。Siウェハ1の回転速度は数10rpm〜数10
0rpmで回転する。また、駆動ローラ2の回転軸は、
Siウェハ1の中心を回転中心として外周に沿って移動
することができる。
【0028】Siウェハ1の周縁部近傍には、Siウェ
ハ1の外周端面から距離dだけ離間して超音波発振ノズ
ル3が設置される。超音波は直進性が強いため、超音波
の伝搬条件に基づいて距離dは制限されないが、Siウ
ェハ1の表裏両面に超音波が印加された液体として後述
する洗浄液5を供給するために、距離dは10〜20m
m以下が好ましい。但し、この距離dは水圧にも依存す
るためこの範囲に限定されることはない。
【0029】また、超音波発振ノズル3の先端部はSi
ウェハ1に向けられており、ノズル幅(ノズル先端径)
はlである。このノズル幅lは最低でも1mm以上が必
要であり、5mm〜50mmの直径であることが望まし
い。
【0030】この超音波発振ノズル3には液体導入口4
が設けられており、この液体導入口4から洗浄液5が導
入される。この洗浄液5は、超音波発振ノズル3の先端
部からSiウェハ1に向けて照射され、これによりSi
ウェハ1の表裏両面に供給される。図の点線は、超音波
の波面の進行を示しており、以下、本実施形態において
同様である。また、超音波発振ノズル3には超音波発振
器6が設けられており、超音波振動機構と洗浄液供給機
構が一体的に形成されている。この超音波発振器6によ
り超音波を発振することにより、超音波が洗浄液5を伝
搬してSiウェハ1の表裏両面に超音波振動を付与する
ことができる。
【0031】液体導入口4から供給される液体としては
純水、化学洗浄薬品としては塩酸、アンモニア、フッ
酸、過酸化水素水、オゾン水、電解イオン水(酸性水、
アルカリ性水)等の酸若しくはアルカリ水溶液、酸化力
もしくは還元性を有する薬液、又はアニオン系、アニヨ
ン系若しくはノニオン系の界面活性剤等を用いる。特に
望ましくは、pHが7以上のアルカリ性水溶液又はアニ
ヨン系の界面活性剤である。
【0032】また、供給される洗浄液5の流量は、超音
波発振ノズル3のノズル幅lに依存するが、数100c
c/min〜数リットル/minであることが望まし
い。
【0033】上記洗浄装置を用いた半導体基板の洗浄方
法を説明する。
【0034】まず、図1に示した第2次の洗浄工程の前
に、第1次の洗浄工程として図2に示すようなロールス
ポンジ洗浄が行われる。このロールスポンジ洗浄では、
図示しない薬液供給ノズルからpH10程度のアンモニ
ア水等からなる洗浄液をSiウェハ1の表裏面に供給す
るとともに、Siウェハ1の表裏面に進退可能に設けら
れた円筒状のロールスポンジ7a及び7bをウェハ1表
裏面に押し当て、さらに駆動ローラ2を回転させる。こ
れにより、Siウェハ1を回転させた状態で、ロールス
ポンジ7a及び7bを回転させてウェハ1表裏面に付着
したパーティクルや金属不純物等の汚れを除去する。
【0035】次に、第2の洗浄工程として、図1に示し
た装置を用いた超音波洗浄を以下に示す手法により行
う。
【0036】まず、図2に示すロールスポンジ洗浄の場
合と同様に、駆動ローラ2を回転させることによりSi
ウェハ1を回転させる。そして、超音波発振ノズル3を
Siウェハ1の外周端面から所定の距離dだけ離間して
設置し、照射角度をSiウェハ1表面に対して0°にな
るようにノズル先端部を調節する。そして、液体導入口
4から洗浄液5を超音波発振ノズル3を介してSiウェ
ハ1に供給する。供給された洗浄液5によりSiウェハ
1の表裏両面ともに浸される。
【0037】そして、超音波発振器6から超音波振動を
付与する。発振された超音波は超音波発振ノズル3及び
洗浄液5を介してSiウェハ1中を伝搬する。この際、
Siウェハ1の表裏両面がともに洗浄液5に浸された状
態であるため、表裏両面を流れる洗浄液5中を超音波が
伝搬し、結果としてSiウェハ1の表裏両面に超音波振
動が付与される。超音波は直進性が強いためSiウェハ
1表裏面が濡れている範囲には超音波が印加されてい
る。このように超音波振動がSiウェハ1表裏面に付与
されることにより、Siウェハ1に付着したパーティク
ルや金属不純物等の汚れを表裏両面同時に除去される。
また、Siウェハ1を回転させながら超音波洗浄を行う
ため、Siウェハ1の表裏全面が超音波洗浄される。
【0038】このように本実施形態によれば、ロールス
ポンジ洗浄の後に超音波洗浄を行う際に、洗浄対象とす
るSiウェハ1の外周端面に設置した超音波発振ノズル
3から表裏両面に同時に洗浄液5を供給し、またノズル
3から超音波を発振させることにより、洗浄液5を介し
てSiウェハ1の表裏両面に同時に超音波振動が付与さ
れるため、Siウェハ1の表裏両面を同時に洗浄するこ
とができ、洗浄時間が短縮される。また、単一の超音波
発振器6のみで構成されるため、装置コストの低減が図
れる。
【0039】図3は上記洗浄方法により洗浄評価を行っ
た実験データを示す図であり、この実験では、洗浄対象
として、パターンが形成されているため、表面に比較的
段差の大きい凹凸が形成されたSiウェハ表面にSiN
膜が2200Å成膜されたものを用いた。(a),
(b)はSiウェハ1表面、(c),(d)はSiウェ
ハ1裏面についての金属不純物等の汚れの分布をパーテ
ィクルカウンタ(AIT−8000)で測定した図であ
り、(a)及び(c)はAl23により汚染された後、
(b)及び(d)は超音波洗浄後の観察図である。汚染
後にウェハに付着したAl23が超音波洗浄により、表
裏両面ともに充分に除去されているのが分かる。
【0040】次に、超音波発振ノズル3のSiウェハ1
に対する照射角度を変えた形態について説明する。図4
に示すように、Siウェハ1の表面に対して超音波発振
ノズル3の先端部の位置を種々変更する。Siウェハ1
の表面に対して洗浄液5及び超音波の供給される角度を
θとする。超音波発振ノズル3に対してSiウェハ1を
垂直、すなわち角度θ=0°で設置した場合、Siウェ
ハ1の表裏両面にほぼ同量の洗浄液5が供給される。超
音波発振ノズル3の照射方向を下向きに変えた場合、す
なわち洗浄液5をSiウェハ1の表面側から供給した場
合、角度θは正になり、Siウェハ1の裏面側に供給さ
れる洗浄液5が減少し、洗浄効果は著しく低下する。一
方、照射方向を上向きに変えた場合、すなわち洗浄液5
をSiウェハ1の裏面側から供給した場合には角度θは
負となるが、Siウェハ1の表面側に供給される洗浄液
5はSiウェハ1上に残存する。
【0041】このように超音波発振ノズル3の照射角度
θを変えた場合のパーティクル除去効果を図5に示す。
横軸は洗浄液5及び超音波の照射角度θ、縦軸はパーテ
ィクルの除去効果を示す。
【0042】Siウェハ1の表面側及び裏面側ともに照
射角度θが0°近傍では充分な除去効果が見られてい
る。これは、照射角度θが0°近傍で洗浄液5及び超音
波が表裏両面に充分に供給されるためである。また、照
射角度θを負側にシフトさせた場合、0°から−50°
程度まででは表裏両面ともに充分なパーティクル除去効
果が見られているのに対して、θを正側にシフトさせた
場合、照射角度0°から50°にかけて、表面洗浄効果
が充分であるのに対して裏面洗浄効果が急激に低下す
る。これは、洗浄液5がSiウェハ1の斜め上方から照
射された場合には、裏面側には充分に洗浄液5が供給さ
れないためである。
【0043】また、照射角度θを負側にシフトすると洗
浄液5がSiウェハ1全面に供給できなくなり、−60
〜−70°よりさらに負側にシフトすると洗浄効果が著
しく低下する。裏面側の洗浄効果に関しては、表面側に
も洗浄液5は供給されるため±60°程度までは高い洗
浄効果を有する。しかしながら、±80〜90°近傍で
は反射波の影響を受けて洗浄効率が低下する。
【0044】以上より、Siウェハ1の表裏両面ともに
充分なパーティクル除去効果を得るためには、照射角度
θが±10〜20°以内、理想的には0°に設定される
ことが望ましいことが分かる。
【0045】次に、超音波の周波数を変えて洗浄評価を
行った場合のSiウェハ1の顕微鏡写真を図6及び図7
に示す。図6(a)〜(c)は200kHz、図6
(d)〜(f)は400kHz、図7(g)〜(i)は
500kHz、図7(j)〜(l)は700kHzの周
波数で超音波を印加した顕微鏡写真である。200kH
zの場合、30秒間の洗浄を行っても、パーティクルは
あまり除去されていない。但し、ウェハ中心から直径8
0mm程度の範囲内においては、パーティクルは充分に
除去されている。400kHzでは、10秒間洗浄を行
っただけでウェハ全体に洗浄効果があり、さらに30秒
間洗浄を行うとかなりパーティクルは除去されている。
500kHzでは、400kHzの場合と同様にウェハ
全体に洗浄効果がある。30秒間の洗浄で、さらにパー
ティクルは除去されており、400kHzよりも洗浄能
力が高い。700kHzでは、30秒間の洗浄を行って
もウェハ中心から直径80mm範囲内程度しか洗浄され
ていない。しかし、洗浄されている直径80mm範囲内
ではパーティクルは充分に除去されており、200kH
zの場合よりは洗浄効果は若干高い。
【0046】このようなパーティクル洗浄効果の超音波
周波数依存性を図8に示す。洗浄対象はベアウェハ、ウ
ェハの回転数を100rpm、アーム揺動回数は3回、
アーム揺動速度は5mm/sec、ノズル角度は45
°、洗浄液の流量は200〜700kHzでは5.0リ
ットル/min、1〜1.5MHzでは1.2リットル
/minとして測定を行った。図6及び図7の顕微鏡写
真と同様に、400kHzから500kHzにかけて洗
浄効果のピークがあり、ピークを境に徐々に洗浄効果が
下がっている。
【0047】さらに、パーティクルの洗浄効果は洗浄対
象によっても変わってくる。図8はベアウェハを洗浄対
象とした場合を示すが、凹パターンが形成された洗浄対
象を洗浄する場合にはその効果が異なる。図9は、パタ
ーンが形成されているため、表面に比較的段差の大きい
凹凸が形成されたSiウェハ表面にSiN膜が2200
Å成膜されたものを洗浄対象としたパーティクル除去率
の超音波周波数依存性を示す図である。ベアウェハと同
様に、400kHzから500kHzにかけて洗浄効果
のピークがあるが、ピークにおける周波数から離れるに
つれて、急激に洗浄効果が落ちていることが分かる。従
来、凹パターンが形成されたウェハの凹部からパーティ
クルを排出させ、ウェハ上から効果的にパーティクルを
除去するには、1MHz程度の周波数の超音波を用いる
のが適当であると考えられていたが、本実験結果によ
り、400kHzから500kHz程度が最適な周波数
であることが分かった。
【0048】また、洗浄対象及び超音波周波数を種々変
更して洗浄評価を行った実験結果を図10に示す。15
00kHzや200kHzの周波数を用いて洗浄を行っ
た場合、フラットなベアウェハの場合にはAl23除去
効果は400kHzを含めて大差ないが、50nmの凹
部パターン又は500nmの凹部パターンを有するウェ
ハの場合、除去効果はかなり低下する。凹部パターンの
凹凸の大きさが大きくなるほど除去効果は低下する。こ
れに対して、400kHzの超音波周波数を用いた場合
には、凹部パターンの凹凸の大きさにかかわらず充分な
洗浄能力を有している。これより、凹部パターンを有す
る洗浄対象の場合には、特に400kHz程度が最適な
周波数であることが分かる。
【0049】また、洗浄効果はさらに洗浄液5のpHに
よっても変化する。実験条件において洗浄液5のpHを
変化させた場合のAl23の除去効果を図11に示す。
横軸は洗浄液5のpH、縦軸はAl23の除去効果を示
す。400kHzと1.5MHzの超音波周波数で、5
00nmの深さの凹部を有するウェハのAl23除去効
果を示す。400kHzの場合、pHが8以上、好まし
くはpHが10以上で充分なパーティクル除去効果が得
られる。これに対して1.5MHzの場合はpHを上げ
ても充分な除去効果が得られない。以上より、特にパー
ティクルの洗浄効果に有効に働くのは、pHが7以上の
アルカリ性溶液あるいはアニヨン系の界面活性剤であ
る。
【0050】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。本発明の変形例を図12に示す。上記実施形態
においては、Siウェハ1の表面の法線方向が垂直にな
るように設置し、横側から洗浄液5を供給する場合を示
しているが、図12に示す変形例では、Siウェハ1の
表面の法線方向が水平になるように設置し、Siウェハ
1の上側から洗浄液5を自由落下させて洗浄液5を供給
する。これ以外の構成は上記実施形態と共通する。この
場合、超音波が印加された洗浄液5は自由落下するた
め、超音波発振ノズル3とSiウェハ1の外周端面との
距離d’は数10mm離れていても問題ない。この場
合、洗浄液5の自由落下を利用して洗浄液5を供給する
ため、Siウェハ1の表裏面に充分に洗浄液5を供給す
ることができる。
【0051】(第2実施形態)図13(a)は本発明の
第2実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の全体構成を
示す図であり、(a)は側面図、(b)は上面図であ
る。本実施形態は、第1実施形態の洗浄装置にロールス
ポンジ洗浄機構を付加した形態を示す。第1実施形態と
共通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略
する。
【0052】図13(a)に示すように、Siウェハ1
の表裏面には、それぞれ円筒状のロールスポンジ7a及
び7bが円筒側面でSiウェハ1を挟んで、かつSiウ
ェハ1に対して進退可能に設けられている。また、駆動
ローラ2の回転軸は、Siウェハ1の中心を回転中心と
して外周に沿って移動することができる。すなわち、駆
動ローラ2によるSiウェハ1の保持位置は、駆動ロー
ラ2をSiウェハ1の周りで移動させることにより常時
変化させることができる。なお、図に示す点線は、超音
波の波面の進行を示している点は第1実施形態と同様で
ある。
【0053】本実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の
動作を説明する。
【0054】まず、駆動ローラ2を回転させることによ
りSiウェハ1を回転させる。そして、回転するSiウ
ェハ1の表裏面にロールスポンジ2を押し当て、ロール
スポンジ2を回転させる。ロールスポンジ2を押し当て
ると同時に、超音波発振ノズル3をSiウェハ1の外周
端面から所定の距離dだけ離間して設置し、照射角度を
Siウェハ1表面に対して0°に設定する。そして、液
体導入口4から洗浄液5を超音波発振ノズル3を介して
Siウェハ1に供給する。供給された洗浄液5によりS
iウェハ1の表裏両面ともに浸される。
【0055】このような状態で、超音波発振器6から超
音波を発振すると、発振された超音波は超音波発振ノズ
ル3及び洗浄液5を介してSiウェハ1中を伝搬する。
これにより、Siウェハ1の表裏両面に同時に超音波振
動が付与される。この超音波振動により、Siウェハ1
に付着したパーティクルを表裏両面同時に除去すること
ができるとともに、ロールスポンジ2をSiウェハ1に
押し当て回転させることにより、さらに洗浄効果が高ま
る。また、ロールスポンジ2の洗浄の際には、Siウェ
ハ1の保持治具として用いられる駆動ローラ2の回転軸
を、ロールスポンジ2の洗浄動作に伴ってSiウェハ1
の中心を回転中心としてその外周に沿って移動させる。
【0056】このように本実施形態によれば、超音波振
動を両面同時に直接ウェハに照射できるため、ウェハ表
裏面の凹部のパーティクルを効果的に除去できるという
第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、ロールス
ポンジ洗浄と組み合わせているためさらに洗浄効果が増
す。また、ロールスポンジ洗浄を別工程として行う必要
がないため、洗浄時間の短縮も図れる。
【0057】また、駆動ローラ2の回転軸を、ロールス
ポンジ2の洗浄動作に伴ってSiウェハ1の中心を回転
中心としてその外周に沿って移動させることにより、ロ
ールスポンジ2による洗浄動作を妨げることなくSiウ
ェハ1のエッジ部まで効果的に洗浄することができる。
【0058】すなわち、通常用いられるSiウェハ1の
保持方式としては、例えばスピンチャック方式がある
が、スピンチャック方式ではSiウェハ1の同じ位置を
常時保持し続けるため、Siウェハ1の保持部を洗浄す
ることができず、またSiウェハ1の横から超音波印加
液体を与える超音波発振ノズル3を据え付けることがで
きず、チャックピン部(ウェハ保持部)及びチャックア
ーム部の影となる部分は洗浄できない。
【0059】これに対して、駆動ローラ2を用いた場合
にはSiウェハ1を自由に変化させることができるた
め、ロールスポンジ洗浄2の洗浄動作を妨げることなく
Siウェハ1の保持位置、すなわちSiウェハ1のエッ
ジ部まで充分に洗浄することができ、パーティクル除去
効果が飛躍的に高まる。
【0060】図14は本実施形態と第1実施形態さらに
は従来の洗浄装置における洗浄効果を比較して示した図
であり、縦軸は残留したAl23の数である。深さ0.
5μmのシリコントレンチに窒化膜(LP−SiN膜)
を0.2μm成膜した凹形状形成ウェハにアルミナスラ
リーを吸着させた場合に各種洗浄した後のアルミナスラ
リー洗浄効果を示す。検出にはKLA−Tencor社
製のAIT−8000を用いた。アルミナCMPスラリ
ーを吸着させてそのままスピン乾燥した場合には4×1
4〜5×104個のスラリーが検出された。pH10程
度のアンモニア水を用いてロールスポンジ洗浄を1分行
った場合には3×104〜4×104個のスラリーが検出
され、ほとんど洗浄効果は得られない。これに対して、
第1実施形態の超音波洗浄を行った場合、数100個程
度までスラリーを除去でき超音波洗浄の凹部洗浄効果が
明瞭に観察された。しかしながら、表層に固着している
大きな凝集したアルミナは洗浄できない。本実施形態の
ように、超音波洗浄とロールスポンジ洗浄を同時に行っ
た場合には、100個以下までアルミナスラリーを除去
できた。この結果は、接触及び非接触洗浄を同時に行っ
た効果が顕著に見られ、各々単独で行うよりも洗浄効果
が飛躍的に向上した。さらに本発明では、従来ロールス
ポンジ洗浄しか行われなかった裏面側の洗浄効果も飛躍
的に向上した。
【0061】(第3実施形態)図15(a)は本発明の
第3実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の全体構成を
示す側面図である。
【0062】図15(a)に示すように、洗浄対象であ
る円板状のSiウェハ1の外周に沿って、Siウェハ1
の中心が回転中心に一致するように、Siウェハ1のベ
ベル部分に当接して水平方向のウェハ1の位置を規定す
る複数の駆動ローラ2が配置されている。また、これら
駆動ローラ2は回転軸を中心に回転可能な回転体であ
る。Siウェハ1表面及び裏面にはそれぞれ薬液供給ノ
ズル8a及び8bが設けられ、Siウェハ1の中心部近
傍に薬液が供給されるようにそれぞれのノズル先端部が
配置される。
【0063】図15(b)はこのSiウェハ1及び駆動
ローラ2を上面から見た図である。洗浄対象であるSi
ウェハ1の周縁部に接するように、ウェハ1を回転させ
るための駆動ローラ2が4個配置されている。駆動ロー
ラ2がそれぞれ実線の矢印の方向に同じ回転数で回転す
ることにより、Siウェハ1はその中心を回転中心とし
て破線の矢印の方向に回転する。
【0064】図15に示す駆動ローラ2近傍を拡大して
図16に示す。駆動ローラ2は超音波振動子4を内蔵し
ている。この駆動ローラ2は上記したように4個設けら
れている。駆動ローラ2のSiウェハ1接触面は直接超
音波振動子4が接する構造である。この場合、Siウェ
ハ1と超音波振動子4の接触面は、少なくともSiウェ
ハ1のベベル端が超音波振動子4に接触していればよ
い。このようにSiウェハ1のベベル端に超音波振動子
4が直接接触する構造をなすことにより、超音波振動子
4により発生した超音波振動はSiウェハ1に直接伝搬
する。なお、同図においてSiウェハ1中の矢印は、超
音波の進行を示している。
【0065】本実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の
動作を説明する。
【0066】まず第1次の洗浄工程として、Siウェハ
1の周縁部の複数点を駆動ローラ2で保持すると同時に
回転させ、洗浄液を供給しながら回転するウェハ1に図
示しないロールスポンジを当て、スキャンさせてロール
スポンジ棒で挟むようにウェハ1表裏面に付着したパー
ティクルを除去する。
【0067】次に、第1の洗浄工程と同様に、駆動ロー
ラ2を回転させることにより、Siウェハ1を回転させ
る。そして、この回転したSiウェハ1の表裏面に対し
て同時に薬液供給ノズル8a及び8bから洗浄液を供給
する。この薬液供給ノズル8a及び8bは、洗浄条件に
応じて所定の速度でSiウェハ1表面付近をスキャンす
る。この洗浄液の供給と同時に、駆動ローラ2に設けら
れた超音波振動子4により超音波を発生させる。これに
より、超音波振動子4に接するSiウェハ1に直接超音
波振動が付与され、この振動は図の矢印に示す方向、す
なわちウェハ1の直径方向に進行する。このように、超
音波振動がSiウェハ1に直接付与された状態で洗浄が
行われ、Siウェハ1表裏面に付着したパーティクルが
除去される。
【0068】以上の工程により洗浄したSiウェハ1の
パーティクルの洗浄効果を図17に示す。図17は8イ
ンチのSiウェハ1表面にCMP(Chemical Mechanica
l Polishing)を施した場合のパーティクル数を表すも
ので、比較としてCMP直後のパーティクル数と、従来
のウェハ洗浄を行った場合も併せて示す。従来のウェハ
洗浄では1.6MHzのスキャン方式のメガソニック洗
浄を行った。図17に示すように、CMP後のパーティ
クル数は104個付着していたのが、従来のウェハ洗浄
により102個程度まで減少しているが、0.5μm以
上の大きなパーティクルは除去効果が低い。これに対し
て、本実施形態のウェハ洗浄を行った場合、0.1μm
以上のパーティクルにわたって数個以下まで除去できて
いることが分かる。
【0069】このように本実施形態によれば、超音波振
動を直接Siウェハ1に照射することにより、ウェハ1
剛体中を通過する衝撃波によって、直径方向に連続的に
超音波振動を与えることができる。また、Siウェハ1
の表裏両面に薬液供給ノズル8a及び8bを設けること
により、Siウェハ1の表裏面に薬液を同時に供給する
ことができ、表裏面の洗浄を同時に行うことができ、洗
浄時間を短縮することができる。
【0070】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。本実施形態では図16に示すように駆動ローラ
2に設けられた超音波振動子4がSiウェハ1に直接接
する構成としたが、例えば図18に示すように、駆動ロ
ーラ2表面に保護板11を設け、超音波振動子4とSi
ウェハ1が保護板11を介して接する構成としてもよ
い。このように保護板11を設けることにより、超音波
振動子4及び駆動ローラ2の薬液耐性を向上させること
ができる。保護板11としては例えば炭化珪素(Si
C),石英(SiO2 )等の薄板が用いられるが、これ
らの材料には限定されない。
【0071】また、図16及び図18に示す構成以外で
も本発明を適用できる。例えば、Siウェハ1と超音波
振動子4が直接接しない構成であっても、Siウェハ1
の外周端面を流れる薬液(純水を含む)を振動媒体とし
て利用することにより、超音波振動を有効にSiウェハ
1に付与することができる。すなわち、パーティクル及
び不純物の脱離を促す超音波エネルギーの供給エネルギ
ーは、ウェハ1自身以外にも、ウェハ1表面に流れる液
体自体も、振動子4に接することにより超音波振動媒体
となりうる。
【0072】さらに、第2実施形態と同じように、ロー
ルスポンジ洗浄を組み合わせることもできる。
【0073】(第4実施形態)図19は本発明の第4実
施形態に係る半導体基板の洗浄装置の全体構成を示す図
であり、図20は本洗浄装置の要部を拡大した図であ
る。
【0074】図19に示すように、Siウェハ1の表裏
面にそれぞれ薬液供給ノズル8a及び8bが配置されて
いる点は第3実施形態と同様である。Siウェハ1はウ
ェハホルダ21により保持されており、さらにこのSi
ウェハ1の水平位置を規定する複数のチャックピン22
がSiウェハ1の外周端面に超音波振動子23を介して
当接するように配置されている。このチャックピン22
は常時Siウェハ1の同じ位置を保持し続ける。但し、
複数のチャックピン22の保持部に複数の振動子23を
取り付ける場合には、相互が干渉し合って振動強度を劣
化させるため、ウェハ1中心の点対称部分には超音波振
動子23を設置しないようにする。
【0075】また、Siウェハ1の裏面側に配置された
薬液供給ノズル8bの円筒部外周には、円筒状の回転部
材24が薬液供給ノズル8bを囲むように取り付けられ
ている。また、この回転部材24の上端部には支持部材
25が取り付けられ、この支持部材25によりウェハホ
ルダ21を支持している。回転部材24が薬液供給ノズ
ル8bの周囲を回転に伴いウェハホルダ21が回転部材
24の回転軸を中心軸として回転し、これによりSiウ
ェハ1を回転させることができる。
【0076】このように、本実施形態のようにウェハ1
を保持する機構としてスピンチャック方式を用いた場合
でも、第3実施形態と同様にSiウェハ1の表裏両面を
同時に洗浄することができる。
【0077】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。洗浄対象はSiウェハのみならず、半導体基板
であればその材料には限定されない。また、駆動ローラ
2の数は4個に限定されるものではなく、Siウェハ1
を保持することができる構成であれば何個でも良い。但
しロールスポンジ2の洗浄動作を規制しない程度の数で
あることが好ましい。
【0078】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、洗
浄液供給ノズルから供給される洗浄液が半導体基板の表
裏両面を浸すとともに、該半導体基板の表裏両面に超音
波振動が付与されるため、半導体基板の表裏面を同時に
洗浄でき、洗浄時間を短縮することができる。また、ノ
ズルから洗浄液を供給するため、半導体基板を洗浄液中
に全部浸す浸漬式に比較しても薬液使用量が少なくてす
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る半導体基板の洗浄
装置の全体構成を示す図。
【図2】本発明の対象とする半導体基板の洗浄方法に用
いられるロールスポンジ洗浄の概念図。
【図3】同実施形態に係る凹部の形成された半導体基板
の洗浄装置を用いて洗浄実験を行った後に半導体基板上
に残存するパーティクルを示す顕微鏡写真図。
【図4】同実施形態に係る超音波ノズルの基板に対する
照射角度を変化させた場合の概念図。
【図5】同実施形態に係る超音波ノズルの基板に対する
照射角度θとパーティクル除去効果の関係を示す図。
【図6】同実施形態に係る超音波の周波数を変えて洗浄
実験を行った後に半導体基板上に残存するパーティクル
を示す顕微鏡写真図。
【図7】同実施形態に係る超音波の周波数を変えて洗浄
実験を行った後に半導体基板上に残存するパーティクル
を示す顕微鏡写真図。
【図8】同実施形態に係る洗浄効果のベアウェハにおけ
る超音波周波数依存性を示す図。
【図9】同実施形態に係る洗浄効果の超音波周波数依存
性をSiNパターンが形成されたウェハを用いて測定し
た実験結果を示す図。
【図10】ウェハに照射される超音波の周波数を変えた
場合の洗浄効果を示す図。
【図11】同実施形態に係る半導体基板の洗浄方法にお
ける洗浄効果のpH依存性を示す図。
【図12】同実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の変
形例を示す図。
【図13】本発明の第2実施形態に係る半導体基板の洗
浄装置の全体構成を示す図。
【図14】同実施形態、第1実施形態及び従来の洗浄装
置における洗浄効果を比較して示した図。
【図15】本発明の第3実施形態に係る半導体基板の洗
浄装置の全体構成を示す側面図。
【図16】同実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の要
部を示す図。
【図17】同実施形態に係る半導体基板の洗浄方法と従
来の洗浄方法との洗浄効果を比較して示した図。
【図18】同実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の変
形例を示す図。
【図19】本発明の第4実施形態に係る半導体基板の洗
浄装置の全体構成を示す図。
【図20】同実施形態に係る半導体基板の洗浄装置の要
部を拡大して示した図。
【図21】従来の単一メガソニックノズルを用いた半導
体基板の洗浄装置の概略図。
【図22】従来の棒状超音波発振器を用いた半導体基板
の洗浄装置の概略図。
【符号の説明】
1…Siウェハ 2…駆動ローラ 3…超音波発振ノズル 4…液体導入口 5…洗浄液 6…超音波発振器 7a,7b…ロールスポンジ 8a,8b…薬液供給ノズル 11…保護板 21…ウェハホルダ 22…チャックピン 23…超音波振動子 24…回転部材 25…支持部材
フロントページの続き (72)発明者 灘原 壮一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 白樫 充彦 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 伊藤 賢也 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 井上 雄貴 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB34 AB42 AB44 BA08 BB22 BB32 BB85 BB86 BB92 BB93 BB94 BB96 BB98 CB12 CB25 CC21 5F043 BB27 DD30 EE05 EE07 EE08 EE40

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄対象となる半導体基板の表裏両面に
    洗浄液を供給する少なくとも一つの洗浄液供給ノズル
    と、 前記半導体基板の表裏両面に超音波を印加する少なくと
    も一つの超音波振動子とを具備してなることを特徴とす
    る半導体基板の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記超音波振動子は、前記半導体基板に
    接触配置され、該半導体基板に直接振動を付与するもの
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体基板の
    洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波振動子は、前記半導体基板と
    離間して配置され、前記洗浄液又は前記超音波振動子と
    該半導体基板の間に配置された保護部材を介して該半導
    体基板に振動を付与するものであることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体基板の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記超音波振動子及び前記洗浄液供給ノ
    ズルは単一で両者が一体的に形成されてなり、前記半導
    体基板の外周端部近傍に該半導体基板と離間して配置さ
    れてなることを特徴とする請求項1に記載の半導体基板
    の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板の外周端部に接して複数
    個配置され、該半導体基板の外周端部に押し当てられて
    回転することにより該半導体基板を保持しかつ回転させ
    る保持治具を具備してなることを特徴とする請求項4に
    記載の半導体基板の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記保持治具は、前記超音波振動子を内
    蔵することを特徴とする請求項5に記載の半導体基板の
    洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板の少なくとも表裏面近傍
    のいずれか一方に、該半導体基板に対して進退可能に設
    けられ、該半導体基板に接触して回転することにより該
    半導体基板の表裏面の汚れを除去するロールスポンジを
    具備してなることを特徴とする請求項1に記載の半導体
    基板の洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記超音波振動子の振動周波数は200
    〜700kHzであることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体基板の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 洗浄対象となる半導体基板の表裏両面に
    同時に洗浄液を供給するとともに、該半導体基板の表裏
    両面に超音波を印加して洗浄を行うことを特徴とする半
    導体基板の洗浄方法。
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