JPH11207258A - 超音波振動発生装置及び超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波振動発生装置及び超音波洗浄装置

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JPH11207258A
JPH11207258A JP2512098A JP2512098A JPH11207258A JP H11207258 A JPH11207258 A JP H11207258A JP 2512098 A JP2512098 A JP 2512098A JP 2512098 A JP2512098 A JP 2512098A JP H11207258 A JPH11207258 A JP H11207258A
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忠弘 大見
Katsuichi Okano
勝一 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造作業面及び機械的強度確保の両観点での
困難性を克服し、以て極く高い周波数帯域の駆動周波数
の利用と、大きな被洗浄物の洗浄を可能とした超音波振
動発生装置及び超音波洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 振動子10が取り付けられる振動板9又
は貯留槽14について、該振動子が固着される部分のみ
薄肉としかつ共振板厚とし、他の部分は厚肉とし、以て
前記の効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば工業用とし
て電子部品等の洗浄に供されて好適な超音波振動発生装
置及び超音波洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の超音波振動発生装置を具
備した洗浄装置を示し、又、図10は従来の超音波洗浄
装置を示す。
【0003】図9に示すように、超音波振動発生装置1
は、筒状の側板2の下端部にパッキン3を介して液密状
態に締結して該側板2と共に洗浄槽5を構成する。この
洗浄槽5内には例えば純水等からなる洗浄用流体7が貯
留され、シリコンウェーハ(図示せず)などの被洗浄物
が該洗浄用流体7中に浸漬され、洗浄が行われる。
【0004】前記超音波振動発生装置1は、平板状に形
成された振動板9と、該振動板9の主たる面に固着され
た振動子10とを有している。この振動板9と前記側板
2は、例えばステンレス鋼や石英などを素材として形成
される。
【0005】前記振動子10は、例えばPZT(pie
zoelectric:圧電)素子を含み、図示しない
発振器によって該PZT素子に所定周波数の電圧を印加
して所定の駆動周波数による超音波振動を発する。
【0006】前記発振器による駆動周波数は例えば約5
00KH以上に設定される。かかる高い周波数帯域は、
サブミクロンのパーティクル(particle)の除
去が可能である点、キャビテーションが発生しないため
に被洗浄物へのダメージがない点、波長が短いが故に定
在波の影響がなく斑のない洗浄効果が得られる点等々、
超精密洗浄に好適である。
【0007】前記振動子10が発する超音波エネルギー
を伝達する振動板9の厚みは、駆動周波数における1/
2波長の整数倍に設定されている。これによって、振動
板9は共振し、音響的損失が小さく(理論的には零)な
り前記振動子10からの超音波エネルギーが損なわれる
ことなく有効に伝達される。
【0008】前記振動板9としては、具体的には、市販
されている種々の板材の中で該数値の厚みを有するもの
があればこれを選定し、又は該数値よりも大きな板厚の
ものに切削加工を施して得られる。
【0009】上述した洗浄装置においては、前記発振器
より印加される駆動電圧によって振動子10が作動し、
超音波振動が発せられる。この超音波振動の縦波が前記
振動板9を経て洗浄用流体7に伝播し、該洗浄用流体7
が励振される。よって、洗浄用流体7中に浸漬されてい
る被洗浄物、本例の場合シリコンウェーハが洗浄され
る。
【0010】一方、図10に示す超音波洗浄装置12
は、洗浄用流体7を貯留する貯留槽14を有し、この貯
留槽14の底部外面に振動子10が固着されている。作
用等は図9に示した装置と同様である。この超音波洗浄
装置においても、貯留槽14の底部は駆動周波数の共振
長に設定され、該共振長に合致した厚みの板材にて貯留
槽14を製作する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した超音波振動発
生装置及び超音波洗浄装置は、これを使用することによ
って超精密洗浄を可能とするものであり、例えば半導体
産業において多用されている。ところが、従来の装置で
は下記の問題がある。
【0012】すなわち、近時、ULSI(超大規模集積
回路)の高集積化などに伴い洗浄効率を向上させるため
更に高い周波数帯域の利用が進められる傾向にある。そ
のため、共振長に設定される前記振動板9及び貯留槽1
4の底部の厚みをより薄くする試みがなされている。他
方、被洗浄物であるシリコンウェーハは大径のものに推
移しつつあり、これを収容して洗浄するための槽の大型
化が図られている。これらの点から、次の不都合が生じ
ている。
【0013】つまり、前記振動板9、貯留槽14の底部
が薄くなることは剛性の低下を来し、これらに対する振
動子10の接着性や板材の加工性が悪化し、製作が困難
になっている。因みに、振動板9及び貯留槽14の材質
をステンレス鋼とし、駆動周波数を3MHzとし、1/
2波長の倍数たる整数を1に設定すると、共振する板厚
は1mmとなり、極めて薄い。
【0014】また、槽の底部には貯留した洗浄用流体7
による大きな圧力が加わるから、薄く大型の槽では変形
し易く、この点からも実用化が難しい。
【0015】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、製造作業
面及び機械的強度の両観点での困難を克服し、以て極く
高い周波数帯域の駆動周波数の利用と、大きな被洗浄物
の洗浄を可能とした超音波振動発生装置及び超音波洗浄
装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による超音波振動発生装置は、振動板と、該
振動板の主たる面に固着された振動子を有して該振動板
を厚み方向に励振する超音波励振手段とを備え、前記振
動板は前記振動子が固着された部分及びその近傍が他の
部分に対して凹部として形成され、該凹部の底部の厚み
が駆動周波数における1/2波長の整数倍に設定されて
いる。
【0017】また、同目的を達成するために、本発明に
よる超音波洗浄装置は、洗浄用流体を貯留する貯留槽
と、前記貯留槽の外面に固着された振動子を有して該貯
留槽を厚み方向に励振する超音波励振手段とを備え、前
記貯留槽は前記振動子が固着された部分及びその近傍が
他の部分に対して凹部として形成され、該凹部の底部の
厚みが駆動周波数における1/2波長の整数倍に設定さ
れている。
【0018】加えて、前記超音波振動発生装置及び超音
波洗浄装置に関して、前記振動子は複数並べて設けら
れ、該振動子間に、前記他の部分にしてリブ状の部分
が、形成されている。
【0019】また、前記リブ状の部分は縦横に格子状を
呈して形成されている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を添付図面
を参照しつつ説明する。
【0021】図1及び図2は、本発明の第1実施例とし
ての超音波振動発生装置を示すものである。但し、本実
施例は、以下に説明する部分を除いて図9に示した従来
の超音波振動発生装置1と同様に構成されており、装置
全体としての説明は重複する故に省略し、要部の説明の
みに留める。
【0022】また、以下の説明において、上記従来例と
同一又は対応する構成部分に関しては同じ参照符号を用
いて示している。
【0023】図示のように、第1実施例の超音波振動発
生装置21では、振動板9は、振動子10が固着された
部分及びその近傍が他の部分に対して凹部9aとして形
成されている。この凹部9aは振動板9の外周部分を除
いて大きく形成されており、振動子10は複数、この場
合3つが該凹部9a内に一列に並べて収容されている。
【0024】なお、本実施例では各々の振動子10が矩
形板状に形成されていることから前記凹部9aもこれに
対応して矩形状となされているが、振動子10及び凹部
9aの形状は必要に応じて変えられることは勿論であ
る。
【0025】前記振動子10は接着等の手法により前記
凹部9a内に装着される。図2に示すように、振動子1
0は、PZT(piezoelectric:圧電)素
子10a(図において細かな点によるハッチングで示し
ている)と、該PZT素子10aの上下両面に接着され
た電極板10b、10cとからなる。
【0026】前記各振動子10は、発振器23により駆
動される。詳しくは、この発振器23からの送電用ワイ
ヤが各振動子10の電極板10b、10cに接続され、
該発振器23から所定周波数の電圧が印加されることで
前記PZT素子10aが作動し、該周波数の超音波振動
を発する。
【0027】前記各振動子10及び発振器23を、超音
波励振手段と総称する。
【0028】前記凹部9aの底部の厚み:t1は、振動
子10による駆動周波数における1/2波長の整数:n
倍に設定されている。これによって、該振動子10は共
振し、音響的損失が小さく(理論的には零)なり前記振
動子10からの超音波エネルギーはほとんど損なわれる
ことなく有効に伝達される。
【0029】前記1/2(半)波長:λ/2は次のよう
に算出される。
【0030】λ/2=C/2f ここで、 λ:1波長 C:振動板9の材質の振動伝播音速 f:駆動周波数
【0031】振動板9の材質として例えばステンレス鋼
を選定すれば前記Cの値は5180m/secであり、
又、駆動周波数fを例えば3M(106)Hzとし、前
記整数nを1に設定すれば、前記厚み:t1は約1mm
となる。
【0032】ここで、当該超音波振動発生装置21の製
造方法について説明する。
【0033】まず、前記厚みt1よりもかなり大きい板
厚T1(例えば5mm)を有する素材、例えばステンレ
ス鋼板を用意する。そして、該素材を切断して振動板と
して適当な大きさの原形を得、この原形に対して切削加
工(正面フライス加工など)を施すことにより記号d1
(図2参照)で示す寸法(T1−t1)だけ削り込み、前
記凹部9aを形成する。
【0034】他方、前記振動子10を用意し、これらを
前記凹部9a内に装着する。
【0035】上述した超音波振動発生装置21では、前
記発振器23より印加される駆動電圧によって振動子1
0が作動し、超音波振動が発せられる。当該超音波振動
発生装置21は、例えば、図9に示した側板2に締結さ
れて使用される。使用状態において、振動子10から発
せられる超音波振動は前記振動板9の薄肉部、すなわち
共振板厚(t1)部分を経て貯留した洗浄用流体7(図
9参照)に伝わり、該洗浄用流体7が励振される。よっ
て、該洗浄用流体中に浸漬されている被洗浄物、例えば
シリコンウェーハが洗浄される。
【0036】この超音波振動発生装置21においては、
振動板9は、振動子10が固着された部分及びその近傍
が他の部分に対して凹部9aとして形成され、この凹部
9aの底部の厚みt1が駆動周波数における1/2波長
の整数倍に設定され、共振するようになされている。
【0037】かかる構成では、該振動板9は前記凹部9
a以外の部分が大きな板厚T1を有することから、かな
り高い駆動周波数を利用することを前提としても該振動
板9は比較的大きな剛性を確保でき、該振動板9に対す
る振動子10の接着、又、素材である板材の加工が容易
となり簡単に製造し得る。
【0038】また、前記振動板9の機械的強度が大きい
ことから、槽(該振動板9と図9に示した側板2により
構成される槽)の容量を自由に大きくすることが出来、
被洗浄物として大径のシリコンウェーハなどを難なく扱
うことが可能である。
【0039】
【実施例】図3及び図4に示すように、本発明の第2実
施例としての超音波振動発生装置31を示す。この超音
波振動発生装置31は下記の相違点を除いて前記第1実
施例のものと同様に構成されており、第1実施例の超音
波振動発生装置21が奏する前述の効果に加え、該相違
点により更に他の効果が得られる。
【0040】すなわち、この超音波振動発生装置31に
おいては、振動板9の凹部9aが小さく形成されて複数
設けられ、各振動子10はこれら凹部9a内に個別に収
容されている。換言すれば、これら振動子10間に、前
記凹部9aを画定する厚肉(T1)のリブ状の部分9b
が形成されているものである。
【0041】このリブ状の部分9bを有することによっ
て、振動板9の剛性が前記第1実施例のものに比してよ
り大きくなり、有効である。
【0042】特に、本実施例では、前記振動子10が縦
横に例えば3列、4列をなし、それ故に前記リブ状の部
分9bも縦横に形成され、互いに格子状を呈している。
このように格子状のリブを設けることは、剛性等、機械
的強度が極めて高くなる。
【0043】次に、本発明の第3実施例としての超音波
洗浄装置を第5図及び第6図に基づいて説明する。但
し、この第3実施例の超音波洗浄装置41は、以下に説
明する部分を除いて図10に示した従来の超音波洗浄装
置12と同様に構成されており、装置全体としての構成
は重複する故に省略し、要部のみの説明に留める。
【0044】また、この超音波洗浄装置41も超音波励
振手段をなす振動子10及び発振器23を備えている
が、これら振動子10、発振器23は、図1乃至図4に
示した第1実施例及び第2実施例と同様に構成されてい
る故説明を省略する。
【0045】また、以下の説明において、上記従来の超
音波洗浄装置12、並びに前記第1実施例及び第2実施
例と同一又は対応する構成部分に関しては同じ参照符号
を付して示している。
【0046】図示のように、この第3実施例では、貯留
槽14の底部は、振動子10が固着された部分及びその
近傍が他の部分に対して凹部14aとして形成されてい
る。具体的には、該凹部14aは貯留槽14の底部の外
周部分を除いて大きく形成されており、振動子10は例
えば4つが該凹部14a内に一列に配設されている。
【0047】前記凹部14aの底部の厚み:t2は、振
動子10による駆動周波数における1/2波長の整数:
n倍に設定されている。これによって、振動子10は共
振し、音響的損失が小さく(理論的には零)なり前記振
動子10からの超音波エネルギーはほとんど損なわれる
ことなく有効に伝達される。
【0048】前記1/2(半)波長の算出については前
述した第1実施例におけると同様であるから、説明を省
略する。貯留槽14の材質、駆動周波数、前記整数:n
の設定値を前記第1実施例と同じくするならば、前記厚
みt2は約1mmとなる。
【0049】ここで、この超音波洗浄装置41の製造方
法を説明する。
【0050】まず、例えばステンレス鋼板で前記厚みt
2よりも大きな板厚T2(例えば5mm)を有するものを
用意する。この板材を元に、溶接などにより貯留槽14
の原形を得る。そして、この原形の底部下面側に対して
正面フライス加工などを施して記号d2(図6参照)で
示す寸法(T2−t2)だけ削り込み、前記凹部14aを
形成する。
【0051】一方、前記振動子10を用意し、これらを
前記凹部14a内に装着する。
【0052】超音波洗浄装置41では、前記発振器23
より印加される駆動電圧によって振動子10が作動し、
超音波振動が発せられる。発せられる超音波振動は、貯
留槽14の底部の薄肉部、つまり共振板厚(t2)部分
を経て洗浄用流体7に伝わり、該洗浄用流体7が励振さ
れる。よって、該洗浄用流体7中に浸漬されている被洗
浄物、本例の場合シリコンウェーハが洗浄される。
【0053】前記第1実施例及び第2実施例と同じく、
本超音波洗浄装置41においては、貯留槽14の底部
は、振動子10が固着された部分及びその近傍が他の部
分に対して凹部14aとして形成され、この凹部14a
の底部の厚みt2が駆動周波数における1/2波長の整
数倍に設定され、共振するようになされている。
【0054】この構成では、前記貯留槽14の底部は前
記凹部14a以外の部分が大きな板厚T2を有すること
から、かなり高い駆動周波数を利用することを前提とし
ても該底部は比較的大きな剛性を確保でき、該底部に対
する振動子10の接着、又、該底部の切削加工が容易と
なり、簡単に製造し得る。
【0055】また、貯留槽14の底部の機械的強度が大
きいことから、該貯留槽14の容量を自由に大きくする
ことが出来、被洗浄物として大きな径のシリコンウェー
ハ等を無理なく扱うことが可能である。
【0056】図7及び図8に、本発明の第4実施例とし
ての超音波洗浄装置を示す。当該超音波洗浄装置51は
次の相違点を除いて前記第3実施例のものと同様に構成
されており、第3実施例の超音波洗浄装置が奏する前述
の効果に加え、該相違点に基づき更に他の効果が奏され
る。
【0057】すなわち、当該超音波洗浄装置において
は、貯留槽14の底部の凹部14aが小さく形成されて
複数設けられ、各振動子10はこれら凹部14a内に個
別に収容されている。つまり、これら振動子10間に、
前記凹部14aを画定する厚肉(T2)のリブ状の部分
14bが形成されているものである。
【0058】このリブ状の部分14bを設けたことによ
り、貯留槽14の剛性が前記第3実施例のものに比して
より大きくなり、有効である。
【0059】また、本実施例では、前記振動子10が縦
横に例えば4列、5列をなし、前記リブ状の部分14b
も縦横に形成され、互いに格子状を呈している。このよ
うな格子状のリブを有することは、剛性等、機械的強度
が極めて高くなる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動板又は貯留槽は振動子が固着された部分及びその近
傍が他の部分に対して凹部として形成され、該凹部の底
部の厚みが駆動周波数における1/2波長の整数倍に設
定され、共振するようになされている。かかる構成で
は、該振動板及び貯留槽は前記凹部以外の部分が大きな
板厚を有することから、かなり高い駆動周波数を利用す
ることを前提としても比較的大きな剛性を確保でき、こ
れらに対する振動子の接着、又、素材である板材の加工
が容易となり簡単に製造し得る。
【0061】また、前記振動板及び貯留槽の機械的強度
が大きいことから、槽の容量を自由に大きくすることが
出来、被洗浄物として大径のシリコンウェーハなどを難
なく扱うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての超音波振動発生装
置の平面図である。
【図2】図1に示した超音波振動発生装置の縦断面図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例としての超音波振動発生装
置の平面図である。
【図4】図3に示した超音波振動発生装置の縦断面図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例としての超音波洗浄装置の
平面図である。
【図6】図5に示した超音波洗浄装置の縦断面図であ
る。
【図7】本発明の第4実施例としての超音波洗浄装置の
平面図である。
【図8】図7に示した超音波洗浄装置の縦断面図であ
る。
【図9】従来の超音波振動発生装置を具備した洗浄装置
の縦断面図である。
【図10】従来の超音波洗浄装置の縦断面図である。
【符号の説明】
7 洗浄用流体 9 振動板 9a (振動板9の)凹部 9b (振動板9の)リブ状の部分 10 振動子 14 貯留槽 14a (貯留槽14の)凹部 14b (貯留槽14の)リブ状の部分 21 超音波振動発生装置(第1実施例) 23 発振器 31 超音波振動発生装置(第2実施例) 41 超音波洗浄装置(第3実施例) 51 超音波洗浄装置(第4実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 勝一 東京都羽村市栄町3−1−5 株式会社カ イジョー内 (72)発明者 藤江 明雄 東京都羽村市栄町3−1−5 株式会社カ イジョー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、 前記振動板の主たる面に固着された振動子を有して該振
    動板を厚み方向に励振する超音波励振手段とを備え、 前記振動板は前記振動子が固着された部分及びその近傍
    が他の部分に対して凹部として形成され、該凹部の底部
    の厚みが駆動周波数における1/2波長の整数倍に設定
    されていることを特徴とする超音波振動発生装置。
  2. 【請求項2】 前記振動子は複数並べて設けられ、該振
    動子間に、前記他の部分にしてリブ状の部分が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の超音波振動発生
    装置。
  3. 【請求項3】 前記リブ状の部分は縦横に格子状を呈し
    て形成されていることを特徴とする請求項2記載の超音
    波振動発生装置。
  4. 【請求項4】 洗浄用流体を貯留する貯留槽と、 前記貯留槽の外面に固着された振動子を有して該貯留槽
    を厚み方向に励振する超音波励振手段とを備え、 前記貯留槽は前記振動子が固着された部分及びその近傍
    が他の部分に対して凹部として形成され、該凹部の底部
    の厚みが駆動周波数における1/2波長の整数倍に設定
    されていることを特徴とする超音波洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前期振動子は複数並べて設けられ、該振
    動子間に、前記他の部分にしてリブ状の部分が形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の超音波洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 前記リブ状の部分は縦横に格子状を呈し
    て形成されていることを特徴とする請求項5記載の超音
    波洗浄装置。
JP02512098A 1998-01-22 1998-01-22 超音波振動発生装置及び超音波洗浄装置 Expired - Lifetime JP3839154B2 (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20010054680A (ko) * 1999-12-07 2001-07-02 임성묵 초음파 세척기의 진동자 부착방법
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