JP3075316B2 - コンピュータミシンによる刺しゅう布位置決め方法 - Google Patents

コンピュータミシンによる刺しゅう布位置決め方法

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JP3075316B2
JP3075316B2 JP04072327A JP7232792A JP3075316B2 JP 3075316 B2 JP3075316 B2 JP 3075316B2 JP 04072327 A JP04072327 A JP 04072327A JP 7232792 A JP7232792 A JP 7232792A JP 3075316 B2 JP3075316 B2 JP 3075316B2
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三喜夫 小池
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Janome Sewing Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータミシンによ
る刺しゅう方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータミシンによる刺しゅ
うは記憶部からの制御信号により平面的に駆動される駆
動機構の取付端に刺しゅう枠を装着すれば自動的に刺し
ゅうされているが、布の所定の位置に刺しゅうを行いた
い為に刺しゅう枠への布の張設が難しく、特に家庭用コ
ンピュータミシンにより刺しゅうをやる場合にどの初心
者にでも容易に布の張設が出来るようになっていなかっ
た為、刺しゅうが布枠から外れたり布に対して刺しゅう
した図柄の向きが倒れたりして必ずしも満足出来るもの
ではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はコンピュータ
ミシンによる刺しゅうを布の所定の位置に正確に且つ所
望の図柄を布に対して倒れなく、どの初心者でも繰り返
して同じ様に縫えるようにすることを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶部に記憶
された制御データにより刺しゅう枠の駆動が制御され、
該刺しゅう枠に張設された布に自動的に刺しゅうが行わ
れるコンピュータミシンによる刺しゅう方法において、
図柄が画かれた模様表示シートにより布に十字線をマー
クし、台板と該台板に枢着された位置決め腕とでなる位
置決め装置の前記台板に取付けた刺しゅう枠の上に十字
線をマークした前記布を置き、該布の十字線を前記位置
決め腕の端部に設けられた透明板上の十字基準線に一致
させた後、前記布を内枠の嵌め込みにより刺しゅう枠に
張設し、十字線のマークにより図柄が位置決めされた布
を張設した刺しゅう枠をミシンのX−Y駆動機構のキャ
リジに固着し、前記布上に模様表示シートの図柄を刺し
ゅうすることを特徴とするコンピュータミシンによる刺
しゅう布位置決め方法により、解決することができる。
【0005】
【作用】本発明は記憶部に制御データが記憶され、該制
御データにより刺しゅう枠の駆動が制御され、該刺しゅ
う枠に張設された布に自動的に刺しゅうが行われるコン
ピュータミシンによる刺しゅう方法において、図柄が画
かれた模様表示シートにより布に十字線をマークし、台
板と該台板に枢着された位置決め腕とでなる位置決め装
置の前記台板に取付けられた刺しゅう枠の上に置いた布
の前記十字線を前記位置決め腕の端部に設けられた透明
板の十字基準線に一致させた後、前記布を内枠にて刺し
ゅう枠に張設し、位置決めされた布を張設の刺しゅう枠
をミシンのX−Y駆動機構のキャリジに固着してミシン
を運転すれば布の所定位置に正確に所望の図柄模様が刺
しゅう出来ることを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明になるコンピュータミシンを使
って自動的に刺しゅうする方法を述べる。
【0007】コンピュータミシン1はアーム機枠2とベ
ッド機枠3とベース機枠4とから構成されている。アー
ム機枠2には回転自在に支持された上軸(図示せず)によ
り上下方向に往復動せしめられる針棒(図示せず)が設け
られ、該針棒の下端に針5が取り外し可能に固着されて
いる。
【0008】ベッド機枠3には前記針5と協働し上糸と
下糸を交差せしめる糸輪捕捉部(図示せず)が内蔵されて
いる。
【0009】ベース機枠4にはステッピングモータ(図
示せず)により制御駆動せしめられる刺しゅう枠X−Y
駆動機構(図示せず)が設けられ、該刺しゅう枠X−Y駆
動機構により合成運動せしめられるキャリジ6が前記ベ
ッド機枠3の背面側に配設されている。
【0010】該キャリジの上面はベッド機枠3の上面と
略同一高さに設けられ、刺しゅう枠7の取付部8が着脱
可能にされている。刺しゅう枠7には操作部が設けられ
た外方拡張型の内枠9が着脱可能に嵌着せしめられる。
【0011】次に布位置決め装置10は台板11と、該
台板上面に突起した支持部12に枢着される位置決め腕
13とで構成されている。台板11の適宜の位置にはネ
ジ穴14とその両側のストレート穴15、15とが一直
線上に配設されている。
【0012】位置決め腕13は側面より視て逆U字形を
なし台板側に倒れた倒伏状態(図4の実線で示す位置)と
台板より離された開放状態(図4の2点鎖線で示す位置)
との間で回動自在に支持され、端部に枠部16が設けら
れ該枠部内に十字基準線17が印された透明板18が装
着されている。
【0013】位置決め腕13を倒伏させた状態における
枠部16の台板11上の位置は台板11上の所定の位置
に設定された刺しゅう枠に対する相対位置と前記ミシン
のキャリジ6が初期位置に移動された際の該キャリジに
取り付けられた刺しゅう枠の相対位置とが一致する様に
位置決めされており、枠部16により囲まれた範囲はミ
シンの刺しゅう範囲に一致せしめられている。
【0014】模様表示シート19には単位図柄20が表
示され、該単位図柄毎に十字基準線21が印され該十字
基準線には縦線の両端にマーク穴22、22、横線の両
端にマーク穴23、23が設けられている。
【0015】次に布Wの所定の位置に所望の図柄を刺し
ゅうする方法について述べる。まず、布Wの所定の位置
に所望の図柄が表示された模様表示シート19の単位図
柄20を重ねる様に載置し、十字基準線21の縦線及び
横線の各マーク穴22、22及び23、23を通して布
Wにマークし、模様表示シート19を外して各マークを
互いに直線にて結び、布上に十字線Cをマークする。
(図6参照)
【0016】次に刺しゅう枠7を位置決め装置10の台
板11に固定する。台板11への刺しゅう枠7の固定の
仕方は刺しゅう枠7の取付部8に設けられたピンを台板
11上のストレート穴15、15に嵌め込んで位置決め
し、中央のネジ24を台板11のネジ穴14に螺着して
固着する。
【0017】次に台板11上に固着の刺しゅう枠7内
に、マークした十字線Cが入る様に布Wを載置しておい
て、その布Wの上に位置決め腕13を倒伏させ次いで透
明板18の十字基準線17に布Wを動かして布W上にマ
ークした十字線Cを合わせる。透明板18上の十字基準
線に布上の十字線が一致した状態で布Wを、操作部を図
2に示す如く内側に撓ませた内枠9を上から押え込んで
刺しゅう枠7の内側に嵌め込んで布を張設する。
【0018】この様に布位置決め装置10を使って所定
の位置に布を張設した刺しゅう枠7をミシンのキャリジ
6に取付け、模様表示シート19の図柄20と一致する
図柄をミシン側の刺しゅう模様選択装置にて選択操作し
ミシンを運転すれば、ミシンは記憶部からの制御データ
により針と糸輪捕捉部との協働運動と、刺しゅう枠が駆
動せしめられることにより模様表示シートの単位図柄が
自動的に刺しゅうされることになる。
【0019】布を刺しゅう枠から外して他の位置に所望
図柄を上記方法によりマークし、マークした位置に所望
の図柄を刺しゅうすれば複数の単位図柄を組み合わせ大
模様刺しゅうをすることが出来る。組み合わせ模様刺し
ゅうは単位図柄を布上の所定の位置へ正確に刺しゅうを
することが出来ることにより実現されるものである。
【0020】
【効果】本発明は布の所定の位置に正確に所望の図柄模
様が自動的に刺しゅう出来るので、布の所定位置を移動
すると共に選択刺しゅう模様を変えて単位図柄模様を組
み合わせることにより正確な模様配列により大模様の刺
しゅうをすることが可能なものであり装飾刺しゅうの縫
製に実用効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施に基づくものであり、図1は本発明
を実施するコンピュータミシンの外観斜視図、図2は本
発明を実施する刺しゅう枠の分解斜視図、図3は本発明
を実施する位置決め装置の平面図、図4は本発明を実施
する位置決め装置の側面図、図5は本発明を実施する模
様表示シートの平面図、図6は本発明により十字線をマ
ークされた布の平面図、図7は本発明を実施する位置決
め装置に刺しゅう枠と布をセットした状態を示す平面
図、図8は本発明により刺しゅう枠に布が張設された状
態を示す斜視図、図9は本発明によるコンピュータミシ
ンのブロック図である。 6…キャリジ 7…刺しゅう枠 9…図枠 10…位置決め装置 11…台板 13…位置決め腕 17…十字基準線 18…透明板 C…十字線 W…布
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 1/00 - 83/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刺繍可能なコンピュ−タミシンのX−Y駆
    動機構に連結するキャリッジ(6)の取付部に布が張設
    された刺しゅう枠(7)を位置決めして装着し、記憶部
    に記憶された制御デ−タにより前記刺しゅう枠の駆動が
    制御され、該刺しゅう枠を前記制御データに基づいて刺
    繍初期位置に制御してこの位置から自動的に刺しゅうが
    行われるコンピュ−タミシンに対する刺しゅう布取付け
    方法であって、布の位置決め装置(10)の台板(1
    1)に設けられた前記キャリッジ(6)の取付部とほぼ
    同一の装着部(14、15)に刺しゅう枠(7)を装着
    するステップと、予め刺繍予定位置に縦方向を示す直線
    と横方向を示す直線とでなる十字線(C)が付された布
    (W)を前記刺しゅう枠(7)上に案内するステップ
    と、枠部(16)を有して該枠部が前記台板から離れる
    上方位置と台板に接触可能な下方位置との間で変位可能
    な位置決め腕(13)の前記枠部(16)に装着される
    透明板(18)に付された、前記ミシンのキャリッジ
    (6)に刺繍枠7を取付けたときの刺繍初期位置を示す
    十字基準線(17)が前記布(W)上に位置するように
    前記透明板(18)を前記上方位置から前記下方位置へ
    変位させて布(W)に接触させるステップと、前記布
    (W)を前記透明板(18)に関して動かして布上の十
    字線(C)を前記透明板(18)上の十字基準線(2
    1)に合致させ、前記布(W)を内枠(9)をもって前
    記刺しゅう枠(7)に固定するステップと、からなるこ
    とを特徴とするコンピュ−タミシンによる刺しゅう布取
    付け方法。
  2. 【請求項2】前記布(W)の刺繍予定位置に縦方向を示
    す直線と横方向を示す直線とでなる十字線(C)を付す
    方法が、単位図柄(20)と該図柄に関連した十字基準
    線(21)と該十字基準線の縦線及び横線のそれぞれの
    両端にたマ−ク穴(22、23)とが設けられた複数の
    模様表示シ−ト(19)から所望の模様表示シ−トを選
    択するステップと、 前記模様表示シートの単位図柄(20)が布上の所望位
    置に位置するように配置するステップと、模様表示シー
    トのマ−ク穴(22、23)によりマークを付すステッ
    プと、縦及び横方向に対向するマークを直線で結んで十
    字線(C)を形成するステップとからにることを特徴と
    する請求項1に記載のコンピュ−タミシンによる刺しゅ
    う布取付け方法。
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