JP3026163B2 - 刺繍ミシン - Google Patents

刺繍ミシン

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JP3026163B2
JP3026163B2 JP8196383A JP19638396A JP3026163B2 JP 3026163 B2 JP3026163 B2 JP 3026163B2 JP 8196383 A JP8196383 A JP 8196383A JP 19638396 A JP19638396 A JP 19638396A JP 3026163 B2 JP3026163 B2 JP 3026163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刺繍枠上に載置さ
れた加工布に刺繍を施す刺繍ミシンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、スキャナを用いてメモリ内に
インプットされた刺繍データに基づいて刺繍を行う刺繍
ミシン或いは刺繍データ作成装置が特開平5−9857
号公報、特開平6−39163号公報、特開平5−19
5号公報等により知られている。これら従来の刺繍ミシ
ンによれば、刺繍模様となる絵柄データは、デジタイザ
等の刺繍データ作成装置を使用して予めフロッピーデス
クに入力されるようになっており、このフロッピーを刺
繍ミシンのFDD(フロッピードライブデスク)に差し
込み、刺繍ミシンがフロッピー内のデータを読み込むこ
とにより、刺繍手段において様々な模様の刺繍が行われ
るというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この刺繍デー
タ作成装置は高価であるばかりでなく、この装置に使用
する刺繍データの作成には時間がかかった。また、絵柄
データがフロッピーデスク上に存在していても、加工布
の目的とする刺繍箇所に一致させて刺繍することは、あ
る程度の経験と勘が必要となり、往々にして刺繍はでき
ても必ずしも目的とする刺繍箇所に適合しないことがあ
った。そこで、本願発明は、刺繍データを作成しなくて
も容易に絵柄を刺繍部に指示することができ、且つ絵柄
データの位置座標の取込み及び絵柄位置の確定を容易に
行える刺繍ミシンの提供を本願発明の第1の課題とす
る。
【0004】また、従来、刺繍ミシンにおいて刺繍手段
及びスキャナは比較的重量が大きく、また構造も複雑で
トラブルが生じやすいという問題があった。そこで、上
記第課題に加えて、これらの刺繍ミシンの基本的な部
分をベット部に対して固定することによりトラブル発生
を少なくし、併せて刺繍手段及びスキャナの操作性の向
上と作動のための消費エネルギの抑制を本願発明の第
の課題とする。更に、従来コンピュータに既に絵柄デー
タがインプットされており、且つ該絵柄を重ね合わせて
刺繍枠に保持させた加工布に縁取り刺繍をする場合に、
刺繍手段に対する絵柄の位置の特定が難しく、縁取り刺
繍にもかかわらず絵柄の縁に一致しない場合があった。
そこで、上記第1又は2の課題に加えて、縁取り刺繍の
場合における刺繍位置の設定を経験や勘に頼ることなく
システム的に行い、縁取り刺繍の品質の向上と縁取り作
業の効率化を図ることを本願発明の第の課題とする。
【0005】更に、刺繍枠が特定の形状をしていること
を利用して、この刺繍枠を刺繍座標として活用すること
により、スキャナとの併用により刺繍ミシンにおける刺
繍位置の特定を簡略且つ確実化することを本願発明の第
の課題とする。更に、上記課題に加えて、スキャナに
より読み取られた絵柄データ或いはその位置データを部
分的或いは全部を修正可能とすることにより、変化の多
い刺繍を実現させることを本願発明の第の課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明における請求項1記載の刺繍ミシンは、絵柄
データによりコンピュータ制御で刺繍可能な刺繍手段を
設けた刺繍ミシンにおいて、前記絵柄データを読み込む
スキャナ読取り部の読取位置を、刺繍ミシンに設けた刺
繍枠の位置に対して特定し、該刺繍枠に対して、相対的
に上記刺繍手段及び上記スキャナ読取り部をそれぞれ移
動可能な構造とすることを特徴とする。本発明における
請求項記載の刺繍ミシンは、請求項1記載の手段に加
えて、刺繍手段及びスキャナ読取り部をミシンのベット
部に固定し、刺繍手段及びスキャナ読取り部に対して刺
繍枠を移動させることを特徴とする。本発明における請
求項記載の刺繍ミシンは、請求項1又は2記載の手段
に加えて、コンピュータのメモリに予め絵柄データを保
持させ、上記スキャナ読取り部に加工布上の絵柄位置を
読み取らせ、読み取らせた位置情報により絵柄の縁取り
刺繍を行わせることを特徴とする。
【0007】本発明における請求項記載の刺繍ミシン
は、絵柄データによりコンピュータ制御で刺繍可能な刺
繍手段を設けた刺繍ミシンにおいて、刺繍枠の位置デー
タをミシンの駆動座標軸とし、刺繍枠に対する絵柄位置
をスキャナで読み取らせ、該読取データによりミシンを
駆動させ絵柄の縁取り刺繍を行わせることを特徴とす
る。本発明における請求項記載の刺繍ミシンは、請求
項1〜記載のいずれかの手段に加えて、スキャナによ
り入力された絵柄データ又は位置データをコンピュータ
制御により修正可能とすることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施例につ
いて説明する。発明の第1実施例について図1、2を
用いて説明する。本実施例は、メモリ内にインプットさ
れた絵柄データを用いて自動的に刺繍が可能なコンピュ
ータ制御の刺繍ミシンであり、前記絵柄データを読み込
むスキャナ読取り部14の読取位置を刺繍ミシンに設け
た刺繍枠12の位置に対して特定して設定したものであ
る。即ち、特に図2に示されるように、平坦な直方体形
状からなりベット部1の上面の一側上方に鉛直状態で支
柱2が立設され、該支柱2の上端には水平方向にアーム
3が設けられ、更にアーム3の他端部の頭部には刺繍手
段5が設けられ、該刺繍手段5には針5aが下垂されて
いる。以上の支柱2、アーム3、刺繍手段5及び針5a
の構成は従来の刺繍ミシンと変わるところはない。
【0009】上記支柱2は上下に分割されており、その
中間部にはアーム3の上下高さ調節部4が配置されてお
り、支柱2の上部にアーム3を介して設けられている刺
繍手段5の上下位置が調節自在に形成されている。この
構成は刺繍枠12に対して刺繍手段5の距離を適宜調整
することが可能である。上記ベット部1の上面には、X
軸方向に水平移動が可能な左右移動枠6が設けられ、更
に左右移動枠6上にはY軸方向に水平移動が可能な前後
移動枠9が設けられている。左右移動枠6の下部にはコ
ンピュータ制御で回転駆動・停止される左右移動ローラ
10、10・・が軸支され、左右移動案内レール11、
11上を走行するように配置されている。
【0010】一方、前後移動枠9の下部にはコンピュー
タ制御で回転駆動・停止される前後移動ローラ7、7・
・が軸支され、左右移動枠6の上部に配置された前後移
動案内レール8、8上を走行するように配置されてい
る。前後移動枠9は刺繍盤を構成しており、その上部の
定位置に刺繍枠12が適宜取付手段(図示せず)により
着脱自在に取り付けられる。そして、刺繍枠12には公
知の手段により加工布13が装着される。したがって、
刺繍盤を構成する前後移動枠9は、ベット部1に対して
水平面内のXY軸方向に移動自在であり、換言すれば刺
繍手段5に対して水平方向にXY軸方向に移動自在であ
り、刺繍枠12に取り付けられた加工布13はコンピュ
ータ制御による縦横の二次元的な移動により一定位置で
作動する刺繍手段5により刺繍が行われる。
【0011】なお、左右移動枠6及び前後移動枠9は、
図面において上下幅が大きく描かれているが、これらの
枠6、9は刺繍枠12を左右前後に移動させるものであ
り、且つ、縫製は刺繍手段5の針5aとベット部1によ
り行われることから、実際は上下幅は小さいものであ
る。また、左右移動枠6及び前後移動枠9の水平移動
は、上記実施例ではレール及びローラを用いたが、両者
を凹凸条の摺動体にするなど他の手段を採用しても良
い。これらの点は他の実施例でも同様である。ベット部
1又は左右移動枠6にはスキャナ本体(図示せず)が設
けられており、該スキャナ本体にはスキャナ読取り部1
4を取り付けるスキャナ取付部15が立設され、このス
キャナ取付部15の上端にスキャナ読取り部14が刺繍
枠12を横断する形で配置される。
【0012】スキャナ取付部15の位置をベット部1の
手前中央部に設け、これを第2のスキャナ取付部15a
としても良く、また、両スキャナ取付部15、15aに
選択的に取り付けても良い。スキャナ読取り部14を、
ベット部1右辺中央部に、取付部15を介して取り付け
られている場合には、左右移動枠6をX軸方向右端に配
置させた状態で前後移動枠9を矢印のように前後に移動
させることによりスキャンさせ読みとらせることにな
る。また、スキャナ読取り部14を第2スキャナの取付
部15aに取り付けた場合には、前後移動枠9を図1に
示すようにY軸方向手前側に位置させ、左右移動枠6を
矢印のように左側に移動させることにより、スキャンさ
せ読みとらせることになる。
【0013】本実施例により、縁取り刺繍を行うとき
は、先ず、コンピュータのメモリにスキャナ等により刺
繍すべきワッペン、マーク等の絵柄を入力し、該絵柄と
同一の絵柄を加工布13上に熱圧着又はのり付けをして
刺繍枠12で固定した後、刺繍枠12を前後移動枠9上
に装着する。そしてスキャナ読取り部14により絵柄位
置を特定し、その情報に基づいて刺繍手段5を作動させ
る。本実施例の基本思想は、縫製位置の特定とスキャナ
による読み取り位置の特定とを共通させる点にある。換
言すれば、図5に模式的に示すように刺繍手段5による
刺繍位置座標とスキャナ読取り部14による読取り位置
座標とが単一座標となっている点にある。
【0014】具体的に述べれば、刺繍枠12自体が刺繍
ミシンの縫製座標を構成するように設定させる。この場
合には、刺繍枠12に対する絵柄の位置をスキャナで特
定すれば良く、刺繍枠12を刺繍ミシンの前後移動枠9
上に装着する以前に、スキャナにより刺繍枠12に対す
る絵柄の位置特定を行っても良い。この場合には刺繍枠
12が刺繍ミシンの刺繍位置特定のための座標軸機能を
有することになる。したがって、スキャナによる刺繍枠
12に対する読取り位置座標が、即、刺繍の刺繍位置座
標となる。この手段は特に縁取り刺繍においては最適で
ある。上記刺繍枠12を大きさ、形状等に応じて複数準
備し、これらの各刺繍枠12の形状を予めコンピュータ
の刺繍ソフトに登録しておき、各刺繍枠12を位置デー
タのポイント設定用の座標軸としてもよい。いずれにし
ても刺繍すべき絵柄の位置設定がスキャナにより自動的
にできるから、刺繍ミシンによる刺繍作業を効率よくお
こなうことができ、且つ高品質の製品を得ることができ
る。
【0015】発明に係る第2実施例を図3、4を用い
て説明する。第2実施例の刺繍ミシンは、第1実施例同
様、メモリ内に入力されている絵柄データを用いて刺繍
ができるコンピュータ制御の刺繍ミシンであり、前記絵
柄データを読み込むスキャナ読取り部14の読取り位置
を刺繍ミシンに設けた刺繍枠12の位置に対して特定す
る。即ち、特に図4に記載のように、平坦な直方体形状
からなる固定状態の基台18の上面の一側(手前側)に
上方への支持柱16が立設され、該支持柱16の上端に
は刺繍枠載置台17が水平状態で配置されている。刺繍
枠載置台17の上部には刺繍枠12が適宜取付手段(図
示せず)により着脱自在に取り付けられる。そして、刺
繍枠12には公知の手段により加工布13が装着され
る。
【0016】一方、刺繍手段5及びスキャナ読取り部1
4が取り付けられている支柱2を刺繍枠12に対して二
次元的に移動させる。このため、上記ベット部1の上面
には、Y軸方向に水平移動が可能な前後移動枠9が設け
られ、更に前後移動枠9上にはX軸方向に水平移動が可
能なベット部1が設けられている。前後移動枠9の下部
にはコンピュータに制御されて回転駆動・停止される左
右移動ローラ10、10・・が軸支され、前後移動案内
レール8上を走行するように配置されている。一方、ベ
ット部1の下部にはコンピュータに制御されて回転駆動
・停止される左右移動ローラ10、10・・が軸支さ
れ、左右移動案内レール11、11上を走行するように
配置されている。
【0017】ベット部1の上部後方には支柱2を介して
水平方向にアーム3が設けられ、更にアーム3の他端部
には刺繍手段5が設けられ、刺繍手段5には針5aが下
垂して形成されている。以上の支柱2、アーム3、刺繍
手段5及び針5aの構成は従来の刺繍ミシンと変わると
ころはない。上記支柱2は第1実施例と同様に上下に分
割されており、その中間部にはアーム3の上下高さ調節
部4が配置されており、支柱2の上部にアーム3を介し
て設けられている刺繍手段5の上下位置が調節自在に形
成されている。したがって、刺繍手段5を保持するベッ
ト部1はXY軸方向に移動自在であり、換言すれば刺繍
枠12に対して水平方向にXY軸方向に移動自在であ
り、針5aはコンピュータ制御により二次元的に移動す
る。
【0018】刺繍手段5を保持している支柱2又はこれ
と一体のベット部1にはスキャナ本体(図示せず)が設
けられており、該スキャナ本体にはスキャナ読取り部1
4が支柱2に取り付けられ、読取り部14が刺繍枠12
を横断する形で取り付けられる。スキャナ読取り部14
は必ずしも支柱2に取り付ける必要はなく、ベット部1
或いは前後移動枠9に着脱自在に取り付けても良い。こ
の第2実施例の作用は基本的には第1実施例と変わると
ころはない。ただ、刺繍枠12は移動させないことか
ら、刺繍ミシンの刺繍枠12に加工布13を保持させた
とき、加工布13が大きい場合あるいは重量が大きく刺
繍時に加工布13を刺繍枠12と共に移動させることが
困難な場合に都合が良く、刺繍時においては加工布13
を移動させずにすむから、刺繍作業の効率化を図ること
ができる。
【0019】発明に係る第3実施例を図6、7を用い
て説明する。第3実施例の刺繍ミシンは、基本的には第
1実施例と同じであり、第1実施例を示す図1、2に付
した符号と同一符号を付した部材は同一構成・同一機能
を有するものである。第3実施例が第1実施例と相違す
る点は、前後移動枠9を方形状の枠でなく図6に示すよ
うに長尺体としたものであり、その中央部に長さ方向に
沿って左右移動案内レール11を設けた点にある。また
左右移動枠6も、図6に示すように長尺体とし、中途部
でベット部1側に近接すべく折曲させたもので、その近
接した部分に刺繍枠12を載置させるものである。本第
3実施例によれば第1実施例の作用効果に加えて、ベッ
ト部1に刺繍枠12を近接させることができるから全体
の設計が容易になり、刺繍手段5による縫製作用が容易
に行われることになる。
【0020】発明に係る第4実施例を図8、9を用い
て説明する。第4実施例の刺繍ミシンは、基本的には第
2実施例と同様であり、第2実施例を示す図3、4に付
した符号と同一符号を付した部材は同一構成・同一機能
を有するものである。第4実施例の特徴は第3実施例と
同様にベット部1及び刺繍手段5側を水平移動させるも
のでその移動手段を簡略化したものである。即ち、前後
移動枠9を図8に示すように左右に長い長尺体とし、そ
の長さ方向に沿って一本の左右移動案内レール11を設
け、該左右移動案内レール11に沿って案内される左右
に移動するベット部1を設ける。該ベット部1も前後に
長い長尺体で形成し全体として構成を簡略化したもので
ある。第4実施例の作用効果は基本的には第2実施例と
同様であるが、重量の大きいベット部1及びアーム3の
移動を一層軽快にする効果がある。
【0021】5実施例は、図示していないが刺繍ミシ
ン本体と位置データ読取装置とを分離させて、且つ、該
読取装置内のデータベースに刺繍ミシン側の刺繍枠位置
または縫製位置を予め設定しておく。この位置を基準と
して絵柄データの位置を上記データベースに読取るよう
にしたものである。このような実施例により刺繍ミシン
による縫製場所と絵柄データの位置データ読取場所とが
遠く離れていても、刺繍ミシン本体を用いた縫製位置を
正確に特定することができる。更に、上記第1〜5実施
例の変形例として、スキャナにより読み取られた絵柄デ
ータ或いはその位置データを部分的或いは全面的に修正
可能とすることにより変化の多い刺繍を実現することが
できる。なお、スキャナ読取り部14は、そのスキャナ
取付部15に対して90°折り曲げできるか、あるいは
取り外し自在とすることにより、刺繍作業の邪魔になら
ないように構成させることが可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、下記の効果を奏する。 1.請求項1記載の発明によれば、刺繍データを作成し
なくてもスキャナで読み取った情報により容易に刺繍絵
柄を刺繍ミシンに指示することができる。また、絵柄デ
ータの位置座標の取込み及び絵柄位置の確定を容易化す
ることができる。更に、位置座標の取込みを変更させる
ことにより刺繍の行程を短縮することも簡単にできる。 2.請求項記載の発明によれば、上記の効果に加え
て、これらの刺繍ミシンの基本的な部分、即ち刺繍手段
及びスキャナをベット部に対して固定することにより、
刺繍ミシンのトラブル発生を減少させ、併せて、刺繍手
段及びスキャナの操作性の向上と作動のためのエネルギ
の消費を抑制することができる。また、移動手段の共用
により構成を簡略化でき、併せて刺繍位置を確定する。
【0023】3.請求項記載の発明によれば、上記第
1,2項の効果に加えて、縁取り刺繍の場合における刺
繍位置の設定を経験や勘に頼ることなくシステム的に行
い、縁取り刺繍の品質の向上と縁取り作業の効率化を図
ることができる。 4.請求項記載の発明によれば、刺繍枠が特定の形状
をしていることを利用して、この刺繍枠を刺繍座標とし
て活用することにより、スキャナとの併用で刺繍ミシン
における刺繍位置の特定を簡略化且つ確実化することが
できる。 5.請求項記載の発明によれば、上記第1〜項のい
ずれかの効果に加えて、刺繍する絵柄或いはその位置を
微妙に変化させることができ、付加価値の高い刺繍が実
現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の概略平面図。
【図2】同実施例の概略側面説明図。
【図3】本発明に係る第2実施例の概略平面図。
【図4】同実施例の概略側面説明図。
【図5】本発明の基本説明図。
【図6】本発明に係る第3実施例の概略平面図。
【図7】同実施例の概略側面説明図。
【図8】本発明に係る第4実施例の概略平面図。
【図9】同実施例の概略側面説明図。
【符号の説明】
1・・・ベット部 2・・・支柱 3・・・アーム 4・・・高さ調節部 5・・・刺繍手段 5a・・・針 6・・・左右(X軸)移動枠 7・・・前後移動ローラ 8・・・前後移動案内レール 9・・・前後(Y軸)移動枠 10・・・左右移動ローラ 11・・・左右移動案内レール 12・・・刺繍枠 13・・・加工布 14・・・スキャナ読取り部 15・・・スキャナ取付部 15a・・・第2(スキャナ)取付部 16・・・支持柱 17・・・刺繍枠載置台 18・・・基台

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵柄データによりコンピュータ制御で刺繍
    可能な刺繍手段を設けた刺繍ミシンにおいて、前記絵柄
    データを読み込むスキャナ読取り部の読取位置を、刺繍
    ミシンに設けた刺繍枠の位置に対して特定し、該刺繍枠
    に対して、相対的に上記刺繍手段及び上記スキャナ読取
    り部をそれぞれ移動可能な構造とすることを特徴とする
    刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】刺繍手段及びスキャナ読取り部をミシンの
    ベット部に固定し、刺繍手段及びスキャナ読取り部に対
    して刺繍枠を移動させることを特徴とする請求項1記載
    の刺繍ミシン。
  3. 【請求項3】コンピュータのメモリに予め絵柄データを
    保持させ、上記スキャナ読取り部に加工布上の絵柄位置
    を読み取らせ、読み取らせた位置情報により絵柄の縁取
    り刺繍を行わせることを特徴とする請求項1又は2記載
    の刺繍ミシン。
  4. 【請求項4】絵柄データによりコンピュータ制御で刺繍
    可能な刺繍手段を設けた刺繍ミシンにおいて、刺繍枠の
    位置データをミシンの駆動座標軸とし、刺繍枠に対する
    絵柄位置をスキャナで読み取らせ、該読取データにより
    ミシンを駆動させ絵柄の縁取り刺繍を行わせることを特
    徴とする刺繍ミシン。
  5. 【請求項5】スキャナにより入力された絵柄データ又は
    位置データをコンピュータ制御により修正可能とするこ
    とを特徴とする請求項1〜記載のいずれか1つの刺繍
    ミシン。
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