JP3074954B2 - クロスロール交換装置における布張力付与装置 - Google Patents

クロスロール交換装置における布張力付与装置

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JP3074954B2
JP3074954B2 JP04224387A JP22438792A JP3074954B2 JP 3074954 B2 JP3074954 B2 JP 3074954B2 JP 04224387 A JP04224387 A JP 04224387A JP 22438792 A JP22438792 A JP 22438792A JP 3074954 B2 JP3074954 B2 JP 3074954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き上げ完了したクロ
スロールと空クロスロールとを交換する装置における織
布切断のための布張力付与装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のクロスロール自動交換装置が実
公平1−26674号公報及び実開平3−33720号
公報に開示されている。
【0003】両公報におけるクロスロール自動交換装置
は全てクロスロール搬送車側に設置されている。織機上
のクロスロールが巻き上げ完了状態になるとクロスロー
ル搬送車が呼出しを受けて織機前方の移載作業位置へ到
着する。クロスロール搬送車が織機前方の移載作業位置
へ到着停止すると、クロスロール自動交換装置が一連の
クロスロール交換動作を遂行する。織機上の巻き上げ完
了したクロスロール(以下、満ロールという)は搬送車
側へ移載されると共に、搬送車上の空クロスロール(以
下、空ロールという)は織機側へ移載される。次いでク
ロスロール自動交換装置を構成するクロス切断機構が空
ロールと満ロールとの間の織布を切断する。織機側の織
布切断端部は空ロールに巻き付けられると共に、搬送車
側の織布切断端部は満ロールに巻き取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】両公報に開示されるク
ロスロール交換装置では、クロスロール搬送車側に移載
された満ロールを回転して織布に張力を付与し、この張
力付与状態で織布切断が行われる。クロスロール交換中
も製織は継続している。そのため、カッターは織布を斜
めに切断してゆくことになるが、このような斜め切断は
多数本の緯糸をも切断することになり、カッターの切断
性能が短期間で低下する。しかも、斜め切断ではカッタ
ー側面に対して大きな摺接抵抗が作用し、切断ミスを起
こし易い。
【0005】本発明は、製織を停止することなくクロス
ロール交換動作中の織布切断を確実に行ない得る装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
織布巻き取り位置上で織機側から回転駆動力を受け取る
歯車部を備えたクロスロールを織布巻き上げ完了後に織
布巻き取り位置から満ロール仮置位置へ移し、この満ロ
ール仮置位置上の満ロールと、織布に接触する空ロール
との間の織布をその幅方向へ切断する切断手段を備えた
クロスロール交換装置を対象とし、織布巻き取り位置か
ら満ロール仮置位置に移された満ロールの回転を阻止す
るための回転阻止手段と、満ロール仮置位置上の満ロー
ルから織機側に連なる織布に接触するように空ロールを
保持するための空ロール保持手段と、空ロール保持手段
によって保持された空ロールを織布巻き取り方向とは逆
方向へ回転する空ロール回転手段とを備えた布張力付与
装置を構成し、満ロール仮置位置上の満ロールの歯車部
の歯間に係合する満ロール回転阻止位置と、歯車部の歯
間から離脱した満ロール回転許容位置とに切り換え配置
される回転阻止片と、満ロール回転阻止位置と満ロール
回転許容位置とに回転阻止片を切り換え配置する駆動部
材とにより満ロール回転阻止手段を構成した。
【0007】
【作用】満ロール仮置位置上の満ロールは回転阻止片を
歯車部の歯間に係合することによって回転を阻止され
る。空ロールが満ロールから織機側に連なる織布に接触
するように空ロール保持手段によって保持される。この
回転阻止状態及び織布接触状態のもとに空ロールが空ロ
ール回転手段によって回転され、この回転によって満ロ
ールと空ロールとの間の織布に張力が付与される。満ロ
ールの回転が阻止されているために満ロールと空ロール
との間の織布の移動はなく、不動状態で張力を付与され
た織布は切断手段によって切断される。従って、織布が
斜め切断されることはない。
【0008】満ロールの回転力は歯車部の歯を介して回
転阻止片に作用する。満ロール回転阻止位置と満ロール
回転許容位置とに回転阻止片を切り換え配置する方向
は、回転阻止片に対する回転作用力と直交する方向に近
づけることが望ましい。このような切り換え配置方向の
設定により駆動部材の駆動方向に作用する満ロールの回
転力の分力が小さくなる。従って、回転阻止片を満ロー
ル回転阻止位置に保持するための力は小さくて済み、駆
動部材としては小型のもので済む。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図7に基づいて説明する。図1に示すように1は織機の
サイドフレームであり、織機の左右両サイドフレーム1
間に架設されたサーフェスローラ2及びプレスローラ3
が織布Wを引き取る。サーフェスローラ2及びプレスロ
ーラ3の協働によって引き取られる織布Wは織布巻き取
り位置P1 上のクロスロール4に巻き取られる。クロス
ロール4の布周面にはクロスガイドバー5が接してお
り、織布Wがクロスガイドバー5によって巻皺防止作用
を受けつつクロスロール4に巻き取られる。クロスガイ
ドバー5は左右一対の支持アーム6によって支持されて
おり、支持アーム6はサイドフレーム1上の固定部1a
によって回動位置を規制される。この回動規制によって
クロスガイドバー5の最下動位置が図4に示す位置に規
制される。
【0010】図2に示すようにクロスロール4のロール
軸は大径軸部4aと小径軸部4bとからなり、クロスロ
ール4は小径軸部4bを介して織布巻き取り位置P1
の装着凹部(図示略)に回転可能に支持される。大径軸
部4aの一端側には歯車部4cが刻設されている。織布
巻き取り位置P1 上のクロスロール4の歯車部4cは駆
動歯車7に噛合している。駆動歯車7は中間歯車8、ス
プロケット9、チェーン10及びスプロケット11を介
してサーフェスローラ2に作動連結されている。従っ
て、クロスロール4は、織機駆動モータ(図示略)によ
って駆動されるサーフェスローラ2の回転に同期して織
布巻き取り方向に回転する。
【0011】図1及び図2に示すように織布巻き取り位
置P1 上のクロスロール4はクロスロールストッパ12
A,12Bによって常には前記装着凹部からの転出を阻
止されている。クロスロールストッパ12A,12Bは
図示しない復帰ばねによってクロスロール転出阻止位置
に保持されており、クロスロール4の小径軸部4bに当
接している。
【0012】図1に示すように左右のサイドフレーム1
間には仮置台車13が格納されている。仮置台車13は
モータ14の正逆転によって織機の前後方向に走行す
る。仮置台車13には左右一対のスタンド部15A,1
5Bが立設形成されており、スタンド部15A,15B
の上端には満ロール仮置凹部15aが形成されている。
仮置凹部15aの近傍には対ローラ16A,16Bが取
り付けられており、クロスロール4の大径軸部4aが対
ローラ16A,16B上に載置されるようになってい
る。
【0013】一方のスタンド部15Bの上端部にはリミ
ットスイッチ17が取り付けられている。リミットスイ
ッチ17は対ローラ16A,16B上に載置されたクロ
スロール4の大径軸部4aによってONされる。
【0014】図1及び図2に示すようにスタンド部15
A,15Bの上端には蹴り出しレバー18A,18B及
び転出阻止解除レバー19A,19Bが取り付けられて
いる。
【0015】スタンド部15A,15Bには空ロール支
持アーム20A,20Bが回動可能に支持されている。
左右の空ロール支持アーム20A,20Bの先端にはハ
ンド20aが取り付けられている。ハンド20aは円弧
状の板ばね製であり、空ロール4Aの環状溝4dを把持
及び解放可能である。仮置台車13は図1に示す格納位
置に常には待機しており、空ロール4Aはハンド20a
上で把持して支持されている。
【0016】一方の空ロール支持アーム20Aにはトル
クモータ型の空ロール回転モータ21が取り付けられて
いる。空ロール回転モータ21の駆動ギヤ21aはハン
ド20a上の空ロール4Aの歯車部4cに噛合し、空ロ
ール回転モータ21の正逆転によってハンド20a上の
空ロール4Aが回転する。
【0017】図2に示すように一方のスタンド部15A
の内側面にはモータ22が取り付けられている。その駆
動ギヤ22aがスタンド部15Aの外側面に配設されて
おり、駆動ギヤ22aには中間歯車23が噛合してい
る。中間歯車23の歯車軸23aは左右両スタンド部1
5A,15B間に架設されている。歯車軸23aの両端
にはスプロケット24A,24Bが止着されている。
【0018】空ロール支持アーム20A.20Bの支軸
20bにはスプロケット25A,25Bが止着されてい
る。スプロケット25A,25Bとスプロケット24
A,24Bとはチェーン26A,26Bを介して作動連
結されている。従って、モータ22の正逆転によって空
ロール支持アーム20A,20Bが回動する。
【0019】図1及び図2に示すようにスタンド部15
Aにはエアシリンダ27が取り付けられている。その駆
動ロッド27aの先端には回転阻止片28が止着されて
いる。クロスロールが仮置凹部15a上にあるとき、図
3に示すようにエアシリンダ27の駆動ロッド27aは
歯車部4cの歯4c1 の列面を向く。駆動ロッド27a
が突出状態にあるときには回転阻止片28が鎖線で示す
ように歯車部4cの歯4c1 の間に入り込む。駆動ロッ
ド27aが退避状態にあるときには回転阻止片28が実
線で示すように歯車部4cの歯4c1 の間から離間す
る。実線位置と鎖線位置と切り換え配置される回転阻止
片28の切り換え経路の側方には切り換えガイド31が
並設されている。回転阻止片28は切り換えガイド31
に摺接して案内される。
【0020】図2に示すように左右のスタンド部15
A,15Bの中間部間にはガイドレール29が架設支持
されている。ガイドレール29の一端部にはカッター駆
動モータ30が装着されている。カッター駆動モータ3
0の正逆駆動によりカッター32がガイドレール29に
沿って走行する。ガイドレール29にはレールカバー3
5が支持されている。レールカバー35にはノズルパイ
プ36が取り付けられている。
【0021】図1に示すように仮置台車13には4つの
近接スイッチ38,39,40,41が取り付けられて
おり、織機側に取り付けられた被検出体42との出会い
によってONする。図7に示すように近接スイッチ38
〜41及びリミットスイッチ17の出力信号はクロス交
換制御コンピュータC1 に取り込まれる。クロス交換制
御コンピュータC1 は織機制御コンピュータC0 、近接
スイッチ38〜41、及びリミットスイッチ17からの
入力信号に応答してモータ14,21,22,30、ノ
ズルパイプ36用の電磁バルブ43及びエアシリンダ2
7用の電磁バルブ33の作動を制御する。
【0022】織機制御コンピュータC0 は機台回転角度
検出用のロータリエンコーダ44から出力される機台1
回転毎の原点信号をカウントし、このカウント数が所定
数に達するとクロスロール交換信号をクロス交換制御コ
ンピュータC1 に出力する。クロス交換制御コンピュー
タC1 はクロスロール交換信号の入力に応答してモータ
14の正転を指令する。モータ14の正転により仮置台
車13が図1の格納位置から図3の最前進位置まで移動
する。
【0023】仮置台車13の移動途中に転出阻止解除レ
バー19A,19Bがクロスロールストッパ12A,1
2Bに当接し、クロスロールストッパ12A,12Bが
図1に示す転出阻止位置から下方へずらされる。次い
で、蹴り出しレバー18A,18Bが織布巻き取り位置
1 上の満ロール4Bの大径軸部4aに当接し、満ロー
ル4Bがスタンド部15A,15B上の対ローラ16
A,16Bに転出載置される。即ち、対ローラ16A,
16Bが満ロール仮置位置P2 となる。満ロール4Bが
満ロール仮置位置P2 上に載置されると、リミットスイ
ッチ17がONする。
【0024】満ロール4Bを載置した仮置台車13が図
4に示す最前進位置に向けて移動すると、満ロール4B
から織布Wが引き出される。この引き出しにより満ロー
ル4Bが対ローラ16A,16B上で回転する。近接ス
イッチ38と被検出体42との出会いによって近接スイ
ッチ38がONする。クロス交換制御コンピュータC 1
はこのON信号に応答してモータ14の作動を停止す
る。モータ14の停止により仮置台車13が図4の最前
進位置に停止する。
【0025】仮置台車13の停止後、クロス交換制御コ
ンピュータC1 はモータ22の所定量正転を指令する。
モータ22の正転により空ロール支持アーム20A,2
0Bが図4に示す位置まで下動し、ハンド20a上の空
ロール4Aが織機と満ロール4Bとの間の織布Wを押し
下げる。満ロール4Bから織布巻き取り位置P1 側へ連
なる織布Wはガイドレール29及びノズルパイプ36の
上に接した後、空ロール4Aの大径軸部4aの周面に接
した状態でその下側を通る。
【0026】次いで、クロス交換制御コンピュータC1
は電磁バルブ33の励磁を指令する。電磁バルブ33の
励磁により回転阻止片28が歯車部4cの歯間に入り込
む。仮置台車13が格納位置から離れている状態におい
ても製織は継続しており、製織布Wはクロスガイドバー
5側からハンド20a上の空ロール4A側に送り出され
る。
【0027】モータ22の所定量正転後、クロス交換制
御コンピュータC1 は空ロール回転モータ21の逆転を
指令し、空ロール4Aがハンド20a上で逆転する。ク
ロスロールの大径軸部4aの周面は粗面となっており、
大径軸部4aの周面に接する織布Wが空ロール4Aの回
転方向に引き取られる。この引き取り作用により仮置位
置P2 上の満ロール4Bが図3の矢印Q方向に回転しよ
うとする。この回転は鎖線で示す満ロール回転阻止位置
へ配置された回転阻止片28を介して切り換えガイド3
1によって受け止められる。従って、仮置位置P2 上の
満ロール4Bは図3の実線で示す満ロール回転許容位置
から鎖線で示す満ロール回転阻止位置へ切り換え配置さ
れた回転阻止片28によって回転を阻止される。
【0028】回転を阻止された満ロール4Bと空ロール
4Aとの間の織布Wの張力が前記引き取り作用によって
上昇し、この張力が所定値に達するとトルクモータ型の
空ロール回転モータ21の回転が停止する。この状態で
は満ロール4Bと空ロール4Aとの間の織布Wの張力が
切断に適する状態となっている。
【0029】空ロール回転モータ21の逆転後、クロス
交換制御コンピュータC1 はカッター駆動モータ30の
正転を指令すると共に、電磁バルブ43の励磁を指令す
る。カッター32は支持アーム20A側から支持アーム
20B側へ向けて走行して織布Wを切断する。この切断
と同時に図5に矢印で示すようにノズルパイプ36が空
ロール4Aに向けてエア噴射する。空ロール4A側の織
布切断端部W1 はノズルパイプ36の噴射作用によって
空ロール4Aの周面に巻き掛けられる。織布切断後、ク
ロス交換制御コンピュータC1 はカッター検出信号の入
力に応答してカッター駆動モータ30の逆転を指令す
る。この逆転によりカッター32が待機位置に復帰す
る。
【0030】空ロール4Aと満ロール4Bとの間の織布
Wに張力を付与するために満ロール4Bを巻き取り方向
に回転させた場合、空ロール4Aと満ロール4Bとの間
の織布がカッター32の切断経路を通過してゆくことに
なる。織布Wが切断経路を通過してゆけばカッター32
は織布Wを斜めに切断することになり、多数本の緯糸が
切断されることになる。多数本の緯糸を斜めに切断すれ
ばカッター32の切断性能が短期間で低下する。又、斜
め切断ではカッター32の側面に対して大きな摺接抵抗
が作用し、切断ミスを起こし易い。
【0031】本実施例では、満ロール4Bの回転を阻止
した状態で空ロール4Aを回転しており、満ロール4B
と空ロール4Aとの間の織布Wは満ロール4Bから引き
出される方向へ引っ張られる。即ち、空ロール4Aと満
ロール4Bとの間の織布Wは停止状態で張力を付与され
ており、空ロール4Aと満ロール4Bとの間の織布Wは
停止状態で切断される。従って、織布Wが斜め切断され
ることはなく、織布Wが円滑に切断されると共に、カッ
ター32の切断性能低下も回避される。
【0032】図3に示すように満ロール仮置位置P2
の満ロール4Bは布張力付与状態では矢印Q方向の回転
力を受けている。歯4c1 の間に入り込む回転阻止片2
8の先端部28aは歯4c1 の間の楔状凹部と略同形で
ある。楔状先端部28aはその側面部28bにて歯4c
1 の側縁と面接触する。側面部28bと切り換えガイド
31のガイド面31aとは平行になっており、満ロール
4Bの回転力の作用方向は切り換えガイド31のガイド
面31aに対して略直交する。従って、エアシリンダ2
7の駆動方向に作用する満ロール4Bの回転力の分力は
ほぼ零となる。この分力零となる構成によれば満ロール
回転阻止位置に回転阻止片28を配置保持するのに小さ
な力で済む。即ち、エアシリンダ27としては小型のも
ので事足りる。
【0033】織布Wの切断後、クロス交換制御コンピュ
ータC1 は空ロール回転モータ21の正転及びモータ2
2の所定量逆転を指令する。モータ22の逆転により空
ロール支持アーム20A,20Bが上動し、空ロール4
Aが織布巻き取り位置P1 の高さ位置に合わせられる。
織機側の織布切断端部W1 は空ロール回転モータ21の
正転により空ロール4Aに巻き取られる。この状態から
クロス交換制御コンピュータC1 はモータ14の逆転を
指令する。モータ14の逆転により仮置台車13が格納
位置に向けて後退する。即ち、空ロール4Aは織機側の
織布切断端部W 1 を巻き取りながら織布巻き取り位置P
1 に向かう。
【0034】仮置台車13の後退に伴う近接スイッチ4
0と被検出体42との出会いにより仮置台車13が図6
に示す空ロール挿入位置に停止する。この後退停止によ
りハンド20a上の空ロール4Aが織布巻き取り位置P
1 に挿入される。
【0035】空ロール挿入後、仮置台車13が前進し、
近接スイッチ39と被検出体42との出会いにより停止
する。そして、電磁バルブ33が消磁し、回転阻止片2
8が満ロール回転阻止位置から満ロール回転許容位置へ
切り換え配置される。仮置台車13は満ロール4Bを搭
載してこの停止位置で搬送車の到着を待つ。搬送車は搭
載してきた空ロールをハンド20a上に移すと共に、満
ロール4Bを受け取る。満ロール4Bが仮置台車13か
ら離れるとリミットスイッチ17がOFFし、仮置台車
13が図1の格納位置に後退する。
【0036】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図8に示す実施例も可能である。
この実施例では回転阻止レバー34が支軸34aによっ
て傾動可能に支持されている。回転阻止レバー34はエ
アシリンダ37によって鎖線で示す満ロール回転許容位
置と実線で示す満ロール回転阻止位置とに切り換え配置
される。満ロール4Bは布張力付与時には矢印Q方向に
回転しようとしており、矢印Qで示す回転力は回転阻止
レバー34の先端に作用する。回転阻止レバー34が満
ロール回転阻止位置にあるとき、回転阻止レバー34の
先端に作用する満ロール4Bの回転作用力は支軸34a
を向いている。即ち、満ロール4Bの回転力は全て支軸
34aで受け止められ、満ロール4Bの回転力がエアシ
リンダ37の駆動力に対抗することはない。従って、エ
アシリンダ37としては前記実施例と同様に小型のもの
で済む。
【0037】又、本発明では駆動部材としてはエアシリ
ンダ以外にも電磁ソレノイドを用いることもできる。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、織布巻き
取り位置上で織機側から回転駆動力を受け取る歯車部を
備えたクロスロールの歯車部に回転阻止片を当てて満ロ
ールの回転を阻止し、切断経路に対して織布を移動する
ことなく織布切断を行なうようにしたので、製織状態に
あっても織布が斜め切断されることはなく、製織を停止
することなく良好な織布切断を遂行し得るという優れた
効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】 仮置台車が格納位置にある状態を示す側面図
である。
【図2】 仮置台車の一部省略要部正面図である。
【図3】 要部拡大側面図である。
【図4】 仮置台車が最前進位置にある状態を示す側面
図である。
【図5】 織布切断状態を示す平面図である。
【図6】 仮置台車が空ロール装着位置にある状態を示
す側面図である。
【図7】 制御ブロック図である。
【図8】 別例を示す要部拡大側面図である。
【符号の説明】
4A…空ロール、4B…満ロール、4c…歯車部、13
…仮置台車、27…エアシリンダ、28…回転阻止片、
1 …織布巻き取り位置、P2 …満ロール仮置位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−321090(JP,A) 特開 平5−148741(JP,A) 特開 平6−123043(JP,A) 特公 平3−44984(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 19/30 B65H 19/22 D03D 49/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織布巻き取り位置上で織機側から回転駆動
    力を受け取る歯車部を備えたクロスロールを織布巻き上
    げ完了後に織布巻き取り位置から満ロール仮置位置へ移
    し、この満ロール仮置位置上の満ロールと、織布に接触
    する空ロールとの間の織布をその幅方向へ切断する切断
    手段を備えたクロスロール交換装置において、 満ロール仮置位置上の満ロールの歯車部の歯間に係合す
    る満ロール回転阻止位置と、歯車部の歯間から離脱した
    満ロール回転許容位置とに切り換え配置される回転阻止
    片と、満ロール回転阻止位置と満ロール回転許容位置と
    に回転阻止片を切り換え配置する駆動部材とから構成さ
    れた満ロール回転阻止手段と、 満ロール仮置位置上の満ロールから織機側に連なる織布
    に接触するように空ロールを保持するための空ロール保
    持手段と、 空ロール保持手段によって保持された空ロールを織布巻
    き取り方向とは逆方向へ回転するめための空ロール回転
    手段とを備えたクロスロール交換装置における布張力付
    与装置。
JP04224387A 1992-08-24 1992-08-24 クロスロール交換装置における布張力付与装置 Expired - Lifetime JP3074954B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6268590B2 (ja) * 2014-03-12 2018-01-31 大日本印刷株式会社 ウェブ搬送装置

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