JP3013601B2 - クロスロール交換装置における織布切断方法及び装置 - Google Patents
クロスロール交換装置における織布切断方法及び装置Info
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- JP3013601B2 JP3013601B2 JP4123933A JP12393392A JP3013601B2 JP 3013601 B2 JP3013601 B2 JP 3013601B2 JP 4123933 A JP4123933 A JP 4123933A JP 12393392 A JP12393392 A JP 12393392A JP 3013601 B2 JP3013601 B2 JP 3013601B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き上げ完了したクロ
スロールと空クロスロールとを交換する装置における織
布切断装置に関するものである。
スロールと空クロスロールとを交換する装置における織
布切断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種のクロスロール自動交換装置が特
開昭６０ー１７１９５６号公報に開示されている。この
従来装置では、クロスロール自動交換装置がクロスロー
ル搬送車側に設置されており、織機上のクロスロールが
巻き上げ完了状態になるとクロスロール搬送車が呼出し
を受けて織機前方の移載作業位置へ到着する。クロスロ
ール搬送車が織機前方の移載作業位置へ到着停止する
と、クロスロール自動交換装置が一連のクロスロール交
換動作を遂行し、織機上の巻き上げ完了したクロスロー
ル（以下、満ロールという）が搬送車側へ移載されると
共に、搬送車上の空クロスロール（以下、空ロールとい
う）が織機側へ移載される。次いでクロスロール自動交
換装置を構成するクロス切断機構が空ロールと満ロール
との間の織布を切断し、織機側の織布切断端部が空ロー
ルに巻き付けられると共に、搬送車側の織布切断端部が
満ロールに巻き取られる。
開昭６０ー１７１９５６号公報に開示されている。この
従来装置では、クロスロール自動交換装置がクロスロー
ル搬送車側に設置されており、織機上のクロスロールが
巻き上げ完了状態になるとクロスロール搬送車が呼出し
を受けて織機前方の移載作業位置へ到着する。クロスロ
ール搬送車が織機前方の移載作業位置へ到着停止する
と、クロスロール自動交換装置が一連のクロスロール交
換動作を遂行し、織機上の巻き上げ完了したクロスロー
ル（以下、満ロールという）が搬送車側へ移載されると
共に、搬送車上の空クロスロール（以下、空ロールとい
う）が織機側へ移載される。次いでクロスロール自動交
換装置を構成するクロス切断機構が空ロールと満ロール
との間の織布を切断し、織機側の織布切断端部が空ロー
ルに巻き付けられると共に、搬送車側の織布切断端部が
満ロールに巻き取られる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】通常、クロスロールの
巻き上げ完了の把握は織布上のカットマークの読み取り
に基づき、巻き上げ完了した満ロールにおける織布長を
一定長とするために空ロールと満ロールとの間の織布切
断はカットマークに沿って行われる。
巻き上げ完了の把握は織布上のカットマークの読み取り
に基づき、巻き上げ完了した満ロールにおける織布長を
一定長とするために空ロールと満ロールとの間の織布切
断はカットマークに沿って行われる。
【０００４】しかしながら、クロスロール搬送車が呼び
出し織機の所に直ちに到着しない限りカットマークに沿
った織布切断はできない。そのため、織機上のクロスロ
ールが巻き上げ完了しても製織を続行することができ
ず、クロスロール搬送車が到着して織布切断が行われる
まで織機運転を停止しておかねばならない。これは織機
稼働率の低下となる。
出し織機の所に直ちに到着しない限りカットマークに沿
った織布切断はできない。そのため、織機上のクロスロ
ールが巻き上げ完了しても製織を続行することができ
ず、クロスロール搬送車が到着して織布切断が行われる
まで織機運転を停止しておかねばならない。これは織機
稼働率の低下となる。
【０００５】本発明の目的は、織機の運転を継続しつつ
カットマークに沿った織布切断を遂行し得る方法及び装
置を提供することにある。
カットマークに沿った織布切断を遂行し得る方法及び装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
織布巻き取り位置からクロスロール搬送車上の満ロール
仮置位置に満ロールを移行し、満ロール仮置位置上の満
ロールと織布巻き取り位置に装着する前の空ロールとの
間の織布の経路上に織布上のカットマークを引き出し、
織布幅方向へ移動するカッターによって織布をカットマ
ークに沿って切断するようにした。
織布巻き取り位置からクロスロール搬送車上の満ロール
仮置位置に満ロールを移行し、満ロール仮置位置上の満
ロールと織布巻き取り位置に装着する前の空ロールとの
間の織布の経路上に織布上のカットマークを引き出し、
織布幅方向へ移動するカッターによって織布をカットマ
ークに沿って切断するようにした。
【０００７】この方法を遂行するために、織布巻き取り
位置からクロスロール搬送車上の満ロール仮置位置に移
された満ロールの回転を阻止する回転阻止手段と、満ロ
ール仮置位置上の満ロールから織機側に連なる織布に接
触するように空ロールを保持するための空ロール保持手
段と、空ロール保持手段によって保持された空ロールを
回転する空ロール回転手段と、満ロール仮置位置上の満
ロールと、織布に接触する空ロールとの間の織布をその
幅方向へ切断する切断手段と、満ロール仮置位置と空ロ
ール保持位置との間で織布上のカットマークを検出する
カットマーク検出手段とにより織布切断装置を構成し
た。
位置からクロスロール搬送車上の満ロール仮置位置に移
された満ロールの回転を阻止する回転阻止手段と、満ロ
ール仮置位置上の満ロールから織機側に連なる織布に接
触するように空ロールを保持するための空ロール保持手
段と、空ロール保持手段によって保持された空ロールを
回転する空ロール回転手段と、満ロール仮置位置上の満
ロールと、織布に接触する空ロールとの間の織布をその
幅方向へ切断する切断手段と、満ロール仮置位置と空ロ
ール保持位置との間で織布上のカットマークを検出する
カットマーク検出手段とにより織布切断装置を構成し
た。
【０００８】
【作用】織布巻き取り位置からクロスロール搬送車上の
満ロール仮置位置に満ロールを移行した後、空ロールが
満ロールから織機側に連なる織布に接触するように空ロ
ール保持手段によって保持される。この織布接触状態の
もとに空ロールが空ロール回転手段によって逆転され、
この逆転によって織布が満ロールから引き出される。カ
ットマークがカットマーク検出手段によって検出される
と、満ロールが満ロール回転阻止手段によって回転を阻
止され、満ロールと空ロールとの間の織布に張力が付与
されると共に、カットマークが所定位置に配置される。
織布に所定の張力を付与した後に切断手段がカットマー
クに沿って織布を切断する。
満ロール仮置位置に満ロールを移行した後、空ロールが
満ロールから織機側に連なる織布に接触するように空ロ
ール保持手段によって保持される。この織布接触状態の
もとに空ロールが空ロール回転手段によって逆転され、
この逆転によって織布が満ロールから引き出される。カ
ットマークがカットマーク検出手段によって検出される
と、満ロールが満ロール回転阻止手段によって回転を阻
止され、満ロールと空ロールとの間の織布に張力が付与
されると共に、カットマークが所定位置に配置される。
織布に所定の張力を付与した後に切断手段がカットマー
クに沿って織布を切断する。
【０００９】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図１〜
図５に基づいて説明する。図１に示す１は織機のサイド
フレームであり、織機の左右両サイドフレーム１間に架
設されたサーフェスローラ２及びプレスローラ３が織布
Ｗを引き取る。サーフェスローラ２及びプレスローラ３
の協働によって引き取られる織布Ｗは織布巻き取り位置
Ｐ1 上のクロスロール４Ｂに巻き取られる。クロスロー
ル４Ｂの布周面にはクロスガイドバー５が接しており、
織布Ｗがクロスガイドバー５によって巻皺防止作用を受
けつつクロスロール４Ｂに巻き取られる。クロスガイド
バー５は左右一対の支持アーム６によって支持されてお
り、支持アーム６はサイドフレーム１上の固定部１ａに
よって回動位置を規制される。この回動規制によってク
ロスガイドバー５の最下動位置が図３に示す位置に規制
される。
図５に基づいて説明する。図１に示す１は織機のサイド
フレームであり、織機の左右両サイドフレーム１間に架
設されたサーフェスローラ２及びプレスローラ３が織布
Ｗを引き取る。サーフェスローラ２及びプレスローラ３
の協働によって引き取られる織布Ｗは織布巻き取り位置
Ｐ1 上のクロスロール４Ｂに巻き取られる。クロスロー
ル４Ｂの布周面にはクロスガイドバー５が接しており、
織布Ｗがクロスガイドバー５によって巻皺防止作用を受
けつつクロスロール４Ｂに巻き取られる。クロスガイド
バー５は左右一対の支持アーム６によって支持されてお
り、支持アーム６はサイドフレーム１上の固定部１ａに
よって回動位置を規制される。この回動規制によってク
ロスガイドバー５の最下動位置が図３に示す位置に規制
される。
【００１０】図２に示すようにクロスロール４Ａのロー
ル軸は大径軸部４ａと小径軸部４ｂとからなり、クロス
ロール４Ａ，４Ｂは小径軸部４ｂを介して織布巻き取り
位置Ｐ1 上の装着凹部（図示略）に回転可能に支持され
る。大径軸部４ａの一端側には歯部４ｃが刻設されてい
る。織布巻き取り位置Ｐ1 上のクロスロール４Ｂの歯部
４ｃは駆動歯車７に噛合しており、駆動歯車７は中間歯
車８、スプロケット９、チェーン１０及びスプロケット
１１を介してサーフェスローラ２に作動連結されてい
る。従って、クロスロール４Ｂは、織機駆動モータ（図
示略）によって駆動されるサーフェスローラ２の回転に
同期して織布巻き取り方向に回転する。
ル軸は大径軸部４ａと小径軸部４ｂとからなり、クロス
ロール４Ａ，４Ｂは小径軸部４ｂを介して織布巻き取り
位置Ｐ1 上の装着凹部（図示略）に回転可能に支持され
る。大径軸部４ａの一端側には歯部４ｃが刻設されてい
る。織布巻き取り位置Ｐ1 上のクロスロール４Ｂの歯部
４ｃは駆動歯車７に噛合しており、駆動歯車７は中間歯
車８、スプロケット９、チェーン１０及びスプロケット
１１を介してサーフェスローラ２に作動連結されてい
る。従って、クロスロール４Ｂは、織機駆動モータ（図
示略）によって駆動されるサーフェスローラ２の回転に
同期して織布巻き取り方向に回転する。
【００１１】１２はクロスロール搬送車である。図２に
示すようにクロスロール搬送車１２上には一対の昇降支
柱１３，１４が立設されており、昇降支柱１３，１４に
は昇降ボックス１５，１６が装着されている。昇降枠１
５，１６間には支軸１７が回動可能に架設支持されてお
り、支軸１７には一対の移載アーム１８，１９が止着さ
れている。一方の昇降ボックス１５内には昇降モータ
（図示略）が収容されており、この昇降モータの作動に
よって支軸１７及び移載アーム１８，１９が昇降支柱１
３，１４に沿って昇降する。
示すようにクロスロール搬送車１２上には一対の昇降支
柱１３，１４が立設されており、昇降支柱１３，１４に
は昇降ボックス１５，１６が装着されている。昇降枠１
５，１６間には支軸１７が回動可能に架設支持されてお
り、支軸１７には一対の移載アーム１８，１９が止着さ
れている。一方の昇降ボックス１５内には昇降モータ
（図示略）が収容されており、この昇降モータの作動に
よって支軸１７及び移載アーム１８，１９が昇降支柱１
３，１４に沿って昇降する。
【００１２】一方の昇降ボックス１５内には傾動モータ
（図示略）が収容されており、一方の移載アーム１８の
基端部には歯車１８ａが止着されている。傾動モータの
駆動ギヤ２０ａは歯車１８ａに噛合しており、傾動モー
タの作動により移載アーム１８，１９が上下に傾動す
る。
（図示略）が収容されており、一方の移載アーム１８の
基端部には歯車１８ａが止着されている。傾動モータの
駆動ギヤ２０ａは歯車１８ａに噛合しており、傾動モー
タの作動により移載アーム１８，１９が上下に傾動す
る。
【００１３】移載アーム１８，１９の先端にはハンド２
１，２２が取り付けられており、図示しない駆動機構の
作動によってクロスロール４Ａ，４Ｂを把持及び解放可
能である。一方のハンド２１にはトルクモータ型の空ロ
ール回転モータ２３が装着されている。空ロール回転モ
ータ２３の駆動ギヤ２３ａはハンド２１，２２上の空ロ
ール４Ａの歯部４ｃに噛合可能である。駆動ギヤ２３ａ
の近傍には近接センサ３０が配設されている。近接セン
サ３０の検出領域はハンド２１，２２上の空ロール４Ａ
の歯部４ｃ上にあり、空ロール４Ａの回転に伴う歯部４
ｃの周回速度に応じたパルス状信号を出力する。
１，２２が取り付けられており、図示しない駆動機構の
作動によってクロスロール４Ａ，４Ｂを把持及び解放可
能である。一方のハンド２１にはトルクモータ型の空ロ
ール回転モータ２３が装着されている。空ロール回転モ
ータ２３の駆動ギヤ２３ａはハンド２１，２２上の空ロ
ール４Ａの歯部４ｃに噛合可能である。駆動ギヤ２３ａ
の近傍には近接センサ３０が配設されている。近接セン
サ３０の検出領域はハンド２１，２２上の空ロール４Ａ
の歯部４ｃ上にあり、空ロール４Ａの回転に伴う歯部４
ｃの周回速度に応じたパルス状信号を出力する。
【００１４】クロスロール搬送車１２上には仮置支柱２
４，２５が立設されている。仮置支柱２４，２５の上端
間にはクロスロール４Ｂが小径軸部４ｂを介して回動可
能に架設支持される。一方の仮置支柱２４には電磁クラ
ッチ２６が装着されている。電磁クラッチ２６の入力軸
には歯車２６ａが止着されている。歯車２６ａは仮置支
柱２４，２５上のクロスロール４Ｂの歯部４ｃに噛合す
る。
４，２５が立設されている。仮置支柱２４，２５の上端
間にはクロスロール４Ｂが小径軸部４ｂを介して回動可
能に架設支持される。一方の仮置支柱２４には電磁クラ
ッチ２６が装着されている。電磁クラッチ２６の入力軸
には歯車２６ａが止着されている。歯車２６ａは仮置支
柱２４，２５上のクロスロール４Ｂの歯部４ｃに噛合す
る。
【００１５】クロスロール搬送車１２上には支持バー２
７が移載アーム１８，１９間にて配設されており、カッ
ター２８が図示しない駆動機構によって支持バー２７上
を左右動する。支持バー２７上にはノズルパイプ３１が
取り付けられている。ノズルパイプ３１の噴射口は織布
Ｗの幅方向に複数列設されている。即ち、この実施例で
はクロスロール交換装置が全てクロスロール搬送車１２
上に載せられている。支持バー２７には光電センサ型の
カットマーク検出器２９が取り付けられており、織布Ｗ
上のカットマークがカットマーク検出器２９によって検
出されるようになっている。
７が移載アーム１８，１９間にて配設されており、カッ
ター２８が図示しない駆動機構によって支持バー２７上
を左右動する。支持バー２７上にはノズルパイプ３１が
取り付けられている。ノズルパイプ３１の噴射口は織布
Ｗの幅方向に複数列設されている。即ち、この実施例で
はクロスロール交換装置が全てクロスロール搬送車１２
上に載せられている。支持バー２７には光電センサ型の
カットマーク検出器２９が取り付けられており、織布Ｗ
上のカットマークがカットマーク検出器２９によって検
出されるようになっている。
【００１６】近接センサ３０及びカットマーク検出器２
９の出力信号はクロス交換制御コンピュータＣ1 （図示
略）に取り込まれ、クロス交換制御コンピュータＣ1 は
織機制御コンピュータＣ0 （図示略）、近接センサ３０
及びカットマーク検出器２９からの入力信号に応答して
クロスロール交換装置の動作を制御する。
９の出力信号はクロス交換制御コンピュータＣ1 （図示
略）に取り込まれ、クロス交換制御コンピュータＣ1 は
織機制御コンピュータＣ0 （図示略）、近接センサ３０
及びカットマーク検出器２９からの入力信号に応答して
クロスロール交換装置の動作を制御する。
【００１７】織機制御コンピュータＣ0 は織機上のカッ
トマーク検出器（図示略）からのカットマーク検出信号
に基づいてクロスロール搬送車１２の呼び出しを行な
い、図１に示すように空ロール４Ａを搭載したクロスロ
ール搬送車１２はこの呼び出しに基づいて呼び出し織機
前方のクロスロール交換位置に到着する。
トマーク検出器（図示略）からのカットマーク検出信号
に基づいてクロスロール搬送車１２の呼び出しを行な
い、図１に示すように空ロール４Ａを搭載したクロスロ
ール搬送車１２はこの呼び出しに基づいて呼び出し織機
前方のクロスロール交換位置に到着する。
【００１８】クロスロール搬送車１２上の空ロール仮置
位置Ｐ2 にある空ロール４Ａと織布巻き取り位置Ｐ1 上
の満ロール４Ｂとの交換は移載アーム１８，１９の移載
動作によって遂行される。図３及び図４に示すように移
載アーム１８，１９は昇降支柱１３，１４に沿って上下
動すると共に回動し、ハンド２１，２２が満ロール４Ｂ
及び空ロール４Ａを把持して解放する。
位置Ｐ2 にある空ロール４Ａと織布巻き取り位置Ｐ1 上
の満ロール４Ｂとの交換は移載アーム１８，１９の移載
動作によって遂行される。図３及び図４に示すように移
載アーム１８，１９は昇降支柱１３，１４に沿って上下
動すると共に回動し、ハンド２１，２２が満ロール４Ｂ
及び空ロール４Ａを把持して解放する。
【００１９】織布巻き取り位置Ｐ1 上の満ロール４Ｂは
図３に示すように仮置支柱２４，２５上の満ロール仮置
位置Ｐ3 へ移載され、満ロール４Ｂの歯部４ｃと電磁ク
ラッチ２６の２６ａとが噛合する。この噛合により満ロ
ール４Ｂの回転が阻止される。次いで空ロール仮置位置
Ｐ2 上の空ロール４Ａがハンド２１，２２によって把持
され、図４に示すように空ロール４Ａはカッター２８の
切断経路よりも下方へ移される。満ロール４Ｂと空ロー
ル４Ａとの間の織布Ｗは空ロール４Ａの下側及びノズル
パイプ３１の上側に接すると共に、カッター２８の切断
経路に重なる。ハンド２１，２２によって把持された空
ロール４Ａの歯部４ｃは空ロール回転モータ２３の駆動
ギヤ２３ａに噛合している。
図３に示すように仮置支柱２４，２５上の満ロール仮置
位置Ｐ3 へ移載され、満ロール４Ｂの歯部４ｃと電磁ク
ラッチ２６の２６ａとが噛合する。この噛合により満ロ
ール４Ｂの回転が阻止される。次いで空ロール仮置位置
Ｐ2 上の空ロール４Ａがハンド２１，２２によって把持
され、図４に示すように空ロール４Ａはカッター２８の
切断経路よりも下方へ移される。満ロール４Ｂと空ロー
ル４Ａとの間の織布Ｗは空ロール４Ａの下側及びノズル
パイプ３１の上側に接すると共に、カッター２８の切断
経路に重なる。ハンド２１，２２によって把持された空
ロール４Ａの歯部４ｃは空ロール回転モータ２３の駆動
ギヤ２３ａに噛合している。
【００２０】呼び出しを受けたクロスロール搬送車１２
が到着するまでの間にも織機運転は継続しており、織布
Ｗが織り続けられている。従って、織機上のカットマー
ク検出器によって検出されたカットマークは満ロール４
Ｂに巻きこまれている。
が到着するまでの間にも織機運転は継続しており、織布
Ｗが織り続けられている。従って、織機上のカットマー
ク検出器によって検出されたカットマークは満ロール４
Ｂに巻きこまれている。
【００２１】空ロール４Ａが図４に示す位置に配置され
ると、空ロール回転モータ２３が逆転し、空ロール４Ａ
が織布巻き取り方向と逆方向へ回転する。空ロール４Ａ
の回転により織布Ｗが満ロール４Ｂから巻き戻され、織
布Ｗ上のカットマークが満ロール４Ｂから支持バー２７
側へ引き出される。満ロール４Ｂから引き出されたカッ
トマークはカットマーク検出器２９によって検出され
る。
ると、空ロール回転モータ２３が逆転し、空ロール４Ａ
が織布巻き取り方向と逆方向へ回転する。空ロール４Ａ
の回転により織布Ｗが満ロール４Ｂから巻き戻され、織
布Ｗ上のカットマークが満ロール４Ｂから支持バー２７
側へ引き出される。満ロール４Ｂから引き出されたカッ
トマークはカットマーク検出器２９によって検出され
る。
【００２２】カットマークの検出に基づいて電磁クラッ
チ２６が作動し、歯車２６ａの回転が阻止される。従っ
て、満ロール４Ｂの回転が阻止され、カットマークがカ
ットマーク検出器２９の検出領域に停止する。トルクモ
ータ型の空ロール回転モータ２３は逆転作動しており、
満ロール４Ｂと空ロール４Ａとの間の織布Ｗの張力が上
昇する。織布Ｗの張力が所定値以上になると空ロール回
転モータ２３の回転速度が急激に低下する。この急激低
下は近接センサ３０からのパルス数で把握でき、制御コ
ンピュータＣ1 はこのパルス数が所定値以下になるとト
ルクモータ型の空ロール回転モータ２３の逆転を停止す
る。この状態では満ロール４Ｂと空ロール４Ａとの間の
織布Ｗの張力が切断に適する状態となっている。
チ２６が作動し、歯車２６ａの回転が阻止される。従っ
て、満ロール４Ｂの回転が阻止され、カットマークがカ
ットマーク検出器２９の検出領域に停止する。トルクモ
ータ型の空ロール回転モータ２３は逆転作動しており、
満ロール４Ｂと空ロール４Ａとの間の織布Ｗの張力が上
昇する。織布Ｗの張力が所定値以上になると空ロール回
転モータ２３の回転速度が急激に低下する。この急激低
下は近接センサ３０からのパルス数で把握でき、制御コ
ンピュータＣ1 はこのパルス数が所定値以下になるとト
ルクモータ型の空ロール回転モータ２３の逆転を停止す
る。この状態では満ロール４Ｂと空ロール４Ａとの間の
織布Ｗの張力が切断に適する状態となっている。
【００２３】空ロール回転モータ２３の逆転停止後、制
御コンピュータＣ1 はカッター２８の往復走行を指令す
ると共に、ノズルパイプ３１の噴射を指令する。カット
マークの位置はカットマーク検出器２９の検出領域、即
ちカッター２８の切断領域にあり、カッター２８はカッ
トマークに沿って織布Ｗを切断してゆく。クロスロール
搬送車１２の到着が遅れても織布Ｗの切断は必ずカット
マークに沿って行われ、満ロール４Ｂにおける織布長は
常に一定長となる。従って、織布巻き上げが完了した後
も製織を続行でき、織機稼働率が向上する。
御コンピュータＣ1 はカッター２８の往復走行を指令す
ると共に、ノズルパイプ３１の噴射を指令する。カット
マークの位置はカットマーク検出器２９の検出領域、即
ちカッター２８の切断領域にあり、カッター２８はカッ
トマークに沿って織布Ｗを切断してゆく。クロスロール
搬送車１２の到着が遅れても織布Ｗの切断は必ずカット
マークに沿って行われ、満ロール４Ｂにおける織布長は
常に一定長となる。従って、織布巻き上げが完了した後
も製織を続行でき、織機稼働率が向上する。
【００２４】空ロール４Ａ側の切断端部はノズルパイプ
３１の噴射作用によって空ロール４Ａの周面に巻き掛け
られる。織布Ｗの切断後、制御コンピュータＣ1 は空ロ
ール回転モータ２３の正転及び傾動モータの作動を指令
する。空ロール４Ａ側の織布切断端部はノズルパイプ３
１の噴射作用及び空ロール回転モータ２３の正転により
空ロール４Ａに巻き取られ、傾動モータの作動により移
載アーム１８，１９が上動する。即ち、空ロール４Ａは
織布切断端部を巻き取りながら織布巻き取り位置Ｐ1 に
装着される。
３１の噴射作用によって空ロール４Ａの周面に巻き掛け
られる。織布Ｗの切断後、制御コンピュータＣ1 は空ロ
ール回転モータ２３の正転及び傾動モータの作動を指令
する。空ロール４Ａ側の織布切断端部はノズルパイプ３
１の噴射作用及び空ロール回転モータ２３の正転により
空ロール４Ａに巻き取られ、傾動モータの作動により移
載アーム１８，１９が上動する。即ち、空ロール４Ａは
織布切断端部を巻き取りながら織布巻き取り位置Ｐ1 に
装着される。
【００２５】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば満ロールを直接回転して織布を巻
き戻すようにしたり、巻き上げ完了時からクロスロール
搬送車の到着時までの時間を計測し、この計測時間に基
づいて巻き上げ完了後の織布織上げ長を算出し、この算
出織上げ長に基づいてカットマークをカッターの切断領
域に配置するようにすることもできる。
ものではなく、例えば満ロールを直接回転して織布を巻
き戻すようにしたり、巻き上げ完了時からクロスロール
搬送車の到着時までの時間を計測し、この計測時間に基
づいて巻き上げ完了後の織布織上げ長を算出し、この算
出織上げ長に基づいてカットマークをカッターの切断領
域に配置するようにすることもできる。
【００２６】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、満ロール
移載位置上の満ロールと織布巻き取り位置に装着する前
の空ロールとの間の織布の経路上に織布上のカットマー
クを引き出し、織布幅方向へ移動するカッターによって
織布をカットマークに沿って切断するようにしたので、
クロスロール搬送車の到着が遅れるような場合にも製織
を継続しつつカットマークに沿った織布切断ができ、織
機稼働率を向上しつつ満ロールにおける織布長を一定長
に揃えることができるという優れた効果を奏する。
移載位置上の満ロールと織布巻き取り位置に装着する前
の空ロールとの間の織布の経路上に織布上のカットマー
クを引き出し、織布幅方向へ移動するカッターによって
織布をカットマークに沿って切断するようにしたので、
クロスロール搬送車の到着が遅れるような場合にも製織
を継続しつつカットマークに沿った織布切断ができ、織
機稼働率を向上しつつ満ロールにおける織布長を一定長
に揃えることができるという優れた効果を奏する。
【図１】 本発明を具体化した一実施例を示す側面図で
ある。
ある。
【図２】 クロスロール搬送車の要部背面図である。
【図３】 満ロールが搬送車側に移載された状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図４】 織布切断状態を示す側面図である。
【図５】 空ロールを織機に装着した状態を示す側面図
である。
である。
４Ａ…空ロール、４Ｂ…満ロール、１２…クロスロール
搬送車、２３…空ロール回転モータ、２６…満ロール回
転阻止手段となる電磁クラッチ、２８…カッター、２９
…カットマーク検出器、Ｐ1 …織布巻き取り位置、Ｐ3
…満ロール仮置位置。
搬送車、２３…空ロール回転モータ、２６…満ロール回
転阻止手段となる電磁クラッチ、２８…カッター、２９
…カットマーク検出器、Ｐ1 …織布巻き取り位置、Ｐ3
…満ロール仮置位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−171956（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−23060（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−124846（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−69639（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−24251（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−282343（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D03D 49/20
Claims (2)
- 【請求項１】織布巻き取り位置からクロスロール搬送車
上の満ロール仮置位置に満ロールを移行し、満ロール仮
置位置上の満ロールと織布巻き取り位置に装着する前の
空ロールとの間の織布の経路上に織布上のカットマーク
を引き出し、織布幅方向へ移動するカッターによって織
布をカットマークに沿って切断するクロスロール交換装
置における織布切断方法。 - 【請求項２】織布巻き取り位置からクロスロール搬送車
上の満ロール仮置位置に移された満ロールの回転を阻止
する回転阻止手段と、 満ロール仮置位置上の満ロールから織機側に連なる織布
に接触するように空ロールを保持するための空ロール保
持手段と、 空ロール保持手段によって保持された空ロールを回転す
る空ロール回転手段と、 満ロール仮置位置上の満ロールと、織布に接触する空ロ
ールとの間の織布をその幅方向へ切断する切断手段と、 満ロール仮置位置と空ロール保持位置との間で織布上の
カットマークを検出するカットマーク検出手段とを備
え、 空ロール回転手段によって空ロールを回転して満ロール
から織布を引き出し、カットマーク検出手段によってカ
ットマークを検出した後に満ロールの回転を阻止し、カ
ットマークに沿って織布を切断するようにしたクロスロ
ール交換装置における織布切断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123933A JP3013601B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | クロスロール交換装置における織布切断方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123933A JP3013601B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | クロスロール交換装置における織布切断方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321091A JPH05321091A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3013601B2 true JP3013601B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=14872949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4123933A Expired - Lifetime JP3013601B2 (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | クロスロール交換装置における織布切断方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3013601B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104477683B (zh) * | 2014-12-08 | 2017-01-11 | 宁波大千纺织品有限公司 | 卷布机 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123933A patent/JP3013601B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05321091A (ja) | 1993-12-07 |
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