JP2887955B2 - 織機におけるクロスロール交換装置のローラ転出機構 - Google Patents
織機におけるクロスロール交換装置のローラ転出機構Info
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- JP2887955B2 JP2887955B2 JP3170039A JP17003991A JP2887955B2 JP 2887955 B2 JP2887955 B2 JP 2887955B2 JP 3170039 A JP3170039 A JP 3170039A JP 17003991 A JP17003991 A JP 17003991A JP 2887955 B2 JP2887955 B2 JP 2887955B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織布巻き取り位置の満
ロールを仮置位置へ排出移動する織機におけるクロスロ
ール交換装置のローラ転出機構に関する。
ロールを仮置位置へ排出移動する織機におけるクロスロ
ール交換装置のローラ転出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−33353号公報において
は、織機前面に左右一対のクロスビームブラケットを傾
斜状態で設けると共に、その傾斜部下端にそれぞれブッ
シュレバーを設けている。このブッシュレバーによって
クロスビームのクロスビームブラケットに沿った転げ落
ちを規制しつつクロスビームを支持すると共に、このク
ロスビームを回転駆動して織布を巻き取っている。そし
て、クロスビームが巻き上げを完了すると空ビームを搭
載したクロス搬送台車を織機の前方に停止させ、ブッシ
ュレバーによって巻き上げ完了したクロスビーム(以
下、満ロールという)をクロスビームブラケットの傾斜
に沿って押動してクロス搬送台車上に移載している。
は、織機前面に左右一対のクロスビームブラケットを傾
斜状態で設けると共に、その傾斜部下端にそれぞれブッ
シュレバーを設けている。このブッシュレバーによって
クロスビームのクロスビームブラケットに沿った転げ落
ちを規制しつつクロスビームを支持すると共に、このク
ロスビームを回転駆動して織布を巻き取っている。そし
て、クロスビームが巻き上げを完了すると空ビームを搭
載したクロス搬送台車を織機の前方に停止させ、ブッシ
ュレバーによって巻き上げ完了したクロスビーム(以
下、満ロールという)をクロスビームブラケットの傾斜
に沿って押動してクロス搬送台車上に移載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の満
ロール転出移載機構においては、満ロールの軸端が転動
中にクロスビームブラケットから外れる虞れがあり、満
ロールを織布巻き取り位置からクロス搬送台車上に安全
確実に転出移載できるという保証がない。
ロール転出移載機構においては、満ロールの軸端が転動
中にクロスビームブラケットから外れる虞れがあり、満
ロールを織布巻き取り位置からクロス搬送台車上に安全
確実に転出移載できるという保証がない。
【0004】本発明の目的は、織機の織布巻き取り位置
の満ロールを仮置位置にまで安全確実に転出移動するこ
とができる織機におけるクロスロール交換装置のローラ
転出機構を提供することにある。
の満ロールを仮置位置にまで安全確実に転出移動するこ
とができる織機におけるクロスロール交換装置のローラ
転出機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、クロスロールの織布巻き取り部両側に一対
の案内溝を形成すると共に、これら両案内溝と係合して
前記クロスロールを織布巻き取り位置から仮置位置に転
出させる一対のクロスロール転出ガイドを織機上に設け
ることにより、クロスロール交換装置のローラ転出機構
を構成した。
に本発明は、クロスロールの織布巻き取り部両側に一対
の案内溝を形成すると共に、これら両案内溝と係合して
前記クロスロールを織布巻き取り位置から仮置位置に転
出させる一対のクロスロール転出ガイドを織機上に設け
ることにより、クロスロール交換装置のローラ転出機構
を構成した。
【0006】
【作用】クロスロールの両案内溝が織機上に設けられた
一対のクロスロール転出ガイドとの係合状態を保持した
まま、クロスロールがクロスロール転出ガイド上を織布
巻き取り位置から仮置位置に転出される。従って、クロ
スロールは転出ガイドから脱落することなく、安全確実
に転出ガイド上を転動する。
一対のクロスロール転出ガイドとの係合状態を保持した
まま、クロスロールがクロスロール転出ガイド上を織布
巻き取り位置から仮置位置に転出される。従って、クロ
スロールは転出ガイドから脱落することなく、安全確実
に転出ガイド上を転動する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図11に基づいて説明する。まず、クロスロール交換装
置の全体構成及び作用を説明する。
図11に基づいて説明する。まず、クロスロール交換装
置の全体構成及び作用を説明する。
【0008】図1に示すように織布Wは左右のサイドフ
レーム1,2間に架設支持されたブレストビーム3、サ
ーフェスローラ4、プレスローラ5及びクロスガイドバ
ー7を経由してクロスロール8に巻き取られる。
レーム1,2間に架設支持されたブレストビーム3、サ
ーフェスローラ4、プレスローラ5及びクロスガイドバ
ー7を経由してクロスロール8に巻き取られる。
【0009】図2及び図3に示すようにクロスロール8
は小径軸8aを介して左右両サイドフレーム1,2内面
上の両支持座9,10上の軸受け凹部9a,10a間に
回動可能に架設支持されている。即ち、軸受凹部9a,
10aは織布巻き取り位置S1 となり、支持アーム1
1,12間のクロスガイドバー7が織布巻き取り位置S
1 上のクロスロール8の増径に伴って軸11a,12a
を中心に徐々に回動上昇する。
は小径軸8aを介して左右両サイドフレーム1,2内面
上の両支持座9,10上の軸受け凹部9a,10a間に
回動可能に架設支持されている。即ち、軸受凹部9a,
10aは織布巻き取り位置S1 となり、支持アーム1
1,12間のクロスガイドバー7が織布巻き取り位置S
1 上のクロスロール8の増径に伴って軸11a,12a
を中心に徐々に回動上昇する。
【0010】図2に示すように軸11a上の扇形状のラ
チェットホイール13もクロスガイドバー7と一体的に
回動し、軸15に支持された爪部材14とラチェットホ
イール13との板ばね17の押接作用による噛合作用が
クロスロール8のない場合にもクロスガイドバー7を回
動上昇位置に保持する。ラチェットホイール13と爪部
材14との噛合状態はエアシリンダ18の駆動ロッド1
8aの突出によって解除される。
チェットホイール13もクロスガイドバー7と一体的に
回動し、軸15に支持された爪部材14とラチェットホ
イール13との板ばね17の押接作用による噛合作用が
クロスロール8のない場合にもクロスガイドバー7を回
動上昇位置に保持する。ラチェットホイール13と爪部
材14との噛合状態はエアシリンダ18の駆動ロッド1
8aの突出によって解除される。
【0011】クロスロール8には歯車8dが刻設されて
おり、クロスロール8が織布巻き取り位置S1 に装着さ
れた状態ではアイドルギヤ6と歯車8dとが噛合する。
アイドルギヤ6は駆動歯車19及びその軸19aを介し
て軸19a上のスプロケットホイール20に連結されて
いる。織機駆動モータの回転駆動力は、サーフェスロー
ラ4、トルクリミッタ86、チェーン20a、押圧ばね
22により接合された駆動クラッチ板20bと被動クラ
ッチ板21との噛合連結部、及び駆動歯車19を介して
アイドルギヤ6に伝達し、この伝達作用によってクロス
ロール8が織布巻き取り方向へ回転する。
おり、クロスロール8が織布巻き取り位置S1 に装着さ
れた状態ではアイドルギヤ6と歯車8dとが噛合する。
アイドルギヤ6は駆動歯車19及びその軸19aを介し
て軸19a上のスプロケットホイール20に連結されて
いる。織機駆動モータの回転駆動力は、サーフェスロー
ラ4、トルクリミッタ86、チェーン20a、押圧ばね
22により接合された駆動クラッチ板20bと被動クラ
ッチ板21との噛合連結部、及び駆動歯車19を介して
アイドルギヤ6に伝達し、この伝達作用によってクロス
ロール8が織布巻き取り方向へ回転する。
【0012】図2及び図4に示すように右サイドフレー
ム1の内側には小径歯車23がアイドルギヤ6に噛合す
るように配設されている。小径歯車23の直上にはトル
クモータ型の空ロール巻き取りモータ25が設置されて
おり、その駆動歯車25aに噛合する大径歯車24には
駆動クラッチ板24aが止着されている。駆動クラッチ
板24aには被動クラッチ板26が押圧ばね27のばね
作用によって押接しており、空ロール巻き取りモータ2
5の駆動力が両クラッチ板24a,26を介してアイド
ルギヤ6へ伝達される。
ム1の内側には小径歯車23がアイドルギヤ6に噛合す
るように配設されている。小径歯車23の直上にはトル
クモータ型の空ロール巻き取りモータ25が設置されて
おり、その駆動歯車25aに噛合する大径歯車24には
駆動クラッチ板24aが止着されている。駆動クラッチ
板24aには被動クラッチ板26が押圧ばね27のばね
作用によって押接しており、空ロール巻き取りモータ2
5の駆動力が両クラッチ板24a,26を介してアイド
ルギヤ6へ伝達される。
【0013】通常の製織時には空ロール巻き取りモータ
25は不作動状態にあり、空ロール巻き取りモータ25
に作動連結されている駆動クラッチ板24aは回転しな
い。織機駆動モータ側に作動連結されている駆動クラッ
チ板20bは回転しており、織布巻き取り位置S1 上の
クロスロール8は織機駆動モータの作動によって回動す
る。
25は不作動状態にあり、空ロール巻き取りモータ25
に作動連結されている駆動クラッチ板24aは回転しな
い。織機駆動モータ側に作動連結されている駆動クラッ
チ板20bは回転しており、織布巻き取り位置S1 上の
クロスロール8は織機駆動モータの作動によって回動す
る。
【0014】図2及び図3に示すようにサイドフレーム
1,2間の軸28,29には満ロールブラケット30,
31が止着されている。図11に示すように織機制御コ
ンピュータC0 は機台回転角度検出用のロータリエンコ
ーダ95から出力される機台1回転毎の原点信号をカウ
ントし、このカウント数が所定数に達するとクロスロー
ル交換信号を制御コンピュータC1 に出力する。制御コ
ンピュータC1 はクロスロール交換信号の入力に応答し
てモータ38を正転作動し、満ロールブラケット30,
31が下動する。満ロールブラケット30,31先端の
投光器44及び受光器45はエリアセンサを構成し、制
御コンピュータC1 はエリアセンサ44,45が両ブラ
ケット30,31間に障害物を検出している間は警報装
置96を作動すると共に、満ロールブラケット30,3
1の下動を停止する。
1,2間の軸28,29には満ロールブラケット30,
31が止着されている。図11に示すように織機制御コ
ンピュータC0 は機台回転角度検出用のロータリエンコ
ーダ95から出力される機台1回転毎の原点信号をカウ
ントし、このカウント数が所定数に達するとクロスロー
ル交換信号を制御コンピュータC1 に出力する。制御コ
ンピュータC1 はクロスロール交換信号の入力に応答し
てモータ38を正転作動し、満ロールブラケット30,
31が下動する。満ロールブラケット30,31先端の
投光器44及び受光器45はエリアセンサを構成し、制
御コンピュータC1 はエリアセンサ44,45が両ブラ
ケット30,31間に障害物を検出している間は警報装
置96を作動すると共に、満ロールブラケット30,3
1の下動を停止する。
【0015】織布巻き取り位置S1 上のクロスロール8
は移載位置にある満ロールブラケット30,31へ転動
移行可能である。クロスロール8の小径軸8aは満ロー
ルブラケット30,31先端の仮置凹部30c,31c
に嵌まり込む。
は移載位置にある満ロールブラケット30,31へ転動
移行可能である。クロスロール8の小径軸8aは満ロー
ルブラケット30,31先端の仮置凹部30c,31c
に嵌まり込む。
【0016】図2及び図4に示すように満ロールブラケ
ット30の外側面にはトルクモータ型の満ロール巻き取
りモータ43が取付られている。クロスロールが仮置位
置S2 となる仮置凹部30c,31cに仮り置かれた状
態では歯車8dが満ロール巻き取りモータ43の駆動ロ
ーラ43aの周面に接し、駆動ローラ43aの回転駆動
力はその周面のゴム43a1 と歯車8dとの摩擦接触を
介して仮置位置S2 上のクロスロールに伝達する。
ット30の外側面にはトルクモータ型の満ロール巻き取
りモータ43が取付られている。クロスロールが仮置位
置S2 となる仮置凹部30c,31cに仮り置かれた状
態では歯車8dが満ロール巻き取りモータ43の駆動ロ
ーラ43aの周面に接し、駆動ローラ43aの回転駆動
力はその周面のゴム43a1 と歯車8dとの摩擦接触を
介して仮置位置S2 上のクロスロールに伝達する。
【0017】図2及び図3に示すように軸28,29の
直上にはクロスロールストッパ46,47が支軸48,
49によって回動可能に支持されている。クロスロール
ストッパ46,47は織布巻き取り位置S1 上のクロス
ロール8の小径軸8aに常には当接して織布巻き取り位
置S1 からのクロスロール離脱を阻止する。
直上にはクロスロールストッパ46,47が支軸48,
49によって回動可能に支持されている。クロスロール
ストッパ46,47は織布巻き取り位置S1 上のクロス
ロール8の小径軸8aに常には当接して織布巻き取り位
置S1 からのクロスロール離脱を阻止する。
【0018】軸28には一対の円板カム50,51が並
列止着しており、各円板カム50,51には補助カム5
2,53が回動可能に支持されている。支持座9の直下
には蹴り出し部材58が軸ピン59によって回動可能に
支持されている。
列止着しており、各円板カム50,51には補助カム5
2,53が回動可能に支持されている。支持座9の直下
には蹴り出し部材58が軸ピン59によって回動可能に
支持されている。
【0019】円板カム50,51、補助カム52,5
3、及び蹴り出し部材58と同様の円板カム60,6
1、補助カム62,63、及び蹴り出し部材66が左サ
イドフレーム2側にも配設されている。
3、及び蹴り出し部材58と同様の円板カム60,6
1、補助カム62,63、及び蹴り出し部材66が左サ
イドフレーム2側にも配設されている。
【0020】満ロールブラット30,31の回動下降と
ともに円板カム50,51,60,61も一体的に回動
し、補助カム52,62が復帰ばね67,68に抗して
クロスロールストッパ46,47を回動する。この回動
により織布巻き取り位置S1の満ロール8Aがクロスロ
ールストッパ46,47の排出阻止作用から解放され
る。又、補助カム53,63が蹴り出し部材58,66
を回動し、蹴り出し部材58,66が満ロール8Aを織
布巻き取り位置S1 から満ロールブラケット30,31
側へ押し出す。
ともに円板カム50,51,60,61も一体的に回動
し、補助カム52,62が復帰ばね67,68に抗して
クロスロールストッパ46,47を回動する。この回動
により織布巻き取り位置S1の満ロール8Aがクロスロ
ールストッパ46,47の排出阻止作用から解放され
る。又、補助カム53,63が蹴り出し部材58,66
を回動し、蹴り出し部材58,66が満ロール8Aを織
布巻き取り位置S1 から満ロールブラケット30,31
側へ押し出す。
【0021】満ロールブラケット30,31側へ押し出
された満ロール8Aの小径軸8aは仮置凹部30c,3
1cに嵌まり込み、支持ローラ対41,42によって支
持される。仮置位置S2 に達した満ロール8Aの歯車8
dは満ロールブラケット30先端の近接スイッチ94に
よって検出され、近接スイッチ94は満ロール8Aの回
転速度に応じたパルス信号を出力する。制御コンピュー
タC1 はこのパルス信号に応答して満ロール巻き取りモ
ータ43の逆転作動を停止すると共に、織布巻き取り位
置S1 近傍に設置された近接スイッチ93を作動し、さ
らに空ロール巻き取りモータ25を作動する。
された満ロール8Aの小径軸8aは仮置凹部30c,3
1cに嵌まり込み、支持ローラ対41,42によって支
持される。仮置位置S2 に達した満ロール8Aの歯車8
dは満ロールブラケット30先端の近接スイッチ94に
よって検出され、近接スイッチ94は満ロール8Aの回
転速度に応じたパルス信号を出力する。制御コンピュー
タC1 はこのパルス信号に応答して満ロール巻き取りモ
ータ43の逆転作動を停止すると共に、織布巻き取り位
置S1 近傍に設置された近接スイッチ93を作動し、さ
らに空ロール巻き取りモータ25を作動する。
【0022】空ロール巻き取りモータ25の作動による
アイドルギヤ6の回転速度は織機駆動モータの作動によ
るアイドルギヤ6の回転速度を上回るように設定してあ
る。従って、アイドルギヤ6は空ロール巻き取りモータ
25の作動によって回転し、クラッチ板20b,21間
の作動連結は実質的に解除される。即ち、クラッチ板2
0b,21間では相対回動が生じる軸32の後方には軸
69が並設されており、その左端部には扇形状のウォー
ムホイール70が止着されている。軸69にはカッター
レバー72,73が止着されており、カッターレバー7
2,73間に架設支持された支持バー74上の円板カッ
ター80がカッター駆動モータ75の作動によって支持
バー74上を走行する。
アイドルギヤ6の回転速度は織機駆動モータの作動によ
るアイドルギヤ6の回転速度を上回るように設定してあ
る。従って、アイドルギヤ6は空ロール巻き取りモータ
25の作動によって回転し、クラッチ板20b,21間
の作動連結は実質的に解除される。即ち、クラッチ板2
0b,21間では相対回動が生じる軸32の後方には軸
69が並設されており、その左端部には扇形状のウォー
ムホイール70が止着されている。軸69にはカッター
レバー72,73が止着されており、カッターレバー7
2,73間に架設支持された支持バー74上の円板カッ
ター80がカッター駆動モータ75の作動によって支持
バー74上を走行する。
【0023】ウォームホイール70の直上にはモータ7
1が配設されており、その駆動ウォーム71aがウォー
ムホイール70に噛合されている。モータ71はウォー
ムホイール70と一対のリミットスイッチLs3 ,Ls
4 との当接によってON−OFF制御を受け、カッター
レバー72,73の回動位置が規制される。
1が配設されており、その駆動ウォーム71aがウォー
ムホイール70に噛合されている。モータ71はウォー
ムホイール70と一対のリミットスイッチLs3 ,Ls
4 との当接によってON−OFF制御を受け、カッター
レバー72,73の回動位置が規制される。
【0024】空ロール巻き取りモータ25の作動後、モ
ータ71が正転作動し、カッターレバー72,73が待
機位置から回動上昇する。軸28,29上に相対回動可
能に支持された支持アーム82,83と軸69とはロッ
ド84,85を介して作動連結しており、支持アーム8
2,83の上端部間には空ロール8Bが架設載置されて
いる。カッターレバー72,73が図2及び図3の状態
から回動すると、支持アーム82,83が後方へ傾動
し、空ロール8Bが図示しないガイドに沿って待機位置
から織布巻き取り位置S1 に向けて落下する。この落下
する空ロール8Bは小径軸8aを介して補助ガイド8
7,88と補助ガイド板91,92との間を案内され、
空ロール8Bは織布巻き取り位置S1 の直前のクロスロ
ールストッパ46,47上に一旦停止支持される。
ータ71が正転作動し、カッターレバー72,73が待
機位置から回動上昇する。軸28,29上に相対回動可
能に支持された支持アーム82,83と軸69とはロッ
ド84,85を介して作動連結しており、支持アーム8
2,83の上端部間には空ロール8Bが架設載置されて
いる。カッターレバー72,73が図2及び図3の状態
から回動すると、支持アーム82,83が後方へ傾動
し、空ロール8Bが図示しないガイドに沿って待機位置
から織布巻き取り位置S1 に向けて落下する。この落下
する空ロール8Bは小径軸8aを介して補助ガイド8
7,88と補助ガイド板91,92との間を案内され、
空ロール8Bは織布巻き取り位置S1 の直前のクロスロ
ールストッパ46,47上に一旦停止支持される。
【0025】補助ガイド板87,88には押し込み部材
89,90が止着されており、カッターレバー72,7
3が切断位置まで回動上昇すると、空ロール8Bの小径
軸8aが押し込み部材89,90によって軸受け凹部9
a,10aへ嵌入される。
89,90が止着されており、カッターレバー72,7
3が切断位置まで回動上昇すると、空ロール8Bの小径
軸8aが押し込み部材89,90によって軸受け凹部9
a,10aへ嵌入される。
【0026】空ロール8Bが織布巻き取り位置S1 に押
し込み配置されると、歯車8dがアイドルギヤ6に噛合
する。アイドルギヤ6は空ロール巻き取りモータ25の
作動によって回転しており、歯車8d,25aの噛合は
円滑に行われる。近接スイッチ93は織布巻き取り位置
S1 上のクロスロールの歯車8dを検出し、歯車8dの
回転速度に応じた周波数のパルス信号を出力する。
し込み配置されると、歯車8dがアイドルギヤ6に噛合
する。アイドルギヤ6は空ロール巻き取りモータ25の
作動によって回転しており、歯車8d,25aの噛合は
円滑に行われる。近接スイッチ93は織布巻き取り位置
S1 上のクロスロールの歯車8dを検出し、歯車8dの
回転速度に応じた周波数のパルス信号を出力する。
【0027】カッターレバー72,73が図8に示す切
断位置に回動配置された状態では、カッターレバー7
2,73間の布挿入バー97の先鋭端が押圧ばね97
a,97bのばね作用によって織布Wを介して空ロール
8Bの周面に押接される。
断位置に回動配置された状態では、カッターレバー7
2,73間の布挿入バー97の先鋭端が押圧ばね97
a,97bのばね作用によって織布Wを介して空ロール
8Bの周面に押接される。
【0028】空ロール8Bは、織布巻き取り位置S1 に
装着されると空ロール巻き取りモータ25によって織布
巻き取り方向へ回転し、近接スイッチ93が空ロール8
Bの回転速度に応じたパルス信号を出力する。制御コン
ピュータC1 はこのパルス信号に応答して満ロール巻き
取りモータ43を正転作動する。
装着されると空ロール巻き取りモータ25によって織布
巻き取り方向へ回転し、近接スイッチ93が空ロール8
Bの回転速度に応じたパルス信号を出力する。制御コン
ピュータC1 はこのパルス信号に応答して満ロール巻き
取りモータ43を正転作動する。
【0029】図8に示すようにクロスロールの大径軸8
bの周面には布把持溝8eが軸方向に沿って形成されて
おり、空ロール8Bの回転に伴って布把持溝8eが布挿
入バー97と出会い、布挿入バー97が布把持溝8e内
へ嵌まり込む。この嵌まり込み作用によって空ロール8
Bの回転が阻止されると共に、織布Wが布把持溝8e内
へ挿し込まれる。この回転停止によってトルクモータ型
の空ロール巻き取りモータ25は回転駆動しなくなり、
織機駆動モータ側の回転駆動力はサーフェスローラ4と
駆動歯車19との間のトルクリミッタ86で吸収され
る。
bの周面には布把持溝8eが軸方向に沿って形成されて
おり、空ロール8Bの回転に伴って布把持溝8eが布挿
入バー97と出会い、布挿入バー97が布把持溝8e内
へ嵌まり込む。この嵌まり込み作用によって空ロール8
Bの回転が阻止されると共に、織布Wが布把持溝8e内
へ挿し込まれる。この回転停止によってトルクモータ型
の空ロール巻き取りモータ25は回転駆動しなくなり、
織機駆動モータ側の回転駆動力はサーフェスローラ4と
駆動歯車19との間のトルクリミッタ86で吸収され
る。
【0030】満ロール巻き取りモータ43の正転作動開
始後、近接スイッチ94が出力する検出パルス数が設定
数に達すると満ロール巻き取りモータ43及び近接スイ
ッチ94の作動が停止し、満ロール8Aはクロスロール
搬送車の到着を待つことになる。
始後、近接スイッチ94が出力する検出パルス数が設定
数に達すると満ロール巻き取りモータ43及び近接スイ
ッチ94の作動が停止し、満ロール8Aはクロスロール
搬送車の到着を待つことになる。
【0031】支持バー74上にはパイプ形状の巻き付け
ノズル81が支持バー74の長さ全体に渡って配設され
ており、巻き付けノズル81の複数の噴射口の噴射方向
が円板カッター80の移動領域と反対側を指向するよう
に設定してある。円板カッター80は満ロール巻き取り
モータ43の正転作動後に支持バー74上を往復動し、
満ロール8Aと空ロール8Bとの間の織布Wが切断され
る。円板カッター80の走行と共に巻き付けノズル81
用の電磁バルブV2 が励磁し、空ロール8B側の織布切
断端部が巻付けノズル81の噴射によって空ロール8B
の周面に巻き掛けられる。織布切断端部が空ロール8B
に巻き掛けられた後、エアシリンダ18用の電磁バルブ
V1 の励磁によるエアシリンダ18の伸長動作によって
爪部材14とラチエットホイール13との噛合状態が解
除されるが、クロスガイドバー7は板ばね17の押接作
用によって噛合解除前の位置に保持される。
ノズル81が支持バー74の長さ全体に渡って配設され
ており、巻き付けノズル81の複数の噴射口の噴射方向
が円板カッター80の移動領域と反対側を指向するよう
に設定してある。円板カッター80は満ロール巻き取り
モータ43の正転作動後に支持バー74上を往復動し、
満ロール8Aと空ロール8Bとの間の織布Wが切断され
る。円板カッター80の走行と共に巻き付けノズル81
用の電磁バルブV2 が励磁し、空ロール8B側の織布切
断端部が巻付けノズル81の噴射によって空ロール8B
の周面に巻き掛けられる。織布切断端部が空ロール8B
に巻き掛けられた後、エアシリンダ18用の電磁バルブ
V1 の励磁によるエアシリンダ18の伸長動作によって
爪部材14とラチエットホイール13との噛合状態が解
除されるが、クロスガイドバー7は板ばね17の押接作
用によって噛合解除前の位置に保持される。
【0032】この状態のもとにカッターレバー72,7
3が回動下降する。カッターレバー72,73の回動下
降により布挿入バー97が布把持溝8eから離脱し、織
布巻き取り位置S1 上の空ロール8Bが空ロール巻き取
りモータ25の作動によって織布巻き取り方向へ回転す
る。空ロール8Bの回転によって織布切断端部が空ロー
ル8Bに巻き取られてゆき、クロスガイドバー7が板ば
ね17のばね作用に抗して回動下降する。
3が回動下降する。カッターレバー72,73の回動下
降により布挿入バー97が布把持溝8eから離脱し、織
布巻き取り位置S1 上の空ロール8Bが空ロール巻き取
りモータ25の作動によって織布巻き取り方向へ回転す
る。空ロール8Bの回転によって織布切断端部が空ロー
ル8Bに巻き取られてゆき、クロスガイドバー7が板ば
ね17のばね作用に抗して回動下降する。
【0033】空ロール巻き取りモータ25の作動による
空ロール8Bの回転に伴って近接スイッチ93が空ロー
ル8Bの回転速度に応じたパルス信号を出力する。この
パルス信号の周波数が設定数以下になると、空ロール巻
き取りモータ25の作動が停止する。パルス周波数が設
定数になった時にはクロスガイドバー7が空ロール8B
の周面に接した時であり、これ以後の織布巻き取り張力
はトルクリミッタ86で設定される張力程度まで上昇す
る。このような張力上昇によって空ロール8Bの回転ト
ルクが増加し、空ロール巻き取りモータ25は回転しな
くなり、空ロール8Bは織機駆動モータ側の回転駆動力
によって回転される。
空ロール8Bの回転に伴って近接スイッチ93が空ロー
ル8Bの回転速度に応じたパルス信号を出力する。この
パルス信号の周波数が設定数以下になると、空ロール巻
き取りモータ25の作動が停止する。パルス周波数が設
定数になった時にはクロスガイドバー7が空ロール8B
の周面に接した時であり、これ以後の織布巻き取り張力
はトルクリミッタ86で設定される張力程度まで上昇す
る。このような張力上昇によって空ロール8Bの回転ト
ルクが増加し、空ロール巻き取りモータ25は回転しな
くなり、空ロール8Bは織機駆動モータ側の回転駆動力
によって回転される。
【0034】以上で満ロール8Aと空ロール8Bとの交
換は実質的に完了する。クロスロール搬送車の到着及び
移載動作によって満ロール8Aが仮置位置S2 からクロ
スロール搬送車側へ移載されるとモータ38が逆転作動
し、満ロールブラケット30,31が移載位置から収納
位置へ回動上昇する。満ロールブラケット30,31が
収納位置に復帰すると、モータ38の作動が停止すると
共に、エリアセンサ44,45も作動停止する。
換は実質的に完了する。クロスロール搬送車の到着及び
移載動作によって満ロール8Aが仮置位置S2 からクロ
スロール搬送車側へ移載されるとモータ38が逆転作動
し、満ロールブラケット30,31が移載位置から収納
位置へ回動上昇する。満ロールブラケット30,31が
収納位置に復帰すると、モータ38の作動が停止すると
共に、エリアセンサ44,45も作動停止する。
【0035】次に、本発明の要旨に直接関係する装置の
構成及び作用を詳細に説明する。図2及び図3に示すよ
うに支持座9,10の前側下方にてサイドフレーム1,
2には軸28,29が回動可能に支持されており、軸2
8,29には満ロールブラケット30,31が止着され
ている。サイドフレーム1,2の最下部間には軸32が
回動可能に架設支持されており、軸32の両端部には駆
動レバー33,34が止着されている。満ロールブラケ
ット30,31はリンク35,36を介して駆動レバー
33,34に作動連結されている。
構成及び作用を詳細に説明する。図2及び図3に示すよ
うに支持座9,10の前側下方にてサイドフレーム1,
2には軸28,29が回動可能に支持されており、軸2
8,29には満ロールブラケット30,31が止着され
ている。サイドフレーム1,2の最下部間には軸32が
回動可能に架設支持されており、軸32の両端部には駆
動レバー33,34が止着されている。満ロールブラケ
ット30,31はリンク35,36を介して駆動レバー
33,34に作動連結されている。
【0036】右サイドフレーム1側の軸32にはウォー
ムホイール37が止着されており、その近傍にはモータ
38が配設されている。その駆動ウォーム38aはウォ
ームホイール37に噛合しており、モータ38の作動に
よって満ロールブラケット30,31が軸28,29を
中心に回動する。
ムホイール37が止着されており、その近傍にはモータ
38が配設されている。その駆動ウォーム38aはウォ
ームホイール37に噛合しており、モータ38の作動に
よって満ロールブラケット30,31が軸28,29を
中心に回動する。
【0037】図2に示すようにウォームホイール37の
回動軌跡上には一対のリミットスイッチLs1,Ls2 が
配設されており、ウォームホイール37の回動位置に応
じてONーOFFする。モータ38はこのONーOFF
によって作動制御を受け、満ロールブラケット30,3
1の回動位置が図2及び図3に示す収納位置と図6に示
す移載位置との間に規制される。
回動軌跡上には一対のリミットスイッチLs1,Ls2 が
配設されており、ウォームホイール37の回動位置に応
じてONーOFFする。モータ38はこのONーOFF
によって作動制御を受け、満ロールブラケット30,3
1の回動位置が図2及び図3に示す収納位置と図6に示
す移載位置との間に規制される。
【0038】満ロールブラケット30,31には支え脚
39,40が垂下支持されている。支え脚39,40は
満ロールブラケット30,31が図6に示す移載位置に
あるときに接地する。
39,40が垂下支持されている。支え脚39,40は
満ロールブラケット30,31が図6に示す移載位置に
あるときに接地する。
【0039】図7に示すように満ロールブラケット3
0,31は第1ブラケット片30a,31aと第2ブラ
ケット片30b,31bとを繋いで構成されている。第
1ブラケット片30a,31aと第2ブラケット片30
b,31bとは異なる幅に設定されており、図6に示す
ように満ロールブラケット30,31が移載位置にある
状態では第1ブラケット片30a,31aの上縁30a
1,31a1 は第2ブラケット片30b,31bの上縁3
0b1,31b1 よりも低くなる。
0,31は第1ブラケット片30a,31aと第2ブラ
ケット片30b,31bとを繋いで構成されている。第
1ブラケット片30a,31aと第2ブラケット片30
b,31bとは異なる幅に設定されており、図6に示す
ように満ロールブラケット30,31が移載位置にある
状態では第1ブラケット片30a,31aの上縁30a
1,31a1 は第2ブラケット片30b,31bの上縁3
0b1,31b1 よりも低くなる。
【0040】図4及び図5に示すようにクロスロール8
の大径軸8bの両端部には環状溝8cが設けられてい
る。第1ブラケット片30aの上縁30a1,31a1 と
第2ブラケット片30b,31bの上縁30b1,31b
1 との間隔hはクロスロール8の小径軸8aの半径と環
状溝8cとの半径の差に等しくしてある。織布巻き取り
位置S1 上のクロスロール8はこの織布巻き取り位置S
1 から図6の移載位置にある満ロールブラケット30,
31へ転動移行可能であり、織布巻き取り位置S1 を離
れたクロスロール8の環状溝8cがまず第1ブラケット
片30a,31aの上縁30a1,31a1 へ乗り掛か
る。クロスロール8が環状溝8cを介して第1ブラケッ
ト片30a,31a上を転動後、クロスロール8の小径
軸8aが第2ブラケット片30b,31bの上縁30b
1,31b1 上に乗り掛かる。
の大径軸8bの両端部には環状溝8cが設けられてい
る。第1ブラケット片30aの上縁30a1,31a1 と
第2ブラケット片30b,31bの上縁30b1,31b
1 との間隔hはクロスロール8の小径軸8aの半径と環
状溝8cとの半径の差に等しくしてある。織布巻き取り
位置S1 上のクロスロール8はこの織布巻き取り位置S
1 から図6の移載位置にある満ロールブラケット30,
31へ転動移行可能であり、織布巻き取り位置S1 を離
れたクロスロール8の環状溝8cがまず第1ブラケット
片30a,31aの上縁30a1,31a1 へ乗り掛か
る。クロスロール8が環状溝8cを介して第1ブラケッ
ト片30a,31a上を転動後、クロスロール8の小径
軸8aが第2ブラケット片30b,31bの上縁30b
1,31b1 上に乗り掛かる。
【0041】上縁30b1,31b1 (以下、ガイド縁と
いう)の先端側には仮置位置S2 となる仮置凹部30
c,31cが形成されており、仮置凹部30c,31c
の前後には支持ローラ対41,42が取付られている。
ガイド縁30b1 ,31b1 を転動するクロスロール8
の小径軸8aは仮置凹部30c,31cに嵌まり込み、
支持ローラ対41,42によって回転可能に支持され
る。
いう)の先端側には仮置位置S2 となる仮置凹部30
c,31cが形成されており、仮置凹部30c,31c
の前後には支持ローラ対41,42が取付られている。
ガイド縁30b1 ,31b1 を転動するクロスロール8
の小径軸8aは仮置凹部30c,31cに嵌まり込み、
支持ローラ対41,42によって回転可能に支持され
る。
【0042】満ロールブラット30,31の回動下降と
ともに円板カム50,51,60,61も一体的に回動
し、補助カム52,62がクロスロールストッパ46,
47に係合する。この係合作用によりクロスロールスト
ッパ46,47が復帰ばね67,68に抗して回動し、
満ロール8Aの小径軸8aがクロスロールストッパ4
6,47の排出阻止作用から解放される。
ともに円板カム50,51,60,61も一体的に回動
し、補助カム52,62がクロスロールストッパ46,
47に係合する。この係合作用によりクロスロールスト
ッパ46,47が復帰ばね67,68に抗して回動し、
満ロール8Aの小径軸8aがクロスロールストッパ4
6,47の排出阻止作用から解放される。
【0043】続いて補助カム53,63が蹴り出し部材
58,66に係合し、蹴り出し部材58,66が回動す
る。蹴り出し部材58,66は満ロール8Aの環状溝8
cに当接し、満ロール8Aが織布巻き取り位置S1 から
満ロールブラケット30,31側へ押し出される。即
ち、このような排出移動動作によって満ロール8Aが織
布巻き取り位置S1 から排出される。
58,66に係合し、蹴り出し部材58,66が回動す
る。蹴り出し部材58,66は満ロール8Aの環状溝8
cに当接し、満ロール8Aが織布巻き取り位置S1 から
満ロールブラケット30,31側へ押し出される。即
ち、このような排出移動動作によって満ロール8Aが織
布巻き取り位置S1 から排出される。
【0044】満ロールブラケット30,31は満ロール
8Aが織布巻き取り位置S1 から押し出される前に移載
位置まで下降しており、満ロール8Aは支持座9,10
から第1ブラケット片30a,31aへ転動移行する。
図7に示すように満ロール8Aは環状溝8cを介して第
1ブラケット片30a,31aのガイド縁30a1,31
a1 上を転動して行く。従って、満ロール8Aは満ロー
ルブラケット30,31から外れることなく真っ直ぐに
転動して行く。
8Aが織布巻き取り位置S1 から押し出される前に移載
位置まで下降しており、満ロール8Aは支持座9,10
から第1ブラケット片30a,31aへ転動移行する。
図7に示すように満ロール8Aは環状溝8cを介して第
1ブラケット片30a,31aのガイド縁30a1,31
a1 上を転動して行く。従って、満ロール8Aは満ロー
ルブラケット30,31から外れることなく真っ直ぐに
転動して行く。
【0045】満ロール8Aがガイド縁30a1,31a1
の終端付近まで転動すると、以後の転動が第2ブラケッ
ト片30b,31bのガイド縁30b1,31b1 によっ
て案内される。第2ブラケット片30b,31b上の転
動は第1ブラケット片30a,31a上を真っ直ぐに転
動した後の慣性によって継続しており、小径軸8aがガ
イド縁30b1,31b1 から外れることはない。ガイド
縁30b1,31b1 上を転動した小径軸8aは仮置凹部
30c,31cに嵌まり込み、支持ローラ対41,42
によって支持される。
の終端付近まで転動すると、以後の転動が第2ブラケッ
ト片30b,31bのガイド縁30b1,31b1 によっ
て案内される。第2ブラケット片30b,31b上の転
動は第1ブラケット片30a,31a上を真っ直ぐに転
動した後の慣性によって継続しており、小径軸8aがガ
イド縁30b1,31b1 から外れることはない。ガイド
縁30b1,31b1 上を転動した小径軸8aは仮置凹部
30c,31cに嵌まり込み、支持ローラ対41,42
によって支持される。
【0046】小径軸8aが仮置凹部30c,31cに嵌
まり込む際には満ロール巻き取りモータ43が逆転作動
しており、駆動ローラ43aは満ロール8Aの転動回転
方向とは逆方向へ回転している。従って、満ロール8A
の歯車8dは回転する駆動ローラ43aのゴム43a1
周面にスムーズに接触し、満ロール巻き取りモータ43
への衝撃が緩和される。満ロールブラケット30,31
が移載位置に下降配置されると、エリアセンサ44,4
5の作動が停止する。
まり込む際には満ロール巻き取りモータ43が逆転作動
しており、駆動ローラ43aは満ロール8Aの転動回転
方向とは逆方向へ回転している。従って、満ロール8A
の歯車8dは回転する駆動ローラ43aのゴム43a1
周面にスムーズに接触し、満ロール巻き取りモータ43
への衝撃が緩和される。満ロールブラケット30,31
が移載位置に下降配置されると、エリアセンサ44,4
5の作動が停止する。
【0047】図9に示すようにクロスロール搬送車98
は織機制御コンピュータC0 からの搬送車呼出し信号に
応答して呼出され、織機の前方のクロスロール移載作業
位置に到着する。クロスロール移載作業位置に停止した
クロスロール搬送車98は移載アーム98a及び移載ハ
ンド98bの連係によって仮置位置S2 上の満ロール8
Aを搬送車へ移載する。図10に示すように移載ハンド
98bは満ロール8Aの環状溝8cに係合する。即ち、
環状溝8cは移載用の溝であり、織布巻き取り位置S1
から仮置位置S2 への満ロール8Aの排出転動はこの移
載用溝8cを利用している。
は織機制御コンピュータC0 からの搬送車呼出し信号に
応答して呼出され、織機の前方のクロスロール移載作業
位置に到着する。クロスロール移載作業位置に停止した
クロスロール搬送車98は移載アーム98a及び移載ハ
ンド98bの連係によって仮置位置S2 上の満ロール8
Aを搬送車へ移載する。図10に示すように移載ハンド
98bは満ロール8Aの環状溝8cに係合する。即ち、
環状溝8cは移載用の溝であり、織布巻き取り位置S1
から仮置位置S2 への満ロール8Aの排出転動はこの移
載用溝8cを利用している。
【0048】満ロール8Aが仮置位置S2 からクロスロ
ール搬送車98側へ移載されると、制御コンピュータC
1 はエリアセンサ44,45からの満ロール無し検出信
号に基づいてモータ38を逆転作動する。この逆転作動
により満ロールブラケット30,31が移載位置から収
納位置へ回動上昇する。満ロールブラケット30,31
が収納位置に復帰すると、リミットスイッチLs1 がO
Nし、モータ38の作動が停止すると共に、エリアセン
サ44,45も作動停止する。
ール搬送車98側へ移載されると、制御コンピュータC
1 はエリアセンサ44,45からの満ロール無し検出信
号に基づいてモータ38を逆転作動する。この逆転作動
により満ロールブラケット30,31が移載位置から収
納位置へ回動上昇する。満ロールブラケット30,31
が収納位置に復帰すると、リミットスイッチLs1 がO
Nし、モータ38の作動が停止すると共に、エリアセン
サ44,45も作動停止する。
【0049】本実施例によれば、満ロール8Aは環状溝
8cを満ロールブラケット30,31の第1ブラケット
片30a,31aに係合させながら転動するので、満ロ
ール8Aの軸端がブラケットから外れる虞れがなく、安
全確実に満ロール8Aを仮置位置S2 に移載することが
できる。
8cを満ロールブラケット30,31の第1ブラケット
片30a,31aに係合させながら転動するので、満ロ
ール8Aの軸端がブラケットから外れる虞れがなく、安
全確実に満ロール8Aを仮置位置S2 に移載することが
できる。
【0050】又、環状溝8cの径を大径軸8bに近い径
に設定しているため、同じ距離を転出移動させる場合で
も小径軸8aに近い径に設定した場合に比べ、満ロール
8Aの回転量が少なくなる。従って、満ロール8Aの転
動に伴う織布Wの巻き解きによる弛み量が少なくなる。
それ故、満ロール巻き取りモータ43による仮置位置S
2 上の満ロール8Aの巻き取り時間が少なくて済み、切
断前の織布Wへの張力付与が迅速に行われる。
に設定しているため、同じ距離を転出移動させる場合で
も小径軸8aに近い径に設定した場合に比べ、満ロール
8Aの回転量が少なくなる。従って、満ロール8Aの転
動に伴う織布Wの巻き解きによる弛み量が少なくなる。
それ故、満ロール巻き取りモータ43による仮置位置S
2 上の満ロール8Aの巻き取り時間が少なくて済み、切
断前の織布Wへの張力付与が迅速に行われる。
【0051】従来のクロスロールには軸部の両端にベア
リングを取着したものが知られている。かかるクロスロ
ールにおいて、ベアリング部分をクロスロールブラケッ
トに載せてクロスロールを転動させた場合、ベアリング
部分と織布巻き付け部とは別個に回転するため、転動中
に織布巻き付け部に巻き付けられた織布が一旦弛み始め
ると、織布巻き付け部の回転慣性にまかせるまま織布が
多量に巻き解かれるという問題がある。しかし、本実施
例では、織布巻き付け部たる大径軸8bと一体回転する
環状溝8c又は小径軸8aを介して満ロール8Aを転動
させるため、このような問題を生じない。
リングを取着したものが知られている。かかるクロスロ
ールにおいて、ベアリング部分をクロスロールブラケッ
トに載せてクロスロールを転動させた場合、ベアリング
部分と織布巻き付け部とは別個に回転するため、転動中
に織布巻き付け部に巻き付けられた織布が一旦弛み始め
ると、織布巻き付け部の回転慣性にまかせるまま織布が
多量に巻き解かれるという問題がある。しかし、本実施
例では、織布巻き付け部たる大径軸8bと一体回転する
環状溝8c又は小径軸8aを介して満ロール8Aを転動
させるため、このような問題を生じない。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ク
ロスロールの織布巻き取り部両側に一対の案内溝を形成
すると共に、これら両案内溝と係合して前記クロスロー
ルを織布巻き取り位置から仮置位置に転出させる一対の
クロスロール転出ガイドを織機上に設けたので、織機の
織布巻き取り位置の満ロールを仮置位置にまで安全確実
に転出移動することができるという優れた効果を奏す
る。
ロスロールの織布巻き取り部両側に一対の案内溝を形成
すると共に、これら両案内溝と係合して前記クロスロー
ルを織布巻き取り位置から仮置位置に転出させる一対の
クロスロール転出ガイドを織機上に設けたので、織機の
織布巻き取り位置の満ロールを仮置位置にまで安全確実
に転出移動することができるという優れた効果を奏す
る。
【図1】 本発明の一実施例を表すクロスロール交換装
置全体の斜視図である。
置全体の斜視図である。
【図2】 右サイドフレーム側を内側から見た側断面図
である。
である。
【図3】 左サイドフレーム側を内側から見た側断面図
である。
である。
【図4】 図2に対応する平面図である。
【図5】 図3に対応する平面図である。
【図6】 右サイドフレーム側の満ロールブラケットが
移載位置へ回動下降した状態を示す側断面図である。
移載位置へ回動下降した状態を示す側断面図である。
【図7】 満ロールが満ロールブラケット上を転動して
いる状態を示す平面図である。
いる状態を示す平面図である。
【図8】 カッターレバーが切断位置にある時の満ロー
ルとカッター機構との位置関係を示す拡大側面図であ
る。
ルとカッター機構との位置関係を示す拡大側面図であ
る。
【図9】 クロスロール搬送車が織機の手前に到着した
状態を示す側断面図である。
状態を示す側断面図である。
【図10】 移載ハンドが満ロールの移載用溝に係合し
た状態を示す平面図である。
た状態を示す平面図である。
【図11】 クロスロール交換を遂行するための制御ブ
ロック図である。
ロック図である。
8…クロスロール、8b…織布巻き取り部としての大径
軸、8c…案内溝としての環状溝、8A…満ロール、9
a,10a…織布巻き取り位置S1 となる軸受け凹部、
30,31…クロスロール転出ガイドとしての満ロール
ブラケット、41,42…仮置位置S2 となる支持ロー
ラ対、S1 …織布巻き取り位置、S2 …仮置位置、W…
織布。
軸、8c…案内溝としての環状溝、8A…満ロール、9
a,10a…織布巻き取り位置S1 となる軸受け凹部、
30,31…クロスロール転出ガイドとしての満ロール
ブラケット、41,42…仮置位置S2 となる支持ロー
ラ対、S1 …織布巻き取り位置、S2 …仮置位置、W…
織布。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 49/20 B65H 19/30
Claims (1)
- 【請求項1】 織布巻き取り位置の満ロールを仮置位置
へ排出移動する織機におけるクロスロール交換装置にお
いて、 クロスロールの織布巻き取り部両側に一対の案内溝を形
成すると共に、これら両案内溝と係合して前記クロスロ
ールを織布巻き取り位置から仮置位置に転出させる一対
のクロスロール転出ガイドを織機上に設けた織機におけ
るクロスロール交換装置のローラ転出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3170039A JP2887955B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 織機におけるクロスロール交換装置のローラ転出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3170039A JP2887955B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 織機におけるクロスロール交換装置のローラ転出機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525750A JPH0525750A (ja) | 1993-02-02 |
JP2887955B2 true JP2887955B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=15897482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3170039A Expired - Lifetime JP2887955B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 織機におけるクロスロール交換装置のローラ転出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887955B2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3170039A patent/JP2887955B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0525750A (ja) | 1993-02-02 |
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