JP3036251B2 - 織機におけるクロスロール移載用仮置台車 - Google Patents

織機におけるクロスロール移載用仮置台車

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JP3036251B2
JP3036251B2 JP4230400A JP23040092A JP3036251B2 JP 3036251 B2 JP3036251 B2 JP 3036251B2 JP 4230400 A JP4230400 A JP 4230400A JP 23040092 A JP23040092 A JP 23040092A JP 3036251 B2 JP3036251 B2 JP 3036251B2
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洋一 牧野
哲也 古田
義美 岩野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻き上げ完了したクロ
スロールの仮置位置を備え、格納位置とクロスロール移
載位置とに切り換え配置されるクロスロール移載用仮置
台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1−285549号公報には、織
布巻き取り位置に近接する待機位置と、クロスロール搬
送車に満ロールを受け渡すための受け渡し位置とに切り
換え配置可能な仮置台車上に満ロールの仮置位置を設け
たクロスロール移載装置が開示されている。この従来装
置では満ロールを満ロール仮置位置に仮置したまま製織
を継続することができ、クロスロール搬送車の到着を時
間的余裕を持って待つことができる。そのため、クロス
ロール搬送車の1台当たりの織機受持ち台数を多くでき
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】仮置台車は一対の駆動
輪と一対の従動輪とにより支持されている。駆動輪の転
動領域は織機のサイドフレーム間の領域の前方にあり、
従動輪の転動領域はサイドフレーム間の領域内にある。
織機工場によっては織機のサイドフレーム間にあるフロ
ア面上にピット孔を設け、このピット孔内に吸引空気流
を発生させて風綿除去を行なっている場合がある。この
ようなピット孔は従動輪の転動に影響を与え、仮置台車
の円滑な動きを阻害する。仮置台車の移動はリミットス
イッチと位置決めドグとの出会いによって制御されてい
るが、仮置台車がガタつくようなことがあればリミット
スイッチのON−OFF誤動作のおそれがある。リミッ
トスイッチのON−OFF誤動作が起きれば仮置台車の
移動制御が正しく行われなくなり、巻き上げ完了したク
ロスロール(満ロール)の仮置、仮置台車からクロスロ
ール搬送車への満ロール移載に支障を来す。
【0004】本発明は、円滑な移動を保障するクロスロ
ール移載用仮置台車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
満ロール仮置位置を備え、格納位置とクロスロール移載
位置とに切り換え配置されるクロスロール移載用仮置台
車を対象とし、仮置台車の前部を車輪で支持し、織機本
体のサイドフレーム間内に入り込む仮置台車の後部を織
機の据え付け床から浮かして前後動可能に織機本体の支
持機構により吊下支持した。
【0006】
【作用】仮置台車は常には格納位置にあり、巻き上げ完
了したクロスロール(満ロール)が仮置台車上の満ロー
ル仮置上に仮置される。満ロールを仮置した仮置台車は
クロスロール移載位置に移動する。織機本体のサイドフ
レーム間内に入り込む仮置台車の後部は織機本体によっ
て吊下支持されており、サイドフレーム間内のフロア面
から離れている。従って、このフロア面上に風綿除去用
のピット孔がある場合にも仮置台車の移動は円滑に行わ
れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図7に基づいて説明する。図1に示すように1は織機の
サイドフレームであり、織機の左右両サイドフレーム1
間に架設されたサーフェスローラ2及びプレスローラ3
が織布Wを引き取る。サーフェスローラ2及びプレスロ
ーラ3の協働によって引き取られる織布Wは織布巻き取
り位置P1 上のクロスロール4に巻き取られる。クロス
ロール4の布周面にはクロスガイドバー5が接してお
り、織布Wがクロスガイドバー5によって巻皺防止作用
を受けつつクロスロール4に巻き取られる。クロスガイ
ドバー5は左右一対の支持アーム6によって支持されて
おり、支持アーム6はサイドフレーム1上の固定部1a
によって回動位置を規制される。この回動規制によって
クロスガイドバー5の最下動位置が図4に示す位置に規
制される。
【0008】図3に示すようにクロスロール4のロール
軸は大径軸部4aと小径軸部4bとからなる。クロスロ
ール4は小径軸部4bを介して織布巻き取り位置P1
の装着凹部(図示略)に回転可能に支持される。大径軸
部4aの一端側には歯部4cが刻設されている。織布巻
き取り位置P1 上のクロスロール4の歯部4cは駆動歯
車7に噛合している。駆動歯車7は中間歯車8、スプロ
ケット9、チェーン10及びスプロケット11を介して
サーフェスローラ2に作動連結されている。従って、ク
ロスロール4は、織機駆動モータ(図示略)によって駆
動されるサーフェスローラ2の回転に同期して織布巻き
取り方向に回転する。
【0009】図1及び図3に示すように織布巻き取り位
置P1 上のクロスロール4はクロスロールストッパ12
A,12Bによって常には前記装着凹部からの転出を阻
止されている。クロスロールストッパ12A,12Bは
図示しない復帰ばねによってクロスロール転出阻止位置
に保持されており、クロスロール4の小径軸部4bに当
接している。
【0010】図1に示すように左右のサイドフレーム1
間には仮置台車13が格納されている。図3及び図5に
示すように仮置台車13の車体31は上から見てT字形
状をしており、車体31の脚部31aには駆動車輪33
が取り付けられている。織機本体の両サイドフレーム1
間には連結バー34が架設されており、連結バー34に
は一対のガイド枠37A,37Bが止着されている。車
体31の尾部31bはガイド枠37A,37Bにスライ
ド可能に嵌め込み支持されている。
【0011】図3に示すように仮置台車13の脚部31
aには左右一対のスタンド部15A,15Bが立設形成
されている。スタンド部15A,15Bの基端内面には
支持溝15bが上下方向に形成されており、支持溝15
bには支持枠45の折曲片45aがスライド可能に嵌め
込み支持されている。支持枠45の両端部上面にはねじ
軸46A,46Bが垂立固定されている。支持溝15b
の直上には保持ブラケット15cがスタンド部15A,
15Bから突設されており、ねじ軸46A,46Bの上
部が保持ブラケット15cを貫通している。ねじ軸46
A,46Bにはナット47,48が保持ブラケット15
cを挟んで螺着されている。ナット47が保持ブラケッ
ト15cの上面に当接することによって支持枠45がね
じ軸46A,46Bを介して吊下支持される。この状態
でナット48を締め付ければねじ軸46A,46Bが保
持ブラケット15cに固定され、支持枠45が保持ブラ
ケット15cから吊下固定される。
【0012】支持枠45の両折曲片45a間には車輪軸
33aが回転可能に架設支持されている。車輪軸33a
の両端部は折曲片45a及び支持溝15bの底面上の長
孔15dを貫通し、スタンド部15A,15Bの外側に
突出している。駆動車輪33はこの突出端部に取り付け
られている。折曲片45a間の車輪軸33aにはウォー
ムホイール49が止着されている。
【0013】支持枠45の上面にはモータ14が取り付
けられており、その駆動ロッドが支持枠45を貫通して
車輪軸33aの側方に突出している。この突出端部には
駆動ウォーム14aが止着されており、ウォームホイー
ル49に噛合している。モータ14の正逆回転により駆
動車輪33が正逆回転し、仮置台車13が前後動する。
【0014】スタンド部15A,15Bの上端には満ロ
ール仮置凹部15aが形成されている。仮置凹部15a
の近傍には対ローラ16A,16Bが取り付けられてお
り、クロスロール4の大径軸部4aが対ローラ16A,
16B上に載置されるようになっている。スタンド部1
5Bの仮置凹部15aの近傍にリミットスイッチ17が
取り付けられている。リミットスイッチ17は仮置凹部
15a上に載置されたクロスロールの大径軸部4aによ
ってONされる。スタンド部15A,15Bの上端には
蹴り出しレバー18A,18B及び転出阻止解除レバー
19A,19Bが取り付けられている。
【0015】スタンド部15A,15Bには空ロール支
持アーム20A,20Bが回動可能に支持されている。
空ロール支持アーム20A,20Bの先端にはハンド2
0aが取り付けられている。ハンド20aは円弧状の板
ばね製であり、空ロール4Aの環状溝4dを把持及び解
放可能である。ハンド20aには空ロール4Aが常には
支持されており、ハンド20a上が空ロール4Aの仮置
位置P3 となる。
【0016】一方の空ロール支持アーム20Aにはトル
クモータ型の空ロール回転モータ21が取り付けられて
いる。空ロール回転モータ21の駆動ギヤ21aはハン
ド20a上の空ロール4Aの歯部4cに噛合し、空ロー
ル回転モータ21の正逆転によってハンド20a上の空
ロール4Aが回転する。
【0017】図2に示すように一方のスタンド部15A
の内側面にはモータ22が取り付けられている。その駆
動ギヤ22aがスタンド部15Aの外側面に配設されて
おり、駆動ギヤ22aには中間歯車23が噛合してい
る。中間歯車23の歯車軸23aは左右両スタンド部1
5A,15B間に架設されている。歯車軸23aの両端
にはスプロケット24A,24Bが止着されている。
【0018】空ロール支持アーム20A.20Bの支軸
20bにはスプロケット25A,25Bが止着されてい
る。スプロケット25A,25Bとスプロケット24
A,24Bとはチェーン26A,26Bを介して作動連
結されている。従って、モータ22の正逆転によって空
ロール支持アーム20A,20Bが回動する。
【0019】図1及び図2に示すように空ロール支持ア
ーム20Aの支軸20b上には歯車27が相対回転可能
に支持されている。スタンド部15Aには電磁クラッチ
28が歯車27に隣接して止着されている。電磁クラッ
チ28のクラッチ板28aは電磁クラッチ28のONに
よって歯車27の側面に押接し、この押接作用によって
歯車27がスタンド部15Aに対して相対回転不能とな
る。
【0020】図2に示すように左右のスタンド部15
A,15Bの中間部間にはガイドレール29が架設支持
されている。ガイドレール29の一端部にはカッター駆
動モータ30が装着されている。カッター駆動モータ3
0の正逆駆動によりカッター32がガイドレール29に
沿って走行する。ガイドレール29に支持されたレール
カバー35にはノズルパイプ36が取り付けられてい
る。
【0021】図1及び図2に示すように織機本体の据え
付け床Fにはピット孔50が設けられている。ピット孔
50には吸引空気流が発生させられている。ピット孔5
0はサイドフレーム1の間の床面上にあり、織機から発
生する風綿がピット孔50に吸引されるようになってい
る。
【0022】図1に示すように仮置台車13の尾部31
bには4つの近接スイッチ38,39,40,41が取
り付けられており、織機側に取り付けられた被検出体4
2との出会いによってONする。図7に示すように近接
スイッチ38〜41及びリミットスイッチ17の出力信
号はクロス交換制御コンピュータC1 に出力される。ク
ロス交換制御コンピュータC1 は織機制御コンピュータ
0 、近接スイッチ38〜41及びリミットスイッチ1
7からの入力信号に応答してモータ14,21,22,
30,電磁クラッチ28及びノズルパイプ36用の電磁
バルブ43の作動を制御する。
【0023】織機制御コンピュータC0 は機台回転角度
検出用のロータリエンコーダ44から出力される機台1
回転毎の原点信号をカウントし、このカウント数が所定
数に達するとクロス交換信号をクロス交換制御コンピュ
ータC1 に出力する。クロス交換制御コンピュータC1
はクロスロール交換信号の入力に応答してモータ14の
正転を指令する。モータ14の正転により仮置台車13
が図1の格納位置から図4の最前進位置まで移動する。
【0024】仮置台車13の移動途中に転出阻止解除レ
バー19A,19Bがクロスロールストッパ12A,1
2Bに当接し、クロスロールストッパ12A,12Bが
図1及び図2に示す転出阻止位置から下方へずらされ
る。次いで、蹴り出しレバー18A,18Bが織布巻き
取り位置P1 上の満ロール4Bの大径軸部4aに当接
し、満ロール4Bがスタンド部15A,15B上の対ロ
ーラ16A,16Bに転出載置される。即ち、対ローラ
16A,16Bが満ロール仮置位置P2 となる。満ロー
ル4Bが満ロール仮置位置P2 上に載置されると、満ロ
ール4Bの歯部4cと歯車27とが噛合すると共に、リ
ミットスイッチ17がONする。
【0025】満ロール4Bを載置した仮置台車13が図
4に示す最前進位置に向けて移動すると、満ロール4B
から織布Wが引き出される。この引き出しにより満ロー
ル4Bが対ローラ16A,16B上で回転する。近接ス
イッチ38と被検出体42との出会いによって近接スイ
ッチ38がONする。クロス交換制御コンピュータC 1
はこのON信号に応答してモータ14の作動を停止す
る。モータ14の作動停止により仮置台車13が図4の
最前進位置に停止する。
【0026】仮置台車13の停止後、クロス交換制御コ
ンピュータC1 はモータ22の所定量正転を指令する。
モータ22の正転により空ロール支持アーム20A,2
0Bが図4に示す位置まで下動し、ハンド20a上の空
ロール4Aが織機と満ロール4Bとの間の織布Wを押し
下げる。満ロール4Bから織布巻き取り位置P1 側へ連
なる織布Wはガイドレール29及びノズルパイプ36の
上に接した後、空ロール4Aの大径軸部4aの周面に接
した状態でその下側を通る。
【0027】次いで、クロス交換制御コンピュータC1
は電磁クラッチ28のONを指令する。電磁クラッチ2
8のONによりクラッチ板28aが歯車27に押接し、
歯車27がスタンド部15Aに対して相対回転不能とな
る。従って、満ロール4Bは満ロール仮置位置P2 上で
の回転を阻止される。仮置台車13が格納位置から離れ
ている状態においても製織は継続しており、製織布Wは
クロスガイドバー5側からハンド20a上の空ロール4
A側に送り出される。
【0028】モータ22の所定量正転後、クロス交換制
御コンピュータC1 は空ロール回転モータ21の逆転を
指令する。空ロール4Aはハンド20a上で逆転し、粗
い大径軸部4aの周面に接する織布Wが空ロール4Aの
回転方向に引き取られる。この引き取り作用により満ロ
ール4Bと空ロール4Aとの間の織布Wの張力が上昇
し、この張力が所定値に達するとトルクモータ型の空ロ
ール回転モータ21の回転が停止する。この状態では満
ロール4Bと空ロール4Aとの間の織布Wの張力が切断
に適する状態となっている。
【0029】空ロール回転モータ21の逆転後、クロス
交換制御コンピュータC1 はカッター駆動モータ30の
正転を指令すると共に、電磁バルブ43の励磁を指令す
る。カッター32は支持アーム20A側から支持アーム
20B側へ向けて走行して織布Wを切断する。この切断
と同時に図5に矢印で示すようにノズルパイプ36が空
ロール4Aに向けてエア噴射する。空ロール4A側の織
布切断端部W1 はノズルパイプ36の噴射作用によって
空ロール4Aの周面に巻き掛けられる。織布切断後、ク
ロス交換制御コンピュータC1 はカッター検出信号の入
力に応答してカッター駆動モータ30の逆転を指令す
る。この逆転によりカッター32が待機位置に復帰す
る。
【0030】織布Wの切断後、クロス交換制御コンピュ
ータC1 は空ロール回転モータ21の正転及びモータ2
2の所定量逆転を指令する。モータ22の逆転により空
ロール支持アーム20A,20Bが上動し、空ロール4
Aが織布巻き取り位置P1 の高さ位置に合わせられる。
織機側の織布切断端部W1 は空ロール回転モータ21の
正転により空ロール4Aに巻き取られる。この状態から
クロス交換制御コンピュータC1 はモータ14の逆転を
指令する。モータ14の逆転により仮置台車13が格納
位置に向けて後退する。即ち、空ロール4Aは織機側の
織布切断端部W 1 を巻き取りながら織布巻き取り位置P
1 に向かう。
【0031】仮置台車13の後退に伴う近接スイッチ4
0と被検出体42との出会いにより移載用モータ14の
逆転が停止し、仮置台車13が図6に示す空ロール挿入
位置に停止する。この後退停止によりハンド20a上の
空ロール4Aが織布巻き取り位置P1 に挿入される。
【0032】空ロール挿入後、仮置台車13が前進し、
近接スイッチ39と被検出体42との出会いにより停止
する。仮置台車13は満ロール4Bを搭載してこの停止
位置(クロスロール移載位置)で搬送車の到着を待つ。
この搬送車としては例えば特開平1−285549号公
報に開示されるようなクロスロール搬送車が用いられ
る。搬送車は移載アーム先端の移載ハンドに搭載してき
た空ロールをハンド20a上に移すと共に、移載ハンド
上に満ロール4Bを受け取る。満ロール4Bが仮置台車
13から離れるとリミットスイッチ17がOFFし、仮
置台車13がクロスロール移載位置から図1の格納位置
に後退する。
【0033】格納位置、空ロール挿入位置及びクロスロ
ール移載位置の間で移動される仮置台車13の脚部31
aは駆動車輪33により支持され、尾部31bはガイド
枠37A,37Bにより支持される。駆動車輪33は織
機本体の据え付け床Fに接地し、ガイド枠37A,37
Bは織機本体側に取り付けられている。駆動車輪33は
スタンド部15A,15B上に設けられた満ロール仮置
位置P2 の直下よりも若干前方に位置している。ガイド
枠37A,37Bにより支持される尾部31bの支持位
置は満ロール仮置位置P2 に比して駆動車輪33の接地
位置よりかなり離れている。従って、満ロール仮置位置
2 上の満ロール4Bの重量は据え付け床Fに接地する
駆動車輪33によって専ら受け止められ、尾部31bを
支持するガイド枠37A,37Bの荷重負担は少ない。
即ち、ガイド枠37A,37Bは仮置台車13の移動案
内及び転倒防止を専ら担う。
【0034】仮置台車13の移動案内及び転倒防止を専
ら担うガイド枠37A,37Bは尾部31bを据え付け
床Fから浮かして支持している。又、駆動車輪33はサ
イドフレーム1間内に僅かに入り込んでいるだけであ
り、駆動車輪33とピット孔50とが干渉することはな
い。従って、仮置台車13がピット孔50と干渉するこ
とはなく、仮置台車13はガタつくことなく円滑に移動
する。
【0035】仮置台車13がガタつきながら移動した場
合、被検出42と近接スイッチ38〜41とが出会った
ときの距離が一定しない。被検出体42と近接スイッチ
38〜41とが出会ったときの距離が離れ過ぎていれば
近接スイッチ38〜41がONしないという事態も生じ
る。近接スイッチ38〜41がONすべきときにONし
なければ仮置台車13の移動制御はできず、クロスロー
ル交換を遂行することができない。
【0036】あるいは近接スイッチ38〜41がONし
ても仮置台車13が格納位置、空ロール挿入位置及びク
ロスロール移載位置という所定位置からずれた位置に停
止することになる。空ロール挿入時に仮置台車13が空
ロール挿入位置に到達しない位置に停止すれば空ロール
挿入はできない。仮置台車13が空ロール挿入位置を通
り過ぎようとすれば空ロール4Aと織布巻き取り位置P
1 となる装着凹部の構成機構が損傷する。仮置位置P2
上の満ロール4Bの移載時に仮置台車13がクロスロー
ル移載位置からずれた位置に停止すれば、搬送車の移載
ハンドの移載動作経路が満ロール仮置位置P2 から外れ
る。このような事態になれば満ロールの移載はできな
い。
【0037】本実施例では仮置台車13の移動がガタつ
くことなく行われるため、近接スイッチ38〜41はO
Nすべき時に正確にONし、仮置台車13は格納位置、
空ロール挿入位置及びクロスロール移載位置という所定
位置に正確に停止する。従って、クロスロール交換は円
滑に行われる。
【0038】なお、本実施例ではねじ軸46A,46B
に対するナット47の螺合位置を調整することにより支
持枠45の高さ位置を調整することができる。車輪軸3
3aはスタンド部15A,15Bの長孔15dを貫通し
ており、長孔15dは車輪軸33aの上下移動を許容す
る。従って、ねじ軸46A,46Bに対するナット47
の螺合位置を調整することによって駆動車輪33の上下
位置を調整できる。織機本体は水平を出すために高さ調
整することがあるが、駆動車輪33の上下位置調整可能
な構成は織機本体の水平高さ位置の調整に対して仮置台
車13の水平移動に必要な高さ調整を対応させることが
できる。
【0039】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく例えば図8に示す実施例も可能である。車
体31の尾部31bはアングルバー形状となっており、
尾部31bの下面にはラック51が止着されている。織
機本体のサイドフレーム間に架設された連結バー34の
下面には支持板52が止着されている。支持板52には
モータ53が取り付けられており、その駆動ピニオン5
3aがラック51に噛合している。支持板52には複数
のガイドローラ54が垂下支持されており、尾部31b
の側面がガイドローラ54によって案内されるようにな
っている。支持板52の後端にもガイドローラ55が支
持されている。ガイドローラ55は尾部31bの上面に
接して尾部31bを移動を案内する。
【0040】車輪56は従動車輪であり、前記実施例と
同様にねじ軸46A,46Bに対するナット47の螺合
位置調整により高さ位置される。この実施例においても
仮置位置上の満ロールの重量は車輪56によって専ら支
持され、尾部31bは駆動ピニオン53a、ガイドロー
ラ54,55によって前後方向の移動を案内される。
【0041】さらに本発明は、特開平1−285549
号公報に開示されるように満ロールを仮置するだけの仮
置台車にも適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、仮置台車
の前部を車輪で支持し、織機本体のサイドフレーム間内
に入り込む仮置台車の後部を織機の据え付け床から浮か
して前後動可能に織機本体から吊下支持したので、織機
本体のサイドフレーム間内の床上にピット孔が存在する
ような場合にも仮置台車の移動が円滑となり、クロスロ
ール移載を円滑に遂行し得るという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 仮置台車が格納位置にある状態を示す側面図
である。
【図2】 仮置台車の正面図である。
【図3】 要部拡大斜視図である。
【図4】 仮置台車が最前進位置にある状態を示す側面
図である。
【図5】 織布切断状態を示す平面図である。
【図6】 仮置台車が空ロール装着位置にある状態を示
す側面図である。
【図7】 制御ブロック図である。
【図8】 別例を示す要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
4A…空ロール、4B…満ロール、13…仮置台車、3
3…駆動車輪、31a…仮置台車の前部となる脚部、3
1b…仮置台車の後部となる尾部、34…支持機構を構
成する連結バー、37A,37B…支持機構を構成する
ガイド枠、P2…満ロール仮置位置、F…据え付け床。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−285549(JP,A) 特開 平2−293453(JP,A) 特開 平4−174744(JP,A) 実開 平2−57976(JP,U) 米国特許4934413(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 49/20 B65H 19/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】満ロール仮置位置を備え、格納位置とクロ
    スロール移載位置とに切り換え配置されるクロスロール
    移載用仮置台車において、 仮置台車の前部を車輪で支持し、織機本体のサイドフレ
    ーム間内に入り込む仮置台車の後部を織機の据え付け床
    から浮かして前後動可能に織機本体の支持機構により吊
    下支持した織機におけるクロスロール移載用仮置台車。
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