JP3066468B2 - 嵩高糸を縫付ける刺繍ミシン - Google Patents

嵩高糸を縫付ける刺繍ミシン

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JP3066468B2
JP3066468B2 JP63300172A JP30017288A JP3066468B2 JP 3066468 B2 JP3066468 B2 JP 3066468B2 JP 63300172 A JP63300172 A JP 63300172A JP 30017288 A JP30017288 A JP 30017288A JP 3066468 B2 JP3066468 B2 JP 3066468B2
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修 服部
峰男 都丸
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株式会社バルダン
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は芯糸に巻糸を巻付けて構成される外観がコ
ード模様の嵩高糸を布に縫付ける嵩高糸を縫付ける刺繍
ミシンに関する。
〔従来の技術〕
従来よりコード模様縫ミシン(例えば特公昭45−1174
3号参照)を用い、移動する布に対して繰出す芯糸を布
に沿え付ける過程で、その芯糸に巻糸をぐるぐる巻き付
けながら繰出す。そして繰出された糸がコード状の模様
を提する嵩高糸に変化する。それを順々に布に縫付けて
いた。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来の嵩高糸の縫付方法において、布の移動方向
が第4図に示すX或はY方向(多くの場合はその合成方
向)において変化した場合、嵩高糸が部分的に縫付けで
きない場合が生じる。よって、布の移動に対し芯糸が常
に先行するようにタイミングに合せて芯糸供給用のニッ
プルの向きを変えるようにすると、嵩高糸の全工程にお
いて好ましい縫付ができる。しかし、第4図の湾曲部28
のように大きなカーブを高速の刺繍ミシンで縫うときに
は嵩高糸における巻糸がだぶつき、嵩高糸のコード模様
がくずれる問題点があった。
本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、嵩高糸を高速度のミシンで縫う
場合において、急カーブにおいては巻糸のだぶつきが生
じないようにした嵩高糸の縫付方法を提供することであ
る。
〔課題を解決する為の手段〕
本願発明は、下方に針を備えていて、上下動自在に備
えられている針棒と、芯糸を案内する為の糸孔を備え、
かつその糸孔を上記針の周囲において回動させるように
してあるニップルと、上記ニップルの糸孔を通過させて
XY方向に移動する布の上面に供給する芯糸の周囲に巻糸
を巻付ける為に、巻糸のガイド孔がニップルの周囲を回
動するようにしてある巻糸用ガイドレバーと、上記針棒
の周囲を上記ガイドレバーと一体的に回動するようにし
てある巻糸用ボビンと、その巻糸用ボビンに対し、巻糸
の繰出しを制限するように備えさせたブレーキ片とから
成り、上記ニップルを回動させ、針位置に対する芯糸の
位置が先行するように糸孔位置を変角させながら、かつ
芯糸に上記巻糸を巻き付けながら縫成するようにしてあ
る嵩高糸を縫付ける刺繍ミシンにおいて、上記ガイドレ
バーのガイド孔と上記巻糸用のボビンの間に、縫着方向
の急変時の巻糸のだぶつきを防止する為の巻糸のたるみ
取具を装着させて、縫着された芯糸から巻糸が部分的に
浮き上がるのを防止するようにしたのである。
〔作用〕
巻糸にたるみ取り具を付設しておき、上記ニップルの
向きが変って巻糸にたるみが生じ易い状態になったら、
上記たるみ取り具で巻糸のたるみを取る。
〔実施例〕
以下本願の実施例を示す図面について説明する。第1
図において、Aは刺繍縫ミシン(例えばコーネリータイ
プのミシン)の基枠の一部を示し、ベッド1と一連に連
らなっている。2は周知のルーパ、3は駆動用のねじ歯
車、4は上下動および回動自在に構成されている中空針
棒で、下方には周知のように下糸7を引上げて縫う為の
針6を有する。8は回転筒でカサ歯車9を有し、これの
回動をニップル保持筒10に伝達できるように保持筒10に
固定された連動用キー16を係合させる縦溝15を備える。
この保持筒10の下方には糸孔12を備えるニップル13を備
え、カサ歯車9を回すときには図示外の連動機構により
針6と連動的にニップル13を回動させたり、駆動レバー
11の上下によりニップル13を上下動させたりできるよう
にしてある。17はボビン用支持筒で、受筒17aで支えら
れ、受け溝18で回動自在に支持され、歯車19を回すと、
支持杆20と、ガイドレバー24を伴って回動する。回動自
在の巻糸ボビン21には巻糸26が巻付けられており、布30
の側から巻糸26を引くと、巻糸26は順次ガイド22、巻道
23、孔25を通って下ってくる。
次に第2、3図に示されるたるみ取具31において図示
のものは、巻ばねが用いられている。巻ばね31の元部32
は止部として支持筒17に止着され自由端33には巻糸26が
挿通してあり、糸の保持部にしてある。この自由端33は
弾力的に曲げられているが、自由にすると第3図の符号
33aで示す位置に向けて延る。従って図示の状態では矢
印33b方向に巻糸26を付勢している。
上記構成において、周知のコーネリーミシンと同様に
針6、ルーパ2、ニップル13、支持筒17を作動させ、布
30を矢印30a方向に移動させると、芯糸14に巻糸26が巻
付きながら順に嵩高糸27を作り、これが下糸7で布30に
縫付けられる。また周知の刺繍ミシン枠(図示外)をXY
方向に移動させることによりそれに付される布30もXY方
向に変位する。また布30に対して芯糸14が先行するよう
に布とタイミングを合せてニップル13と針6の向きも変
えられる(一般にコンピューターのプログラムによって
同期的に変える)。その場合、通常はブレーキ片20aの
作用により繰出しが一定に制限されながらスムーズに引
き出されていた巻糸26に対する引出力が急に強くなった
り、弱くなったりする。そうするとたるみが生じ易くな
るが、たるみ取具31によってたるみの発生は防止され、
嵩高糸27における巻糸26は常に一定に美しく芯糸14に巻
付けられる。
次に第5図はたるみ取具31の異なる例を示すもので、
常時は先端41が符号41aの位置にあるべき弾性棒42を弾
力的に曲げて下降させ、巻糸26にたるみが生じたときに
はそれを上方に持上げるようにしたものである。なお先
端41にリング状糸道を形成して巻糸26を通している。元
部43は保持筒17の周壁に止着してある。
次に第6図はたるみ取具31の異なる例を示すもので、
常時は先端51が符号51aの位置にあるべき弾性棒52を弾
力的に曲げて下降させ、巻糸26にたるみが生じたときに
はそれを上方に持上げるようにしたものである。なお先
端51にリング状糸道を形成して巻糸26を通している。元
部53は支持杆20に止着してある。
〔発明の効果〕
以上のように本発明にあっては、ニップル13を回動さ
せ、針位置に対する芯糸14の位置が先行するようにニッ
プル13の糸孔位置12を変角させながら、かつ芯糸に上記
巻糸26を巻き付けながら縫成するようにしたものである
から、布の移動方向がXーY方向に変化しても、針縫い
位置は常に芯糸を追走し、その芯糸に巻き付けられる巻
糸26を縫着し、芯糸の部分的な浮き上がりを防止する特
長がある。
しかも、上記のようにXーY方向に動く布30に対し
て、供給する芯糸が針縫い位置に先行するよう針位置に
対して変角変動させる(ニップルを回動させる)もので
あっても、嵩高糸27を縫付ける場合、ニップル13の向き
が急変して、針縫い位置に対して大きく回動し、巻糸26
にだぶつきが生じても、巻糸26は巻糸ボビン21とガイド
レバー24との間で常にたるみをとるものであるから、ニ
ップル13の回動に伴う巻糸26のだぶつきは回収され、常
に芯糸14には巻糸26が均等量宛、奇麗に巻かれる特徴が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は断面図、第
2図は要部斜視図、第3図は要部平面図、第4図は嵩高
糸の縫付状態を示す平面図、第5図および第6図は異な
る例を示す要部斜視図。 4……中空針棒、6……針、2……ルーパ、13……ニッ
プル、26……巻糸、14……芯糸、30……布、27……嵩高
糸。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−293494(JP,A) 特開 昭60−198191(JP,A) 特公 昭45−11743(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05C 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に針を備えていて、上下動自在に備え
    られている針棒と、 芯糸を案内する為の糸孔を備え、かつその糸孔を上記針
    の周囲において回動させるようにしてあるニップルと、 上記ニップルの糸孔を通過させてXY方向に移動する布の
    上面に供給する芯糸の周囲に巻糸を巻付ける為に、巻糸
    のガイド孔がニップルの周囲を回動するようにしてある
    巻糸用ガイドレバーと、 上記針棒の周囲を上記ガイドレバーと一体的に回動する
    ようにしてある巻糸用ボビンと、その巻糸用ボビンに対
    し、巻糸の繰出しを制限するように備えさせたブレーキ
    片とから成り、 上記ニップルを回動させ、針位置に対する芯糸の位置が
    先行するように糸孔位置を変角させながら、かつ芯糸に
    上記巻糸を巻き付けながら縫成するようにしてある嵩高
    糸を縫付ける刺繍ミシンにおいて、 上記ガイドレバーのガイド孔と上記巻糸用のボビンの間
    に、縫着方向の急変時の巻糸のだぶつきを防止する為の
    巻糸のたるみ取具を装着させて、縫着された芯糸から巻
    糸が部分的に浮き上がるのを防止するようにした ことを特徴とする嵩高糸を縫付ける刺繍ミシン。
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