JPH0736872B2 - ミシンの下糸調節装置 - Google Patents

ミシンの下糸調節装置

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JPH0736872B2
JPH0736872B2 JP62297379A JP29737987A JPH0736872B2 JP H0736872 B2 JPH0736872 B2 JP H0736872B2 JP 62297379 A JP62297379 A JP 62297379A JP 29737987 A JP29737987 A JP 29737987A JP H0736872 B2 JPH0736872 B2 JP H0736872B2
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満 西島
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    • D05B63/00Devices associated with the loop-taker thread, e.g. for tensioning

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はミシンの下糸調節装置に関し、特には直線縫い
とジグザグ縫いが選択可能なミシンの模様選択に対応し
て、下糸を調節する装置に関する。
(従来技術) 本縫いミシンに於ける直線縫いの縫い目は第10図に示す
如くノーマルステッチと第11図に示す如くのヒッチステ
ッチとがあり、混入すると第14図の如く縫目の乱れを生
じ、一般的には縫糸の撚り戻りの生じないノーマルステ
ッチで縫うことが望まれる。
ノーマルステッチとヒッチステッチの発生は第12図及び
第13図の如く各種のステッチは下糸保持手段から引出さ
れた下糸40に対し、縫いの進行方向正面から見て針17が
左右いずれの側に落ちるかにより決まるものである。一
般に回転する釜28の剣光が縫いの進行方向正面から見て
下糸引出し点より前側、即ち針17の左側に下糸40が位置
する状態の場合は第12図AからGの如き経路でノーマル
ステッチとなり、逆に下糸引出し点より後側、即ち針17
の右側に下糸40が位置する場合は第13図の如きヒッチス
テッチになる。
従って一般的には下糸40の供給源を第12図の如く縫いの
進行方向正面から見て、下糸引出し点より前側、即ち針
40の左側に下糸がくるようにするためには下糸引出し点
を第15(a)図の如く向かって左側からとして下糸40を
供給することが効果的であり、多くのミシンはこの方式
にてヒッチステッチを回避している。しかしながらこの
ような方法ではジグザグ縫いにおいては第16図の如く下
糸40が片寄る現象が生じる。この現象は縫目ピッチの小
なる特に顕著であり、これを解消して第17図の如くの下
糸の片寄らない縫目を得るためには、従来第15(b)図
の如く下糸引出し点をジグザグ縫いの振幅の中央に設定
する必要がある。
上記の如く下糸の片寄りを防止及びヒッチステッチの防
止をするために下糸に対して下糸引出し口を直線縫いと
ジグザグ縫いとでは異なる位置が適正位置であり、その
位置に設定するものが望ましい。
これに対して本出願人は実開昭56−23704号にて下糸引
出し口を振幅の中央とするミシンにおいて、直線縫い時
下糸引出し口を左方に移動設定する移動部材を模様選択
部に連結し、直線縫い選択時に下糸に係合して左方に案
内するものを示した。
従来の例においては、模様選択により案内部材を左右動
して案内部材を直接下糸に作用して下糸引出し口を案内
するものであって下糸引出し口の切替えが明確に行なえ
る点で優れているが、ジグザグ縫いは布の送り方向と直
行する方向に縫い目を形成する必要があり、布の送り方
向に比べて縫い縮みを発生し易いことから、ジグザグ縫
いにおいては直線縫い時に比べて弱い糸張力とする必要
があり、従来上糸調子器を操作して上糸張力を調節して
おり、その調節操作を模様選択装置に連結する上糸調子
器に達成する装置が提案されているが、上糸のみの調節
では縫い条件によっては縫い縮みに対して十分ではな
い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明では上記の如き直線縫いとジグザグ縫いにおいて
下糸に対して異なる条件、即ち下糸引出し位置及び下糸
張力に対応して模様選択時に下糸の条件が設定される下
糸調節装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) このため本発明においては、上下動し且つ左右動する針
と該針と協働する針糸捕捉手段とでなる針糸捕捉手段
と、前記針の左右動を制御する模様の発生装置と、該模
様の中から所望の模様を選択する選択手段とを備えるジ
グザグミシンにおいて、前記針糸捕捉手段に支持される
下糸保持手段に設けた下糸張力付与手段と、前記模様の
選択手段に連結され下糸引出し位置を模様に対応して二
位置に設定しそのうちの一位置では前記下糸張力付与手
段に作用して下糸張力を更に付加する押圧位置となり他
の位置では押圧を解放する位置となる押圧手段を操作可
能な下糸引出し位置案内手段とで構成する。
(作用) 前記模様の選択手段を操作して所望の模様を選択する。
該模様の種類に対応して前記下糸引出し位置案内手段が
作動する。選択した模様が直線の場合、下糸引出し位置
を針の振巾より左方に案内すると共に前記押圧手段を操
作して前記下糸張力付与手段に作用して下糸張力を更に
付加し、選択した模様がジグザグ模様の場合、下糸引出
し位置を針の振巾の略中央に案内すると共に前記押圧手
段を操作して前記下糸張力付与手段への押圧を解放す
る。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面により詳細に説明する。
第5図はミシンの外観図であり、ミシン機枠1には記憶
されている多模様の中から所望の模様を選択するための
模様選択手段4の操作部のキーボード5が装着されてい
る。
第6図において前記ミシン機枠1には駆動部(図示せ
ず)に駆動される上軸2に連結する針棒3が上下動可能
に支承されている。
該針棒は前記ミシン機枠1に回転可能に支承される上軸
2の軸端に固着のクランク7の一端に前記上軸2に対し
偏心して固着される針棒クランク8の軸部に回転可能に
連結するクランクロッド9の他端に回転可能に連結する
針棒抱き10に挿通固着されており、該針棒抱きの上部と
下部で針棒支持体11に挿通し、上下動可能に支持されて
いる。
該針棒支持体は前記ミシン機枠1に固着の軸12に嵌装し
上下動を規制されて回転のみ可能に支持されている。
前記針棒支持体11の他端は連結ロッド13の一端に連結さ
れており、該連結ロッドの他端は前記ミシン機枠1に固
着の針棒振幅用ステッピングモータ14の出力軸14aに固
着の腕15とリンク16を介して連結している。
17は針であって前記針棒3の先端に固着され、前記ミシ
ン機枠1に固着される針板18の針穴18aに出没可能に形
成されている。19は送り歯であって前記針板18に設けら
れた送り歯溝18bから出没して押え金20と協働して布送
り可能に構成されている。
前記送り歯19は前記駆動軸2により駆動される水平送り
腕21に固着されており、該水平送り腕の運動量の調節は
水平送り腕の揺動角を調節することで行なうが、揺動角
調節部材22が調節軸23の軸端に固着され、該揺動角調節
部材の回動により前記水平送り腕21への伝達量を調節す
るものであって、前記調節軸23の他端に固着の腕24と前
記ミシン機枠1に固着の送り調節用ステッピングモータ
25の出力軸に固着のクランク26とがリンク27を介して連
結している。
28は針糸捕捉手段たる釜であって前記針板18の下側で前
記ミシン機枠1に回転可能に支承され、前記上軸2によ
り前記針棒3と同期して回転せしめられる下軸29に固着
の下軸歯車30と前記釜28の下部に一体的に固着の釜の歯
車31とが噛車している。
次に下次調節装置について説明する。
第1図および第2図において、前記釜28内には中釜32が
回転可能に支持されている。該中釜32は前記ミシン機枠
1に固着される回転止め33及び34に当接して回転を阻止
されている。35は下糸引出し枠であって、前記中釜32に
設けたボビン収納室32aの外周に固着されており下糸引
出し口35aが設けられている。36は下糸調子バネであっ
て薄板状のバネで形成されており一端を前記下糸引出し
枠にネジ37により固着されている。
前記下糸調子バネ36の先端36aは前記下糸引出し口35の
スリット上に位置しており、その中間に外部から調節可
能な頭付きネジ38の軸部が挿通可能な開口部が設けられ
ている。
前記頭付きネジ38は前記下糸調子バネ36の開口部に挿通
し前記下糸引出し枠35のネジ穴に螺合して、頭部により
前記下糸調子バネ36を押圧して先端36aと前記下糸引出
し口35aとの間の押圧力を調節可能としている。39は下
糸40を巻いたボビンであって前記中釜32のボビン収納室
32aに回転可能に嵌装されており、前記下糸40は前記下
糸引出し枠35に設けた糸案内用のスリットを通して前記
下糸引出し口35aから引出され、前記下糸調子バネ36の
押圧により張力を付勢されて前記針板18の針穴18aから
上方の布側へ引出されている。
41はレバーであって前記中釜32に固着のピン42にその中
央部分で回転可能に嵌装しており、一端は押圧部41aが
形成されて前記下糸調子バネ36の先端上に位置してお
り、他端は前記中釜32の前記ボビン収納室32aより針穴
側で針の振幅方向に設けられた長溝32b内に曲げられて
垂下して作動端41bが形成されている。60は小バネであ
って前記下糸引出し枠35の外周に設けた穴部35bに保持
されて一端は前記レバー41の押圧部41a側に当接して前
記レバー41を常には矢印A方向に押圧回動させて、前記
レバー41の押圧部41aが前記下糸調子バネ36に当接しな
い如く支持している。43はスライダーであって前記中釜
32の長溝32b内を長手方向になめらかに移動可能な幅を
与えられて形成され、前記長溝32bに嵌装している。
前記スライダーの一端に立上り部43aが形成されてお
り、該立上り部と前記長溝32bの長手方向移動可能に嵌
装する溝44aを有する案内体44が前記中釜32に固着され
ている。45は押圧バネであって前記長溝32b内で前記作
動端41bと前記スライダー43との間に配置されている。4
6はストッパーであって前記中釜32に嵌装され上下にス
ライドする構造でその内側にバネ47を備えており常には
ストッパーを上方へ押圧している。
前記ストッパー46の先端は半円状であって前記スライダ
ー43の下面に設けたニカ所のストッパー穴43b,43cに係
合可能に形成されている。48は作動レバーであって前記
長溝32上に前記ミシン機枠1に支持され押圧片49に押圧
されて配置され、矢印B及び矢印Bと反対方向、即ち長
溝の長手方向に往復移動可能に支持されている。前記作
動レバー48の中央部には前記スライダー43の立上り部43
に係合可能な切り欠き48aが形成されている。
前記作動レバー48の一端には矢印B方向及び矢印Bと反
対方向に移動可能に前記ミシン機枠1に支持される作動
体50の一端が固着している。該作動体の他端にはピン51
が固着されており、前記ミシン機枠1に回転可能に支持
される作動爪52の一端に形成した長穴52aに前記ピン51
が長手方向に移動可能に挿通している。53は作動カムで
あって前記ミシン機枠1に固着の下糸調節用ステッピン
グモータ54の出力軸54aに固着されており、その外周に
作用部53aと不作用部53bとが形成されている。
該不作用部は前記出力軸54a中心に対して大径側に形成
されており、前記下糸調節用ステッピングモータ54の回
転方向、矢印C方向側に突出部53cが形成されている。
前記作用部53aは前記出力軸54a中心に対して小径側に形
成されており矢印C方向側に凹部53dが形成されてい
る。
前記作動爪52の一端には爪部52bが形成されており、前
記作動体50に一端が連結し他端が前記ミシン機枠1に連
結するバネ55の付勢により、前記ピン51を介して前記作
動爪52は矢印D方向に回転して前記爪部52bは前記作動
カム53のカム面に当接している。
第7図は制御ブロック図であって、4は模様の種類の選
択手段、56は模様形成情報の記憶手段、57は模様の種類
の判別手段であり、58は選択した模様の記憶手段であ
り、これらの手段は中央演算装置59と連結している。
このように構成された下糸調節装置の動作について説明
する。
前記模様選択手段4のキーボード5を操作して所望の模
様を選択する。該選択に対して前記模様形成情報記憶手
段56から模様形成情報と模様コードを読み出し前記選択
模様の記憶手段61に記憶する。模様コードは該模様が直
線縫いであるか否かを判別するために付されており、直
線縫いには『1』、直線縫い以外の模様には『0』が付
されている。
選択した模様が直線縫いの場合について説明する。
前記模様の種類の判別手段57は模様コードが『1』であ
ることから、前記中央演算装置59に「直線縫いであって
下糸調節手段を直線縫い条件に設定すべきこと」を出力
する。
該出力に対して前記下糸調節用ステッピングモータ54は
矢印C方向に回転して第1図及び第2図点線の位置とな
って前記作動カム53の不作用部53bの手前の突出部53cと
前記作動爪52の爪部52bとが当接する位置となる。
前記不作用部53bは前記ステッピングモータ54の出力軸5
4aに対して最大偏心位置であり前記突出部53cはそれよ
り更に遠い位置にあることから前記作動爪52を矢印Dと
反対方向に回転させる。該作動爪の長穴52aに係合して
いる前記ピン51を介して前記作動体50と作動レバー48を
前記バネ55の付勢に抗して矢印B方向に移動させる。
前記作動レバー48の移動により該作動レバーの切り欠き
48aの右側48bが前記スライダー43の立上り部43aに当接
押圧して移動し該スライダーの移動に対し前記ストッパ
ー46を前記バネ47の押圧に抗して下方に押し下げて前記
スライダー43を第2図の位置とする。
前記下糸調節ステッピングモータ54は更に矢印C方向に
回転し前記作動カム53の不作用部53bに前記作動爪52の
爪部52bが当接する位置で停止する。
前記不作用部53bは前記突出部53cよりも低く設定されて
いることから前記作動爪52は矢印D方向に少し回転して
図中実線で停止する。
これにより前記作動レバー48も矢印Bと反対方向に少し
移動して図中実線の位置となり、前記スライダー43は前
記ストッパー46に移動を阻止されて移動しないため、前
記スライダー43の立上り部43aと前記作動レバー48の切
り欠き48aの右側48bとの間に捕捉した上糸の糸抜けのた
めのスキマaが設定される。
前記スライダー43が図中実線の位置となったことから前
記レバー41の作動端41bとの間の前記押圧バネ45を押圧
する。
前記レバー41は前記押圧バネ45による押圧力が前記小バ
ネ60による押圧力よりも大となることから矢印Aと反対
方向に回転して先端の押圧部43aが前記下糸調子バネ36
に当接押圧して前記下糸引出し枠35との間の挟持圧を高
めて下糸張力を大とする。
又前記作動レバー48が矢印B方向に移動した位置となっ
たことにより前記切り欠き48aの左側48cは前記下糸40に
触れない位置となる。このため下糸引出し位置を針の振
幅範囲より左方に設けられていることから直線縫い時の
ヒッチステッチの発生を防止してパーフェクトステッチ
が形成される。
次に前記模様選択手段4のキーボード5を操作して直線
縫い以外の模様縫いを選択する場合について説明する。
選択操作により前記模様形成情報記憶手段56から模様形
成情報と模様コードを読み出し、前記選択模様の記憶手
段61に記憶する。
前記模様の種類の判別手段57は模様コードが『0』であ
ることから、前記中央演算装置59に「直線縫い以外の模
様であって下糸調節手段を模様縫い条件に設定するこ
と」を出力する。該出力に対して前記下糸用ステッピン
グモータ54を矢印C方向に回転して第3図及び第4図点
線の位置となって前記作動カム53の作用部53aの手前の
凹部53dと前記作動爪52の爪部52bとが当接する位置とな
る。
前記作用部53aは前記ステッピングモータ54の出力軸54a
に対して最小偏心位置であり、前記凹部53dはそれより
更に低い位置にあることから前記作動爪52を矢印D方向
に回転させる。該作動爪の長穴52aに係合している前記
ピン51を介して前記作動体50と作動レバー48を前記バネ
55の付勢により矢印Bと反対方向に移動させる。
前記作動レバー48の移動により該作動レバーの切り欠き
48aの左側48cが前記スライダー43の立上り部43aに当接
押圧して移動し、前記ストッパー46を前記バネ47の押圧
に抗して下方に押し下げて前記スライダー43の移動を許
容して第4図点線の位置となる。
前記下糸調節ステッピングモータ54は更に矢印C方向に
回転し、前記作動カム53の作用部53aに前記作動爪52の
爪部52bが当接する位置で停止する。
前記作用部53aは前記凹部53dよりも高く設定されている
ことから、前記作動爪52は矢印Dと反対方向に少し回転
して図中実線の位置で停止する。
これによリ前記作動レバー48も矢印B方向に少し移動し
て図中実線の位置となり、前記スライダー43は前記スト
ッパー46に移動を阻止されて移動しないため、前記スラ
イダー43の立上り部43aと前記作動レバー48の切り欠き4
8aの左側48cとの間に捕捉した上糸の糸抜けのためのス
キマbが設定される。
前記スライダー43が図中実線の位置となったことから前
記レバー41の作動端41bとの間の前記押圧バネ45への押
圧を弱める。前記レバー41は前記押圧バネ45による押圧
力が前記小バネ60による押圧力よりも小となることから
矢印A方向に回転して先端の押圧部43aの前記下糸調子
バネ36への押圧を解放して前記下糸引出し枠35との間の
挟持圧を低くして下糸張力を小とする。又前記作動レバ
ー48が矢印Bと反対方向に移動した位置となったことに
より前記切り欠き48aの左側48cは前記下糸40に作用して
下糸の引出し位置を針の振幅の略中心位置に設定する。
これによりジグザグ縫い等の模様縫いにおける下糸の片
寄りを防止する。
次に本発明の他の実施例を説明する。この実施例は前述
のミシンの電子的に制御するものと異なり、第8図から
第9図に示す如くいわゆる機械式ミシンに装着したもの
である。
第8図において104は模様の選択手段である模様選択ダ
イヤルであってミシン機枠101に回転可能に支承される
ダイヤル軸(図示せず)の前記ミシン機枠101の外部に
固着されている。
114は模様形成情報の記憶手段の針棒振幅の模様カムで
あって前記ミシン機枠101に回転可能に支承されるカム
軸(図示せず)に送り調節カム(図示せず)と共に嵌装
固着している。115はカム軸歯車であって前記カム軸に
嵌装固着しており前記ミシン機枠101に回転可能に支承
される上軸102に嵌装固着する上軸ウォーム116と嵌合し
ている。
前記模様カム114には爪117が従動しており、該爪は伝達
手段118を介して連係ロッド113の一端と連結している。
該連結ロッドの他端は針棒支持体111に連結している。
前記ダイヤル軸159には爪作動カム156及び下糸調節カム
153が固着されており、前記爪作動カム156に従動する従
動体161が前記爪117の前記模様カム114のうちの1つに
係合する如く設定されている。
前記下糸調節カム153は第9図の如くその外周カム部に
一部分大径部である不作動部153bを形成しており、その
両側に突出部153cを形成している。外周の他の部分は小
径で作動部153aを形成しており、前記突出部153cとの連
結部は小径部よりも低く凹部153dが形成されている。該
下糸調節カム153に作動爪152の爪部152bが係合してい
る。該作動爪に連結する下糸調節手段の構成については
第1の実施例と同一であるので説明を省略する。
又前記模様選択ダイヤル104による直線縫い選択操作時
に前記作動爪52の爪部52bは前記下糸調節カム153の不作
動部153cに当接し、直線縫い以外の針振幅模様の選択操
作時に前記作動爪53の爪部52bは前記下糸調節カム153の
作動部153aに当接する如く設定されている。
従って前記選択ダイヤル104を操作して直線縫い以外の
模様から直線縫いを選択するために回転操作することに
より、前記作動爪52は前記下糸調節カム153の突出部153
cにより大きく矢印Dと反対方向に回転して第2図点線
の位置となり、次に直線縫いの位置では前記不作動部15
3bに当接して、少し矢印D方向に回転して第2図実線の
位置に設定される。
この位置は第1の実施例の直線縫い選択時と同一の状態
であって、前記スライダー43が前記押圧バネ45を押圧す
る位置となって前記レバー41を回転させて先端の押圧部
43aが前記下糸調子バネ36に当接押圧して前記下糸引出
し枠35との間の狭持圧を高めて下糸張力を大とする。
又前記作動レバー48が矢印B方向に移動した位置となっ
たことにより前記切り欠き48aの左側48cは前記下糸40に
触れない位置で、該下糸は針の振幅範囲より左方から引
出されてヒッチステッチの発生を防止する。尚前記下糸
調節カム153の突出部153cは前記不作動部153bの両側に
設けられており、前記模様選択ダイヤル104の矢印E方
向回転、および矢印Eと反対方向回転のいずれにおいて
も第2図点線の位置から第2図実線の位置となって針糸
の糸抜けスキマaを形成する。
次に前記模様選択ダイヤル104を操作して直線縫い以外
の模様を選択すると、まず前記作動爪52の爪部は前記下
糸調節カム153の凹部153dに当接して矢印D方向に回転
して第4図点線の位置となり、次に模様が選択された位
置では前記作動部153aに当接して、少し矢印Dと反対方
向に回転して第4図実線の位置に設定される。
この位置は第1の実施例の直線縫い以外の模様選択時と
同一の状態であって、前記スライダー43が前記押圧バネ
45への押圧を減少する位置となって前記レバー41を矢印
A方向に回転して先端の押圧部43aの前記下糸調子バネ3
6への押圧を解放して前記下糸引出し枠35との間の挟持
圧を低くして下糸張力を小とする。又前記作動レバー48
が矢印Bと反対方向に移動して前記切り欠き48aの左側4
8cは針の振幅範囲の略中間の位置となり、前記下糸40に
作用して下糸の引出し位置を針の振幅の略中心に設定す
る。これによりジグザグ縫い等の模様縫いにおける下糸
の片寄りを防止する。尚前記下糸調節カム153の凹部153
dは前記作動部153aの両側に設けられており、前記模様
選択ダイヤル104の矢印E方向回転、及び矢印Eと反対
方向回転のいずれにおいても第4図点線の位置から第4
図実線の位置となって針糸の糸抜けスキマbを形成す
る。
(発明の効果) 以上の如く本発明によれば、多模様のうち選択操作によ
り、選択された模様の種類に応じて下糸張力の設定及び
下糸引出し位置の設定を行なうことができ、直線縫いで
はヒッチステッチの発生を防止し、直線縫い以外のジグ
ザグ模様では下糸の片寄りを防止すると共に下糸張力を
弱くして振幅方向の布縮みを防止して広いジグザグ幅の
模様を布上に針の振幅の大きさと同一に形成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本発明の実施例に係り、第1図は下
糸調節装置の平面図、第2図は下糸調節装置の一部平面
図、第3図は下糸調節装置の作動説明図、第4図はその
一部断面図、第5図はミシンの外観図、第6図はミシン
の機構説明図、第7図は制御ブロック図、第8図は他の
実施例のミシンの機械説明図、第9図はその下糸調節装
置の一部断面図、第10図はパーフェクトステッチの説明
図、第11図はヒッチステッチの説明図、第12図はパーフ
ェクトステッチ発生工程説明図、第13図はヒッチステッ
チ発生工程説明図、第14図は縫い目の乱れ説明図、第15
図は下糸引出し位置説明図、第16図はジグザグ縫いにお
ける下糸片寄り縫い目の説明図、第17図は下糸の片寄り
のない縫い目の説明図であり、4は模様の選択手段、17
は針、28は下糸捕捉手段である釜、32は下糸保持手段で
ある中釜、36は下糸張力付与手段である下糸調子バネ、
41は押圧手段であるレバーである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下動し且つ左右動する針と該針と協働す
    る針糸捕捉手段とでなる縫い目形成手段と、前記針の左
    右動を制御する模様の発生装置と、該模様の中から所望
    の模様を選択する選択手段とを備えるジグザグミシンに
    おいて、前記針糸捕捉手段に支持される下糸保持手段に
    設けた下糸張力付与手段と、前記模様の選択手段に連結
    され下糸引出し位置を模様に対応して二位置に設定しそ
    のうちの一位置では前記下糸張力付与手段に作用して下
    糸張力を更に付加する押圧位置となり他の位置では下糸
    に当接して針の振幅の略中心位置に案内すると共に下糸
    への押圧を解放する位置となる押圧手段を操作可能な下
    糸引出し位置案内手段とでなるミシンの下糸調節装置。
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