JP3066267B2 - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JP3066267B2 JP3066267B2 JP6273805A JP27380594A JP3066267B2 JP 3066267 B2 JP3066267 B2 JP 3066267B2 JP 6273805 A JP6273805 A JP 6273805A JP 27380594 A JP27380594 A JP 27380594A JP 3066267 B2 JP3066267 B2 JP 3066267B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grill
- layer material
- packing
- indoor unit
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁に嵌め込むタイプの
空気調和機のパッキンに関する。
空気調和機のパッキンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、壁の内側に嵌め込む室内機の吹
出口と、壁の開口に嵌め込むグリルとの間を、直接、或
いはパッキンを介して連結する埋め込み式の空気調和機
は知られている。この種のものでは、通常、室内機は天
井裏の梁、或いは梁間の補強材に吊りボルトにより吊り
下げられる一方、グリルはグリル取付け枠に固定された
後、壁の開口に固定される。
出口と、壁の開口に嵌め込むグリルとの間を、直接、或
いはパッキンを介して連結する埋め込み式の空気調和機
は知られている。この種のものでは、通常、室内機は天
井裏の梁、或いは梁間の補強材に吊りボルトにより吊り
下げられる一方、グリルはグリル取付け枠に固定された
後、壁の開口に固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、(1) 現場において、壁材が取り付けられ
ていないときには、室内機や、それを吊り下げるための
吊りボルトの位置を正確に固定することができない、
(2) 現場では、吊りボルトの位置に合わせて、室内
機の収納空間をつくるので、後で吊りボルトの位置を調
整することはできない、(3) 室内機が傾いて取り付
けられる、などの理由により、室内機の吹出口とグリル
との間を隙間無く連結することが難しくなり、送風漏れ
を起こし、効率の低下や、冷房時の露付き等の原因にな
るという問題がある。
構成では、(1) 現場において、壁材が取り付けられ
ていないときには、室内機や、それを吊り下げるための
吊りボルトの位置を正確に固定することができない、
(2) 現場では、吊りボルトの位置に合わせて、室内
機の収納空間をつくるので、後で吊りボルトの位置を調
整することはできない、(3) 室内機が傾いて取り付
けられる、などの理由により、室内機の吹出口とグリル
との間を隙間無く連結することが難しくなり、送風漏れ
を起こし、効率の低下や、冷房時の露付き等の原因にな
るという問題がある。
【0004】これを解消するため、従来、板状パッキン
を使ってはいるが、このパッキンでは、封止性の面でな
お不十分である。
を使ってはいるが、このパッキンでは、封止性の面でな
お不十分である。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記した従来の
技術が有する課題を解消し、室内機の吹出口とグリルと
の間の接続を、ほぼ確実に行うことのできる空気調和機
を提供することにある。
技術が有する課題を解消し、室内機の吹出口とグリルと
の間の接続を、ほぼ確実に行うことのできる空気調和機
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
壁の内側に嵌め込まれる室内機の吹出口と、壁の開口に
嵌め込まれるグリルとの間に、ほぼ矩形枠状で、内層材
と外層材を含む中空二層構造であり、中空部を内層材と
外層材をつなぐつなぎ材で複数の部屋に仕切るパッキン
を設けたものである。
壁の内側に嵌め込まれる室内機の吹出口と、壁の開口に
嵌め込まれるグリルとの間に、ほぼ矩形枠状で、内層材
と外層材を含む中空二層構造であり、中空部を内層材と
外層材をつなぐつなぎ材で複数の部屋に仕切るパッキン
を設けたものである。
【0007】
【0008】
【0009】請求項2記載の発明は、壁の内側に嵌め込
まれる室内機の吹出口と、壁の開口に嵌め込まれるグリ
ルとの間に、ほぼ矩形枠状で、内層材と外層材を含む中
空二層構造であり、かつグリルへの接続側端部には連結
用の磁石を備えるパッキンを設けたものである。
まれる室内機の吹出口と、壁の開口に嵌め込まれるグリ
ルとの間に、ほぼ矩形枠状で、内層材と外層材を含む中
空二層構造であり、かつグリルへの接続側端部には連結
用の磁石を備えるパッキンを設けたものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は、壁の内側に嵌め込まれ
る室内機の吹出口と、壁の開口に嵌め込まれるグリルと
の間に、ほぼ矩形枠状で、内層材と外層材を含む中空二
層構造であり、中空部を内層材と外層材をつなぐつなぎ
材で複数の部屋に仕切るパッキンを設けたもので、パッ
キンの中空部がつなぎ材で複数の部屋に仕切られるので
パッキンの強度が増大する。
る室内機の吹出口と、壁の開口に嵌め込まれるグリルと
の間に、ほぼ矩形枠状で、内層材と外層材を含む中空二
層構造であり、中空部を内層材と外層材をつなぐつなぎ
材で複数の部屋に仕切るパッキンを設けたもので、パッ
キンの中空部がつなぎ材で複数の部屋に仕切られるので
パッキンの強度が増大する。
【0011】
【0012】
【0013】請求項2記載の発明によれば、さらに、グ
リルへの接続側端部には連結用の磁石を備えるので、接
続作業が容易になる。
リルへの接続側端部には連結用の磁石を備えるので、接
続作業が容易になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を、図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0015】図1において、参照番号1は室内機を示し
ている。この室内機1は、図2に示すように、壁3の内
側に嵌め込まれている。具体的には、押し入れ4の上部
の天袋内に収納されている。
ている。この室内機1は、図2に示すように、壁3の内
側に嵌め込まれている。具体的には、押し入れ4の上部
の天袋内に収納されている。
【0016】室内機1には、図1に示すように、複数の
ビス6を介して、吹出口を構成する吹出チャンバ5が取
り付けられ、この吹出チャンバ5には後述するパッキン
100を介してグリル取付け枠7が連結されている。こ
のグリル取付け枠7は壁3の開口に嵌め込まれ、そこに
はグリル9が取り付けられている。
ビス6を介して、吹出口を構成する吹出チャンバ5が取
り付けられ、この吹出チャンバ5には後述するパッキン
100を介してグリル取付け枠7が連結されている。こ
のグリル取付け枠7は壁3の開口に嵌め込まれ、そこに
はグリル9が取り付けられている。
【0017】なお、この室内機1は壁3の内側の収納空
間に嵌め込まれるため、その収納空間に空気を取り入れ
るためのグリル11(図2)が設けられ、このグリル1
1は壁3の開口に嵌め込まれるグリル取付け枠13に取
り付けられている。
間に嵌め込まれるため、その収納空間に空気を取り入れ
るためのグリル11(図2)が設けられ、このグリル1
1は壁3の開口に嵌め込まれるグリル取付け枠13に取
り付けられている。
【0018】パッキン100は、全体としてはほぼ矩形
枠状であり、可とう性を有する高分子材料からなり、こ
の材料は矩形枠の厚さ方向(軸方向)には伸縮可能で、
図1の上下、左右方向(横方向)にはたわみ可能、変形
可能になっている。
枠状であり、可とう性を有する高分子材料からなり、こ
の材料は矩形枠の厚さ方向(軸方向)には伸縮可能で、
図1の上下、左右方向(横方向)にはたわみ可能、変形
可能になっている。
【0019】図3を参照して、さらに詳細に説明する
と、パッキン100の材料は、可とう性を有するととも
に、内層材101と外層材102を含む中空二層構造に
なっており、これをほぼ矩形枠状に成形することによ
り、図1に示すように、矩形枠状のパッキン100がつ
くられる。
と、パッキン100の材料は、可とう性を有するととも
に、内層材101と外層材102を含む中空二層構造に
なっており、これをほぼ矩形枠状に成形することによ
り、図1に示すように、矩形枠状のパッキン100がつ
くられる。
【0020】内層材101と外層材102とは、4つの
つなぎ材103a〜103dによりつながれ、これによ
れば、材料の中空部200は、3つの部屋200a,2
00b,200cに仕切られる。つなぎ材103a〜1
03dによりパッキン100の強度が増すという効果が
得られる。そして、グリル取付け枠7側の部屋200c
の内部には、磁石105が収容される。この磁石105
は、磁石の粉末を混入した高分子材料成形物であっても
よい。磁石105は矩形枠の周方向全部に入れてもよい
し、間隔をあけて入れてもよい。
つなぎ材103a〜103dによりつながれ、これによ
れば、材料の中空部200は、3つの部屋200a,2
00b,200cに仕切られる。つなぎ材103a〜1
03dによりパッキン100の強度が増すという効果が
得られる。そして、グリル取付け枠7側の部屋200c
の内部には、磁石105が収容される。この磁石105
は、磁石の粉末を混入した高分子材料成形物であっても
よい。磁石105は矩形枠の周方向全部に入れてもよい
し、間隔をあけて入れてもよい。
【0021】パッキン100には、吹出チャンバ5とグ
リル取付け枠7との間を、送風漏れを起こさないよう
に、隙間無くつなぐことが要求される。
リル取付け枠7との間を、送風漏れを起こさないよう
に、隙間無くつなぐことが要求される。
【0022】両者間をつなぐに際しては、まずパッキン
100の吹出チャンバ5側端部をねじ104により連結
し、ついでパッキン100のグリル取付け枠7側端部を
磁石105の磁気力によって連結する。グリル取付け枠
7には、例えば鉄板(図示せず)が磁石105に対向す
るように設けられる。これによれば、磁石105の磁気
力により脱着するので、パッキン100の連結作業は簡
単になる。
100の吹出チャンバ5側端部をねじ104により連結
し、ついでパッキン100のグリル取付け枠7側端部を
磁石105の磁気力によって連結する。グリル取付け枠
7には、例えば鉄板(図示せず)が磁石105に対向す
るように設けられる。これによれば、磁石105の磁気
力により脱着するので、パッキン100の連結作業は簡
単になる。
【0023】また、室内機1は、押し入れ4の天袋内に
吊りボルト(図示せず)により吊り下げられる一方、グ
リル9は壁3の開口に嵌め込まれるので、室内機1の位
置とグリル9の位置との相対的位置関係はずれ易い。
吊りボルト(図示せず)により吊り下げられる一方、グ
リル9は壁3の開口に嵌め込まれるので、室内機1の位
置とグリル9の位置との相対的位置関係はずれ易い。
【0024】しかして、この実施例によれば、そのずれ
を簡単に吸収することができる。なぜならば、位置ずれ
が上下、左右、前後どの方向に生じても、パッキン10
0がそのずれた方向に従って変形するからである。例え
ば、パッキン100には磁石105の入っていない部屋
200a,200bがあるので、室内機1とグリル9と
の間が前後(奥行き方向)にずれた場合には、そのずれ
た距離に応じてパッキン100が伸縮してそのずれが吸
収される。
を簡単に吸収することができる。なぜならば、位置ずれ
が上下、左右、前後どの方向に生じても、パッキン10
0がそのずれた方向に従って変形するからである。例え
ば、パッキン100には磁石105の入っていない部屋
200a,200bがあるので、室内機1とグリル9と
の間が前後(奥行き方向)にずれた場合には、そのずれ
た距離に応じてパッキン100が伸縮してそのずれが吸
収される。
【0025】また、このパッキン100によれば、送風
漏れを起こさないように、吹出チャンバ5と、グリル取
付け枠7との間を隙間無くつなぐことができるので、こ
れにより、室内機1の送風効率を向上させることができ
る。
漏れを起こさないように、吹出チャンバ5と、グリル取
付け枠7との間を隙間無くつなぐことができるので、こ
れにより、室内機1の送風効率を向上させることができ
る。
【0026】さらに、パッキン100の材料は、可とう
性を有するとともに、中空二層構造になっているので、
中間に空気層ができるので、パッキン100による断熱
効果を期待することができる。
性を有するとともに、中空二層構造になっているので、
中間に空気層ができるので、パッキン100による断熱
効果を期待することができる。
【0027】要するに、このパッキン100を使用すれ
ば、吹出チャンバ5とグリル取付け枠7との間に多少の
隙間が発生するくらいに、それぞれの据付状態が完全で
なくても、両者間を簡単に隙間無くつなぐことができ、
作業効率を格段に向上させることができるという効果を
奏する。
ば、吹出チャンバ5とグリル取付け枠7との間に多少の
隙間が発生するくらいに、それぞれの据付状態が完全で
なくても、両者間を簡単に隙間無くつなぐことができ、
作業効率を格段に向上させることができるという効果を
奏する。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、室内機の吹出口とグリルとの間に多少の隙間
が発生するくらいに、それぞれの据付状態が完全でなく
ても、両者間を簡単に隙間無くつなぐことができる。
によれば、室内機の吹出口とグリルとの間に多少の隙間
が発生するくらいに、それぞれの据付状態が完全でなく
ても、両者間を簡単に隙間無くつなぐことができる。
【図1】本発明による空気調和機のパッキンの一実施例
を示す一部分解斜視図である。
を示す一部分解斜視図である。
【図2】要部を示す分解斜視図である。
【図3】図1のIII −III 断面図である。
1 室内機 5 吹出チャンバ 7 グリル取付け枠 9 グリル 100 パッキン 101 内層材 102 外層材 103 つなぎ材 105 磁石 200 中空部
Claims (2)
- 【請求項1】 壁の内側に嵌め込まれる室内機の吹出口
と、壁の開口に嵌め込まれるグリルとの間に、ほぼ矩形
枠状で、内層材と外層材を含む中空二層構造であり、中
空部を内層材と外層材をつなぐつなぎ材で複数の部屋に
仕切るパッキンを設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 壁の内側に嵌め込まれる室内機の吹出口
と、壁の開口に嵌め込まれるグリルとの間に、ほぼ矩形
枠状で、内層材と外層材を含む中空二層構造であり、か
つグリルへの接続側端部には連結用の磁石を備えるパッ
キンを設けたことを特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273805A JP3066267B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6273805A JP3066267B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08135997A JPH08135997A (ja) | 1996-05-31 |
JP3066267B2 true JP3066267B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=17532824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6273805A Expired - Lifetime JP3066267B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3066267B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7100395B2 (en) | 2003-04-23 | 2006-09-05 | Lg Electronics Inc. | Built-in type outdoor unit for air conditioner |
US8273161B2 (en) * | 2008-11-28 | 2012-09-25 | Shaam P Sundhar | Indoor air cleaner |
CN209672458U (zh) * | 2019-03-03 | 2019-11-22 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调室内机和空调器 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP6273805A patent/JP3066267B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08135997A (ja) | 1996-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1394488B1 (en) | Cabinet for recessed refrigerators and method for its assembly | |
JP2000213771A (ja) | 天井埋込型空気調和機 | |
JPH07292824A (ja) | カーテンウォール | |
JP3066267B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2001235177A (ja) | 天井埋込型空気調和装置 | |
JPH10266455A (ja) | ケーシングパネル及びその接合構造 | |
JPH062878A (ja) | 天井埋込み型空気調和機 | |
JP2004245568A (ja) | 空気調和機の室外ユニット | |
JP2987027B2 (ja) | 空調設備用室内機の取付け構造 | |
JP2000274724A (ja) | 空気調和機 | |
JP2008144978A (ja) | 送風端末装置 | |
JP3015561B2 (ja) | 熱交換ユニット | |
JP2004084999A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2003090556A (ja) | 空気調和機 | |
JPWO2018038106A1 (ja) | 室内ユニットおよび化粧パネル | |
JP2002130735A (ja) | 空気調和機用ファンケーシング | |
JP2013104592A (ja) | 空気調和機の室内機 | |
JP2527663B2 (ja) | 冷凍装置用取付架台 | |
JP4017411B2 (ja) | 天井埋込型空気調和装置 | |
JP2000283537A (ja) | 空気調和機 | |
JP3507677B2 (ja) | 天井埋込形換気扇 | |
JPH0848130A (ja) | 車両空調装置用合成樹脂製熱交換器ケース | |
JP2002227321A (ja) | 壁下地用スペーサーおよび壁下地組立工法 | |
JP2002021249A (ja) | 天井パネルの施工構造およびその施工方法 | |
JPH08159678A (ja) | 蓄熱容器 |