JPH10266455A - ケーシングパネル及びその接合構造 - Google Patents

ケーシングパネル及びその接合構造

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JPH10266455A
JPH10266455A JP8462997A JP8462997A JPH10266455A JP H10266455 A JPH10266455 A JP H10266455A JP 8462997 A JP8462997 A JP 8462997A JP 8462997 A JP8462997 A JP 8462997A JP H10266455 A JPH10266455 A JP H10266455A
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JP
Japan
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reinforcing member
casing
panel
frame
groove
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JP8462997A
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English (en)
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Naomiki Sakurada
直幹 桜田
Mitsuo Kobayashi
三夫 小林
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PLANT SYST KK
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
PLANT SYST KK
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル自体の形状を変えることなく、パネル
の強度を増大でき、構成部材の削減を図ること。 【解決手段】 一対の表面板11と、これら表面板11
の縁部間に介在される枠材12とを具備するケーシング
パネルにおいて、枠材12に、外方端面に補強部材兼用
の継手部材20Aの挿入用の嵌合溝14を形成すると共
に、少なくとも表面板11と当接する部位に補強部材2
2の挿入用の中空部18を形成することにより、パネル
1自体の形状を変えることなく、パネル1の強度を増大
することができ、構成部材の削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はケーシングパネル
及びその接合構造に関するもので、更に詳細には例えば
クリーンルームの空気調和機の空気設備機器類を収容す
るケーシング用パネル及びその接合構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、クリーンルームでは、空気調和
機によって生成された所定の温度や湿度に調整された清
浄空気を循環供給して絶えずクリーンルーム内を所定の
雰囲気のクリーンな状態にしている。そのため、クリー
ンルームの外部に空気調和機を構成する例えばファン,
熱交換器,フィルタ,ヒーター及び加湿器等の空気設備
機器類を配置する必要があると共に、これら空気設備機
器類を大気中の塵埃等や温度及び湿度等の雰囲気から保
護するために箱状に形成されたケーシング内に収容させ
る必要がある。このケーシングは、陰圧や陽圧等の耐圧
力,耐熱性,断熱性,耐薬品性,抗菌性,耐候性,耐腐
食性あるいは水洩れ対策、更には組立・分解性等を満足
するものが好適とされている。
【0003】また、上記ケーシングは、収容する空気設
備機器の種類や大きさ等に応じて種々の大きさが必要と
なるため、従来では一対の表面板間に断熱性心材を充填
する共に、表面板の縁部間に枠材を介在した断熱性パネ
ルを接合してケーシングを組み立てている。この場合、
従来のケーシングパネルは、図13に示すように、例え
ばアルミニウム合金製の板材からなる一対の表面板a,
aの間に例えば発泡ポリウレタン等の断熱性心材bを充
填すると共に、表面板aの縁部間に例えば合成樹脂製の
枠材cを介在してなる。そして、枠材cに設けられた嵌
合凹条d及び嵌合凸条eを互いに嵌合させて接合する
か、あるいは、図14に示すように、接合するパネルの
嵌合凹条dと嵌合凸条e間にパッキング部材fを介して
接合すると共に、ケーシングを骨組み用のアングル状フ
レームgに固定ねじhをもってパネルを固定し、かつア
ングル状フレームg同士を連結ボルトi及びナットjを
もって締結して接合するか、更には、図15に示すよう
に、アングル状フレームgに代えてチャンネル状のフレ
ームkを介して両パネルを接合している。なお、両パネ
ルの目地部にはコーキング材lが充填されて気水密の維
持が図られている。
【0004】また、パネル同士を直角に接合する場合に
は、図16に示すように、パネルを直角に接合して、両
パネルの内方隅角部にアングル状フレームgを当接して
固定ねじhをもって両パネルを固定している。また、側
壁側のパネルを床部に取り付けるには、図17に示すよ
うに、床部材mを支持するチャンネル状の基礎フレーム
nとパネルの下部とにアングル状フレームgを当接し
て、固定ねじhをもって固定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のケーシングパネルにおいては、図14ないし図
17に示すように、アングル状フレームgやチャンネル
状フレームkを用いて接合して耐圧性を得る構造である
ため、フレームg,kの枠組みとパネルの組付け工程と
を別々に行う必要があり、施工に多くの時間及び労力を
要するという問題があった。また、パネルをフレーム
g,kにねじ止めするため、予めパネル内にナットある
いは受座o(図14〜図17参照)を埋設する必要があ
り、そのためパネルの成形が面倒であった。また、パネ
ルが薄肉である場合には、フレームg,kの大きさを変
化させなければならないため、部品点数が増加する等の
問題もあった。更には、ケーシング内にフレームが突出
した状態で露出するので、ケーシング内のスペースが狭
くなるばかりか、空気設備機器類の保守・点検時の作業
に支障をきたす虞れもある。
【0006】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、パネル自体の形状を変えることなく、必要に応じて
補強することができ、また、ケーシングの骨組み用フレ
ームの突出を可及的に少なくすることができ、また、構
成部材の削減を図れるようにしたケーシングパネル及び
その接合構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、一対の表面板と、これら表
面板の縁部間に介在される枠材とを具備するケーシング
パネルにおいて、 上記枠材は、外方端面に補強部材兼
用の継手部材挿入用の嵌合溝を形成すると共に、少なく
とも上記表面板と当接する部位に補強部材挿入用の中空
部を形成してなる、ことを特徴とする。
【0008】この発明において、上記嵌合溝は枠材の外
方端面に開口して形成されるものであればその形状は任
意でよく、例えば直状、あるいは、枠材の外方端に開口
する第1の溝部と、この第1の溝部に略直角に連通する
第2の溝部とからなる形状のものであってもよい(請求
項2)。
【0009】また、上記枠材の表面板と当接する部位の
外方側に凹状段部を形成してもよい(請求項3)。この
凹状段部はパネルの一方の表面板側あるいは両方の表面
板側のいずれに設けてもよい。
【0010】また、上記中空部は、少なくとも1つが表
面板と当接する部位に形成されていれば複数設けてもよ
く、表面板と当接する部位以外の中空部は任意の位置に
設けることができる。また、上記凹状段部を設けた場合
には、枠材の表面板と当接する部位と凹状段部に沿う部
位にクランク状の中空部を形成する方が好ましい(請求
項4)。
【0011】また、上記表面板及び枠材の材質は任意で
よいが、好ましくは、表面板間に断熱性心材を充填し、
枠材を合成樹脂製部材にて形成する方がよい(請求項
5)。
【0012】また、請求項6記載の発明は、一対の表面
板と、これら表面板の縁部間に介在される枠材とを具備
するケーシングパネルの接合構造において、 上記枠材
に、外方端面に補強部材兼用の継手部材挿入用の嵌合溝
を形成すると共に、少なくとも上記表面板と当接する部
位に補強部材挿入用の中空部を形成し、 上記嵌合溝内
に補強部材兼用の継手部材を挿入嵌合して2枚のケーシ
ングパネルを接合し、必要に応じて上記中空部内に補強
部材を挿入してなる、ことを特徴とする。
【0013】また、請求項7記載の発明は、一対の表面
板と、これら表面板の縁部間に介在される枠材とを具備
するケーシングパネルの接合構造において、 上記枠材
に、外方端に開口する第1の溝部と、この第1の溝部に
略直角に連通する第2の溝部とからなる補強部材兼用の
継手部材挿入用の嵌合溝を形成すると共に、少なくとも
上記表面板と当接する部位に補強部材挿入用の中空部を
形成し、 上記嵌合溝内にチャンネル状の補強部材兼用
の継手部材を挿入嵌合して2枚のケーシングパネルを接
合し、必要に応じて上記中空部内に補強部材を挿入して
なる、ことを特徴とする。
【0014】また、請求項8記載の発明は、一対の表面
板と、これら表面板の縁部間に介在される枠材とを具備
するケーシングパネルの接合構造において、 上記枠材
に、外方端に補強部材兼用の継手部材挿入用の嵌合溝を
形成すると共に、少なくとも上記表面板と当接する部位
の外方側に凹状段部を形成し、 上記枠材の表面板と当
接する部位に補強部材挿入用の中空部を形成し、 上記
嵌合溝内に補強部材兼用の継手部材を挿入嵌合して2枚
のケーシングパネルを接合し、 上記凹状段部内に連結
部材を挿入すると共に、この連結部材を貫通する固定ね
じ部材を上記中空部内に挿入される補強部材に締結して
なる、ことを特徴とする。
【0015】また、請求項9記載の発明は、一対の表面
板と、これら表面板の縁部間に介在される枠材とを具備
するケーシングパネルの接合構造において、 上記枠材
に、外方端に開口する第1の溝部と、この第1の溝部に
略直角に連通する第2の溝部とからなる補強部材兼用の
継手部材挿入用の嵌合溝を形成すると共に、少なくとも
上記表面板と当接する部位の外方側に凹状段部を形成
し、 上記枠材の表面板と当接する部位に補強部材挿入
用の中空部を形成し、 上記嵌合溝内にチャンネル状の
補強部材兼用の継手部材を挿入嵌合して2枚のケーシン
グパネルを連結し、 上記凹状段部内に連結部材を挿入
すると共にし、この連結部材を貫通する固定ねじ部材を
上記中空部内に挿入される補強部材に締結してなる、こ
とを特徴とする。
【0016】また、請求項10記載の発明は、一対の表
面板と、これら表面板の縁部間に介在される枠材とを具
備するケーシングパネルの接合構造において、 上記枠
材に、上記表面板と当接する部位の外方側に凹状段部を
形成すると共に、表面板と当接する部位及び凹状段部に
沿う部位にクランク状の補強部材挿入用の中空部を形成
し、 接合するパネルの一方の枠材に設けられた上記凹
状段部に他方のパネルの端部を当接して直角に接合し、
上記両パネルの一方の凹状段部内にアングル状連結部
材を挿入して両パネル間にこの連結部材を当接し、この
連結部材を貫通する固定ねじ部材を上記中空部内に挿入
される補強部材に締結してなる、ことを特徴とする。
【0017】上記のように構成されるこの発明によれ
ば、枠材は、外方端面に補強部材兼用の継手部材挿入用
の嵌合溝を形成すると共に、少なくとも表面板と当接す
る部位に補強部材挿入用の中空部を形成するので、嵌合
溝内に補強部材兼用の継手部材を挿入嵌合することによ
りパネル同士を接合することができる。また、中空部内
に補強部材を挿入することでパネルに強度を持たせるこ
とができるので、枠材の形状を変えることなくパネルに
強度を持たせることができる。
【0018】また、表面板と当接する部位の外方側に凹
状段部を形成し、接合される両パネルの凹状段部内に連
結部材を挿入すると共に、この連結部材を貫通する固定
ねじ部材を中空部内に挿入される補強部材に締結するこ
とにより、連結部材の突出量を少なくすることができ、
ケーシング内のスペースを広くすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1はこの発明に係るケーシングパネルを
空気調和機の空気設備機器を収容するケーシングに使用
した状態の一部断面斜視図、図2はケーシングパネルの
一形態を示す断面図である。
【0021】上記ケーシングは、複数のケーシングパネ
ル1を直状あるいは直角に接合して略直方体に形成され
る本体2の一端側上面に空気取入れ口3を設け、他端に
は空気吹出し口4を設けてなる。このケーシング内には
フィルタ5,ファン6,熱交換器7等の空気設備機器類
が収容されており、空気取入れ口3からケーシング本体
2内に供給された空気を清浄化すると共に、所定の温度
及び湿度に調整して空気吹出し口4から図示しないクリ
ーンルームに供給し得るように構成されている。
【0022】上記ケーシングパネル1(以下にパネルと
いう)は、図2に示すように、一対の表面板11と、こ
れら表面板11の縁部例えば四周間に介在される枠材1
2と、両表面板11と枠材12とで形成される空間内に
充填される断熱性心材13とで構成されている。この場
合、表面板11は例えばアルミニウム合金製の板部材に
て形成され、枠材12は木粉を混入した塩化ビニール等
の合成樹脂製部材にて形成されている。また、断熱性心
材13は、例えば発泡ポリウレタン等の発泡性合成樹脂
にて形成されている。このように枠材を合成樹脂製部材
にて形成し、表面板11間に断熱性心材13を充填させ
ることによりパネル1に断熱性を持たせることができ
る。
【0023】また、上記枠材12は、図2及び図3に示
すように、断面略コ字状に形成されており、外方端面に
嵌合溝14が開口して設けられ、表面板11の縁部を支
持する当接片15にはそれぞれ表面板11の縁部に折曲
された折曲片11aを嵌挿する挿入溝16が設けられて
いる。また、一方の当接片15(図2における下側)の
外方側には凹状段部17が設けられており、表面板11
と当接する当接片15の部位と凹状段部17に沿う部位
にクランク状の中空部18が形成されている。
【0024】また、上記嵌合溝14は、枠材12の外方
端面に開口する直状の第1の溝部14aと、この第1の
溝部14aに略直角に連通する第2の溝部14bとで構
成されている。この場合、第2の溝部14bは第1の溝
部14aから一方(図2おける上方側)に向かって設け
られているが、反対側に設けてもよく、あるいは両側に
向かって設けてもよい。このように形成される嵌合溝1
4を挟んで両側には補助中空部19a,19bが設けら
れている。
【0025】上記のように構成されるパネル1を接合す
るには、例えば図4に示すように、接合する両パネル
1,1の嵌合溝14内に例えば鋼製の直状をなす補強部
材兼用の継手部材20を挿入嵌挿して両パネル1,1を
接合すると共に、パネル1,1間の目地部にコーキング
材21を充填する。この場合、図面では凹状段部17と
反対側の目地部にコーキング材21を充填しているが、
凹状段部17側の目地部も同様にコーキング材21を充
填する方が好ましい。
【0026】また、上記直状の継手部材20に代えてチ
ャンネル状をなす補強部材兼用の継手部材20Aを両パ
ネル1,1の嵌合溝14内に挿入嵌合して両パネル1,
1を接合すると共に、両パネル1,1の目地部にコーキ
ング材21を充填してパネル1,1を接合することによ
り、更に接合部を強固にすることができる(図5参
照)。更に、図6に示すように、クランク状中空部18
内に例えば鋼製の補強部材22を挿入することにより、
パネル自体及び接合部に強度を持たせることができる。
この場合、図示しないが、補助中空部19a,19b内
に補強部材を挿入することにより、更に強度を持たせる
ことができる。
【0027】また、パネル1をケーシングの骨材に取り
付けるには、図7に示すように、接合する両パネル1,
1の嵌合溝14内に例えばチャンネル状の上記継手部材
20Aを挿入嵌合して接合し、クランク状中空部18内
に補強部材22を挿入し、そして、両パネル1,1の凹
状段部17内に骨材例えば鋼製のチャンネル状連結部材
23を挿入すると共に、この連結部材23を貫通する固
定ねじ24(固定ねじ部材)を補強部材22に締結させ
て両パネル1,1を接合固定する。この場合、固定ねじ
24は例えばステンレス鋼製の六角ねじにて形成されて
いる。なお、両パネル1,1の目地部の他に連結部材2
3とパネル1との間にもコーキング材21が充填されて
いる。
【0028】このように、枠材12に設けられた凹状段
部17内に連結部材23を挿入し、この連結部材23を
貫通する固定ねじ24を補強部材22に締結することに
より、両パネル1,1を強固にケーシングの骨材すなわ
ち連結部材23に取り付けることができる。また、凹状
段部17内に連結部材23が挿入されるので、ケーシン
グ内への突出部を少なくすることができると共に、ケー
シング内のスペースを広くすることができる。したがっ
て、ケーシング内への空気設備機器類の収容を容易にす
ることができる共に、これら空気設備機器の保守・点検
時の作業者の保守作業を容易にすることができる。
【0029】また、パネル1を床部に取り付けるには、
図8及び図9に示すように、床部材25を支持する例え
ばアルミニウム合金製押出形材にて形成されるチャンネ
ル状ベース部材26の上部片26aと垂直に起立された
パネル1の枠材12に設けられた凹状段部17とにアン
グル状連結部材23Aを挿入し、アングル状連結部材2
3Aを貫通する固定ねじ24をクランク状中空部18内
に挿入された補強部材22に締結すると共に、アングル
状連結部材23Aとチャンネル状ベース部材26とを固
定ボルト27a及びナット27bにて締結すればよい。
このように、凹状段部17内にアングル状連結部材23
Aを挿入して側壁側パネル1を取り付けることができる
ので、施工が容易な上、施工時の精度の向上を図ること
ができる。
【0030】なおこの場合、固定ねじ24,固定ボルト
27a及びナット27bは、共にステンレス鋼製部材に
て形成されている。また、床部材25もステンレス鋼製
板部材にて形成され、ベース部材26の表面には例えば
ウレタン発泡のコーティング28が施されて、耐腐食性
の維持が図られている。なお、床部材25の一部に水抜
き孔(図示せず)が設けられており、この水抜き孔に連
通する排水管29により、ケーシング内に溜まった結露
水等を外部に排出し得るように構成されている(図1参
照)。
【0031】一方、パネル1,1を直角に接合するに
は、図10に示すように、接合する天井側パネル1の凹
状段部17内に側壁側パネル1の端部を直角に当接させ
て天井側のパネル1を貫通する連結ねじ30を側壁側パ
ネル1に締結して両パネル1,1を接合する一方、天井
側パネル1の当接片15と側壁側パネル1の凹状段部1
7内にアングル状連結部材23Aを当接し、連結部材2
3Aの各片23a,23aを貫通する固定ねじ24をそ
れぞれ中空部18内に挿入された補強部材22に締結し
て、天井側パネル1と側壁側パネル1を直角状に接合す
ることができる。なおこの場合、両パネル1,1の外側
の目地部にコーキング材21が充填されると共に、両パ
ネル1,1の内方側の目地部及びアングル状連結部材2
3Aの両端とパネル1との間にそれぞれコーキング材2
1が充填されて気水密の維持が図られている。また、天
井側パネル1の枠材12の外方端部には、例えばアルミ
ニウム合金製の化粧板31が装着されている。
【0032】上記のように、側壁側パネルと天井側パネ
ルを同一形状の枠材12を具備するパネルにて兼用する
ことができるので、枠材12の種類を少なくすることが
でき、必要に応じて中空部18内に補強材を挿入して所
望の強度を持たせることができる。
【0033】なお、上記実施形態では、枠材12の一方
の当接片15の外方側に凹状段部17を設けた場合につ
いて説明したが、凹状段部17は必ずしも一方側である
必要はなく、図11に示すように、両当接片15の外方
側に設けてもよい。このように、凹状段部17を両当接
片15の外方側に設けることにより、接合するパネル1
の両側に連結部材23を取り付け、連結部材23を貫通
する固定ねじ24を中空部18内に挿入される補強部材
22に締結することができ、更に強固な接合構造とする
ことができる。
【0034】また、上記実施形態では、枠材12に凹状
段部を設けた場合について説明したが、必ずしも凹状段
部17を設ける必要はなく、図12に示すように、少な
くとも一方の当接片15の部位に中空部18を設けた構
造としてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、以下のようなに優れた効果が得られる。
【0036】1)枠材は、外方端面に補強部材兼用の継
手部材挿入用の嵌合溝を形成すると共に、少なくとも表
面板と当接する部位に補強部材挿入用の中空部を形成す
るので、中空部内に補強部材を挿入することでパネルに
強度を持たせることができ、枠材の形状を変えることな
くパネルを容易に製作することができる。しかも、中空
部内に挿入される補強部材によって強度を持たせること
ができるので、製作に左右されずに強度を出すことがで
きる。また、補強部材兼用の継手部材と中空部内の補強
部材、連結部材を適当に選択して組合せ使用することに
より所望のパネル強度を出すことができる。
【0037】2)表面板と当接する部位の外方側に凹状
段部を形成し、接合される両パネルの凹状段部内に連結
部材を挿入すると共に、この連結部材を貫通する固定ね
じ部材を中空部内に挿入される補強部材に締結すること
により、連結部材の突出量を少なくすることができ、ケ
ーシング内のスペースを広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るケーシングパネルを空気調和機
に使用した状態の一部断面斜視図である。
【図2】この発明に係るケーシングパネルの一形態を示
す断面図である。
【図3】この発明における枠材の一例を示す断面斜視図
である。
【図4】ケーシングパネルの接合構造の第一実施形態を
示す断面図である。
【図5】ケーシングパネルの接合構造の第二実施形態を
示す断面図である。
【図6】ケーシングパネルの接合構造の第三実施形態を
示す断面図である。
【図7】ケーシングパネルの接合構造の第四実施形態を
示す断面図である。
【図8】側壁部を構成するケーシングパネルの概略斜視
図である。
【図9】上記側壁側ケーシングパネルの床側取付け状態
を示す断面図である。
【図10】上記側壁側ケーシングパネルと天井側ケーシ
ングパネルの接合構造を示す断面図である。
【図11】この発明における枠材の別の形態を示す断面
図である。
【図12】上記枠材の更に別の形態を示す断面図であ
る。
【図13】従来のケーシングパネルの接合構造の一例を
示す断面図である。
【図14】従来のケーシングパネルの別の接合構造を示
す断面図である。
【図15】従来のケーシングパネルの更に別の接合構造
を示す断面図である。
【図16】従来のケーシングパネルの側壁部と天井部の
接合構造を示す断面図である。
【図17】従来のケーシングパネルの側壁部と床部の接
合構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシングパネル 11 表面板 12 枠材 13 断熱性心材 14 嵌合溝 14a 第1の溝部 14b 第2の溝部 17 凹状段部 18 クランク状中空部 19a,19b 補助中空部 20,20A 補強部材兼用の継手部材 22 補強部材 23,23A 連結部材 24 固定ねじ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の表面板と、これら表面板の縁部間
    に介在される枠材とを具備するケーシングパネルにおい
    て、 上記枠材は、外方端面に補強部材兼用の継手部材挿入用
    の嵌合溝を形成すると共に、少なくとも上記表面板と当
    接する部位に補強部材挿入用の中空部を形成してなる、
    ことを特徴とするケーシングパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のケーシングパネルにおい
    て、 上記嵌合溝は、枠材の外方端に開口する第1の溝部と、
    この第1の溝部に略直角に連通する第2の溝部とからな
    る、ことを特徴とするケーシングパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のケーシングパネル
    において、 上記枠材の表面板と当接する部位の外方側に凹状段部を
    形成してなる、ことを特徴とするケーシングパネル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のケーシングパネルにおい
    て、 上記枠材の表面板と当接する部位と凹状段部に沿う部位
    にクランク状の中空部を形成してなる、ことを特徴とす
    るケーシングパネル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のケ
    ーシングパネルにおいて、 上記表面板間に断熱性心材を充填し、上記枠材を合成樹
    脂製部材にて形成してなる、ことを特徴とするケーシン
    グパネル。
  6. 【請求項6】 一対の表面板と、これら表面板の縁部間
    に介在される枠材とを具備するケーシングパネルの接合
    構造において、 上記枠材に、外方端面に補強部材兼用の継手部材挿入用
    の嵌合溝を形成すると共に、少なくとも上記表面板と当
    接する部位に補強部材挿入用の中空部を形成し、 上記嵌合溝内に補強部材兼用の継手部材を挿入嵌合して
    2枚のケーシングパネルを接合し、必要に応じて上記中
    空部内に補強部材を挿入してなる、ことを特徴とするケ
    ーシングパネルの接合構造。
  7. 【請求項7】 一対の表面板と、これら表面板の縁部間
    に介在される枠材とを具備するケーシングパネルの接合
    構造において、 上記枠材に、外方端に開口する第1の溝部と、この第1
    の溝部に略直角に連通する第2の溝部とからなる補強部
    材兼用の継手部材挿入用の嵌合溝を形成すると共に、少
    なくとも上記表面板と当接する部位に補強部材挿入用の
    中空部を形成し、 上記嵌合溝内にチャンネル状の補強部材兼用の継手部材
    を挿入嵌合して2枚のケーシングパネルを接合し、必要
    に応じて上記中空部内に補強部材を挿入してなる、こと
    を特徴とするケーシングパネルの接合構造。
  8. 【請求項8】 一対の表面板と、これら表面板の縁部間
    に介在される枠材とを具備するケーシングパネルの接合
    構造において、 上記枠材に、外方端に補強部材兼用の継手部材挿入用の
    嵌合溝を形成すると共に、少なくとも上記表面板と当接
    する部位の外方側に凹状段部を形成し、 上記枠材の表面板と当接する部位に補強部材挿入用の中
    空部を形成し、 上記嵌合溝内に補強部材兼用の継手部材を挿入嵌合して
    2枚のケーシングパネルを連結し、 上記凹状段部内に連結部材を挿入すると共に、この連結
    部材を貫通する固定ねじ部材を上記中空部内に挿入され
    る補強部材に締結してなる、ことを特徴とするケーシン
    グパネルの接合構造。
  9. 【請求項9】 一対の表面板と、これら表面板の縁部間
    に介在される枠材とを具備するケーシングパネルの接合
    構造において、 上記枠材に、外方端に開口する第1の溝部と、この第1
    の溝部に略直角に連通する第2の溝部とからなる補強部
    材兼用の継手部材挿入用の嵌合溝を形成すると共に、少
    なくとも上記表面板と当接する部位の外方側に凹状段部
    を形成し、 上記枠材の表面板と当接する部位に補強部材挿入用の中
    空部を形成し、 上記嵌合溝内にチャンネル状の補強部材兼用の継手部材
    を挿入嵌合して2枚のケーシングパネルを連結し、 上記凹状段部内に連結部材を挿入すると共に、この連結
    部材を貫通する固定ねじ部材を上記中空部内に挿入され
    る補強部材に締結してなる、ことを特徴とするケーシン
    グパネルの接合構造。
  10. 【請求項10】 一対の表面板と、これら表面板の縁部
    間に介在される枠材とを具備するケーシングパネルの接
    合構造において、 上記枠材に、上記表面板と当接する部位の外方側に凹状
    段部を形成すると共に、表面板と当接する部位及び凹状
    段部に沿う部位にクランク状の補強部材挿入用の中空部
    を形成し、 接合するパネルの一方の枠材に設けられた上記凹状段部
    に他方のパネルの端部を当接して直角に接合し、 上記両パネルの一方の凹状段部内にアングル状連結部材
    を挿入して両パネル間にこの連結部材を当接し、この連
    結部材を貫通する固定ねじ部材を上記中空部内に挿入さ
    れる補強部材に締結してなる、ことを特徴とするケーシ
    ングパネルの接合構造。
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