JP3271543B2 - システム天井 - Google Patents

システム天井

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JP3271543B2
JP3271543B2 JP04968297A JP4968297A JP3271543B2 JP 3271543 B2 JP3271543 B2 JP 3271543B2 JP 04968297 A JP04968297 A JP 04968297A JP 4968297 A JP4968297 A JP 4968297A JP 3271543 B2 JP3271543 B2 JP 3271543B2
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量央 松本
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/0254Ducting arrangements characterised by their mounting means, e.g. supports

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシステム天井に関
するもので、更に詳細には、ダクト部を一体に形成する
システム天井に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、クリーンルームの天井は、天井
パネルと、フィルタやファン等の設備を具備する天井用
パネルユニット等を同一平面上に組み込むシステム天井
構造が採用されている。このシステム天井は、躯体の梁
から吊設される吊りボルトによって支持される天井フレ
ーム材を矩形のグリッド状に枠組みし、このグリッド部
内に天井パネルやフィルタ等を具備する天井用パネルユ
ニットを取り付けている。そして、天井パネルと天井用
パネルユニットの上方の空間内に配設されたダクトから
天井用パネルユニットのフィルタを通過する空気によ
り、クリーンルーム内の空気の清浄を保っている。
【0003】この場合、上記ダクトを例えば図10に示
すように、天井裏の空間a内に互いに平行に配設し、各
ダクトbにフィルタを具備する天井用パネルユニットc
を接続して各天井用パネルユニットcからクリーンルー
ムd内に清浄な空気を供給する方式、あるいは、図11
に示すように、例えば1つのダクトbに複数の天井用パ
ネルユニットcを接続し、クリーンルームdの床部eに
図示しない給気孔を設けると共に、床部eの下方に排気
ダクトfを配設し、かっクリーンルームdの側壁gの裏
側に設けられた連結通路hを介して排気ダクトfとダク
トbとを連通させて、クリーンルームd内の空気を循環
して清浄にする方式等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種のシステム天井においては、以下のような問題が
ある。すなわち、多くのダクトbを配設するため、ダ
クトbの取付に多くの手数や時間を要する。ダクトb
の取付に吊りボルトを多く使用するため、吊りボルトの
管理が面倒な上、ダクトの取付に多くの手数と時間を要
する。ダクトbは一般にブリキ製のものが多いため、
断熱性を持たせるために断熱性の保温カバーを施す必要
があり、そのために多くの手数や時間を要する。ダク
トbから各天井用パネルユニットを介してクリーンルー
ムd内に清浄空気を取入れるため、クリーンルームd内
の空気流が不均一となり、クリーンルーム全体の空気の
清浄度が低下する虞れがある。ダクトb同士あるいは
ダクトbと天井用パネルユニットcとの接続部のシール
が面倒な上、かかる部分のシールが不完全であると、天
井裏の空気がダクトb内に流入しクリーンルームd内の
清浄度が低下するという虞れがある。ダクトや多くの
吊りボルト等の構成部材を使用し、かつ多くの手数や時
間を要するため、コストが嵩むという問題がある。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、少ない構成部材で天井裏のスペースを適宜仕切って
ダクト部を構成するシステム天井を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は以下のように構成される。 ()請求項記載の発明は、躯体の天井部に互いに平
行に吊持される複数の支持梁と、 上記支持梁に設けら
れた載置片を介して支持梁間に架設されるチャンバ天井
パネルと、 上記支持梁に垂設されるチャンバ側パネル
と、 上記支持梁に吊りボルトを介して吊持されると共
に、その端部に固定部材を介して上記チャンバ側パネル
に当接固定される中間枠と、 上記チャンバ側パネルの
下部に高さ調節可能に装着される係止部材を介してチャ
ンバ側パネルの下部間に架設されるフィルタを具備する
天井用パネルユニットとを具備し、 上記チャンバ天井
パネル、チャンバ側パネル及び天井用パネルユニットと
でダクト部を構成し、 上記支持梁を、上端及び下端に
それぞれ第1及び第2の狭隘開口溝を有する中空矩形状
基部と、この中空矩形状基部の少なくとも一側から外方
に向かって突出するチャンバ天井パネル用の載置片と、
この載置片の下面に形成されると共に下方に開口する第
3の狭隘開口溝とを有するアルミニウム合金製押出形材
にて形成してなる、ことを特徴とする。上記のように構
成することにより、天井用パネルユニットの上方の空間
を適宜仕切ってダクト部とすることができる。したがっ
て、ダクトやダクトの取付用の吊りボルト等部材が不要
となり、容易にシステム天井全体をダクト化することが
でき、かつクリーンルーム全体に均一な空気流が得られ
る。また、チャンバ側パネルの取付を強固にすることが
できると共に、重量のある天井用パネルユニットの取付
を安定させることができる。また、チャンバ天井パネ
ル、チャンバ側パネル及び中間枠の取付を容易にするこ
とができ、また支持梁を強固なものとすることができ
る。この場合、上記第2の狭隘開口溝と第3の狭隘開口
溝を離して成形してもよいが、第2の狭隘開口溝と第3
の狭隘開口溝を共通の仕切壁を介して隣接する方が部材
の削減が図れる点で好ましい(請求項3)
【0007】()請求項記載の発明は、上記チャン
バ天井パネル及びチャンバ側パネルを、断熱性パネル部
材にて形成してなることを特徴とする。このように構成
することにより、ダクト部に断熱性を持たせることがで
き、清浄空気の温度管理を容易にすることができる。
【0008】()請求項記載の発明は、上記支持梁
の載置片とチャンバ天井パネルとの間にシール部材を介
在すると共に、チャンバ天井パネルの上面と支持梁の側
面とを押え部材で連結してなることを特徴とする。この
ように構成することにより、チャンバ天井パネルの取付
を確実にすることができると共に、ダクト部に気密性を
持たせることができる。
【0009】()請求項記載の発明は、上記チャン
バ側パネルの側端面に凹溝を形成し、隣接するチャンバ
側パネルの凹溝内に、嵌合部材を嵌合すると共に、支持
梁から垂下される取付ボルトを挿通し、取付ボルトの下
部にねじ結合される受部材にて隣接するチャンバ側パネ
ルを連結し、かつ両チャンバ側パネルの目地部にシール
部材を介在してなる、ことを特徴とする。このように構
成することにより、チャンバ側パネルの取付を確実にす
ることができると共に、ダクト部に気密性を持たせるこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。ここでは、クリーンルーム
のシステム天井について説明する。
【0011】図1はこの発明のシステム天井を具備する
クリーンルームの一例を示す断面斜視図である。上記シ
ステム天井1は、図1及び図2に示すように、躯体2の
天井部3から垂下される吊りボルト4によって吊持され
る複数の支持梁5(5A,5B)と、支持梁5(5A,
5B)間に架設されるチャンバ天井パネル6と、支持梁
5(5A)に垂設されるチャンバ側パネル7と、支持梁
5(5A)から吊持されると共に、その端部がチャンバ
側パネル7に当接固定される中間枠8と、チャンバ側パ
ネル7の下部に高さ調節可能に装着される係止部材9を
介してチャンバ側パネル7の下部間に架設されるフィル
タ及びファン(図示せず)を具備する天井用パネルユニ
ット10又は一般の天井パネル11とで主に構成されて
おり、上記チャンバ天井パネル6、チャンバ側パネル7
及び天井用パネルユニット10とでダクト部12が構成
されている。
【0012】この場合、天井部の両端部以外に配設され
てチャンバ側パネル7を垂設する支持梁5は、図6に示
すように、上端に設けられ上方に向かって開口する第1
の狭隘開口溝51と、下端に設けられ下方に向かって開
口する第2の狭隘開口溝52を有する中空矩形状基部5
4と、この中空矩形状基部54の両側から外方に向かっ
て突出するチャンバ天井パネル用の載置片55と、この
載置片55の下面に形成されると共に下方に開口する第
3の狭隘開口溝53とを有するアルミニウム合金製(以
下にアルミ製という)の押出形材にて形成されている。
なお、第2の狭隘開口溝52と第3の狭隘開口溝53は
共通の仕切壁56を介して隣接されている。また、第2
の狭隘開口溝52の開口部の両側にはチャンバ側パネル
7を嵌挿するための一対の張出片57が延在されてい
る。また、第1の狭隘開口溝51の両側には後述するチ
ャンバ天井パネル用の押え部材13を係止する係止突起
58が突設されている。この係止突起58は必ずしも設
けなくてもよい。
【0013】上記のように構成される支持梁5は、第1
の狭隘開口溝51内に配設されるナット14を、躯体2
の天井部3から垂下される吊りボルト4とねじ結合する
ことによって吊持される。
【0014】一方、天井部の両側に配設される支持梁5
Aは、図7に示すように、上端に設けられ上方に向かっ
て開口する第1の狭隘開口溝51と、下端に設けられ下
方に向かって開口する第2の狭隘開口溝52を有する中
空矩形状基部54と、この中空矩形状基部54の一側か
ら外方に向かって突出するチャンバ天井パネル用の載置
片55と、この載置片55の下面に形成されると共に下
方に開口する第3の狭隘開口溝53とを有するアルミ製
押出形材にて形成されている。なおこの場合、第1の狭
隘開口溝51は2つ併設されているが、これは天井部3
から垂下される吊りボルト4の位置に対応させていずれ
かの第1の狭隘開口溝51を使用できるようにしたため
である。
【0015】なお、天井部の中間部に配設されてチャン
バ側パネル7を垂設しない支持梁5Bは、図5に示すよ
うに、上記支持梁5から第3の狭隘開口溝53と張出片
57を取り除いた形状で、その他は支持梁5と同様に形
成されている。
【0016】上記支持梁,5A,5Bは、少なくとも第
1及び第2の狭隘開口溝51,52と載置片55を有す
るものであれば、図示の形状に限定されるものではな
く、任意の形状とすることができる。
【0017】上記チャンバ天井パネル6及びチャンバ側
パネル7は、それぞれ例えばアルミ製の一対の表面板2
1と、表面板21間に充填される例えば発泡ポリウレタ
ン等の断熱性心材22と、表面板21の周辺間に介在さ
れる凹溝24を有する例えばアルミ製の押出形材にて形
成される枠材23とからなる断熱性パネル部材にて形成
されている(図3,図5参照)。
【0018】上記チャンバ天井パネル6を支持梁5間に
架設するには、図2ないし図5に示すように、支持梁
5,5A,5Bの載置片55上にシール部材例えばブチ
ルゴム製パッキング15を介してチャンバ天井パネル6
を載置し、そして、チャンバ天井パネル6の端部上面と
支持梁5,5Aの側面に当接するアングル状の押え部材
13をビス止めして固定する。なお、チャンバ天井パネ
ル6と支持梁5,5A,5Bとの隙間にはコーキング材
16が充填されてダクト部12の天井部の気密が維持さ
れている。
【0019】一方、上記チャンバ側パネル7を支持梁
5,5Aに垂設するには、図2ないし図4及び図8に示
すように、連接されるチャンバ側パネル7の凹溝24内
に嵌合部材71を嵌合させると共に、支持梁5,5Aの
第2の狭隘開口溝52内に配設されるナット72にねじ
結合されて垂下される取付ボルト73を、隣接するチャ
ンバ側パネル7間の凹溝24内に挿通させ、そして、下
方に突出する取付ボルト73に受部材74を介して下部
ナット75をねじ結合して隣接するチャンバ側パネル7
を連結固定する。この際、チャンバ側パネル7の上端部
は支持梁5の張出片57間に嵌挿されて固定され、チャ
ンバ側パネル7間の目地部にはコーキング材76が充填
される(図8参照)。
【0020】このように、支持梁5,5Aに垂設される
チャンバ側パネル7は、躯体2の天井部3に吊持される
複数の支持梁5,5Aの所定の箇所に垂設されて、上記
チャンバ天井パネル6及び天井用パネルユニット10と
でダクト部12を構成することができる。図1に示す実
施形態では、クリーンルームの一側側と、中間部に仕切
られて併設される2つのダクト部との3箇所にダクト部
12を形成する場合を示している。なお、図1及び図9
における紙面に対して直交する方向の支持梁5,5Aの
端部は45度にカットされ、同じく45度にカットされ
た支持梁(図示せず)と連結されてグリッド部を形成
し、図示しない支持梁に垂設されるチャンバ側パネル
(図示せず)と共働してダクト部12は外部の大気側か
ら遮断されている。
【0021】また、上記のようにして垂設されたチャン
バ側パネル7の下端部に高さ調整可能に装着される係止
部材9は、チャンバ側パネル7の下部に摺動可能に嵌装
され、チャンバ側パネル7にビス止めされる断面略U字
状の例えばアルミ製押出形材からなる取付部91と、こ
の取付部91の下面にビス92によって連結される断面
略逆L字状の例えばアルミ板材からなる垂下片93と、
この垂下片93にリベット止めされる例えばアルミ製の
中空押出形材からなる係止ブロック94とで構成され、
係止ブロック94の両側又は一側に設けられた係止突起
95に天井用パネルユニット10を係止させることによ
り天井用パネルユニット10を架設し得るように構成さ
れている。したがって、取付部91のチャンバ側パネル
7への取付位置を調整することによって天井用パネルユ
ニット10を所定の高さ位置に架設することができる
(図2参照)。
【0022】上記中間枠8は、図4に示すように、中空
矩形状基部81の上端及び下端にそれぞれ上方又は下方
に向かって開口する同一形状の狭隘開口状の凹溝82,
82を有するアルミ製押出形材にて形成されている。こ
の中間枠8は、上記支持梁5,5Aの第3の狭隘開口溝
53内に配設されるナット83とロックナット83aに
よって支持梁5,5Aから垂下される吊りボルト84に
よって吊持されている。すなわち、上記吊りボルト84
の下部を中間枠8の上部の凹溝24内に挿入し、凹溝2
4内に配設されるナット85をねじ結合すると共に、そ
の上部にロックナット85aを締結することにより吊持
される。そして、中間枠8の端部をチャンバ側パネル7
の側面に当接すると共に、中間枠8の両側にそれぞれ中
間枠8の側面とチャンバ側パネル7の側面に当接するア
ングル状の固定部材86を当接し、ビス止めすることに
よってチャンバ側パネル7間に中間枠8が連結されてい
る。したがって、チャンバ側パネル7は固定されるの
で、地震等に対する耐強度性が保持される。なお、吊り
ボルト84にはターンバックル87が取り付けられてお
り、このターンバックル87によって吊りボルト84の
長さを変えることにより中間枠8の取付位置を調節する
ことができる。
【0023】上記のように、中間枠8を中空矩形状基部
81の上、下端に同一形状の狭隘開口状の凹溝82,8
2を形成することにより、施工現場において天地いずれ
の状態でも吊りボルト84によって吊持することができ
るので、施工が容易となる。また、中間枠8の下端の凹
溝82を利用して一般の天井パネルや照明機器やスピー
カ等の音響機器等を具備する天井パネルユニット等を吊
持することができる。例えば図4に示すように、中間枠
8の下部の凹溝82にナット(図示せず)をもって垂下
される吊りボルト100をによって天井レール101を
吊持し、この天井レール101を互いに交差させてグリ
ッド部102を構成し、このグリッド部102に上記天
井用パネルユニット10や一般の天井パネル等を架設す
ることができる。
【0024】一方、クリーンルームの床部にはアクセス
フロア30を介して床空間31が形成されており、この
床空間31とシステム天井の上部空間に形成されたダク
ト部12とがクリーンルーム側壁32の外側に形成され
たリターンスペース34を介して連通されている。した
がって、天井用パネルユニット10のフィルタによって
清浄化された空気は、クリーンルーム34内にダウンフ
ローとなって供給され、アクセスフロア30を通過して
床空間31内へ流れ、その後リターンスペース33を通
って再度天井用パネルユニット10のフィルタによって
清浄化される循環系を構成している。
【0025】上記のように構成されるシステム天井を組
立てるには、まず躯体2の天井部3に図示しないアンカ
をもって平行な複数列に適宜間隔をおいて吊りボルト4
を垂下し、各吊りボルト4によって支持梁5,5A,5
Bを吊持する。次に、ダクト部12を構成する部分の支
持梁5,5A,5Bの載置片55間に上述したようにパ
ッキング15を介してチャンバ天井パネル6を架設した
後、押え部材13によって支持梁5,5Aに固定する。
次に、支持梁5,5Aの下部に、チャンバ側パネル7を
垂設すると共に、支持梁5,5Aの第3の狭隘開口溝5
3に垂下される吊りボルト84を介して中間枠8を吊持
し、中間枠8の端部をチャンバ側パネル7の側面に当接
固定してチャンバ側パネル7を固定する。そして、チャ
ンバ側パネル7の下部に高さ調節可能に係止部材9を装
着した後、係止部材9の係止突起95に係合させるよう
にして天井用パネルユニット10を架設してダクト部1
2を構成する。天井用パネルユニット10が架設されな
い箇所には一般の天井パネル11、あるいは、照明機器
や音響機器等を具備した天井パネルユニットが架設され
てシステム天井が組立てられる。
【0026】なお、上記実施形態では、クリーンルーム
の一側側と、中間部に仕切られて併設される2つのダク
ト部との3箇所にダクト部12を形成する場合について
説明したが、ダクト部12は天井裏のスペースの任意の
箇所に形成することができ、例えば図9に示すように、
天井裏のスペース全体をダクト部12とすることも可能
である。なお、図9において、その他の部分は図1に示
した上記実施形態と同じであるので、同一部分には同一
符号を付して、その説明は省略する。
【0027】また、上記実施形態では、この発明のシス
テム天井をクリーンルームに適用した場合について説明
したが、クリーンルーム以外例えば一般の建物の天井構
造にも適用できることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれ
ば、次のような優れた効果が得られる。
【0029】(1)請求項1記載のシステム天井によれ
ば、天井用パネルユニットの上方の空間を適宜仕切って
ダクト部とすることができるので、ダクトやダクトの取
付用の吊りボルト等部材が不要となり、容易にシステム
天井全体をダクト化することができ、かつクリーンルー
ム全体に均一な空気流が得られる。また、チャンバ側パ
ネルの取付を強固にすることができると共に、重量のあ
る天井用パネルユニットの取付を安定させることができ
る。また、1種類の支持梁によってチャンバ天井パネ
ル、チャンバ側パネル及び中間枠の取付を容易にするこ
とができ、また支持梁を強固なものとすることができ
る。この場合、第2の狭隘開口溝と第3の狭隘開口溝を
共通の仕切壁を介して隣接することにより、構成部材の
削減を図ることができる(請求項3)
【0030】()請求項記載の発明によれば、ダク
ト部に断熱性を持たせることができ、清浄空気の温度管
理を容易にすることができる。
【0031】()請求項記載の発明によれば、上記
(1)に加えてチャンバ天井パネルの取付を確実にする
ことができると共に、ダクト部に気密性を持たせること
ができる。
【0032】()請求項記載の発明によれば、上記
(1)に加えてチャンバ側パネルの取付を確実にするこ
とができると共に、ダクト部に気密性を持たせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシステム天井の一例を示す断面斜視
図である。
【図2】この発明における支持梁、チャンバ天井パネル
及びチャンバ側パネルの取付状態を示す断面図(a)及
びそのA部拡大断面図(b)である。
【図3】この発明におけるダクト部の一例を示す斜視図
である。
【図4】この発明におけるチャンバ天井パネル、チャン
バ側パネル、中間枠及び天井用パネルユニットの取付状
態を示す分解斜視図である。
【図5】この発明におけるチャンバ天井パネルの架設状
態を示す断面図である。
【図6】この発明における支持梁の拡大断面図である。
【図7】別の実施形態の支持梁の拡大断面図である。
【図8】この発明におけるチャンバ側パネルの連接部を
示す拡大断面図である。
【図9】この発明のシステム天井の別の形態を示す断面
斜視図である。
【図10】従来のシステム天井の一例を示す概略断面図
である。
【図11】従来のシステム天井の別の形態を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
2 躯体 3 天井部 4 吊りボルト 5,5A,5B 支持梁 6 チャンバ天井パネル 7 チャンバ側パネル 8 中間枠 9 係止部材 10 天井用パネルユニット 12 ダクト部 13 押え部材 15 パッキング(シール部材) 16 コーキング材 21 表面板 22 断熱性心材 23 枠材 24 凹溝 51 第1の狭隘開口溝 52 第2の狭隘開口溝 53 第3の狭隘開口溝 54 中空矩形状基部 55 載置片 56 仕切壁 71 嵌合部材 73 取付ボルト 74 受部材 76 コーキング材 84 吊りボルト 86 固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00 F24F 13/02 F24F 13/068

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の天井部に互いに平行に吊持される
    複数の支持梁と、 上記支持梁に設けられた載置片を介して支持梁間に架設
    されるチャンバ天井パネルと、 上記支持梁に垂設されるチャンバ側パネルと、 上記支持梁に吊りボルトを介して吊持されると共に、そ
    の端部に固定部材を介して上記チャンバ側パネルに当接
    固定される中間枠と、 上記チャンバ側パネルの下部に高さ調節可能に装着され
    る係止部材を介してチャンバ側パネルの下部間に架設さ
    れるフィルタを具備する天井用パネルユニットとを具備
    し、 上記チャンバ天井パネル、チャンバ側パネル及び天井用
    パネルユニットとでダクト部を構成し、 上記支持梁を、上端及び下端にそれぞれ第1及び第2の
    狭隘開口溝を有する中空矩形状基部と、この中空矩形状
    基部の少なくとも一側から外方に向かって突出するチャ
    ンバ天井パネル用の載置片と、この載置片の下面に形成
    されると共に下方に開口する第3の狭隘開口溝とを有す
    るアルミニウム合金製押出形材にて形成してなる、 こと
    を特徴とするシステム天井。
  2. 【請求項2】 上記チャンバ天井パネル及びチャンバ側
    パネルを、断熱性パネル部材にて形成してなることを特
    徴とする請求項記載のシステム天井。
  3. 【請求項3】 上記第2の狭隘開口溝と第3の狭隘開口
    溝を共通の仕切壁を介して隣接してなることを特徴とす
    る請求項記載のシステム天井。
  4. 【請求項4】 上記支持梁の載置片とチャンバ天井パネ
    ルとの間にシール部材を介在すると共に、チャンバ天井
    パネルの上面と支持梁の側面とを押え部材で連結してな
    ることを特徴とする請求項記載のシステム天井。
  5. 【請求項5】 上記チャンバ側パネルの側端面に凹溝を
    形成し、隣接するチャンバ側パネルの凹溝内に、嵌合部
    材を嵌合すると共に、支持梁から垂下される取付ボルト
    を挿通し、取付ボルトの下部にねじ結合される受部材に
    て隣接するチャンバ側パネルを連結し、かつ両チャンバ
    側パネルの目地部にシール部材を介在してなる、ことを
    特徴とする請求項記載のシステム天井。
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