JP2002130735A - 空気調和機用ファンケーシング - Google Patents

空気調和機用ファンケーシング

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JP2002130735A
JP2002130735A JP2000326896A JP2000326896A JP2002130735A JP 2002130735 A JP2002130735 A JP 2002130735A JP 2000326896 A JP2000326896 A JP 2000326896A JP 2000326896 A JP2000326896 A JP 2000326896A JP 2002130735 A JP2002130735 A JP 2002130735A
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casing
fan
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air conditioner
fan casing
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JP2000326896A
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Toru Fujimoto
徹 藤本
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価に、かつ空気漏れのない空気調和
機用ファンケーシングを提供すること。 【解決手段】 空気調和機用ファンケーシング10を発
泡スチロールを用いて構成する。これにより、安価にフ
ァンケーシングが実現できる。そして、内部に収容され
る送風ファンのメンテナンスを容易にするために、ファ
ンケーシング10を第1のケーシング部材12と第2の
ケーシング部材11とに上端部と下端部とを含む平面で
2分割可能とする。発泡スチロールを用いて分割可能な
構成とする場合に懸念される空気漏れを防止するため
に、空気調和機にファンケーシング10が設置された際
に、各ケーシング部材11,12のずれを防止するため
の凹凸形状141,151をそれぞれの接合面113,
123に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機用のフ
ァンケーシングに関し、特に渦巻型の空気調和機用ファ
ンケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】全熱交換器等の空気調和機では、室内へ
の給気及び排気のために遠心送風型の送風ファンが設け
られ、この送風ファンの周囲には風路を規定するための
空気調和機用ファンケーシング(以下、単に「ファンケ
ーシング」という。)が配置される。
【0003】従来、ファンケーシングは内部に収容され
る送風ファンのメンテナンスを容易にするために第1の
ケーシング部材と第2のケーシング部材とに2分割でき
るように構成されている。送風ファンの運転時に第1の
ケーシング部材と第2のケーシング部材との接合にずれ
が生じると空気漏れの原因となって送風ファンの能力を
低下させることになる。それを防止するために、分割可
能なファンケーシングにおいて、従来は各ケーシング部
材をABS樹脂やPP樹脂等によって形成するととも
に、ケーシング部材におけるそれぞれの接合部に鉤状部
(フック部)と凹欠部とを形成し、鉤状部と凹欠部とを
掛止させることでケーシング部材がずれることを防止し
て内部の気密性向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにABS樹脂やPP樹脂等を使用してファンケーシ
ングを使用すると、製品コストが上昇するという問題が
ある。
【0005】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであって、比較的安価に、かつ空気漏れのない
空気調和機用ファンケーシングを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、遠心ファンを収納すると
ともに、吹き出し口(125)及び吸い込み口を有する
ファンケーシング(10)であって、発泡樹脂によって
形成され、第1のケーシング部材(12)と第2のケー
シング部材(11)とに分割可能であり、前記第1のケ
ーシング部材における前記第2のケーシング部材との接
合面(123)の少なくとも一部に凸形状(151)が
形成されるとともに、前記第2のケーシング部材におけ
る前記凸形状と接合する部位に前記凸形状と嵌合する凹
形状(141)が形成されることを特徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気調和機用ファンケーシング(10)において、前
記第1のケーシング部材(12)と前記第2のケーシン
グ部材(11)とが、前記遠心ファンの中心付近を含
み、前記吹き出し口(125)の形成された吹き出し面
と略平行な面で、分割可能であることを特徴としてい
る。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の空気調和機用ファンケーシング(10)におい
て、前記凸形状(151)及び前記凹形状(141)
が、前記第1のケーシング部材(12)と前記第2のケ
ーシング部材(11)とが前記送風ファン(23,2
7)の回転軸が延びる方向にずれることを防止すること
のできる接合面(123,113)に形成されることを
特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の空気調和機用ファンケーシング(1
0)において、前記凸形状(151)及び前記凹形状
(141)が、前記第1のケーシング部材(12)と前
記第2のケーシング部材(11)とが分割面内で回転軸
が延びる方向に略垂直な方向にずれることを防止するこ
とのできる接合面に形成されることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】図1、図2及び図3は、いわゆる全熱交換
器として機能する空気調和機を示す図である。なお、図
1は空気調和機を斜め下側からみた外観図であり、図2
は上方側からみた内部構造を示す概念図であり、図3は
側方側からみた内部構造を示す図である。
【0012】空気調和機1の下部側には天井板から室内
側に露呈して配置されるパネル部3が設けられており、
そのパネル部の上部側であって室内の天井よりも上部側
には本体部4が配置されている。
【0013】本体部4は、さらに送風部41と熱交換部
42とを備えており、送風部41の側面部には室内から
吸い出した空気を排気するための排気口51と、室内へ
給気を行うための給気口52とが形成されている。
【0014】熱交換部40には、四角柱状の熱交換エレ
メント44が設けられ、熱交換エレメント44の各角に
は仕切板45が連結されて給気される空気と排気される
空気とが混合しないように構成されている。
【0015】なお、図2及び図3において排気される空
気の流れ方向は斜線地の矢印で示し、給気される空気の
流れ方向は無地の矢印で示している。
【0016】パネル部3には仕切板45に連結されたパ
ネル33が設けられ、パネル33と外縁部35との間に
排気口31と給気口34とが形成される。また、給気口
34の内側には風向きを調整するための羽板34が設け
られており、給気される空気を室内の任意の方向に向け
ることができる。
【0017】送風部41は排気用送風室21と給気用送
風室25とに分離されており、それぞれの送風室21,
25には送風ファン23,27とモータ22,26とが
設けられている。送風ファン23,27は遠心送風タイ
プのファンであり、モータ22,26によって回転駆動
されることにより、空気を送風ファンによって遠心方向
へ送り出す。
【0018】排気用送風室21においては送風ファン2
3によって回転中心付近から遠心方向に送り出される空
気の風路を規定し、排気口51に対して適切に送風する
ために送風ファン23を内部に収容する形態でファンケ
ーシング10が配置されている。
【0019】また、給気用送風室25においても送風フ
ァン27によって回転中心付近から遠心方向に送り出さ
れる空気の風路を規定し、熱交換部42に対して給気用
の空気を適切に送風するために、送風ファン27を内部
に収容する形態でファンケーシング10が配置されてい
る。
【0020】このため、排気用送風室21に設けられる
ファンケーシング10の吹き出し口125は排気口51
側に設置され、給気用送風室25に設けられるファンケ
ーシング10の吹き出し口125は熱交換部42側に設
置される。
【0021】図4は、ファンケーシング10を示す図で
ある。ファンケーシング10は発泡スチロール等の発泡
樹脂で形成された2つのケーシング部材11,12によ
って構成されている。
【0022】ケーシング部材11は、内部に収容される
送風ファン23,27の回転中心を基準とする半円弧状
の外周壁部111を有し、その外周壁部111の両側面
に前記回転中心に向かって所定幅で形成された側壁部1
12を有する。ケーシング部材11の円弧両端部はケー
シング部材12と接合する接合面113となり、ケーシ
ング部材11,12が互いに接合した状態で一方のケー
シング部材が横方向(図4中のX方向)にずれることを
防止するため、接合面113には嵌合構造が形成され
る。
【0023】一方、ケーシング部材12も同様に、外周
壁部121と側壁部122とを有するが、外周壁部12
1及び側壁部122によって送風ファン23,27によ
って送り出される空気を吐き出すための吹き出し口12
5が形成されている。また、ケーシング部材12の端部
はケーシング部材11と接合する接合面123となる。
この接合面123にも、ケーシング部材11,12が互
いに接合した状態で一方のケーシング部材が横方向(図
4中のX方向)にずれることを防止するための嵌合構造
が形成される。
【0024】ケーシング部材11,12の各接合面11
3,123は、吹き出し口125が形成された吹き出し
面と略平行な面であって、かつ、内部に収容される送風
ファン23,27の回転中心付近を含む面に形成されて
いる。したがって、ファンケーシング10はその面で2
つのケーシング部材11,12に分割可能となってい
る。
【0025】図4においては嵌合構造として、ケーシン
グ部材12における外周壁121の接合面123に凸形
状151が形成され、ケーシング部材11における外周
壁111の接合面113に前記凸形状151と嵌合する
凹形状141が形成されている。
【0026】したがって、ファンケーシング10は内部
に送風ファン23,27を収容するようにして、ケーシ
ング部材11と12とを接合面113,123において
互いに接合させることにより、空気調和機1の内部にお
いて各ケーシング部材11,12が横方向にずれること
を防止することができ、空気漏れのないファンケーシン
グ10が実現される。
【0027】そして、ケーシング部材11と12とが接
合面113,123で接合することにより、送風ファン
23,27の外周側には遠心方向に吐き出す空気の風路
を規定して外周壁部111,121の内面に沿った方向
の空気流を形成させ、その空気流を吹き出し口125に
導くことができる。
【0028】したがって、分割可能なケーシング部材1
1と12とが、その内側に送風ファン23又は27を収
容するようにして接合することにより、送風ファン23
又は27によって送風される空気を吹き出し口125に
集中的に導く渦巻型のファンケーシング10が実現され
る。
【0029】なお、図4においては、各接合面113,
123に台形形状の凸形状151、凹形状141が形成
される例を示したが、これに限定されるものではない。
このような嵌合構造を採用するのは、ケーシング部材1
1と12とを接合させてファンケーシング10を構成し
た際に、一方のケーシング部材が横方向にずれることを
防止するためである。したがって、そのような横方向へ
のずれを防止することができる構造であれば、図4に例
示したものに限定されるものではない。
【0030】図5ないし図7は、嵌合構造の他の例を示
す図である。
【0031】図5(a)に示すようにケーシング部材1
1の接合面113に2個の三角形状の凹形状141aを
形成し、図5(b)に示すようにケーシング部材12の
接合面123に2個の三角形状の凸形状151aを形成
することにより、接合面113,123における嵌合構
造を形成してもよい。このように複数の嵌合構造を設け
れば、接合面113,123における接合強度を向上さ
せることができるという点で有効である。
【0032】また、図6(a)に示すようにケーシング
部材11の接合面113に2個の台形形状の凹形状14
1bを形成し、図6(b)に示すようにケーシング部材
12の接合面123に2個の三角形状の凸形状151b
を形成することにより、接合面113,123における
嵌合構造を形成してもよい。
【0033】さらに、図7(a)に示すようにケーシン
グ部材11の接合面113に2個の孔状の凹形状141
cを形成し、図7(b)に示すようにケーシング部材1
2の接合面123に2個の円柱状の凸形状151cを形
成することにより、接合面113,123における嵌合
構造を形成してもよい。この場合には、円柱状の凸形状
151c全体が孔状の凹形状141cによって固定され
ることになる。したがって、ケーシング部材11,12
の横方向におけるずれだけでなく、縦方向(図4中のZ
方向)に対するずれをも防止することができる。
【0034】一般に、ファンケーシング10は空気調和
機1に設置された際に、図3に示すようにファンケーシ
ング10の上端部と下端部とが送風部41の天板8と底
板9とに挟まれた状態にある場合には、各ケーシング部
材11,12の縦方向のずれは生じない。しかし、ファ
ンケーシング10の空気調和機1への設置状態におい
て、天板8と底板9とがファンケーシング10から離れ
た位置にある場合には、図7に示すような孔状の凹形状
141c及び円柱状の凸形状151cというような縦方
向に対してもずれを防止することのできる嵌合構造とす
ることが好ましい。
【0035】次に、接合面113,123における外周
壁部111,121の厚手方向についての形状について
説明する。図8は接合面113,123における外周壁
部111,121の厚手方向についての形状を示す図で
ある。ケーシング部材11とケーシング部材12との縦
方向についてのずれを防止するために、厚手方向の形状
を図8(a)〜(c)に示すような形状にすることも考
えられる。
【0036】図8(a)は外周壁部111における接合
面113は上方側で突出し、外周壁部121における接
合面123は下方側で突出した形状とされ、互いに接合
された状態で外周壁部111は下方向に、外周壁部12
1は上方向にずれないように掛止し合って構成される。
【0037】図8(b)は外周壁部111における接合
面113は厚手方向の中心が突出するように形成され、
外周壁部121における接合面123は厚手方向の中心
に凹部が形成されることにより、接合面113と接合面
123とが嵌合し、互いに接合された状態で分割面内で
回転軸が延びる方向に略垂直な方向にずれないように構
成される。
【0038】図8(c)は外周壁部111における接合
面113と、外周壁部121における接合面123と
が、互いに接合可能なように斜交いの接合面を形成する
ように構成される。この場合も、(a)と同様に、互い
に接合された状態で外周壁部111は上方向に、外周壁
部121は下方向にずれないように掛止し合うことにな
る。
【0039】このように外周壁部111,121の厚手
方向についての形状を互いに掛止又は嵌合するような形
状で構成することにより、ケーシング部材11とケーシ
ング部材12とが縦方向にずれることを防止することが
できる。
【0040】ただし、図8(a)及び(c)の場合に
は、上端部側の外周壁部111と下端部側の外周壁部1
11とで、上方側に形成する形状と下方側に形成する形
状とを反転させることが好ましい。例えば、外周壁部1
11の上端部側を図8(a)のように構成する場合は、
外周壁部111の下端部側における接合面113は下方
側で突出し、外周壁部121における接合面123は上
方側で突出した形状とされるようにする。そのような構
成することにより、各ケーシング部材11,12が縦方
向にずれることをより有効に防止することができる。
【0041】次に、ケーシング部材11と12との接合
面113,123は、上述したようにファンケーシング
10の分割面ともなる。この分割面の位置は、ファンケ
ーシング10が空気調和機1に設置された状態で言え
ば、図3に示すように、ファンケーシング10の上端部
と下端部とを含み、かつ、送風ファン23,27の回転
中心付近を含む面内に設定される。このように構成する
ことによって、内部側の送風ファン23,27のメンテ
ナンスが容易になる。
【0042】図9は送風ファン23,27のメンテナン
ス時におけるファンケーシング10の分割形態を示す図
である。
【0043】送風ファン23,27のメンテナンスの際
には、まずパネル部3におけるパネル33を取り除き、
その後、熱交換部42における仕切板45と熱交換エレ
メント44とを取り除く。なお、このとき熱交換部42
と送風部41とを仕切る仕切板も取り除く。
【0044】この結果、図9に示すように、パネル部3
の下方側から送風部41の内部側の作業を行うことが可
能となり、その状態で作業者はファンケーシング10の
ケーシング部材12を引き出すことにより、ケーシング
部材11とケーシング部材12とが分離される。
【0045】そして、上記のように分割面の位置を、フ
ァンケーシング10が空気調和機1に設置された状態
で、ファンケーシング10の上端部と下端部とを含み、
かつ、送風ファン23,27の回転中心付近を含む面内
に設定しておくことにより、ケーシング部材12の分離
作業を容易に行うことができるとともに、ケーシング部
材12を取り除けば、送風ファン23,27のほぼ半分
が作業者側から視認することができるようになるので、
送風ファン23,27のメンテナンスを容易に行うこと
ができるのである。
【0046】以上説明したように、本実施形態における
空気調和機用ファンケーシング10は、安価な発泡スチ
ロール等の発泡樹脂で形成されるため、製品コストの上
昇を抑えることができ、空気調和機1を比較的安価に製
造することができる。
【0047】また、発泡樹脂を使用する場合には、強度
等の問題からケーシング部材11,12の接合面11
3,123に鉤状部(フック形状)を設けることは困難
であるが、一方のケーシング部材12における他方のケ
ーシング部材11との接合面123の少なくとも一部に
凸形状151を形成するとともに、他方のケーシング部
材11における凸形状151と接合する部位に凸形状1
51と嵌合する凹形状141を形成することにより、フ
ァンケーシング10における各ケーシング部材11,1
2のずれを防止することができ、送風ファン23,27
による風路の気密性を向上させている。
【0048】さらに、ケーシング部材11と12とが、
空気調和機1への設置状態での上端部と下端部とを含
み、かつ、送風ファン23,27の中心付近を含む面内
で分割されるように構成されるため、送風ファン23,
27のメンテナンスを行い易くなる。
【0049】また、凸形状151及び凹形状141は、
ケーシング部材11とケーシング部材12とが送風ファ
ンの回転軸が延びる方向(すなわち、横方向)にずれる
ことを防止することのできるように接合面113,12
3のうちの外周壁部111,121の接合面113,1
23に形成されるため、ファンケーシング10が空気調
和機1に設置された状態で各ケーシング部材11,12
が横方向にずれることによる空気漏れを防止することが
でき、送風ファン23,27の送風能力低下を防ぐこと
ができる。
【0050】一方、上記説明においては、外周壁部11
1に凹凸形状を形成していたが、側壁部112,122
に凹凸形状を形成することもでき、その場合には、ケー
シング部材11とケーシング部材12とが上端部と下端
部とを含む分割面内で回転軸が延びる方向に略垂直な方
向(縦方向)にずれることによる空気漏れを防止するこ
とができ、それによっても送風ファン23,27の送風
能力低下を防ぐことができる。
【0051】以上、本発明に関する実施の形態について
説明したが、本発明は上記説明の内容に限定されるもの
ではない。
【0052】例えば、ファンケーシング10の接合面1
13,123における外周壁部111,121に凹凸形
状を設けるとともに、側壁部112,122にも凹凸形
状を設けるように構成してもよい。
【0053】また、側壁部112,122の厚手方向の
形状を図8(a)〜(c)に示したような掛止又は嵌合
構造を有するようにしてもよい。そのようにすれば、比
較的安価な発泡樹脂を用いてファンケーシング10を構
成した場合に懸念される空気漏れを解消することができ
る。
【0054】さらに、上記説明においては、ケーシング
部材12に凸形状151を設け、ケーシング部材11に
凹形状141を設ける例について示したが、これとは逆
にケーシング部材11に凸形状を設け、ケーシング部材
12に凹形状を設けてもよいことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、内部に収容される送風ファンのメンテナ
ンスも容易性を維持しつつも、安価に、かつ空気漏れの
ない空気調和機用ファンケーシングを実現することがで
きる。
【0056】請求項2に記載の発明によれば、空気調和
機に設置された状態においても内部に収容される送風フ
ァンのメンテナンスが容易である。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、空気調和
機に設置された状態で、第1のケーシング部材と第2の
ケーシング部材とが送風ファンの回転軸が延びる方向
(横方向)にずれることを防止することができ、空気漏
れを防止することができる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、空気調和
機に設置された状態で、第1のケーシング部材と第2の
ケーシング部材とが分割面内で回転軸が延びる方向に略
垂直な方向にずれることを防止することができ、空気漏
れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和機を斜め下側からみた外観図である。
【図2】空気調和機を上方側からみた内部構造を示す概
念図である。
【図3】空気調和機を側方側からみた内部構造を示す概
念図である。
【図4】ファンケーシングを示す図である。
【図5】ファンケーシングの接合面における嵌合構造の
例を示す図である。
【図6】ファンケーシングの接合面における嵌合構造の
例を示す図である。
【図7】ファンケーシングの接合面における嵌合構造の
例を示す図である。
【図8】接合面における外周壁部の厚手方向についての
形状を示す図である。
【図9】送風ファンのメンテナンス時におけるファンケ
ーシングの分割形態を示す図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 4 本体部 10 空気調和機用ファンケーシング 11 ケーシング部材(第2のケーシング部材) 12 ケーシング部材(第1のケーシング部材) 23,27 送風ファン 41 送風部 42 熱交換部 111,121 外周壁部 112,122 側壁部 113,123 接合面 125 吹き出し口 141(141a〜141c) 凹形状 151(151a〜151c) 凸形状 X 横方向 Z 縦方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心ファンを収納するとともに、吹き出
    し口(125)及び吸い込み口を有するファンケーシン
    グ(10)であって、 発泡樹脂によって形成され、第1のケーシング部材(1
    2)と第2のケーシング部材(11)とに分割可能であ
    り、前記第1のケーシング部材における前記第2のケー
    シング部材との接合面(123)の少なくとも一部に凸
    形状(151)が形成されるとともに、前記第2のケー
    シング部材における前記凸形状と接合する部位に前記凸
    形状と嵌合する凹形状(141)が形成されることを特
    徴とする空気調和機用ファンケーシング。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機用ファンケ
    ーシング(10)において、 前記第1のケーシング部材(12)と前記第2のケーシ
    ング部材(11)とは、前記遠心ファンの中心付近を含
    み、前記吹き出し口(125)の形成された吹き出し面
    と略平行な面で、分割可能であることを特徴とする空気
    調和機用ファンケーシング。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の空気調和機用フ
    ァンケーシング(10)において、 前記凸形状(151)及び前記凹形状(141)は、前
    記第1のケーシング部材(12)と前記第2のケーシン
    グ部材(11)とが前記送風ファン(23,27)の回
    転軸が延びる方向にずれることを防止することのできる
    接合面(123,113)に形成されることを特徴とす
    る空気調和機用ファンケーシング。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の空気
    調和機用ファンケーシング(10)において、 前記凸形状(151)及び前記凹形状(141)は、前
    記第1のケーシング部材(12)と前記第2のケーシン
    グ部材(11)とが分割面内で回転軸が延びる方向に略
    垂直な方向にずれることを防止することのできる接合面
    に形成されることを特徴とする空気調和機用ファンケー
    シング。
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JP2005077072A (ja) * 2003-09-03 2005-03-24 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室内機
JP7479453B2 (ja) 2020-04-24 2024-05-08 三菱電機株式会社 空気調和装置

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