JP2008057840A - 空気調和機 - Google Patents

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【課題】 天井埋込型空気調和機に備えたドレンパンの吹出通風口の露付を防止するとともに、通風抵抗を低減して吹出通路における送風効率を向上できるようにすること。
【解決手段】 天井埋込型空気調和機は、下面を開口する筐体1と、筐体1の内部に設ける熱交換器6、送風機5及びドレンパン7と、ドレンパン7に対向して中央に吸込口10aを有し、吸込口10aの周囲に吹出口10bを備え、筐体1の開口を閉塞する化粧パネル10とを備えてなり、このドレンパン7は吹出口10bに連通する吹出通風口7aを備え、吹出通風口7aの外側の辺を内側の辺より長く形成することにより、吹出通風口7aの露付を防止するようにした。また、ドレンパン7の吹出通風口7aの中央部に補強用の支柱部7cを備え、支柱部7cを吹出空気が流れる方向に翼の形状とすることにより、通風抵抗を低減して吹出通路における送風効率を向上できるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は空気調和機に係り、詳細には、天井埋込型空気調和機の吹出通路の一部を構成しているドレンパンの吹出通風口の露付を防止するとともに、通風抵抗を低減して吹出通路における送風効率を向上できるようにしたものに関する。
従来から、室内の天井に埋め込まれるケーシングの化粧パネルの中央に吸込口を備え、この吸込口を取囲むように4つの吹出口を備えた4方吹出タイプの天井埋込型空気調和機が知られている。
このタイプの天井埋込型空気調和機は、本体ケーシングの下方側に、室内の天井面に取付ける化粧パネルを取付けてケーシングを形成している。ケーシングの化粧パネルの中央に吸込口を設け、この吸込口を取囲む4方に4つの吹出口を設けている。
本体ケーシングの内部に、吸込口と対向するようにベルマウスをもった1つのファン及びファンモータを内装している。そして、ファンの周囲に熱交換器と、この熱交換器で熱交換する空気の結露水を受け止めるドレンパンを周設している。また、化粧パネルの吸込口には吸込グリルを設けると共に、この吸込グリルの内側にはフィルタを取付けている。
ドレンパンには、中央に吸込通路が設けられ、化粧パネルの吸込口からの吸込み空気を取り入れる通路となっている。また、この吸込通路を取囲むように、化粧パネルの4つの吹出口にそれぞれ連通する吹出通風口が設けられ、この吹出通風口から室内に向けて熱交換された空気を送風できるようになっている。
以上説明してきた天井埋込型空気調和機は、住宅事情を背景に室内空間が大きくなってきており、このため、吹出し風量をより多く確保し、熱交換器の容量を増加させるように要求されている。しかしながら、例えば、熱交換器の容量を増加させるには、本体ケーシングやドレンパンを大きくすることで可能であるが、天井埋込型空気調和機の大型化につながってしまう。
一方、本体ケーシングやドレンパンを大きくすることなく、熱交換器の容量を増加させるには、ドレンパンの吹出通風口の開口面積を小さくすることで可能であるが、吹出し風量の減少化につながってしまう。そこで、ドレンパンの吹出通風口を長手方向に大きくして開口面積を拡大することが要求されている。このような中で、ドレンパンの吹出通風口の構造に関して次のような技術が知られている。
この天井埋込型空気調和機のドレンパンに設けられた吹出通風口の構造を改良したものとして、吹出通風口近辺の露付を防止したものがある(例えば、特許文献1参照。)。図6に示すように、ドレンパン950は、熱交換器910と化粧パネル920との間を閉鎖すると共に、吹出口930に連なる吹出通路の一部となる吹出通風口960を設けている。ドレンパン950は、上流端から吹出口930に向かって徐々に吹出通風口960の断面積を縮小するように、ドレンパン950の吹出通風口960の熱交換器910側の上端から化粧パネル920の吹出口930に至る土手部950aに湾曲面970が形成されている。
これにより、熱交換器910で熱交換された空気が吹出通風口960及び吹出口930を通って室内に吹出されるとき、熱交換された空気は、湾曲面970に沿ってスムーズに流れ、吹出通風口960の壁面からの風の剥離を防ぐことができ、吹出口930側の結露を防止できるようになっている。
その他に、この天井埋込型空気調和機のドレンパンに設けられた吹出通風口の構造を改良したものとして、吹出通風口の吹出し面積を長手方向に大きくしたものがある(例えば、特許文献2参照。)。図7に示すように、筺体20は4つの隅部(短辺)60と4つの側部(長辺)70から成る8角柱形状になっており、その下部には開口80が形成されている。筐体20の内部や隅部60には、送風機90、熱交換器100、熱交換器100につながれた冷媒管110、ドレンポンプ120、ドレンポンプ120につながれたドレンホース130、隅部60に取付れれた取付具140及び筐体20内に貼付けられた断熱材500が備わっている。
筐体20の開口80には、発砲スチロール製の断熱部材としても作用するドレンパン180が配置される。ドレンパン180には、ドレンパン180の中心に設けた吸込口190、吸込口190の周囲に設けた4つの吐出用の開口200(吹出通風口)を設けている。それぞれの開口200には仕切部700が設けられ、開口200を中央で仕切り、第1開口200aと第2開口200bに仕切っている。
また、ドレンパン180には、ドレン受部210と、ドレンパン180のとなり合う短辺同士をつなぐ2つの溝220を形成している。ドレンパン180を筐体200に固定する固定具240、250には、鉄製の仮止具300が装着される。
開口200を仕切っている仕切部700は、図8に示すように、開口200内を延び、この開口200の外に一部700aが突出し、この一部突出する部分700aに突張り部材800が一体形成されている。これにより、開口200の周囲部分の強度を維持することができるようになっている。
特開平10−253089号公報(第2頁〜第3頁、第1図) 特許平9−229400号公報(第2頁〜第3頁、第2図、第8図及び第9図)
しかしながら、特許文献1の天井埋込型空気調和機はドレンパン950の吹出通風口960の土手部950aに湾曲面970を形成しているため、吹出口930側の結露を防止できるものであるが、吹出空気は吹出通風口の外側に集中して流れる傾向性をもっており、吹出通風口の内側において吹出空気が流れない空間ができ、十分な結露防止ができないという問題点があった。
また、特許文献2の天井埋込型空気調和機はドレンパン180の吐出用の開口200の中央に仕切部700を形成しているため、ドレンパン180の吐出用の開口200の周囲の強度を維持できるものであるが、仕切部700が通風抵抗となり、吹出通路における送風効率を低下させるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、天井埋込型空気調和機の吹出通路の一部を構成しているドレンパンの吹出通風口の露付を防止するとともに、通風抵抗を低減して吹出通路における送風効率を向上できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、下面を開口する筐体と、同筐体の内部に設ける熱交換器、送風機及びドレンパンと、同ドレンパンに対向して中央に吸込口を有し、同吸込口の周囲に吹出口を備え、前記筐体の開口を閉塞する化粧パネルとを備えた空気調和機において、前記ドレンパンは前記吹出口に連通する吹出通風口を備え、同吹出通風口の外側の辺を内側の辺より長く形成したことを特徴とする構成となっている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の本発明において、前記ドレンパンの角部に、冷媒配管やドレンポンプを配置する場合、前記吹出通風口の辺のうち、前記冷媒配管や前記ドレンポンプに対向する辺を、前記吹出口に向かって拡開することを特徴とする構成となっている。
請求項3記載の発明は、下面を開口する筐体と、同筐体の内部に設ける熱交換器、送風機及びドレンパンと、同ドレンパンに対向して中央に吸込口を有し、同吸込口の周囲に吹出口を備え、前記筐体の開口を閉塞する化粧パネルとを備えた空気調和機において、前記ドレンパンは前記吹出口に連通する吹出通風口の中央部に補強用の支柱部を備え、同支柱部を吹出空気が流れる方向に翼の形状としたことを特徴とする構成となっている。
請求項1記載の本発明によれば、ドレンパンの吹出通風口の外側の辺を内側の辺より長く形成した。このため、吹出通風口の内側において吹出空気が流れない空間を少なくすることができ、ドレンパンの吹出通風口の露付を防止することができる。
請求項2記載の本発明によれば、冷媒配管やドレンポンプに対向する吹出通風口の辺を、吹出口に向かって拡開するようにした。このため、冷媒配管やドレンポンプの配置による吹出通風口の開口面積の減少を抑え、吹出通風口から吹出口に向けて導入される風の流れをスムーズにすることができる。
請求項3記載の本発明によれば、吹出通風口の中央部に備えた補強用の支柱部を吹出空気が流れる方向に翼の形状とした。このため、吹出通風口に備えた支柱部による通風抵抗を低減して吹出通路における送風効率を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図1は本発明による天井埋込型空気調和機の構成を示す分解斜視図、図2は本発明による天井埋込型空気調和機の構成を示す断面図、図3は本発明によるドレンパンを示す正面図、図4は本発明によるドレンパンを示す裏面図、図5は図4のドレンパンの一部の断面を示す図で(A)はA−A’断面図、(B)はB−B’断面図である。
本発明による天井埋込型空気調和機は、図1及び図2に示すように、下面を開口する筐体1と、この筐体1の内部に設ける熱交換器6、送風機5及びドレンパン7と、このドレンパン7に対向して中央に吸込口10aを有し、吸込口10aの周囲に吹出口10bを備え、筐体1の開口を閉塞する化粧パネル10とを備えている。
本発明では、ドレンバン7は、吹出口10bに連通する吹出通風口7aを備えており、この吹出通風口7aの外側の辺を内側の辺より長く形成したところを特徴としている。また、本発明では、ドレンパン7は、吹出口10bに連通する吹出通風口7aの中央部に補強用の支柱部7cを備えており、この支柱部7cを吹出空気が流れる方向に翼の形状としたところを特徴としている。
以下、本発明の構成を図1及び図2を用いて具体的に説明する。筐体1は、平面視で正方形であったものの四隅を欠落して八角形となした上面壁1aと、この上面壁1aの各辺部に沿って一体に設けられる側壁1bとからなり、筐体1の下面は開口している。
また、筐体1は、図示を省略した吊下げ手段によって天井裏2に吊下げ固定されており、筐体1の下面の開口が天井板3に設けられる開口部3aと対向している。さらに筐体1には、その上面壁1aおよび側壁1bの一部のそれぞれ内面に断熱材4が密着して取付けられている。
筐体1の上面壁1aの中央部の内面に、送風機5を構成するファンモータ5mが取付けられている。このファンモータ5mの軸方向は垂直方向に向けられ、下方に突出する回転軸5aにファン5fが取付けられている。このファン5fは、ファンモータ5mにより回転駆動されると、この軸方向である下部側から空気を吸込んで、周方向へ吹出す送風作用をもっている。
さらに、送風機5を中心に、その周囲を囲むように熱交換器6が配置されている。この熱交換器6は、平面視で略正方形となっており、送風機5のファン5fから吹出される風を受ける位置に配置されている。なお、熱交換器6は、図示を省略した室外ユニットに配置される圧縮機や室外熱交換器などと冷凍サイクルを構成するよう冷媒配管6aを介して接続されている。
また、熱交換器6は筐体1の下端の開口に断熱材4を介して嵌め込まれるドレンパン7の受け部上に載置されて、このドレンパン7と筐体1の上面壁1aとの間に断熱材4を介して支持されている。すなわち、熱交換器6の上端面は筐体1の上面壁1aに断熱材4を介して密着し、熱交換器6の下端面はドレンパン7に密着している。
そして、ドレンパン7は、4つの辺部の内側に4つの吹出通風口7aが形成され、中心部にベルマウス9が取付けられる吸込開口部8が形成されている。また、吹出通風口7aの中央部に補強用の支柱部7cが形成されている。さらに、ドレンパン7は、平面視で正方形であったものの四隅を欠落して八角形となすように角部7bが形成され、筐体1の上面壁1aと側壁1bによる成形に対応するようになっている。このドレンパン7は筐体1の側壁1bに断熱材4を介して嵌め込まれており、ドレンパン7の吹出通風口7aには、送風機5のファン5fから吹出され、熱交換器6により熱交換された空気を導入するようになっている。
ベルマウス9は、上端に円形の吸込基部9aが形成され、下端にドレンバン7の吸込開口部8に対応する開口部9bが形成され、吸込基部9aから開口部9bまで徐々に拡大する傾斜面を有している。このベルマウス9の吸込基部9aは、送風機5のファン5fと近接した位置に対向して配置されている。
また、化粧パネル10は平面視で略正方形となっており、筐体1の下端の開口を閉塞するようになっている。この化粧パネル10は、天井板3から室内Rに露出する位置にあって、中央部に略正方形の吸込口10aが設けられ、この周辺部に4つの長方形の吹出口10bが開口している。さらに、化粧パネル10の吸込口10aは、ベルマウス9の開口部9bと対向して設けられ、この吸込口10aにはベルマウス9と近接して、フィルタ12、吸込グリル11の順に取付けられている。
このように構成された天井埋込型空気調和機によれば、送風機5の作用によって化粧パネル10の吸込口10aから吸込まれた室内空気は、一次側空気としてベルマウス9の開口部9bに導入され、かつ、ベルマウス9の傾斜面から吸込基部9aに向かって案内され、送風機5のファン5fに導入されるようになっている。
一方、化粧パネル10の吹出口10bはドレンパン7の吹出通風口7aと対向して連通するように設けられ、熱交換器6により熱交換された空気は、二次側空気として吹出通風口7aを介して吹出口10bに導入され、吹出口10bから室内Rへ吹出されるようになっている。
次に、図3乃至図5を用いて、化粧パネル10に隣接するように配置されるドレンパン7について具体的に説明する。図3及び図4に示すように、ドレンパン7は主に、筐体1の側壁1bの内面に沿う平面視で略八角形の発砲スチロールなどの断熱部材からなるものである。ドレンパン7は吸込開口部8と、4つの吹出通風口7aと、結露水受け溝7iを有し、吸込開口部8は平面視で中央に形成された略正方形の開口からなっている。4つの吹出通風口7aはそれぞれ筐体1の側壁1bの内面に沿って形成された横長の四方形の開口からなっている。更に、吹出通風口7aの中央部には、吹出通風口7aの周囲を補強するための補強用の支柱部7cを一体成形している。
結露水受け溝7gは主に、吸込開口部8と4つの吹出通風口7aとの間に形成され、図5(A)に示すように、熱交換器6の下端が挿入可能な略U字形状で、かつ、平面視で略環状の溝となっている。結露水受け溝7gは平面視で熱交換器6の下端が挿入される吸込開口部8を囲むように形成された主溝部7gaと、角部7bにおいて主溝部7gaに連通されるように形成されたドレンポンプ配置溝7gbと、このドレンポンプ配置溝7gbから主溝部7gaを介して連通されるように形成されたコーナー溝7gcとから構成されている。ドレンポンプ配置溝7gbには、結露水受け溝7gに溜まった結露水を筐体1の外部に排水する図示を省略したドレンポンプが配置されている。コーナー溝7gcの上部空間には、熱交換器6の冷媒配管6aが配置されている。
なお、ドレンパン7は、金型内でスチロール樹脂を発泡させることによって成形するとき、角部7bに配置される天井吊下げ用の取付金具7d、吸込開口部8の周縁部に配置されるベルマウス9の取付金具7eおよびドレンポンプ配置溝7gbに形成されるドレン排水管7fが一体成形されたものとなっている。
次に、これまで説明してきた本発明の特徴であるドレンパン7の吹出通風口7aについて詳細に説明する。図3及び図4に示すように、ドレンポンプ配置溝7gbとコーナー溝7gcの間に形成される吹出通風口7a以外の3つの吹出通風口7aについては、化粧パネル10の吹出口10bへ連通され、外側の辺を内側の辺よりも長く形成している。これらの吹出通風口7aの外側の辺の長さは、吹出口10bの長手方向の長さに一致する長さとなっており、これよりも内側の辺の長さが短くなっている。
言い換えると、これらの吹出通風口7aの両側または片側の辺が、吹出通風口7aの内側の辺の端からドレンパン7の角部7bに向かって外側の辺の端まで延長するような台形に形成している。なお、吹出通風口7aの片側の辺のみになっているのは、ドレンポンプ配置溝7gbとコーナー溝7gcのそれぞれが形成されており、かつ、ドレンポンプと冷媒配管6aを配置する空間を必要とするためで、ドレンパン7の角部7bに向かって外側の辺の端まで延長できないからである。
このように、ドレンパン7に吹出口10bに連通する吹出通風口7aを備え、この吹出通風口7aの外側の辺を内側の辺より長く形成したことにより、吹出通風口7aの内側において吹出空気が流れない空間を少なくすることができ、ドレンパン7の吹出通風口7aの露付を防止することができる。
また、図3及び図5(B)に示すように、ドレンポンプ配置溝7gbとコーナー溝7gcの間に形成される吹出通風口7aと、この吹出通風口7aに隣接する2つの吹出通風口7aについては、吹出通風口7aの両側または片側の辺が化粧パネル10の吹出口10bに向かって拡開するようにテーパー状に形成されている。この吹出通風口7aの拡開する開口端面の長手方向の長さは、吹出口10bの長手方向の長さに対応するようになっている。なお、上述と同様に、これらの吹出通風口7aのみが吹出口10bに向かって拡開しているのは、ドレンポンプ配置溝7gbとコーナー溝7gcのそれぞれが形成されており、かつ、ドレンポンプと冷媒配管6aを配置する空間を必要とするためで、吹出口10bとは反対側のドレンパン7の内部の方向では、吹出通風口7aの開口面積を、吹出口10bの長手方向の長さに一致させて確保することができないからである。
このように、ドレンパン7の角部7bに、冷媒配管6aやドレンポンプを配置する場合、吹出通風口7aの辺のうち、冷媒配管6aやドレンポンプに対向する辺を、化粧パネル10の吹出口10bに向かって拡開することにより、冷媒配管6aやドレンポンプの配置による吹出通風口7aの開口面積の減少を抑え、吹出通風口7aから吹出口10bに向けて導入される吹出空気の流れをスムーズにすることができる。
更に、図5(B)に示すように、吹出通風口7aの中央部に一体成形された補強用の支柱部7cについては、この支柱部7cを、吹出口10bへ向けた吹出空気が流れる方向に翼の形状に成形されている。具体的に、この翼の形状は、支柱部7cの前縁部が円形状であり、途中から後縁部へ向かって徐々に細くなっていく形状となっている。これにより、ドレンパン7に吹出口10bに連通する吹出通風口7aの中央部に補強用の支柱部7cを備えた場合でも、この支柱部7cを翼の形状にしているので、吹出通風口7aに備えた支柱部7cによる通風抵抗を低減して吹出通風口7aから化粧パネル10の吹出口10bに至る吹出通路における送風効率を向上することができる。
本発明による天井埋込型空気調和機の構成を示す分解斜視図である。 本発明による天井埋込型空気調和機の構成を示す断面図である。 本発明によるドレンパンを示す正面図である。 本発明によるドレンパンを示す裏面図である。 図4のドレンパンの一部の断面を示す図で(A)はA−A’断面図、(B)はB−B’断面図である。 従来の天井埋込型空気調和機の構成を示す要部断面図である。 従来のその他の天井埋込型空気調和機の構成を示す分解斜視図である。 図7のドレンパンの開口に設けられた仕切部と突張り部材を示す図で(A)は断面図、(B)は斜視図である。
符号の説明
1 筐体
1a 上面壁
1b 側壁
2 天井裏
3 天井板
3a 開口部
4 断熱材
5 送風機
5a 回転軸
5f ファン
5m ファンモータ
6 熱交換器
6a 冷媒配管
7 ドレンパン
7a 吹出通風口
7b 角部
7c 支柱部
7d 取付金具
7e 取付金具
7f ドレン排水管
7g 結露水受け溝
7ga 主溝部
7gb ドレンポンプ配置溝
7gc コーナー溝
8 吸込開口部
9 ベルマウス
9a 吸込基部
9b 開口部
10 化粧パネル
10a 吸込口
10b 吹出口
11 吸込グリル
12 フィルタ
R 室内

Claims (3)

  1. 下面を開口する筐体と、同筐体の内部に設ける熱交換器、送風機及びドレンパンと、同ドレンパンに対向して中央に吸込口を有し、同吸込口の周囲に吹出口を備え、前記筐体の開口を閉塞する化粧パネルとを備えた空気調和機において、前記ドレンパンは前記吹出口に連通する吹出通風口を備え、同吹出通風口の外側の辺を内側の辺より長く形成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記ドレンパンの角部に、冷媒配管やドレンポンプを配置する場合、前記吹出通風口の辺のうち、前記冷媒配管や前記ドレンポンプに対向する辺を、前記吹出口に向かって拡開することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 下面を開口する筐体と、同筐体の内部に設ける熱交換器、送風機及びドレンパンと、同ドレンパンに対向して中央に吸込口を有し、同吸込口の周囲に吹出口を備え、前記筐体の開口を閉塞する化粧パネルとを備えた空気調和機において、前記ドレンパンは前記吹出口に連通する吹出通風口の中央部に補強用の支柱部を備え、同支柱部を吹出空気が流れる方向に翼の形状としたことを特徴とする空気調和機。
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