JP2013104592A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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克章 長橋
Taichi Hirano
太一 平野
Satoshi Nakayama
聡 中山
Ryoji Sato
良次 佐藤
Hiroki Ota
裕樹 太田
Tetsushi Kishitani
哲志 岸谷
Hideji Ohara
秀司 尾原
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Abstract

【課題】送風ファン台数の異なる多様な機種に対応でき、しかも低騒音化も図ることのできる空気調和機の室内機を得る。
【解決手段】
空気調和機の室内機は、筺体12と、前記筺体内の吸込側に設けられ送風ファン30を備える送風機室1と、前記筐体の吹出側に設けられ熱交換器33を備える熱交換器室60と、前記送風機室と前記熱交換器室を仕切る仕切板10とを備えている。また、前記仕切板10と前記送風ファン30との間に設けられると共に、前記筐体の側板8に両端部が固定されるフレーム50を備え、このフレームに、前記送風ファンと、この送風ファンを駆動するファンモータ34と、前記送風ファンのシャフト38を支持する軸受35を取り付けている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特にシロッコファンを用いている室内機に好適なものである。
近年、住宅・設備・店舗・オフィス等の遮音性・防音性の向上や、様々な機器の低騒音化により、室内居住空間の静寂性は高まっている。このため、空気調和機の室内機の低騒音化に対するニーズも益々高まってきている。これに伴い、これまで殆ど目立たなかった小さな異音までも相対的に聞こえやすくなり、今まで以上に異音などに対する注意が必要になってきている。
一方、ユーザーの室内機に対するニーズも多種多様化してきており、様々な居住空間や嗜好に合わせた製品形態や製品容量などについても幅広く対応できるよう、多種多様な室内機がラインナップされている。
現在、家庭用であれば貫流ファン、店舗・オフィス用であればターボファンを用いた室内機が主流であるが、とりわけシロッコファンを用いた室内機では、製品の形態やサイズ違い(製品容量の違い)が多い割には生産台数が比較的少なく、このような少量多品種の機種では、部品の標準化や室内機を作るための金型投資が難しいという問題がある。
このようなシロッコファンを用いた従来の空気調和機の室内機の代表的な例を図4に示す。図4に示したものは天井吊り型の室内機であって、筺体12は、上部に天板7、下部に底板9、側部に側板を備えて略直方体に構成され、前記筐体12は前記側板を介して天井26に吊られている。前記筺体12の後部(背面板15側)には送風機室1が設けられ、吸込グリル4及びエアフィルタ5を配置した筐体下面の吸込口13から室内空気が吸い込まれ、シロッコファン30で昇圧されてその前方の熱交換器室60に吹き出される。この吹き出された空気は熱交換器33で熱交換された後、吹出口14に配置された風向調整用のルーバー2によって所定の方向に吹き出される。
10は前記送風機室(吸込側)1と熱交換器室(吐出側)60とを仕切る仕切板で、この仕切板10は前記天板7や前記底板9などに取り付けられている。また、前記仕切板10には、前記シロッコファン30のファンケーシング41が取り付けられると共に、シロッコファン30を駆動するためのモータ34が防振ゴム39及びモータ支持板37を介して取り付けられている。
なお、31は筺体12の背面板15に設けられた電気品箱、32は前記熱交換器33の下方に設けられると共にドレン水を溜めるためのドレンパンである。
ファンモータ34の電磁振動やシロッコファン30の回転振れ回り振動が他の部品に伝播すると、振動放射音(いわゆる電磁音)が発生する。特に、仕切板10や天板7等、表面積が大きい部品は振動が大きくなり易く、音の発生源になり易い。図4に示す矢印98は、ファンモータ34やシロッコファン30からの振動が仕切板10や天板7等に伝達される経路を示している。
前記仕切板10や前記天板7などの板厚を大きくしてそれらの剛性を向上させれば、ある程度の振動低減は期待できるものの、前記仕切板10や天板7等は比較的大きな部品であるため、板厚大きくすると大幅なコストアップとなってしまう。また、プレス等によりリブやビード等を多数設けるようにしても剛性の向上は図れるものの、大掛かりな設備や金型投資が必要になり、少量多品種となる機種にとっては現実的には難しい。
このような少量多品種となる室内機に関するものとして、特開2011−94890号公報(特許文献1)に記載されたものも知られている。この特許文献1のものでは、仕切板はプレス板金からなる複数の仕切板ブロックで構成され、これらの間に、フランジ部を備えた送風ファンユニットが配置されるように構成されている。これにより、送風ファンの台数が異なる機種においては、前記フランジ部及び前記複数の仕切板ブロックの組み合わせを変えて対応でき、送風ファン台数の異なる多様な機種が展開されても、仕切板ブロックの組み合わせで対応することで、コスト低減を図れるようにしている。
特開2011−94890号公報
上記特許文献1のものでは、送風ファン台数の異なる多様な機種に対応できるように構成されており、標準化や部品の小型化による効果はある。また、ビード等により個々のブロック自体の剛性アップも期待できる。しかし、各仕切板ブロック間の接続部においては剛性が低下してしまうので、仕切板全体としての強度や振動に対しての配慮は十分でない。また、送風ファンユニットを取り付けている前記仕切板(仕切板ブロック)は、室内機を構成する箱体(筐体)の天板や底板に取り付けられており、送風ファンが発する振動(電磁振動)が、前記仕切板から箱体の天板や底板に伝播して、大きな騒音を発生することに対する考慮も為されていいない。
本発明の目的は、送風ファン台数の異なる多様な機種に対応でき、しかも低騒音化も図ることのできる空気調和機の室内機を得ることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、筺体と、前記筺体内の吸込側に設けられ送風ファンを備える送風機室と、前記筐体の吹出側に設けられ熱交換器を備える熱交換器室と、前記送風機室と前記熱交換器室を仕切る仕切板とを備える空気調和機の室内機において、前記仕切板と前記送風ファンとの間に設けられると共に、前記筐体の側板に両端部が固定されるフレームを備え、このフレームに、前記送風ファンと、この送風ファンを駆動するファンモータと、前記送風ファンのシャフトを支持する軸受を取り付けていることを特徴とする。
本発明によれば、送風ファン台数の異なる多様な機種に対応でき、しかも低騒音化も図ることのできる空気調和機の室内機を得ることができる。
本発明の実施例1を示す空気調和機の室内機の縦断面図。 本発明の実施例1を示す空気調和機の室内機の水平断面図。 図1に示す室内機の天井への取付構造を説明する斜視図。 従来の空気調和機の室内機の代表的な例を示す縦断面図。 図1に示す室内機における送風機部の構成を説明する斜視図。 本発明の実施例2における送風機部の構成を説明する斜視図。 本発明の実施例3における送風機部の正面図。 本発明の実施例4における送風機部の正面図。 本発明の実施例5を示す空気調和機の室内機の縦断面図。 図9の他の例を示す空気調和機の室内機の縦断面図。
以下、本発明の空気調和機の室内機の具体的実施例を図1〜図10を用いて説明する。これらの図において同一符号を付した部分は同一または相当する部分を示している。
図1〜図3及び図5を用いて、本発明の空気調和機の室内機の実施例1を説明する。
図1は室内機の縦断面図、図2は図1の室内機を下方から見た水平断面図である。また、図3は図1に示す室内機の天井への取付構造を説明する斜視図、図5は図1に示す室内機における送風機部の構成を説明する斜視図である。
本実施例の空気調和機の室内機は、送風ファンとしてシロッコファンを採用し、天井に吊り下げられて使用される天井吊り型の室内機に本発明を適用した場合の例である。
筺体12は、上部に天板7、下部に底板9、側部に側板8(図3参照)を備えて略直方体に構成され、前記筐体12は、図3に示すように、前記側板8に取り付けられた吊り金具22及び吊り棒21を介して天井(天井上部の建屋も含む)26に吊られている。6は前記筐体12の両側面を覆うように前記筐体12に取り付けられた側面化粧カバーである。また、前記筐体12の前方には吹出口14が設けられ、この吹出口14には風向調整用のルーバー2が設けられている。
図1及び図2に示すように、前記筺体12の後部(背面板15側)には送風機室1が設けられ、吸込グリル4及びエアフィルタ5を配置した筐体下面の吸込口13から室内の空気が吸い込まれ、シロッコファン30で昇圧されてその前方の熱交換器室60に吹き出される。この吹き出された空気は熱交換器33で熱交換された後、前記吹出口14から略水平方向に吹き出されると共に、前記風向調整用のルーバー2によってその吹き出し方向が適宜調整される。図1に示す矢印99は空気の流れを示している。
前記送風機室(吸込側)1と熱交換器室(吐出側)60とは仕切板10で仕切られている。電気品箱31は筺体12の背面板15に設置されているが、この電気品箱31の設置位置は筐体12内の他の場所でも良い。32は前記熱交換器33の下方に設けられたドレンパンである。
図1、図2に示す50は、前記仕切板10よりも前記送風機室1側、即ち前記仕切板10と前記シロッコファン(送風ファン)30との間に設けられた略L字断面(アングル形状)のフレームで、このフレーム50の両端部は前記筐体12を構成する前記側板8にねじやボルトで取り付けられている。前記フレーム50は上下に間隔を設けて2本設置されており、これら2本のフレーム50に跨るように前記シロッコファン30のファンケーシング41が取り付けられ、またファンモータ34が防振ゴム39及びモータ支持板37を介して前記2本のフレーム50に跨るように取り付けられている。
前記仕切板10には通風口10aが形成されており、この通風口10aの位置と、前記ファンケーシング41の吐出口位置が一致して対向するように構成されている。また、前記通風口10aの周りには、シロッコファン30から吐出された空気が送風機室1側に漏れないように、シールパッキン51が設けられている。
図1、図2に示すシロッコファン30、ファンケーシング41、ファンモータ34及びフレーム50の部分を、送風機部70と呼ぶことにする。この送風機部70の構成を、図5により詳細に説明する。
図5に示すように、2本の略L字断面の前記フレーム50には、前記モータ支持板37、軸受支持板36及び各シロッコファン30のファンケーシング41が取付けられている。前記モータ支持板37には前記防振ゴム39を介して前記ファンモータ34が取付けられ、このファンモータ34のシャフトには、カップリング40を介してシロッコファン30のシャフト38が連結されている。本実施例では、1本の前記シャフト38に3台のシロッコファン30が取り付けられている。また、前記シャフト38は前記軸受支持板36に取り付けられた軸受35に支持されている。
本実施例では3台のシロッコファン30が前記フレーム50に取り付けられているので、前記仕切板10には前記通風口10aも各シロッコファン30の吐出口(ファンケーシング41の吐出口)位置に一致するように形成されており、前記シロッコファン30から吐出された空気が前記通風口10aを通って前記熱交換器室60に吹き出されるように構成されている。また、前記各通風口10aの周りには図5に示すように、前記シールパッキン51が設けられている。従って、この送風機部70と仕切板10が前記筐体12に取り付けられた状態では上記図1、図2に示すような状態となる。
なお、上記送風機部70に対し、前記仕切板10は分離された構成となっており、仕切板10は前記筐体12を構成する天板7、側板8及び底板9などに取り付けられている。また、前記2本のフレーム50は、それらの両端部に設けたフレーム固定部53で前記筐体12の側板8にねじやボルトで取り付けられている。即ち、本実施例においては、シロッコファン(送風機)30やファンモータ34を搭載する前記フレーム50は、前記仕切板10や前記天板7などに直接接続されないように構成している。
前記シロッコファン30やファンモータ34の振動は、前記シャフト38、前記モータ支持板37及び前記軸受支持板36から、前記フレーム50へと伝播し、このフレーム50から前記フレーム固定部53を介して筐体12を構成している前記側板8へと伝播していく。また、この側板8に伝播した振動は、図3に示した前記吊り金具22や吊り棒21を介して、最終的には天井26の基礎部へと伝わっていく。
前記側板8は、天板7等に比べてその表面積はかなり小さい上に、図3に示したように、室内機全体の重量(一般的には数十kg)を支えるための吊り金具22を取り付けている部材である。このため、前記側板8は、他の部材(天板7、底板9、背面板15)よりもその板厚を大きくするなどしてその剛性が高くなるように元々設計されている。
また、前記フレーム50も、シロッコファン30などの重量を支える必要があり、更に運転時や室内機輸送時の強度確保、振動抑制などの観点から、ある程度の剛性が要求される。しかし、フレーム50の強度を上げるためその板厚を大きくしても、フレーム50は板金などで製作された単純な構造のステーで良いため、それほどコストアップにはならない。しかも、本実施例では、前記フレーム50は前記仕切板10とは分離された構造となっているため、表面積の大きな天板7や仕切板10へはフレーム50からの振動が伝播し難く、また前記フレーム50からの荷重も前記天板7や仕切板10へ伝わらない構成となっている。このため、表面積の大きな天板7や仕切板10の板厚を薄くすることができるから、全体としては大幅なコストダウンが可能になる。
即ち、従来のものでは、仕切板10に送風機(シロッコファンなど)を取付けていたため、面積の大きな仕切板10全体の板厚を上げてその剛性を大きくする必要があった。また、その仕切板10を天板7に直接固定していたため、天板7の板厚も大きくしてその剛性を上げる必要があった。これに対し、本実施例では、フレーム50のみの板厚を大きくすれば、他の部材(仕切板10や天板7など)は薄肉化することができるから、大幅なコストダウンが可能となる。
また、前記フレーム50は、前述したように単純な板金ステーで良いため、大掛かりな設備や金型投資が不要となる。この結果、天井吊り型、天井埋込型(1方向吹出しタイプや2方向吹出タイプがある)、天井埋込型ダクトタイプなどの異なる多様な機種(製品形態)や、容量の違い毎に、シロッコファン30の設置個数が異なってくる場合に対しても柔軟に対応でき、それぞれに対応した前記フレーム50の製作も、ほとんどコストアップすることなく容易に可能となる。
このように、本実施例によれば、ほとんどコストアップさせずに、シロッコファン30の設置個数(送風ファン台数)の異なる多様な機種に対応できるだけでなく、シロッコファンやファンモータからの振動が、表面積の大きな天板7や仕切板10へ伝播し難い構成となっているから、これら表面積の大きな部材が騒音の発生源となるのも防止でき、この結果低騒音化も図ることのできる空気調和機の室内機を得ることができる。
図6は本発明の空気調和機の室内機の実施例2における送風機部の構成を説明する斜視図である。図1〜図3及び図5に示した実施例1と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、図5などに示した実施例1と異なる部分のみ説明する。
前記実施例1においては、前記フレーム50を略L字断面としたが、この実施例2では、フレーム50を略コの字断面の形状に構成したものである。このようにフレーム50を略コの字断面形状とすることにより、その断面二次モーメントを大きくできるから、板厚を大きくすることなく、実施例1で示したフレームよりも効率よく剛性を向上させることができ、よりコストダウンを図ることが可能になる。
なお、本実施例においては、フレーム50を略コの字断面の形状としているため、ファンケーシング41、モータ支持板37及び軸受支持板36などは、図6に示すように、フレーム50の一端側(図6の状態では上端側)を覆うように、2本のフレームに跨ってねじ42などにより取り付けられている。このため、前記ファンケーシング41の吐出側端面と前記仕切板10との間には、前記フレーム50の厚さ分だけ隙間が形成されてしまう。
この隙間を埋めるために、本実施例では、前記ファンケーシング41の一部を前記フレーム50の前記仕切板10側の端面(図6では下端面)まで延長して塞ぎ部54とし、この塞ぎ部54により前記隙間を塞ぐようにしている。
なお、ファンケーシング41の一部を延長して前記塞ぎ部54とする代わりに、仕切板10の前記通風口10aの周りに設けられている前記シールパッキン51を、その長手方向のパッキン部51aよりもその短手方向のパッキン部51bの方が厚くなるようにして前記隙間を塞ぐように構成しても良い。
本実施例によれば、前記実施例1と同様の効果が得られる上に、フレーム50の剛性を向上させることができるから、その板厚を更に薄くすることが可能となる。従って、更にコストダウンが可能になる空気調和機の室内機を得ることができる。
図7は本発明の実施例3における送風機部の正面図で、この送風機部70以外の構成については上記実施例1や実施例2と同一である。また、この図7において、上記実施例1や実施例2と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、実施例1や実施例2と異なる部分のみ以下説明する。
本実施例では、上記実施例1や実施例2における2本のフレーム50、軸受支持板36及びモータ支持板37を一体に成形して構成したものである。即ち、1つの板材をプレス加工などにより、図7に示すように、凹形状の一つのフレーム50に成形し、この凹形状のフレーム50には、上下にフレーム部50a,50bが形成され、更に前記上下のフレーム部50a,50bの間には、ファンモータ34を取り付けるためのモータ支持部50cと、軸受35を取り付けるための軸受支持部50dが、前記上下のフレーム部50a,50bと一体に形成されている。前記フレーム部50a,50bの両端部にはそれぞれフレーム固定部53が一体に形成されており、このフレーム固定部53は、前記筐体12(図3参照)を構成している側板8にねじ(或いはボルト)57で取り付けられている。
前記フレーム50の送風機室1側(図1参照)の端面には、シロッコファン30のファンケーシング41が、この例でも3台取り付けられており、各ファンケーシング41内にはシロッコファン30がそれぞれ設けられている。また、前記シロッコファン30はそのシャフト38を介して前記軸受35に回転支持され、更に前記シャフト38は前記ファンモータ34のシャフトにカップリング40を介して連結されて駆動される。前記ファンケーシング41の吐出口と点線で示す仕切板10の通風口も、上記実施例1や実施例2と同様に、それらの位置が一致するように構成されている。
本実施例においても上記実施例と同様の効果が得られる上に、本実施例3のようにフレーム50を構成することにより、前記実施例1、2に示す2本のフレーム50、軸受支持板36及びモータ支持板37を一体に成形できるから、部品点数及び組立工数を低減でき、更にコストダウンを図ることができる。
図8は本発明の実施例4における送風機部の正面図で、この送風機部以外の構成については上記実施例1、2と同一である。また、図8において、図7と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、図7に示した実施例3と異なる部分についてのみ説明する。
本実施例は、前記実施例1〜3に対し、更に防振効果を向上させた例である。即ち、本実施例においては、フレーム50のフレーム固定部53を、防振ゴムなどの防振部材52を介して、筐体12(図3参照)を構成している側板8にねじ(或いはボルト)57で取り付けるようにしたものである。このように構成することにより、側板8への振動伝播を更に抑制することができる。なお、前記防振部材52としては、防振ゴムの他に、金属製のバネ等を用いても良い。
本実施例においても上記実施例と同様の効果が得られる上に、本実施例4のように、前記フレーム50を、防振部材52を介して側板8に取り付けるようにすることにより、更に防振効果を高め、低騒音化を図ることができる。
図9及び図10はそれぞれ本発明の実施例5を示す空気調和機の室内機の縦断面図である。上述した実施例1〜4では、本発明を天井吊り型の室内機に適用した場合について説明したが、この実施例5では、本発明を他の形態の空気調和機の室内機に適用した場合の例について説明する。なお、上述した実施例1〜4と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示しており、上述した実施例と異なる部分のみ説明し、同様の部分についてはその説明を省略する。
図9は本発明を天井埋込型の1方向吹出タイプの室内機に適用した例である。このタイプの室内機は、室内機を構成する筐体12が天井26の内部に埋め込まれており、前記筐体12の下面側のみが化粧パネル6aを介して天井面に開口しているものである。筐体12の下面に設けられた前記化粧パネル6aの吸込口13から、室内の空気は矢印99で示すように送風機室1に吸い込まれ、シロッコファン30により熱交換器室60に吹き出され、熱交換器33で熱交換された後、下向きに90°曲げられて、前記化粧パネル6aに設けられている吹出口14から、前記室内に概ね下向きに吹き出される。
本実施例における天井埋込型の1方向吹出タイプの室内機は、熱交換機33を通過するまでの構造は、上記実施例1〜4で説明した天井吊り型の室内機と構造が殆ど同じであるため、送風機部70の構成は上記実施例1〜4で説明した何れかの送風機部70と同様の構成が採用されており、その説明については省略する。
図10は図9の他の例を示す空気調和機の室内機で、この図10の例は本発明を天井埋込型のダクトタイプの室内機に適用した例である。このタイプの室内機は、空気調和機の室内機全体が天井26の内部(天井裏)に設置されているものである。このタイプの室内機では、その筐体12の背面板15に形成された吸込口13にダクト55が接続され、また前記筐体12の前面板16に形成された吹出口14にもダクト56が接続されている。
室内の空気は、前記ダクト55を介して矢印99で示すように室内機の送風機室1に吸い込まれ、シロッコファン30により熱交換器室60に吹き出されて熱交換器33で熱交換された後、前記ダクト56を介して前記室内に吹き出されるように構成されている。
この例における天井埋込型ダクトタイプの室内機も、熱交換機33を通過するまでの構造は、上記実施例1〜4で説明した天井吊り型の室内機と構造が殆ど同じであるため、送風機部70の構成は上記実施例1〜4で説明した何れかの送風機部70と同様の構成が採用されており、その説明については省略する。
なお、上記図9及び図10に示すタイプの室内機の場合でも、前記フレーム50が固定されている前記筐体12の側板には、上記実施例1と同様に、室内機を吊り下げるための吊り金具22(図2、図3参照)が設置されている。また、前記吊り金具22を、前記背面板15や前記前面板16にも設置するようにしても良い。
このように、本発明は、天井吊り型の室内機に限らず、天井埋込型や天井埋込ダクトタイプなどにも同様に適用でき、前記実施例と同様に、送風ファン台数の異なる多様な機種に対応でき、しかも低騒音化も図ることのできる空気調和機の室内機を得ることができる。
1:送風機室(吸込側)、
2:ルーバー、
4:吸込グリル、5:エアフィルタ
6:側面化粧カバー、6a:化粧パネル、
7:天板、8:側板、9:底板、
10:仕切板、
12:筺体
13:吸込口、14:吹出口、
15:背面板、16:前面板、
21:吊り棒、22:吊り金具、
26:天井、
30:シロッコファン(送風ファン)、
31:電気品箱、32:ドレンパン、33:熱交換器、
34:ファンモータ、
35:軸受、36:軸受支持板、37:モータ支持板、
38:シャフト、
39:防振ゴム、
40:カップリング、
41:ファンケーシング、42:ねじ、
50:フレーム、
50a,50b:フレーム部、50c:モータ支持部、50d:軸受支持部、
51:シールパッキン、
51a:長手方向のシールパッキン、51b:短手方向のシールパッキン
52:防振部材、
53:フレーム固定部、
54:塞ぎ部、
55,56:ダクト、
57:ねじ(或いはボルト)、
60:熱交換器室(吐出側)、
70:送風機部。

Claims (11)

  1. 筺体と、前記筺体内の吸込側に設けられ送風ファンを備える送風機室と、前記筐体の吹出側に設けられ熱交換器を備える熱交換器室と、前記送風機室と前記熱交換器室を仕切る仕切板とを備える空気調和機の室内機において、
    前記仕切板と前記送風ファンとの間に設けられると共に、前記筐体の側板に両端部が固定されるフレームを備え、
    このフレームに、前記送風ファンと、この送風ファンを駆動するファンモータと、前記送風ファンのシャフトを支持する軸受を取り付けている
    ことを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機の室内機において、前記仕切板には通風口が形成されており、前記フレームには前記送風ファンのファンケーシングが取り付けられていて、このファンケーシングの吐出口は前記仕切板の通風口位置に対向するように設けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項2に記載の空気調和機の室内機において、前記フレームと前記仕切板とは直接接続されずにそれらの間には隙間が形成されており、この隙間を塞ぐように前記仕切板の通風口の周りにはシールパッキンが設けられ、前記送風ファンから吐出された空気が前記送風機室側に漏れないように構成していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  4. 請求項3に記載の空気調和機の室内機において、前記フレームは上下に間隔を設けて2本設置されており、これら2本のフレームに跨るように前記送風ファンのファンケーシングが取り付けられ、更に前記ファンモータが防振ゴム及びモータ支持板を介して前記2本のフレームに跨るように取り付けられると共に、前記軸受が軸受支持板を介して前記2本のフレームに跨るように取り付けられていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  5. 請求項4に記載の空気調和機の室内機において、前記2本のフレームは、それぞれ略コの字断面の形状に構成され、この2本のフレームに跨って取り付けられている前記ファンケーシングの一部を前記フレームの前記仕切板側の端面まで延長することにより、前記仕切板との間の隙間を塞ぐ塞ぎ部としていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  6. 請求項4に記載の空気調和機の室内機において、前記2本のフレームは、それぞれ略コの字断面の形状に構成され、この2本のフレームに跨って取り付けられている前記ファンケーシングの吐出口と前記仕切板との間の隙間を塞ぐように、前記シールパッキンの長手方向のパッキン部よりもその短手方向のパッキン部の方が厚くなるように構成していることを特徴とする空気調和機の室内機。
  7. 請求項4に記載の空気調和機の室内機において、前記2本のフレームは、それぞれ略L字断面の形状に構成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  8. 請求項4に記載の空気調和機の室内機において、前記フレームは、1つの板材を凹形状に成形することにより、この凹形状のフレームの上下にそれぞれフレーム部が形成され、更に前記上下のフレーム部の間には、前記ファンモータを取り付けるためのモータ支持部と、前記軸受を取り付けるための軸受支持部が、前記上下のフレーム部と一体に形成されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の空気調和機の室内機において、前記フレームは、そのフレーム固定部を、防振部材を介して前記筐体の側板に取り付けていることを特徴とする空気調和機の室内機。
  10. 請求項1〜9の何れかに記載の空気調和機の室内機において、前記送風ファンはシロッコファンであることを特徴とする空気調和機の室内機。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の空気調和機の室内機において、前記室内機は、天井に吊り下げられて使用される天井吊り型、吸込口及び吹出口を備える化粧パネルを除いた大部分を天井内に埋め込んで使用される天井埋込型の1方向吹出タイプ、室内機の全体が天井裏に設置されダクトに接続されて使用される天井埋込型のダクトタイプの何れかであり、前記フレームが固定される前記側板には室内機を吊り下げるための吊り金具が設置されていることを特徴とする空気調和機の室内機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021038877A (ja) * 2019-09-02 2021-03-11 株式会社富士通ゼネラル 天吊型空気調和機

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