JP3060193B2 - 高弾性ゴムクローラの製造方法及び製造装置 - Google Patents

高弾性ゴムクローラの製造方法及び製造装置

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JP3060193B2 JP4262657A JP26265792A JP3060193B2 JP 3060193 B2 JP3060193 B2 JP 3060193B2 JP 4262657 A JP4262657 A JP 4262657A JP 26265792 A JP26265792 A JP 26265792A JP 3060193 B2 JP3060193 B2 JP 3060193B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、クローラ本体の内周層
を高剛性のウレタンゴムで形成し、外周層を天然ゴムな
どの加硫ゴム等の弾性体で形成した高弾性ゴムクローラ
の製造方法及び製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のゴムクローラは本体を天然ゴムを
主体とする加硫ゴムで構成し、図5A及び同Bに示す如
く金属性の芯金2’をゴムクローラ本体1’内の周方向
に一定間隔で埋設し、当該芯金2’の接地側に多数のス
チールコード3’を配列して埋設し、更にゴムクローラ
本体1’の接地面側には上記加硫ゴムよりなる接地ラグ
Pを突設してなる。なおスチールコード3’は駆動輪と
の係合孔Hの両側に振分け、且つ芯金2’の翼部2’b
の下部位置に全周に引き揃えて層状に、且つ両端末は所
定長さ重複させて埋設したエンドレス体としてある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ゴムクローラは鉄キャ
タピラと比べて数々の利点が認められており、特に接地
ラグがゴム質であるため舗装路面を損傷しない点で多用
されて来た。しかしながら、駆動スプロケットからの大
きな駆動力に耐えるべく、クローラ本体内に多数の芯金
やスチールコードなどを埋設してあり、従って重量が大
となるほか、芯金間に於いて転輪の落ち込みがあるため
騒音振動の問題もある。またクローラ本体に突発的な過
大張力が加わるとスチールコードの重複部分にせん断変
形による伸びや剥離が生じたりする問題もある。 【0004】一方、ゴムクローラ全体をウレタンゴムで
構成したものは高弾性、高剛性であるため、上記欠点を
解決するように思えるのであるが、(イ)クローラ全体
が高剛性となって全体長で曲がり難いものとなることか
ら駆動スプロケットとの巻き付きや噛み合いの点で問題
が生ずること、(ロ)ウレタンゴムは圧縮歪みに対して
は耐久性良好であるが、伸長に対しては耐久性に乏しい
のであり、繰り返し伸長を受ける部分に生じた亀裂やカ
ット傷が急速に成長して、クローラ本体内部の補強材を
露出、損傷させるものとなること、(ハ)ウレタンゴム
はコンクリート路面上に於ける対摩耗性に問題があるこ
と、(ニ)ウレタンゴムは高価であることなどの問題が
あり、このためクローラ本体の内周層を高剛性のウレタ
ンゴムで形成し、外周層をゴム弾性体で形成するするこ
とが考えられるのであり、本発明はこのような構成の高
弾性ゴムクローラの製造方法を提案するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、クローラ本体
の内周層を高剛性のウレタンゴムで形成し、外周層を天
然ゴムなどの加硫ゴム又はこれと同等の弾性体で形成し
た高弾性ゴムクローラの製造方法に関し、その特徴とす
るところは予めエンドレスに形成し、且つ非接地面側を
外周側とした上記外周層の非接地面の外周に、内部に上
記内周層を形成するためのキャビティを有する型枠を取
り付けて、該キャビティ内に液状ウレタンゴムを注入、
硬化させて該外周層の非接地面側に内周層を形成させ、
次に内外を反転させて内周層及び外周層をそれぞれ内周
側及び外周側として使用に供することにある。 【0006】上記製造装置としては、上記外周層の内部
にほぼ過不足なく嵌合する外周長を有する直立環状の内
枠板、該内枠板の外周面に取り付けた該外周層の巾方向
の上下両側より該外周層を支持、固定するためのパッキ
ン材、及び該外周層の非接地面の外周に取り付けると内
部に上記内周層を形成するためのキャビティを構成する
雌型からなるのであり、このさい該内枠板の外周面に外
周層を取り付けて、該外周層の非接地面の外周に補強コ
ードを周回させて巻き付け、次いで該外周層の上下両側
に該パッキン材を取り付けて固定した後、該雌型を取り
付けて内部に形成したキャビティに液状ウレタンゴムを
注入、硬化させることにより、内周層の内部に補強コー
ドを継ぎ目なく埋設させたものとすることができる。 【0007】 【作用】本発明によれば、ゴム弾性体により予めエンド
レスに形成し、且つ非接地面を外周側とした外周層の外
周にウレタンゴムによる内周層を形成させ、次いで内外
を反転させて内周層及び外周層をそれぞれ内周側及び外
周側として使用に供するのであり、このためクローラ装
置に装着して使用する際に内周層(ウレタンゴム)の全
体が常時圧縮状態となって伸長されることがないものと
なる。この他の作用は以下の実施例と共に説明する。 【0008】 【実施例】図1は本発明のゴムクローラを説明するもの
であって、A及びAはそれぞれ外周側(接地面側)
及び内周側の平面図、BはAのX−X線断面図、
Cは同じくX−X線断面図、D及びDはA
それぞれ側面図及び中心線断面図であり、各図において
Rはゴムクローラ本体、1は高剛性のウレタンゴムより
なる内周層、2は天然ゴムを主体とする加硫ゴムよりな
る外周層である。 【0009】図Aに於いて、1a,1a’は内周層に
突設した外れ防止突起であって、クローラ本体Rの中央
に一定間隔に設けた係合孔Hの左右に、千鳥状に位相を
ずらせて配設してあり、このため転輪軌道(突起1a,
1a’の頂面が転輪軌道となって中つば転輪Tの外輪T
が転動する)がクローラ周方向にほぼ連続するものと
なって、騒音振動防止となるのである。この場合外れ防
止突起の突設位置は、従来のゴムクローラでは該突起が
芯金と一体に設けてあるため芯金埋設位置に限定された
のに対し、本発明では該突起は内周層のウレタンゴムを
突出させたものであるため、内周層の何れの位置として
も良いのである。 【0010】同図に於いて、係合孔Hの前後は比較的厚
肉の係合部1b(駆動スプロケットの歯底と係合する)
とするのであって、係合部1bの左側に隣接して並立す
る突起1a,1a、及び右側に接する突起1a’とは、
厚肉部として一体的に形成してあるため、係合部1bの
左側の突起間隔Pは駆動スプロケットへの巻回部に於
いても曲がらないのであり、一方係合孔Hの左側の突起
間隔P及び右側の突起1a’の前後の突起間隔P
は、なるべく薄肉として曲がり易くしてあるのであ
り、又このためP>Pとして、Pをなるべく大き
くして巻回部で生じる歪みを分散させるようにしてあ
る。なお1cは薄肉部であって、係合孔Hの位置でクロ
ーラを曲がり易くし、且つウレタンゴムの使用量を減少
させるものである。 【0011】図Aに於いて、2aは外周層に突設した
接地ラグ、2bは左右の接地ラグ2a,2aをつなぐ中
央ラグであり、これらは係合孔Hの前後に位置してお
り、従って内周面側の係合部1bの裏側位置となる。 【0012】図B及びCに示すように、補強コード3
は、境界面Kに近接した内周層1の内部に於ける係合孔
Hの両側に振分状に、且つクローラ本体の周方向に引き
揃えて全周を包囲させて埋設するのであり、補強コード
3aは、係合部1bの内部で周方向に対して直角の方向
に引き揃えて埋設し、図に示す如く周方向の補強コード
3を包むようにするのであり、二重又は三重となるよう
にしても良い。なおfは、補強コード3aの下部の内周
層1(ウレタンゴム)を厚肉とするために設けた膨出部
であって、この膨出部fは中央ラグ2bと共に補強コー
ド3aの下部を補強して、接地面側の障害物などが当た
っても容易に損傷しないものとして、補強コード3aが
露出して損傷することを防止するためのものである。 【0013】図2A〜Dは係合部1bの内部に於ける補
強コード3aの埋設例についての試験結果を説明するも
のであって、A〜Cは試料S,S及びSに於ける
補強コード3aの埋設方法を示す断面図であって、試料
は補強コード3aが周方向の補強コード3の全巾の
上下を連続して包み込んで上部中央で両端を重ねるよう
にしたものであり、試料Sは補強コード3aを補強コ
ード3の上下二重に配設したものであり、試料Sでは
補強コード3aを補強コード3の間隙を上下にくぐらせ
るようにして一重に配設したものである。 【0014】同図Dは試験方法を説明するものであっ
て、図に示す係合部1b’,1b’をF,F’方向に引
っ張って破断強度を測定したのであり、この試験結果を
強度比率で示すと、Sが2.0、Sが1.9、S
が1.0であり、即ちS≧S>Sであるが、破断
箇所の状態を比較すると、試料Sでは主として係合部
1b’のつけ根kに於いて周方向補強コード3が切断し
ているのに対し、試料Sではつけ根k位置に於いて巾
方向の補強コード3aが引き抜かれているのであり、こ
れは試料Sでは、より強力な補強コードを使用すれば
破断強度を増大させることができることを示すものであ
り、従って試料Sの埋設方法がSよりも優れている
と判定されるのである。 【0015】補強コード3,3aは、炭素繊維、アラミ
ド繊維、ポリアリレート繊維などの高強度、且つ高弾性
率であって殆ど伸びない繊維が使用されるのであるが、
ナイロンヤポリエステル或はビニロンの如く、高強度で
はあるが弾性率がやや劣るものも使用されるのであり、
また周方向の補強コード3としてスチールコードを使用
することも差し支えない。 【0016】図3A及び同Bは、本発明のゴムクローラ
をアイドラーに巻き付けた状態を説明するものであり、
AはアイドラーYの厚さLを左右の突起1a,1
a’の間隔とほぼ同寸法としたものであって、該突起は
内周層(ウレタンゴム)で形成されているため鉄製のア
イドラーと当接させても差し支えないのであり、本例で
は突起1a,1a’とアイドラーYとの間に間隙がな
いため、クローラに大きな張力が加わった場合でもクロ
ーラ本体が巾方向内周側に反り曲がることがなく、後述
するような補強コードの切断が生じない。 【0017】同図BはアイドラーYの厚さLを突起
間隔よりも小さくしたものであって、クローラに大きな
張力が加えられたためにクローラ本体が反り曲がった状
態を示すものであり、この場合には左右の突起1a,1
a’がそれぞれアイドラーYの側面に当たるまで傾く
ためクローラ本体が巾方向内周側に反り曲がるのであ
り、この状態では周方向の補強コード3に於ける巾方向
中央に近いものに張力が集中するため、該補強コードは
中央から巾端へ向けて順次、且つ瞬間的に切断するので
ある。 【0018】このように大きな張力が加わった場合の対
策として、周方向の補強コード3の中央寄りの1本又は
数本を特に強度大のものとする、或は該中央寄りの箇所
には補強コードを二重に埋設しても良い。 【0019】以上のほか本実施例に於いては、(イ)係
合孔Hの4隅には比較的大きな曲率の角付けをしてこの
部分に歪みが集中して亀裂が発生することを防止するの
であり、(ロ)図1B及び同Cに示す如く、突起の内側
壁に傾斜面eを設けて内輪Tが突起1aに乗り上げた
場合でも、傾斜面eを滑り落ちて外れ防止とするのであ
り、また内輪Tにも角取りe’を施して更に外れ難い
ものとするのである。 【0020】本実施例の製造方法は、まず外周層2(加
硫ゴム)を従来のゴムクローラの製造方法と同様にして
エンドレスに形成し、次いで図4に示すように、外周層
2の非接地ラグ側に内周層(ウレタンゴム)を注入成型
することにより得られるのであり、同図に於いて、9は
縦枠9aを有する環状の固定盤、10a及び10bはそ
れぞれ内枠板及び外枠板、11a及び11bはいずれも
パッキンゴム、11cは内部に内周層を形成する空間を
有する雌型であり、これらは無端体を形成するために固
定盤9,9上に環状に組み立てられるのであり、vは液
状ウレタンゴムの注入口である。 【0021】以下同図によりウレタンゴムの注入成型工
程を詳しく説明すると、固定盤9,9の縦枠9a,9a
に沿わせて内枠板10a,10aを垂直に取り付ける。
次に内枠10aの下部より上方へ順に、パッキンゴム1
1a、外周層2(接地ラグを内周側とする)、パッキン
ゴム11bを取り付けて固定する。(このさい外周層2
の外周側表面には、予めプライマー及び接着剤処理を施
しておく) 【0022】外周層2の所定位置に補強コード3を巻き
付け、また図示しないが、補強コード3aを係合部とな
る位置に取り付けるのほか、外周層2の外周に雌型11
cを取付け、その外側に外枠板10bを取り付けて固定
する。 【0023】しかして、注入口vより雌型11c内に液
状ウレタンゴムを注入し、ウレタンゴムが硬化した後、
成型品ゴムクローラを取り出す。但し、取り出したゴム
クローラは内周層1及び外周層2がそれぞれ逆の側とな
っているので、内外を反転させて使用に供する。 【0024】上記製造工程に於いて、内周層1(ウレタ
ンゴム)を外周側として成型する理由は、ウレタンゴム
を外周側として成型した後、反転させて内周側とするこ
とにより、内周層の全周が常時僅かに圧縮された状態と
なり、これをクローラ装置に取り付けるとこの圧縮状態
は、駆動輪、誘導輪への巻回部では少し増加され、平坦
部では少し減少されるものとなるがなお僅かな圧縮状態
にあり、従って全体が常に圧縮状態にあつて伸長される
ことがないため耐久性が良好となる。これに対して当初
より内周層を内周側として注入成型したものは、巻回部
では少し圧縮されるものの、平坦部では伸長されるもの
となり、耐久性が著しく劣るものとなるのである。 【0025】また上記製造工程に於いては、エンドレス
体の外周層2(加硫ゴム)の非接地ラグ側に、連続した
補強コード3を巻き付けた後に液状ウレタンゴムの注型
により内周層1を形成させるのであり、このため従来の
ゴムクローラに於けるスチールコードの重複部分に生じ
る伸びや剥離等の欠点を生じないものとすることができ
る。 【0026】本発明に於いて外周層2は天然ゴムなどの
加硫ゴム又はこれと同等の弾性体で形成するのであり、
即ち天然ゴムや合成ゴムよりなる加硫ゴムの他に、熱可
塑性エラストマーなどで形成しても良い。 【0027】 【発明の効果】本発明は、内周層を高剛性のウレタンゴ
ムで形成し、且つ外周層を従来のゴムクローラと同じ加
硫ゴム等の弾性体で形成した高弾性ゴムクローラを、経
済的に量産できるものとした。 【0028】本発明によれば、ゴム弾性体により予めエ
ンドレスに形成し、且つ非接地面を外周側とした外周層
の非接地面の外周にウレタンゴムによる内周層を形成さ
せ、次いで内外を反転させて内周層及び外周層をそれぞ
れ内周側及び外周側としてクローラ装置に装着して使用
に供するのであり、このため内周層(ウレタンゴム)は
全体が常に圧縮状態となって伸長されることがないため
耐久性に優れたものとなる。 【0029】また、エンドレス体の外周層の非接地ラグ
側に連続した補強コードを巻き付けて内周層に埋設した
ものは、補強コードが内周層の全周に連続して継ぎ目な
く埋設されたものとなって、従来のゴムクローラに於け
るスチールコードの重複部分に生じる伸びや剥離がない
ため、クローラ外れや耐久性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のゴムクローラを説明するものであっ
て、A及びAはそれぞれ外周側(接地側)及び内周
側の平面図であり、BはAのX−X線断面図、C
は同X−X線断面図、D及びDはAのそれぞ
れ側面図及び中心線断面図である。 【図2】A〜Cは係合部内部に於ける補強コードの埋設
例について説明する断面図、Dはその試験方法を説明す
る平面図である。 【図3】A及びBは本発明のゴムクローラをアイドラー
に巻き付けた状態例の断面図である。 【図4】本発明のゴムクローラを製造する装置の断面図
である。 【図5】従来のゴムクローラを示すものでAは断面図、
Bは平面図である。 【符号の説明】 R ゴムクローラ本体 1 内周層 1a,1a’ 外れ防止突起 1b 係合部 2 外周層 2a 接地ラグ 2b 中央ラグ 3 補強コード 3a 補強コード 9a 縦枠 10a 内枠板 10b 外枠板 11c 雌型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−50880(JP,A) 特開 平6−48333(JP,A) 実開 平2−148894(JP,U) 実開 昭61−39679(JP,U) 実開 平2−135384(JP,U) 実開 平2−23288(JP,U) 実開 平3−109988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/253

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項I】 クローラ本体の内周層を高剛性のウレタ
    ンゴムで形成し、外周層を天然ゴムなどの加硫ゴム又は
    これと同等の弾性体で形成した高弾性ゴムクローラの製
    造方法であって、予めエンドレスに形成し、且つ非接地
    面側を外周側とした上記外周層の非接地面の外周に、内
    部に上記内周層を形成するためのキャビティを有する型
    枠を取り付けて、該キャビティ内に液状ウレタンゴムを
    注入、硬化させて該外周層の非接地面側に内周層を形成
    させ、次に内外を反転させて内周層及び外周層をそれぞ
    れ内周側及び外周側として使用に供することを特徴とす
    る高弾性ゴムクローラの製造方法。 【請求項2】 請求項1に於ける上記外周層の内部にほ
    ぼ過不足なく嵌合する外周長を有する直立環状の内枠
    板、該内枠板の外周面に取り付けた該外周層の巾方向の
    上下両側より該外周層を支持、固定するためのパッキン
    材、及び該外周層の非接地面の外周に取り付けると内部
    に上記内周層を形成するためのキャビティを構成する雌
    型からなることを特徴とする高弾性ゴムクローラの製造
    装置。 【請求項3】 請求項2に於ける上記内枠板の外周面に
    上記外周層を取り付けて、該外周層の非接地面の外周に
    補強コードを周回させて巻き付け、次いで該外周層の上
    下両側に上記パッキン材を取り付けて固定した後、上記
    雌型を取り付けて内部に形成したキャビティに液状ウレ
    タンゴムを注入、硬化させることを特徴とする、内周層
    の内部に補強コードを埋設させた高弾性ゴムクローラの
    製造方法。
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