JPH089208B2 - 高弾性ゴムクローラの製造装置及び製造方法 - Google Patents

高弾性ゴムクローラの製造装置及び製造方法

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JPH089208B2
JPH089208B2 JP11662792A JP11662792A JPH089208B2 JP H089208 B2 JPH089208 B2 JP H089208B2 JP 11662792 A JP11662792 A JP 11662792A JP 11662792 A JP11662792 A JP 11662792A JP H089208 B2 JPH089208 B2 JP H089208B2
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祐作 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内周層を高剛性のウレ
タンゴムで形成し、外周層を従来のゴムクローラに使用
されている天然ゴムを主体とする加硫ゴムと同等の弾性
体で形成した、高弾性ゴムクローラの製造装置及び製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のゴムクローラは本体を天然ゴムを
主体とする加硫ゴムで構成し、図7A及び同Bに示す如
く、ゴムクローラ本体11内に多数の金属性の芯金12
及びスチールコード13を埋設してある。なお図に於い
てHは駆動輪の爪と嵌合する係合孔、Pは接地ラ
グ、Tは芯金突起である。このさい芯金及びスチール
コードを埋設する理由は加硫ゴムで構成した本体に剛性
を付与するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴムクローラは鉄キャ
タピラ(登録商標)と比べて数々の利点が認められてお
り、特に接地ラグがゴム質であるため舗装路面を損傷し
ない点で多用されて来た。しかしながら比較的高価な芯
金やスチールコードを必要とするのであり、従って重量
が大となるほか、しかもなお芯金間(芯金非埋設域)に
於いては剛性不足のためクローラ外れが起こり易い等の
欠点を有するのである。
【0004】本発明者等が実開平3−109988号に
於いて提案した高弾性ゴムクローラは上記問題点を解決
せんとするものであり、図8はその1実施例を示す断面
図であって、内周面の突起Tを含む内周層14aを高
剛性のウレタンゴムで形成し、接地側のラグPを含む
外周層14bを天然ゴム等の加硫ゴムで形成した構成の
ものであり(Fは補強布)、このものは芯金やスチール
コードを埋設しなくてもクローラ本体14の全周に亙っ
て剛性の高いものとなり、従って重量小となるほかクロ
ーラ外れに優れたものとなり、一方接地ラグPは従来
通りのゴム質であることの長所を保持するものである。
【0005】但しウレタンゴムは圧縮歪みに対する耐久
性は良好であるが伸長に対しては耐久性に乏しいのであ
り、このため上記高弾性ゴムクローラが駆動輪及び遊動
輪間に捲回されて走行する際に、内周層に伸長力が加わ
らない構成とする必要がある(少し圧縮力が加わること
は差し支えない)のであり、このような構成の高弾性ゴ
ムクローラの製造方法は未だ確立されていないのであっ
て、本発明は量産規模に於ける具体的な製造装置及び製
造方法を開示するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いては高弾性
ゴムクローラの製造装置を、外周面を垂直とした環状の
内枠3a、内枠3aの上部に外嵌する構成とした環状の
上枠3b、上枠3bの下部に外嵌する構成とした環状の
下枠3c、及び内面を内周層の表面を形成する構成と
し、且つ内枠3aの外周に取り付けると内部に高弾性ゴ
ムクローラのキャビティを形成するように構成した外型
3fとにより構成するのである。
【0007】上記製造装置を使用する製造方法は、接地
面を内周側とした外周層1aを外周に取り付けた内枠3
aに、上枠3b、下枠3c及び外型3fを組み合わせて
取り付けて、外型3fと外周層1aとの間に形成される
空間に液状ウレタンゴムを注入、硬化させて、外周層1
aの外周面にウレタンゴムによる内周層1bを形成する
のである。
【0008】このさい外型3fの上部を分割して外上枠
3eとすることにより、液状ウレタンゴムの注入箇所が
広くなって作業が容易となると共に、注入した液状ウレ
タンゴム層の内部に巻き込まれた気泡を逃散させやすい
ものとなるのであり、またこのさい液状ウレタンゴムの
注入作業を装置全体を少し傾斜させ、且つ比較的低速度
で回転させながら行うことにより、外型3fの下向きの
内面等に気泡が滞留することを防止することができる。
【0009】また外周層1aの内周側より全周に亙っ
て、係合孔H及び凹溝Uに嵌合する構成としたピッチ固
定リング2を嵌め込むことにより、内枠3aに取り付け
た際の外周層1aに部分的な伸縮が生じないものとなつ
て、外周層1aのピッチ間隔が一定に保たれるものとな
るのである。本発明の作用は、以下の実施例の説明によ
り明らかとなる。
【0010】
【実施例】図1A〜Cは従来のゴムクローラの製造方法
と同様にしてエンドレスに成型した外周層の1例を示す
ものであり、Aは平面図(接地面側)、B及びCはそれ
ぞれAのX−X線及びY−Y線断面図であって、図に於
いて1aは天然ゴム等の加硫ゴムで構成した外周層、P
はラグ、R,R’及びRはバリ、Hは係合孔であり、
図に示すように本例では巾方向両端にバリR,R’及び
係合孔Hの非接地面側に少し突出するようにバリR
設けるのであって、これらは後述の製造工程においてそ
れぞれパッキンの作用をなすものである。なおSは非接
地面側の表面、Q,Q’は側面、Uは巾方向両側のラグ
P,P間を通って周方向に断続する凹溝であり、このさ
い外周層1aは非接地側の表面Sを外周側とするエンド
レス体としてあり、表面Sには予めバフ処理及び接着剤
処理等の表面処理を施してある。
【0011】図2A〜Dは本発明で使用するピッチ固定
リング2の実施例を示すものであり、Aは平面図(接地
面側)、BはAのX−X線断面図、Cは側面図、Dは斜
視図であり、2aは凸起(Lは凸起間隔)、2bは基部
であって、図に示すようにピツチ固定リング2は凸起2
aを外周側とするリング状に形成してあり、凸起2a及
び基部2bは上記外周層1aの係合孔H及び凹溝Uにそ
れぞれ内嵌する形状及び寸法としてあり、且つ凸起間隔
Lは外周層1aの内周側の係合孔H,H間隔と等しい寸
法としてあり、このためピッチ固定リング2は外周層1
aの内周側より全周に亙って、凹溝U,U…及び係合孔
H,H…に内嵌一致するものとしてある。
【0012】ところでピッチ固定リング2は、図に示す
ように外周層1aの全周に内嵌させて係合孔間隔を所定
寸法に保持するためのものであり、本実施例ではエンド
レスとして高硬度のゴム質で全周一体に成型したものと
してあるが、必要に応じて分割しても差し支えないもの
であり、また凸起2aはなるべく形状変化のない硬質の
ものが良く、基部2bは長さ方向に寸法変化のないこと
が必要であるが少し可撓性を有するものが好ましいので
ある。同図Eはピッチ固定リングの別の実施例2’を示
す断面図であって、凸起2’aの内部に芯金2’cを埋
設して形状変化のないものとしてあり、基部2’bには
スチールコード2’dを埋設して長さ方向に全く伸縮の
ない構成としたものである。
【0013】図3A〜Cは外周層1aにピッチ固定リン
グ2を取り付けた状態を示すものであって、Aは平面図
(接地面側)、Bは断面図、Cは斜視図であり、図に示
すように凸起2a及び基部2bを内周層の接地面側より
全周に亙り、それぞれ係合孔H及び凹溝U箇所に嵌合さ
せて一体的に取り付けるのであり、この状態で後述する
内枠3aの外周に取り付けることにより、比較的柔軟な
ゴム質で形成された外周層1aの長さ方向に部分的な伸
縮の生じないものとして、係合孔間隔を所定寸法に保持
させるのである。
【0014】図4A及びBは本発明の製造装置を示すも
のであり、Aは装置を組立てた状態を示す断面図、Bは
同展開図であって、図に於いて3は製造装置、3a,3
b,3c,3d及び3eはそれぞれ内枠、上枠、下枠、
外下枠及び外上枠であってそれぞれ環状に形成されたも
のであり、3fは外型、Vはキャビティである。図に示
すように内枠3aは上枠3b及び下枠3cと嵌合して固
定されるのであり、また下枠3cの外周に外下枠3dが
嵌合するものとしてある。一方、外型3fは組み合わせ
ると内枠3aの周囲に閉じた環を形成する分割金型とし
て外下枠3dの上面に載置されるのであり、また外型3
fの上部には外上枠3eを図のごとく嵌合させるものと
してある。
【0015】同図に於いて外型3f及び外上枠3eの内
面3f及び3eは、後述するように内周層の表面を
形成するものであり(3f11は係合孔箇所となる)、
これに対して外周層1aは内枠3aの外周に嵌め込まれ
るのであって、このさい外周層1aの接地面(ラグPの
表面)が内枠3aの外周面3aに当接し、両側面P,
P’が上枠3bの下斜面3b上及び下枠3cの上斜面
3cにそれぞれ上下より支持されるのであって、キャ
ビティV内に於ける一点鎖線より外側の空間Vには後
述するようにウレタンゴムが注入されて内周層が形成さ
れるのである。また上枠3bの外周面3bと外上枠3
eの内周面3eとの間隙、及び下枠3cの外周面3c
と外型3fの内側下面3fとの間隙には、外周層1
aの両側のバリR,R’が挟まれてそれぞれの間隙を密
閉するものとなるのである。
【0016】ところで外下枠3dの上面3d及び外型
3fの下面3f(それぞれの水平方向の巾L及びL
)は水平面とし、且つL>Lとしてあり、これは
外型3fを本装置に組み込む際にまず外下枠3dの上面
3d上の外方(二点鎖線箇所)に載置して、次に下面
3fを摺動させて内方に押し込むことの出来るもので
ある。但しこの際、面3d及び3fは水平面に限ら
れるものではなく傾斜面としても良い。一方外上枠3e
は後述するように空間Vに液状ウレタンゴムを注入し
た後に上部より挿入するものであり、図に示すように外
型3fとの当接面3e,3e及び3eはそれぞれ
の対応面3f,3f及び3fに対合一致するよう
に構成されており、このさい面3eを傾斜面とするの
は外上枠3eを外型3fに挿入し易くするものであり、
また面3eの下方を垂直面3eとするのはこの方面
から液状ウレタンゴムが外方へ溢出することを防ぐため
である。なお3cは下枠3cの下部に設けた突出体で
あって、突出体3cに対応する外下枠3dの内面下部
に設けた凹溝3d(図4Bに示す)と嵌合させて、下
枠3cと外下枠3eを対合一致させるためのものであ
る。
【0017】図5は上記製造装置3の展開斜視図であ
る。なお上記突出体3c及び凹溝3dによる嵌合手
段のほか、外周層1aのラグ位置及び係合孔位置等に対
応する外型3fの各部分の位置を内外で一致させるた
め、対合する各型及び枠間に位置決めのための嵌合手段
(例えばノックピン及びノック穴など)を適宜設けても
良いのであり、また上記各枠はそれぞれ必要に応じて分
割できるものとしても差し支えない。
【0018】図6A〜Dは上記製造装置3による製造方
法を説明するものであって、Aは内枠3aの外周に外周
層1aを取り付けた状態図、BはAに於ける外周層1a
の外側に外型3fを取り付けた後に装置全体を少し傾斜
させ、且つ低速度で回転させながら液状ウレタンゴムを
注入する工程の説明図、CはBに於いて液状ウレタンゴ
ムを所定量注入した後に装置を水平に戻して、上方より
外上枠3eを挿入する工程の説明図、Dは上記ウレタン
ゴムが硬化した後の型外しの工程を説明するものであ
る。
【0019】同図Aに示すように外周層1aは上下両側
面R,R’をそれぞれ上枠3bの下斜面3b及び外下
枠3cの上斜面3cに当接させて固定させるのであ
り、同図Bに於いてGは外型3fの締め付け力、Jは液
状ウレタンゴムの注入箇所、αは傾斜角度であって、図
に示すように外型3fは外下型3d上に載置して締め付
け力Gにより外周層1aに押し付けられるのであって、
内側下面3fが圧接するためバリR’がパッキンの作
用をなしてこの箇所が密封されるのであり、又同時に内
面3f11がバリRと圧接してこの箇所も密着したも
のとなるのであり、次いで装置全体を図のように少し傾
斜させ、且つ低速度で回転させながら注入箇所Jより液
状ウレタンゴムを注入するのであって、このような注入
方法とすることにより外型3fの下向きの内面等に気泡
が滞留することを防止することができる。
【0020】同図Cに於いてMは所定量注入されたウレ
タンゴムの液面であって、図に示すように装置を水平に
戻した後に外上枠3eを上方より挿入するのであり、こ
のさいウレタンゴムは外上枠3eの内面3e方面に押
し上げられて上記空間Vに充満した後、過剰分が内周
面3eより更に上方へ押し出されてバリとなるのであ
る。このさい外上型3eは外型3fの上部を分割した構
成のものであって、このように分割することにより液状
ウレタンゴムの注入箇所が広くなって作業が容易となる
と共に内部に巻き込まれた気泡を逃散させやすいものと
し、またこのために上記のように装置全体を傾斜させ、
且つ回転させながら液状ウレタンゴムを注入することが
できたものである。
【0021】同図Dに於いて1は高弾性ゴムクローラ本
体、Rはウレタンゴムのバリであって、型外しの工程
は先ず上枠3bを上方へ、次いで内枠3a及び下枠3c
を下方ヘ引き抜いて外した後に高弾性ゴムクローラ本体
1を取り外すのであり、この後にピッチ固定リング2を
取り外し、バリR,R’及びR、Rを切除した後に
内外を反転させて外周層1aを外周側、及び内周層1b
を内周側として使用に供するのである。以上の作業工程
に於いて内枠3a及び下枠3cは一体として取り扱うこ
とのできるものであって、両者は予め不分離状態に溶接
して使用することもできる。
【0022】本発明の製造方法によれば内周層1bはエ
ンドレス体の外周側に成型されるのであり、これを反転
して内周側として前記クローラ装置に於ける駆動輪及び
遊動輪間に捲回して使用する際に、内周層1bは駆動輪
及び遊動輪間の捲回箇所では少し圧縮され、且つ直線箇
所でも僅かに圧縮されるものとなって全周に亙り伸長力
の加わらないものとなるため、上記繰り返し伸長による
耐久性の問題が解決されたものとなる。
【0023】また本発明の製造方法に於いて、上記外型
3fは分割したものに限定されるものでなく環状とする
こともできるのであって、この場合の本装置の組み立て
順序の1例としては、先ず内枠3a、下枠3c及び外下
枠3dを組み立て、次いで外型3fを取り付けた後、内
枠3aの外周に外周層1aを取り付け(もしくは外周層
1aを取り付けた後に、その外周に外型3fを取り付け
て)、その後に上型3bを取り付けるものとなり、また
このほかの順序も可能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば内周層を高剛性のウレタ
ンゴムで形成し、外周層を天然ゴム等の加硫ゴムなどで
形成した高弾性ゴムクローラの製造装置を、上記構成と
した内枠3a、上枠3b、下枠3c及び外型3fで構成
するのであり、この製造装置を使用した上記製造方法に
よって経済的な量産が可能となったものである。なお本
製造装置に於いて外型3fの上部を分割して外上枠3e
としたものは、液状ウレタンゴムの注入箇所が広くなっ
て作業が容易となると共に、内部に巻き込まれた気泡を
逃散させやすいものとし、またこのさい装置全体を少し
傾斜させて低速度で回転させながら液状ウレタンゴムを
注入する方法とすることができるのであり、この方法に
よれば外型3fの下向きの内面等に気泡が滞留すること
を防止することができる。
【0025】本発明の製造方法によれば、接地面を内周
側とした外周層1aの外周面に内周層1bを成型した後
に内外反転させて内周層1bを内周側とするのであっ
て、クローラ装置に装着して使用に供する際に内周層ウ
レタンゴムには伸長力の加わらないものとなるため、耐
久性に優れたゴムクローラとなるのである。
【0026】また本製造方法に於いて、外周層1aの内
周側より全周に亙って係合孔H及び凹溝Uに嵌合する構
成としたピッチ固定リング2を嵌め込んだものは、内枠
3aに取り付けた際の内周層1aに部分的な仲縮が生じ
ないものとなって、外周層1aのピッチ間隔が一定に保
たれたものとなり、駆動輪との噛み合いが円滑に行われ
るものとなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のゴムクローラの製造方法と同様にしてエ
ンドレスに成型した外周層1aの1例を示すものであ
り、Aは平面図(接地面側)、B及びCはそれぞれAの
X−X線及びY−Y線断面図である。
【図2】本発明で使用するピッチ固定リング2の実施例
を示すものであり、Aは平面図、BはAのX−X線断面
図、Cは側面図、Dは斜視図、Eはピッチ固定リングの
別の実施例を示す断面図である。
【図3】外周層1aにピッチ固定リングを取り付けた状
態を示すものであって、Aは平面図(接地面側)、Bは
断面図、Cは斜視図である。
【図4】本発明の製造装置を示すものであり、Aは装置
を組立てた状態を示す断面図、Bは同展開図である。
【図5】図4の製造装置の展開斜視図である。
【図6】図4の製造装置による製造方法を説明するもの
であって、Aは内枠3aの外周に外周層1aを取り付け
た状態図、BはAに於ける外周層1aの外側に外型3f
を取り付けた後に装置全体を少し傾斜させて液状ウレタ
ンゴムを注入する工程の説明図、Cは所定量の液状ウレ
タンゴムを注入した後に装置を水平に戻して外上枠3e
を挿入する工程の説明図、Dは上記ウレタンゴムが硬化
した後の型外しの工程を説明するものである。
【図7】従来のゴムクローラを示すものでAは平面図、
Bは断面図である。
【図8】高弾性ゴムクローラの実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本発明に於ける高弾性ゴムクローラ本体 1a 外周層 1b 内周層 2 ピッチ固定リング 2a 凸起 2b 基部 3 本発明の製造装置 3a 内枠 3b 上枠 3c 下枠 3d 外下枠 3e 外上枠 3f 外型 P,P’ ラグ Q,Q’ 側面 R,R’,R,R バリ H 係合孔 S 非接地面 V キャビティ 11 従来のゴムクローラ 12 芯金 13 スチールコード 14 高弾性ゴムクローラの1実施例 14a 内周層 14b 外周層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ本体の内周層を高弾性のウレタ
    ンゴム、外周層を天然ゴム又はこれと同等の弾性体で形
    成する下記部品を使用した高弾性ゴムクローラの製造装
    置。 (1)外周面を垂直とした環状の内枠3a、 (2)内枠3aの上部に外嵌する構成とした環状の上枠
    3b、 (3)上枠3bの下部に外嵌する構成とした環状の下枠
    3c、 (4)内面を内周層1bの表面を形成する構成とし、且
    つ内枠3aの外周に取り付けると内部に高弾性ゴムクロ
    ーラ本体1のキャビティを形成するように構成した外型
    3f、
  2. 【請求項2】 下部に下枠3cを取り付けた内枠3aの
    外周に接地面を内周側としたエンドレス体の外周層1a
    を取り付け、次に内枠3aの上部に上枠3bを取り付
    け、更に内枠3aの外周に外型3fを取り付けて外型3
    fと外周層1aとの間に形成される空間に液状ウレタン
    ゴムの所定量を注入し、次いで外型3fの上部に外上枠
    3eを挿入した後にウレタンゴムを硬化させて、外周層
    1aの外周面に内周層1bを形成させることを特徴とし
    た請求項1記載の装置を使用した高弾性ゴムクローラの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の高弾性ゴムクローラの製
    造方法に於いて、上記製造装置全体を少し傾斜させ、且
    つ比較的低速度で回転させながら液状ウレタンゴムを注
    入することを特徴とする高弾性ゴムクローラの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 接地面を内周側とした外周層1aの巾方
    向両側のラグ間の凹溝Uに内嵌する断面形状とした、ベ
    ルト状もしくはエンドレス状であって少し可撓性を有す
    る基部2bの外周面に、上記外周層1aの係合孔Hに内
    周側より内嵌する立体に形成した比較的硬質の凸起2a
    を、同係合孔間隔と等しい間隔に凸設した構成のピッチ
    固定リング2を、外周層1aの内周側より凸起2aを係
    合孔Hに、及び基部2bを凹溝Uにそれぞれ内嵌させて
    取り付けたことを特徴とする請求項2又は3記載の高弾
    性ゴムクローラの製造方法。
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