JP3318724B2 - 連結リンク式ゴムクローラ - Google Patents
連結リンク式ゴムクローラInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、移動式建設機械等に装
着する連結リンク式ゴムクローラに関する。
着する連結リンク式ゴムクローラに関する。
【０００２】
【従来の技術】移動式建設機械等には従来専ら鉄クロー
ラが使用されていたが、近年ゴムクローラも好んで使用
されるものとなっている。図１１Ａ及びＢは従来の鉄ク
ローラの１例を示すものであって、Ａは断面図（巾方
向）、Ｂは側面図であり、図に於いて１１は鉄クローラ
シュー、１１ａはシュープレート、１１ｂはトラックリ
ンク、１１ｃはリンクピン、１１ｄはラグ（鉄製）、Ｔ
は外つば転輪である。図１２Ａ〜Ｃは従来のゴムクロー
ラの１例を示すものであって、Ａは平面図（接地面
側）、Ｂは巾方向断面図、Ｃは側面図であり、図に於い
て１２はゴムクローラ、１２ａはラグ、１２ｂは中央ラ
グ、１３は芯金、１４はスチールコード、１２Ｈは係合
孔である。
ラが使用されていたが、近年ゴムクローラも好んで使用
されるものとなっている。図１１Ａ及びＢは従来の鉄ク
ローラの１例を示すものであって、Ａは断面図（巾方
向）、Ｂは側面図であり、図に於いて１１は鉄クローラ
シュー、１１ａはシュープレート、１１ｂはトラックリ
ンク、１１ｃはリンクピン、１１ｄはラグ（鉄製）、Ｔ
は外つば転輪である。図１２Ａ〜Ｃは従来のゴムクロー
ラの１例を示すものであって、Ａは平面図（接地面
側）、Ｂは巾方向断面図、Ｃは側面図であり、図に於い
て１２はゴムクローラ、１２ａはラグ、１２ｂは中央ラ
グ、１３は芯金、１４はスチールコード、１２Ｈは係合
孔である。
【０００３】従来の鉄クローラは、トラックリンクの上
面が連続した転輪軌道となるため走行振動が小さく、周
方向及び幅方向に伸びや横ずれがないためクローラ外れ
が少ないのであり、また各リンク間の機械的結合が大で
あるため耐久性に優れる等の長所を有するが、その反
面、騒音が大でクッション性が乏しく運転者の疲労が大
きいことや、路面を損傷する等の欠点を有する。これに
対しゴムクローラは、騒音が小でクッション性が良く路
面を損傷しないとか、軽量であって比較的早い速度で走
行させることができる等の長所を有するが、欠点として
は機械的強度が劣るため鉄クローラよりも耐久性が劣る
こと、異常に大なる外力に対し周方向の伸びや巾方向の
捩れを生じてクローラ外れが生じること等である。
面が連続した転輪軌道となるため走行振動が小さく、周
方向及び幅方向に伸びや横ずれがないためクローラ外れ
が少ないのであり、また各リンク間の機械的結合が大で
あるため耐久性に優れる等の長所を有するが、その反
面、騒音が大でクッション性が乏しく運転者の疲労が大
きいことや、路面を損傷する等の欠点を有する。これに
対しゴムクローラは、騒音が小でクッション性が良く路
面を損傷しないとか、軽量であって比較的早い速度で走
行させることができる等の長所を有するが、欠点として
は機械的強度が劣るため鉄クローラよりも耐久性が劣る
こと、異常に大なる外力に対し周方向の伸びや巾方向の
捩れを生じてクローラ外れが生じること等である。
【０００４】本発明者が先に出願した特開平４−７１３
８６号（発明の名称、連結リンク式ゴムクローラ）は、
従来のゴムクローラに鉄クローラの構成を取り入れるこ
とにより鉄クローラの長所でもって従来のゴムクローラ
の上記欠点を解決しようとしたものであり、図１３Ａ〜
Ｃはその１実施例を示すものであって、Ａは平面図（接
地面側）、Ｂ及びＣはそれぞれＡのＢ−Ｂ線及びＣ−Ｃ
線断面図であり、図に於いて１５はゴムクローラ本体、
１５ａは翼部ラグ、１５ｂは中央ラグ、１６は芯金、１
６ａは翼部、１６ｂは凹陥状に形成した中央部、１６ｐ
はボルト穴、１７はトラックリンク、１７ａは窓、１７
ｐはボルト穴、ｆ及びｆ’はそれぞれボルト及びナッ
ト、１９は連結ピンである。
８６号（発明の名称、連結リンク式ゴムクローラ）は、
従来のゴムクローラに鉄クローラの構成を取り入れるこ
とにより鉄クローラの長所でもって従来のゴムクローラ
の上記欠点を解決しようとしたものであり、図１３Ａ〜
Ｃはその１実施例を示すものであって、Ａは平面図（接
地面側）、Ｂ及びＣはそれぞれＡのＢ−Ｂ線及びＣ−Ｃ
線断面図であり、図に於いて１５はゴムクローラ本体、
１５ａは翼部ラグ、１５ｂは中央ラグ、１６は芯金、１
６ａは翼部、１６ｂは凹陥状に形成した中央部、１６ｐ
はボルト穴、１７はトラックリンク、１７ａは窓、１７
ｐはボルト穴、ｆ及びｆ’はそれぞれボルト及びナッ
ト、１９は連結ピンである。
【０００５】同図に示すようにゴムクローラ本体１５内
に埋設した芯金１６の中央部１６ｂのボルト穴１６ｐ，
１６ｐに、一対のトラックリンク１７，１７のそれぞれ
のボルト穴１７ｐ，１７ｐを対合一致させてボルト止め
により固定せしめ、且つトラックリンク１７の両端は連
結ピン１９により連結して、ゴムクローラ本体１５の内
周側に連結する一対のトラックリンクによる連続した転
輪軌道を構成したものである。
に埋設した芯金１６の中央部１６ｂのボルト穴１６ｐ，
１６ｐに、一対のトラックリンク１７，１７のそれぞれ
のボルト穴１７ｐ，１７ｐを対合一致させてボルト止め
により固定せしめ、且つトラックリンク１７の両端は連
結ピン１９により連結して、ゴムクローラ本体１５の内
周側に連結する一対のトラックリンクによる連続した転
輪軌道を構成したものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記実施例に於いて
は、芯金翼部１６ａよりも中央部１６ｂを凹陥状に低く
してあるためトラックリンク１７が比較的低い位置に取
り付けられるのであり、このため走行安定性が良好とな
り、また駆動輪や誘導輪への捲回部に於いてゴムクロー
ラ本体に伸長歪みが生じないために疲労蓄積がなく優れ
た耐久性のものとなるのであるが、反面、翼部１６ａの
下部のゴム質の厚さＬ１１に比べて中央部１６ｂの下部
のゴム質の厚さＬ１２が薄くなり、中央ラグ１５ｂの耐
久性が大巾に劣るものとなる。また凹陥状芯金に限ら
ず、上記実施例に於いては中央部１６ｂにトラックリン
ク１７を取り付けるため、ボルト穴１６ｐ等の該取り付
け周辺部ｍにゴムを被覆しないので、中央ラグ１５ｂ部
でゴム層が断続された形となり、同様に中央ラグ１５ｂ
の耐久性が劣り早期に損傷して脱落してしまうのであ
る。そのほか上記中央ラグ１５ｂは芯金１６の中央部１
６ｂにトラックリンク１７を取り付けるため従来のゴム
クローラ１２の中央ラグ１２ｂよりも幅広になってお
り、特に舗装路面の仕上に使用されるアスファルトフィ
ニッシャーはその構造上足廻りの巾が制限されており、
中央ラグに比べ翼部ラグが巾狭となっているため、翼部
ラグ１５ａに比べて中央ラグ１５ｂの耐久性が劣る場合
は、外観的に見苦しいものとなる。本発明が解決しよう
とする課題は、翼部ラグに対して中央ラグの耐久性が劣
らない連結リンク式ゴムクローラを提供する点にある。
は、芯金翼部１６ａよりも中央部１６ｂを凹陥状に低く
してあるためトラックリンク１７が比較的低い位置に取
り付けられるのであり、このため走行安定性が良好とな
り、また駆動輪や誘導輪への捲回部に於いてゴムクロー
ラ本体に伸長歪みが生じないために疲労蓄積がなく優れ
た耐久性のものとなるのであるが、反面、翼部１６ａの
下部のゴム質の厚さＬ１１に比べて中央部１６ｂの下部
のゴム質の厚さＬ１２が薄くなり、中央ラグ１５ｂの耐
久性が大巾に劣るものとなる。また凹陥状芯金に限ら
ず、上記実施例に於いては中央部１６ｂにトラックリン
ク１７を取り付けるため、ボルト穴１６ｐ等の該取り付
け周辺部ｍにゴムを被覆しないので、中央ラグ１５ｂ部
でゴム層が断続された形となり、同様に中央ラグ１５ｂ
の耐久性が劣り早期に損傷して脱落してしまうのであ
る。そのほか上記中央ラグ１５ｂは芯金１６の中央部１
６ｂにトラックリンク１７を取り付けるため従来のゴム
クローラ１２の中央ラグ１２ｂよりも幅広になってお
り、特に舗装路面の仕上に使用されるアスファルトフィ
ニッシャーはその構造上足廻りの巾が制限されており、
中央ラグに比べ翼部ラグが巾狭となっているため、翼部
ラグ１５ａに比べて中央ラグ１５ｂの耐久性が劣る場合
は、外観的に見苦しいものとなる。本発明が解決しよう
とする課題は、翼部ラグに対して中央ラグの耐久性が劣
らない連結リンク式ゴムクローラを提供する点にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、無端帯
のゴムクローラ本体内の巾方向に伸延し、且つ周方向に
所定間隔をもって芯金を埋設すると共に該本体の接地側
にラグが設けられ、芯金の中央部内周側には一対のトラ
ックリンクを連結ピンにより連結した無端状の連結リン
クを取り付ける構成の連結リンク式ゴムクローラにおい
て、該ラグをクローラ巾方向に渡って台形状に形成する
と共に、埋設芯金の左右翼部及び中央部箇所を境にして
ラグのゴム弾性体硬度を異ならせ、芯金中央部に対応す
る中央ラグゴム弾性体を芯金の左右翼部に対応する翼部
ラグゴム弾性体に比べて硬質弾性体で作成したことにあ
る。また本発明は、トラックリンクの両側のピン孔間隔
にほぼ等しい周方向長さを有したゴムクローラシューで
あって、該ゴムクローラシュー本体の巾方向に芯金が埋
設され、芯金の中央部内周側には一対のトラックリンク
を連結ピンにより連結した無端状の連結リンクを取り付
けるためのボルト穴が穿設してあり、且つ該ゴムシュー
は、ラグがクローラ巾方向に渡って台形状に形成される
ものとなし、また埋設芯金の左右翼部及び中央部箇所を
境にしてラグのゴム弾性体硬度を異ならせ、芯金中央部
に対応する中央ラグゴム弾性体を芯金の左右翼部に対応
する翼部ラグゴム弾性体に比べて硬質弾性体で作成した
ことを特徴とする。更に、芯金中央部に対応して設けら
れるラグを例えばウレタンゴム等の高硬度、高強度及び
高耐久性の弾性体で構成すると良いのであり、望ましい
硬度範囲は７５゜〜９５゜、一方左右翼部に対応して設
けられるラグの望ましい硬度範囲は５５゜〜８５゜であ
る。
のゴムクローラ本体内の巾方向に伸延し、且つ周方向に
所定間隔をもって芯金を埋設すると共に該本体の接地側
にラグが設けられ、芯金の中央部内周側には一対のトラ
ックリンクを連結ピンにより連結した無端状の連結リン
クを取り付ける構成の連結リンク式ゴムクローラにおい
て、該ラグをクローラ巾方向に渡って台形状に形成する
と共に、埋設芯金の左右翼部及び中央部箇所を境にして
ラグのゴム弾性体硬度を異ならせ、芯金中央部に対応す
る中央ラグゴム弾性体を芯金の左右翼部に対応する翼部
ラグゴム弾性体に比べて硬質弾性体で作成したことにあ
る。また本発明は、トラックリンクの両側のピン孔間隔
にほぼ等しい周方向長さを有したゴムクローラシューで
あって、該ゴムクローラシュー本体の巾方向に芯金が埋
設され、芯金の中央部内周側には一対のトラックリンク
を連結ピンにより連結した無端状の連結リンクを取り付
けるためのボルト穴が穿設してあり、且つ該ゴムシュー
は、ラグがクローラ巾方向に渡って台形状に形成される
ものとなし、また埋設芯金の左右翼部及び中央部箇所を
境にしてラグのゴム弾性体硬度を異ならせ、芯金中央部
に対応する中央ラグゴム弾性体を芯金の左右翼部に対応
する翼部ラグゴム弾性体に比べて硬質弾性体で作成した
ことを特徴とする。更に、芯金中央部に対応して設けら
れるラグを例えばウレタンゴム等の高硬度、高強度及び
高耐久性の弾性体で構成すると良いのであり、望ましい
硬度範囲は７５゜〜９５゜、一方左右翼部に対応して設
けられるラグの望ましい硬度範囲は５５゜〜８５゜であ
る。
【０００８】
【作用】本発明に於いては、ゴムクローラの外周面に於
ける上記中央ラグ箇所を硬質弾性体で構成するため、中
央ラグが翼部ラグに比べゴム厚が小となる場合や、トラ
ックリンクの取り付けのため中央ラグ部でゴム層が断続
される場合に於いても、中央ラグの耐久性が大巾に改善
されることとなり、中央ラグが早期に脱落することがな
くなった。また外観上に於いても中央ラグのみが損傷し
て翼部ラグとのバランスが悪くなり見苦しくなることが
ないため、特にアスファルトフィニッシャーのように構
造上中央ラグの巾が大きいものには有効である。
ける上記中央ラグ箇所を硬質弾性体で構成するため、中
央ラグが翼部ラグに比べゴム厚が小となる場合や、トラ
ックリンクの取り付けのため中央ラグ部でゴム層が断続
される場合に於いても、中央ラグの耐久性が大巾に改善
されることとなり、中央ラグが早期に脱落することがな
くなった。また外観上に於いても中央ラグのみが損傷し
て翼部ラグとのバランスが悪くなり見苦しくなることが
ないため、特にアスファルトフィニッシャーのように構
造上中央ラグの巾が大きいものには有効である。
【０００９】
【実施例】図１Ａ〜Ｃは本発明の実施例で使用される芯
金の１例を示すものであり、Ａは平面図、Ｂは正面図、
Ｃは斜視図でる。図に於いて１は芯金、１ａ，１ａは左
右翼部、１ｂは中央部、ｈは段差であって中央部１ｂを
翼部１ａよりも低い位置としてあり、ｐ１，ｐ１は中央
部１ｂの両側前後に設けたボルト穴（貫通孔）であっ
て、後述するトラックリンクを固定させるためのもので
ある。図に示す通り、アスファルトフィニッシャーでは
足廻りの構造上翼部１ａの巾方向長さＬ１は中央部１ｂ
の巾方向長さＬ２に比べて短くなる。
金の１例を示すものであり、Ａは平面図、Ｂは正面図、
Ｃは斜視図でる。図に於いて１は芯金、１ａ，１ａは左
右翼部、１ｂは中央部、ｈは段差であって中央部１ｂを
翼部１ａよりも低い位置としてあり、ｐ１，ｐ１は中央
部１ｂの両側前後に設けたボルト穴（貫通孔）であっ
て、後述するトラックリンクを固定させるためのもので
ある。図に示す通り、アスファルトフィニッシャーでは
足廻りの構造上翼部１ａの巾方向長さＬ１は中央部１ｂ
の巾方向長さＬ２に比べて短くなる。
【００１０】図２Ａ及びＢは上記芯金１を一定間隔に埋
設したゴムクローラ２０を示すものであり、Ａは底面
図、ＢはＡのＸ−Ｘ線断面図である。図に示すようにゴ
ムクローラ本体２のゴム質中に埋設された芯金１の左右
翼部１ａ，１ａ及び中央部１ｂに対応するように接地面
側にはそれぞれ翼部ラグ２ａ，２ａ及び中央ラグ２ｂが
突設され、翼部ラグ２ａは硬度５５°〜８５°の弾性体
で構成し、中央ラグ２ｂは翼部ラグ２ａに比べ高硬度
（７５°〜９５°）の弾性体で構成する。芯金中央部１
ｂの内周側はボルト穴ｐ１，ｐ１に後述のトラックリン
クを取り付けるために薄くゴム被覆するか露出させ、該
ボルト穴ｐ１，ｐ１に対応して中央ラグ２ｂにボルト穴
ｐ２，ｐ２を設ける。Ｕは土砂排出用の穴である。
設したゴムクローラ２０を示すものであり、Ａは底面
図、ＢはＡのＸ−Ｘ線断面図である。図に示すようにゴ
ムクローラ本体２のゴム質中に埋設された芯金１の左右
翼部１ａ，１ａ及び中央部１ｂに対応するように接地面
側にはそれぞれ翼部ラグ２ａ，２ａ及び中央ラグ２ｂが
突設され、翼部ラグ２ａは硬度５５°〜８５°の弾性体
で構成し、中央ラグ２ｂは翼部ラグ２ａに比べ高硬度
（７５°〜９５°）の弾性体で構成する。芯金中央部１
ｂの内周側はボルト穴ｐ１，ｐ１に後述のトラックリン
クを取り付けるために薄くゴム被覆するか露出させ、該
ボルト穴ｐ１，ｐ１に対応して中央ラグ２ｂにボルト穴
ｐ２，ｐ２を設ける。Ｕは土砂排出用の穴である。
【００１１】図３は本発明の実施例で使用されるトラッ
クリンク３の一片を示すものであり、Ａは正面図、Ｂは
底面図であって、従来一部の鉄クローラ用に使用されて
いるものと同じものである。図に於いて３ａは窓、ｐ３
はトラックリンクを芯金中央部１ｂに取り付けるための
ボルト穴、４，４は連結ピン挿入用の左右ピン孔であっ
て、ピン孔間隔Ｌ３は芯金の埋設間隔と等しい寸法とす
るのである。なお左右のピン孔４，４周辺は左右位置で
相互に相反する薄肉部（肉厚ｔの１／２）に形成してあ
り、これにより前後するトラックリンク同士の連結が同
一の肉厚状態で行われるようになっている。
クリンク３の一片を示すものであり、Ａは正面図、Ｂは
底面図であって、従来一部の鉄クローラ用に使用されて
いるものと同じものである。図に於いて３ａは窓、ｐ３
はトラックリンクを芯金中央部１ｂに取り付けるための
ボルト穴、４，４は連結ピン挿入用の左右ピン孔であっ
て、ピン孔間隔Ｌ３は芯金の埋設間隔と等しい寸法とす
るのである。なお左右のピン孔４，４周辺は左右位置で
相互に相反する薄肉部（肉厚ｔの１／２）に形成してあ
り、これにより前後するトラックリンク同士の連結が同
一の肉厚状態で行われるようになっている。
【００１２】図４Ａ及びＢはゴムクローラ２０にトラッ
クリンク３を取り付けたものであり、Ａは周方向断面
図、Ｂは巾方向断面図である。前述したように左右のト
ラックリンク３，３のボルト穴ｐ３，ｐ３と芯金中央部
１ｂのボルト穴ｐ１，ｐ１、中央ラグ２ｂのボルト穴ｐ
２，ｐ２とを合致させてボルトｋ、ナットｋ’で固定す
る。更に前後のトラックリンク３のピン孔４を重合さ
せ、該重合したピン孔間にピン４ｔを挿入して連結させ
連続した転輪軌道を形成する。
クリンク３を取り付けたものであり、Ａは周方向断面
図、Ｂは巾方向断面図である。前述したように左右のト
ラックリンク３，３のボルト穴ｐ３，ｐ３と芯金中央部
１ｂのボルト穴ｐ１，ｐ１、中央ラグ２ｂのボルト穴ｐ
２，ｐ２とを合致させてボルトｋ、ナットｋ’で固定す
る。更に前後のトラックリンク３のピン孔４を重合さ
せ、該重合したピン孔間にピン４ｔを挿入して連結させ
連続した転輪軌道を形成する。
【００１３】図５Ａ及びＢは本発明のゴムクローラシュ
ーを説明するもので、Ａは斜視図、Ｂは該ゴムクローラ
シューのみで構成されるゴムクローラを説明する一部破
断の側面図である。ゴムクローラシュー５０の周方向長
さＬ５はトラックリンク３のピン孔間隔Ｌ３とほぼ等し
い長さとし、且つ芯金１をゴムクローラシュー本体５の
ゴム質中に埋設して該芯金１に対応して接地面に翼部ラ
グ５ａと、翼部ラグ５ａに比べ高硬度の中央ラグ５ｂを
突設すると共に、翼部１ａの上部又は下部の一方もしく
は両方に補強層６を埋入する。ゴムクローラシュー５０
のそれぞれの端部を対接させた状態で内周側にトラック
リンク３を取り付けピン孔４にピン４ｔを挿入して連結
し、無端帯のゴムクローラとする。尚、上記のようにゴ
ムクローラシューのみを連結して無端帯のゴムクローラ
を形成しても良いし、ベルト状のゴムクローラの端部に
一個又は複数個のゴムクローラシューを配置して連結し
ても良い。
ーを説明するもので、Ａは斜視図、Ｂは該ゴムクローラ
シューのみで構成されるゴムクローラを説明する一部破
断の側面図である。ゴムクローラシュー５０の周方向長
さＬ５はトラックリンク３のピン孔間隔Ｌ３とほぼ等し
い長さとし、且つ芯金１をゴムクローラシュー本体５の
ゴム質中に埋設して該芯金１に対応して接地面に翼部ラ
グ５ａと、翼部ラグ５ａに比べ高硬度の中央ラグ５ｂを
突設すると共に、翼部１ａの上部又は下部の一方もしく
は両方に補強層６を埋入する。ゴムクローラシュー５０
のそれぞれの端部を対接させた状態で内周側にトラック
リンク３を取り付けピン孔４にピン４ｔを挿入して連結
し、無端帯のゴムクローラとする。尚、上記のようにゴ
ムクローラシューのみを連結して無端帯のゴムクローラ
を形成しても良いし、ベルト状のゴムクローラの端部に
一個又は複数個のゴムクローラシューを配置して連結し
ても良い。
【００１４】図６Ａ及びＢは、芯金の変形例を示すもの
で、Ａは平面図、ＢはＡのＹ−Ｙ線断面図であり、翼部
１’ａ，１’ａは角度θだけ傾斜している。翼部１’ａ
が傾斜していることにより、芯金間での転輪の落ち込み
を減少させることが出来る。
で、Ａは平面図、ＢはＡのＹ−Ｙ線断面図であり、翼部
１’ａ，１’ａは角度θだけ傾斜している。翼部１’ａ
が傾斜していることにより、芯金間での転輪の落ち込み
を減少させることが出来る。
【００１５】図７Ａ及びＢは本発明のゴムクローラの変
形例を示すものであり、Ａは正面図、Ｂは底面図であ
る。図に示す通り、芯金１”は中央部を凹陥状としない
フラットな形状であり、芯金１”はボルト穴ｐ１，ｐ１
の両外側部分を芯金翼部１”ａ，１”ａとし、ボルト穴
ｐ１，ｐ１間を中央部１”ｂと成してゴムクローラ本体
２’のゴム質中に埋設する。また、ゴムクローラ２０’
は硬質弾性体で形成する中央ラグ２’ｂがボルト穴ｐ２
を囲むように楕円形状となっており、このように中央ラ
グは芯金中央部のボルト穴ｐ１，ｐ１を含む範囲とする
と共に、中央ラグと翼部ラグの割合を限定しないため中
央ラグの形状は多様なものが出来る。尚、芯金は中央部
を凹陥状としても良く、また上記芯金１”をゴムクロー
ラシューに使用しても良く、更に翼部下に補強層を埋入
しても良い。
形例を示すものであり、Ａは正面図、Ｂは底面図であ
る。図に示す通り、芯金１”は中央部を凹陥状としない
フラットな形状であり、芯金１”はボルト穴ｐ１，ｐ１
の両外側部分を芯金翼部１”ａ，１”ａとし、ボルト穴
ｐ１，ｐ１間を中央部１”ｂと成してゴムクローラ本体
２’のゴム質中に埋設する。また、ゴムクローラ２０’
は硬質弾性体で形成する中央ラグ２’ｂがボルト穴ｐ２
を囲むように楕円形状となっており、このように中央ラ
グは芯金中央部のボルト穴ｐ１，ｐ１を含む範囲とする
と共に、中央ラグと翼部ラグの割合を限定しないため中
央ラグの形状は多様なものが出来る。尚、芯金は中央部
を凹陥状としても良く、また上記芯金１”をゴムクロー
ラシューに使用しても良く、更に翼部下に補強層を埋入
しても良い。
【００１６】図８Ａ〜Ｃは本発明の中央ラグを硬質ウレ
タンゴムとするゴムクローラの製造方法を説明するもの
で、Ａは中央ラグを芯金１に取り付ける装置を示す巾方
向断面図、Ｂは中央ラグを取り付けた芯金の底面図、Ｃ
は同正面図である。穴空け用スペーサ７Ｐを有する枠７
に芯金１をボルト穴ｐ１にスペーサ７Ｐを挿入して設置
し、芯金１と枠７とで囲まれた空間Ｖに液状ウレタンゴ
ムを注入し硬化させて芯金１の中央部１ｂの接地面にウ
レタンゴムの中央ラグ８ｂを取り付けるのであり、該中
央ラグ８ｂにはスペーサ７Ｐによるボルト穴ｐ２が形成
される。上記方法により形成された中央ラグ付き芯金８
を従来のゴムクローラを製造する方法と同様に、金型の
中に未加硫ゴムなどと共に配置し、加圧加熱して成型す
る。尚、芯金１はウレタンゴムが接着し易いように予め
中央部１ｂの接地面側に接着処理を施しておく。
タンゴムとするゴムクローラの製造方法を説明するもの
で、Ａは中央ラグを芯金１に取り付ける装置を示す巾方
向断面図、Ｂは中央ラグを取り付けた芯金の底面図、Ｃ
は同正面図である。穴空け用スペーサ７Ｐを有する枠７
に芯金１をボルト穴ｐ１にスペーサ７Ｐを挿入して設置
し、芯金１と枠７とで囲まれた空間Ｖに液状ウレタンゴ
ムを注入し硬化させて芯金１の中央部１ｂの接地面にウ
レタンゴムの中央ラグ８ｂを取り付けるのであり、該中
央ラグ８ｂにはスペーサ７Ｐによるボルト穴ｐ２が形成
される。上記方法により形成された中央ラグ付き芯金８
を従来のゴムクローラを製造する方法と同様に、金型の
中に未加硫ゴムなどと共に配置し、加圧加熱して成型す
る。尚、芯金１はウレタンゴムが接着し易いように予め
中央部１ｂの接地面側に接着処理を施しておく。
【００１７】図９Ａ及びＢは本発明の中央ラグを硬質ウ
レタンゴムとするゴムクローラの他の製造方法を説明す
るものであり、Ａは中央ラグを除いた部分の成型を行っ
たゴムクローラ本体９の一部破断斜視図、Ｂは該中央ラ
グ部分に形成された空間Ｖに液状ウレタンゴムを注入す
ることを説明するＡのＺ−Ｚ線断面図である。中央ラグ
部にモデルを設置した状態でゴムクローラ本体９を成型
した後、モデルを取り除き空間Ｖを形成する。該ゴムク
ローラ本体９を反転し接地面を上部にし、更に芯金中央
部１ｂのボルト穴ｐ１に差し込み式の穴空け用スペーサ
９Ｐを挿入して空間Ｖに液状ウレタンゴムを注入し硬化
させてウレタンゴムの中央ラグを形成する。尚、上記製
造方法の場合ゴムクローラ本体９に液状ウレタンゴムを
注入するため、中央ラグ部を囲むように翼部ラグ９ａ及
び仕切り９ｃを成型する。
レタンゴムとするゴムクローラの他の製造方法を説明す
るものであり、Ａは中央ラグを除いた部分の成型を行っ
たゴムクローラ本体９の一部破断斜視図、Ｂは該中央ラ
グ部分に形成された空間Ｖに液状ウレタンゴムを注入す
ることを説明するＡのＺ−Ｚ線断面図である。中央ラグ
部にモデルを設置した状態でゴムクローラ本体９を成型
した後、モデルを取り除き空間Ｖを形成する。該ゴムク
ローラ本体９を反転し接地面を上部にし、更に芯金中央
部１ｂのボルト穴ｐ１に差し込み式の穴空け用スペーサ
９Ｐを挿入して空間Ｖに液状ウレタンゴムを注入し硬化
させてウレタンゴムの中央ラグを形成する。尚、上記製
造方法の場合ゴムクローラ本体９に液状ウレタンゴムを
注入するため、中央ラグ部を囲むように翼部ラグ９ａ及
び仕切り９ｃを成型する。
【００１８】中央ラグをウレタンゴムに限定しない場合
は、金型の中央ラグの部分に７５°〜９５°の高硬度の
ゴムを配置して従来通りにプレス加硫で一体成型する。
尚、上記各製造方法で前記ゴムクローラシューも同様に
製造する。
は、金型の中央ラグの部分に７５°〜９５°の高硬度の
ゴムを配置して従来通りにプレス加硫で一体成型する。
尚、上記各製造方法で前記ゴムクローラシューも同様に
製造する。
【００１９】図１０は砕石場での走行によるラグの耐久
性の１例を示すグラフであって、縦軸は損傷していない
ラグを１００％、損傷して機能を果たし得ない状態を０
としその中間は耐久試験の標準を見本として評価した損
傷度を表し、横軸は走行時間ムの欠けに対する耐久性が
優れていることが分かる。
性の１例を示すグラフであって、縦軸は損傷していない
ラグを１００％、損傷して機能を果たし得ない状態を０
としその中間は耐久試験の標準を見本として評価した損
傷度を表し、横軸は走行時間ムの欠けに対する耐久性が
優れていることが分かる。
【００２０】−般的に硬質弾性体は舗装路面との摩耗性
に関しては、軟質弾性体よりも劣るため、より幅広い接
地面を持つ翼部ラグを中央ラグに比べ軟質弾性体で形成
することにより舗装路面の走行による耐摩耗性を高める
と共に、一方不整地等での欠けに対する耐久性の劣る中
央ラグを硬質弾性体で構成することにより全体としてバ
ランスの取れたゴムクローラとなる。
に関しては、軟質弾性体よりも劣るため、より幅広い接
地面を持つ翼部ラグを中央ラグに比べ軟質弾性体で形成
することにより舗装路面の走行による耐摩耗性を高める
と共に、一方不整地等での欠けに対する耐久性の劣る中
央ラグを硬質弾性体で構成することにより全体としてバ
ランスの取れたゴムクローラとなる。
【００２１】
【発明の効果】本発明に於いては、ゴムクローラの外周
面に於ける中央ラグを欠けに対して耐久性の優れる硬質
弾性体で形成し、一方翼部ラグを耐摩耗性に優れ、中央
ラグと比べて軟質の弾性体で形成したたため、中央ラグ
の耐久性が向上し、全体としてラグの寿命が向上したの
で外観的にも、経済的にも優れたゴムクローラとなっ
た。
面に於ける中央ラグを欠けに対して耐久性の優れる硬質
弾性体で形成し、一方翼部ラグを耐摩耗性に優れ、中央
ラグと比べて軟質の弾性体で形成したたため、中央ラグ
の耐久性が向上し、全体としてラグの寿命が向上したの
で外観的にも、経済的にも優れたゴムクローラとなっ
た。
【図１】本発明の実施例で使用される芯金の１例を示す
ものであり、Ａは平面図、Ｂは正面図、Ｃは斜視図であ
る。
ものであり、Ａは平面図、Ｂは正面図、Ｃは斜視図であ
る。
【図２】図１の芯金を一定間隔に埋設したゴムクローラ
を示すものであり、Ａは底面図、ＢはＡのＸ−Ｘ線断面
図である。
を示すものであり、Ａは底面図、ＢはＡのＸ−Ｘ線断面
図である。
【図３】本発明の実施例で使用されるトラックリンクの
一片を示すものであり、Ａは正面図、Ｂは底面図であ
る。
一片を示すものであり、Ａは正面図、Ｂは底面図であ
る。
【図４】ゴムクローラにトラックリンクを取り付けたも
のであり、Ａは周方向断面図、Ｂは巾方向断面図であ
る。
のであり、Ａは周方向断面図、Ｂは巾方向断面図であ
る。
【図５】本発明のゴムクローラシューを説明するもの
で、Ａは斜視図、Ｂは該ゴムクローラシューのみで構成
されるゴムクローラを説明する一部破断の側面図であ
る。
で、Ａは斜視図、Ｂは該ゴムクローラシューのみで構成
されるゴムクローラを説明する一部破断の側面図であ
る。
【図６】芯金の他の実施例を示すものであって、Ａは平
面図、ＢはＡのＹ−Ｙ線断面図である。
面図、ＢはＡのＹ−Ｙ線断面図である。
【図７】本発明のゴムクローラの他の実施例を示す底面
図であって、Ａは正面図、Ｂは底面図である。
図であって、Ａは正面図、Ｂは底面図である。
【図８】本発明の中央ラグを硬質ウレタンゴムとするゴ
ムクローラの製造方法を説明するものであって、Ａは装
置を示す巾方向断面図、Ｂは芯金に中央ラグを取り付け
た状態を説明する底面図、Ｃは正面図である。
ムクローラの製造方法を説明するものであって、Ａは装
置を示す巾方向断面図、Ｂは芯金に中央ラグを取り付け
た状態を説明する底面図、Ｃは正面図である。
【図９】本発明の中央ラグを硬質ウレタンゴムとするゴ
ムクローラの他の製造方法を説明するものであって、Ａ
は一部断面斜視図、ＢはＡのＺ−Ｚ線断面図である。
ムクローラの他の製造方法を説明するものであって、Ａ
は一部断面斜視図、ＢはＡのＺ−Ｚ線断面図である。
【図１０】ウレタンゴムの硬度と温度との関係を示すグ
ラフであって、縦軸は損傷度（％）、横軸は温度（℃）
である。
ラフであって、縦軸は損傷度（％）、横軸は温度（℃）
である。
【図１１】従来の鉄クローラの１例を示すものであっ
て、Ａは巾方向断面図、Ｂは側面図である。
て、Ａは巾方向断面図、Ｂは側面図である。
【図１２】従来のゴムクローラの１例を示すものであっ
て、Ａは底面図、Ｂは巾方向断面図、Ｃは側面図であ
る。
て、Ａは底面図、Ｂは巾方向断面図、Ｃは側面図であ
る。
【図１３】本発明者が先に発明したゴムクローラの１実
施例を示すものであって、Ａは底面図、Ｂ及びＣはそれ
ぞれＡのＢ−Ｂ線及びＣ−Ｃ線断面図である。
施例を示すものであって、Ａは底面図、Ｂ及びＣはそれ
ぞれＡのＢ−Ｂ線及びＣ−Ｃ線断面図である。
１，１’，１” 芯金 １ａ，１’ａ，１”ａ 翼部 １ｂ，１’ｂ，１”ｂ 中央部 ２０，２０’ ゴムクローラ ２，２’，９ ゴムクローラ本体 ２ａ，２’ａ，５ａ，９ａ 翼部ラグ ２ｂ，２’ｂ，５ｂ，８ｂ 中央ラグ ３ トラックリンク ４ ピン孔 ４ｔ ピン ５０ ゴムクローラシュー ５ ゴムクローラシュー本体 ６ 補強層 ７ 枠 ７Ｐ，９Ｐ スペーサ ８ 中央ラグ付き芯金 ９ｃ 仕切り Ｕ 土砂排出用の穴 Ｖ 空間 ｐ１，ｐ２，ｐ３ ボルト穴 ｋ ボルト ｋ’ ナット Ｔ 転輪 １１ 鉄クローラ １２ 従来のゴムクローラ １５ 本発明者が先に発明したゴムクローラの１実施例
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62D 55/00
Claims (3)
- 【請求項１】 無端帯のゴムクローラ本体(2,2',9)内の
巾方向に伸延し、且つ周方向に所定間隔をもって芯金
(1,1',1”)を埋設すると共に該本体(2,2',9)の接地側に
ラグが設けられ、芯金(1,1',1”)の中央部内周側には一
対のトラックリンク(3)を連結ピン(4f)により連結した
無端状の連結リンクを取り付ける構成の連結リンク式ゴ
ムクローラにおいて、該ラグをクローラ巾方向に渡って
台形状に形成すると共に、埋設芯金(1,1',1”)の左右翼
部(1a,1'a,1”a)及び中央部(1b,1'b,1”b)箇所を境にし
てラグのゴム弾性体硬度を異ならせ、芯金中央部(1b,1'
b,1”b)に対応する中央ラグ(2b,2'b,8b)ゴム弾性体を芯
金の左右翼部に対応する翼部ラグ(2a,2'a,9a)ゴム弾性
体に比べて硬質弾性体で作成したことを特徴とする連結
リンク式ゴムクローラ。 - 【請求項２】 トラックリンク(3)の両側のピン孔(4)間
隔にほぼ等しい周方向長さを有したゴムクローラシュー
(50)であって、該ゴムクローラシュー本体(5)の巾方向
に芯金(1,1',1”)が埋設され、芯金(1,1',1”)の中央部
内周側には一対のトラックリンク(3)を連結ピン(4f)に
より連結した無端状の連結リンクを取り付けるためのボ
ルト穴(p1)，(p1)が穿設してあり、且つ該ゴムシュー(5
0)は、ラグがクローラ巾方向に渡って台形状に形成され
るものとなし、また埋設芯金(1,1',1”)の左右翼部(1a,
1'a,1”a)及び中央部(1b,1'b,1”b)箇所を境にしてラグ
のゴム弾性体硬度を異ならせ、芯金中央部(1b,1'b,1”
b)に対応する中央ラグ(5b)ゴム弾性体を芯金の左右翼部
に対応する翼部ラグ(5a)ゴム弾性体に比べて硬質弾性体
で作成したことを特徴とする連結リンク式ゴムクロー
ラ。 - 【請求項３】 芯金中央部(1b,1'b,1b)に対応して設けら
れる中央ラグ(2b,2'b,5b,8b)のゴム硬度を硬度７５゜〜
９５゜、左右翼部に対応して設けられる翼部ラグ(2a,2'
a,5a,9a)のゴム硬度を硬度５５゜〜８５゜の硬度範囲で
構成したことを特徴とする請求項１又は２記載の連結リ
ンク式ゴムクローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35479593A JP3318724B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 連結リンク式ゴムクローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35479593A JP3318724B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 連結リンク式ゴムクローラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07172356A JPH07172356A (ja) | 1995-07-11 |
| JP3318724B2 true JP3318724B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=18439961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35479593A Expired - Fee Related JP3318724B2 (ja) | 1993-12-21 | 1993-12-21 | 連結リンク式ゴムクローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3318724B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10501131B2 (en) | 2016-01-04 | 2019-12-10 | Soucy International Inc. | Track for a vehicle |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001180544A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-03 | Komatsu Ltd | 弾性体履板 |
| JP4530465B2 (ja) * | 2000-03-22 | 2010-08-25 | 住友ゴム工業株式会社 | 弾性履帯 |
| JP2006151193A (ja) * | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Bridgestone Corp | ゴムクロ−ラ |
| JP2009166765A (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-30 | Bridgestone Corp | クローラ用弾性パッド |
-
1993
- 1993-12-21 JP JP35479593A patent/JP3318724B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10501131B2 (en) | 2016-01-04 | 2019-12-10 | Soucy International Inc. | Track for a vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07172356A (ja) | 1995-07-11 |
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