JPH05305883A - 装軌式車輌の履帯 - Google Patents

装軌式車輌の履帯

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Publication number
JPH05305883A
JPH05305883A JP4110299A JP11029992A JPH05305883A JP H05305883 A JPH05305883 A JP H05305883A JP 4110299 A JP4110299 A JP 4110299A JP 11029992 A JP11029992 A JP 11029992A JP H05305883 A JPH05305883 A JP H05305883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
rubber layer
powder
crawler
track
Prior art date
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Pending
Application number
JP4110299A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Gomyo
廣志 後明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP4110299A priority Critical patent/JPH05305883A/ja
Publication of JPH05305883A publication Critical patent/JPH05305883A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム層の摩耗を抑制してその長寿命化を図っ
た装軌式車輌の履帯を提供する。 【構成】 少なくとも接地面側にゴム層14が形成され
た装軌式車輌の履帯において、ゴム層14は、ゴム15
内に耐摩耗性の粉体16が均一に分散混入されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも接地面側に
ゴム層が形成された装軌式車輌の履帯に関し、特にゴム
層の摩耗を抑制したものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルやブルドーザ、あるいは掘
削機等の装軌式車輌の履帯には、例えば舗装道路上を走
行する際に鋼鉄製の履板と舗装路面とが接触して路面が
損傷するのを防止するために、履板表面にゴム層を設け
たものがある(例えば、実開平2−49689号,実開
平2−96383号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
履帯のゴム層は均質なゴムにより形成されており、ゴム
の摩耗を抑制するための措置が何ら講じられていないた
め、車輌が舗装道路上を走行する際、路面と履帯との間
に砂利,土砂などが入り込んでスリップが生じたときに
ゴム層接地面の摩耗量が多く、ゴム層の寿命が短いとい
う問題があった。
【0004】本発明の目的は、ゴム層の摩耗を抑制して
その長寿命化を図った装軌式車輌の履帯を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1に対
応付けて説明すると、本発明は、少なくとも接地面側に
ゴム層14が形成された装軌式車輌の履帯10に適用さ
れる。そして、ゴム層14のゴム15内に耐摩耗性の粉
体16を均一に分散混入し、これにより上記問題点を解
決する。
【0006】
【作用】履帯10のゴム層14を構成するゴム15内に
耐摩耗性の粉体16が均一に分散混入されているので、
車輌が舗装道路上を走行する際、路面と履帯10との間
に砂利,土砂等が入り込んでスリップが生じても、ゴム
層14の接地面の摩耗が最小限に抑制される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】
−第1実施例− 図1および図2により本発明の一実施例を説明する。図
2は油圧ショベルの履帯装着部を示す側面図である。1
は油圧ショベル本体の両サイドに設けられたトラックフ
レームであり、このトラックフレーム1の前後方向の一
端側にはスプロケット2が、他端側にはアイドラ3がそ
れぞれ設けられている。これらのスプロケット2とアイ
ドラ3との間には履帯10が掛け回されており、この履
帯10は、トラックフレーム1の上下に設けられた上転
輪および下転輪に案内されつつ駆動される。
【0009】図1は上記履帯10の一部を示す断面図で
ある。11は鋼鉄等からなる平板状のグローサシューで
あり、このグローサシュー11の接地面側11aには、
その幅方向に沿ってラグと呼ばれる凸条部12が複数形
成されている。13はグローサシュー11に穿設された
取付孔であり、この取付孔13に図示されないボルトが
挿入、緊締されることにより、グローサシュー11の締
結側11bが図示されないリンク機構に連結されてい
る。
【0010】14はグローサシュー11の接地側表面に
例えば焼付けにより取付けられたゴム層であり、このゴ
ム層14は、ゴム15中にゴムよりも固い耐摩耗性材
料、例えばガラスやセラミックスあるいはスチールなど
の粉体16を混入して成る。これらの粉体16は、ゴム
15を混練する工程でゴム15内に均一となるように混
入される。粉体16の1粒の大きさは数十ミクロン程度
が望ましい。一方、上記ゴム15は、通常の加硫ゴム、
合成ゴムの他に、ウレタン樹脂等のゴム状弾性体も使用
可能である。また、ゴムにカーボンブラックを添加して
もよい。さらに、このゴム層14をグローサシュー11
の表面に形成する方法は任意であり、例えば、ゴムコン
パウンドに所定量の短繊維を混練し、グローサシュー1
1のラグ12に合致する形状にモールド成型した後、接
着剤を塗付してグローサシュー11に焼付接着するよう
な方法が挙げられる。なお、図1において、17はグロ
ーサシュー11の取付孔13と同軸状に形成されたゴム
層14の取付孔である。
【0011】以上のような構成の履帯が装着された装軌
式車輌が舗装道路上を走行する際、路面と履帯10との
間に砂利,土砂などが入り込むと履帯10がスリップし
易くなるが、本実施例のゴム層14には耐摩耗性の粉体
16が混入されているので、スリップが生じてもゴム1
5の摩耗が最小限に抑制され、従来と比べてゴム層14
の摩耗寿命が伸びる。
【0012】図3は別実施例を示しており、本実施例の
ゴム層34を構成するゴム35内には、粉体16ととも
に、ゴムより引張強度が大きい材質、例えばガラス,ナ
イロンなどの短繊維36が複数混入されている。この構
成によれば、上述したようにゴム15の摩耗が最小限に
抑制されるとともに、ゴム層34の部分的欠落を防止で
きるという効果も得られる。すなわち、例えば路面走行
時に路面と履帯10との間に砂利,突起物,金属片など
が入り込むと、ゴム層34の表面に微細な亀裂が生じる
ことがあるが、ゴム層34内に混入された短繊維36は
ゴムより引張強度が大きいので、亀裂はその先端が短繊
維36に達したところで停止してそれ以上は進行せず、
ゴム層34の部分的欠落が防止される。したがって本実
施例によれば、ゴム層34の寿命を更に伸ばすことがで
きる。
【0013】なお、本発明の装軌式車輌の履帯は、その
細部が上述の実施例に限定されず、種々の変形例が可能
である。一例として、実施例は鋼鉄製のグローサシュー
11上にゴム層34を形成した履帯に適用したものであ
ったが、いわゆるゴムクローラと呼ばれる、無端状のゴ
ムに間隔をおいて芯金が埋設された構成の履帯にも好適
に適用可能である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、履帯のゴム層内に耐摩
耗性の粉体を均一に分散混入したので、ゴム層が路面と
の間でスリップしてもその摩耗を最小限に抑制すること
ができ、ゴム層の長寿命化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である装軌式車輌の履帯を
示す断面図である。
【図2】履帯を装軌式車輌に装着した状態を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例である装軌式車輌の履帯を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 履帯 11 グローサシュー 12 ラグ 14,34 ゴム層 15,35 ゴム 16 粉体 36 短繊維

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも接地面側にゴム層が形成され
    た装軌式車輌の履帯において、 前記ゴム層は、ゴム内に耐摩耗性の粉体が均一に分散混
    入されて成ることを特徴とする装軌式車輌の履帯。
JP4110299A 1992-04-28 1992-04-28 装軌式車輌の履帯 Pending JPH05305883A (ja)

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JP4110299A JPH05305883A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 装軌式車輌の履帯

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Publication Number Publication Date
JPH05305883A true JPH05305883A (ja) 1993-11-19

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ID=14532184

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JP4110299A Pending JPH05305883A (ja) 1992-04-28 1992-04-28 装軌式車輌の履帯

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JP (1) JPH05305883A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5800026A (en) * 1994-06-01 1998-09-01 Komatsu Ltd. Elastic-bodied crawler plate and crawler band
US6568769B1 (en) 1997-09-05 2003-05-27 Komatsu Ltd. Elastic flat tread
US6984006B2 (en) 2000-03-03 2006-01-10 Komatsu Limited Elastic flat tread

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5800026A (en) * 1994-06-01 1998-09-01 Komatsu Ltd. Elastic-bodied crawler plate and crawler band
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US7014279B2 (en) 1997-09-05 2006-03-21 Komatsu Limited Elastic flat tread
US6984006B2 (en) 2000-03-03 2006-01-10 Komatsu Limited Elastic flat tread

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