JP2583741Y2 - 履帯用シュー - Google Patents
履帯用シューInfo
- Publication number
- JP2583741Y2 JP2583741Y2 JP1991039397U JP3939791U JP2583741Y2 JP 2583741 Y2 JP2583741 Y2 JP 2583741Y2 JP 1991039397 U JP1991039397 U JP 1991039397U JP 3939791 U JP3939791 U JP 3939791U JP 2583741 Y2 JP2583741 Y2 JP 2583741Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- ground
- elastic
- crawler belt
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Description
軌道式車両に使用される履帯用シューに関する。
装路面走行時における路面の損傷を防止するため、図2
に示すように鉄等の金属体シュー11の接地面側に、ゴ
ム等の弾性体シュー12を一体に加硫接着した履帯用シ
ュー10が使用されている。この履帯用シュー10に
は、金属体シュー11と弾性体シュー12とを貫通する
取付用ボルト穴(図示せず)が設けてあり、ピン20に
より無端状に連結された各リンク30にボルト・ナット
を介して取り付けられて履帯を構成している。
0の弾性体シュー12は、走行方向両端側の部分(長さ
方向に沿う側面14と接地面15との交差する角部)1
3の表面が凸状のわん曲面に形成されている。このた
め、駆動用スプロケットまたはアイドラー40に捲き掛
けられた履帯用シュー10が、最終リンク捲き込み角θ
の時点において路面50に接地したとき、弾性体シュー
12の走行方向両端側の部分13は、路面50と金属体
シュー11のグローサ11aとにより捲き込まれて、せ
ん断による伸び変形を受けることになる。
ンク30aが路面50と平行になったときのリンクの角
度を示し、捲き掛けリンク数をnとすると、θ=360
度/nで表される。したがって、小石等を含んだ土砂路
面を走行したときは、既に接地した一つ前の弾性体シュ
ー12aの側面との間に噛み込まれた小石により、捲き
込まれた側の弾性体シュー12の側面14のゴム表面が
損傷し、この部分のゴムが大きな塊状でえぐり取られる
事態が生じることがあった。
弾性体シューの走行方向両端側の部分が、接地路面への
捲き込み時にせん断の影響を受けない履帯用シューを提
供することを目的とする。
め、この考案の履帯用シューにおいては、金属体シュー
の走行方向前後両端のグローサの接地側投影域における
弾性体シューの表面に、最終リンク捲き込み角の時点に
おいて接地路面となす角度が0〜30度のテーパ面を形
成し、このテーパ面とこれに連接する接地面との交点
を、対応するグローサの接地側投影域よりも走行方向中
心側に設定する。
み角において弾性体シューの接地する部分が、せん断変
形よりも圧縮変形をより多く受ける。
て説明する。同図の履帯は、前記図2のものと同一の部
材により構成されているから、同一部分には同一符号を
付して説明する。履帯用シュー10の弾性体シュー12
の表面には、走行方向両端の長さ方向に沿ってほぼ垂直
な側面14と、走行方向に沿って水平な接地面15とが
交差する部分、すなわち、金属体シュー11の走行方向
両端のグローサ11aの接地側投影域に該当する部分に
テーパ面16が形成されている。このテーパ面16と接
地面15との交点(接地面15の端部)Aは、これと対
応する各グローサ11aの接地側投影域よりも弾性体シ
ュー12の走行方向中心側に偏した位置に設定してあ
る。
ク捲き込み角θの時点においてテーパ面16と路面(水
平面)50とのなす角度αが0〜30度、好ましくは5
〜15度になるように、弾性体シュー12のゴム厚さを
適宜設定するのが好ましい。この勾配角αは、テーパ面
16が路面50に向かって下り勾配で傾斜する場合を
正、その反対側に上り勾配で傾斜する場合を負とする。
面50との間に小石が介在したとき、機体重量をテーパ
面16で受けることになり、損傷することがある。一方
勾配角αが30度を超えると、弾性体シュー12の走行
方向両端側の部分が接地したとき、せん断力による伸び
歪が大きくなるので好ましくない。なお、弾性体シュー
12の接地面15は、図示のような水平面に形成する場
合に限らず、凸曲面に形成してもよい。また、中央部グ
ローサ投影域に履帯幅方向に凹溝を設けてもよい。
変わりがないから説明を省略する。上記構成を備える履
帯用シュー10は、最終リンク捲き込み角θの時点にお
いて、弾性体シュー12の接地面15の端部Aから接地
し、テーパ面16が形成された走行方向両端のグローサ
11aの接地側投影域の部分の弾性体シュー12は接地
しないから、この部分はせん断変形よりも圧縮変形をよ
り多く受けることになり、せん断による伸び歪が小さく
なる。このため、土砂路面の走行時に、路面に含まれて
いる小石等が、捲き込まれた側の弾性体シュー12の側
面14に噛み込まれても、この部分のゴムが損傷するの
を防止することができる。
が接地路面50となす角度αを0〜30度に設定してい
るため、接地時における伸び歪を最小限度に減少させる
ことが可能になる。なお、弾性体シュー12の接地面1
5を凸曲面に形成した場合は、接地面15の中央部にお
ける応力集中が少なくなり、接地面15の部分のゴムが
損傷することもなくなる。
ば、弾性体シューが最終リンク捲き込み角の時点で接地
する部分の走行方向前後両端のグローサの接地側投影域
における表面に0〜30度のテーパ面を形成しているた
め、この部分のせん断による伸び歪みが最小限度に減少
し、捲き込まれた側の弾性体シューの側面に小石等を噛
み込んだときのゴムの損傷を防止して、耐久性の高い履
帯用シューが得られる。
状態を示す部分断面側面図である。
部分断面側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄等の金属体シューの接地面側に、ゴム
等の弾性体シューを一体に加硫接着してなる履帯用シュ
ーにおいて、前記金属体シューの走行方向前後両端のグ
ローサの接地側投影域における弾性体シューの表面に、
最終リンク捲き込み角の時点において接地路面となす角
度が0〜30度のテーパ面を形成し、このテーパ面とこ
れに連接する接地面との交点を、対応するグローサの接
地側投影域よりも走行方向中心側としたことを特徴とす
る履帯用シュー。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039397U JP2583741Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 履帯用シュー |
US07/889,392 US5261733A (en) | 1991-05-29 | 1992-05-28 | Shoe of crawler belt or chain |
DE69203961T DE69203961T3 (de) | 1991-05-29 | 1992-05-29 | Bodenplatte eines Raupenbandes oder einer Raupenkette. |
EP92109062A EP0516128B2 (en) | 1991-05-29 | 1992-05-29 | Shoe of crawler belt or chain |
ES92109062T ES2075533T5 (es) | 1991-05-29 | 1992-05-29 | Zapata de cinta o cadena de oruga. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039397U JP2583741Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 履帯用シュー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131588U JPH04131588U (ja) | 1992-12-03 |
JP2583741Y2 true JP2583741Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=31920682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991039397U Expired - Lifetime JP2583741Y2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 履帯用シュー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583741Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742938Y2 (ja) * | 1989-01-19 | 1995-10-04 | オカモト株式会社 | クローラシュー |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP1991039397U patent/JP2583741Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04131588U (ja) | 1992-12-03 |
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Legal Events
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Effective date: 20060307 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060420 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060710 |
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A521 | Written amendment |
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