JP3058629B1 - ピストンモ―タ - Google Patents

ピストンモ―タ

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JP3058629B1
JP3058629B1 JP11003396A JP339699A JP3058629B1 JP 3058629 B1 JP3058629 B1 JP 3058629B1 JP 11003396 A JP11003396 A JP 11003396A JP 339699 A JP339699 A JP 339699A JP 3058629 B1 JP3058629 B1 JP 3058629B1
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oil passage
casing
brake
hydraulic
oil
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信治 西田
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Kawasaki Jukogyo KK
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    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads

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Abstract

【要約】 【課題】 簡単な構造のブレーキ遅延装置を備えるピス
トンモータを提供する。 【解決手段】 ブレーキピストン50は、ばね部材54
のばね力によってケーシング側ブレーキディスク52お
よびシリンダブロック側ブレーキディスク51を押圧し
てシリンダブロック40の回転を停止させる。ブレーキ
ピストン50とケーシング本体33との間には油圧室5
3が形成され、ブレーキ遅延装置60の圧力ポート65
からの作動油は、油圧室53に導かれてブレーキピスト
ン50を他方側に変位させる。圧力ポート65と油圧室
53との間には、第1油路74が形成され、プランジャ
71に形成される第2油路75は第1油路74およびケ
ーシング31内に連通する第3油路76に連通する。第
1油路74と第2油路75との接続部にはボールチェッ
ク弁80が設けられ、第2油路75には多段絞り85が
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械などで用
いられる油圧式ピストンモータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は典型的な従来のピストンモータの
構造を示す断面図であり、特開平7−208319号公
報に開示されている。ピストンモータ1はケーシング3
に回転軸2が回転自在に軸支され、この回転軸2にはケ
ーシング3内で回転軸2とともに回転するシリンダブロ
ック4が設けられる。シリンダブロック4の外周部には
複数枚のシリンダブロック側ブレーキディスク5が設け
られ、またケーシング3には前記シリンダブロック側ブ
レーキディスク5間に介在される複数枚のケーシング側
ブレーキディスク6が設けられる。シリンダブロック側
ブレーキディスク5は、回転軸2の軸線方向に変位可能
で、かつ軸線まわりの回転が阻止された状態でシリンダ
ブロック4に取付けられ、同様にケーシング側ブレーキ
ディスク6も軸線方向に変位可能で、かつ軸線まわりの
変位が阻止された状態でケーシング3に取付けられる。
【0003】図4の左方のケーシング3の端壁9と前記
ケーシング側ブレーキディスク6との間には環状のブレ
ーキピストン7が軸線方向に変位自在にケーシング3に
支持され、ブレーキピストン7と端壁9との間にはこの
ブレーキピストン7を軸線方向一方(図4における右
方)にばね付勢するばね部材8が介在される。このばね
部材8とは反対側のブレーキピストン7とケーシング3
との間には油圧室11が形成され、この油圧室11に予
め定める圧力以上の作動油が作用する状態ではブレーキ
ピストン7は前記ばね部材8のばね力に抗して軸線方向
他方側に変位し、ケーシング側ブレーキディスク6とシ
リンダブロック側ブレーキディスク5とが相互に離反
し、回転軸2は回転可能となっている。したがって、図
示しないメインポンプからピストンモータ1の油圧室1
1に作動油を供給して圧油を作用させるとともに、メイ
ンポンプからピストンモータ1に作動油を供給してピス
トンモータ1を回転駆動することができる。
【0004】ピストンモータ1を停止させる場合は、ピ
ストンモータ1に作動油を供給するための給排路に設け
られる切換弁(図示せず)を中立位置に切換えて給排路
を閉じて作動油の供給を停止する。このとき排出路に生
じる油圧によってブレーキ力が作用し、これによってピ
ストンモータ11は減速、停止する。
【0005】ピストンモータ1の出力軸2には慣性体
(図示せず)が連結されているので、停止時にピストン
モータ1の排出路に高い制動圧力が生じることになる
が、排出路にはリリーフ弁(図示せず)が設けられ、こ
のリリーフ弁が作動することによって制動圧の上限が制
限される。したがって、リリーフ弁が作動し、制動圧に
抗して回転軸2とともに慣性体が回転している間に慣性
エネルギが熱に変換されて回転が減速され、リリーフ弁
が閉じ、やがて回転が停止することになる。
【0006】このようにして回転が停止した後、油圧室
11から作動油を排出してブレーキピストン7をばね部
材8のばね復帰力によって軸線方向一方側に変位させて
ケーシング側ブレーキディスク6をシリンダブロック側
ブレーキディスク5に押圧させ、ケーシング側ブレーキ
ディスク6とシリンダブロック側ブレーキディスク5と
の摩擦力によって回転軸2を固定する。
【0007】このように切換弁の切換えだけでなく、ブ
レーキディスク5,6をさらに用いたパーキングブレー
キを作用させる理由は、油圧装置には多少の油漏れがあ
るため、慣性体を長時間定位置に保持することが困難で
あるからである。一例としてピストンモータ1を油圧シ
ョベルの走行装置に使用した場合、油圧ショベルを坂道
に停止させたとき切換弁が中立位置にあるにもかかわら
ず、油圧ショベルの重さによって生じるピストンモータ
1への負荷によって時間の経過とともに作動油が漏れ、
油圧ショベルが坂道を下がってしまう。このような不具
合を防ぐために上述したパーキングブレーキが設けられ
ている。
【0008】このようにピストンモータ1を停止させる
には、切換弁を中立位置に切換えてピストンモータ1へ
の作動油の供給を停止するとともに油圧室11への作動
油の供給を停止することによってブレーキを作用させて
行うが、上述したように切換弁を切換えた直後は制動圧
によって慣性体の回転を減速し、充分減速した後にブレ
ーキディスク5,6を用いてパーキングブレーキを作用
させる必要がある。したがってピストンモータ1にはピ
ストンモータ1を停止させるために切換弁を切換えたと
き、油圧室11内の作動油をゆっくりと排出してパーキ
ングブレーキを遅延させるためのブレーキ遅延装置10
が設けられる。
【0009】図5は、ブレーキ遅延装置10近傍を拡大
して示す断面図である。ブレーキ遅延装置10はケーシ
ング3に一体に設けられ、前記予め定める一定の圧力以
上の作動油が供給される圧力ポート12と、この圧力ポ
ート12と油圧室11とを連通する第1油路13とを有
し、この第1油路13には、第1油路13に垂直にスプ
ール15が介在される。このスプール15はスプール孔
16内で図5において上下に変位自在に支持され、スプ
ール用ばね23によって上方にばね付勢されている。ス
プール15の上方には、スプール15に臨んで開口する
信号圧ポート14が形成され、この信号圧ポート14に
信号圧が作用している状態ではスプール15はばね力に
抗して下方に変位し、この状態ではスプール15は第1
油路13を連通して圧力ポート12と油圧室11とを連
通しており、前記信号圧が低下するとばね復帰力によっ
てスプール15が上方に変位してスプール15は第1油
路13の連通状態を遮断する。
【0010】さらに第1油路13にはスプール15と油
圧室11との間にオリフィススプール20が設けられ
る。オリフィススプール20は上端にオリフィス27を
有し、オリフィススプール孔24内で上下に変位自在に
支持され、オリフィス用ばね22によって上方にばね付
勢される。オリフィススプール孔24とスプール孔16
との間にはこれらを連通する第2油路21が形成され、
オリフィススプール20の側部には貫通孔26が形成さ
れ、この貫通孔26はオリフィススプール26が上方に
変位したときに前記第2油路21に連通する。また、ス
プール孔16はケーシング内に連通する第3油路25に
連通する。
【0011】信号圧ポート14に信号圧が入力され、圧
力ポート12に予め定める圧力以上の作動油が供給され
る状態では第1油路13を介して油圧室11に前記予め
定める圧力以上の作動油が作用してブレーキピストン7
はばね部材8のばね力に抗して軸線方向他方側に変位
し、回転軸2は回転可能となっている。
【0012】回転軸2を固定する場合には、信号圧ポー
ト14に作用する作動油を遮断してスプール15を上方
に変位させる。すると、圧力ポート12から油圧室11
に作用する作動油が遮断されてブレーキピストン7はば
ね部材8のばね力によって軸線方向一方側に変位し始め
て油圧室11および第1油路13内の圧力が上昇する。
すると、オリフィススプール20の上端に形成されるオ
リフィス27を介して第1油路13内の作動油がオリフ
ィススプール孔24に流入し、第1油路13内の圧力と
オリフィススプール孔24内の圧力が等しくなるとばね
22のばね力によってオリフィススプール20は上方に
変位する。これによってオリフィススプール20の貫通
孔26と第2油路21とが連通して、オリフィススプー
ル孔24内の作動油は第2油路21、スプール孔16お
よび第3油路25を介してケーシング3内に排出され
る。これによって、オリフィススプール孔24内の圧力
が低下し、第1油路13の圧力によってオリフィススプ
ール20はばね22のばね力に抗して下方に変位する。
そして再び第1油路13内の作動油がオリフィススプー
ル20のオリフィス27を介してオリフィススプール孔
24内に流入する。このような動作を繰返して、油圧室
11内の作動油が徐々に排出されてブレーキピストン7
はゆっくりと軸線方向一方側に変位してブレーキ作用を
遅延させることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のピスト
ンモータ1のブレーキ遅延装置10では、スプール15
およびオリフィススプール20によって油路を切換える
とともに、油路に対して垂直に変位可能にばね22によ
って弾性支持され、側部に貫通孔26を有するオリフィ
ススプール20が差圧によって繰返し往復変位すること
によって油圧室11内の作動油をゆっくりと排出する機
構となっており、構造が非常に複雑である。このような
複雑な構造を有するため、ピストンモータ1の構成が大
形化し、重量も大きくなってしまう。
【0014】本発明の目的は、簡単な構造のブレーキ遅
延装置を備えるピストンモータを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、回転軸と、回転軸を、その軸線まわりに回転自在に
軸支するケーシングと、ケーシング内で回転軸とともに
回転するシリンダブロックと、ケーシング内に回転軸の
軸線方向に沿って変位自在に設けられるブレーキピスト
ンと、ブレーキピストンとケーシングとの間に介在さ
れ、ブレーキピストンを前記軸線方向一方側にばね付勢
するばね部材と、ブレーキピストンとケーシングとの間
に油圧室が形成され、この油圧室に予め定める一定の圧
力以上の作動油が作用した状態では、ブレーキピストン
は前記ばね部材のばね力に抗して軸線方向他方側に変位
し、油圧室に作用する作動油が前記予め定める一定の圧
力よりも低下すると、ブレーキピストンは前記ばね部材
のばね復帰力によって軸線方向一方側に変位してシリン
ダブロックを制動するピストンモータにおいて、前記ケ
ーシングには、着脱自在にプランジャが装着されるとと
もに作動油が供給される圧力ポートと前記油圧室とを連
通する第1油路が形成され、前記プランジャには、第1
油路に連通し、油圧室内の作動油を排出するための第2
油路が形成され、第1油路と第2油路との接続部には、
圧力ポートから油圧室への作動油の流れを許容し、油圧
室から圧力ポートへの作動油の流れを阻止するチェック
弁が設けられ、第2油路には、オリフィスを有する複数
枚のプレートと、プレート間に介在されるスペーサとか
ら構成される多段絞りが設けられることを特徴とするピ
ストンモータである。
【0016】本発明に従えば、圧力ポートから第1油路
を介して圧力室に予め定める一定圧力以上の作動油が作
用する状態では、ブレーキピストンは軸線方向他方側に
変位して回転軸は回転可能となっている。回転軸の回転
を停止させる場合には、圧力ポートに供給する作動油を
遮断する。すると、圧力室に作用する作動油の圧力が前
記予め定める一定の圧力よりも低下してブレーキピスト
ンはばね部材のばね復帰力によって軸線方向一方側に変
位し始め、圧力室から第1油路を介して作動油が排出さ
れ始める。第1油路と第2油路との接続部には、圧力部
から油圧室に作動油の流れを許容し、圧力室から圧力ポ
ートへの作動油の流れを阻止するチェック弁が設けられ
るので、油圧室から排出された作動油は第2油路を介し
て排出される。このようにして油圧室内の作動油が排出
されることによってブレーキピストンがばね力によって
軸線方向一方側に変位してブレーキ力を作用させて回転
軸の回転を固定させることができる。前述した従来技術
では、油圧室内の作動油を排出させるのにスプールおよ
びオリフィススプールを用いて流路を切換えるため、構
造が複雑となっていたが、本発明では上述したようにチ
ェック弁を第1油路と第2油路との接続部に設けること
によって流路を切換えるように構成したので、構造を簡
単とすることができる。これによってピストンモータの
構成を小形化し、重量を軽減することができる。また、
第2油路には多段絞りが介在されるので、油圧室内の作
動油が第2油路を介して排出されるときに多段絞りを介
してゆっくりと排出される。これによって慣性体が停止
する間ブレーキを遅延させることができる。このように
第2油路にチェック弁および多段絞りを介在することに
よって、いわばインラインの構造とすることができ、従
来技術に比べて構成を非常に簡略化することができる。
また多段絞りに代えてチョークを介在させる構成も考え
られるが、チョークは流量抵抗が作動油の粘性に大きく
依存する。すなわち、作動油の温度に応じてブレーキの
遅延時間が大きく変動することになってしまう。これに
対して本発明のようにオリフィス多段絞りを用いること
によって、作動油の温度にかかわらずブレーキの遅延時
間をほぼ一定とすることができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるピストンモータ30の構造を示す断面図である。ピ
ストンモータ30は回転軸32と、回転軸32をその軸
線まわりに回転自在に軸支するケーシング31と、ケー
シング31内に収納され、回転軸32とともに回転する
シリンダブロック40とを備える。ケーシング31は、
シリンダブロック40を収納するケーシング本体33
と、ケーシング本体33の開口を防ぐ端壁34とから構
成される。回転軸32の軸線方向一方(図1の右方)の
ケーシング本体33に設けられる軸受35および端壁3
4に設けられる軸受36によって回転軸32は回転自在
にケーシング31に軸支される。シリンダブロック40
には、複数のピストン41が軸線方向に変位自在に収納
され、スプライン結合によって回転軸32に対して軸線
まわりの変位が阻止された状態で回転軸32に連結され
る。ケーシング本体33には軸線に対して傾斜した斜板
42が設けられ、各ピストン41の先端部には、ピスト
ン41に対して回動自在に連結され、斜板42の一表面
上を滑動するシュー43が連結される。ケーシング31
の端壁34には、ピストンモータ30を回転駆動させる
ための作動油が供給される作動油供給口44が形成さ
れ、またシリンダブロック40と端壁34との間には一
対の半円弧状の弁孔が形成された弁板45が介在され
る。
【0021】したがって、作動油供給口44から弁板4
5を介して、たとえば図1の紙面において奥側のシリン
ダブロック40のピストン挿通孔49に作動油が供給さ
れると、シュー43が斜板42上を滑動しながら各ピス
トン41が伸長して回転軸32は図1の右方から見て反
時計まわりに回転駆動する。また、図1の紙面に対して
手前側に配置される各ピストン41は斜板42上を案内
されながら縮退してピストン挿通孔49内の油を排出
し、排出された油は、端壁34に形成された排出口(図
示せず)から排出される。このようにして回転軸32が
回転駆動する。
【0022】シリンダブロック40の外周部には、環状
のシリンダブロック側ブレーキディスク51が複数枚、
本実施形態では3枚設けられる。これらのシリンダブロ
ック側ブレーキディスク51間には、ケーシング31に
連結される環状のケーシング側ブレーキディスク52が
3枚設けられる。各シリンダブロック側ブレーキディス
ク51は、シリンダブロック40に対して回転軸の軸線
方向に変位可能でかつ軸線まわりの変位が阻止された状
態で連結される。ケーシング側ブレーキディスク52も
同様に、ケーシング本体33に対して軸線方向の変位が
可能でかつ軸線まわりの変位が阻止された状態でケーシ
ング本体33に連結される。
【0023】ケーシング本体33には、最も軸線方向他
方側のケーシング側ブレーキディスク52と、端壁34
との間で、軸線方向に変位可能に環状のブレーキピスト
ン50が設けられる。ブレーキピストン50は、小径部
57と大径部58とが軸線方向に連なって形成されて断
面形状が段状となっている。軸線方向一方側に配置され
る小径部57の軸線方向一方側の一端部55は、前記ケ
ーシング側ブレーキディスク52に対向している。この
小径部57の他端部56と端壁34との間には、ばね部
材54が介在される。ばね部材54は、複数の圧縮コイ
ルばねから成り、ブレーキピストン50を軸線方向一方
側へばね付勢する。ブレーキピストン50の小径部57
と大径部58との間の段差部と、ケーシング本体33と
の間に環状の油圧室53が形成される。この油圧室53
に予め定める一定の圧力以上の作動油が作用する状態で
は、ブレーキピストン50は、前記ばね部材54のばね
力に抗して軸線方向他方側に変位して各ケーシング側ブ
レーキディスク52と各シリンダブロック側ブレーキデ
ィスク51とが相互に離反して回転軸32は回転可能と
なる。ケーシング本体33の一側部(図1の上方)に
は、油圧室53の作動油をゆっくりと排出するためのブ
レーキ遅延装置60がケーシング本体33に一体に設け
られる。
【0024】図2は、ブレーキ遅延装置60近傍を拡大
して示す断面図である。ブレーキピストン50の小径部
57の外周面57aと、大径部58の外周面58aとの
間の段差面61がブレーキピストン50の受圧面として
機能する。ケーシング本体33には、前記小径部57の
外周面57aに摺接するOリング62が設けられ、同様
に大径部58の外周面58aに摺接するOリング63が
設けられる。これらのOリング62,68によって油圧
室53からの油漏れが防がれる。
【0025】ブレーキ遅延装置60には前記予め定める
圧力以上の作動油が供給される圧力ポート65が設けら
れ、この圧力ポート65から油圧室53にわたって連通
する第1油路74が形成される。この第1油路74に連
通し、軸線方向に平行にプランジャ孔70が形成され、
このプランジャ孔70にプランジャ71が装着される。
プランジャ71には、その軸線方向に沿って延び、プラ
ンジャ71の先端で開口して第1油路74に臨む第2油
路75が形成される。プランジャ71の基端部側で第2
油路75は側方(図2における下方)に開口する。ケー
シング本体33にはケーシング31の内部空間とプラン
ジャ孔70に連通する第3油路76が形成され、プラン
ジャ71に形成される第2基端部側の第2油路75はこ
の第3油路76に連通することになる。
【0026】前記第1油路74は、軸線方向に平行に延
び、圧力ポート65に連通する圧力ポート側第1油路7
2と、圧力ポート側第1油路に対して垂直に形成され、
油圧室53に連通する油圧室側第1油路73とから構成
される。プランジャ71に形成される第2油路75はこ
れらの圧力ポート側第1油路72と油圧室側第1油路7
3との連結部に臨んで開口して接続し、この接続部にボ
ールチェック弁80が設けられる。
【0027】ボールチェック弁80は、圧力ポート側第
1油路72を塞ぐボール81と、このボール81を圧力
ポート側第1油路72側にばね付勢するばね82とから
構成される。プランジャ71に形成される第2油路75
の開口側はボール81が挿脱可能に大径に形成される。
このプランジャ71の開口部に圧縮コイルばねから成る
ばね82が挿入され、ボール81は、圧力ポート側第1
油路72を閉塞した状態にあるときにはプランジャ70
の外部にある。
【0028】圧力ポート65から前記予め定める圧力以
上の圧力が供給されるとボール81がばね82のばね力
に抗してプランジャ71側に退避し、圧力ポート65と
油圧室53とが連通してブレーキピストン50は軸線方
向他方側に変位する。圧力ポート65からの残りの作動
油は第2油路75、第3油路76を介してケーシング3
1内に排出され、さらにタンクに戻される。圧力ポート
65に供給される作動油の圧力が前記予め定める圧力よ
りも低下すると、ブレーキピストン50がばね部材54
のばね復帰力によって一方側に変位して油圧室53内の
作動油が排出される。この作動油の排出とともにボール
チェック弁80のばね82のばね復帰力によってボール
81は迅速に圧力ポート側第1油路72を塞ぎ、油圧室
53および油圧室側第1油路73内の作動油が圧力ポー
ト側第1油路72に流出するのを防ぎ、油圧室側第1油
路73および油圧室53内の作動油は確実に第2油路7
5側に流れ込む。
【0029】第2油路75には、ボールチェック弁80
のばね82よりも下流側には多段絞り85が介在され
る。図3はこの多段絞り85を拡大して示す断面図であ
る。多段絞り85はオリフィス86が中央部に形成され
た複数、本実施形態では6枚の円板状のプレート87
と、各プレート87間に介在され、プレート87間に空
間を形成するための環状のスペーサ88とから構成され
る。このような多段絞り85が第2油路75の大径部と
小径部との間の段差部に係止されて装着される。この多
段絞り85を通過する作動油は複数のオリフィス86を
通過することによって流量が制限され、これによって油
圧室53から排出される作動油はゆっくりとケーシング
31内に排出されることになる。
【0030】このようにプランジャ71に形成される第
2油路75には多段絞り85およびボールチェック弁8
0のばね82が装着され、インライン構造となる。した
がって、ボールチェック弁80または多段絞り85を交
換する必要がある場合にはプランジャ71を離脱させて
容易に行うことができる。また多段絞り85の調整はオ
リフィス86が形成されたプレート86の数を調整する
ことによって容易に行うことができる。
【0031】次にピストンモータ30のブレーキ作用時
の動作について説明する。図示しないメインポンプから
ピストンモータ30を駆動するための予め定める圧力以
上の作動油が作動油供給口44に供給されるとともに、
ブレーキ遅延装置60の圧力ポート65にも供給されて
いる。メインポンプとピストンモータの作動油供給口4
4との間には切換弁が設けられ、ピストンモータ30を
停止する場合にはこの切換弁を切換えて作動油供給口4
4への作動油の供給を遮断する。切換弁を切換えると、
これに連動してブレーキ遅延装置60の圧力ポート65
に供給される作動油の供給が遮断される。圧力ポート6
5への作動油の供給が遮断されて油圧室53に作用する
作動油の圧力が前記予め定める圧力よりも低下するとブ
レーキピストン50はばね部材54のばね復帰力によっ
て軸線方向一方側に変位し始める。これによって油圧室
53内の作動油が排出されてボールチェック弁80によ
って圧力ポート側第1油路72が塞がれて油圧室側第1
油路73および油圧室53内の作動油は第2油路75に
導かれる。第2油路75に導かれた作動油は多段絞り8
5を介して流量が制限され、ゆっくりとケーシング31
内に排出される。したがって、ブレーキピストン50は
軸線方向一方側へゆっくりと変位することになる。ブレ
ーキピストン50の一端部55が最も軸線方向他方側に
配置されるケーシング側ブレーキディスク52を押圧す
ると各ケーシング側ブレーキディスク52にシリンダブ
ロック側ブレーキディスク51が挟まれ、ケーシング側
ブレーキディスク52とシリンダブロック側ブレーキデ
ィスク51との摩擦力によってシリンダブロック40は
制動される。このようにしてブレーキピストン50が軸
線方向一方側へゆっくりと変位することによって慣性体
が停止するまでパーキングブレーキの作用を遅延させ
る。
【0032】ピストンモータ30を駆動させる場合には
前記切換弁を切換えて作動油供給口44にメインポンプ
からの作動油を供給させる。このとき切換弁の切換えに
連動してメインポンプからブレーキ遅延装置60の圧力
ポート65に作動油が供給されてブレーキピストン50
は軸線方向他方側へ変位してブレーキを解除する。圧力
ポート65と油圧室53とは第1油路74を介して連通
されているのでブレーキピスト50は軸線方向他方側へ
迅速に変位して素早くブレーキを解除する。
【0033】このような本発明のブレーキ遅延装置は上
述した斜板式ピストンモータに設けられる場合に限ら
ず、斜軸式ピストンモータに設けることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1油路
にはチェック弁が設けられるので、従来のように複雑な
構成を必要とせず、簡単な構成で油圧室から排出される
作動油を第2油路側に切換えることができる。また、第
2油路には多段絞りが介在されるので、従来技術のよう
に複雑な構成のオリフィーススプールを必要とせず、油
圧室から排出される作動油の流量を制限してブレーキピ
ストンをゆっくりと変位させることができる。また、チ
ェック弁および多段絞りを第2油路に構成し、従来の構
成に比べて極めて簡単なインライン構造とすることがで
きる。このように構造を簡単とすることによって、ピス
トンモータの重量の軽減化が図られる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるピストンモータ3
0の構造を示す断面図である。
【図2】ブレーキ遅延装置60近傍を拡大して示す断面
図である。
【図3】多段絞り85を拡大して示す断面図である。
【図4】従来のピストンモータ1の構造を示す断面図で
ある。
【図5】ブレーキ遅延装置10近傍を拡大して示す断面
図である。
【符号の説明】
30 ピストンモータ 31 ケーシング 32 回転軸 33 ケーシング本体 34 端壁 50 ブレーキピストン 54 ばね部材 60 ブレーキ遅延装置 65 圧力ポート 71 プランジャ 74 第1油路 75 第2油路 80 ボールチェック弁 85 多段絞り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F03C 1/00 - 5/02 F16D 49/00 - 71/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、 回転軸を、その軸線まわりに回転自在に軸支するケーシ
    ングと、 ケーシング内で回転軸とともに回転するシリンダブロッ
    クと、 ケーシング内に回転軸の軸線方向に沿って変位自在に設
    けられるブレーキピストンと、 ブレーキピストンとケーシングとの間に介在され、ブレ
    ーキピストンを前記軸線方向一方側にばね付勢するばね
    部材と、 ブレーキピストンとケーシングとの間に油圧室が形成さ
    れ、この油圧室に予め定める一定の圧力以上の作動油が
    作用した状態では、ブレーキピストンは前記ばね部材の
    ばね力に抗して軸線方向他方側に変位し、油圧室に作用
    する作動油が前記予め定める一定の圧力よりも低下する
    と、ブレーキピストンは前記ばね部材のばね復帰力によ
    って軸線方向一方側に変位してシリンダブロックを制動
    するピストンモータにおいて、 前記ケーシングには、着脱自在にプランジャが装着され
    るとともに作動油が供給される圧力ポートと前記油圧室
    とを連通する第1油路が形成され、 前記プランジャには、第1油路に連通し、油圧室内の作
    動油を排出するための第2油路が形成され、 第1油路と第2油路との接続部には、圧力ポートから油
    圧室への作動油の流れを許容し、油圧室から圧力ポート
    への作動油の流れを阻止するチェック弁が設けられ、 第2油路には、オリフィスを有する複数枚のプレート
    と、プレート間に介在されるスペーサとから構成される
    多段絞りが設けられることを特徴とするピストンモー
    タ。
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