JPS649481B2 - - Google Patents

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JPS649481B2
JPS649481B2 JP56151607A JP15160781A JPS649481B2 JP S649481 B2 JPS649481 B2 JP S649481B2 JP 56151607 A JP56151607 A JP 56151607A JP 15160781 A JP15160781 A JP 15160781A JP S649481 B2 JPS649481 B2 JP S649481B2
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JP
Japan
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pressure
valve
actuator
hydraulic pump
hydraulic
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JPS5854203A (ja
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Toshimichi Ikeda
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5854203A publication Critical patent/JPS5854203A/ja
Publication of JPS649481B2 publication Critical patent/JPS649481B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/38Control of exclusively fluid gearing
    • F16H61/40Control of exclusively fluid gearing hydrostatic

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧シヨベルの走行装置、旋回装
置、フロント、油圧クレーンのウインチ等として
用いられる油圧モータ、油圧シリンダ等のアクチ
ユエータ(以下、「油圧モータ」という)を制動
するためのブレーキ装置を備えたアクチユエータ
の制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、油圧シヨベルの走行装置としては油圧
モータが用いられるが、該油圧シヨベルが駐車中
に外部から油圧モータを回動させようとする力が
作用すると、油圧モータの内部リークにより油圧
モータがスリツプして静止状態を保持し得なくな
る。このために通常、油圧モータの出力軸に連結
された動力伝達系と係合する駐車ブレーキが設け
られている。
第1図に従来技術におけるブレーキ装置を備え
た油圧モータの制御装置を示す。
同図において、1は油圧ポンプ、2は該油圧ポ
ンプ1により駆動されるアクチユエータとしての
油圧モータ、3は油圧ポンプ1からの圧油の油圧
モータ2への給排を制御するためのABR接続の
方向切換弁である。該方向切換弁3のアクチユエ
ータ側ポートと油圧モータ2の流出入ポートとは
管路4,5で接続されており、該管路4,5の途
中にはチエツク弁6A,6Bを内装した内部パイ
ロツト方式のカウンタバランス弁6が配設され
て、該管路4,5を管路4A,4Bおよび5A,
5Bに画成している。該カウンタバランス弁6は
油圧モータ2が負荷を受けている状態で方向切換
弁3を操作して中立位置からいずれかの作動位置
に切換えたときに、慣性負荷のために管路4Bま
たは5B内の油が油圧ポンプ1の供給流量以上に
流れて油圧モータ2が過回転し、油圧シヨベルが
逸走してしまうのを防止するために設けられてい
る。さらに、管路4B,5Bにはオーバーロード
リリーフ弁が7,8が設けられて、油圧モータ2
に過大な慣性負荷が作用したときに管路4B,5
B内に異常な高圧が発生するのを防止している。
一方、方向切換弁3の油圧源側ポートには一端が
チエツク弁9を介して油圧ポンプ1と接続された
圧油供給管10が設けられると共に、該方向切換
弁3のタンク側ポートには一端がタンク11に接
続された戻り油管12の各他端が設けられてい
る。また、方向切換弁3が中立位置にあるときに
は、管路4A,5Aは共に戻り油管12と連通さ
れる。
次に、13は前記油圧モータ2の出力軸2Aに
連結したドラム14に係合するブレーキ装置で、
該ブレーキ装置13は油圧シヨベルの駐車ブレー
キである。ブレーキ装置13は前記ドラム14に
圧接されるライニング等の制動部15と、該制動
部15をドラム14に圧接する方向に常時付勢す
るばね16と、該ばね16に抗して制動部15を
ドラム14から離反させる駆動部17とで大略構
成されるネガテイブ方式のものである。そして、
駆動部17はシリンダ17Aと、ピストン17B
と、制動部15と連結されるロツド17Cとから
なり、シリンダ17Aとピストン17Bとの間に
は圧力室Aが設けられ、該圧力室Aに圧油が供給
されたときに、制動が解除される。該圧力室Aは
高圧選択弁18を介して管路4A,5Aと接続さ
れており、該高圧選択弁18は管路4A,5Aが
等圧であるときには絞り部18A,18Bを介し
て駆動部17の圧力室Aと連通し、管路4Aと5
Aとの間に差圧が生じたときには、いずれか高圧
側の管路4Aまたは5Aと油圧シリンダ17の圧
力室Aとを連通させるものである。
図中、19は方向切換弁3が中立位置にあると
きに油圧ポンプ1の吐出油をタンク11に戻し、
アンロード運転させるためのアンロード流路で、
該アンロード流路19は方向切換弁3のセンタバ
イパスイ回路となつている。また、20は油圧ポ
ンプ1の最高吐出圧を規制するメインリリーフ弁
である。
従来技術のアクチユエータの制御装置は前述の
構成を有するもので、第1図は方向切換弁3が中
立位置にあり、このため油圧モータ2に圧油が供
給されず、該油圧モータ2は停止した状態を示し
ている。このとき、管路4,5は共に方向切換弁
3および戻り油管12を介してタンク11と連通
しているため、駆動部17の圧力室Aには圧力が
作用しておらず、制動部15はばね16の付勢力
により、ドラム14に圧接されており、制動状態
にある。また、管路4A,5A間には差圧が生じ
ていないため、カウンタバランス弁6、高圧選択
弁18は共に中立位置にある。
そこで、方向切換弁3を図中(イ)の位置に切換え
ると、油圧ポンプ1から供給される圧油は管路4
Aからカウンタバランス弁6のチエツク弁6Bを
開弁して管路4B内に流入し、油圧モータ2に供
給されるため、該油圧モータ2を回転させようと
する。しかし、管路5B内の油はカウンタバラン
ス弁6のチエツク弁6Aにより排出されないため
封じ込め状態となり、油圧モータ2は回転しな
い。従つて、管路4A,4B内の圧力が上昇して
管路5Aとの間に差圧が生じ、カウンタバランス
弁6は位置(ニ)に切換わろうとする。これと同時に
該管路4A内の圧力は高圧選択弁18にも作用
し、該高圧選択弁18は位置(ホ)に切換わることに
より、駆動部17の圧力室A内に圧油が供給さ
れ、ピストン17Bがばね16を収縮する方向に
作用して、制動解除状態になろうとする。そこ
で、ブレーキ装置13の制動解除圧をカウンタバ
ランス弁6のばねによる切換設定圧力より低く設
定しておけば、まず、ブレーキ装置13の制動解
除が行なわれ、然る後、カウンタバランス弁6が
位置(ニ)に変位し、油圧モータ2が回転駆動され
る。
前述の如く、カウンタバランス弁6は油圧モー
タ2に逆負荷がかかつたときにおける油圧シヨベ
ルの逸走の防止と、ブレーキ装置13の制動解除
に必要な最小限圧力を発生させる機能とを併せ有
するものである。
然るに、カウンタバランス弁6は油圧回路中を
流れる流体をパイロツト圧として作動位置に切換
るものであるため、該パイロツト圧の変動により
ハンチング現象を起し易いという欠点がある。そ
こで、カウンタバランス弁6の機能の一つである
油圧モータ2の不適当な回転による油圧シヨベル
の逸走防止の機能をブレーキ装置13により行な
わせることができれば、前述の欠点を有するカウ
ンタバランス弁6を不要とすることができ、しか
も油圧制御装置の構造が簡単なものとなり、その
製造価格も低減させることができる。
そこで、第1図に示した制御装置からカウンタ
バランス弁6を省略した場合、方向切換弁3をい
ずれかの作動位置から中立位置に切換えたとき
に、油圧モータ2が慣性力により過回転してしま
うので、それを防止するために方向切換弁3はそ
の中立位置においては管路4A,5Aが戻り油管
12と連通しないクローズセンタ形式のもでなけ
らばならない。しかし、かかるクローズセンタ形
式の方向切換弁を使用すると、油圧モータ2が負
荷を受けている状態で中立位置に切換えて油圧モ
ータ2を停止させると、管路4または5に圧力を
生じ、この圧力が高圧選択弁18を介して駆動部
17の圧力室A内に供給され、ブレーキ装置13
が制動解除の状態を維持することになり、該ブレ
ーキ装置の機能が損われる結果となる。
〔発明の目的〕
本発明は叙上の点に鑑みなされたものであつ
て、カウンタバランス弁を使用することなくブレ
ーキ装置の制動および制動解除を適正に行なうこ
とを可能ならしめるアクチユエータの制御装置を
提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明に係るアク
チユエータの制御装置は、油圧ポンプと該油圧ポ
ンプにより駆動されるアクチユエータとの間に設
けられ、該アクチユエータへの圧油の給排を制御
するクローズセンタ形式の方向切換弁と、該方向
切換弁のアクチユエータ側ポートと前記アクチユ
エータの流出入ポートとの間に接続された管路
と、前記方向切換弁の油圧源側ポートと前記油圧
ポンプとの間を接続する圧油供給管と、前記方向
切換弁のタンク側ポートとタンクとの間を接続す
る戻り油管と、圧力室を有し、該圧力室内に所定
圧力が供給されたときに前記アクチユエータの制
動が解除されるブレーキ装置と、前記圧力室と前
記アクチユエータ側の各管路との間に接続され、
該各管路のうち低圧側の管路を前記圧力室に連通
させる低圧選択弁と、前記戻り油管の途中に設け
られ、該戻り油管に前記ブレーキ装置の制動を解
除すべき所定圧力よりも高い背圧を発生させる背
圧発生機構と、前記油圧ポンプと該背圧発生機構
の流入側との間に設けられ、前記方向切換弁が中
立位置にあるとき前記油圧ポンプからの圧油を該
背圧発生機構を介してタンクに戻すアンロード流
路とから構成したことにある。
〔作用〕
このように構成することにより、方向切換弁が
中立位置にあるときにも、アンロード流路を介し
て供給される圧油により、発生機構により戻り油
管内はブレーキ装置の制動解除圧力も高い圧力に
維持されているから、方向切換弁を作動位置に切
換えたときには、低圧選択弁が直ちにこれを検出
し、アクチユエータの駆動に先立つてブレーキ装
置の制動を解除することができる。
一方、方向切換弁を中立位置に戻し、アクチユ
エータが停止している状態で、または該アクチユ
エータが停止しようとする状態で、外力が作用し
たときには、一対の管路のうち負荷が作用しない
側の管路の圧力が急激に低下するから、低圧選択
弁が直ちにこれを検出し、ブレーキ装置に制動を
与え、アクチユエータのスリツプを防止し、確実
に制動状態とすることができる。
〔実施例〕
以下、第2図および第3図に基づき本発明の実
施例を説明する。
まず、第2図は本発明の第1の実施例を示すも
ので、第1図と同一構成要素については同一符合
を付してその説明を省略する。
図中、21は方向切換弁で、該方向切換弁21
はその中立位置においては、管路4,5のいずれ
もが戻り油管12と連通しないクローズセンタ形
式のものである。そして、方向切換弁21のアク
チユエータ側ポートは配管4,5と接続され、油
圧源側ポートはチエツク弁9を介して圧油供給管
10と接続され、タンク側ポートは戻り油管12
と接続されている。
22は従来技術による高圧選択弁18に代る低
圧選択弁で、該低圧選択弁22は管路4,5とブ
レーキ装置13を構成する駆動部17の圧力室A
との間に設けられている。そして、該低圧選択弁
22は管路4,5間に差圧が生じたときにいずれ
か低圧側の管路4または5内の圧力を前記圧力室
A内に伝達するものである。
23は戻り油管12の途中に設けられたリリー
フ弁で、該リリーフ弁23は戻り油管12にブレ
ーキ装置13の制動解除圧よりも高い背圧を発生
するようなリリーフ設定圧力を有し、本発明の背
圧発生機構を構成している。
さらに、24は方向切換弁21のセンタバイパ
ス回路を介して油圧ポンプ1と前記リリーフ弁2
3の流入側に位置して戻り油管12との間に設け
られたアンロード流路で、該アンロード流路24
は方向切換弁23が中立位置にあるときにも油圧
ポンプ1の吐出圧をリリーフ弁23の設定圧に維
持し、アンロード運転を行なわせるものである。
かくして、リリーフ弁23には、方向切換弁2
1が中立位置にあるときはアンロード流路24を
流れる油圧ポンプ1の吐出油が作用し、また方向
切換弁21の作動位置への切換時は油圧モータ2
からの戻り油が作用している。このため、リリー
フ弁23の流入側、即ち戻り油管12は常にタン
ク圧よりも高い所定のリリーフ圧に保持されてい
る。
図中、25は油圧ポンプ1の最高吐出圧を規制
するメインリリーフ弁で、本実施例では戻り油管
12と接続する構成となつているが、従来技術と
同様にタンク11に直接リリーフしてもよい。
本実施例に係るアクチユエータの制御装置は前
述の構成を有するもので、従来技術において方向
切換弁3と油圧モータ2との間に設けられたカウ
ンタバランス弁6が省略されている。
本実施例はこのように構成されるが、次にその
作用について述べる。
まず、方向切換弁21が中立位置にあるときに
は、油圧ポンプ1の吐出圧はアンロード流路24
を介してリリーフ弁23の流入側に作用している
から、該アンロード流路24、油圧ポンプ1、戻
り油管12は該リリーフ弁23の設定圧に維持さ
れている。
この状態で、方向切換弁21を中立位置から作
動位置(イ)に切換えると、油圧ポンプ1から吐出油
は圧油供給管10、チエツク弁9、方向切換弁2
1および管路4を順次介して油圧モータ2内に流
入し、一方、管路5は戻り油管12と接続し、該
油圧モータ2を回転させようとする。しかし、方
向切換弁21を切換えた直後は、圧油供給管1
0、管路4は油圧ポンプ1の吐出圧がリリーフ設
定圧まで低下し、また油圧モータ2はブレーキ装
置13により制動された状態になつているため
に、回転することはない。
しかし、方向切換弁21を作動位置(イ)に切換え
た後は、過渡的時間の経過と共に油圧ポンプ1と
アンロード流路24との連通が遮断され、油圧ン
プ1によつて管路4内の圧力が上昇していく。一
方、管路5は方向切換弁21を介して戻り油管1
2と接続して直ちにリリーフ弁23の設定圧にな
る。この結果、昇圧されていく管路4とリリーフ
設定圧にある管路5との間に差圧が生じ、低圧選
択弁22はこれを検知して位置(ト)に切換わる。ま
た、前述したように、管路5は戻り油管12と接
続されてリリーフ弁23のリリーフ設定圧になる
ため、該リリーフ弁23の背圧が管路5、低圧選
択弁22を介して圧力室Aにも作用する。そこ
で、ブレーキ装置13の制動解除圧をリリーフ弁
23のリリーフ設定圧より低く、即ちリリーフ設
定圧の方を制動解除圧よりも高く設定しておけ
ば、ピストン17Bがロツド17Cと共に図中右
方に変位し、ばね16が収縮し、制動部15がド
ラム14から離反するので、該ブレーキ装置13
は制動解除の状態となる。
このように、方向切換弁21を作動位置(イ)に切
換えると、過渡的時間の経過と共に、まずブレー
キ装置13の制動が解除され、次に管路4内がリ
リーフ設定圧から油圧ポンプ1のポンプ圧まで高
まつていくことにより、油圧モータ2が回転し、
この回転は出力軸2Aから履帯等に伝達される。
かくして、油圧モータ2が回転すると、該油圧
モータ2の回転中はその戻り油は管路5、戻り油
管12を経てリリーフ弁23内に流入するから、
管路5内はリリーフ弁23の設定圧近傍となる。
この圧力はポンプ圧近傍である管路4内の圧力よ
りも低く、しかもブレーキ装置13の制動解除圧
よりも高い。このため、低圧選択弁22は必ず位
置(ト)の状態にあり、駆動部17の圧力室A内には
管路5内の圧力が作用し、ブレーキ装置13は制
動解除状態を維持する。
一方、油圧シヨベルが傾斜地を降坂する等の理
由で、油圧モータ2の回転中に該油圧モータ2に
外力が加わり、過回転すると、管路4内の圧力が
急激に減少する。このため、管路4内の圧力が管
路5内の圧力よりも低くなるので、低圧選択弁2
2は速やかに位置(チ)に切換わり、駆動部17の圧
力室A内の圧力も低下してばね16により制動部
15がドラム14に圧接されて制動状態となるか
ら、油圧モータ2の過回転が防止され、油圧シヨ
ベルが逸走することはない。この点について、従
来技術においてはかかる機構をカウンタバランス
弁6を行つており、このため回路内の圧力変化に
よりハンチング現象が起こる。しかし、本実施例
にあつてはカウンタバランス弁を使用していない
のでこのようなハンチングが発生することはな
い。
次に、方向切換弁21を位置(イ)から中立位置に
切換えたとする。これにより方向切換弁21は油
圧源側ポートおよびタンク側ポートとアクチユエ
ータ側ポートとの連通を遮断し、油圧モータ2へ
の圧油の供給はなくなるので、油圧モータ2は停
止する。このように、油圧モータ2が完全に停止
しても、管路4および5内には圧力がこもり、実
際上は該各管路4,5内には残圧が発生してい
る。このため、低圧選択弁22が中立状態に戻つ
たとしても、管路4,5からの残圧がブレーキ装
置13の圧力室Aに作用し、該ブレーキ装置13
は制動解除位置のままとなつている。
さらに、前述のように油圧モータ2が停止して
いる状態で何らかの原因で油圧モータ2に外力が
作用し、または油圧シヨベルが傾斜地で停止しよ
うとしたために油圧モータ2に外力が作用する等
の理由で、当該油圧モータ2が回転しようとする
場合がある。このように、油圧モータ2に外力が
作用し回転しようとすると、該油圧モータ2内を
油が流れることはもとより、方向切換弁21、オ
ーバロードリリーフ弁7,8等の〓間摺動部分か
ら油が漏出し、該油圧モータ2が若干スリツプす
ることになる。
しかし、油圧モータ2がある程度スリツプする
と、管路4,5のうち負荷が作用しない方の管路
内圧力が急激に低下し、低圧選択弁22は直ちに
位置(ト)または(チ)に切換わる。この結果、ブレーキ
装置13の圧力室Aには管路4,5のうち低圧側
の圧力が作用し、ばね16により制動部15がド
ラム14に圧接されて制動状態となる。
なお、ブレーキ装置13が制動位置となると
き、駆動部17のピストン17Bが戻る分の油量
に相当する分だけ、管路4、または5内に補給さ
れることになり、油圧モータ2のスリツプの原因
となる。しかし、この場合の油圧モータ2のスリ
ツプ量は、圧力室Aの油量分が油圧モータ2内を
流れることにより生じる程度のものだから、実用
上格別支障を来たすものではない。
第3図は本発明の第2の実施例を示すもので、
第2図と同一構成要素には同一符号を付して説明
を省略する。
然るに、本実施例の特徴とするところは、背圧
発生機構として第1の実施例において使用したリ
リーフ弁23に代えて絞り31を設けたことにあ
る。これにより制御装置の構造をさらに簡単なも
のとすることができる。
また、背圧発生機構としては、前述したものの
ほか、戻り油管12に比較的大きな管路圧損を生
じさせるようにしたものであつてもよい。
なお前述の各実施例では油圧シヨベルにおける
油圧モータの制御装置について述べたが、油圧モ
ータのほか油圧シリンダ等の制御装置としても使
用することができる。またブレーキ装置としては
ドラム14と圧接する制動部15と、ばね16
と、シリンダ−ピストン機構を有する駆動部17
とからなる形式のものとして述べたが、ドラム1
4を挟着するデイスク型式のブレーキ装置、例え
ば対向ピストン型、ピンスライド型のブレーキ装
置としてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に述べた如く、本発明に係るアクチユ
エータの制御装置によれば、低圧選択弁を介して
背圧発生機構からの背圧によりブレーキ装置を作
動させる構成としたから、カウンタバランス弁を
不要とすることができ、ハンチング現象の発生を
確実に防止し得て、回路中における圧油の流れが
安定するだけでなく、その構造も簡単かつコンパ
クトになり、安価に製造することができる等の諸
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術によるアクチユエータの制御
装置の系統図、第2図は本発明の第1の実施例を
示す系統図、第3図は本発明の第2の実施例を示
す系統図である。 1……油圧ポンプ、2……油圧モータ、4,5
……管路、10……圧油供給管、11……タン
ク、12……戻り油管、13……ブレーキ装置、
15……制動部、16……ばね、17……駆動
部、21……方向切換弁、22……低圧選択弁、
23……リリーフ弁(背圧発生機構)、31……
絞り(背圧発生機構)、A……圧力室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油圧ポンプと該油圧ポンプにより駆動される
    アクチユエータとの間に設けられ、該アクチユエ
    ータへの圧油の給排を制御するクローズセンタ形
    式の方向切換弁と、該方向切換弁のアクチユエー
    タ側ポートと前記アクチユエータの流出入ポート
    との間に接続された管路と、前記方向切換弁の油
    圧源側ポートと前記油圧ポンプとの間を接続する
    圧油供給管と、前記方向切換弁のタンク側ポート
    とタンクとの間を接続する戻り油管と、圧力室を
    有し、該圧力室内に所定圧力が供給されたときに
    前記アクチユエータの制動が解除されるブレーキ
    装置と、前記圧力室と前記アクチユエータ側の各
    管路との間に接続され、該各管路のうち低圧側の
    管路を前記圧力室に連通させる低圧選択弁と、前
    期戻り油管の途中に設けられ、該戻り油管に前記
    ブレーキ装置の制動を解除すべき所定圧力よりも
    高い背圧を発生させる背圧発生機構と、前記油圧
    ポンプと該背圧発生機構の流入側との間に設けら
    れ、前記方向切換弁が中立位置にあるとき前記油
    圧ポンプからの圧油を該背圧発生機構を介してタ
    ンクに戻すアンロード流路とから構成してなるア
    クチユエータの制御装置。 2 前記背圧発生機構は前期戻り油管に設けられ
    たリリーフ弁である特許請求の範囲1項記載のア
    クチユエータの制御装置。 3 前記背圧発生機構は前期戻り油管に設けた絞
    りである特許請求の範囲1項記載のアクチユエー
    タの制御装置。
JP56151607A 1981-09-25 1981-09-25 アクチユエ−タの制御装置 Granted JPS5854203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56151607A JPS5854203A (ja) 1981-09-25 1981-09-25 アクチユエ−タの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56151607A JPS5854203A (ja) 1981-09-25 1981-09-25 アクチユエ−タの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5854203A JPS5854203A (ja) 1983-03-31
JPS649481B2 true JPS649481B2 (ja) 1989-02-17

Family

ID=15522221

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JP56151607A Granted JPS5854203A (ja) 1981-09-25 1981-09-25 アクチユエ−タの制御装置

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JPS62100306U (ja) * 1985-12-16 1987-06-26
JPH01176121U (ja) * 1988-06-01 1989-12-15
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