JPH03514B2 - - Google Patents

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JPH03514B2
JPH03514B2 JP56050192A JP5019281A JPH03514B2 JP H03514 B2 JPH03514 B2 JP H03514B2 JP 56050192 A JP56050192 A JP 56050192A JP 5019281 A JP5019281 A JP 5019281A JP H03514 B2 JPH03514 B2 JP H03514B2
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JP
Japan
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pressure
servo
pump
piston
discharge
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Makoto Yamamoto
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03514B2 publication Critical patent/JPH03514B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/08Regulating by delivery pressure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可変容量形ポンプの入力制限機能、
流量制御機能及び最大吐出圧力を所定圧力に制御
する圧力制御機能を有する流体制御装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
この種の従来装置には例えば第1図に示すもの
がある(特公昭55−594号公報参照)。この流量制
御装置(以下レギユレータという)は、入力制御
機構と流量制御機構を有し、ポンプの最大吐出圧
力はリリーフ弁(図示せず)で制限していた。こ
の装置を具体的に説明すると、スリーブ1に嵌挿
するスプール2は、一端に配設したばね3と、他
端にコンペンピストン4を嵌挿せるコンペン受圧
部5を介して配設したばね6とで挟圧保持し、コ
ンペン受圧部5の肩部7とケーシング8との間に
形成された液室9には外部指令圧力たるパイロツ
ト圧Piを導き、コンペンピストン4の基部が臨む
液室10には、ケーシング8の通孔11、環溝1
2、コンペン受圧部5の通孔13を経てポンプの
吐出圧力Pdを導く。一方、一端を枢軸14でケ
ーシング8に枢支され且つ可変容量形ポンプの傾
転量調整部(図示せず)に連結するフイードバツ
クレバー15はピン18,19でサーボシリンダ
16のサーボピストン17とスリーブ1に連結す
る。スリーブの嵌挿孔20にはスリーブ1の通孔
21,22,23と対向する箇所に環溝24,2
5,26を形成し、環溝25とサーボシリンダ1
6の小室27に通路28,29で常時サーボ圧
Psを導く。環溝24は通孔30により環溝26
に連通すると共に、通路31によりサーボシリン
ダ16の大径室32に連通する。スリーブ1の通
孔21,23はスプール2停止時にランド33,
34で閉塞し、通孔22はランド34,35間に
位置せしめ、スプール2にはランド33,35間
と34の右方とを結ぶ通孔37を穿設している。
前記するような構成のレギユレータでは、パイ
ロツト圧力Piを下げると、スプール2とコンペン
受圧部5がばね6で押されて左行する。これより
通孔21が開き、サーボシリンダ16の大径室3
2は通路31、通孔21、スプール2の通孔37
等を経てタンク36に通じ、一方、小室27には
サーボ圧力Psが導かれている。このため、サー
ボピストン17は左行しフイードバツクレバー1
5を反時計方向に回転する。これにより左行する
スリーブ1の通孔21がランド33で閉塞される
までの間ポンプの吐出量は減少を続ける。逆に、
パイロツト圧力Piを上げると、コンペン受圧部5
の右行と共にスプール2はばね3に押されて右行
し通孔22と23を連通する。このためサーボ圧
力Psは通孔29、通孔22,23、環溝26、
通孔30、環溝24、通路31を経て大径室32
に導かれ、サーボピストン17はピストン前後の
押圧力の差で右行してフイードバツクレバー15
を時計方向に回転する。これにより右行するスリ
ーブ1の通孔23がランド34で閉塞されるまで
の間ポンプの吐出量を増し続ける。即ち、パイロ
ツト圧操作によりポンプの流量制御が行える。
次に、パイロツト圧力Piが一定の場合のポンプ
の吐出圧力Pdとポンプの吐出量との関係につい
てみるに、吐出圧力Pdの昇圧でスプール2がコ
ンペンピストン4に押されて左行すると、通孔2
1が開き、前述したように大径室32とタンク3
6が連通するので、サーボピストン17は左行
し、ポンプの吐出量は減少する。逆に、吐出圧力
Pdの減少でスプール2がばね3に押されて右行
すると、通孔22と23が連通し、前述したよう
にサーボ圧力Psが大径室32へ導かれるので、
サーボピストン17は右行しポンプの吐出量が増
大することになる。以上の関係を第2図に示す
Pd−Q線図で説明すると、あるパイロツト圧力
Piに対応するポンプの吐出量がQ1のとき、ポン
プの吐出圧力Pdがコンペンピストン4の設定圧
力Pd1以下ではコンペンピストン4はばね3の押
圧力以下となるため、スプール2は右行程端に位
置し、吐出量はQ1と一定値をとる。ところが、
吐出圧力PdがPd1を越えると、コンペンピストン
4はばね3に抗してスプール2を左行させるの
で、通孔21が開き、吐出量はポンプの出力制限
曲線に沿つて減少する。そして、最高吐出圧力
PRはリリーフ弁(図示せず)で規制される。吐
出圧力PdがPRから低下すると、吐出量はポンプ
の出力制御曲線42に沿つて増大する。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来装置は、最高吐出圧力時のポンプの流
量がアクチユエータの駆動に必要な流量よりも多
い場合、その余剰流量をリリーフ弁で逃がす無駄
があつた。例えば、アクチユエータが油圧シリン
ダの場合、ピストンが行程端に達した時にリリー
フ圧まで昇圧するが、その際のポンプの吐出量は
殆ど全部をリリーフ弁で逃がしていた。
本発明は前記の点に鑑みてなされたもので、比
較的簡潔な構成により、ポンプの吐出圧力が所定
圧力に達した時その圧力を保持するに必要な流量
だけをポンプが吐出するようにしてエネルギーの
有効利用を図ることができる流体制御装置の提供
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本発明においては液
圧アクチユエータに主通路で閉回路を形成するよ
うに接続された可変容量形ポンプの傾転量調整部
を操作するサーボピストンと、このサーボピスト
ンと連動するスリーブとスプールとでサーボピス
トンの両端をサーボ圧供給路とタンクに選択的に
接続してサーボピストンの運動を規制するばねセ
ンタ形パイロツト操作のサーボ案内弁を含む両傾
転用の流体制御装置において、可変容量形ポンプ
の吐出圧力が所定圧力を越えるとサーボ圧供給路
をタンクに連通する切換弁を設けると共に、サー
ボピストンの両端面にフイードバツクピストンを
配設し、各フイードバツクピストンはサーボピス
トンとの当接面がサーボ圧供給路と連通するとき
可変容量形ポンプの吸入側の主通路と連通し、タ
ンクと連通するとき可変容量形ポンプの吐出側の
主通路と連通するようにしたことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
可変容量形ポンプの吐出圧力が所定圧力(切換
弁の設定圧力)を越えると、切換弁が切換わつて
サーボ圧供給路をタンクに連通するので、サーボ
ピストンはポンプの傾転量を減じる方向へ移動す
る。これにより吐出量が減少し吐出圧力が所定圧
以下に下がると切換弁が切換わり、サーボピスト
ンはサーボ圧の供給をうけてポンプの傾転量を増
大する方向へ移動し、これにより吐出圧力が上昇
して所定圧力を越えると、再び切換弁が切換わり
サーボ圧供給路をタンクに連通するという作用を
繰返す。従つて、可変容量形ポンプの吐出圧力が
上昇しても、その上限は切換弁の設定圧力であ
り、その際の可変容量形ポンプの吐出量は、吐出
圧力を切換弁の設定圧力に保持するのに必要な僅
かな吐出量となる。
しかして、ポンプのポンピング時、サーボ圧供
給路と連通する側のフイードバツクピストンは吸
入側の主通路と連通し、タンクと連通する側のフ
イードバツクピストンはポンプの吐出圧力をうけ
るので、ポンプのポンピング時にはポンプの傾転
量を零にしようとする力がサーボピストンに強制
的に作用する。又、吸入側の主通路が吐出側の主
通路よりも高圧となるポンプのモータリング時に
は、サーボ圧供給路と連通する側のフイードバツ
クピストンに高圧が作用し、ポンプの傾転量を最
大にしようとする力がサーボピストンに強制的に
作用する。
このようにポンプの傾転量を、ポンプのポンピ
ング時では零に、モータリング時では最大にしよ
うとする力がサーボピストンに作用するので、ポ
ンプの吐出圧力が所定圧力に達した時にはその圧
力を保持するに必要な流量だけをポンプが吐出す
るという機能を確実に確保できる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図において、ケーシング41に形成された
案内孔42にスリーブ43を嵌挿し、このスリー
ブ43にはランド44,45,46,47を突設
したスプール48を嵌挿して、その両端にコンペ
ンピストン49,49′を嵌挿したコンペン受圧
部50,50′を、さらにその外側にばね51,
51′,52,52′を配設する。スリーブ43は
ランド44,45間に同軸の通孔53と環溝54
を、ランド45,46間に同軸の通孔55と環溝
56を、ランド46,47間に同軸の通孔57と
環溝58を形成している。そして、環溝54と5
8はスリーブ43両側の液室59,59′と共に
ケーシング41の通路60により切換弁61の通
路62に連通し、環溝56はケーシング41の通
路63により切換弁61のサーボ圧供給路64に
連通する。又、スリーブ43には、図示中立位置
においてランド45,46で閉塞される通孔6
5,66及び通孔65,66と連通する環溝6
7,71を形成し、通孔65は環溝67、通路6
8を経てサーボシリンダ69の左側液室70に、
通孔66は環溝71、通路72を経てサーボシリ
ンダ69の右側液室73に連通する。
サーボシリンダ69のサーボピストン74は、
中間を枢軸75でケーシング41に枢着されたフ
イードバツクレバー76、連結ピンによりスリー
ブ43と連動可能に連結すると共に、中央部に傾
転レバー77を取付け、これを傾転ピン78等に
より可変容量形ポンプ79の傾転量調整部(図示
せず)に連結する。さらに、サーボピストン74
の両端には、通路80,81によりポンプの主通
路82,83の吐出圧力Pd,Pd′が作用するフイ
ードバツクピストン84,85を配設することに
よつて、可変容量形ポンプ79のポンピング時に
はポンプ傾転量を零にしようとする力を、又、モ
ータリング時にはポンプ傾転量を最大にしようと
する力をサーボピストン74に加えるようにして
いる。
しかして、コンペン受圧部50,50′のコン
ペンピストン49,49′の基部が臨む液室86,
86′には、コンペン受圧部50,50′に形成し
た通孔87,87′、環溝88,88′、ケーシン
グ41に形成した通路89,89′等を介して可
変容量形ポンプ79の主通路82,83の吐出圧
力Pd,Pd′を導き、コンペン受圧部50,50′
の肩部90,90′とケーシング41との間に形
成した液室91,91′には外部指令圧力たるパ
イロツト圧力Pi,Pi′を導く。
切換弁61は、そのケーシング92のスプール
案内孔93にスプール94を嵌挿しこれをばね9
5により右端壁面に押付けると共に、スプール9
4の右端面にはカツトオフピストン96を当接さ
せ、このカツトオフピストンには高圧選択弁97
で主通路82,83のいずれか高圧側の吐出圧力
を導く。前記通路62はスプール案内孔93の右
側液室98、通路99等を経てタンク36に連通
し、ばね室100は通路101により99に連通
する。前記サーボ圧供給路64は、スプール94
が右行程端に位置する図示状態において、サーボ
圧力Psを導く通路102と環溝103、スプー
ル94のランド104,105間の液室106を
介して連通し、スプール94の左行で環溝103
を介して右側液室98に連通するようにしてい
る。
次に、本実施例による動作につき説明する。図
示中立状態において、パイロツト圧力Piを右側液
室91に導くと、コンペン受圧部50がばね5
1,52に抗して右行しスプール48もばね5
1′により右行して通孔55と66を連通する。
これによりサーボ圧力Psは通路72からサーボ
シリンダ69の右側液室73に導かれ、また、通
孔53と65が連通し、サーボシリンダ69の右
側液室70が通路68、通孔65,53、通路6
0,62、液室98、通路99を経てタンク36
に連通するので、サーボピストン74は左行し、
ポンプの吐出量が増す。このサーボピストン74
の動きはフイードバツクレバー76を介してスリ
ーブ43に伝えられ、これにより右行するスリー
ブ43の通孔65,66がスプール48のランド
45,46で閉塞されると、サーボピストン74
の作動は停止する。ついで、パイロツト圧力Piを
下げると、コンペン受圧部50はばね51,52
に押されて左行し、同時にスプール48も左行し
て通孔66と57及び65と55を連通するの
で、左側液室70にサーボ圧力Psが導かれると
共に右側液室73はタンク36に連通し、サーボ
ピストン74は右行し、ポンプの吐出量が減少す
る。このサーボピストン74の動きはフイードバ
ツクレバー76を介してスリーブ43に伝えら
れ、これにより左行するスリーブ43の通孔6
5,66がスプール48のランド45,46で閉
塞されると、サーボピストン74の作動は停止す
る。
このパイロツト圧力Piによる流量制御では、ス
プール48の位置はパイロツト圧力Piと液室91
の受圧面積及びばね52,51,51′のばね常
数で決まり、サーボピストンの位置はスプール4
8の位置で決まるので、パイロツト圧力Piに応じ
たポンプの吐出量が得られる。なお、パイロツト
圧力Pi′を左側液室91′に導く場合にも動作方向
が前と逆になるだけで同じ流量制御が得られる。
次に、パイロツト圧力Piによりポンプの吐出量
Qが与えられ、そしてポンプが例えば最大傾転を
とる第4図の状態において、吐出圧力Pdが増大
した時の吐出量減少動作を説明する。吐出圧力
Pdはコンペン受圧部50内のコンペンピストン
49に作用し、コンペンピストン49をスプール
48に当接している。しかし、スプール48をコ
ンペン受圧部50に押付けているばね51′の力
に打ち勝つまではスプール48は動かない。この
場合のポンプの吐出量を第5図に示す流量Q1
すれば、第5図において、吐出圧力PdがPd1を越
えると、コンペンピストン49はばね51′に抗
してスプール48を左行させる。これにより通孔
65と55及び66と57が連通し左側液室70
にサーボ圧力Psが導かれ、右側液室73はタン
ク36に通じ、サーボピストン74が右行するこ
とにより吐出量が減少する。この時のスプール4
8の移動量は、吐出圧力Pdとコンペンピストン
49の受圧面積及びばね51,51′のばね常数
で決まる。
そして、吐出圧力PdがPd3まで上昇すると、ス
プール48は中立位置まで押し戻され、ポンプは
最少傾転位置をとり、吐出量は例えば第5図に示
す如く零になる。この時コンペンピストン49
は、コンペン受圧部50から大きく突き出た状態
となる。また、最初の状態が最大傾転位置ではな
く、例えば第5図の吐出量Q1′となる傾転位置で
は、吐出圧力PdがPd1′を越えたところからコン
ペンピストン51の作動により吐出量が減少し始
める。
しかし、吐出圧力PdはPd3まで上昇することは
ない。即ち、吐出圧力PdがPd3よりも低い切換弁
61の設定圧力Pd2を越えると、切換弁61のカ
ツトオフピストン96がばね95に抗してスプー
ル94を左行させ、サーボ圧供給路である通路6
4を通路99等を介してタンク36に連通するこ
とにより、スリーブ43の通孔53,55,57
はすべてタンク36に連通するからである。とこ
ろで、この場合フイードバツクピストン84には
吐出圧力Pdが作用しているから、通路64がタ
ンク36に連通したところで、サーボピストン7
4が右行し、これと連動するスリーブ43も左行
する。このため、通孔65と53及び66と55
が連通し、サーボシリンダの液室70,73が共
にタンク36に連通するため、サーボピストン7
4はフイードバツクピストン84の押圧力で引続
き右行することになり、ポンプの吐出量は減少す
る。吐出量が減少すると吐出圧力Pdが設定圧力
Pd2よりも下がり、切換弁61のスプール94が
ばね95に押されて通路102と64を連通する
から、サーボ圧力Psは右側液室73に導かれ左
側液室70はタンク36に連通して、サーボピス
トン74が左行し、吐出量が増大する。これによ
り吐出圧力Pdが設定圧力Pd2を越えると、切換弁
61のスプール94が左行して前述のように吐出
量が減少するから、ポンプの傾転部は吐出圧力
Pdを切換弁61の設定圧力Pd2に保持するに必要
な吐出量を出す位置に保たれる。
第6図に示すものは、第3図に示す両傾転用レ
ギユレータを備えた可変容量形ポンプ79と慣性
体(図示せず)を連結した油圧モータ108とを
主通路82,83で閉回路を形成するように接続
した油圧駆動装置で、レギユレータにはポンプの
吐出圧力Pd,Pd′、サーボポンプ109からのサ
ーボ圧力Ps、さらに、2個の可変減圧弁110,
111で構成される遠隔制御弁112より操作レ
バー113のレバー角度に比例したパイロツト圧
力Piを導くようにしている。
ただし、閉回路に必要な公知の弁類やブースト
ポンプ等は省略している。
いま、両傾転用レギユレータが第3図に示すよ
うな中立状態にあるとき、遠隔制御弁112の操
作レバー113を矢印方向に倒すと、可変減圧弁
110が動作してポンプ114の吐出通路115
をパイロツト通路116に連通するので、パイロ
ツト圧力Piは液室91に導かれる。これにより、
コンペン受圧部50及びスプール48が右行する
と、サーボピストン74はサーボ圧力Psで左行
し始め、可変容量形ポンプ79は流量を出し始め
る。しかし、油圧モータ108は取付けられた慣
性体の慣性力によりすぐには回転を始めないの
で、主通路82に高圧の吐出圧力Pdが生じ、こ
の吐出圧力Pdが切換弁61の設定圧力Pd2より大
きくなると、切換弁61は位置Bに切換わり、サ
ーボ圧供給路である通路64をタンク36に連通
する。これによりサーボピストン74の動きは前
述したように規制され、主通路82の吐出圧力
Pdを切換弁61の設定圧力Pd2に保持するように
サーボピストン74が制御されながら、ポンプの
吐出量は増大していく。そして、吐出量が第5図
の流量Q2まで増大すると、そこからはコンペン
ピストン49が作動し始め、吐出圧力Pdの低下
と共に吐出量が増大する。なお、切換弁61は吐
出圧力PdがPd2以下になつたところで位置Aに切
換わり、通路64にサーボ圧力Psを導くもので
ある。かくて、パイロツト圧力Piによつて決まる
ポンプの吐出量、例えば吐出量Q1′まで増大する
と、吐出量は一定となり、油圧モータ108は定
常回転になる。
いま、ポンプ傾転が例えば第4図に示すように
最大傾転をとる状態で、油圧モータ108が定常
回転している時にパイロツト圧力Piを除去する
と、スプール48はばね51,52で押し戻さ
れ、サーボ圧力Psはサーボシリンダ69の左側
液室70に導かれ、右側液室73はタンク36に
連通するので、サーボピストン74が右行し、ポ
ンプの吐出量を減じようとする。一方、油圧モー
タ108は慣性体の慣性力により回転を持続しよ
うとするから、主通路83にブレーキ圧力Pd′が
発生する。このブレーキ圧力Pd′が切換弁61の
設定圧力Pd2を越えると、加速の時と同様に切換
弁61は位置Bに切換わり、通路64をタンク3
6に連通するので、サーボピストン74の動きは
規制される。この減速時では可変容量形ポンプ7
9のモータリングにより、フイードバツクピスト
ン85にブレーキ圧力Pd′が作用し、サーボピス
トン74を左行させるので、ポンプの吐出量が増
し、主通路83のブレーキ圧力Pd′を設定圧力
Pd2に保持するようにサーボピストン74の動き
は制御され、油圧モータ108の回転が低下して
いく。なお、パイロツト圧力Piが除去されスプー
ル48が中立位置に戻つた状態では、ばね51,
51′,52,52′によりスプール48は中立位
置に保持されており、ブレーキ圧力Pd′が作用す
るコンペンピストン49′でスプール48を中立
位置から移動させるのに必要な油圧力は、第5図
に示すPd3以上となることから、スプール48は
中立位置から移動せず、そのため、ブレーキ圧力
Pd′は油圧モータ停止まで設定圧力Pd2に一定に
制御される。
このように、第6図に示す油圧駆動装置では、
遠隔制御弁112のレバー113を倒すと、回路
圧力をリリーフ弁設定圧力より低い設定圧力Pd2
に保ちながら加速し始め、吐出量Q2(第5図参
照)に達すると原動機の過負荷を防止するために
入力制限機能が働いて吐出量の増加につれ回路圧
力を下げ、遠隔制御弁112のレバー角度に応じ
た吐出量に達すると、ポンプの傾転量は一定とな
り、油圧モータ108は定常回転となる。
そして、レバー113を中立に戻すと、リリー
フすることなく回路圧力を設定圧力Pd2に一定に
保ちながら減速し、油圧モータを停止させること
が可能である。
以上は流量制御機能と入力制限機能を有するレ
ギユレータに付き説明したが、本発明は流量制御
機能のみ有するものにも適用できる。即ち、第5
図において、ポンプ吐出圧力Pdが切換弁の設定
圧力Pd2以下ではポンプの吐出量がQ2である場
合、負荷圧力の増大によつて吐出圧力Pdが設定
圧力Pd2を越えると切換弁が作動して吐出量を減
少せしめ、以下前述したように吐出圧力が上昇し
ても、その上限は切換弁の設定圧力であり、その
際のポンプ吐出量は、吐出圧力を設定圧力Pd2
保持するのに必要な流量となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明においては、ポンプ
の吐出圧力が上昇してもその上限は切換弁の設定
圧力であり、その際吐出圧力を切換弁の設定圧力
に保持するのに必要な流量だけをポンプが吐出す
るようにしているので、余剰流量の発生を抑制し
てエネルギの損失を低減することができる。また
かかる機能は従来品に切換弁を付加する程度の簡
潔な構成によつて得られるので、従来品にも簡単
に適用することができる。さらに、前記機能を得
るためには、ポンプの傾転量をポンピング時には
零に、モータリング時には最大にしようとする力
が必要であるが、この力はサーボピストンの両端
に配設するフイードバツクピストンで得られるよ
うにしているので、ポンプ自体が持つこのような
性質を利用するのに比べてポンプの入力回転数、
吐出圧力、弁板の形状等ポンプ自体の性状、運転
条件等の影響をうけることがなく確実に前記機能
を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一部切欠き縦断面図、第2
図は同装置におけるパイロツト圧力及びポンプの
吐出圧力によるポンプ流量制御説明図、第3図は
本発明の実施例である両傾転用流体制御装置の一
部切欠き縦断面図、第4図はポンプ最大傾転時の
同装置の一部切欠き縦断面図、第5図は本発明装
置におけるパイロツト圧力及びポンプの吐出圧力
によるポンプ流量制御説明図、第6図は本発明装
置を備えた閉回路構成の油圧駆動装置の油圧回路
図である。 43……スリーブ、48……スプール、61…
…切換弁、64……サーボ圧供給路、69……サ
ーボシリンダ、74……サーボピストン、76…
…フイードバツクレバー、79……可変容量形ポ
ンプ、84,85……フイードバツクピストン、
109……サーボポンプ、112……遠隔制御
弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液圧アクチユエータに主通路で閉回路を形成
    するように接続された可変容量形ポンプの傾転量
    調整部を操作するサーボピストンと、このサーボ
    ピストンと連動するスリーブとスプールとでサー
    ボピストンの両端をサーボ圧供給路とタンクに選
    択的に接続してサーボピストンの運動を規制する
    ばねセンタ形パイロツト操作のサーボ案内弁を含
    む両傾転用の流体制御装置において、可変容量形
    ポンプの吐出圧力が所定圧力を越えるとサーボ圧
    供給路をタンクに連通する切換弁を設けると共
    に、サーボピストンの両端面にフイードバツクピ
    ストンを配設し、各フイードバツクピストンはサ
    ーボピストンとの当接面がサーボ圧供給路と連通
    するとき可変容量形ポンプの吸入側の主通路と連
    通し、タンクと連通するとき可変容量形ポンプの
    吐出側の主通路と連通するようにしたことを特徴
    とする可変容量形ポンプの流体制御装置。
JP56050192A 1981-04-02 1981-04-02 Fluid controlling apparatus for variable displacement pump Granted JPS57163188A (en)

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