JP3058321B2 - 着脱式側柵の固定構造 - Google Patents

着脱式側柵の固定構造

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JP3058321B2 JP8080025A JP8002596A JP3058321B2 JP 3058321 B2 JP3058321 B2 JP 3058321B2 JP 8080025 A JP8080025 A JP 8080025A JP 8002596 A JP8002596 A JP 8002596A JP 3058321 B2 JP3058321 B2 JP 3058321B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベッドのサイドフレ
ームに設けられる着脱自在な着脱式側柵の固定構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ベッドのサイドフレームに設け
られる側柵は、(1)転落防止対策、(2)食事台(オ
ーバーテーブル)等の支持部材、(3)ベッドからの乗
り降りの際の手掛かり、(4)痴呆症患者の徘徊防止対
策として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した
(3)の手掛かりとしての機能を発揮するには、着脱式
の側柵では、不充分なところがある。すなわち、前記着
脱式側柵の固定構造においてはベッドのサイドフレーム
に差し込むだけであり、固定手段がないとがたつきをお
こし、不安定となり、使用者に不安感を与えることとな
る。また、(4)の痴呆症患者の徘徊防止目的として
は、側柵を差し込んだだけでは、痴呆症患者が側柵を引
き抜いて振り回したりして、不充分であるといわざるを
得ない。本発明は、このような点を改善するために提案
されたものであって、着脱式側柵を簡単な操作でサイド
フレームにがたつくことなく固定できるようにした、着
脱式側柵の固定構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を達成する
ために、本発明は、ベッド等のサイドフレームに形成し
た係止穴に着脱可能に構成した着脱式側柵において、中
空状パイプによって一体的に構成し、前記係止穴に嵌入
するようにした第1、第2の支柱と、柵部とを有し、前
第1または第2支柱の頂部側に基枠部材を設ける一
方、第1または第2支柱の末端側を開口端として、この
開口端に下半部を円錐形状としたスリーブを嵌入し、前
記基枠部材を貫通して、第1または第2支柱内に軸部材
を挿通すると共に、第1または第2支柱の末端側のスリ
ーブを介して摺動可能に突出させ、この軸部材の基枠部
材上の上端部に、軸部材を軸方向に進退動作させるため
の操作レバーを取り付ける一方、軸部材の下端部にナッ
ト部材を固定し、前記スリーブと軸部材の下端部におけ
るナット部材間に、長手方向に一部を切り欠いた筒状の
変形可能な押圧子を遊嵌すると共に、前記ナット部材に
よって支持する構成とし、前記押圧子の上端側に、前記
スリーブにおける下半部を当接させると共に、この下半
部の先端側を押圧子内に臨入させ、前記操作レバーは、
基枠部材上において、軸部材の上端部と回動可能に連結
して、前記操作レバーと軸部材との連結軸と、操作レバ
ーが鉛直状態の際に基枠部材底部と接する面との距離に
比較して、操作レバーが水平状態の際に基枠部材底部と
接する面と前記連結軸との距離を大として、操作レバー
を水平状態とすることで、前記軸部材を軸方向に所定距
離引き上げる構造とし、前記操作レバーによって軸部材
を所定距離引き上げ操作してスリーブと軸部材の下端部
間の距離を退縮させて、前記押圧子内にスリーブの下半
部を押し込んで押圧子を拡開変形させることで、係止穴
内壁に押圧子を圧接させて、第1または第2支柱を係止
穴に固定するようにした。前述の構成において、押圧子
を、表面側が比較的軟質性の樹脂と、内面側が比較的硬
質の樹脂とによって構成することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる着脱式側柵
の固定構造の実施の形態を挙げ、添付の図面に基づい
て、以下説明する。図1に、着脱式側柵1を示す。この
着脱式側柵1は、中空状パイプによって一体的に構成
し、ベッドのサイドフレーム2上の係止穴3に嵌入する
ようにした第1の支柱4a、第2の支柱4bと、柵部5
とを有する。前記第1支柱4aおよび第2支柱4bは、
前記係止穴3に余裕をもって差し込むことができるよう
に、外径が係止穴3の内径に比較して小としている。第
1支柱4aは、柵部5の下部横パイプ5a、中間横パイ
プ5bに対して直角方向に指向し、頂部を中間横パイプ
5bと上部横パイプ5cとの間に位置させ、第2支柱4
bは、柵部5の下部横パイプ5aから上部横パイプ5c
に至り、中間にて中間横パイプ5bと連結している。
【0006】前記第1支柱4aにおいて、頂部側に基枠
部材6を有し、この基枠部材6を貫通して、第1支柱4
a内に長尺な軸部材7を挿通し、第1支柱4aの開口末
端側から突出させている。この軸部材7の基枠部材6上
の上端部には、軸部材7を軸方向に進退動作させるため
の操作レバー8を取り付ける一方、軸部材7の下端部に
はナット部材9を螺着している。また前記第1支柱4a
の開口末端側には、下半部10aを円錐形状とすると共
に、上半部10bを円筒形状としたスリーブ10を嵌入
し、このスリーブ10を介し第1支柱4aの開口末端側
において軸部材7を進退可能に支持している(図2参
照)。そして、前記スリーブ10と軸部材7の下端部に
おけるナット部材9間には、長手方向に一部を切り欠い
た円筒状の変形可能な押圧子11を遊嵌すると共に、ナ
ット部材9によってワッシャ12を介し支持している。
また、前記押圧子11の上端側に、前記スリーブ10に
おける円錐形状の下半部10aを当接すると共に、先端
側を押圧子11内に嵌入している。かかる押圧子11
は、表面側が軟質性樹脂11a(例、エラストマー等)
と内面側を硬質性樹脂11bによって構成している(図
3参照)。
【0007】次に、前記第1支柱4aの頂部における基
枠部材6において、前記基枠部材6は、第1支柱4a頂
部の開口面を閉止するようにした、断面略コ型形状の枠
体である。前記操作レバー8は、基枠部材6上におい
て、軸部材7の上端部と回動可能に連結しており、前記
操作レバー8と軸部材7との連結軸13と、操作レバー
8が鉛直状態の際に基枠部材6底部と接する面8aとの
距離L1に比較して、操作レバー8が水平状態の際に基
枠部材6底部と接する面8bとの距離L2を大として、
操作レバー8を水平状態とすることで、前記軸部材7を
軸方向に所定距離引き上げる構造としている(図2参
照)。なお、かかる操作レバー8の基枠部材6底部と接
する面8aと面8bとの間は、基枠部材6底部に円滑に
接触しつつ、操作レバー8を操作することができるよう
に円弧状に面取りしている。
【0008】以上のような着脱式側柵1において、柵部
5の上部横パイプ5cを掴みながら、ベッドのサイドフ
レーム2の係止穴3に第1支柱4aおよび第2支柱4b
を差し込み、第1支柱4a頂部の操作レバー8を操作す
る(図1参照)。すなわち、鉛直状にある操作レバー8
を水平状に変位操作する。すると、操作レバー8は、基
枠部材6底部と接する面が、鉛直状態の際に接する面8
aから水平状態の際に接する面8bに移行する。この場
合、(鉛直状態の際に接する面8aと、操作レバー8と
軸部材7との連結軸13との距離L1)<(水平状態の
際に接する面8bと、操作レバー8と軸部材7との連結
軸13との距離L2)であるので、操作レバー8を水平
状態とすることで、前記軸部材7は、軸方向にL2−L
1分、引き上げられる。なお、かかる操作レバー8の操
作は、基枠部材6底部と接する面8aと面8bとの間の
円弧状の面取りによって、円滑に行うことができる。
【0009】操作レバー8を水平状態とすることによ
り、第1支柱4aの開口末端部におけるスリーブ10か
ら突出した軸部材7において、引き上げられた距離L2
−L1分、スリーブ10と軸部材7先端におけるワッシ
ャ12間の距離が縮まることとなり、スリーブ10にお
ける円錐形状の下半部10aが押圧子11の上端側に押
しつけられ、さらに下半部10aが押圧子11の上端側
から、押圧子11内に入り込んでいき、押圧子11は径
方向に拡開変形し、これによって押圧子11が係止穴3
内壁面に圧接されるので、第1支柱4aはがたつかない
ように、且つ抜け落ちないように固定される(図4参
照)。なおこの際、押圧子11は、内面側を硬質性樹脂
11bによって構成しているので、スリーブ10におけ
る下半部10aからの押圧力を減衰することなく受け止
めることができ、しかも表面側が軟質性樹脂11aで構
成したことにより、係止穴3内壁面に充分な圧接力で押
圧子11の表面側を圧接することができる。このよう
に、操作レバー8を鉛直状態から水平状態に変位操作す
るだけの簡単な操作によって、当初の目的を達成するこ
とができるので、機能性に優れ、使い勝手の良い、しか
もコスト的にも問題のない側柵ということができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、ベッドのサイドフレー
ム上の係止穴に余裕をもって差し込むことができるよう
な寸法の支柱部に、軸部材を挿通してこの軸部材を軸方
向に引き上げ変位させることで、支柱部末端から突出し
た軸部材の先端側に保持した押圧子によって係止穴内壁
にがたつくことなく、且つ抜け落ちることなく支柱部を
固定保持することができる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる固定構造を備えた着脱式側柵の
一例を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示す着脱式側柵の固定構造の一例を示し
た断面説明図である。
【図3】図1に示す着脱式側柵において、固定構造を構
成する構成体の組み合わせ分解斜視説明図である。
【図4】図1に示す固定構造によって固定操作したとこ
ろを示す断面作用説明図である。
【符号の説明】
1 着脱式側柵 2 サイドフレーム 3 係止穴 4a 第1支柱 4b 第2支柱 5 柵部 5a 下部横パイプ 5b 中間横パイプ 5c 上部横パイプ 6 基枠部材 7 軸部材 8 操作レバー 9 ナット部材 10 スリーブ 10a 下半部 10b 上半部 11 押圧子 11a 軟質性樹脂 11b 硬質性樹脂 12 ワッシャ 13 連結軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド等のサイドフレームに形成した
    係止穴に着脱可能に構成した着脱式側柵において、中空
    状パイプによって一体的に構成し、前記係止穴に嵌入す
    るようにした第1、第2の支柱と、柵部とを有し、前記
    第1または第2支柱の頂部側に基枠部材を設ける一方、
    第1または第2支柱の末端側を開口端として、この開口
    端に下半部を円錐形状としたスリーブを嵌入し、前記基
    枠部材を貫通して、第1または第2支柱内に軸部材を挿
    通すると共に、第1または第2支柱の末端側のスリーブ
    を介して摺動可能に突出させ、この軸部材の基枠部材上
    の上端部に、軸部材を軸方向に進退動作させるための操
    作レバーを取り付ける一方、軸部材の下端部にナット部
    材を固定し、前記スリーブと軸部材の下端部におけるナ
    ット部材間に、長手方向に一部を切り欠いた筒状の変形
    可能な押圧子を遊嵌すると共に、前記ナット部材によっ
    て支持する構成とし、前記押圧子の上端側に、前記スリ
    ーブにおける下半部を当接させると共に、この下半部の
    先端側を押圧子内に臨入させ、前記操作レバーは、基枠
    部材上において、軸部材の上端部と回動可能に連結し
    て、前記操作レバーと軸部材との連結軸と、操作レバー
    が鉛直状態の際に基枠部材底部と接する面との距離に比
    較して、操作レバーが水平状態の際に基枠部材底部と接
    する面と前記連結軸との距離を大として、操作レバーを
    水平状態とすることで、前記軸部材を軸方向に所定距離
    引き上げる構造とし、前記操作レバーによって軸部材を
    所定距離引き上げ操作してスリーブと軸部材の下端部間
    の距離を退縮させて、前記押圧子内にスリーブの下半部
    を押し込んで押圧子を拡開変形させることで、係止穴内
    壁に押圧子を圧接させて、第1または第2支柱を係止穴
    に固定するようにしたことを特徴とする着脱式側柵の固
    定構造。
  2. 【請求項2】 前記押圧子は、表面側が比較的軟質性
    の樹脂と、内面側が比較的硬質の樹脂によって構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の着脱式側柵の固定構
    造。
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