JP2553721Y2 - 循環具取り付け用工具 - Google Patents

循環具取り付け用工具

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JP2553721Y2
JP2553721Y2 JP4231391U JP4231391U JP2553721Y2 JP 2553721 Y2 JP2553721 Y2 JP 2553721Y2 JP 4231391 U JP4231391 U JP 4231391U JP 4231391 U JP4231391 U JP 4231391U JP 2553721 Y2 JP2553721 Y2 JP 2553721Y2
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bathtub
circulating
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昇司 木村
啓一 足達
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株式会社ガスター
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、浴槽の壁部に循環具
を貫通固定する際に使用する工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】循環具は浴槽の壁部に貫通固定されるも
のであり、風呂釜から浴槽に湯を送り込む循環往路と、
浴槽から風呂釜に湯を送り込む循環復路とを備えてい
る。この循環具について、図12の分解斜視図に基づき
簡単に説明する。循環具10は雌フレーム20と雄フレ
ーム30とパッキン40と吹き出し筒50とフィルター
カバー60とから構成されている。
【0003】雌フレーム20は、内筒21と外筒22か
らなる二重管構造の本体部23を有している。内筒21
の内部は湯の循環復路24になっており、循環復路24
は本体部23の底板部に連結された復路管25を介して
風呂釜の入湯管部(図示せず)に連なっている。内筒21
と外筒22の間は湯の循環往路26になっており、循環
往路26は上記底板部に連結された往路管27を介して
風呂釜の出湯管部(図示せず)に連なっている。内筒21
の外周面は雄ねじ28になっている。雌フレーム20は
浴槽1の壁部2の外側に配置され、外筒22の先部に設
けられたフランジ部29を壁部2の外面に当接させて設
置される。
【0004】雄フレーム30は、円筒状のコア部31
と、コア部31の先部に設けられたフランジ部32とを
有している。コア部31には、その中央にコア部31を
貫通するねじ孔33が設けられ、このねじ孔33の外側
にコア部31を貫通する複数の湯路34が設けられてい
る。フランジ部32の先端面には、ねじ孔33と一体を
なす環状突起35と、湯路34の更に外側に配置された
複数の柱条突起36が形成されている。
【0005】上記雌フレーム20と雄フレーム30は次
のようにして浴槽1の壁部2に取り付けられる。雄フレ
ーム30のコア部31を浴槽1の内側からパッキン40
及び浴槽1に設けられた取付孔3に挿通し、雄フレーム
30のねじ孔33に雌フレーム20の雄ねじ28を螺合
せしめて締め付けることにより、コア部31を雌フレー
ム20の循環往路26内に収容するとともに、雌フレー
ム20のフランジ部29と雄フレーム30のフランジ部
32により浴槽1の壁部2を挟持する。この状態におい
て、雄フレーム30の湯路34は雌フレーム20の循環
往路26に連なる。
【0006】上記雄フレーム30の先部に吹き出し筒5
0が取り付けられる。吹き出し筒50は外筒51と内筒
52と先端板53とからなる。外筒51には出湯窓54
が形成されている。吹き出し筒50の基部開口に雄フレ
ーム30のフランジ部32を挿入し、内筒52に雄フレ
ーム30の環状突起35を挿入し、雄フレーム30の柱
条突起36の先端を吹き出し筒50の先端板53の内面
に突き当てて、先端板53の孔55からねじ(図示せず)
を差し込んで柱条突起36にねじ込むことにより、吹き
出し筒50は雄フレーム30に固定される。
【0007】フィルターカバー60は有底円筒状をな
し、先端面に設けられた多数の開口61にはフィルター
62が取り付けられている。フィルターカバー60の外
周部には出湯窓63が設けられている。フィルターカバ
ー60は吹き出し筒50の上から被せられ、フィルター
カバー60の外周部内面に設けられた係合凹部64と吹
き出し筒50の外筒51に設けられた係合突起56を嵌
め合わせることにより、吹き出し筒50に装着される。
【0008】上記循環具10において、風呂釜で熱せら
れた湯は、雌フレーム20の往路管27を通って循環往
路26に入り、更に雄フレーム30の湯路34を通って
吹き出し筒50の外筒51と内筒52の間に入り、吹き
出し筒50の出湯窓54及びフィルターカバー60の出
湯窓63を通って浴槽1内に放出される。又、浴槽1内
の湯は、フィルターカバー60の開口61から集水され
て、吹き出し筒50の内筒52及び雄フレーム30のね
じ孔33及び雌フレーム20の循環復路24を通り、更
に復路管25を通って風呂釜に送られる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】風呂釜を屋外に設置し
た場合、上記循環具10の取り付けは従来次のように行
っていた。浴槽1は浴室の壁に非常に接近して設置され
るため、浴室内だけで循環具10の取り付け作業を行う
ことは困難であった。そこで、浴槽1の取付孔3に面し
た浴室の壁に作業用の開口を開け、浴室の外から一人の
作業者がこの開口から循環具10の雌フレーム20を差
し入れて、浴槽1に添えるように支え、浴室内の他の作
業者が雄フレーム30を持って、コア部31を浴槽1の
内側からパッキン40及び浴槽1の取付孔3に通し、雄
フレーム30を雌フレーム20に螺合していた。
【0010】上述方法では、循環具10の取り付け作業
に二人の作業者が必要で、人手が多くかかるという不利
点があった。しかも、二人の息が合わないと作業に時間
がかかるという不具合もあった。この考案は上述従来の
技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、循環具を一人で簡単に取り付けることが
できる循環具取り付け用工具を提供しようとするところ
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案は上述目的を達
成するためになされたもので、その要旨は、浴槽の壁部
に貫通固定される循環具が相互にねじ結合される雌フレ
ームと雄フレームとを具備し、雌フレームは内筒と外筒
からなる二重管構造をなし、この内筒の内部が湯の循環
往路と循環復路のいずれか一方になり、内筒と外筒の間
が循環往路と循環復路の残る他方になっていて、雄フレ
ームは、上記雌フレームの内筒と外筒の間に挿入される
コア部と、コア部の先部に設けられ浴槽の内壁面に圧接
されるフランジ部と、コア部に設けられ上記雌フレーム
の内筒を挿入せしめる貫通孔と、コア部に貫通して設け
られ雌フレームの内筒と外筒の間の通路に連なる湯路と
を有しており、上記雌フレームを浴槽の外側に配し、上
記雄フレームのコア部を浴槽の内側から浴槽壁部の取付
孔に通し、雌フレームと雄フレームを螺合して雄フレー
ムのフランジ部と雌フレームとで浴槽の壁部を挟持させ
る際に用いる循環具取り付け用工具において、 (イ)上記循環具における雄フレームの貫通孔を挿通可能
なロッドと、 (ロ)上記ロッドの基部に設けられ、上記循環具における
雌フレームの内筒に着脱可能な第1係合部と、 (ハ)上記ロッドの先部に設けられ、ロッドの径方向に沿
う長さを伸縮できるようになっていて、伸ばした時の長
さは上記浴槽の取付孔の内径よりも大きくなり、縮めた
時の長さは上記雄フレームの貫通孔の内径よりも小さく
なる第2係合部、とを具備することを特徴とする循環具
取り付け用工具にある。
【0012】
【作用】循環具の雌フレームの内筒に循環具取り付け用
工具の第1係合部を係合して、雌フレームに循環具取り
付け用工具を装着する。次に、この雌フレームを浴槽の
外側に配して、第2係合部のロッド径方向に沿う長さを
縮小させ、第2係合部を浴槽壁部の取付孔に挿通し、こ
の後で第2係合部のロッド径方向に沿う長さを伸ばし上
記取付孔の内径よりも大きくする。このようにすると、
第2係合部が浴槽の壁部に引っ掛かるので、雌フレーム
から手を離しても雌フレームが落下することはない。
【0013】次に、浴槽の内側からロッドを持って雌フ
レームを支持しながら、再度第2係合部のロッド径方向
に沿う長さを縮小して、この第2係合部を浴槽の内側に
配した雄フレームの貫通孔に挿通する。この後、雄フレ
ームのコア部を浴槽の取付孔に挿通し雄フレームと雌フ
レームを螺合する。この循環具取り付け用工具を用いる
と、浴槽への循環具の取付作業を一人で簡単に行うこと
ができる。
【0014】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1から図11ま
での図面に基づいて説明する。図1はこの考案による循
環具取り付け用工具(以下、工具と略称する)の第1実施
例の組み立て斜視図であり、図2は同分解斜視図であ
る。この工具100は図12に示す循環具10を取り付
ける際に用いられるものである。循環具10の構成につ
いては前述従来のものと同様であるので説明を省略す
る。
【0015】工具100は、長尺のロッド110と、ロ
ッド110の基部に設けられた第1係合体(第1係合部)
120と、ロッド110の先部に設けられた第2係合体
(第2係合部)130を主要構成としている。
【0016】ロッド110は硬質材料からなる丸棒で構
成されており、その直径は循環具10における雌フレー
ム20の循環復路24の内径よりも若干小さい。ロッド
110の基部には小径部111が形成されており、この
小径部111に第1係合体120が嵌着されている。
【0017】第1係合体120はゴム等の弾性体で形成
されており、筒状をなしている。第1係合体120の内
径はロッド110の小径部111の外径とほぼ同径をな
している。第1係合体120の外径は上記循環復路24
の内径よりも若干大径になっていて、第1係合体120
は弾性変形することによって循環復路24の中に圧入嵌
合することができるようになっている。
【0018】第2係合体130はポリプロピレン等の樹
脂板で形成されており、中央部131から4枚の羽根1
32が放射状に延び、十字形をなしている。第2係合体
130は、その中央部131をロッド110の先端面に
突き当て、各羽根132をロッド110の径方向外方へ
延ばした状態にして、ねじ141及びワッシャ142に
よってロッド110に固定されている。図3に示すよう
に、各羽根132の裏面(ロッド110に近い方の面)に
は、ロッド110の外周面よりも外側に位置する部位
に、あり溝133が形成されている。
【0019】各羽根132はこのあり溝133を屈曲点
としてロッド110の基部側に接近する方向にだけ折り
畳み可能になっている。尚、羽根132をあり溝133
の所から折り畳んでも、手を離すと羽根132は弾性に
よって広げた状態に復元する。第2係合体130は、羽
根132を広げた状態ではロッド110の径方向に沿う
寸法が浴槽1の取付孔3の内径よりも大きくなり、羽根
132を折り畳んだ状態ではロッド110の径方向に沿
う寸法が循環具10における雄フレーム30のねじ孔
(貫通孔)33の内径よりも小さくなる。
【0020】次に、上記工具100の使用方法を図4及
び図5を参照して説明する。尚、この循環具10の雌フ
レーム20におけるフランジ部29の表面はゴム等から
なるシール材29aによって被覆されている。初めに、
循環具10の雌フレーム20に上記工具100を装着す
る。即ち、雌フレーム20の循環復路24に工具100
の第1係合体120を圧入して嵌合する。
【0021】次に、上記雌フレーム20を持って作業者
は浴槽1の外側に回り、工具100の第2係合体130
の各羽根132をあり溝133の所から折り畳み、浴槽
1の取付孔3に挿通して、図4に示すように、第2係合
体130及びロッド110の先部を浴槽1の内側に突き
出す。尚、この時の羽根132の折り畳みかげんは取付
孔3の内径よりも小さくすればよく、極小にする必要は
ない。又、羽根132を手で折り畳んでもよいし、ある
いは、羽根132に手を触れることなく羽根132を取
付孔3に押し込むことによりすぼめてもよい。
【0022】取付孔3を通過すると、上記羽根132は
弾性により再び広がり、第2係合体130のロッド11
0の径方向に沿う長さが取付孔3よりも大きくなる。し
かも、羽根132はワッシャ142側には折り曲がらな
いので、羽根132を浴槽1の壁部2に引っ掛けること
ができる。工具100の羽根132を浴槽1に引っ掛け
ることにより、浴槽1の外側において雌フレーム20を
支持しなくても(即ち、雌フレーム20から手を離して
も)、雌フレーム20は落下することがない。
【0023】次に、作業者は浴槽1の内側に回って、取
付孔3を貫通したロッド110を持って手前に引き寄
せ、雌フレーム20のフランジ部29を浴槽1の壁部2
の外面に当接させて位置決めする。次に、羽根132を
再度折り畳んで、羽根132及びロッド110の先部
を、浴槽1の内側に用意しておいたパッキン40と雄フ
レーム30に挿通する。この時の羽根132の折り畳み
かげんは、雄フレーム30のねじ孔33を挿通させる必
要があるので、ほぼ極小の状態(図4において二点鎖線
で示す状態)にする。雌フレーム30を挿通すると、羽
根132は再度広がる。図5はこの状態を示している。
【0024】この後、片手でロッド110を持ち、もう
一方の手で雄フレーム30を持って、雄フレーム30の
ねじ孔33を雌フレーム20の雄ねじ28にねじ込んで
いく。そして、雌フレーム20のフランジ部29と雄フ
レーム30のフランジ部32によって浴槽1の壁部2を
挟持することにより、雌フレーム20と雄フレーム30
を浴槽1に固定する。尚、羽根132を雄フレーム30
のねじ孔33に通した後、羽根132を広げずに折り畳
んだ状態のままロッド110の先部と一緒につかんで、
雄フレーム30を雌フレーム20に螺合させるようにし
てもよい。
【0025】次に、ロッド110を持って工具100を
浴槽1の内側に引っ張り、工具100の第1係合体12
0を雌フレーム20の循環復路24から引き抜き、工具
100を取り外す。この後、雄フレーム30に吹き出し
筒50を取り付け、フィルターカバー60を取り付け
て、循環具10の取り付けが完了する。以上説明したよ
うに、この工具100を用いると、作業者は一人で、循
環具10を浴槽1に簡単に取り付けることができる。
尚、上述実施例においては、工具100における第2係
合体130の羽根132を4枚としたが、羽根枚数につ
いては3枚あるいは5枚等、適宜設計変更が可能であ
る。
【0026】図6から図11はそれぞれ工具100の他
の実施例を示すものである。以下、図面に基づいて順次
説明する。尚、これら他の実施例の工具100を用いて
も、作業者は一人で循環具10を取り付けることができ
る。
【0027】図6は上述第1実施例における第1係合体
120の変形例である。図6(A)は第1係合体120の
外周面に2本の環状突起121を設けたものである。環
状突起121の外径は雌フレーム20における循環復路
24の内径よりも若干大きく、環状突起121を除く他
の部分の外径は循環復路24の内径よりも若干小さくな
っている。図6(B)は第1係合体120の断面形状が真
円形でなく、四つ葉のクローバ形をなすものである。こ
の第1係合体120の場合も最大外径が循環復路24の
内径よりも若干大きくなっている。
【0028】図7は、ロッド110の基部外周面に雄ね
じ112を設け、この雄ねじ112を工具100におけ
る第1係合部としたものである。この場合には、循環具
10における雌フレーム20の内筒21の内周面に、上
記雄ねじ112が螺合する雌ねじ21aを形成してお
く。
【0029】図8は、ロッド110の基部にその径方向
に突出するピン113を固定し、このピン113を工具
100における第1係合部としたものである。この場合
には、循環具10における雌フレーム20の内筒21の
先部に、鉤形の係合溝21bを設け、この係合溝21b
に上記ピン113を引っ掛けることができるようにす
る。又、この場合には、内筒21の外周面に雄ねじ28
を設けず、雄フレーム30のねじ孔33をねじ山のない
単なる貫通孔にして、これらの代わりに、雄フレーム3
0のコア部31の外周面に雄ねじを設け、雌フレーム2
0の外筒22の内周面にコア部31が螺合する雌ねじを
設けて、コア部31を外筒22に螺合することにより雌
フレーム20と雄フレーム30を螺着する。
【0030】図9は第2係合体130の他の実施例であ
る。この第2係合体130はゴム等の軟質材料で形成さ
れており、円盤状の係止板134と、係止板134の裏
面中央に設けられた筒部135とから構成されている。
係止板134の直径は浴槽1の取付孔3の内径よりも大
きい。この係止板134はその弾性に抗してロッド11
0の基部側に傘を畳むようにすぼめることができ、すぼ
めると係止板134は循環具10における雄フレーム3
0のねじ孔33を挿通することができる大きさになる。
ロッド110の先部には複数の環状突起114が形成さ
れており、この環状突起114を第2係合体130の筒
部135内に圧入することにより、ロッド110が第2
係合体130に連結される。
【0031】図10は第2係合体130の更に別の実施
例である。この第2係合体130は硬質材料からなる板
棒で構成されており、その長手方向のほぼ中央で屈曲す
る略くの字形をなしている。第2係合体130はその屈
曲部136をロッド110の先端に回動自在に支持され
ている。即ち、ロッド110の先部にはスリット115
が形成されていて、このスリット115の中に第2係合
体130の屈曲部136が挿入されている。そして、ビ
ス143、スリーブ144、及びナット145によって
第2係合体130はロッド110に回動自在に取り付け
られている。
【0032】この第2係合体130の場合、浴槽1の取
付孔3あるいは循環具1における雄フレーム30のねじ
孔33に挿通させる時には、図11(A)に示すように、
ロッド110と第2係合体130をほぼ直線状にして用
いる。このようにすると、図中L1寸法が循環具1にお
ける雄フレーム30のねじ孔33の内径よりも小さくな
る。又、第2係合体130を浴槽1の壁部2に引っ掛け
る時には、図11(B)に示すように、ロッド110と第
2係合体130を交差させるようにして用いる。このよ
うにすると、図中L2寸法が浴槽1の取付孔3の内径よ
りも大きくなる。尚、この実施例においては第2係合体
130をくの字形にしているが、曲がりのない直線状に
してもよい。
【0033】この考案は上述実施例に制約されず種々の
態様が採用可能である。例えば、第1係合部は、循環具
における雌フレームの内筒に着脱可能にできさえすれ
ば、上述各実施例と異なる構造のものであっても構わな
い。第2係合部についても、ロッドの径方向に沿う長さ
を選択的に変えることができ、浴槽の取付孔の内径より
も大きくしたり、循環具における雄フレームの貫通孔内
径よりも小さくしたりすることができれば、上述各実施
例と異なる構造のものであっても構わない。
【0034】又、浴槽に装着すべき循環具の構造につい
ても、上述実施例のものに限るものではない。例えば、
上述循環具の場合とは湯路が逆になっていて、雌フレー
ムの内筒の内部が湯の循環往路になっていて、雌フレー
ムの内筒と外筒の間が湯の循環復路になっていてもよ
い。
【0035】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、この循環具取り付け用工具を用いることにより、浴
槽への循環具の取り付け作業を一人の作業者によって簡
単に行うことができるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案における第1実施例の循環具取り付け
用工具の組み立て斜視図である。
【図2】第1実施例の循環具取り付け用工具の分解斜視
図である。
【図3】第1実施例の循環具取り付け用工具における第
2係合体の部分断面図である。
【図4】第1実施例の循環具取り付け用工具を用いて浴
槽に循環具を取り付ける時の、途中第1段階を示す断面
図である。
【図5】第1実施例の循環具取り付け用工具を用いて浴
槽に循環具を取り付ける時の、途中第2段階を示す断面
図である。
【図6】(A)(B)はともに第1実施例における第1係合
体の変形例を示すものである。
【図7】他の実施例における第1係合部と循環具の雌フ
レームとの係合状態を示す断面図である。
【図8】更に他の実施例における第1係合部と循環具に
おける雌フレームの内筒との外観斜視図である。
【図9】他の実施例における第2係合部とロッドとの分
解斜視図である。
【図10】更に他の実施例における第2係合部とロッド
との分解斜視図である。
【図11】図10態様の第2係合部を有する循環具取り
付け用工具の用い方を示す正面図であり、(A)は第2係
合部のロッド径方向に沿う長さを縮めた状態を示し、
(B)は同長さを伸ばした状態を示すものである。
【図12】循環具の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 壁部 3 取付孔 10 循環具 20 雌フレーム 21 内筒 21a 雌ねじ 21b 係合溝 22 外筒 24 循環復路 26 循環往路 28 雄ねじ 30 雄フレーム 31 コア部 32 フランジ部 33 ねじ孔(貫通孔) 34 湯路 100 循環具取り付け用工具 110 ロッド 112 雄ねじ(第1係合部) 113 ピン(第1係合部) 120 第1係合体(第1係合部) 130 第2係合体(第2係合部) 132 羽根 134 係止板 136 屈曲部(中央部)

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の壁部に貫通固定される循環具が相
    互にねじ結合される雌フレームと雄フレームとを具備
    し、雌フレームは内筒と外筒からなる二重管構造をな
    し、この内筒の内部が湯の循環往路と循環復路のいずれ
    か一方になり、内筒と外筒の間が循環往路と循環復路の
    残る他方になっていて、雄フレームは、上記雌フレーム
    の内筒と外筒の間に挿入されるコア部と、コア部の先部
    に設けられ浴槽の内壁面に圧接されるフランジ部と、コ
    ア部に設けられ上記雌フレームの内筒を挿入せしめる貫
    通孔と、コア部に貫通して設けられ雌フレームの内筒と
    外筒の間の通路に連なる湯路とを有しており、上記雌フ
    レームを浴槽の外側に配し、上記雄フレームのコア部を
    浴槽の内側から浴槽壁部の取付孔に通し、雌フレームと
    雄フレームを螺合して雄フレームのフランジ部と雌フレ
    ームとで浴槽の壁部を挟持させる際に用いる循環具取り
    付け用工具において、(イ)上記循環具における雄フレー
    ムの貫通孔を挿通可能なロッドと、(ロ)上記ロッドの基
    部に設けられ、上記循環具における雌フレームの内筒に
    着脱可能な第1係合部と、(ハ)上記ロッドの先部に設け
    られ、ロッドの径方向に沿う長さを伸縮できるようにな
    っていて、伸ばした時の長さは上記浴槽の取付孔の内径
    よりも大きくなり、縮めた時の長さは上記雄フレームの
    貫通孔の内径よりも小さくなる第2係合部、とを具備す
    ることを特徴とする循環具取り付け用工具。
  2. 【請求項2】 上記第1係合部が弾性体で構成され、こ
    の第1係合部が上記循環具における雌フレームの内筒に
    嵌入離脱可能にされていることを特徴とする請求項1記
    載の循環具取り付け用工具。
  3. 【請求項3】 上記第1係合部がロッドの基部外周面に
    形成された雄ねじから構成され、この第1係合部が、上
    記循環具における雌フレームの内筒に設けた雌ねじに螺
    合可能にされていることを特徴とする請求項1記載の循
    環具取り付け用工具。
  4. 【請求項4】 上記第1係合部がロッドの基部外周面か
    ら径方向に突出するピンで構成され、この第1係合部
    が、上記循環具における雌フレームの内筒に形成した係
    合溝に係合離脱可能にされていることを特徴とする請求
    項1記載の循環具取り付け用工具。
  5. 【請求項5】 上記第2係合部がロッドの径方向外方へ
    延びる複数の羽根を有しており、この羽根がロッドの近
    傍において屈曲可能にされていることを特徴とする請求
    項1から請求項4のいずれかに記載の循環具取り付け用
    工具。
  6. 【請求項6】 上記第2係合部が軟質材料で形成されて
    いて円盤状をなし、その中心がロッドの中心軸にほぼ一
    致して配されていることを特徴とする請求項1から請求
    項4のいずれかに記載の循環具取り付け用工具。
  7. 【請求項7】 上記第2係合部が棒状体から構成され、
    この棒状体がそのほぼ中央部をロッドの先部に支持さ
    れ、ロッドの中心軸を含む平面上を回動可能にされてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載の循環具取り付け用工具。
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